JP3827765B2 - ε−カプロラクタムの製法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、その表面上に、対称的に配列されたOH−基が存在するMFI−触媒の使用下で、気相で、シクロヘキサノンオキシムから、ε−カプロラクタムを製造するための改善された方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ε−カプロラクタムは、ナイロン−6−合成のための出発点として、経済上著しく重要である。今日、主に使用される典型的な製法においては、シクロヘキサノンオキシムを、発煙硫酸に接して、ベックマン転位によって、ε−カプロラクタムに変換させる。硫酸の中和のために必要な、アンモニアの使用が、この方法の欠点であり、これは、カプロラクタム1t当り、4.5tまでの硫酸アンモニアの生成と結びついている。この不所望な副生成物を回避するために、60年代の中頃以来、反応を不均一系触媒を用いて実施する努力がなされている。
【0003】
ε−カプロラクタムを、シクロヘキサノンオキシムから、気相で、固体触媒、例えばMFI−構造のゼオライトに接して、製造しうることは公知である。
【0004】
X−及びY−ゼオライト及びH−型の、又は希土類金属もしくは遷移金属を添与されたモルデン沸石は、極めて急速に失活する。これらの触媒で、副生成物として、5−シアノペント−1−エン、シクロヘキサノン及びシクロヘキサノールが著しく生成される。方法パラメーターとして、大気圧で400℃以下の温度が提示された。更に、非極性溶剤、例えば、シクロヘキサン、ベンゾール又はトルオールが、極性溶剤よりも有利であるという。
【0005】
HY−ゼオライトの酸性中心を、Naで部分遮断することは、結果の改善にはならなかった[M.Burquet et al.,An.Quim.Ser.A81(1985)259;A.Aucejo et al.,Appl.Catal.22(1986)187及びA.Corma et al.,Zeolites 11(1991)593]。著者は、むしろ、ベックマン−転位のためには、pKa≦1.5を有する強酸性のブレンステッド(Broensted)アジド中心が必要であること、及び選択度を低下させる副生成物5−シアノペント−1−エンが、酸性中心でも、Na+−イオンでも生成されることを確認している。著者は、更に、ゼオライト触媒の失活は、塩基性の副生成物、例えば、アニリン及びメチルピリジンによって行なわれ、かつ触媒表面上のコークス(Coke)−生成によるものではないことを推測しているが、その故は、反応後も、触媒の色がほとんど白色であるからである。
【0006】
X−及びY−ゼオライト触媒の急速な老化の欠点を避けるために、ペンタシル(Pentasil)−ゼオライト(MFI−構造)が広汎に検査された。
【0007】
欧州特許(EP)第0494535号明細書及び欧州特許(EP)第0544530号明細書では、同様に、MFI−構造のゼオライトが有利であると見なされている。しかしながらこの場合、5〜500以上の高いSi/M−比が要求される(この際、金属は、殊に、Al、B、Gaであってよい)。添加成分もしくは溶剤として、アルコール及びエーテル並びに水が挙げられる。水の最大添加は、オキシム1モル当り、0.06〜2.5モルである。
【0008】
触媒の寿命(Standzeit)−改善のための実験は、外側表面上の酸性度を中和するために、硼素−MFI−ゼオライトの外側表面を、Na−イオンで遮蔽する方向にも進んだ[欧州特許(EP)第0086543号明細書(7.5.1986)Stamicarbon]。340℃で、シクロヘキサノンオキシム、トルオール、二酸化炭素及び水からなる混合物(モル比1:3:7:1)は、この触媒で、シクロヘキサノンオキシムを定量的に変換させる。ε−カプロラクタムについての選択率は58%で挙げられる。
【0009】
Na−イオンで処理された触媒の寿命は、15時間であり、かつ未処理の硼素−MFI−ゼオライトにおけるよりも、3倍よりももっと長い。また、この触媒でも、副生成物5−シアノペント−1−エンが著しく生成され、かつ従って、満足する結果を示さない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、触媒として、MFI−型の変性されたゼオライトを用いて、気相で、ベックマン−転位により、ε−カプロラクタムを製造する方法を改善することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ゼオライト触媒に接して、250〜450℃の温度範囲で、気相で、シクロヘキサノンオキシムのベックマン−転位により、ε−カプロラクタムを製造するための方法であり、これは、中心金属原子、例えばSi、Al及びBの欠如に基づき、表面上に、対称的に相互に配列されているOH−基を有するMFI−ゼオライトを使用することを特徴とする。
【0012】
MFI−構造を有する結晶性の珪酸塩は、長い間、公知技術水準から公知である。これは、一方では、SiO4−四面体からのみ構成され得るが、他方では、多数において、アルミノシリケート又はアルミニウムの代りに他の金属原子が格子骨格中に組み込まれて存在する珪酸塩も、それに数えられている。
【0013】
MFI−構造を有するアルミノシリケートの最初の合成は、米国特許(US)−特許第3702886号明細書で明らかにされ、この際、そこでは、“Zeolite ZSM−5”という表示が選択された。これは、特性表示のために、ペンタシルゼオライトとして分類された。使用領域は、触媒、分子篩又は乾燥剤としての範囲にある。このゼオライト群の組成は、次のように記載される:
【0014】
【化1】
【0015】
[式中、Mは陽イオンであり、nは、この陽イオンの荷電であり、かつzは0〜40の数である]。この触媒の製造は、熱水合成で行なわれる。このために、通例、珪素給源を、アルミニウム給源と共に、水及びテンプレートテトラプロピルアンモニウムヒドロキシドの存在下で溶解させ、かつオートクレーブ中で、撹拌又は静止条件下で、結晶させる。
【0016】
好適な合成条件は、アルミニウム又は珪素の同形置換を作用する。このような骨格置換されたMFI−構造を有するゼオライトは、例えば、三−及び二価の元素、例えば、B、Ga、Fe、Cr、Be、As、Sb及びBiを、アルミニウムの代りに、又は四価の元素、例えば、Ge、Ti、Zr、Hfを、珪素の代りに含有する。
【0017】
この物質は、触媒特性を、一般に、例えば陽子又は金属陽イオンによる、ナトリウムイオンの交換によって得る。
【0018】
ゼオライト製造の特別な実施態様は、アルカリ金属不含の合成にある。アルミノシリケートゼオライトは、例えば、アルミニウム化合物、殊にAl(OH)3又はAl2(SO4)3、及び珪素成分、殊に高分散性の二酸化珪素から、アミン水溶液、特に1,6−ヘキサンジアミン−又は1,3−プロパンジアミン−又はトリエチレントリアミン水溶液中で、アルカリ金属−又はアルカリ土類金属添加して及び添加しないで、100〜200℃で、自己圧下で製造され得る。そうして得られるアルミノシリケートは、使用物質量の選択に依り、SiO2/Al2O3−比 10〜40000を含有する。このような製造は、例えば、欧州特許(EP)第0007081号明細書に記載されている。また、アルミノシリケートゼオライトは、エーテル性媒体、例えば、ジエチレングリコールジメチルエーテルもしくは1,4−ブタンジオール又は水中で製造される。
【0019】
硼珪酸塩ゼオライトは、例えば、90〜200℃で、自己圧下で、硼素化合物、例えば、H3BO3を、珪素化合物、殊に高分散性の二酸化珪素と、アミン水溶液、特に、1,6−ヘキサンジアミン−又は1,3−プロパンジアミン−又はトリエチレンテトラミン−水溶液中で、アルカリ金属−又はアルカリ土類金属添加して及び特に添加せずに反応させることによって、合成されうる。これは、例えば、欧州特許(EP)第0007081号明細書に記載されている。この反応では、アミン水溶液の代りに、エーテル性溶液、例えばジエチレングリコールジメチルエーテル、又はアルコール性溶液、例えば1,6−ヘキサンジオールを、溶剤として使用することができる。
【0020】
珪酸鉄ゼオライトは、例えば、欧州特許(EP)第0007081号明細書に記載されているように、例えば、鉄化合物、殊にFe2(SO4)3及び珪素化合物、殊に、高分散性の二酸化珪素から、アミン水溶液、特に1,6−ヘキサンジアミン中で、アルカリ金属−又はアルカリ土類金属添加して及び添加せずに、100〜200℃で、自己圧下で得られる。
【0021】
特に、ペンタシル型(Pentasiltyp)のアルミノ−、硼素−及び鉄珪酸塩ゼオライト並びに西ドイツ国公開公報(DE−OS)第3006471号明細書、欧州特許(EP)第0034727号明細書及び欧州特許(EP)第0046504号明細書に記載のアイソタクチックゼオライトが有利である。
【0022】
そうして製造された分子篩は、その単離、100〜160℃、殊に110℃での乾燥及び450〜600℃、殊に550℃でのか焼後に、バインダーと、90:10〜40:60重量%の割合で、索状物又は錠剤に成形されうる。バインダーとしては、多様な酸化アルミニウム、有利に、ベーム石、SiO2/Al2O3−比 25:75〜95:5、有利に75:25を有する非晶質の珪酸アルミニウム、二酸化珪素、有利に高分散性のSiO2、高分散性のSiO2と高分散性のAl2O3とからなる混合物、高分散性のTiO2並びに粘土が好適である。成形後に、押出物又は圧搾物を、110℃/16時間で乾燥させ、かつ550℃/6時間でか焼する。
【0023】
そのような触媒は、単離した分子篩を、乾燥直後に成形し、かつ成形後にはじめてか焼することによって、特に有利に製造される。しかし分子篩を純粋形で、バインダー無しで、索状物又は錠剤として使用することもできる。この成形は、押出し−又は分散剤、例えば、メチルセルロース、ヘキサエチルセルロース、蓚酸、硝酸、アンモニア、アミン、シリコエステル、グラファイト又はその混合物の添加下に行なわれる。索状物に成形されたゼオライトから、粉砕及び篩分けによって、所望の触媒粒度を得ることができる。流動層中での使用のために、粒度0.1〜0.6mmが好適であり、固定層では、粒度1〜5mmが使用され、液相バッチ反応器中では、粉末が有利に使用される。
【0024】
本発明により使用されるMFI−ゼオライトの特別な適性は、自体公知の製法に続く後処理に基づいて適応する。これは、ゼオライトの内や外の表面上に、対称的に配列された、OH−基の“巣(Nester)”が生ずる作用をする。
【0025】
好適な処理によって、Si−又は他の金属原子、例えば、B、Fe、Gaは、オキシド性結晶格子から除去され、この際、この方法で遊離する酸素結合は、水素イオンによって飽和される。前駆物質として、硼珪酸塩ゼオライトの使用が有利である。
【0026】
三結合元素が例えば溶出されるBである場合には、次の式に示されるように、同様に対称的に配列されたシラノール基が生じる:
【0027】
【化2】
【0028】
水素橋形成によって結合された、“巣”のOH−基は、例えば、FT−IR−検査によって確認される。
【0029】
しかしながら、シラノール巣の形成は、硼素ゼオライトだけに限らない。
【0030】
ゼオライト結晶の表面上の4個のシラノール基の幾何学的配列並びに弱酸性の特性は、意外にも、気相で、シクロヘキサノンオキシムから、ε−カプロラクタムへの転位に特に有効に作用する。
【0031】
本発明による方法のために好適な微結晶寸法は、<5μm、有利に<2μm、特に<1μmである。0.05〜0.5μmの範囲が極めて有利であることが明らかである。
【0032】
高シリケート性MFI−ゼオライトが例えば、単斜構造を有するシリカライト(Silikalite)である場合には、これは、比較的に高い温度での塩基性処理によって、斜方晶構造に変えられる。この構造変換は、例えば、レントゲン回折法で確かめることができる。
【0033】
そのために、触媒を、例えば、撹拌フラスコ中で、又はオートクレーブ中で、自己圧下で、20〜150℃、有利に60〜150℃の温度で、アンモニウム塩(硝酸塩、塩化物)からなる溶液及び/又はアンモニア水溶液と接触させる。引続いて、そうして得られる触媒を、110℃で12時間乾燥させる。その後に、記載の活性ヒドロキシル巣を有する斜方結晶構造が得られる。
【0034】
硼素−含有MFI−ゼオライトの場合には、変性の実際的な可能性は、ゼオライト性物質(成形された又は非成形の)を、酸、例えば、塩酸、フッ化水素酸、燐酸及び/又は水蒸気で処理することにある。この際、例えば、粉末状のゼオライトを、0.5〜3n燐酸で、0.5〜10時間、40〜100℃で処理するように行なう。処理後に、水で洗浄し、80〜100℃で、0.5〜10時間乾燥させ、かつ350〜650℃で、1〜10時間か焼する。他の操作法により、ゼオライトを、その成形前又は後に、バインダーで例えば1〜3時間、60〜80℃の温度で、3〜25重量%の、特に12〜20重量%の塩酸水で処理する。引続き、そうして処理されたゼオライトを、水で洗浄し、乾燥させ、かつ400〜500℃でか焼する。
【0035】
MFI−ゼオライトの有利な変性は、次のように記載される。
【0036】
ゼオライト粉末を水蒸気で処理する場合には、300〜650℃、極めて特に有利に400〜500℃の温度で、0.5〜3時間、有利に1〜2時間にわたって、操作すること、及び窒素又は空気及び水蒸気からなる混合物を、水蒸気部分圧0.01〜1バール、有利に0.05〜0.8バール、極めて特に有利に0.1〜0.5バールで使用することが有利である。この処理に、例えば、pH−値4〜6、有利に5〜6を有する塩酸水での酸−処理が続きうる。このように処理されたゼオライトを、水で洗浄し、かつ110℃/16時間乾燥させる。
【0037】
もう1つの有利な実施は、特に、硼素及びFe−ゼオライトから出発する場合に、酸素下、450〜600℃、有利に500〜550℃でのゼオライトのか焼である。この際、格子骨格からの脱金属化もしくは元素の駆逐が起こる。それは、細孔中に酸化物形での非晶質成分として残留する。
【0038】
100〜150℃、殊に110〜120℃での乾燥及び450〜600℃、殊に500〜550℃でのか焼後に、ゼオライトを錠剤にするか又はバインダーと共に、比90:10〜40:60重量%で押出しすることができる。バインダーとしては、種々の酸化アルミニウム、有利に、ベーム石、SiO2/Al2O3−比25:75〜95:5、有利に75:25を有する非晶質のアルミノシリケート、二酸化珪素、有利に高分散性のSiO2、高分散性のSiO2及び高分散性のAl2O3からなる混合物並びに粘土が好適である。成形後に、押出物又は圧搾物を110℃/16時間で乾燥させ、かつ550℃/16時間でか焼する。
【0039】
しかし、ゼオライトを成形後にはじめてか焼することも可能である。
【0040】
ゼオライトをバインダー無しで索状物又は錠剤として使用する場合には、分散剤を、成形安定のために使用することができる。そのために、例えば、エチルセルロース、ステアリン酸、馬鈴薯澱粉、蟻酸、蓚酸、酢酸、硝酸、アンモニア、アミン、シリコエステル及びグラファイト又はその混合物が好適である。
【0041】
操作圧は、0.01〜1バール、有利に0.05〜0.5バール、特に有利に0.08〜0.25バールである。狭い温度範囲、約300℃及び特に300℃以下が、0.08〜0.25バールの圧力で、特に有利である。
【0042】
単位時間当りの空間速度重量(Weight Hourly Space Velocity)によって表現されるシクロヘキサノンオキシムでの触媒の負荷(触媒1kg当りのオキシムkg/時)は、WHSV=0.1〜10h-1、有利に0.2〜5h-1である。水は、有利に、>2.5モル:1(オキシム)の割合で使用される。反応は、固定層中でも、流動層中でも、実施されうる。
【0043】
固定層法では、通例、装入物質を、それが蒸発器を経て反応帯域に導入される前に、混合する。触媒として、この場合、錠剤化された、又は押出された成形体を使用し、その平均粒度は、0.5〜5mmであってよい。
【0044】
流動層法では、個々の成分を混合して、又は別々に、予備蒸発器を経て又は直接流動層に導入してよい。この際、平均直径80〜250μmを有する押出形の流動物が、特に有利であることが明らかである。
【0045】
一定の実験時間後の変換率が、特定値を下回る場合には、触媒の活性を、新たなか焼によって取り戻すことができる。再生温度は350〜650℃、有利に400〜550℃、極めて特に有利に450〜500℃である。再生時間は、触媒の残留活性に依り、16時間〜96時間である。このために、純酸素、空気又は意外にも、純窒素も使用することができる。窒素を再生ガスとして使用する場合には、処理時間は、空気の使用の場合よりも長い。
【0046】
次の例につき、本発明による方法を説明する。
【0047】
【実施例】
触媒の記載:
触媒A
成分: [g]
SiO2(Aerosil 200) 64.0
B(OH)3 12.2
ヘキサメチレンジアミン 800.0
(水中50%の溶液)
ヘキサメチレンジアミン溶液を、PE−ビーカー中に前もって装入する。これに、撹拌下に、硼酸を加え、かつこれが完全に溶けるまで撹拌する。この溶液を、撹拌オートクレーブ中に充填し、かつSiO2を10分間かかって撹拌下で添加する。閉鎖オートクレーブ中で、14日間、170℃で、撹拌機速度50U/分で合成する。成分の冷却後に、これを、オートクレーブから取り出す。上澄溶液を慎重に傾瀉除去し、かつ残った固体を濾過器上に置き、かつ脱イオン水で充分に後洗浄する。生成物を12時間にわたり110℃で乾燥させ、かつ引続いて、12時間、550℃で空気下でか焼する。
【0048】
成形:
触媒粉末100gを、成形助剤及び水100gと緊密に混和させる。混合物を、80バールの圧力で、直径2mmの索状物に押出す。索状物を12時間にわたり110℃で乾燥させ、かつ550℃で12時間にわたりか焼する。所望のメッシュ巾の篩上での粉砕及び微細成分の篩分けによって、触媒粒子を適正な粒度にする。
【0049】
触媒B
成分: [g]
珪酸ゾル(LUDOX) 79.6
硼酸トリメチルエステル 3.9
テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド 22.2
脱イオン水 89.0
アンモニア溶液(25重量%) 72.0
珪酸ゾル、TPAOH、脱イオン水及び硼素給源を、撹拌オートクレーブ中に、前もって装入する。この懸濁液に、アンモニア溶液を添加する。閉鎖オートクレーブ中で、7日間、185℃で、撹拌機速度100U/分で合成する。成分の冷却後に、これをオートクレーブから取り出す。上澄溶液を慎重に傾瀉除去し、残った固体を濾過器上に置きかつ脱イオン水で充分に後洗浄する。生成物を12時間にわたり110℃で乾燥させ、かつ引続いて12時間550℃で空気下でか焼する。
【0050】
成形:
成形を、触媒Aの場合と同様に行う。
【0051】
触媒C
成分: [g]
SiO2(Aerosil) 8.0
B(OH)3 3.39
テトラプロピルアンモニウムブロミド 8.61
弗化アンモニウム 2.47
脱イオン水 168.0
脱イオン水を、200ml入りPTFE−ビーカーに前もって装入する。硼酸を、撹拌下で、水中に溶かす。引続いて、先ず弗化アンモニウム、次いでTPABrを添加する。最後に、SiO2を入れて撹拌する。閉鎖オートクレーブ中で、8時間、186℃で合成する。冷却後に、上澄溶液を慎重に傾瀉除去し、残った固体を濾過器上にのせ、かつ脱イオン水で充分に後洗浄する。生成物を12時間にわたり110℃で乾燥させ、かつ引続いて12時間550℃で空気下でか焼する。
【0052】
成形:
成形を、触媒Aの場合と同様に行う。
【0053】
触媒D
市場で得られる、Si/Al=54を有するHZSM−5;Uetikon社のZEOCAT PZ−2/54H
触媒E
市場で得られる、Degussa社の触媒;Aerosil 200
特性表示:SiO2
触媒F
成分: [g]
テトラエチルオルトシリケート 500
エタノール 1070
テトラ−n−プロピルアンモニウムヒドロキシド 1120
(水中10%の溶液)
テトラエチルオルトシリケート、テトラ−n−プロピルアンモニウムヒドロキシド及びエタノールを、5l入り鋼製オートクレーブ中で、120分間、強力に混合する。引続いて、蓋を閉め、かつ溶液を105℃で強力撹拌下で結晶させる。96時間後に、合成を中止し、触媒を洗浄し、110℃/16時間で乾燥させ、かつ550℃/12時間でか焼する。シリカライト(Silikalit)が得られた。
【0054】
成形:
成形を触媒Aの場合と同様に行なう。
【0055】
触媒G
未成形の触媒F5gを、硝酸アンモニウム水溶液(7.5%の)5g及びアンモニア水(28%の)10gからなる混合物と、100ml入り一頸フラスコ中で、室温で1時間撹拌混合した。触媒を濾過し、かつその処理を更に3回行なった。引続いて、粉末を洗浄しかつ乾燥させた。錠剤に圧搾し、かつ粒度1〜1.6mmの粒子に粉砕した。
【0056】
触媒H
触媒Gと同様の製造。しかしながら、処理を、オートクレーブ中で、90℃で、自己圧下で実施する。
【0057】
触媒I
直径4cmの陶製管中で、粉末状の触媒B5g上に、400℃で、窒素−水蒸気混合物を2時間通す。水の質量割合は50%である。水蒸気処理後に、触媒を、100ml入り一頸フラスコ中で、HCl−水溶液(pH6)中で、室温で24時間撹拌する。引続いて、乾燥を行なう。乾燥させた粉末を、錠剤に圧搾し、かつ粒度1〜1.6mmの粒子に粉砕する。
【0058】
触媒J
この触媒の製造及び成形を、触媒Iの場合と同様に行なう。しかしながら、水蒸気処理を550℃で自己圧で実施する。
【0059】
水蒸気処理後に、触媒を100ml入り一頸フラスコ中で、HCl−水溶液(pH6)中で、室温で24時間撹拌する。引続いて、乾燥及び成形を、触媒Iの場合と同様に行なう。
【0060】
固定層反応器を有する実験装置の記載
固定層での触媒実験を、6mmの内径を有する管状反応器中で実施した。反応帯域は、反応全体にわたって、均一の温度を与える炉中にあった。反応帯域の末端で、金網が触媒粒子の排出を防いだ。シクロヘキサノンオキシムを、溶剤及び場合による添加成分と、受容器中で混合し、かつ小配量ポンプで、予備蒸発器中に導入した。ここで、混合物を、担体ガスと混合し、かつガス状で反応器に導入した。反応生成物を、液体窒素で冷却された冷却トラップ(Kuehlfalle)中に受け集め、融解させ、かつガスクロマトグラフィー分析にかけた。質量バランスは、99%以上であった。
【0061】
第1表:温度及び圧力低下の影響
【0062】
【表1】
【0063】
装入物質混合物トルオール/シクロヘキサノンオキシム9:1
質量割合
窒素流 5l/時
・比較例
1) 2時間後の変換率、8時間後の変換率下落 <1%
2) 2時間後の変換率、8時間後の変換率下落 約26%
3) 2時間後の変換率、8時間後の変換率下落 22%に
4) 2時間後の変換率、8時間後の変換率下落 92%に
例8
第1図は、300℃及び350℃における圧力低下の影響を示している。
【0064】
例9
第2図は、0.1及び1バールにおける温度の影響を示している。
【0065】
圧力及び温度の選択度への影響の定性的曲線経過を示している。
【0066】
例10〜12
第2表:持続時間及び圧力の、反応への影響
【0067】
【表2】
【0068】
例13〜17
第3表:300℃及び減圧での、様々な溶剤の反応への影響
【0069】
【表3】
【0070】
例18
第3図は20時間にわたる、変換率及び選択度の経過を示している。
【0071】
例19〜24
第4表:エタノールの存在での水添加及び減圧の影響
【0072】
【表4】
【0073】
第5表:メタノールの存在での水添加及び減圧の影響
【0074】
【表5】
【0075】
例25
第4図は触媒の寿命への水の影響を示している。
【0076】
例26〜28
第6表:微結晶粒度の影響
【0077】
【表6】
【0078】
例29
この例は、酸素での再生を示す。
【0079】
第7表:数回の再生サイクル後の変換率及び選択率
【0080】
【表7】
【0081】
例30
この例は、窒素での再生を示す。
【0082】
第8表:数回の再生サイクル後の変換率及び選択率
【0083】
【表8】
【0084】
例31*及び32*
第9表:高シリカライト性触媒の変換率及び選択率
【0085】
【表9】
【0086】
比較例
例33及び34
触媒Fを次のように処理した:
そのために、触媒粒子を、アンモニア水及び硝酸アンモニウムからなる溶液中で、3回、1時間撹拌し、洗浄し、かつ110℃で乾燥させた。この処理法を、一方で、一頸フラスコ中で、室温で(例33)及び他方で、オートクレーブ中で、90℃で、自己圧下で(例34)実施した。処理触媒で達成された実験結果を、第10表に示す。
【0087】
第10表:変性された高シリカライト性MFI−ゼオライト(シリカライト)の変換率及び選択率
【0088】
【表10】
【0089】
触媒E、F、G、Hの、FT−IRでの特性表示:
【0090】
【化3】
【0091】
FT−IRにおける個々のシラノール基の周波数:
末端 →n=3745±5cm-1
ジェム →n=3725cm-1
隣接架橋 →n=3725及び3500cm-1
シラノール巣 →n=3500cm-1
図5〜図8は触媒E〜HのFT−IRでの吸光度を示している。
【0092】
例35〜37
これらの例は、水蒸気及び酸処理の、触媒活性及び選択率への影響を示している。
【0093】
第11表:水蒸気(2時間)及びHCl−水溶液(pH4;24時間)での触媒処理
【0094】
【表11】
【0095】
流動層反応器を有する実験装置の記載:
流動層方法では、内径51mm及び600mmの流動帯域を有する流動反応器を使用することができた。触媒を30μm以下の孔巾を有するガラスフリット上に置いた。シクロヘキサノンオキシムを、溶剤及び場合による添加成分と、受容器中で混合し、かつ小配量ポンプで予備蒸発器に導入させた。ここで、混合物をキャリアガスと混合し、かつガス状で反応器に導入させた。しかし混合物を直接流動帯域に注入することもできた。反応生成物を、水冷却器を介して導き、かつ引続き、未凝縮成分を、液体窒素で冷却した冷却トラップ中に収容した。分析目的のために、部分ガス流を流動反応器の放出帯域から直接排出させ、かつガスクロマトグラフィーで検査した。
【0096】
例38及び39
第9図:ε−カプロラクタムに対する選択率へのエダクト供給の影響
変換率は、双方の例において、100重量%である。
【0097】
例40〜42
第10図:シクロヘキサノンオキシムの変換率への温度の影響
第11図:ε−カプロラクタムに対する選択率への温度の影響
例43〜45
第12表:エダクトに水を添加した際の変換率及び選択率
【0098】
【表12】
【図面の簡単な説明】
【図1】300℃及び350℃における圧力低下の影響を示す曲線図。
【図2】0.1及び1バールにおける温度の影響を示す曲線図。
【図3】20時間にわたる変換率及び選択度の経過を示す線図。
【図4】触媒の寿命への水の影響を示す曲線図。
【図5】触媒EにおけるFT−IRでの吸光度を示す曲線図。
【図6】触媒FにおけるFT−IRでの吸光度を示す曲線図。
【図7】触媒GにおけるFT−IRでの吸光度を示す曲線図。
【図8】触媒HにおけるFT−IRでの吸光度を示す曲線図。
【図9】ε−カプロラクタムに対する選択率へのエダクト供給の影響を示す線図。
【図10】シクロヘキサノンオキシムの変換率への温度の影響を示す線図。
【図11】ε−カプロラクタムに対する選択率への温度の影響を示す線図。
Claims (3)
- 250〜450℃の温度で、気相で、シクロヘキサノンオキシムのベックマン転位により、ε−カプロラクタムを製造する場合に、触媒として使用され、表面に、硼素の欠如に基づく、対称的に相互に配列されているOH基を有するMFIゼオライトを製造する方法であって、硼素含有MFIゼオライトを、300〜650℃の温度で、水蒸気で処理することを特徴とする方法。
- pH値4〜6での酸処理を、水蒸気での処理に引続いて行なう請求項1に記載の方法。
- 250〜450℃の温度で、気相で、シクロヘキサノンオキシムのベックマン転位により、ε−カプロラクタムを製造する場合に、触媒として使用され、表面に、硼素の欠如に基づく、対称的に相互に配列されているOH基を有するMFIゼオライトを製造する方法であって、硼素含有MFIゼオライトを、60〜80℃の温度で、3〜25重量%の水性酸で処理し、引続いて洗浄し、かつ400〜500℃の温度でか焼することを特徴とする方法。
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