JP3834909B2 - 車両用動力付窓開閉装置 - Google Patents

車両用動力付窓開閉装置 Download PDF

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    • H01H3/141Cushion or mat switches
    • H01H3/142Cushion or mat switches of the elongated strip type

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の動力付窓開閉装置(パワーウインドウ)に関するもので、挟み込み防止機構を有するパワーウインドウに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
挟み込み防止機構を有するパワーウインドウの構造としては、例えば実開昭64−53389号公報に記載の考案がある。この考案は、外力を感知する感圧チューブセンサ等の感知手段を窓枠の室内側周縁に沿って配設し、窓ガラスと窓枠との間の異物挟み込みによる外力を、この感知手段により検出して窓ガラスを昇降させる駆動モータを停止させるものである。
【0003】
従来の感知手段として、例えば特開平6−260054号公報に示すように、所定の空隙を有して対向する導電性ゴムからなる帯状電極を形成するとともに、両帯状電極の長手方向と直交する幅方向両端に絶縁ゴムからなる弾性部位材を配設したものが知られている。そして、両帯状電極間に所定の電圧を印加し、両帯状電極間の導通状態により外力を感知するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発明者等は、挟み込み防止機構を有するパワーウインドウを試作し、その作動を確認を行っていたところ、窓開口の周縁を覆うサイドバイザーを装着した車両では、窓ガラスとサイドバイザーとの間に異物が挟み込まれても窓ガラスの昇降が停止しないといった不具合が発生することを発見した。そこで、発明者等は、その不具合の原因を究明すべく引き続き試験検討を行ったところ、以下の点が明らかになった。
【0005】
すなわち、図32は異物が挟み込まれた状態を示しており、この図からも明らかなように、異物7は、窓ガラス2の先端部2a、サイドバイザー5の先端部5a、および窓ガラス2と窓枠(車両ボディ)3との隙間を密閉するウェザストリップ8に接触する。そして、感知手段4に作用する外力Fは、ウェザストリップ8と異物7との接点を作用点fとして作用するので、サイドバイザー5の外形寸法のうち窓ガラス2の開閉方向の寸法hが大きくなるほど作用点fは車室内側に移動していく。
【0006】
したがって、寸法hが所定寸法を越えると、作用点fが感知手段4が感知し得る(両帯状電極間が導通状態になり得る)範囲外に位置してしまう。このために、感知手段4が外力を感知することができず、上記不具合が発生する。
さらに、サイドバイザー5の先端部5aが、感知手段4の組付け位置より窓ガラス2の閉方向側に位置しているため、特に、車室外上方から車室内へ向けて異物7が挿入された場合(図32の2点鎖線)には、異物7は感知手段4に接触する前に窓ガラス2とサイドバイザー5と間に挟み込まれてしまうので、この場合も上記不具合が発生する。
【0007】
一方、サイドバイザー5を装着していない車両では、異物7は窓ガラス2と窓枠3との間のみで挟み込まれるので、先に述べたことを原因とする上記不具合は発生しない。
以上に述べたように、サイドバイザー5の有無によって異物7の挟み込み発生状況は大きく異なっていることが発明者等の検討により明らかになった。
【0008】
本発明は、上記点に鑑み、サイドバイザーを装着した窓においても、挟み込み防止機構を確実に作動させるパワーウインドウを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、異物の挟み込みにおいては、異物は、少なくともサイドバイザー(5)先端部と窓体(2)の先端部との両者に接触することに着目してなされたものであり、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜7に記載の発明では、感知手段(4)が窓体(2)の全閉状態における該窓体(2)の上端より上方で窓枠(3)に沿って設けられており、感知手段(4)によって感知されるサイドバイザー(5)に作用する外力が、所定値を越えたときに窓体(2)の閉方向への移動を中止する閉移動中止手段(1、6)を備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、感知手段(4)はサイドバイザー(5)に作用する外力を感知することにより異物の挟み込みを検出するので、窓体(2)とサイドバイザー(5)との間に異物が挟み込まれても窓体(2)の昇降が停止しないといった不具合を防止することができる。
請求項2に記載の発明では、感知手段(4)は、サイドバイザー(5)と窓枠(3)との結合部位(B)に配設されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、サイドバイザー(5)に作用する外力の作用線と感知手段(4)との交点部位が外力を感知することがでいない不感帯であっても、後述するように、外力の作用線と窓枠(3)との交点部位近傍からの反作用により外力を感知することができるので、確実に外力を感知することができる。
なお、請求項3に記載のごとく、結合部位(B)を上方側から覆うカバー部材(52)内に感知手段(4)を配設してもよい。
【0012】
また、感知手段(4)として、請求項4に記載の発明のごとく、一対の導電部材(401、402)を保持する保持部材(403)と、一対の導電部材(401、402)に対して相対変位する変位部材(404)とから構成してもよい。また、請求項5に記載のごとく、変位部材(404)が、窓体(2)の開閉方向と交差する方向に変位することを規制する変位規制手段(3、405)を設けてもよい。
【0013】
また、感知手段(4)として、請求項6に記載の発明のごとく、一対の導電部材(422、423)を保持して空隙(424)を形成する絶縁保持部材(421)を多孔質弾性材から構成してもよい。このとき、多孔質弾性材として、請求項7に記載の発明のごとく、ポリウレタンまたはポリエチレンとすることが望ましい。
【0014】
また、請求項8に記載の発明のごとく、感知手段(4)により感知される外力が所定値を越え、かつ、窓体駆動手段(1)の駆動負荷を検出する負荷検出手段(1a)によって検出される検出値が所定値を越えたときに、前記窓体(2)の閉方向への移動を中止するようにしてもよい。
また、請求項9に記載の発明のごとく、サイドバイサ(5)に作用する外力を感知する第1感知手段(4)、および窓枠(3)に作用する外力を感知する第2感知手段(470)のうち、少なくとも一方より感知される外力が所定値を越え、かつ、窓体駆動手段(1)の駆動負荷を検出する負荷検出手段(1a)によって検出される検出値が所定値を越えたときに、窓体(2)の閉方向への移動を中止するようにしてもよい。なお、このとき、請求項10に記載の発明のごとく、第2感知手段(470)をウェザストリップ(8)内に配設してもよい。
【0017】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る動力付窓開閉装置(パワーウインドウ)を有する車両ドアを示す車両の側面図であり、図2は、窓枠と窓ガラスとの間に異物が挟み込まれた場合に窓ガラスの閉作動を停止する挟み込み防止機構を有するパワーウインドウの全体構成を示す概略図である。
【0019】
図2中、1は窓開口3aを開閉する窓ガラス(窓体)2を昇降駆動させる駆動モータ(窓体駆動手段)であり、3は窓開口3aを区画する窓枠である。この窓枠3の室外側の周縁には、窓開口3aの周縁を覆う樹脂製のサイドバイザー(サイドバイザー本体部)5が後述する弾性部材9を介して装着されている。このサイドバイザー5のうち窓枠3とサイドバイザー5との結合部位Bには、図1、3に示すように、サイドバイザー5に作用する外力を感知する1本のコードスイッチ(感知手段)4が窓枠3の前辺部3bから上辺部3cに渡って配設されている。
【0020】
図4は、図3のB部拡大図であり、窓枠3とサイドバイザー5との間には、両者3、5の凹凸を吸収する弾性材料からなる弾性部材9が接着剤等により両者3、5に組付けられている。そして、サイドバイザー5のうち弾性部材9と接触する部位には、コードスイッチ4を装着するための凹部51が、窓枠3の前辺部3bから上辺部3cに相当する部位に渡って形成されている。
【0021】
次に、コードスイッチ4について述べる。
図5の(a)は本実施形態に係るコードスイッチ4の断面を示しており、図5の(b)は(a)のC−O1 −C断面を示している。図5中、41は樹脂等の絶縁材料からなる弾性変形可能な被覆チューブであり、この被覆チューブ41内には、その長手方向に延びる弾性変形可能な3本の第1〜3導電部材42〜44が配置されている。これらの導電部材42〜44の断面形状は円形として互いに略等しく、本実施形態では、各導電部材42〜44の線径は約0.5〜1.0mm程度である。そして、一の導電部材が他の2つの導電部材に面するようにして各導電部材42〜44は三角形状をなして配置されている。
【0022】
因みに、各導電部材42〜44材質は、ステンレスやリン青銅等の疲労限界の高い金属にて形成されている。また、第2、3導電部材43、44には、各導電部材42〜44間に絶縁空隙45、46を形成する複数個の絶縁部材47、48が、両導電部材43、44の円周側面の一部を覆うようにして固着されている。さらに、これらの第1、2絶縁部材47、48は、図5(c)に示すように、被覆チューブ41の長手方向に所定間隔Lを有するとともに、互いに一方の絶縁部材が、他方の絶縁部材のうち隣り合う絶縁部材間に位置するように配置されている。
【0023】
また、絶縁部材47、48は樹脂にて形成されており、絶縁部材47、48の反固着面(絶縁部材47では第1、3導電部材42、44と面する面、絶縁部材48では第1、2導電部材42、43と面する面)47a、48aは、これと面する導電部材と摺動可能に接触している。つまり、各導電部材42〜44は互いに摺動可能状態となっている。
【0024】
また、各導電部材42〜44の長手方向端部それぞれには、配線42a〜44aが各々接続されており、これらの配線42a〜44aは、図1に示すように制御装置6接続されるとともに、第1導電部材42と第2導電部材43との間、および第1導電部材42と第3導電部材44との間には所定の電圧が印加されている。
【0025】
そして、例えば図5(b)に示すように、第1導電部材42が撓むと、第1導電部材42が第2導電部材43もしくは第3導電部材44、または第2、3導電部材43、44の両者と接触する(図5の(b)の破線部を参照)ので、第1導電部材42と第2導電部材43との間、もしくは第1導電部材42と第3導電部材44との間が通電状態となる。これにより、制御装置6は、窓枠3と窓ガラス2との間に異物が挟み込まれたものと判定し、駆動モータ1に向けて窓ガラス2の開閉作動を停止する信号6aを発する。
【0026】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
サイドバイザー5を有する車両ドアにおいて異物が挟み込まれた場合、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、異物はサイドバイザー5と窓ガラス2とに接触して挟み込まれる。すなわち、サイドバイザー5を有する車両ドアの異物の挟み込みにおいては、異物は、少なくともサイドバイザー5の先端部5aと窓ガラス2の先端部2aとの両者に接触する(図32参照)。
【0027】
したがって、本実施形態によれば、コードスイッチ4はサイドバイザー5に作用する外力を感知することにより異物の挟み込みを検出するので、窓ガラス2とサイドバイザー5との間に異物が挟み込まれても窓ガラス2の昇降が停止しないといった不具合を防止することができる。
ところで、サイドバイザー5に作用する外力に対する反作用は、サイドバイザー5に作用する外力の作用線と窓枠3との交点部位のみならず、その交点部位近傍にも発生する。したがって、コードスイッチ4は窓枠3とサイドバイザー5との結合部位Bに配設されているので、例えばサイドバイザー5の特定部位に外力が作用した場合でも、これに対応するコードスイッチ4の特定部位のみに外力が作用するといったことがない。
【0028】
このため、そのコードスイッチ4の特定部位が絶縁部材47、48の直上部位のように外力を受けても各導電部材42〜44が撓まない(通電可能状態とならない)不感帯であっても、その絶縁部材47、48近傍の各導電部材42〜44が窓枠3からの反作用を受けて撓むので、通電可能状態となる。したがって、サイドバイザー5に作用する外力の作用部位によらず、確実に外力を感知することができる。
【0029】
ところで、異物の挟み込みが発生したときは、上述のごとく、異物はサイドバイザー5の先端部5aに接触するので、コードスイッチ4をサイドバイザー5の先端部5aに配設しても本発明を実施することができる。
しかし、サイドバイザー5の先端部5aは、異物の挟み込みとは無関係に乗降者等が接触し易い部位なので、コードスイッチ4の被覆チューブ41が乗降者等に接触してしまう。このため、サイドバイザー5の先端部5aにコードスイッチ4を配設するにあたっては、被覆チューブ41の耐摩耗性について十分考慮する必要がある。
【0030】
これに対して、本実施形態によれば、コードスイッチ4は、窓枠3とサイドバイザー5との結合部位Bに配設されているので、乗降者等が被覆チューブ41に接触することがないので、被覆チューブ41の耐磨耗性を考慮する必要がない。したがって、コードスイッチ4の耐久性が向上し、延いては、挟み込み防止機構を有するパワーウインドウの耐久性も向上する。
【0031】
ところで、本実施形態に使用されるコードスイッチは、上記のものに限られるものではなく、特開平6−260054号公報に記載のコードスイッチ4’(図6参照)を使用してもよい。
また、サイドバイザー5と窓枠3との間に弾性部材9を介在させたが、弾性部材9を廃止してもよい。
【0032】
(第2実施形態)
本実施形態は、図7に示すように、サイドバイザー5を絶縁性樹脂で成形するとともに、コードスイッチ4の絶縁部材47、48をサイドバイザー5に一体成形し、かつ、被覆チューブ41を廃止したものである。
これにより、部品点数の低減を図ることができるので、挟み込み防止機構を有するパワーウインドウの製造原価低減を図ることができる。
【0033】
(第3実施形態)
図8は本実施形態に係るコードスイッチ400を示している。401、402は、窓枠3に沿って延びるとともに、所定の空隙を有して対向配設された第1、2導電部材であり、これら両導電部材401、402は、窓枠3に結合した樹脂製の保持部材403によって保持されている。
【0034】
なお、本実施形態では、両導電部材401、402は、保持部材403に対して両導電部材401、402の長手方向に対して変位(摺動)可能であり、また、両導電部材401、402は円形断面を有しており、その材質はステンレスまたはリン青銅である。
また、404は、保持部材403および両導電部材401、402に対して相対変位することができる樹脂製の変位部材であり、この変位部材404には、両導電部材401、402が貫通する貫通穴405が形成されている。そして、保持部材403および変位部材404は、窓枠3の形状に沿って交互に並んでいる(図16参照)。
【0035】
なお、貫通穴405のうち第2導電部材402側には、窓ガラス2の閉方向側に向けて突出する三角状の突起部404aが形成されており、一方、第1導電部材401側は、凹凸のない平坦な形状となっている。
そして、保持部材403は窓枠3に結合し、変位部材404はサイドバイザー5の結合部位Bに結合している。これにより、サイドバイザー5は、変位部材404、両導電部材401、402および保持部材403を介して窓枠3に固定(保持)されていることとなる。
【0036】
また、貫通穴405の断面形状は、図9に示すように、長径方向が窓ガラス2の開閉(移動)方向と一致し、かつ、その短径が両導電部材401、402の直径と略一致するように長穴(長円)形状となっており、この貫通穴405の長穴形状と2本の導電部材401、402と窓枠3とによって、変位部材404が窓ガラス2の開閉と交差する方向に変位することを規制する変位規制手段を構成している。
【0037】
なお、406はコードスイッチ400内に雨水や異物等が進入することを防止するゴム等の弾性材料製のシール部材である。
次に、コードスイッチ400の作動および特徴を説明する。
図8、9はサイドバイザー5に外力Fが作用していない状態(異物挟み込みが発生していない状態)を示しており、サイドバイザー5に外力Fが作用すると、図10、11に示すように、サイドバイザー5が窓ガラス2の閉方向(上方向)に移動するため、これに連動して変位部材404が上方向に移動する。
【0038】
このとき、突起部404aを介して外力が第2導電部材402に集中的に作用し、第2導電部材402が撓んで第1導電部材401に接触することにより外力Fが検出される。
本実施形態に係るコードスイッチ400よれば、貫通穴405の長穴形状等によって変位部材404が窓ガラス2の開閉方向と交差する方向に変位することを規制されているので、風等の窓ガラス2の開閉方向と交差する方向の外力を誤って検出することなく、異物挟み込みに伴う外力Fを検出することができる。
【0039】
また、両導電部材401、402は、保持部材403に対して両導電部材401、402の長手方向に対して変位可能となっているので、コードスイッチ400が窓枠3の屈曲部3d(図2参照)に配設された場合であっも、両導電部材401、402の曲率半径の相違を吸収することができる。したがって、屈曲部3dにおいて、外力Fが作用していないのに両導電部材401、402接触してしまうという不具合を防止することができる。
【0040】
ところで、制御装置6は、両導電部材401、402が接触して外力Fを検出した時に信号6aを発するが、駆動モータ1の慣性モーメント(イナーシャ)および窓ガラス2の慣性力等により、窓ガラス2は、外力Fの検出後に遅れて停止ないし反転する(以下、この現象を時間遅れと呼ぶ。)。
このため、外力Fを検出して信号6aを発しても、窓ガラス2が停止ないし反転するまで異物挟み込みが進行してしまう。
【0041】
ここで、例えば、図6に示すようなコードスイッチ4’では、両導電部材が接触した後はコードスイッチ4’剛性が高まるため、図12の一点鎖線で示されるように、発生する外力が急激に大きくなる。
これに対して、本実施形態に係るコードスイッチ400によれば、第2導電部材402が第1導電部材401に接触した後も、両導電部材401、402が変位(変形)することができるので、時間遅れ間に外力Fが過度に大きくなることを防止することができる(図12の実線)。
【0042】
なお、本実施形態では、保持部材403を窓枠3に結合し、変位部材404をサイドバイザー5の結合部位Bに結合させていたが、保持部材403をサイドバイザー5の結合部位Bに結合し、変位部材404を窓枠3に結合してもよい。
(第4実施形態)
第3実施形態では、両導電部材401、402、保持部材403および変位部材404等からなるコードスイッチ400全体をシール部材406で覆うように配設したが、図13、14に示すように、保持部材403および変位部材404の接触部位のみにシール部材406を配設したものである。因みに、図13、14は外力Fが作用した状態を示している。
【0043】
なお、本実施形態では、サイドバイザー5のうち上方側には、雨水等が直接コードスイッチ410に進入することを防止するカバー部5bがサイドバイザー5とともに一体成形されている。
(第5実施形態)
第4実施形態では、カバー部5bをサイドバイザー5とともに一体成形したが、本実施形態では、図15に示すように、サイドバイザー5を上下方向(窓ガラス2の開閉方向)に摺動可能に保持するとともに、U字状に折り返した断面形状を有してサイドバイザー5の結合部位Bを上方側から挟み込むように覆うカバー部材52をサイドバイザー5と別体に設けたものである。因みに、このカバー部材52の内壁は、サイドバイザー5を上下方向のみに摺動可能とする変位規制手段(案内壁)を兼ねている。
【0044】
なお、本実施形態では、コードスイッチ410はカバー部材52に配設されており、その保持部材403はカバー部材52の内壁に結合している。
ところで、突起部404aは、全ての変位部材404に設ける必要はなく、異物挟み込みによって発生する外力Fが大きくなる窓枠3の部位においては、図16に示すように、突起部404aを廃止してもよい。
【0045】
因みに、突起部404aを廃止すると、第2導電部材402に対して外力Fが等分布的に作用するため、突起部404aを設けた場合に比べて、両導電部材401、402を接触させるに必要な外力Fが大きくなる。
またさらに、変位部材404のうち両導電部材401、402の長手方向と平行な部位の寸法L1 、L2 を窓枠3の部位に応じて変化させてもよい。なお、本実施形態では、上辺部3cの寸法L1 を前辺部3bの寸法L2 より小さくしている。
【0046】
(第6実施形態)
本実施形態は、コードスイッチ420を、図17に示すように、カバー部材52内のうち折り返し部52aに配設したものである。なお、52bはサイドバイザー5の最大変位を規制するストッパであり、52cはカバー部材52を窓枠3に結合する接着テープである。
【0047】
そして、本実施形態に係るコードスイッチ420は、図18に示すように、長手方向と直交する断面が、凹字状に形成されたポリウレタンまたはポリエチレン等の多孔質弾性材製の絶縁保持部材421と、この絶縁保持部材421の内壁底部に熱固着された第1導電部材422と、絶縁保持部材421の開口部に熱固着された第2導電部材423とから構成されている。
【0048】
ここで、熱固着とは、加熱された両導電部材422、423を絶縁保持部材421に配設し、その際の熱により両導電部材422、423と絶縁保持部材421と溶着させるものである。因みに、両導電部材422、423間に形成された空隙424は、第1導電部材422の熱固着時の熱により絶縁保持部材421を溶かして形成したものである。
【0049】
なお、図19は、サイドバイザー5に外力が作用している状態(異物挟み込みが発生している状態)を示しており、外力Fが作用すると、サイドバイザー5は折り返し部52aに向かって変位するので、絶縁保持部材421が変形して両導電部材422、423が接触する。
ところで、本実施形態は、図20、21に示すように、絶縁保持部材421とカバー部材52とを一体化してもよい。因みに、図20はサイドバイザー5に外力が作用していない状態を示し、図21はサイドバイザー5に外力が作用している状態を示している。
【0050】
また、ストッパ52bは、図22に示すように、カバー部材52の開口部側端部に形成してもよい。
また、図23の(a)に示すように、サイドバイザー5に外力が作用していない状態では両導電部材422、423が接触し、一方、サイドバイザー5に外力が作用している状態では、図23の(b)両導電部材422、423が非接触となるようにコードスイッチ420を作動させてもよい。なお、52dは、サイドバイザー5に外力が作用していないときに、コードスイッチ420を押圧して両導電部材422、423を接触させる弾性力を発生させるゴムやばね等の弾性部材である。
【0051】
また、図19〜23において、板バネ等の弾性部材によってサイドバイザー5と窓枠3との間を橋渡してもよい。これにより、車両振動等の外乱によるサイドバイザー5のガタツキを防止することができるので、コードスイッチの誤作動(実際に異物挟み込みが発生していないのに、異物挟み込みが発生しているものとして信号を発すること)を防止することができる。
【0052】
(第7実施形態)
本実施形態は、図24に示すように、コードスイッチ420をサイドバイザー5の先端部5aに配設したものである。
なお、コードスイッチは、第5、6実施形態に係るコードスイッチ420に限定されるものではなく、第1〜4実施形態に係るコードスイッチのいずれかでもよく、また、以下の実施形態で述べるコードスイッチを用いてもよい。
【0053】
(第8実施形態)
コードスイッチ430は、図25に示すように、空隙431および両導電部材432、433をサイドバイザー5の先端部5a内に配設するとともに、異物に接触する先端側を覆う覆い部434を配設したものである。なお、覆い部434は、ポリウレタンやポリエチレン等の多孔質弾性材製である。
【0054】
(第9実施形態)
コードスイッチ450は、図26に示すように、第1実施形態におけるコードスイッチ4の第1導電部材42を平板状の導電部材455としたものである。
なお、本実施形態に係るコードスイッチ450を窓枠3またはサイドバイザー5の先端部5aに配置する場合は、第2、3導電部材43、44側を外力Fが作用する側(窓ガラス2の開方向側)に向けて配置することが望ましい。
【0055】
ところで、第1実施形態のごとく、各導電部材42〜44が三角形状をなすように配置されていると、例えば第1導電部材42に第2、3導電部材43、44の中心O2 、O3 を結ぶ直線方向と直角な方向から外力Fが作用した場合に被覆チューブ41の剛性が低いと、被覆チューブ41内で第1導電部材42は撓まないで、第2、3導電部材43、44の間に割り込むように移動してしまう。したがって、外力Fが作用しても第1導電部材42と第2、3導電部材43、44とが接触しないので、外力Fを感知することができない。
【0056】
これに対して、本実施形態によれば、第1導電部材455が平板状に形成されているので、第1導電部材455が第2、3導電部材43、44の間に割り込むように移動するといったことが発生しない。したがって、外力Fを確実に感知することができる。
(第10実施形態)
図27は、本実施形態に係るコードスイッチ460をサイドバイザー5の先端部5aに配設した状態を示しており、両導電部材461、462は、感知範囲を大きくすべく、窓ガラス2の開方向に向けて凸となるように屈曲して形成されている。そして、両導電部材461、462は、ポリウレタンやポリエチレン等の多孔質弾性材製の絶縁保持部材463によって保持されており、この絶縁保持部材463は、両導電部材461、462を覆う保護カバーも兼ねている。なお、464は空隙である。
【0057】
(第11実施形態)
本実施形態は、コードスイッチ4単体ではなく、挟み込み防止機構を有するパワーウインドウ全体として、誤作動の低減を図ったものである。
すなわち、上述の実施形態に示されたサイドバイザー5に作用する外力を検出するコードスイッチ(第1感知手段)4〜460(以下、第1コードスイッチ4と呼ぶ。)に加えて、図28に示すように、窓枠3に作用する外力を感知するコードスイッチ(第2感知手段)470(以下、第2コードスイッチ470と呼ぶ。)をウェザストリップ8内に配設するとともに、駆動モータ1の駆動負荷を検出する負荷検出手段を設けたものである。
【0058】
なお、負荷検出手段は、図29に示すように、駆動モータ1に設けた回転数センサ1aの検出値と所定値とを比較することによって行い、回転数センサ1aの検出値が所定値を下回ったときに、駆動負荷が所定値を越えたものとみなして、過負荷信号1bをANDゲート61に向けて出力するものである。
また、第1コードスイッチ4が所定値を越える外力を感知したときに発する第1信号4aと、第2コードスイッチ470が所定値を越える外力を感知したときに発する第2信号470aとはORゲート62に入力されており、このORゲート62には、窓閉鎖中信号63aが駆動モータ1を駆動するモータ駆動回路63より入力されている。なお、この窓閉鎖中信号63aは、窓ガラス2が閉じる向きに駆動モータ1が回転しているときに発するように構成されている。
【0059】
また、乗員が窓ガラス2の開閉を指示する操作スイッチ64からの操作信号64aと、ANDゲート61から出力される信号61aとは、コントロール回路65に入力されており、通常、このコントロール回路65は、操作信号64aに従ってモータ駆動回路63を作動させる。そして、ANDゲート61から信号61aが発せられたときには、異物挟み込みが発生したものとみなして、駆動モータ1を反転ないし停止させる。
【0060】
つまり、本実施形態に係るパワーウインドウは、第1コードスイッチ4および第2コードスイッチ470のうち、少なくとも一方により感知される外力が所定値を越え、かつ、駆動モータ1の駆動負荷が所定値を越えたときに、異物挟み込みが発生したものとみなして、窓ガラス2を反転ないし停止させるものである。ところで、本実施形態では、第2コードスイッチ470およびORゲート62を設けたが、両者470、62を廃止して、第1コードスイッチ4からの第1信号4aを直接ANDゲート61に入力させてもよい。
【0061】
また、第2コードスイッチ470をウェザストリップ8の外部に配設して窓枠3に作用する外力を感知するように構成してもよい。
また、本実施形態では、駆動モータ1の回転数を検出することにより駆動負荷を検出したが、駆動モータ1に流れる電流値を検出することにより駆動負荷を検出してもよい。
【0062】
(第12実施形態)
本実施形態は、サイドバイザー5の先端5aに配設するコードスイッチ480として、図30に示すように、ゴム等の弾性変形可能な絶縁部材481内に3本以上(本実施形態では4本)の導電部材482〜485を、互いに所定の空隙486を有して対向配設したものである。
【0063】
また、各導電部材482〜485は、絶縁部材481内に螺旋状に配設された状態で、その一部が絶縁部材481の内壁に埋設されており、一の導電部材(例えば導電部材482)が他の導電部材(例えば483〜485)と異なる電位となるように電圧が印加されている。そして、絶縁部材481が変形し、異なる電位を有する導電部材が接触することによりサイドバイザー5に作用する外力Fを検出するものである。
【0064】
なお、本実施形態に係るコードスイッチ480では、各導電部材482〜485が互いに異なる電位となるように電圧を印加しても外力Fを検出することができる。
また、図31に示すように、サイドバイザー5の先端5aを車室内側に折り曲げ、その折り曲げられた部位(折曲部)5bにコードスイッチ480を配設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の側面図である。
【図2】パワーウインドウの全体構成を示す概略図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3B部拡大図である。
【図5】コードスイッチの構造を示す説明図である。
【図6】第1実施形態に係るコードスイッチの変形例を示す図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る図2のA−A断面に相当する断面図である。
【図8】第3実施形態に係るコードスイッチの断面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】第3実施形態に係るコードスイッチの断面図である。
【図11】図10のA−A断面図である。
【図12】外力と時間との関係を示すグラフである。
【図13】第4実施形態に係るコードスイッチの断面図である。
【図14】図13のA−A断面図である。
【図15】サイドバイザーにカバー部材を組付けた状態を示す断面図である。
【図16】(a)はサイドバイザーにコードスイッチを配設した状態を示す正面図であり、(b)はサイドバイザーに配設されたコードスイッチの拡大断面図である。
【図17】第6実施形態に係るサイドバイザーの断面図である。
【図18】第6実施形態に係るコードスイッチの断面図である。
【図19】第6実施形態に係るサイドバイザーの断面図である。
【図20】第6実施形態に係るサイドバイザーの変形例を示す断面図である。
【図21】第6実施形態に係るサイドバイザーの変形例を示す断面図である。
【図22】第6実施形態に係るサイドバイザーの変形例を示す断面図である。
【図23】第6実施形態に係るサイドバイザーの変形例を示す断面図である。
【図24】第7実施形態に係るサイドバイザーの先端部を示す断面図である。
【図25】第8実施形態に係るサイドバイザーの先端部を示す断面図である。
【図26】第9実施形態に係るコードスイッチの説明図である。
【図27】第10実施形態に係るサイドバイザーの先端部を示す断面図である。
【図28】図29のA−A断面図である。
【図29】第11実施形態に係るパワーウインドウの全体構成を示す概略図である。
【図30】(a)は第12実施形態に係るコードスイッチおよびサイドバイザーの断面図であり、(b)は(a)のA部拡大図である。
【図31】第12実施形態に係るコードスイッチおよびサイドバイザーの変形例を示す断面図である。
【図32】従来技術に係るパワーウインドウの問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…駆動モータ、2…窓ガラス(窓体)、3…窓枠、
4…コードスイッチ(感知手段)、5…サイドバイザー、
6…制御装置。

Claims (10)

  1. 窓枠(3)によって形成される窓開口(3a)を開閉する窓体(2)と、
    前記窓枠(3)の室外側周縁に配設され、前記窓開口(3a)の周縁を覆うサイドバイザー(5)と、
    前記窓体(2)の全閉状態における該窓体(2)の上端より上方で前記窓枠(3)に沿って設けられ、前記サイドバイザー(5)に作用する外力を感知する感知手段(4)と、
    前記感知手段(4)によって感知される外力が、所定値を越えたときに前記窓体(2)の閉方向への移動を中止する閉移動中止手段(1、6)とを備えることを特徴とする車両用動力付窓開閉装置。
  2. 前記感知手段(4)は、前記サイドバイザー(5)と前記窓枠(3)との結合部位(B)に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用動力付窓開閉装置。
  3. 前記窓枠(3)に結合し、前記サイドバイザー(5)を上下方向に摺動可能に保持するとともに、前記結合部位(B)を上方側から覆うカバー部材(52)を備えており、
    前記感知手段(4)は、前記カバー部材(52)内に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用動力付窓開閉装置。
  4. 前記感知手段(4)は、
    前記窓枠(3)に沿って延びるとともに、所定の空隙を有して対向配設された一対の導電部材(401、402)と、
    前記一対の導電部材(401、402)を保持する保持部材(403)と、
    前記一対の導電部材(401、402)が貫通する貫通穴(405)を有し、前記保持部材(403)および前記一対の導電部材(401、402)に対して相対変位する変位部材(404)とを備え、
    前記保持部材(403)は、前記窓枠(3)および前記サイドバイザー(5)のうちいずれか一方側に結合され、前記変位部材(404)は他方側に結合されていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用動力付窓開閉装置。
  5. 前記一対の導電部材(401、402)は、前記窓体(2)の開閉方向に対向して配設されており、
    さらに、前記変位部材(404)が、前記窓体(2)の開閉方向と交差する方向に変位することを規制する変位規制手段(3、405)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車両用動力付窓開閉装置。
  6. 前記感知手段(4)は、
    前記窓枠(3)に沿って延びるとともに、所定の空隙(424)を有して対向配設された一対の導電部材(422、423)と、
    前記一対の導電部材(422、423)を保持して前記空隙(424)を形成する、多孔質弾性材からなる絶縁保持部材(421)とを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用動力付窓開閉装置。
  7. 前記絶縁保持部材(421)は、ポリウレタンまたはポリエチレン製であることを特徴とする請求項6に記載の車両用動力付窓開閉装置。
  8. 窓枠(3)によって形成される窓開口(3a)を開閉する窓体(2)と、
    前記窓枠(3)の室外側周縁に配設され、前記窓開口(3a)の周縁を覆うサイドバイザー(5)と、
    前記窓体(2)の全閉状態における該窓体(2)の上端より上方で前記窓枠(3)に沿って設けられ、前記サイドバイザー(5)に作用する外力を感知する感知手段(4)と、
    前記窓体(2)を駆動する窓体駆動手段(1)と、
    前記窓体駆動手段(1)の駆動負荷を検出する負荷検出手段(1a)と、
    前記感知手段(4)により感知される外力が所定値を越え、かつ、前記負荷検出手段(1a)によって検出される検出値が所定値を越えたときに、前記窓体(2)の閉方向への移動を中止する閉移動中止手段(61、64)とを備えることを特徴とする車両用動力付窓開閉装置。
  9. 窓枠(3)によって形成される窓開口(3a)を開閉する窓体(2)と、
    前記窓枠(3)の室外側周縁に配設され、前記窓開口(3a)の周縁を覆うサイドバイザー(5)と、
    前記窓体(2)の全閉状態における該窓体(2)の上端より上方で前記窓枠(3)に沿って設けられ、前記サイドバイザー(5)に作用する外力を感知する第1感知手段(4)と、
    前記窓枠(3)の室内側周縁に配設され、前記窓枠(3)に作用する外力を感知する第2感知手段(470)と、
    前記窓体(2)を駆動する窓体駆動手段(1)と、
    前記窓体駆動手段(1)の駆動負荷を検出する負荷検出手段(1a)と、
    前記第1感知手段(4)および前記第2感知手段(470)のうち、少なくとも一方より感知される外力が所定値を越え、かつ、前記負荷検出手段(1a)によって検出される検出値が所定値を越えたときに、前記窓体(2)の閉方向への移動を中止する閉移動中止手段(61、64)とを備えることを特徴とする車両用動力付窓開閉装置。
  10. 前記第2感知手段(470)は、前記窓枠(3)の周縁に配設されたウェザストリップ(8)内に配設されていることを特徴とする請求項9に記載の車両用動力付窓開閉装置。
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