JP3833802B2 - センサケースからのリード線引き出し構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センサケースからリード線を引き出すための構造であって、特に、そのリード線引き出し構造の簡素化と、そのリード線を接続している回路基板のセンサケース内への取付作業性を簡素化させることにより、経済性を高め、さらにケースから引き出されるリード線に引張外力が作用しても、その引張外力に耐えてリード線と回路基板との接続を確保できるリード線引き出し構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば車に設備されるエアバッグ装置のセンサは、例えば車体の適宜位置に固定されるセンサケース内に収納されており、さらに上記センサは、そのセンサケースから引き出されるリード線を介して車載のエアバッグ装置に接続されているが、上記センサケース内でのセンサ取付構造及びそのセンサに接続されるリード線のセンサケースからの引き出し構造の従来例として、例えば図4、図5で示す如きものがある。
【0003】
即ち1は、センサケースであって、このセンサケース1には、センサ収納部2、センサケース1を車体に固定するための取付け固定部3が一体に形成されている。4は上記センサ収納部2内に収納される回路基板であって、この回路基板4にはセンサ構成部品及び回路が設けられており、その回路基板4には、リード線5が接続され、回路に接続されている。6はセンサ収納部2内に収納されている回路基板4を保護するために設けられている保護蓋であって、この保護蓋6の四隅部と、上記回路基板4の四隅部とは図5で示すように4本の取付ねじ7によりセンサケース1へ共締めにより固定されている。また上記保護蓋6には、センサケース1から引き出されるリード線5をクランプするためのクランプ部8が設けられており、このクランプ部8に締結バンド9を用いてリード線5を結束する構造となっている。なお10は、リード線5の引き出し部におけるセンサケース1と保護蓋6との空間を閉塞するためのグロメットを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のセンサケース1におけるリード線引き出し構造にあっては、そのセンサケースから引き出されているリード線5に外力負荷が作用しても、そのリード線5と回路基板4との接続部の接触不良(切断)を起こさせないための手段として、締結バンド9を用いてリード線5をクランプ部8に締結させるための締結作業が必要となる。また保護蓋6及び回路基板4の四隅部それぞれの個所を、取付ねじ7によりねじ止めしなければならないことから、そのねじ止め作業に手間がかかる。さらには、リード線5にグロメット10を挿通しなければならない等のことから、センサの組立が完了するまでに多大なる手間がかかり、その上締結バンド9、グロメット10及び多数本(4本)の取付ねじ7等の使用部品が嵩む等のことで生産性が悪く、その上製品コストが大幅に高くなるという問題点があった。
【0005】
本発明は、かかる従来の問題点に着目してなされたもので、センサケースより引き出されるリード線を締結バンドを使用することなく、外力負荷に耐え得る取付構造となして、従来の締結バンドの使用及びその締結バンドの締結作業を省くことを第1の目的とする。
【0006】
また回路基板及び保護蓋等の取付部品を、センサケースへ取付けるために使用する取付ねじの使用本数を半減せしめながら、それら取付部品のセンサケースへの組付けの確実性を維持させ、その取付ねじの使用経済性を高めると共に、その組付け作業の省力化を高めることを第2の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記第1及び第2の目的を達成するために、請求項1では、平面方形のプリント基板に、センサ構成部品及び回路を実装し、かつ上記回路に接続されるリード線を接続してなる回路基板を収納するセンサ収納部を有するセンサケースと、上記センサ収納部に収納された回路基板を、そのセンサ収納部内で保護するための平面略方形の保護蓋を備えたセンサにおいて、上記方形の回路基板及び保護蓋の一対の対角位置に、該回路基板及び保護蓋をセンサケースにねじ締めするための取付ねじの挿通孔を穿設し、さらに上記保護蓋には、上記一対の対角位置を除く他の一対の対角位置に、上記回路基板と上記保護蓋のセンサケースを共締する時に、上記回路基板の他の一対の対角位置を押圧せしめるための押え片と、上記回路基板に接続されているリード線を、センサケースから引き出させるまでの間で、保護蓋に絡ませるためのリード線引掛け部を設けたセンサケースからのリード線引き出し構造であることを特徴としている。
【0008】
また請求項2では、請求項1に加えて、上記のリード線引掛け部を、前記保護蓋の一対の対向する辺縁の夫々に設けたリード線引き出し構造であることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面に示す実施形態に基いて詳細に説明する。
【0010】
図1において、11は不図示である車体に固定される取付け部12を有するセンサケースであって、このセンサケース11には、平面方形に形成されているセンサ収納部13が形成されており、このセンサ収納部13の内底面かつ一対の対角位置に取付ねじ孔14を穿設せしめた回路基板取付面15がセンサケース11と一体に形成されている。またその他の一対の対角位置には、回路基板17の受け面16がセンサケース11と一体に形成されている。
【0011】
17はセンサを構成するための電子部品18を実装している方形の回路基板であって、この回路基板17は、上記センサ収納部13内に嵌入し得る大きさ形状に設定されており、また、その一対の対角位置には、上記取付ねじ孔14と対応するそれぞれのねじ挿通孔19が穿設されている。20は、回路基板17に接続されてセンサケース11外へ引き出されるリード線であって、このリード線20は、不図示のコネクタを介してエアバッグ装置に接続される。
【0012】
21はセンサ収納部13内に収納された回路基板17を、そのセンサ収納部13内で保護するための保護蓋であって、この保護蓋21は平面から見た場合に略方形を呈しており、その一対の対角位置に上記の取付ねじ孔14と対応するそれぞれのねじ挿通孔22が穿設されており、また他の一対の対角位置には、センサ収納部13の内底面方向へ折り曲げられたそれぞれの押え片23が形成されており、その押え片23の辺縁24は、図2(ハ)で示すように、ねじ挿通孔22を穿設している折り曲げ片25の下面よりやや下方へ突出するように寸法設定がなされている。
【0013】
さらに上記保護蓋21には、上記回路基板17に接続されているリード線20を、センサケース11からその外部へ引き出させるまでの間で、その保護蓋21に絡ませるためのリード線引掛け部26が2個所に、すなわち保護蓋21の一対の長辺の中央部に形成されている。このリード線引掛け部26の数は1個以上であれば良く、またその形状は、図で示すように側面L字状又は平面コ字状等任意に設定することができる。27は回路基板17及び保護蓋21をセンサケース11へ取付けるために使用する取付ねじを示す。
【0014】
以上が本実施形態であるが、次にその組立てと作用について述べる。
【0015】
組立てに際し、先ずはセンサケース11のセンサ収納部13内に、リード線20を接続している回路基板17を収納し、その回路基板17の上から保護蓋21をセンサ収納部13内に収納するが、この保護蓋21のセンサ収納部13内への収納時において、上記回路基板17に接続されているリード線20を、図3で示すように、保護蓋21に形成されているリード線引掛け部26に絡ませる。
【0016】
次にそのセンサ収納部13内に収納された回路基板17及び保護蓋21を取付ねじ27によりセンサケース11へ共締めし固定する。この取付ねじ27により回路基板取付面15がねじ止めされた回路基板17の一対の対角位置は、保護蓋21と共にセンサケース11へ固定され、またその回路基板17の他の一対の対角位置は、保護蓋21に設けられている押え片23の辺縁24と、受け面16との間で挟持されることから、回路基板17の2隅は取付ねじ27により締結され、他の2隅は押え片23と受け面16とにより作用する挟持力により回路基板17は、センサ収納部13内で確実に固定される。なお上記押え片23による回路基板17の押えに供する辺縁24は、図2(ハ)で示すように、折り曲げ片25の下面よりも下方へ突出されているために、保護蓋21の折り曲げ片25を取付ねじ27によりセンサケース11内へ締結するとき、その辺縁24による回路基板17への押圧力が確実に作用し、回路基板の固定が確保できる。
【0017】
また上記リード線引掛け部26により絡み付けられているリード線20は、そのセンサケース11の外部へ引き出して所定の機器との接続を行なうが、このリード線20は、リード線引掛け部26に絡み付けられていることから、そのリード線20に引張力が作用しても、そのリード線20と回路基板17との接続部において引張負荷が作用されることがなく、その接続部の信頼性が維持できる。
【0018】
従ってこの実施形態によれば、センサケース11に対しての回路基板17と保護蓋21の取付けを2本の取付ねじ27で確実に固定することができるので、その取付けに使用する取付ねじ27の削減が可能となり、経済性と取付作業性が大幅に向上される。またセンサケース11の外方へ引き出すリード線20は、保護蓋21に絡ませることで、そのリード線の張力負荷に耐え得る構造となしているので、従来のように結束バンドを使用したり、またその結束作業を行なう必要がなくなり、このことによっても経済性と取付作業性が向上される。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明のリード線引き出し構造によれば、そのリード線をセンサケースより引き出すために使用する部品の削減及びそのリード線を接続している回路基板及び該回路基板を保護するために使用する保護蓋をセンサケースに固定する取付ねじの削減が可能となり、これによってセンサー組立時の経済性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなるリード線引き出し構造の実施形態を示した分解斜視図。
【図2】(イ)、(ロ)及び(ハ)は、本発明よりなるリード線引き出し構造に用いられている保護蓋の平面図、側面図及びA部拡大図。
【図3】本発明よりなるリード線引き出し構造の組立て形態を示す斜視図。
【図4】従来のリード線引き出し構造を示した要部切裁側面図。
【図5】従来のリード線引き出し構造を示した平面図。
【符号の説明】
11…センサケース 12…取付部
13…センサ収納部 14…取付ねじ孔
15…回路基板取付面 16…受け面
17…回路基板 18…電子部品
19…ねじ挿通孔 20…リード線
21…保護蓋 22…ねじ挿通孔
23…押え片 24…辺縁
25…折り曲げ片 26…リード線引掛け部
27…取付ねじ

Claims (2)

  1. 平面方形のプリント基板に、センサ構成部品及び回路を実装し、かつ上記回路に接続されるリード線(20)を接続してなる回路基板(17)を収納するセンサ収納部(13)を有するセンサケース(11)と、上記センサ収納部(13)に収納された回路基板(17)を、そのセンサ収納部(13)内で保護するための平面略方形の保護蓋(21)を備えたセンサにおいて、上記方形の回路基板(17)及び保護蓋(21)の一対の対角位置に、該回路基板(17)及び保護蓋(21)をセンサケース(11)にねじ締めするための取付ねじ(27)の挿通孔(22)を穿設し、さらに上記保護蓋(21)には、上記一対の対角位置を除く他の一対の対角位置に、上記回路基板(17)と上記保護蓋(21)のセンサケース(11)を共締する時に、上記回路基板(17)の他の一対の対角位置を押圧せしめるための押え片(23)と、上記回路基板(17)に接続されているリード線(20)を、センサケース(11)から引き出させるまでの間で、保護蓋(21)に絡ませるためのリード線引掛け部(26)を設けたことを特徴とするセンサケースからのリード線引き出し構造。
  2. 上記のリード線引掛け部(26)を、前記保護蓋の一対の対向する辺縁の夫々に設けたことを特徴とする請求項1記載のリード線引き出し構造。
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