JP3820310B2 - バルコニ付き建物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外壁面から突出するバルコニが設けられたバルコニ付き建物に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、建物の屋外部にバルコニを設け、このバルコニを洗濯物を乾燥させる物干し等の生活ユーティリティとして使用するバルコニ付き建物が建築されている。
このような建物のバルコニとしては、建物の外壁面から突設される片持ち支持のキャンティバルコニや、下階の外壁面が上階の外壁面よりも屋外側に突出した下屋部上に床部を形成した下屋バルコニが知られている。
そして、このようなキャンティバルコニや下屋バルコニの床下空間を利用して床下収納庫が設けられることがあり、これにより、建物の収納空間の拡張を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した床下収納庫の出入用開口をバルコニの床部に設けると収納庫への出入りに不便であり、使い勝手が悪いという問題がある。
特に、キャンティバルコニでは、床下収納庫の容積が少ないうえ、キャンティバルコニの建物との接合部にその全荷重を支持させることとなるので、重量物の収納には適切ではない。
このため、片持ちバルコニの床下に形成される床下収納庫は、建物の収納庫の拡張を図るには不十分であるうえ、収納容量や収納重量の制約が多く、使い勝手が悪いという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、バルコニの床下空間を有効に活用することができかつ使い勝手のよい収納庫を形成することのできるバルコニ付き建物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバルコニ付き建物は、図面の符号を参照して説明すれば、建物の外壁面1A、4Cから床部131、141、731、741が突出したバルコニ13、23、33、43、63、73が設けられたバルコニ付き建物1、2、3、4、6、7であって、前記バルコニは上下に設けられる2つの床部131、141、436、441、631、641、731、741を有するとともに、これらの床部の間が収納庫14、24、34、44、64、74とされたものであり、前記2つの床部は前記建物の柱に上側接合部と下側接合部とを介して接合され、前記上側接合部は前記上の床部に設けられる上部エンドプレートと、前記柱の屋外側面上部に設けられる上部接合ボックスと、これらの上部エンドプレートと前記上部接合ボックスとを螺合固定するボルトと、前記上部接合ボックスに取り付けられ前記上部エンドプレートの挿通孔に挿通される位置決めピンとを含んで形成され、前記下側接合部は前記下の床部に設けられる下部エンドプレートと前記柱の屋外側面下部に設けられる下部接合ボックスと、これらの下部エンドプレートと下部接合ボックスとを螺合固定するボルトとを含んで形成され、かつ前記収納庫は前記建物本体の内部と連通していることを特徴とする。
【0006】
ここで、バルコニ付き建物としては、図1の建物バリエーション図に示されるように、柱、梁等を建築現場で組み立てる一般建築構造の建物と、建物ユニットを建築現場で組み合わせて形成されるユニット式建物とが考えられ、このような建物のいろいろな部分にバルコニを形成することが可能である。
すなわち、図1中のバルコニ付き建物A1では、2階居室部A11の外壁面にバルコニA13が突出して設けられ、床下収納庫A14は2階居室部A11と1階居室部A12との間に介装される収納庫A15と連通している。
また、図1中のバルコニ付き建物A2は、1階居室部A22の外壁面が2階居室部A21の外壁面よりも屋外側に突出した下屋部を有し、この下屋部上に下屋バルコニA23が設けられ、下屋バルコニA23の床下収納庫A24と建物内部の収納庫A25とが連通している。
【0007】
さらに、図1中のバルコニ付き建物A3は、キャンティバルコニA33の床下収納庫A34はバルコニ建物A3の2階居室部A31に連通している。
そして、図1中のバルコニ付き建物A4は、下屋バルコニA43の床下収納庫A44は2階居室部A41に連通している。
また、図1には、上述したA1〜A4の建物がユニット式建物である場合のバルコニ付き建物B1〜B4が示されており、これらの建物B1〜B4は、建物ユニットB120、バルコニユニットB121、収納用ユニットB122を組み合わせて形成される。
その他、建物B1、B2における右側の収納用ユニットB122が省略されて2階居室部がスキップフロアとなっている建物も考えられる。
【0008】
このような本発明によれば、バルコニの床下収納庫と建物内部とを大きな開口で連通することが可能となるので、収納庫内の収納物を建物内部から出し入れすることが容易となるうえ、大きな収納物も収納可能となるので、収納庫の使い勝手が著しく向上する。
また、バルコニの2つの床部が躯体に直接連結されているので、2つの床部を相互に連結すれば、建物とバルコニとの接合強度が向上される。このため、キャンティバルコニであっても、鉛直荷重に対する耐力が向上し、建物の外壁面からの突出量を拡大して使い易い大きな収納庫とすることも可能となる。
【0009】
以上において、上述したバルコニとしては、2つの床部に設けられる2枚の枠状パネル134、144と、これら2枚の床パネルを上下に連結する柱151、152とを備えた軸組構造のバルコニを採用するのが好ましい。
このように、バルコニを軸組構造とすれば、躯体との接合が一層強固となるうえ、軸組部材として適切なものを選択すれば、キャンティバルコニであっても外壁面からの突出量をさらに長くすることができ、さらに容積の大きな収納庫の形成が可能となる。
【0010】
また、上述した建物が複数の略箱状の建物ユニット110、120を組み合わせて形成されるユニット式建物(1〜4)である場合、バルコニは2つの床部を柱で連結した箱状ユニット130、430を当該建物に接合して形成されているのが好ましい。
工場で建物ユニットおよび箱状ユニットを製造すれば、建築現場における作業の簡単化および工期の短縮が図られるうえ、ほぼ同一の構造の建物ユニットと箱状ユニットとで以下のようなバリエーションの形成が可能となる。
【0011】
すなわち、箱状ユニット(130)をユニット式建物の上階を構成する上階建物ユニット110または下階を構成する下階建物ユニット120のいずれか一方の側面に接合し、前述した収納庫を上下階いずれかの居室と連通させれば、上階居室部11若しくは下階居室部12のうちいずれかの専用の収納庫(14、24)の形成が可能となる。
また、箱状ユニットを上階建物ユニット(310)の側面と下階建物ユニット(320)の側面にまたがって接合すれば、上下階の居室の両方から出入りできる収納庫(34、64)が形成可能となる。
【0012】
さらに、箱状ユニット(430)が平面寸法の少なくとも一方が上階建物ユニットおよび下階建物ユニットの平面寸法よりも大きくなっていて、この箱状ユニットを上下階建物ユニット間に介装しかつ突出した部分をバルコニ(43)とすれば、建物の上下階間に建物内部からバルコニの床下に亘る広い収納空間が確保されるので、建物の内部に大きな収納庫(44)を確保することが可能となる。
【0013】
そして、前述した箱状ユニットの側面には、建物の内部への出入り可能な出入用開口部460が設けられているのが好ましい。
すなわち、箱状ユニットの側面に出入用開口部が設けられていることにより、建物内部からの収納庫への出入りの他、バルコニ等の屋外空間からの出入りも可能となるので、収納庫の使い勝手が一層向上する。
【0014】
また、前述した箱状ユニットの側面には、採光用の開口部75が設けられているのが好ましい。
すなわち、開口部が設けられているので、箱状ユニットにより構成される空間の一部と、この箱状ユニットの下方に形成される居室空間71とを連通することにより、当該居室空間をサンルームとすることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図2には、本発明の第1実施形態に係るバルコニ付きのユニット式建物が示されており、このユニット式建物1は、上階居室部となる2階居室部11および下階居室部となる1階居室部12とを有し、ユニット式建物1の外壁面1Aには、2階居室部11から出入り可能なバルコニ13が突出して設けられている。そして、このバルコニ13の下部には、収納庫14が形成されている。
尚、バルコニ13は、その屋外側端部に支持部が設けられていない、片持ち支持のキャンティバルコニであり、バルコニ13の荷重はユニット式建物1との接合部で全て支持している。
【0016】
ユニット式建物1は、複数の略箱状の建物ユニットを組み合わせて形成され、2階となる上階居室部11を形成する上階建物ユニット110と、1階となる下階居室部12を形成する下階建物ユニット120と、上階建物ユニット110に接合されるとともに、ユニット式建物1の外壁面1Aに沿って並設される箱状ユニットとなるバルコニユニット130とを組み合わせて形成されている。
尚、上階建物ユニット110は、図2では図示を略したが、四隅に立設される柱と、これらの柱の上端間、下端間を連絡する梁からなるフレームを備えた軸組構造の建物ユニットである。
このような建物ユニットの内部に工場で、壁材、床材、その他の設備物を予め組み込んでおき、建築現場に搬入し、組み合わせることにより現場作業の軽減と工期短縮を図ることができる。
【0017】
バルコニ13および収納庫14は、ユニット式建物1の外壁面1Aに図2におけるII−II線切断面を拡大した図3に示されるような構造で突出形成されている。
バルコニ13の床面を形成するバルコニ床部131と収納庫14の床面を形成する収納庫床部141とは、上下に間隔を開けて配置され、その間が屋外側に配置される屋外側柱151と、室内側柱152とで連結されている。
そして、バルコニ床部131は、上階建物ユニット110の柱111に設けられた上側接合部160で接合され、収納庫床部141も同様に下側接合部170で連結されている。
【0018】
バルコニ床部131は、その下部に前記収納庫14が形成されているため、上階居室部11の床面112のレベルよりも一段高い構造となっており、昇降用階段113と開口部114とによって上階居室部11内から出入り可能となっている。尚、バルコニ床部131には屋外側端部に向かって下る勾配Eが形成されているとともに、その先端部近傍には側溝132が設けられ、当該バルコニ床部131に降り注ぐ雨水を集めて排水する構造となっている。
一方、収納庫床部141は、その床面レベルが上階居室部11の床面112と略同一となっていて、連結用床面材116により連続床面とされ、上階居室部11内に設けられた開口部115によって上階居室部11と連通している。
【0019】
このような、バルコニ13を構成するバルコニユニット130は、図4に示すように、前述したバルコニ床部131および収納庫床部141とからなる2つの床部と、これら2枚の床部131、141を連結する2本の屋外側柱151および2本の室内側柱152と、バルコニ床部131の屋外側端縁に沿って立設される手摺り部133とを含んで形成される箱状ユニットである。
バルコニ床部131は、C形鋼を矩形状に組み合わせた枠状パネル134と、この枠状パネル134の屋外突出方向に対向するC形鋼間に架設される根太135と、この根太135上に取り付けられる床面材136と、図4では図示を略したが、この床面材136上に敷設される防水シートとを含んで形成される。
また、バルコニ床部131の屋外側先端部には、前述した側溝132が予め取り付けられている。
【0020】
収納庫床部141は、C形鋼を矩形状に組み合わせた枠状パネル144と、この枠状パネル144の屋外側端縁に倣って対向する2本のC形鋼間に架設される根太143と、この根太143上に取り付けられる床面材146とを含んで形成されている。
前述した屋外側柱151は角形鋼管からなり、バルコニ床部131の枠状パネル134の屋外側端部と収納庫床部141の枠状パネル144の屋外側端部との間に2本立設されている。
前述した室内側柱152は、C形鋼からなり、その開口面が屋外側に向けられて配置されるとともに、室内側を向くC形鋼のウエブ面の上部には、前述した接合部160、170を構成する上部エンドプレート161、下部には下部エンドプレート171が溶接により接合されている。
【0021】
手摺り部133は、平面L字にバルコニ床部131の屋外に向く端縁に沿って立設され、前述したバルコニ床部131の枠状パネル134上に溶接接合される鋼製下地133Aと、この鋼製下地133Aの屋外側を覆う軽量気泡コンクリート製(以下ALC)の外壁材133Bと、鋼製下地133Aの室内向きの立ち上がり壁を形成するパネル壁133Cと、これらの上部にまたがって取り付けられる手摺りカバー133Dとを含んで形成されている。
外壁材133Bの下部は、収納庫14の外側も覆っていて、当該収納庫14の外壁面となるとともに、その部屋内にはボード材145が貼られている。また、収納庫床部141の下面となる軒裏面には、軒天パネル147が取り付けられている。
尚、図4のバルコニユニット130は、図2における左側に配置されるバルコニユニット130であるが、図2中右側のバルコニユニット130もこれと略同一の構造を有し、手摺り部133の取付位置のみ変更されている。
また、突出方向に手摺り部が形成されないバルコニユニットもあり、これらを組み合わせてバルコニの長さは自由に組み合わせることができる。
【0022】
このようなバルコニユニット130は、図5に示されるように、バルコニ床部131に対応して設けられる上側接合部160と、収納庫床部141に対応して設けられる下側接合部170とで接合固定される。
尚、図4のバルコニユニットのエンドプレート161、171の配置からわかるように、バルコニユニット130は、4箇所で上階建物ユニット110に接合されている。
前述した上側接合部160は、上部エンドプレート161と、柱111の屋外側面上部に設けられた上部接合ボックス162と、これらを螺合固定するボルト180とを含んで形成される。
また、下側接合部170も同様に下部エンドプレート171と下部接合ボックス172と、これらを螺合固定するボルト180とを含んで形成される。
【0023】
上部エンドプレート161は、矩形状の厚板を前記室内側柱152の室内に向く側面に溶接したものであり、この上部エンドプレート161には、中央部に後述する位置決めピン163Bを挿通するための孔161Aが1つと、この回りにボルト180を挿通するための孔161Bが4つ形成されている。
下部エンドプレート171も同様であるが、上部エンドプレート161の場合と異なり、位置決めピンを挿通する孔は形成されておらず、ボルト180の挿通用の孔171Bのみが形成されている。
【0024】
上部接合ボックス162は、一方の端面が開口された箱状の金物162Aを有し、当該開口面が上階建物ユニット110の柱111の側面に接合されている。そして、箱状の金物162Aの当該箱の底部外面には、バルコニユニット130の位置決めを行うための位置決めピン163Bが突設されているとともに、その底部内面には、前述したボルト180と螺合するための裏ナット162Cが溶接固定されている。
前記下部エンドプレート171に対応する下部接合ボックス172も類似の構造をとるが、箱状の金物172Aの外面には位置決めピンのようなものは突設されておらず、当該箱の内面に裏ナット172Cのみ溶接されている。
【0025】
このようなバルコニユニット130の接合は、次のような手順によって行われる。
まず、上階建物ユニット110を下階建物ユニット120上に載置固定した後、バルコニユニット130を揚重機でつり上げ、接合部160の近傍まで近づける。
次に、前記位置決めピン163Bを前記上部エンドプレート161の孔161Aに挿通した後、バルコニユニット130の位置調整を行い、ボルト180によって上階建物ユニット110の柱111と、バルコニユニット130の室内側柱152とを螺合固定する。
そして、ボルト180によってエンドプレート161、171と接合ボックス162、172とを螺合固定する。
尚、ボルト180は、前記室内側柱152がC形鋼であるので、当該C形鋼の開口面を利用して挿通、締め付けをすることができる。
【0026】
以上のような第1実施形態によれば次のような効果がある。
収納庫14とユニット式建物1の内部となる上階居室部11とを大きな開口部115によって連通することができるので、当該収納庫14内の収納物を上階居室部11から出し入れ可能な専用の収納庫14とすることができるうえ、上階居室部の床面112と収納庫床部141とが連結用床面材116によって連続した床面となっているので、収納庫14の使い勝手が著しく向上する。
【0027】
また、バルコニの2つの床部、すなわち、バルコニ床部131および収納庫床部141が四隅の柱151、152によって直接連結されかつ上下に配置される接合部160、170の2箇所で接合固定されているので、ユニット式建物1とバルコニ13との接合強度が向上される。このため、片持ち支持のバルコニ13であっても、鉛直荷重に対する耐力が向上し、ユニット式建物1の外壁面1Aからの突出量を拡大することができ、大きな収納庫14を形成できるとともに、バルコニ床部131の面積をも拡大することができる。
【0028】
さらに、バルコニ13がバルコニ床部131の枠状パネル134と、収納庫床部141の枠状パネル144と、これらを連結する柱151、152とを含んで形成される軸組構造からなっているので、躯体となる上階建物ユニット110との接合を前述のように強固に行うことができるとともに、バルコニ13の重量を軽くすることができるので、外壁面1Aからの突出量をより大きくすることができ、一層大きな収納庫14を形成することができる。
そして、バルコニ13は、箱状ユニットとなるバルコニユニット130を接合部160、170によって上階建物ユニット110に取り付けるだけで形成することができる。従って、バルコニユニット130の取付位置に応じて接合部160、170の位置変更を行うだけで、さまざまなバリエーション展開を図ることができる。
【0029】
次に、本発明の第2実施形態に係るバルコニ付き建物について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部材又は部分と同一の部材又は部分についてはその説明を省略又は簡略にする。
図6には、本発明の第2実施形態に係るバルコニ付きのユニット式建物が示されており、前述した第1実施形態における図3に相当する図が示されている。
前述の第1実施形態におけるユニット式建物1では、バルコニユニット130は上階建物ユニット110に接合され、バルコニ13および収納庫14は、2階居室部11専用のものであった。
【0030】
これに対して、第2実施形態に係るユニット式建物2では、バルコニユニット130が下階建物ユニット120に接合され、バルコニ23は2階居室部11の用途に供されているが、収納庫24は下階居室部12の用途に供されている。
このようなユニット式建物2において、バルコニユニット130の構造は、前述の第1実施形態と同様の構造であり、下階建物ユニット120を構成する柱121の屋外側面に上側接合部160と下側接合部170とが設けられ、この部分でバルコニユニット130を接合することにより達成される。
また、下階居室部12には、その天井面122を上端として下方に延びる開口部125が形成され、昇降用階段123によって、下階居室部12から収納庫24への収納物を出し入れが可能となっている。
尚、接合部160、170の接合構造は、前述の第1実施形態の場合と同様であり、接合手順も第1実施形態の場合と同様である。
【0031】
このような第2実施形態によれば、前述した効果に加えて、以下のような効果がある。
すなわち、上階居室部11で使用するバルコニ23の床部131の床面レベルを上階居室部11の床面112のレベルと略同一とすることができるので、バルコニ23の使い勝手が良くなる。
また、収納庫24が開口部125によって下階居室部12と連通しているので、下階居室部12専用の収納庫24を設けることができる。
【0032】
次に、本発明の第3実施形態に係るバルコニ付き建物について説明する。
前述の実施形態では、収納庫14、24は、上階居室部11および下階居室部12のいずれか一方の専用の収納庫であった。
これに対して、第3実施形態に係るユニット式建物3の収納庫34は、図7に示されるように、上下階居室部11、12共用の収納庫である。
このようなバルコニ33の構造は、バルコニユニット130を下階建物ユニット320および上階建物ユニット310にまたがって接合することによって達成される。
【0033】
すなわち、バルコニユニット130は、上階建物ユニット310の柱311の下部近傍に設けられる接合部160と、下階建物ユニット320の柱321の上部近傍に設けられる接合部170とによって接合されている。
そして、当該収納庫34には、上階居室部11と連通する上階用開口部313と、下階居室部12と連通する下階用開口部323とが設けられ、下階居室部12からは、昇降用階段324によって出入りが可能となっていて、上階居室部11からは、収納庫34内部に設けられる昇降用階段341によって出入り可能となっている。
【0034】
上述のような収納庫34が上下階の居室部11、12にまたがって設けられる場合、前述した上階用開口部313および下階用開口部323の間口を十分確保するために、異形の建物ユニット310、320が使用される。
すなわち、下階居室部12を形成する下階建物ユニット320は、図8に示されるように、略直方体状のフレーム325を有し、四隅に立設される柱321と、これらの上端、下端を連絡する梁326とを含んで形成される。
そして、図8中、直方体の左側の長辺方向に対向する2本の柱321の上部間には、他の梁位置とは異なる位置にオフセット梁327が架設されている。
また、フレーム325の上面には、オフセット梁328がフレーム325の短辺方向の梁326間に架設され、図8では図示を略したが天井面材の取付が可能となっているとともに、オフセット梁327が架設される柱321の上部外側面には、図7から判るように、下部接合ボックス172が溶接により接合されている。
一方、上階居室部11を形成する建物ユニット310も下階建物ユニット320と同様に、上階建物ユニット310を構成する柱311の下部近傍に上階用開口部313の間口を確保するためのオフセット梁317と、床面形成用の根太を支持するためのオフセット梁318とが架設されているとともに、当該柱311の下部外側面に前述した上部接合ボックス162が設けられている(図7参照)。
【0035】
このような第3実施形態によれば、前述の効果に加え、以下のような効果がある。
すなわち、収納庫34が上階居室部11に連通する上階用開口部313と下階居室部12に連通する下階用開口部323との両方を備えているので、収納庫34を上下階11、12で共用可能な収納庫とすることができ、収納庫34の使い勝手をより一層向上させることができる。
また、このような構造において、異形の建物ユニット310、320を使用することにより、当該建物ユニット320の屋外側のオフセット梁327、317が収納庫34への開口部313、323を形成する際に障害とならないので、開口部313、323それぞれの間口を大きく形成することができ、収納庫34の使い勝手をさらに向上することができる。
【0036】
次に、本発明の第4実施形態に係るバルコニ付き建物ついて説明する。
前述した第1実施形態では、箱状ユニットは、バルコニユニット130として形成され、上階建物ユニット110の屋外側面に接合部160、170によって突設接合されていた。
これに対して、第4実施形態に係るバルコニ付き建物4を構成する箱状ユニット430は、図9〜図11に示すように、平面の一方向の寸法が上階建物ユニット110および下階建物ユニット120の当該寸法よりも大きくされたものであり、上階建物ユニット110および下階建物ユニット120の間に介装され、かつ箱状ユニット430の突出部分がバルコニ43とされている。
【0037】
すなわち、バルコニ付き建物4は、図9に示すように、上下階建物ユニット110、120を単純に積み重ね、上下階居室部11A、12Aを備えた通常部4Aと、上下階建物ユニット110、120間に収納庫44となる箱状ユニット430を介装した収納庫形成部4Bとを有し、収納庫44の分、収納庫形成部4Bの高さ寸法が大きくなっている。
この箱状ユニット430は、前述したように、上階建物ユニット110の平面形状よりも一方向の寸法が大きくされ、ユニット式建物4の外壁面4Cから箱状ユニット430の一部分が突出しており、当該部分がバルコニ43とされている。
一方、通常部4Aには、このような収納庫は形成されておらず、その屋外部分には、1の床部を備えた通常のキャンティバルコニ53が突設され、このキャンティバルコニ53は、前述した収納庫形成部4Bのバルコニ43と並設接続されている。従って、バルコニ43の床面とキャンティバルコニ53の床面との間には段差が形成され、その境界部分の立ち上がり壁にはキャンティバルコニ53からユニット式建物4の内部への出入り可能な出入用開口部460が設けられている。
【0038】
このようなユニット式建物4は、図10、図11に示されるような断面となっていて、収納庫形成部4Bに設けられる収納庫44は、上下階居室部11B、12Bに介装して形成されているので、収納庫形成部4Bの居室部面積に前述したバルコニ43の床下の収納部分を加えた大きな収納庫となっている。
収納庫44は、図11に示されるように、上下階建物ユニット110、120間に介装される箱状ユニット430と、この箱状ユニット430と略同一の高さ寸法を有し、かつ平面形状が上階建物ユニット110と略同一の箱状ユニット470とを並設して形成される。そして、このうち、箱状ユニット470の屋外突出部分の上面がバルコニ床部436とされている。
尚、図11中、右側の箱状ユニット470には、下階居室部12Bと連通する開口部425が設けられ、昇降用階段424によって収納物の出し入れが可能となっている。
【0039】
図11中、左側の箱状ユニット430は、図12に示されるような箱状のフレーム431を有し、このフレーム431は、四隅に立設される柱432と、2本の柱432間に立設される2本の間柱433と、これらの柱432および間柱433間を連絡する梁434とを含んで形成されている。
そして、互いに対向する2本の間柱433間には、C形鋼の開口面を互いに外側に向けて接合された組み合わせ梁435が架設されている。
また、C形鋼の開口面を利用して図12では図示を略したが、床面材取付用の根太や、天井面材取付用の天井小梁が取り付けられる。
図12中、間柱433および組み合わせ梁435によって仕切られた左側の空間がバルコニ43の下部の収納空間44Aに対応し、右側の空間が上階建物ユニット110の下部の収納空間44Bに対応する(図11参照)。
【0040】
このような箱状ユニット430は、図13に示されるように、上階建物ユニット110と下階建物ユニット120との間に改装され、これによりユニット式建物4の収納庫形成部4Bには、バルコニ43の下部からユニット式建物4の内部まで連通する大きな収納空間44が確保される。
前述した箱状ユニット430の間柱433は、上階建物ユニット110の柱111に作用する力を下階建物ユニット120のこれに対応する柱121に伝達するために設けられており、間柱433の上下端の他の柱111、121との接合構造は、通常の建物ユニットの上下の接合構造と同様の構造となっている。
【0041】
また、箱状ユニット430の屋外突出部上面には、屋外側への下がり勾配Eが形成されたバルコニ床部436が設けられるとともに、収納庫形成部4Bの内部に連通する収納庫床部441が形成され、バルコニ床部436と収納庫床部441とは、前記柱432によって連結されて一体化されている。
尚、バルコニ43となる前記箱状ユニット430の屋外突出部分の屋外側突出部先端面には、外壁材とともに手摺り壁437が設けられ、その構造は前述の第1実施形態における構造と略同一である。
【0042】
このような第4実施形態によれば、前述の第1実施形態の効果に加えて、以下のような効果がある。
箱状ユニット430、470を上階建物ユニット110と下階建物ユニット120との間に介装することにより、片持ち支持のバルコニ43の下部の収納空間44Aからユニット式建物4の内部、すなわち、上階建物ユニット110の下部の収納空間44Bに亘る広い収納庫44を形成することができる。従って、ユニット式建物4の内部に大きな収納空間を確保することができ、バルコニ43の床下部を一層有効に活用することができる。
【0043】
また、収納庫44には、他のバルコニ53から内部に出入り可能な開口部460が設けられているので、ユニット式建物4の内外からアクセス可能な収納庫を形成することができ、収納庫44の使い勝手はより一層向上する。
さらに、上下階建物ユニット110、120間に介装される箱状ユニット430を用いることにより、バルコニ43とユニット式建物4との躯体との接合を一層確実に行えるので、バルコニ43の突出量を一層大きくすることができる。
【0044】
次に、第5実施形態に係るバルコニ付き建物について説明する。
前述の第1実施形態〜第4実施形態に係るユニット式建物1〜4は、収納庫14、24、34、44が形成されるバルコニ13、23、33、43は、キャンティバルコニであった。
これに対して、第5実施形態に係るバルコニ付き建物7は、図14に示すように、下階居室部72が上階居室部11の外壁面から屋外側に突出する下屋部72Aを有し、この下屋部72A上に床部731を有するバルコニ73が形成され、下屋部72A上であり、かつバルコニ73の床部731の下方に床部741を有する収納庫74が形成されている点が相違する。
【0045】
そして、このバルコニ73を構成する箱状ユニット730は、下屋部72Aを構成する下屋ユニット710よりも上階居室部11の外壁面からの突出量が少なくなっていて、その屋外側面には、下屋部72Aへの採光用の開口部75が形成されている点が相違する。
箱状ユニット730は、前述の第4実施形態に係る箱状ユニット430と略同様の構造を有し、その屋外側面部分に傾斜面76が形成され、前記開口部75はこの傾斜面76上に設けられる嵌殺窓である。
【0046】
傾斜面76の下方空間は、下屋部72Aの居室空間と連通し、開口部75を通った太陽光が下屋部72Aに届くように構成され、収納庫74とは内壁材742によって仕切られている。
尚、傾斜面76は、箱状ユニット730のフレーム731の外側に設けられる三角フレーム761上に野地板762を取り付け、その上に図14では図示を略したが、アスファルトルーフィング等の防水シートを敷設し、さらにその上に屋根材763を釘打ち固定して形成される。
【0047】
このような第5実施形態に係るバルコニ付き建物7によれば、前述の実施形態で述べた効果に加えて、以下のような効果がある。
すなわち、箱状ユニット730の屋外側面に開口部75が設けられているので、収納庫74に隣接する空間を下屋部72Aと連通させることにより、当該下屋部72Aをサンルームとすることができる。
また、バルコニ73が下屋部72A上に形成されているので、前述の第1実施形態〜第4実施形態に係る片持ち支持のバルコニ13、23、33、43よりも、バルコニ73の床面積および収納庫74の収納容積を大きくすることができ、使い勝手が一層向上する。
【0048】
尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、次に示すような変形をも含むものである。
すなわち、前述の実施形態では、バルコニ付きの建物は、複数の箱状の建物ユニットを組み合わせて形成されるユニット式建物1であったが、これに限らず、鉄骨軸組構造の建物や鉄筋コンクリート造の建物のような在来構法の建物に本発明を実施しても同様の効果を得ることができる。要するに、バルコニが突設されているような建物であれば、本発明を実施し得、前述の実施形態における効果と同様の効果を享受することができる。
【0049】
さらに、前述の第3実施形態では、上下階建物ユニット間にまたがってバルコニユニット630を突設する場合、異形の建物ユニット310、320を使用していたが、これに限らず、図15に示されるような、ユニット式建物6において、通常の建物ユニット110および120にまたがって前述のバルコニユニット130と類似のバルコニユニット630を接合し、収納庫64を形成してもよい。この場合、上階建物ユニット110および下階建物ユニット120の水平方向に延出する上梁120Aおよび下梁110Aは、上下階居室部11、12の各々に設けられた開口部110B、120Bの障害となり、人が出入りすることが困難となるため、収納庫床部641と、バルコニ床部631との間にさらに上階収納用の床部642を設ければ、収納庫64を上下階居室部11、12で共用することが可能となる。
【0050】
そして、前述の第4実施形態では、上下階建物ユニット110、120間に介装される箱状ユニット430は、1方向の平面寸法しか拡大されていなかったが、これに限らず、2方向に拡大した箱状ユニットを形成し、建物の外壁面から2方向に突設される平面L字状のバルコニとしてもよい。
また、前述の第5実施形態では、開口部75は、下屋部72Aをサンルームとするためのものであってが、これに限らず、収納庫内部の採光を確保するために、箱状ユニットの側面に開口部を形成してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等とでもよい。
【0051】
【発明の効果】
前述のような本発明のバルコニ付き建物によれば、建物とバルコニとの接合強度が向上され、キャンティバルコニであっても、鉛直荷重に対する耐力を向上することができるので、バルコニの突出量を拡大でき、バルコニの床下空間を有効に活用することができかつ使い勝手のよい収納庫を形成することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルコニ付き建物のバリエーションを表す建物側面模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るバルコニ付き建物を表す概要斜視図である。
【図3】前述の実施形態におけるバルコニの納まりを表す垂直断面図である。
【図4】前述の実施形態におけるバルコニを構成するバルコニユニットを表す概要斜視図である。
【図5】前述の実施形態におけるバルコニユニットと建物の躯体との接合構造を表す垂直断面詳細図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るバルコニ付き建物のバルコニの納まりを表す垂直断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るバルコニ付き建物のバルコニの納まりを表す垂直断面図である。
【図8】前述の実施形態における建物の下階居室部を形成する建物ユニットを表す概要斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係るバルコニ付き建物を表す概要斜視図である。
【図10】図9におけるX−X線切断面図である。
【図11】図9におけるXI−XI線切断面図である。
【図12】前述の実施形態に使用される箱状ユニットを表す概要斜視図である。
【図13】前述の実施形態におけるバルコニの納まりを示す垂直断面図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係るバルコニ付き建物のバルコニの納まりを表す垂直断面図である。
【図15】前述の第3実施形態の変形例となるバルコニ付き建物のバルコニの納まりを表す垂直断面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7 建物
75 採光用の開口部
131、141、436、441、631、641、731、741 2つの床部
14、24、34、44、64、74 収納庫
134、144 枠状パネル
151、152 柱
110 上階建物ユニット
120 下階建物ユニット
130、430、730 箱状ユニット
460 出入り用開口部
Claims (10)
- 建物の外壁面から床部が突出したバルコニが設けられたバルコニ付き建物であって、
前記バルコニは上下に設けられる2つの床部を有するとともに、これらの床部の間が収納庫とされたものであり、
前記2つの床部は前記建物の柱に上側接合部と下側接合部とを介して接合され、前記上側接合部は前記上の床部に設けられる上部エンドプレートと、前記柱の屋外側面上部に設けられる上部接合ボックスと、これらの上部エンドプレートと前記上部接合ボックスとを螺合固定するボルトと、前記上部接合ボックスに取り付けられ前記上部エンドプレートの挿通孔に挿通される位置決めピンとを含んで形成され、前記下側接合部は前記下の床部に設けられる下部エンドプレートと前記柱の屋外側面下部に設けられる下部接合ボックスと、これらの下部エンドプレートと下部接合ボックスとを螺合固定するボルトとを含んで形成され、かつ前記収納庫は前記建物本体の内部と連通していることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項1に記載のバルコニ付き建物において、
前記バルコニは、片持ち支持のキャンティバルコニであることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項1または請求項2に記載のバルコニ付き建物において、
前記バルコニは、前記2つの床部に設けられる枠状パネルと、この枠状パネルを上下に連結する柱とを備えた軸組構造のバルコニであることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバルコニ付き建物において、
前記建物は、複数の略箱状の建物ユニットを組み合わせて形成されるユニット式建物であり、
上下に積み重ねられる上階建物ユニットおよび下階建物ユニットが設けられ、
前記バルコニは、前記2つの床部を柱で連結した箱状ユニットを前記建物に接合して形成されることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項4に記載のバルコニ付き建物において、
前記箱状ユニットは、前記上階建物ユニットの側面に接合されていることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項4に記載のバルコニ付き建物において、
前記箱状ユニットは、前記上階建物ユニットの側面と前記下階建物ユニットの側面にまたがって接合されていることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項4に記載のバルコニ付き建物において、
前記箱状ユニットは、前記下階建物ユニットの側面に接合されていることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項4に記載のバルコニ付き建物において、
前記箱状ユニットは、平面の少なくとも一方向の寸法が前記建物ユニットよりも大きくされたものであり、前記上階建物ユニットおよび前記下階建物ユニットの間に介装され、かつ前記箱状ユニットの突出部分が前記バルコニとされていることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項4〜請求項8のいずれかに記載のバルコニ付き建物において、
前記箱状ユニットの側面には、内部への出入りが可能な出入用開口部が設けられていることを特徴とするバルコニ付き建物。 - 請求項4〜請求項9のいずれかに記載のバルコニ付き建物において、
前記箱状ユニットの側面には、採光用の開口部が設けられていることを特徴とするバルコニ付き建物。
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