JP3745285B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を露光して画像を形成する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって印画紙を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理を施してプリント(写真)として出力するデジタルフォトプリンタが実用化されている。
【0003】
このようなデジタルフォトプリンタは、基本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを有する入力機、および焼付装置(画像記録装置)と現像機とを有する出力機より構成される。スキャナでは、フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、この画像データに所定の画像処理を施し、画像記録のための出力画像データ(露光条件)として焼付装置に送る。焼付装置は、例えば、光ビーム走査露光を利用する装置であれば、供給された画像データに応じて変調した光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に印画紙を走査搬送することにより、光ビームによって印画紙を走査露光して潜像を形成し、また、バックプリントを記録する。現像機では、露光済の印画紙に、所定の現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリントとする。
【0004】
この際、画像記録装置では、ロール状に巻回された長尺状の印画紙を所定長で切断して1枚のシート状の印画紙とした後、副走査方向に搬送しながら光ビームで主走査することによって連続的に画像記録を行う。
【0005】
また、画像記録装置には、露光位置を挟んだ搬送方向上流側と下流側に2組の搬送ローラ対が設けられており、印画紙をニップすることによって露光位置における印画紙の平面性を確保して精度良く搬送し、良好に画像記録できるようにしている。
【0006】
ここで、露光位置における印画紙の平面性を確保するには、露光位置の直前直後に配置された搬送ローラ対を露光位置になるべく接近させて配置することが望ましいが、搬送ローラ対の駆動系の配置やローラ径の大きさによって露光位置に接近させるにしても限度がある。したがって、露光位置に対して搬送方向上流側の搬送ローラ対を印画紙の先端が通過して、露光位置に対して搬送方向下流側に位置する搬送ローラ対に印画紙の先端が到達するまでは、印画紙の先端がフリーとなって印画紙のカール等によって露光ムラが発生するおそれがあった。
【0007】
そこで、露光位置と搬送方向上流側の搬送ローラ対の間に搬送ローラよりも小径の押えコロを配置し、押えコロによって印画紙をガイドプレートに押えつけることによって露光位置における印画紙の浮き上がりを抑制して良好な画像記録を図っている。
【0008】
具体的には、図10(以下、従来例1という)に示すように、露光位置Pを挟んで搬送方向上流側の搬送ローラ対100と搬送方向下流側の搬送ローラ対102にシート状の印画紙Aがニップされて精度良く搬送される。また、露光位置Pの近傍においてバック面をフラッタガイド104に支持されると共に、搬送ローラ対100と露光位置Pの間に配設された押えコロ106が印画紙Aの乳剤面に当接することによって、印画紙Aの浮き上がりを防止している。
【0009】
また、特開平11−338060号公報(以下、従来例2という)には、露光位置を挟んで搬送方向上流側と下流側に搬送ローラ対よりも露光位置側に固定ガイドと押えローラをそれぞれ配設して、印画紙の平面性を確保する構成が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例1の構成では、露光位置Pから搬送方向下流側の搬送ローラ対102のニップ位置まで距離が大きく、印画紙Aの後端が押えコロ106を通過後に跳ね上がって画像にムラが生ずるおそれがあった。
【0011】
特に、印画紙が乳剤面側に(上に)カールしている場合には、バック面側のようにフラッタガイドで支持されていないため、上記跳ね上がり量が大きくなって問題になる。
【0012】
また、従来例2の構成では、固定ガイドと押えローラが印画紙に対する押え位置から移動しないため、固定ガイドと押えローラの下に印画紙の先端が進入する場合や印画紙の後端が抜け出す衝撃によって印画紙が振動してしまい、露光中の印画紙に露光ムラを生ずるおそれがあった。
【0013】
そこで、このような課題を解決するために、本発明は、露光位置における感光材料の振動等を抑制して良好に画像記録可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、シート状の感光材料に露光して画像を記録する画像記録装置において、露光位置の前後に配置され、感光材料をニップして搬送することによって露光位置における感光材料の平面性を確保する搬送ローラ対と、少なくとも露光位置の直前直後に配置された前記搬送ローラ対と前記露光位置との間にそれぞれ配設され、前記感光材料の浮き上がりを抑制する押え部材と、前記搬送ローラ対のニップ/ニップ解除と、前記押え部材の押え/押え解除をする解除手段と、を備えていることを特徴とする。
【0015】
請求項1記載の発明の作用について説明する。
【0016】
搬送ローラ対が感光材料をニップして搬送しながら露光することによって感光材料に画像が記録される。この際、露光位置を挟んで搬送方向上流側と下流側に配置された搬送ローラ対が感光材料をニップして搬送するため、感光材料の平面性が確保されて良好に画像が記録される。特に、少なくとも露光位置の直前、直後に配置された搬送ローラ対と露光位置の間にそれぞれ押え部材が配設されているため、搬送ローラ対のニップ位置よりも露光位置側で感光材料を押えて露光位置における感光材料の浮き上がりを防止でき、良好な画像記録が図れる。
【0017】
また、露光位置を挟んで搬送方向下流側の搬送ローラ対および押え部材の位置を感光材料の先端が通過するまでは、当該搬送ローラ対がニップせず、当該押え部材が押え位置から退避していることによって、感光材料の先端がニップされた搬送ローラ対および押え位置にある押え部材に衝突して露光中の感光材料を振動させて露光ムラを生ずることを防止できる。
【0018】
同様に、露光位置よりも搬送方向上流側の搬送ローラ対および押え部材の位置に感光材料の後端が到達する前に搬送ローラ対のニップを解除し、押え部材を押え位置から退避させることによって、ニップされた搬送ローラ対または押え位置にある押え部材から感光材料の後端が抜ける衝撃で露光中の感光材料が振動して露光ムラを生ずることを防止できる。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記解除手段は、露光中の感光材料の後端が到達する前に露光位置よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対のニップを解除すると共に、露光位置よりも搬送方向上流側の前記押え部材の押えを解除することを特徴とする。
【0020】
請求項2記載の発明の作用について説明する。
【0021】
解除手段は、露光位置よりも搬送方向上流側の搬送ローラ対と押え部材に対して、露光中の感光材料の後端が到達する前に当該搬送ローラ対のニップを解除し、当該押え部材の押えを解除する。したがって、ニップされた搬送ローラ対や押え位置にある押え部材から感光材料の後端が抜け出す衝撃によって露光中の感光材料が振動して露光ムラを生ずることを確実に防止できる。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記解除手段は、露光中の前記感光材料の後端が到達する前に露光位置よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対のニップを解除した後も、前記搬送ローラ対よりも露光位置側の前記押え部材に当該感光材料を押えさせていることを特徴とする。
【0023】
請求項3記載の発明の作用について説明する。
【0024】
解除手段は、露光位置よりも搬送方向上流側の搬送ローラ対に感光材料の後端が到達する前に当該搬送ローラ対のニップを解除した後も、当該搬送ローラ対よりも露光位置側の押え部材に感光材料の後端が到達する寸前まで感光材料を押えさせる。この結果、搬送ローラ対を通過した感光材料の後端の浮き上がりが最小限に抑制され、良好な画像記録を達成できる。
【0025】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の発明において、前記解除手段は、露光中の感光材料の先端が到達する前に露光位置よりも搬送方向下流側の前記搬送ローラ対のニップを解除すると共に、露光位置よりも搬送方向下流側の前記押え部材の押えを解除することを特徴とする。
【0026】
請求項4記載の発明の作用について説明する。
【0027】
解除手段は、露光位置よりも搬送方向下流側の搬送ローラ対と押え部材に対して、露光中の感光材料の先端が到達する前に、当該搬送ローラ対のニップを解除し、当該押え部材の押えを解除する。したがって、ニップされた搬送ローラ対や押え位置にある押え部材に感光材料の先端が衝突する衝撃によって露光中の感光材料が振動して露光ムラを生ずることを確実に防止できる。
【0028】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記解除手段は、露光位置よりも搬送方向下流側の前記搬送ローラ対が前記感光材料をニップする前に、当該感光材料の先端が到達した前記搬送ローラ対よりも露光位置側の前記押え部材が前記感光材料を押えることを特徴とする。
【0029】
請求項5記載の発明の作用について説明する。
【0030】
露光位置に対して搬送方向下流側に配置された搬送ローラ対よりも押え部材が露光位置よりに配置されている。したがって、感光材料の先端が搬送ローラ対まで到達していないときでも押え部材を通過した場合には、押え部材が先に感光材料を押えることにより、露光位置における感光材料先端の浮き上がりを最小限に抑制して良好な画像記録を達成できる。
【0031】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の発明において、前記押え部材の近傍に配置され前記感光材料の浮き上がりを防止して当該押え部材の下に、あるいは前記搬送ローラ対の間に当該感光材料を案内すると共に、前記解除手段によって前記押え部材と一体的に移動するガイド部材を備えることを特徴とする。
【0032】
請求項6記載の発明の作用について説明する。
【0033】
押え部材の近傍にガイド部材が設けられているため、搬送ローラ対を抜けた感光材料の先端の浮き上がりを抑制して押え部材の下に案内できる、あるいは押え部材から抜けた感光材料の先端の浮き上がりを抑制して搬送ローラ対の間に案内することができる。
【0034】
また、ガイド部材は、押え部材と一体的に移動するため、押え部材による感光材料の押えが解除された場合にガイド部材も感光材料から離間するため、例えば、押えが解除された露光中の感光材料の後端がガイド部材と摺接することによって露光状態に影響がでることを回避できる。
【0035】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の発明において、前前記押え部材は、前記感光材料の画像記録面に対して当接して当該感光材料の裏面を支持する支持部材に押しつける回転自在なコロローラであることを特徴とする。
【0036】
請求項7記載の発明の作用について説明する。
【0037】
感光材料を支持部材に対して押しつける押え部材が画像記録面に当接する回転自在なコロローラであるため、感光材料を押さえた際に感光材料の搬送によって従動回転する。したがって、押え部材(コロローラ)が感光材料の画像記録面を傷つけることを回避できる。
【0038】
請求項8記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の発明において、前記押え部材は、前記感光材料の画像記録面に当接して当該感光材料の裏面を支持する支持部材に押しつける押圧面を備え、前記押圧面が低摺動摩擦部材で形成されていることを特徴とする。
【0039】
請求項8記載の発明の作用について説明する。
【0040】
感光材料を支持部材に対して押しつける押え部材が感光材料と摺動する押圧面が低摺動摩擦部材で形成されているため、感光材料の画像記録面を押さえた際に摺動によって感光材料の画像記録面を傷つけることを回避できる。
【0041】
請求項9記載の発明は、露光位置前後において前記押え部材に押された感光材料を支持する支持部材は、前記感光材料の裏面を支持する支持面が搬送方向において内側に湾曲していることを特徴とする。
【0042】
請求項9記載の発明の作用について説明する。
【0043】
画像記録面側を内側とする巻き癖(カール)がついた(逆カールした)感光材料が露光位置に到達した場合、平板なガイド部材に感光材料を押しつけるだけでは、露光位置における感光材料の浮き上がりを確実に回避することができない。しかし、ガイド部材の感光材料の裏面を支持する支持面が、搬送方向において内側に湾曲した形状とされているため、このガイド部材の支持面に押え部材で感光材料を押しつけて搬送することによって、逆カールのついた感光材料が支持面に沿って搬送され、露光位置において浮き上がることを抑制できる。
【0044】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、支持面に対する法線方向が搬送ローラ対のニップ解除方向であることを特徴とする。
【0045】
請求項10記載の発明の作用について説明する。
【0046】
湾曲しているガイド部材の支持面に対する法線方向が搬送ローラ対のニップ解除方向であるため、支持面に対する搬送ローラ(ニップ位置)の突出量を最小限に抑制することができ、当該搬送ローラ上を感光材料の先端あるいは後端が通過する際の感光材料の振動が抑制され、良好な画像記録ができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像記録装置について、添付の図面に示す好適実施例を基に、詳細に説明する。先ず、画像記録装置について全体説明を行ない、後で、要部である副走査搬送部について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
画像形成装置10は、図1に示すように、主にデジタルフォトプリンタの画像形成に利用されるもので、フィルムスキャナー等の画像読取装置で読み取られた画像情報に応じてセットアップ装置で決定された露光条件に応じて、光ビームLによって印画紙Aを走査露光して潜像を形成する画像記録装置12と、潜像が形成された印画紙Aを現像処理を行って、フィルムの画像が記録されたプリントを出力するプロセサ14とから構成されている。
【0048】
画像記録装置12は、ロール状に巻回された印画紙Aが収納されているマガジン16A、16Bが配設されており、各マガジン16A、16Bから引き出しローラ対18A、18Bで引き出された印画紙Aはカッタ20A、20Bで所定長に切断されることによってシート状の印画紙Aとされるものである。
【0049】
シート状の印画紙Aの搬送路下流側には、印画紙Aのバック面に所定の情報を印字するバックプリント部22が配設されており、その下流側に印画紙Aの乳剤面に所定の画像を記録する露光部24が配設されている。
【0050】
露光部24は、所定の画像情報に基づいて印画紙Aに対して露光する光走査装置26と、印画紙Aを露光位置で精度良く搬送すると共に平面性を確保する副走査搬送部28とを備える。
【0051】
この露光部24で所定の画像が記録された印画紙Aが搬送されるプロセサ14内には、搬送路に沿って現像槽30、定着槽32、水洗槽34、乾燥部36が配置され、順次通過することによって1枚のプリントとして形成され、ソータ38に排出される構成とされている。
(副走査搬送部の構成)
このように形成される画像記録装置12における副走査搬送部28について詳細に説明する。
【0052】
副走査搬送部28は、図2に示すように、光走査装置26からレーザビームLによって画像記録される印画紙Aを精度良く搬送するために、側面視において、露光位置Pの前後に各2組の搬送ローラ対40、42、44、46(以下、搬送ローラ対40〜46という場合がある)が配設されている。
【0053】
各搬送ローラ対40〜46は、それぞれ下側の駆動ローラ40A〜46Aと、上側のニップローラ40B〜46Bとから構成されており、後述するニップ解除機構58A〜58Dの駆動によってニップローラ40B〜46Bが駆動ローラ40A〜46Aに対してニップ/ニップ解除自在に構成されている。各ニップローラ40B〜46Bの露光位置P側には、各ニップローラ40B〜46Bと連動して後述するフラッタガイド48に印画紙Aを押圧する押圧位置と、フラッタガイド48から離間される解除位置に切換自在に構成されている押えコロ50A〜50Dが配設されている。
【0054】
また、搬送ローラ対40〜46間には、図2に示すように、印画紙Aのバック面を支持して平面性を確保するための平板状のフラッタガイド48が支持部材52に支持されて配設されている。
【0055】
さらに、搬送ローラ対40よりも搬送方向上流側と露光位置Pの直前には、光透過型のセンサ54、56が配設されており、印画紙Aの先端、後端を検出することによって、各搬送ローラ対40〜46のニップ/ニップ解除タイミングを制御して露光ムラを抑制する構成とされている。
【0056】
続いて、上記ニップ解除機構58A〜58Dの構成について説明する。ニップ解除機構58A〜58Dは、同様の構成なのでニップ解除機構58Aを代表として説明し、他についての説明は省略する。
【0057】
ニップ解除機構58Aは、ニップローラ40Bの両端部に設けられ、ニップローラ40Bの駆動ローラ40Aに対するニップ/ニップ解除、および押えコロ50Aのフラッタガイド48に対する当接離間を行なうものである。
【0058】
ニップ解除機構58Aは、図3に示すように、ニップローラ40Bを揺動自在に支持する揺動部材60Aと、揺動部材60Aを変位させる偏心カム62Aと、揺動部材60Aの変位に連動して押えコロ50Aを変位可能に保持する揺動部材64Aとから基本的に構成される。
【0059】
揺動部材60Aは、ニップローラ40Bの回転軸66Aの端部を軸支する部材であって、回転軸68Aを中心として回転自在とされている。また、回転軸68Aには、弦巻バネが巻回されており、図面上で時計回りに、すなわちニップローラ40Bが駆動ローラ40Aとニップする方向に揺動部材60Aが付勢されている。さらに、揺動部材60Aの上端には、揺動部材60Aに回転自在に軸支され偏心カム62Aと当接する当接部70Aが設けられており、上記付勢力によって当接部70Aが偏心カム62Aに常時当接する構成とされている。
【0060】
偏心カム62Aは、回転軸72Aを中心に回動し、時計回りに付勢されている揺動部材60を付勢力に抗して反対方向に回転させることによって、ニップローラ40Bのニップを解除させるものである。
【0061】
揺動部材64Aは、押えコロ50Aの回転軸73Aの両端部を軸支するものであって、ニップローラ40Bの回転軸66Aを中心に揺動自在とされているものであり、回転軸66Aに巻回された弦巻バネの付勢力によって、図面上、時計回りに付勢されている。また、揺動部材64Aは、回転軸66Aを挟んで押えコロ50Aと反対側に突起74A、76Aが形成されており、突起74A、76A間に形成された凹部78Aに回転軸68Aが収納される配置とされている。したがって、ニップ解除時には、時計回りに付勢された揺動部材64Aの突起76Aが回転軸68Aに当接された状態とされている(図5参照)。突起76Aは、ニップローラ40Bのニップ解除動作に伴なう揺動部材64Aの回転量を規制して押えコロ50Aの離間動作を行なわせるものである(図4→図5参照)。
【0062】
なお、押えコロ50Aを軸支する一対の揺動部材64A間には、押えコロ50Aの下に印画紙Aを案内する平板上のガイド部材80Aが配設されている。なお、ガイド部材80Aはニップローラ40Bおよび押えコロ50Aと干渉しない形状とされている。
【0063】
搬送ローラ対42〜46および押えコロ50B〜50Dも同様の構成である。
【0064】
なお、以下の説明では、図3の状態をニップ位置、図4の状態を押え位置、図5の状態を解除位置という場合がある。
【0065】
また、画像記録装置12には、図示しない制御部があり、センサ54、56の検出信号に基づいてニップ解除機構58A〜58Dを制御すると共に、光走査装置26の露光を制御している。
【0066】
このように構成される画像記録装置12の作用について説明する。
【0067】
画像記録装置12に画像情報が入力されると、当該画像情報に対応する用紙幅の印画紙Aが収納されたマガジン、例えば、マガジン16Aから引き出しローラ18Aによって所定長の印画紙Aが引き出されてカッタ20Aで切断されることにより、所定サイズのシート状の印画紙Aとされる。
【0068】
シート状とされた印画紙Aは、バックプリント部22で裏印字された後、副走査搬送部28に到達する。
【0069】
以下、副走査搬送部28における搬送方法(印画紙Aの平面性の確保の仕方)について、図6〜図8に示す搬送ローラ対40〜46のニップ/ニップ解除のシーケンスと共に詳細に説明する。なお、ここでは、フラッタガイド48の図示を省略している。また、図6〜図8では、連続的に搬送される印画紙A1〜A4を図示しているが、説明の都合上、印画紙A2について説明する。
【0070】
先ず、センサ54の印画紙先端検出タイミングに基づいて、印画紙A2の先端が搬送ローラ対40の位置に到達する前にニップ解除機構58Aの駆動によってニップローラ40Bを駆動ローラ40Aにニップさせると共に、押えコロ50Aをフラッタガイド48に当接させる(図6(A)→図6(B)参照)。
【0071】
すなわち、制御部から駆動信号に基づいてニップ解除機構58Aの図示しない駆動モータが駆動されて偏心カム62Aが回転軸72を中心として反時計回りに所定角度回動することにより、弦巻バネによって時計回りに付勢されている揺動部材60Aが回転軸68Aを中心として時計回りに回動して回転軸66Aに軸支されたニップローラ40Bを駆動ローラ40Aに対してニップさせる(図5→図3参照)。この際、ニップローラ40Bが駆動ローラ40Aに対して当接する前に、揺動部材64Aに軸支された押えコロ50Aがフラッタガイド48に当接する(図4参照)。したがって、その後は、押えコロ50Aの移動がフラッタガイド48で規制されるため、揺動部材60Aの時計回りの回転に伴って、揺動部材64Aは回転軸66を中心にして反時計回りに回転し、突起76Aが回転軸68Aから離間することになる(図4→図3参照)。
【0072】
このようにしてニップされた搬送ローラ対40の間に印画紙A2が進入する(図6(C)参照)。
【0073】
さらに、印画紙A2の搬送ローラ対40を通過した部分も、ガイド部材80Aによって押えコロ50Aの下に案内され、押えコロ50Aによってフラッタガイド48に押圧されているため、カール等による浮き上がり等が防止される(図6(D)参照)。この際、押えコロ50Aは、回転軸73Aを中心として回転自在とされているため印画紙A2との当接によって従動回転し、摺動によって印画紙A2の乳剤面が傷つくことを回避できる。
【0074】
さらに、搬送ローラ対42を構成するニップローラ42Bが駆動ローラ42Aに対してニップする(図7(E)参照)。
【0075】
この結果、印画紙A2が搬送ローラ対42に進入して確実にニップされると共に、ガイド部材80Bによって押えコロ50Bの下に案内され、押えコロ50Bによって浮き上がりが抑制される(図7(F)参照)。
【0076】
一方、印画紙A2が搬送ローラ対44に到達する前に、ニップ解除機構58Cによって搬送ローラ対44のニップが解除される(図7(F)参照)。具体的には、所定のタイミングで制御部から出力された駆動信号に基づいてニップ解除機構58Cの駆動モータが駆動され、偏心カム62Cが時計回りに回動されることによって、偏心カム62Cが揺動部材60Cの当接部70Cを押圧する。この結果、揺動部材60Cが回転軸68Cを中心として反時計回りに回転し、ニップローラ44Bを駆動ローラ44Aから離間させる(図3→図5参照)。この際、揺動部材60Cが反時計回りに回転してニップローラ44Bが駆動ローラ44Aから離間しても、揺動部材64Cは時計方向に回転して押えコロ50Cを押え位置に維持させる(図3→図4参照)が、突起76Cが回転軸68Cに当接して揺動部材64Cの回転が規制された後は、揺動部材60Cと一体的に移動して押えコロ50Cがフラッタガイド48から離間する(図4→図5参照)。
【0077】
このように、印画紙A2が搬送ローラ対44に到達する前に搬送ローラ対44のニップを解除すると共に、押えコロ50Cをフラッタガイド48から離間させる(押えを解除させる)のは、印画紙A2の先端がニップされた搬送ローラ対44あるいは押え位置の押えコロ50Cに突き当たる衝撃が露光中の印画紙A2に振動として伝達され、露光ムラを生ずるおそれがあるからである。したがって、印画紙A2の先端が押えコロ50Cおよび搬送ローラ対44Cの位置に到達する際に上記振動が発生することを回避でき、良好な画像記録を行うことができる(図7(G)参照)。
【0078】
なお、センサ56で印画紙A2の先端を検出したタイミングを基準として、光走査装置26からレーザ光が走査されて、露光位置に到達した印画紙A2に対して二次元に画像(潜像)が記録される(図7(G)〜図8(L)参照)。
【0079】
この際、露光位置Pを通過した印画紙Aは、最初、押えコロ50Cが押さえ位置から退避しているためフリーとなるが、搬送方向上流側の搬送ローラ対42が印画紙Aをニップすると共に、搬送ローラ対42よりもさらに露光位置Pに接近している押えコロ50Bが印画紙A2の浮き上がりを抑制しているため、精度良く画像記録することができる(図7(G)参照)。
【0080】
一方、印画紙A2の後端が搬送ローラ対40を通過する前に、搬送ローラ対40のニップを解除する(図7(G)参照)。これは、ニップ状態の搬送ローラ対40から印画紙A2の後端が抜ける衝撃によって印画紙A2が振動して露光状態に影響を与えることを回避するためである。具体的には、駆動モータを駆動して偏心カム62Aをニップ位置から押え位置とすることによって、ニップローラ40Bのニップを解除する。
【0081】
一方、印画紙A2の先端が押えコロ50Cの位置を通過後に当該押えコロ50Cをフラッタガイド48上に降下させ(解除位置からニップ位置に移動させ)、さらに、印画紙A2の先端が搬送ローラ対44の位置を通過後にニップローラ44Bを駆動ローラ44Aに対してニップさせる(図7(H)、図7(I)参照)。すなわち、印画紙A2の先端が押えコロ50Cおよび搬送ローラ対44の位置を通過後に印画紙A2を押え、あるいはニップすることによって、露光中の印画紙A2に対する振動の伝達と印画紙A2の浮き上がりを抑制して平面性を確保し、精度良く画像記録する。
【0082】
具体的には、図示しない駆動モータが駆動され、先ず、偏心カム62Cが解除位置から押え位置に回動されることにより押えコロ50Cが印画紙A2を押える(図7(H)参照)。これによって、フリーであった印画紙A2の先端を露光位置近傍で迅速に押さえて印画紙A2の浮き上がりを防止する。また、ガイド部材80Cによって搬送ローラ対44の間に印画紙A2の先端を案内する。さらに、偏心カム62Cを押え位置からニップ位置に回動させ、ニップローラ44Bと駆動ローラ44Aで印画紙A2をニップする(図7(H)、(I)参照)。
【0083】
また、印画紙A2の後端が押えコロ50Aを通過する前に、押えコロ50Aの押えを解除する(図7(I)参照)。具体的には駆動モータを駆動して偏心カム62Aを押え位置から解除位置とすることによって、押えコロ50Aの押えを解除する。これによって、押えコロ50Aの下から印画紙A2の後端が抜ける衝撃によって印画紙A2の露光状態に影響を与えることを回避するためである。また、押えコロ50Aの押えの解除(揺動部材64の回動)に伴なって、揺動部材64に設けられたガイド部材80Aもフラッタガイド48から離間させられるため、押えコロ50Aの押えが解除された印画紙Aの後端がガイド部材80Aと摺接して印画紙A2の露光状態に影響を与えることも回避する。
【0084】
さらに、押えコロ50Dと搬送ローラ対46の位置に印画紙A2の先端が到達する前に、搬送ローラ対46のニップを解除し、押えコロ50Dやガイド部材80Dを押え位置から解除位置に退避させる(図7(I)参照)。これは、印画紙A2の先端が押えコロ50Dと搬送ローラ対46の位置に到達する時点では、印画紙A2を露光中であるため、押え位置の押えコロ50Dやガイド部材80D、およびニップされた搬送ローラ対46に印画紙A2の先端が衝突する衝撃(振動)によって露光ムラを生ずることを防止するためである。
【0085】
さらに、印画紙A2の後端が搬送ローラ対42を通過する前に、搬送ローラ対42のニップを解除する(図8(J)参照)。ニップ状態の搬送ローラ対42から印画紙A2の後端が抜ける衝撃によって印画紙A2が振動して露光状態に影響を与えることを回避するためである。具体的には、駆動モータを駆動して偏心カム62Bをニップ位置から押え位置とすることによって、ニップローラ40Bのニップを解除する。
【0086】
ただし、このタイミングでは、押えコロ50Bの押えは解除しない(図8(J)参照)。これは、ギリギリのタイミングまで印画紙Aを押えることにより、露光位置における印画紙Aの平面性を確保する(浮き上がりを防止する)ためである。
【0087】
続いて、印画紙Aの先端が押えコロ50Dの位置を通過すると、押えコロ50Dがフラッタガイド48に対して印画紙Aを押しつけ、印画紙Aの浮き上がりや振動の伝達を防止する(図8(K)参照)。
【0088】
さらに、駆動モータの駆動によって偏心カム62Bが押え位置から解除位置に回動され、印画紙A2の後端が押えコロ50Bの位置に到達する前に、押えコロ50Bがフラッタガイド48から離間する(図8(L)参照)。これは、押えコロ50Bがフラッタガイド48に押えつけた状態で印画紙A2の後端が通過すると、押えコロ50Bから印画紙A2の後端が抜け出したときに押えコロ50Bの拘束から開放された印画紙A2の後端が跳ね上がり、露光位置における印画紙A2が振動して露光ムラを生じてしまうことを回避するものである。この際も、ガイド部材80Bが押えコロ50Bと一体的にフラッタガイド48から離間することによって、押えが解除された印画紙A2の後端がガイド部材80Bと摺接して印画紙A2の露光状態に影響を与えることを回避できる。
【0089】
続いて、印画紙A2の先端が搬送ローラ対46の位置を通過する(印画紙A2の露光が終了する)と、ニップローラ46Bが駆動ローラ46Aと印画紙A2をニップして印画紙A2に負荷を与えて確実に搬送する(図8(M)参照)。
【0090】
このように、本実施形態に係る画像記録装置10では、露光位置直前直後の各搬送ローラ対42、44に、当該搬送ローラ対42、44よりも露光位置側に押えローラ50B、50Cを設け、これを各搬送ローラ対42、44と一体的、あるいは別に印画紙Aを押え可能と構成したため、露光位置近傍で印画紙Aの浮き上がりを防止して平面性を確保し、ムラのない露光を可能として良好な画像記録を可能とする。
【0091】
また、ガイド部材80A、80Bによって印画紙Aの先端が押えコロ50A、50Bの下に、あるいはガイド部材80C、80Dによって印画紙Aの先端が搬送ローラ対44、46の間に確実に案内されるため、印画紙Aの搬送状態が安定する。
【0092】
さらに、本実施形態に係る画像記録装置10では、露光中の印画紙Aの先端が通過する露光位置Pよりも搬送方向下流側の搬送ローラ対44、46および押えコロ50C、50Dは、印画紙Aの先端が通過する前に当該搬送ローラ対44、46のニップを解除し、あるいは押えコロ50C、50Dの押えを解除しておき、印画紙Aの先端通過後に搬送ローラ対44、46をニップし、押えコロ50C、50Dで印画紙Aを押える。これによって、ニップしている搬送ローラ対44、46、あるいはフラッタガイド48に押圧されている押さえコロ50C、50Dに印画紙Aの先端が進入する衝撃で印画紙Aが振動して露光ムラを生ずることを防止できる。この際、ガイド部材80C、80Dも押えコロ50C、50Dと共にフラッタガイド48から離間させられているため、浮き上がった印画紙Aの先端がガイド部材80C、80Dと摺接して印画紙Aの露光状態に影響を与えることを回避できる。
【0093】
また、露光中の印画紙Aの後端が通過する露光位置Pよりも搬送方向上流側の搬送ローラ対40、42および押えコロ50A、50Bは、その後端が通過する前に当該搬送ローラ対40、42のニップを解除し、あるいは押えコロ50A、50Bの押えを解除する。これによって、ニップしている搬送ローラ対40、42あるいはフラッタガイド48に当接している押さえコロ50A、50Bから印画紙Aの後端が抜けた衝撃で印画紙Aが振動して露光ムラを生ずることを防止できる。この際、ガイド部材80A、80Bも押えコロ50A、50Bと共にフラッタガイド48から離間させられるため、押えコロ50A、50Bの拘束が解除された印画紙Aの後端がガイド部材80A、80Bと摺接して印画紙Aの露光状態に影響を与えることを回避できる。
【0094】
特に、ニップ解除機構58B、58Cは、搬送ローラ対42、44のニップ解除と別に押えコロ50B、50Cのみで印画紙Aを押えることが可能な構成としているため、上記衝撃を回避するために、露光中の印画紙Aに対して搬送ローラ対42、あるいは搬送ローラ対44のニップを解除している場合であっても、押えコロ50B、50Cが印画紙Aの後端あるいは先端をギリギリまで押えて露光位置近傍の印画紙Aの平面性を良好に確保する。したがって、良好な画像記録が可能である。
【0095】
なお、本実施形態では、印画紙Aを押える部材として押えコロ50A〜50Dを用いたがこれに限定されるものではない。例えば、印画紙Aと摺接する面が摺動摩擦が低く印画紙Aの乳剤面を傷めないテフロン(R)(R)コーティングされたもの(低摺動摩擦部材)であれば、板体等の部材でも良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る画像記録装置について説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。第1実施形態と異なる部分は、副走査搬送部28だけなので該当部分のみを説明する。
【0096】
図9に示すように、副走査搬送部28は、印画紙Aの搬送路をR形状に湾曲して設けているものである。すなわち、印画紙Aのバック面を支持するガイド48Aの支持面49が側面視で下に凸の略R形状に湾曲して形成されている。ここで、略R形状というのは、露光位置前後(搬送ローラ対42、44間)ではR形状であるが、その両側ではほぼ直線形状のことをいう。
【0097】
また、ニップローラ42Bの回転中心と駆動ローラ42Aの回転中心を結んだ線がR形状の搬送路の中心Oを通過するように配設されている。すなわち、搬送ローラ対42のニップ方向が搬送方向と直交するように配設されている。搬送ローラ対44も同様である。
【0098】
このように構成された画像記録装置では、第1実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、逆カール(バック面側を凸とする癖)がついた印画紙Aが副走査搬送部28に進入した場合に、逆カールと同じ側に凸であるR形状のガイド48Aの支持面49に押えコロ50B、50Cで押しつけられ、支持面49に沿って搬送されながら露光されるため、露光位置Pにおける平面性が確保しやすく、良好な画像記録を確保することができる。
【0099】
また、特に、露光位置を印画紙Aの先端が通過する場合に第1実施形態と同様の搬送制御を行なうと、露光位置を挟んだ搬送方向上流側の搬送ローラ対42のニップと押えコロ50Bのみによって印画紙Aを押えることになるため、露光位置Pよりも搬送下流側の印画紙Aの先端が逆カールによって一層大きく浮き上がって露光ムラを生じさせるおそれがあったが、R形状のガイド48A(支持面49)に沿って搬送されることにより露光位置Pにおける浮き上がり量が抑制されて露光ムラが抑制される。
【0100】
また、第1実施形態と同様のニップ解除機構を用いた場合には、ニップ方向を搬送路のR形状(円弧)の中心に向かう径方向と一致させているため、ニップ解除機構58Bで解除される押えコロ50Bの印画紙A(ガイド48A)から離間する量が最小限に抑制される(図5、二点鎖線部48A参照)。この結果、押えコロ50Bを印画紙Aから離間させている場合でも印画紙Aの浮き上がりを最小限に抑制することができる。
【0101】
さらに、ニップ方向を上記のように構成することによって、ガイド48Aに対する駆動ローラ42A、44Aの突出量を最小限にすることができ、印画紙Aの搬送時における駆動ローラ42A、44Aに対する乗り越え量を抑制でき、露光中の印画紙Aの振動を抑制することができる。
【0102】
【発明の効果】
本発明に係る画像記録装置では、シート状の感光材料の先端、後端露光時にも感光材料の平面性を確保して、良好な画像記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の概略説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る露光部の概略側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るニップ解除機構のニップ状態を示す概略側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るニップ解除機構の押え状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るニップ解除機構のニップ解除状態を示す概略側面図である。
【図6】(A)〜(D)は、副走査搬送部おける搬送ローラ対のニップ制御状態説明図である。
【図7】(E)〜(I)は、副走査搬送部おける搬送ローラ対のニップ制御状態説明図である。
【図8】(J)〜(M)は、副走査搬送部おける搬送ローラ対のニップ制御状態説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る副走査搬送部のニップ解除状態説明図である。
【図10】従来例に係る副走査搬送部の概略側面図である。
【符号の説明】
10…画像記録装置
40〜46…搬送ローラ対
48…フラッタガイド(支持部材)
50A〜50D…押えコロ(押え部材)
58A〜58D…ニップ解除機構(解除手段)
80A〜80D…ガイド部材

Claims (10)

  1. シート状の感光材料に露光して画像を記録する画像記録装置において、
    露光位置の前後に配置され、感光材料をニップして搬送することによって露光位置における感光材料の平面性を確保する搬送ローラ対と、
    少なくとも露光位置の直前直後に配置された前記搬送ローラ対と前記露光位置との間にそれぞれ配設され、前記感光材料の浮き上がりを抑制する押え部材と、
    前記搬送ローラ対のニップ/ニップ解除と、前記押え部材の押え/押え解除をする解除手段と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記解除手段は、露光中の感光材料の後端が到達する前に露光位置よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対のニップを解除すると共に、露光位置よりも搬送方向上流側の前記押え部材の押えを解除することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記解除手段は、露光中の前記感光材料の後端が到達する前に露光位置よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対のニップを解除した後も、前記搬送ローラ対よりも露光位置側の前記押え部材に当該感光材料を押えさせていることを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記解除手段は、露光中の感光材料の先端が到達する前に露光位置よりも搬送方向下流側の前記搬送ローラ対のニップを解除すると共に、露光位置よりも搬送方向下流側の前記押え部材の押えを解除することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画像記録装置。
  5. 前記解除手段は、露光位置よりも搬送方向下流側の前記搬送ローラ対が前記感光材料をニップする前に、当該感光材料の先端が到達した前記搬送ローラ対よりも露光位置側の前記押え部材が前記感光材料を押えることを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
  6. 前記押え部材の近傍に配置され前記感光材料の浮き上がりを防止して当該押え部材の下に、あるいは前記搬送ローラ対の間に当該感光材料を案内すると共に、前記解除手段によって前記押え部材と一体的に移動するガイド部材を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の画像記録装置。
  7. 前記押え部材は、前記感光材料の画像記録面に対して当接して当該感光材料の裏面を支持する支持部材に押しつける回転自在なコロローラであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の画像記録装置。
  8. 前記押え部材は、前記感光材料の画像記録面に対して当接して当該感光材料の裏面を支持する支持部材に押しつける押圧面を備え、前記押圧面が低摺動摩擦部材で形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の画像記録装置。
  9. 露光位置前後において前記押え部材に押された感光材料を支持する支持部材は、前記感光材料の裏面を支持する支持面が搬送方向において内側に湾曲していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の画像記録装置。
  10. 搬送ローラ対のニップ解除方向が前記支持面に対する法線方向であることを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
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