JP3823685B2 - 車両前部の構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両前部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、車室前方に配設された左右一対のホイールエプロンの上部に、フロントフェンダの上部が所定高さ位置となるように固定される。この所定高さ位置での固定により、フロントフェンダの上部(より具体的には車幅方向内端縁部)とフロントフェンダの間に配設されるボンネット(の側縁部)との高さとが合致される。
【0003】
ところで、ボンネットとフロントフェンダとに跨って障害物が落下される事態を想定したとき、障害物への衝撃緩和のために、所定以上の下方への荷重を受けたときにフロントフェンダ(の車幅方向内端部)が容易に下方へ変位されるようにすることが提案されている。特開平11−180350号公報には、フロントフェンダの車幅方向内方側縁部から下方へ伸びる縦壁部を「く」の字状に曲げ設定して、所定以上の下方への荷重を受けたときに縦壁部が容易につぶれ変形するようにしたものが提案されている。そして、くの字状の曲げ度合いを車体前後方向で相違させて、車体前部では車体後部よりもよりフロントフェンダがより下方へ変位しやすくすることも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報記載のものでは、フロントフェンダの縦壁部の曲げ設定によって下方への変位を容易にさせるものであるが、このくの字状縦壁部の剛性が弱いものとなり、フロントフェンダを所定高さ位置にしっかりと支持しておくことが難しいものとなる。
したがって、本発明の目的は、常時はフロントフェンダの上部を所定高さ位置にしっかりと支持しつつ、所定以上の下方への荷重への荷重を受けたときにはフロントフェンダが容易に下方へ変位できるようにした車両前部の構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
ホイールエプロンの上部にフロントフェンダの上部を所定高さ位置で固定するようにした車両前部の構造において、
前記フロントフェンダのホイールエプロン上部に対する固定が、所定以上の下方への荷重を受けて容易に固定解除される弱化部を構成するように行われており、
前記固定解除によって、前記下方への荷重を受けるフロントフェンダが前記所定高さ位置から下方へずれるように設定され、
前記フロントフェンダの上部が、車幅方向内方側の端縁部から下方へ伸びる縦壁部と、該縦壁部の下端部から互いに反対方向に傾斜して伸びる左右一対の脚部を介してホイールエプロン上部に固定されており、
前記左右一対の脚部の下端部がそれぞれ、ホイールエプロン上部に対して前記弱化部を構成するように固定されており、
前記所定以上の下方への荷重を受けたときに、前記左右一対の脚部がその各下端部同士が拡がるように変形される、ようにしてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2に記載のとおりである。
【0006】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、弱化部を構成する固定によって、所定以上の下方への荷重を受けたときにように容易に固定解除されて、フロントフェンダを下方へ容易に変位させることができる。また、フロントフェンダ上部の形状を変形され易いように特別な形状に設定する必要がないので、フロントフェンダのホイールエプロン上部に対する支持も常時は所定高さ位置となるようにしっかりとした確実なものとすることができる。
【0007】
また、固定位置の設定等によっては下方向のみでの固定解除が行いずらい場合に、車幅方向への固定解除を選択することにより、フロントフェンダとホイールエプロンとの固定位置の選択等の自由度が高いものとなる。
【0008】
さらに、左右一対の脚部でもって通常はフロントフェンダをしっかりと確実に支持しつつ、所定以上の下方への荷重を受けたときは脚部のつぶれ変形をも利用してフロントフェンダを下方へ変位させることができる。
【0009】
請求項2に記載された発明によれば、弱化部の数を増加させて、所定以上の下方への荷重を受けたときのフロントフェンダの下方への変位をより確実に確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される車両の前部を示すものであり、この図1において、1は上下方向に開閉されるボンネット(車体前部のリッド部材)、2は左右一対のフロントフェンダである。このフロントフェンダ2の取付部の詳細が、図2,図3に示される。この図2,図3において、3はホイールエプロンである。ホイールエプロン3は、既知のように、車室前方に構成されるエンジンルーム(エンジンが車室後方に配設されるときはトランクルームとされる場合もある)の左右側壁を構成するもので、このホイールエプロン3の上部3aは、実施形態では車体前後方向に伸びる閉断面構造とされている。
【0011】
フロントフェンダ2の上部は、その車幅方向内端縁部2aから下方へ伸びる縦壁部2bを有する。ホイールエプロン3の上部3a(の上壁部)には、中間ブラケット4が溶接等により固定されている。実施形態では、中間ブラケット4は、ボンネット1とフロントフェンダ2との間から進入した雨水を所定位置へ案内するレインレールを兼用している。この中間ブラケット4は、上方へ伸びる縦壁部4aを有し、この縦壁部4aとフロントフェンダ2の縦壁部2bとが、固定具5によって固定されている。
【0012】
固定具5は、具体的にはボルト6、ナット7により構成されており、車幅方向に伸びるボルト6を両縦壁部4a、2bを挿通させて、このボルト6にナット7を螺合することにより両縦壁部4aと2bとの固定が行われる。実施形態では、ナット7があらかじめ縦壁部4aあるいは2bに溶接されて、車幅方向内方側からボルト6をナット7に対して所定締め付けトルクで螺合させることにより行われる。このボルト6、ナット7による固定によって、両縦壁部4aと2bとはその板面同士が圧着される。
【0013】
ボルト6の挿通のために、各縦壁部4a、2bにはそれぞれ取付孔が開口されるが、図3に示すように、縦壁部4bに形成されている取付孔8は、上下方向に伸びる長孔とされている。実施形態では、取付孔8は、その上端が閉じられていると共に、その下端が縦壁部2bの下端面に開口する切欠の形式とされている。なお、取付孔8は、下方が閉じた形式であってもよい(上端は閉じられていても、あるいは開口されていてもよい)。また、縦壁部4aに形成されている取付孔は、ボルト6(ねじ部)が緩く挿通される程度の円形に形成されている。
【0014】
ボルト6は、通常の固定位置においては、長孔形状とされた取付孔8の下端部に位置するように設定されている。そして、この位置における固定によって、フロントフェンダ2の車幅方向内端縁部2aの高さ位置が、閉じているボンネット1の側縁部の高さ位置と合致される(フロントフェンダ2の上部の所定高さ位置の確保)。また、ボルト6の締め付けトルクは、所定トルク範囲となるように(特に所定トルク以下となるように)設定されている。より具体的には、フロントフェンダ2の上部に対して、障害物Sからの所定以上の下方への荷重が加わると、ボルト6の締結力に抗して、フロントフェンダ2の縦壁部2bが、ホイールエプロン3側の縦壁部4aに対して相対的に所定分下方へ変位されるように設定されている(弱化部の構成)。つまり、上記所定以上の下方への荷重を受けたときに、縦壁部2bが下方へ変位されるのを許容するように、ボルト6の締め付けトルクが所定以上大きくならないように設定されている。なお、縦壁部2bの下方への最大変位量は、取付孔8の上端がボルト6に達っするまでである。勿論、通常の固定位置において、フロントフェンダ2の縦壁部2bの下方には、当該縦壁部2bが下方へ変位を許容する逃げ空間が存在されている。
【0015】
フロントフェンダ2は、上下の分割フェンダ2Aと2Bとを接合することにより構成されている。すなわち、上分割フェンダ2Aが、前記縦壁部2bを有するものとされ、下分割フェンダ2Bは、その下端部が車体に固定されている。そして、上分割フェンダ2Aの下端部と下分割フェンダ2Bの上端部とが、例えばスポット溶接や接着により接合されている(接合部分を符号αで示す)。この接合は、弱化部を構成するようにされて、前記所定以上の下方への荷重を受けたときに破断されて、上分割フェンダ2Aが、下分割フェンダ2Bに対して相対的に下方へ変位されるようになっている。なお、弱化部を構成する接合は、車体前後方向における接合箇所を通常よりも少なくすることにより、あるいは接合力そのものを小さくすることの少なくともいずれか一方の手法によって達成される。
【0016】
いま、図2に示すフロントフェンダ2の通常の固定状態から、上方からの障害物Sによって、所定以上の下方への荷重を受けたときを考える。このとき、上分割フェンダ2Aの上部(縦壁部2b)は、ボルト6つまりホイールエプロン3の上部3aに対して相対的に下方へ変位される。また、上分割フェンダ2Aの下部は、下分割フェンダ2Bとの接合が解除されて、同様に下方へ変位される。このように、上分割フェンダ2Aは、全体的に下方へ変位されて、障害物Sへの衝撃が緩和される。なお、ボンネット1はもともと下方へ容易に変位し易く、かつ容易に変形し易いので、ボンネット1による障害物Sへの衝撃は事実上問題とならない。なお、フロントフェンダ2の前部での衝撃緩和を、後部での衝撃緩和よりもより十分に行うように設定するのが好ましく、このため、ボルト6の締結力を、車体前部においては車体後部に比して相対的に小さいものに設定すればよい。
【0017】
図4,図5は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、前記実施形態と同一要素には同一符号を付してその説明は省略する(このことは以下のさらに別の実施形態についても同じ)。本実施形態では、フロントフェンダ2は全体に合成樹脂により形成されている。また、車幅方向内端縁部2aから一端短く下方へ伸びた後、車幅方向内方側へ比較的長く伸びる横壁部2cを有し、この横壁部2cの車幅方向内端部から、車体前後方向に間隔をあけて複数のストッパ部(ストッパ部材)10が形成されている。このストッパ部10は、下方へ伸びる軸部10aと、軸部10aの下端部に形成された下係合部10bと、下係合部10bと若干上方において軸部10aに形成された上係合部10cとを有する。各部分10a〜10cは、フロントフェンダ2と一体成形されている。下係合部10bは、左右一対の係止爪の構造とされて、軸部10aの径方向に拡縮変形(弾性変形)可能とされている。また、上係合部10cは、左右一対の突起部の形状として形成されている。
【0018】
ホイールエプロン3における上部3aの上壁部には、取付孔11が形成されている。この取付孔11は、軸部10aが緩く挿通できる程度の大きさとされており、かつ下係合部10bを縮径させつつ挿通可能な大きさとされている。取付孔11に挿通された下係合部10bは、弾性復帰作用により拡開されて、取付孔11の周縁部に下方から当接することによりその抜け止めが行われる。また、上係合部10cは、取付孔11の周縁部に対して上方から当接される。そして、この上係合部10cは、所定以上の下方への荷重を受けたときに破断されるように強度設定されている。なお、軸部10a(取付穴11)の断面形状は、円形に限らず、方形等適宜の形状とすることができる。
【0019】
フロントフェンダ2のホイールエプロン3に対する固定は、取付孔11にストッパ部10(の下係合部10b)を挿通させることにより簡単に行われる。フロントフェンダ2の上部に所定以上の下方への荷重が作用したとき、上係合部10cが破断されて、軸部10aが深く取付孔11内に挿入されつつ、フロントフェンダ2の上部が下方へ変位されて、障害物への衝撃が緩和される。なお、フロントフェンダ2の前部での衝撃緩和を、後部での衝撃緩和よりもより十分に行うように設定するため、車体前部から後部に向かうにつれてストッパ部10の配置ピッチを小さくしたり、あるいは、上係合部10cのうち車体前部に位置するものほど後部に位置するものに比して容易に破断されるように設定すればよい。
【0020】
図6は本発明の第3の実施形態を示すものである。本実施形態では、フロントフェンダ2は全体に合成樹脂により形成されている。また、車幅方向内端縁部2aから一端短く下方へ伸びた後、車幅方向内方側へ比較的長く伸びる横壁部2cを有し、この横壁部2cの車幅方向内端部から、下方へ伸びる縦壁部2dを形成してある。縦壁部2dは、ホイールエプロン3の上部3aの縦壁部に対して、固定具15によって固定されている。この固定具15は、全体的に合成樹脂によって形成されて、各縦壁部に形成された取付穴16、17に挿通されている。すなわち、固定具15は、頭部15aと、頭部15aから伸びる軸部15bと、軸部15bの先端部に形成されて弾性変形を利用して拡縮変形可能な係合部15cを有している。
【0021】
係合部15cは、図4における下係合部10bを同様な構成とされており、取付穴16,17に係合部15cを挿通させるだけで、その取付が完了される。軸部15aは、所定以上の下方への荷重を受けて破断されるように強度設定されている(弱化部の構成)。なお、図6では、取付穴16、17をその存在を明確に示すために、軸部15aよりもかなり大径に描いてあるが、実際には、軸部15aの外形と取付穴16、17の内径とはほとんど同じで、固定具15による固定によって、フロントフェンダ2の上部はホイールエプロン3の上部3aに対してがたつきなく固定される。
【0022】
フロントフェンダ2の上部は、障害物から所定以上の下方への荷重を受けると、固定具15(の軸部15a)が破断されることにより下方へ変位されて、障害物への衝撃が緩和される。なお、フロントフェンダ2の前部での衝撃緩和を、後部での衝撃緩和よりもより十分に行うように設定するため、固定具15(の軸部15a)の強度設定を車体前部に位置するものほど後部に位置するものに比して容易に破断されるように設定すればよく、あるいは固定具15の配置間隔を車体前部では車体後部よりも大きく設定してもよい。
【0023】
図7は、本発明の第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、フロントフェンダ2の車幅方向内端縁部2aから、車幅方向内方側に向けて斜め下方に伸びる傾斜部2eを形成してある。また、ホイールエプロン3の上部3a(の上壁部)には、中間ブラケット20の下端部が固定されている。そして、中間ブラケット20の上端部と上記傾斜部2eの下端部とが、固定具21によって固定されている。この固定具21による固定は、弱化部を構成している(例えば図2,の図3の例におけるボルトと長孔を利用した形態や、図6の例における固定具15の利用等)。
【0024】
フロントフェンダ2の上部は、障害物から所定以上の下方への荷重を受けると、固定具21部分での固定が解除される結果下方へ変位される。このとき、傾斜部2eの傾斜方向への変位となって、下方へ変位しつつ車幅方向へも変位されるものとなる。つまり、本実施形態では、車幅方向へフロントフェンダの逃げ空間を確保する場合に好適となる。
【0025】
図8は本発明の第5の実施形態を示すものである。本実施形態では、フロントフェンダ2の上部に、車幅方向内端縁部から下方へ伸びる縦壁部2fが形成され、この縦壁部2fが、中間ブラケット30を介してホイールエプロン3の上部3aに固定されている。中間ブラケット30は、左右一対の脚部部材31、32から構成されていて、各脚部部材31、32の上端部は、固定具33を介して縦壁部2fの下端部に固定されている。一方の脚部部材31は、下方に向かうにつれて車幅方向外側に向かうように傾斜され、他方の脚部部材32は、下方に向かうにつれて車幅方向内方側に向かうように傾斜されている。そして、各脚部部材31、32の各下端部はそれぞれ、固定具34あるいは35によりホイールエプロン3の上部3a(の上壁部)に固定されている。固定具33による固定は、上下方向の力に対抗するような固定であり、固定具34、35による固定は、車幅方向の力に対抗する固定となる。
【0026】
各固定具33、34、35による固定は、それぞれ弱化部を構成している(合計3カ所の弱化部の設定)。すなわち、フロントフェンダ2の上部に障害物から所定以上の下方への荷重が作用すると、固定具33による固定解除が行われて、縦壁部2fの下方への変位が許容される。また、固定具34、35の固定も解除されて、各脚部部材31、32の各下端部はそれぞれ車幅方向へ変位可能とされる。これにより、障害物への衝撃が緩和される。
【0027】
各脚部材31、32の剛性を小さくつまりつぶれ変形し易くしておくのが好ましく、これにより所定以上の下方への荷重を受けたときに、フロントフェンダ2上部の下方への変位をより確実に確保するように設定できる。図8の変形例として、固定具33による固定を弱化部を構成しないように設定することもできる。また、図8の別の変形例として、一方の脚部部材、例えば脚部部材32を縦壁部2fと一体成形しておくこともできる(この場合、固定具33〜35の固定は弱化部を構成するように設定すればよい)。上記各変形例のいずれの場合も、各脚部材31、32の剛性を小さくつまりつぶれ変形し易くしておくのが好ましい。
【0028】
以上実施形態について説明したが、図2,図3の例において、長孔を縦壁部4a側に形成するようにしてもよく、あるいは両縦壁部4a、2bの両方に長孔を形成することもできる。図4以下の各実施形態において、フロントフェンダ2としては、図2の実施形態と同様に上下の分割構造とすると共に弱化部を構成するように接合したものを用いることもできる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両前部を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態を示すもので、図1のX2−X2線相当断面図。
【図3】図の2固定具部分を車幅方向内方側から見たときの拡大図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すもので、図2に対応した断面図。
【図5】図4のX5−X5線相当断面図。
【図6】本発明の第3の実施形態を示すもので、図2に対応した断面図。
【図7】本発明の第4の実施形態を示すもので、図2に対応した断面図。
【図8】本発明の第5の実施形態を示すもので、図2に対応した断面図。
【符号の説明】
1:ボンネット
2:フロントフェンダ
2a:車幅方向内端縁部
2b:縦壁部
2e:傾斜部
3:ホイールエプロン
3a:ホイールエプロンの上部
4:中間ブラケット
5:固定具
6:ボルト
7:ナット
8:取付穴(長孔)
10:ストッパ部材
10a:軸部
10b:下係合部
10c:上係合部
11:取付穴
15:固定具(弱化部)
15b:軸部(弱化部)
20:中間ブラケット
21:固定具(弱化部)
31、33:脚部(傾斜部)
33〜35:固定具(弱化部)
α:接合部(弱化部)
S:障害物
Claims (2)
- ホイールエプロンの上部にフロントフェンダの上部を所定高さ位置で固定するようにした車両前部の構造において、
前記フロントフェンダのホイールエプロン上部に対する固定が、所定以上の下方への荷重を受けて容易に固定解除される弱化部を構成するように行われており、
前記固定解除によって、前記下方への荷重を受けるフロントフェンダが前記所定高さ位置から下方へずれるように設定され、
前記フロントフェンダの上部が、車幅方向内方側の端縁部から下方へ伸びる縦壁部と、該縦壁部の下端部から互いに反対方向に傾斜して伸びる左右一対の脚部を介してホイールエプロン上部に固定されており、
前記左右一対の脚部の下端部がそれぞれ、ホイールエプロン上部に対して前記弱化部を構成するように固定されており、
前記所定以上の下方への荷重を受けたときに、前記左右一対の脚部がその各下端部同士が拡がるように変形される、
ことを特徴とする車両前部の構造。 - 請求項1において、
前記縦壁部と前記左右一対の脚部の一方とが一体に形成され、
前記縦壁部と前記左右一対の脚部の他方とが、前記弱化部を構成するように固定されている、
ことを特徴とする車両前部の構造。
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