JP3808770B2 - シート体搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルフォトプリンタ等の画像記録装置に利用されるシート体搬送の技術分野に属し、詳しくは、サイズや縦横比等によらず、安定してシート体の姿勢を正す(スキューの補正)ことができるシート体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネガフィルム、リバーサルフィルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接露光が主流である。
また、近年では、フィルムに撮影された画像を光電的に読み取って、得られた信号をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光で感光材料を露光して(写真)プリントとして出力する、デジタルフォトプリンタが実用化されている。
【0003】
このような写真プリンタ(写真の焼付現像装置)においては、一般的に、プリントとなる感光材料(印画紙)は、ロール状に巻回されてプリンタに装填され、ロールから引き出されて、露光やバックプリントの記録を行われ、次いで、湿式の現像処理を施され、乾燥後に切断されて、一枚のプリントとされる。
すなわち、写真プリンタでは、感光材料は、長尺なまま全ての処理を行われ、最後に切断されて、一枚のプリントとされる。
【0004】
ところが、このようなフォトプリンタでは、プリント1枚毎(各コマ毎)の境目を示すためのコマ情報(パンチ)を形成する必要があり、コマ情報を形成した部分の感光材料が無駄になってしまい、また、パンチやセンサ等を有するコマ情報の形成手段が必要となる。さらに、デジタルフォトプリンタでは、ムラ等のない高画質な画像を記録するために、露光時に感光材料の走査搬送を停止することができないので、露光位置の上下流に感光材料のたわみ(ループ)を形成する必要があり、感光材料の搬送経路や搬送制御が複雑になっている。
そのため、近年の写真プリンタ、特に、デジタルフォトプリンタでは、感光材料を1枚のプリントに対応するシート状に切断した後に、露光を行う装置が主流になりつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、露光時に感光材料が傾いた(スキューした)状態であると、画像が傾いた状態で露光されてしまい、すなわち、画像が曲がった状態で記録されたプリントが出力されてしまう。従って、当然のことであるが、適正なプリントを得るためには、感光材料を、スキューがない、適正な姿勢で記録(露光)位置に供給する必要がある。
そのため、予めプリントサイズに応じて切断したシート状の感光材料(以下、単に感光材料とする)に、露光を行う写真プリンタでは、露光に先立って、感光材料の向きを補正(スキューの補正)する処理、いわゆる、ペーパレジストが行われている。
【0006】
写真プリンタにおける感光材料のペーパレジストは、一般的に、搬送方向と直交する方向(以下、幅方向とする)の端辺(以下、サイドエッジとする)を規制ガイドに当接し、これにより、スキューを補正し、かつ、感光材料の幅方向の位置を調整する、いわゆるサイドレジストによる方法で行われる。
一例として、搬送方向に対して、若干、傾いて配置される搬送ローラ(以下、チルトローラとする)と、幅方向に移動可能で、かつ、感光材料の搬送方向に延在する規制ガイド板を用いる方法が例示される。この方法では、感光材料のサイズ(幅)に合わせて規制ガイド板の位置を幅方向に調整すると共に、チルトローラによって規制ガイド板に寄るように感光材料を搬送することにより、感光材料のサイドエッジを規制ガイドに当接してペーパレジストを行い、スキューを補正して、感光材料の幅方向の位置および向き(姿勢)の両者を適正にして、露光位置に搬送している。
【0007】
このような、サイドレジストによるペーパレジスト方法では、縦横比の小さな感光材料や、縦横比が大きい感光材料でも、長手方向と搬送方向とが一致している場合には、安定して適正なペーパレジストを行って、スキューの補正を行うことができる。
しかしながら、縦横比が大きく、しかも、長手方向と幅方向とが一致(すなわち、短手方向が搬送方向)する感光材料、例えば、パノラマサイズ(89mm×254mm)で感光材料の短手方向と搬送方向とが一致している場合には、感光材料のスキューが大きいと、規制ガイドに当接した状態で感光材料が搬送された際に、感光材料が回転してしまい、その結果、感光材料のジャミングや出力プリントのエッジダメージや角折れ等、各種の不都合が生じる。
【0008】
一方で、このような不都合を解消できる方法として、感光材料の搬送方向の先端辺を規制部材等に当接することによりスキューの補正を行う、いわゆるトップレジストによる方法も知られている。
例えば、特開平11−109520号公報には、光ビーム走査による画像記録装置において、記録位置(主走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対で副走査搬送を行うと共に、上流側の搬送ローラ対のローラ間に感光材料の先端辺を当接し、この状態で、感光材料の撓みを形成することにより、先端辺を搬送ローラ対の軸線方向に一致させ、これにより、感光材料のスキューを補正して画像記録を行う画像記録装置が開示されている。
【0009】
しかしながら、副走査搬送手段によってスキューを補正する場合には、先の感光材料が上流側の搬送ローラ対を超えるまで、すなわち、上流側の搬送ローラ対による副走査搬送が終了するまで、次の感光材料のスキュー補正を行うことができず、生産性の点で不利になる。
また、ムラ等の無い高画質な画像記録を行うためには、適正な速度で副走査搬送を行う必要があるが、副走査を行う搬送ローラ対でスキュー補正を行う本方法では、スキュー補正のために搬送ローラ対を停止する必要があり、しかも、記録位置において適正な副走査速度を得るためには、副走査を行う一対の搬送ローラ対の間隔を広くする必要があり、生産性に加え画質の点でも不利である。
【0010】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、プリントサイズに応じて切断したシート状の印画紙(感光材料)に露光を行う、デジタルフォトプリンタにおける感光材料の搬送等に利用されるシート体搬送装置であって、印画紙のサイズや縦横比、搬送する際の向き等によらず、ジャミングや印画紙のエッジ折れ等を生じることなくスキュー(姿勢)の補正を行うことができ、しかも、良好な生産性で高画質な画像記録を実施できるシート体搬送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のシート体搬送装置は、二次元的な画像記録を行うためにカットシート状の印画紙を走査搬送する走査搬送手段と、前記走査搬送手段の上流に配置され、前記印画紙を挟持搬送する、前記印画紙の乳剤面に当接する側のローラの方が摩擦係数が低いレジローラ対と、前記レジローラ対の上流に配置される前記印画紙を挟持搬送するプレレジローラ対と、前記プレレジローラ対によって前記印画紙を挟持し、かつ、前記レジローラ対のローラ間に前記印画紙の先端を当接し、かつ、前記レジローラ対とプレレジローラ対との間で前記印画紙を撓ませてなる所定状態を形成した後、前記レジローラ対によって下流への前記印画紙の挟持搬送を開始し、この挟持搬送量が所定量となった時点で、前記プレレジローラ対による前記印画紙の挟持を開放する、駆動制御手段とを有することを特徴とするシート体搬送装置を提供する。
【0012】
このような本発明のシート体搬送装置において、前記レジローラ対の下流で、かつ、前記走査搬送手段の上流に、前記走査搬送方向と直交する方向の前記印画紙の位置ズレを補正するために、前記走査搬送方向と直交する方向の前記印画紙の端辺を検出する検出部を有するのが好ましい。
また、前記駆動制御手段は、前記レジローラ対を挟持状態として、前記レジローラ対とプレレジローラ対との間隔以上の所定長だけ、前記プレレジローラ対によって前記印画紙を搬送することにより、前記所定状態を形成する、もしくは、前記駆動制御手段は、前記レジローラ対とプレレジローラ対とによって、前記印画紙の先端が前記レジローラ対よりも所定量だけ下流に至るまで前記印画紙を搬送した後、前記印画紙の先端が挟持を外れるまで前記レジローラ対を逆転することにより、前記所定状態を形成するのが好ましい。
また、前記駆動制御手段は、前記所定状態を形成した後、前記レジローラ対のローラ間に前記印画紙の先端を当接した状態でレジローラ対を逆転して、その後、前記下流への前記印画紙の搬送を開始するのが好ましく、さらに、前記プレレジローラ対による前記印画紙の搬送面方向が、前記レジローラ対に対してシート面方向に1°以上傾いているのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシート体搬送装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
【0014】
図1に、本発明のシート体搬送装置を利用する画像記録装置の一例の概念図を示す。
図1に示される画像記録装置10(以下、記録装置10とする)は、前述のデジタルフォトプリンタの画像露光(焼付)装置に利用されるものであって、長尺な感光材料(印画紙)を巻回してなる(感光材料)ロールから引き出され、プリントサイズに応じた所定長に切断され、さらに、バックプリントを記録された、カットシート状の感光材料Pを受け取り、この感光材料Pを像様に露光して潜像を記録し、下流に配置される現像装置(プロセサ)に供給するものである。
【0015】
図示例の記録装置10は、所定の記録位置Zにおいて、感光材料Pを副走査方向(図中矢印x方向)に搬送しつつ、記録画像に応じて変調し、かつ、副走査方向と直交する主走査方向(矢印y方向 図1では紙面と直交方向)に偏向した光ビームLによって、感光材料Pを二次元的に走査露光する、いわゆる光ビーム走査露光によって感光材料Pに潜像を記録するものであり、基本的に、レジスト部12と、オフセット補正部14と、画像記録部16とを有して構成される。
【0016】
レジスト部12は、後述する下流に配置される副走査ローラ対38および40(走査搬送手段)と共に、本発明のシート体搬送装置を構成するもので、感光材料Pのペーパレジストを行う部位であり、上流から搬送された感光材料Pを受け取り、感光材料Pの傾き等を直して姿勢を適性にして(スキューの補正)、下流のオフセット補正部14に供給する。
図2に、レジスト部12およびオフセット補正部14の概略図を示す。なお、図2において(A)は正面図(図1と同方向すなわち主走査方向から見た図)であり、(B)は上面図(図2(A)の上方から見た図)である。
【0017】
図示例の記録装置10において、レジスト部12は、プレレジローラ対20と、レジローラ対22と、2枚のガイド板(ガイド板24およびガイド板26)と、プレレジローラ対20およびレジローラ対22の駆動制御手段(図示省略)とを有して構成される。
【0018】
プレレジローラ対20およびレジローラ対22は、共に主走査方向に回転軸を一致して、副走査方向に所定間隔離間して配置されるニップローラ対で、供給された感光材料Pの先端エッジ(先端辺)でレジストを行うトップレジストによってペーパーレジストを行って、感光材料Pのスキューを補正するものである。
プレレジローラ対20のローラは接離可能に構成され、また、レジローラ対22は、正逆転可能に構成される。なお、本発明においては、プレレジローラ対20が正逆転可能であっても、レジローラ対22が接離可能であってもよいのは、もちろんである。
【0019】
プレレジローラ対20とレジローラ対22との間隔には、特に限定はなく、感光材料のコシの強さ、対応するサイズ(副走査方向=搬送方向の長さ)等に応じて、後述するループの形成によるトップレジストを確実に行える長さを、適宜、決定すればよいが、一般的に、70mm〜80mmとするのが好ましい。
【0020】
本発明においては、感光材料Pの座屈等を防止し、後述する感光材料Pのループ(撓み)を、より安定して適正方向に形成するために、プレレジローラ対20の搬送方向(搬送する感光材料Pのシート面の角度)は、レジローラ対20に対して1°以上、特に、1°〜15°の角度でループの形成方向に向かって傾いているのが好ましい。
図示例においては、図中上方に向かって感光材料Pのループを形成するので、プレレジローラ対20の搬送方向は、レジローラ対22の搬送に対して、十数°程度、上方に傾いている。
【0021】
本発明においては、後述するように、レジローラ対22のローラ間に感光材料Pの先端エッジを当接させることにより、感光材料Pのレジストを行う。
ここで、ロールから引き出されて切断された感光材料Pはカール(曲がり癖)を有し、また、図示例においては、好ましい態様としてプレレジローラ対20の搬送方向が傾いている。そのため、感光材料Pの先端エッジやシート面がレジローラ対22のローラ面に当接し、そこで引っ掛かった状態になり、レジローラ対22のローラ間に適正に入らない場合が生じる可能性がある。特に、図示例のような印画紙である感光材料Pの乳剤面は摩擦係数が高く、乳剤面側のローラと感光材料Pとの間で、このような不都合が生じる可能性が高い。
【0022】
このような不都合を回避するために、本発明においては、好ましくは、レジローラ対22は、感光材料Pの乳剤面側のローラの表面の摩擦係数を、他方のローラの表面よりも低くする。さらに好ましくは、摩擦係数の高い方のローラを駆動ローラとする。図示例においては、一例として、上側が乳剤面側で、上側のローラはPOM(ポリアセタール)で形成し、下側のローラは、それよりも摩擦係数の高いシリコンゴムで形成し、下側のローラを駆動ローラとしている。
このような構成とすることにより、前述の感光材料Pがローラに引っ掛かって停止してしまう不都合を確実に回避すると共に、感光材料Pの安定かつ確実な搬送を実現することができる。
【0023】
ガイド板24およびガイド板26は、好ましい態様として設けられるものであり、共に、感光材料Pの先端を、適正にレジローラ対22のローラ間に案内するためのガイド板である。
具体的には、ガイド板24は、不適正に上方に行こうとする感光材料Pの先端を、他方、ガイド板26は、不適正に下方に行こうとする感光材料Pの先端を、それぞれ、レジローラ対22のローラ間に案内する。
【0024】
このようなレジスト部12は、感光材料Pの先端(搬送方向の先端)エッジを、レジローラ22のローラ間に当接して、プレレジローラ対20とレジローラ対22との間で感光材料Pのループ(撓み)を形成することにより、感光材料Pの先端エッジ(先端辺)をレジローラ対22に沿わせてレジストし、先端エッジを主走査方向に一致させてスキューの補正を行う。
【0025】
以下、図3ならびに図4(正面図)、および、図5(平面図)を参照して、レジスト部12すなわち本発明のシート体搬送装置の作用について説明する。
なお、これらの図では、図面を簡易にして作用を明瞭にするために、ローラの軸や、ガイド板24およびガイド板26は省略する。
【0026】
感光材料Pがレジスト部12に搬入されると、図3(A)〜図3(B)、図5(A)に示されるように、まず、プレレジローラ対20のみを回転して感光材料Pを搬送する。
この搬送により(必要に応じてガイド板24および26に案内されて)、図3(C)および図5(B)に示されるように、感光材料Pの先端がレジローラ対22のローラ間に当接する。プレレジローラ対20による感光材料Pの搬送は、さらに続き、搬送量がプレレジローラ対20とレジローラ対22との間隔以上の所定長となった時点で停止する。
なお、プレレジローラ対20による搬送量(長さ)は、使用する感光材料に応じて、適宜決定すればよいが、一般的に、プレレジローラ対20とレジローラ対22との間隔プラス4mm〜10mm程度が好ましい。
【0027】
この時点では、レジローラ対22は挟持状態で停止している。
従って、感光材料Pがスキューしている場合には、先端エッジがレジローラ対22の回転軸方向に対して傾いているので、この搬送により、図3(C)〜図3(D)ならびに図5(B)〜図5(C)に示されるように、まず、感光材料Pの先行する側の角部がレジローラ対22のローラ間に当接し、さらなる搬送によって感光材料Pが押し込まれ感光材料Pのループを形成すると共に、感光材料Pの可撓性およびコシ(撓まされた際の戻ろうとする力)によって、他方側の角部もレジローラ対22のローラ間に挿入される。
これにより、図5(C)に示されるように、感光材料Pの先端エッジの全域がレジローラ対22のローラ間に当接されて、適正な向きとなり、すなわち、トップレジストが行われる。
【0028】
好ましくは、次いで、図4(E)に示されるように、レジローラ対22を、若干、逆回転する。なお、この逆回転は、感光材料Pの送り量に換算して3mm程度でよい。
この逆転により、感光材料Pの先端エッジをレジローラ対22のローラ間で均し、より確実に、先端エッジの全域にわたってレジローラ対22のローラ間に当接させ、すなわち、より正確かつ確実にトップレジストを行って、感光材料Pのスキューを補正することができる。
【0029】
このようにしてトップレジストを行ったら、図4(F)に示されるように、レジローラ対22のみを正回転させ、下流(図示例ではオフセット補正部14)への感光材料Pの搬送を開始する。前述のように、感光材料Pの先端は、レジローラ対22のローラ間でトップレジストされているので、この搬送は、スキューを補正された適正な感光材料Pの向きで行われる。
このレジローラ対22による搬送が所定長になった時点で、図4(G)に示されるように、プレレジローラ対20の挟持を開放する。これにより、感光材料Pは面方向に回転したようになって、スキューが完全に補正され、適正な姿勢で下流に搬送される。
【0030】
以上の例では、レジローラ対22を挟持して停止した状態で、感光材料Pを搬送させて、両ローラ対の間でループを形成した所定状態としたが、本発明は、これに限定はされない。
一例として、図6(A)〜図6(B)に示されるように、先端がレジローラ対22よりも下流となる所定長だけ感光材料Pを搬送し、次いで、図6(C)〜図6(D)に示されるように、感光材料Pの先端がレジローラ対22から外れるまで、レジローラ対22を逆転することで、ループを形成し、かつ、レジローラ対22のローラ間に感光材料Pの先端エッジを当接して、所定状態を形成して,トップレジストを行ってもよい。
これ以降は、先と同様、図4(E)に示されるように、レジローラ対22を逆転し、図4(F)に示されるように、レジローラ対22によって感光材料Pを下流に搬送し、図4(G)に示されるように、プレレジローラ対20による挟持を開放すればよい。また、レジローラ対22は、図6(D)に示される逆転搬送と、図4(E)に示される逆転による先端エッジの均しとを、停止することなく連続して行ってもよい。
【0031】
以上の説明より明らかなように、下流のプレレジローラ対20を挟持し、レジローラ対22のローラ間に感光材料Pの先端エッジを当接し、両ローラ対の間でループを形成した、所定状態を形成することで、感光材料Pをトップレジストする本発明のシート体搬送装置によれば、感光材料Pのサイズ、縦横比、搬送の際の向き(搬送方向と短手方向との一致)等によらず、ジャミングの発生、エッジ損傷や角折れ等を生じることなく、安定して、感光材料Pのスキューを補正して、下流に供給することができる。
しかも、本発明では、副走査搬送手段の上流でスキューの補正を行うので、副走査搬送速度の影響を受けることなく迅速にスキューの補正を行うことができ、さらに、副走査搬送手段(副走査ローラ対38および40)の間隔も狭くでき、かつ、副走査搬送を停止する必要も無いので、良好な生産性で、高画質な画像記録を行うことができる。
【0032】
前述のように、レジスト部12においてスキューを補正された感光材料Pは、次いで、オフセット補正部14に搬送される。
トップレジストによって、感光材料Pを回転するようにしてスキューを補正する本発明においては、主走査方向(矢印y方向)の位置が、適正位置からズレてしまうことが、往々にして有る。従って、下流の記録部16において適正な画像露光を行うためには、この主走査方向の位置ズレを補正(以下、オフセット補正とする)する必要がある。
【0033】
本発明を利用する記録装置10において、オフセット補正の方法には特に限定はなく、各種の方法が利用可能である。
図示例においては、レジスト部12においてレジストされた感光材料Pを再度スキューさせる可能性が無い安全な方法として、感光材料Pの主走査方向(幅方向)の一方のエッジ(端辺 以下、サイドエッジとする)の位置を検出して、この検出結果に応じて、記録部における光ビーム走査による主走査方向の書き出し位置を調整することで、オフセット補正を行う。
オフセット補正部14は、この感光材料Pのサイドエッジの主走査方向の位置(以下、単にサイドエッジの位置とする)を検出する部位で、光センサ28と、フォルダ30と、下面ガイド32と、図示しないフォルダ30の移動手段およびデータ処理部とを有して構成される。
【0034】
下面ガイド32は、レジローラ対22によって搬送される感光材料Pを下方からガイドするガイド板である。
この下面ガイド32には、矩形の切欠き部34が形成される。この切欠き部34の主走査方向の端部32aは、後述する、オフセット補正の基準位置と(以下、基準エッジ32aとする)なっている。なお、下面ガイド32は感光材料Pの搬送ガイドを兼ねているので、基準エッジ32aは、副走査方向のサイズ(幅)が最小の感光材料Pのサイドエッジ位置よりも主走査方向の中心寄り(以下、この方向を内側とする)とするのが好ましい。
【0035】
光センサ28は、発光素子28aと受光素子28bとの対で構成される、遮光によって物体の有無を検出する光センサである。また、この光センサ28を保持するフォルダ30は、短手方向の長さが前記切欠き部34よりも狭い長方形の板材を、長手方向中央の二カ所で90°折り曲げてなる略C字状のものであり(図7(A)参照)、対向する内面に、対面するように発光素子28aと受光素子28bとを固定している。
フォルダ30は、発光素子28aと受光素子28bとが切欠き部34を挟んで対面し、かつ、切欠き部34に挿入可能に配置される。さらに、フォルダ30は、図示しない移動手段によって、主走査方向(矢印y方向)に移動される。
すなわち、図示例においては、フォルダ30を主走査方向に移動して、発光素子28aからの光が感光材料Pに遮光される位置を検出することにより、感光材料Pのサイドエッジ位置を検出する。
【0036】
以下、図7を参照して、オフセット部14におけるオフセット補正について説明する。なお、図7において、(A)は副走査方向の下流側から見た概念図、それ以外は、平面図である。
フォルダ30は、通常の状態では、図7(A)および図7(B)に示される、最大サイズの感光材料Pのサイドエッジ位置よりも光センサ28が外側に位置する、所定のホームポジションに位置している。ここで、記録装置10においては、感光材料Pのサイドエッジ検出精度を確保するため、必要に応じて、ホームポジションの補正(以下、原点補正とする)を行う。
【0037】
原点補正は、図7(C)に示されるように、光センサ28が基準エッジ32aを検出するまで、ホームポジションから主走査方向(矢印y方向)の内側にフォルダ30を移動し、その際の移動距離、例えば、移動パルス数を測定し、データ処理部に記憶することによって行う。
なお、原点補正のタイミングには、特に限定はなく、記録装置10の起動時毎に行ってもよく、機械的な調整や部材の交換等を行った毎に行ってもよく、所定期間間隔で定期的に行ってもよく、オペレータによる指示入力に応じて行ってもよい。また、これらを選択して原点補正を行うようにしてもよく、これらの複数に応じて原点補正を行ってもよい。
【0038】
画像記録時には、フォルダ30は、図7(D)に示されるように、供給される感光材料Pのサイズに応じて、感光材料Pが適正に搬送された際におけるサイドエッジの位置よりも光センサ28が所定量だけ外側、例えば、3mm外側に位置するように予め移動する(以下、この位置を待機位置とする)。また、その際の移動パルス数(移動距離)はデータ処理部が記憶しておく。
なお、供給される感光材料Pのサイズは、例えば、ロールが収容されるマガジンのID検出等、公知の方法で予め知見しておけばよい。
【0039】
レジローラ対22による感光材料Pの搬送は、感光材料Pの先端エッジが切欠き部34よりも下流に至る所定位置で停止する。次いで、フォルダ30を待機位置からから内側に移動し、光センサ28が感光材料Pのサイドエッジを検出するまで移動し、その移動パルス数を測定する。
【0040】
前述のように、ホームポジションから基準エッジ32aまでの移動パルス数は原点補正で測定され、データ処理部に記憶されており、また、基準エッジ32aの主走査方向の位置は、絶対位置で、かつ、既知である。また、ホームポジションから待機位置までの移動パルス数も、記憶されている。
従って、待機位置から感光材料Pのサイドエッジ検出までの移動パルス数を測定することにより、基準エッジ32aからの感光材料Pのエッジの距離を算出し、供給された感光材料Pのサイドエッジ位置を検出することができる。
データ処理部は、このようにして検出した感光材料Pのサイドエッジ位置を、記録部16に供給する。
【0041】
サイドエッジ位置の検出が終了すると、感光材料Pは、記録部16に搬送される。記録部16は、光ビーム走査による像様露光を行って、感光材料Pに画像(潜像)を記録する部位で、露光ユニット36と、走査搬送手段である副走査ローラ対38および40とを有して構成される。
【0042】
露光ユニット36は、記録する画像に応じて変調した光ビームLを、主走査方向(矢印y方向)に偏向して、所定の記録位置Zに入射する、公知の光ビーム走査ユニットである。なお、露光ユニット36による、光ビーム走査による主走査方向の記録位置は、前述のオフセット補正部14から供給された感光材料Pのサイドエッジ位置に応じて調整され、すなわちオフセット補正が行われる。
他方、副走査ローラ対38および40は、主走査方向と回転軸を一致して、記録位置Zを副走査方向(矢印y方向)に挟んで配置される一対のローラ対で、感光材料Pを、記録位置Zに位置しつつ副走査方向に搬送する搬送手段である。
【0043】
このような記録部16においては、副走査ローラ対38および40によって感光材料Pを搬送しつつ、露光ユニット36から画像に応じて変調した光ビームLを記録位置Zに入射する。前述のように、光ビームLは主走査方向に偏向され、また、感光材料Pは主走査方向と直交する副走査方向に搬送されているので、感光材料Pは、記録画像に応じて変調された光ビームLによって、全面を二次元的に走査露光され、次工程、例えば、現像装置に供給される。
ここで、感光材料Pは、本発明にかかるレジスト部12においてトップレジストされてスキューを補正され、かつ、オフセット部14でのサイドエッジ位置の検出結果に応じて、主走査方向の記録位置を調整してオフセット補正を行っているので、感光材料Pには、傾きがなく、位置が適正な画像を記録できる。
【0044】
なお、本発明のシート体搬送装置を利用する画像記録装置において、感光材料Pの露光手段は図示例のような光ビーム走査露光に限定はされず、光源と空間変調素子とを組み合わせた露光手段、アレー状光源を用いる露光手段等、本発明は、各種の露光手段を用いる画像記録装置に利用可能である。
また、露光による画像記録装置にも限定はされず、本発明は、インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等、シート状の記録媒体に画像を記録する各種の画像記録装置に、好適に利用可能である。
【0045】
また、副走査搬送手段も、図示例のような一対の搬送ローラ対に限定はされず、例えば、プラテンローラと、記録位置(走査線)を挟んでプラテンローラに押圧されるニップローラ等、公知の副走査搬送手段が、各種、利用可能である。
【0046】
以上、本発明のシート体搬送装置について、詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよいのは、もちろんである。
例えば、上記構成の記録装置10に加え、サイドレジストを行うためのガイド板やチルトローラ等を設け、感光材料Pの縦横比や長手方向の一致方向等に応じて、本発明によるトップレジストと、サイドレジストとを使い分けてもよい。
さらに、図示例は、本発明のシート体搬送装置を走査露光による記録装置10に利用した例であるが、本発明は、これ以外にも、サーマルヘッドプリンタやインクジェットプリンタ等、シート体の走査搬送を行う各種の装置に、好適に利用可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明のシート体搬送装置によれば、搬送する印画紙のサイズや縦横比によらず、全てのサイズに対応して安定してレジストを行って、スキューを補正することができるので、例えば、画像記録装置におけるジャミングの発生、印画紙のエッジ損傷や角折れ等をなくし、さらに、効率のよい画像記録を可能にして、生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート体搬送装置を利用する画像記録装置の一例の概念図である。
【図2】 図1に示される画像記録装置の部分拡大図であって、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【図3】 (A)〜(D)は、図1に示される画像記録装置におけるトップレジストを説明するための概念図である。
【図4】 (E)〜(G)は、図1に示される画像記録装置におけるトップレジストを説明するための概念図である。
【図5】 (A)〜(C)は、図1に示される画像記録装置におけるトップレジストを説明するための概念図である。
【図6】 (A)〜(D)は、図1に示される画像記録装置におけるトップレジストの別の例を説明するための概念図である。
【図7】 (A)〜(E)は、図1に示される画像記録装置におけるオフセット補正を説明するための概念図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置
12 レジスト部
14 オフセット補正部
16 記録部
20 プレレジローラ対
22 レジローラ対
24,26 ガイド板
28 光センサ
30 フォルダ
32 下面ガイド
34 切欠き部
36 露光ユニット
38,40 副走査ローラ対
Claims (6)
- 二次元的な画像記録を行うためにカットシート状の印画紙を走査搬送する走査搬送手段と、前記走査搬送手段の上流に配置され、前記印画紙を挟持搬送する、前記印画紙の乳剤面に当接する側のローラの方が摩擦係数が低いレジローラ対と、前記レジローラ対の上流に配置される前記印画紙を挟持搬送するプレレジローラ対と、前記プレレジローラ対によって前記印画紙を挟持し、かつ、前記レジローラ対のローラ間に前記印画紙の先端を当接し、かつ、前記レジローラ対とプレレジローラ対との間で前記印画紙を撓ませてなる所定状態を形成した後、前記レジローラ対によって下流への前記印画紙の挟持搬送を開始し、この挟持搬送量が所定量となった時点で、前記プレレジローラ対による前記印画紙の挟持を開放する、駆動制御手段とを有することを特徴とするシート体搬送装置。
- 前記レジローラ対の下流で、かつ、前記走査搬送手段の上流に、前記走査搬送方向と直交する方向の前記印画紙の位置ズレを補正するために、前記走査搬送方向と直交する方向の前記印画紙の端辺を検出する検出部を有する請求項1に記載のシート体搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記レジローラ対を挟持状態として、前記レジローラ対とプレレジローラ対との間隔以上の所定長だけ、前記プレレジローラ対によって前記印画紙を搬送することにより、前記所定状態を形成する請求項1または2に記載のシート体搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記レジローラ対とプレレジローラ対とによって、前記印画紙の先端が前記レジローラ対よりも所定量だけ下流に至るまで前記印画紙を搬送した後、前記印画紙の先端が挟持を外れるまで前記レジローラ対を逆転することにより、前記所定状態を形成する請求項1または2に記載のシート体搬送装置。
- 前記駆動制御手段は、前記所定状態を形成した後、前記レジローラ対のローラ間に前記印画紙の先端を当接した状態でレジローラ対を逆転して、その後、前記下流への前記印画紙の搬送を開始する請求項1〜4のいずれかに記載のシート体搬送装置。
- 前記プレレジローラ対による前記印画紙の搬送面方向が、前記レジローラ対に対してシート面方向に1°以上傾いている請求項1〜5のいずれかに記載のシート体搬送装置。
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