JP2004142887A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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鈴木 孝行
Kenji Suzuki
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Abstract

【課題】シートの搬送効率を向上させることのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートの幅方向の位置を検出するとき、シート搬送路16を通過するシートの一部がシート搬送路16に設けられた複数のシート搬送手段54〜57のうちシート位置検知手段46の上流側、或いは下流側のシート搬送手段55,56に挟持され、シートの他の一部がシート搬送路16に形成された屈曲部17内にある状態でシートを停止させる。そして、この状態でシート位置検知手段46を、シートの一部と他の一部との間でシートの幅方向の側端に当接させてシートの幅方向の位置を検出するようにする。また、シートを挟持していない側のシート搬送手段を独立して駆動するようにする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートのシート搬送方向と直交する幅方向の位置を検知するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、シートを画像形成部に搬送するシート搬送装置を備えており、このようなシート搬送装置には、シートを搬送する複数のシート搬送手段である搬送ローラの他、シートの位置を検知するシート位置検知手段が複数設けられている。
【0003】
そして、このようなシート位置検知手段としては、シートの搬送方向の位置を検知するものと、搬送方向と直交する方向である幅方向の位置を検知するものとがある。
【0004】
ここで、シートの搬送方向の位置を検知する検知手段は、例えば搬送ローラの駆動タイミングや画像の副走査方向の書き出しタイミングを決めるために使用されるものがあり、このような検知装置では多くの場合、シートの搬送方向の先端エッジ部もしくは後端エッジ部を検知している。なお、シートには様々な幅のものが存在するが、搬送方向の先端エッジ部や後端エッジ部を検知するためには、検知装置をシートの幅方向のほぼ中央に配設すれば全てのシートに対応可能である。
【0005】
一方、シートの幅方向の位置を検知する検知装置としては、様々な幅を有するシートの幅方向の位置を検知するものの他、例えばシートの両面に画像を形成する画像形成装置においてよく使用されている横レジ検知装置がある。
【0006】
ここで、この横レジ検知装置は、シートの両面に画像を形成する際、長い搬送路を搬送されることにより幅方向の位置がずれたシートのずれ量を検知するためのものであり、このように横レジ検知装置により検出された横レジのずれ量に合わせて主走査方向の書き出しタイミングを補正するようにしている。
【0007】
ところで、このような横レジ検知装置としては、シートの位置を検知する検知部を備え、この検知部を幅方向にラック・ピニオン等により移動させ、シートの幅方向の一側端に当接させることにより、シートの幅方向の位置を検知するようにしているものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の横レジ検知装置を備えたシート搬送装置において、検知部を幅方向に移動させてシートの幅方向の位置を検知する場合、シートの側端位置が安定しないと、正確にシートの幅方向の位置を検知することができない。
【0009】
そこで、従来は検知装置に設けられたシート搬送路の上流及び下流に配設された搬送ローラによってシートをそれぞれ挟持させることによりシートの側端位置を安定させ、この状態で検知部をシートの一側端に当接させることにより検知を行うようにしていた。
【0010】
しかし、このようにシートの幅方向の位置を検知するとき、検知装置の上流及び下流に配設された搬送ローラによりシートをそれぞれ挟持させるようにすると、上流、下流の搬送ローラを同一の駆動源で駆動する場合でも、また別の駆動源によりそれぞれ駆動する場合でも、これら搬送ローラを同時に回転及び停止する制御が必要となる。
【0011】
つまり、シートの幅方向の位置を検知するときには、上流及び下流に配設された搬送ローラを同時に停止させなければならず、この場合、シートの幅方向の位置検知が終了するまでは、上流及び下流の搬送ローラを駆動することができず、この間、他のシートを搬送することができない。
【0012】
これにより、シート間隔が広がり、この結果、シートの搬送効率が低下し、さらにこのようにシートの搬送効率が低下すると、画像形成装置の生産性も低下する。
【0013】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートの搬送効率を向上させることのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート搬送路に設けられた複数のシート搬送手段によりシートを搬送するシート搬送装置において、前記シート搬送路を通過するシートのシート搬送方向と直交する幅方向の側端に当接し、該シートの幅方向の位置を検出するシート位置検知手段と、前記シート搬送路に形成された屈曲部と、を備え、前記シートの幅方向の位置を検出するとき、一部が前記複数のシート搬送手段のうち前記シート位置検知手段の上流側、或いは下流側のシート搬送手段に挟持され、他の一部が前記屈曲部内にある状態で前記シートを停止させ、かつ前記シート位置検知手段を、前記シートの一部と他の一部との間で該停止したシートの幅方向の側端に当接させるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記シート位置検知手段の上流側及び下流側のシート搬送手段をそれぞれ独立して駆動する駆動部を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記駆動部は、駆動源と、前記駆動源からの駆動力を少なくとも前記シート位置検知手段の上流側及び下流側のシート搬送手段に選択的に伝達するクラッチと、前記クラッチのオンオフを制御する制御部とを備えたものであることを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記シート位置検知手段を前記屈曲部に対応した位置に配設したことを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記シート位置検知手段は前記シートの幅方向のずれを検知するものであることを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する上記のいずれかに記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、前記シート搬送路は、前記画像形成部で画像が形成された後のシートを再度、前記画像形成部に搬送する再搬送通路であることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0022】
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図である。
【0023】
同図において、24は複写機、25は複写機本体(以下、装置本体という)であり、この複写機24は、装置本体25の上部に設けられた画像読取部25aと、画像読取部25aの下方に配置された画像形成部26と、画像形成部26にシートを給送する給紙装置25bと、シート搬送装置50を備えている。
【0024】
なお、本実施の形態において、シート搬送装置50はシートを画像形成部26に搬送すると共に、画像形成部26により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを画像形成部26に再度搬送するためのものである。また、このシート搬送装置50はシートを画像形成部26に再度搬送するためのシート搬送路である反転路16を備えている。
【0025】
ここで、画像読取部25aは、原稿ガラス201にセットされた不図示の原稿を照射しながら矢印の方向に移動する露光装置202と、露光装置202と一体的に移動するミラー部203と、露光装置202により照射されて原稿から反射した後、ミラー部203により折り返された光が不図示のレンズを介して入力されるCCD204等を備えている。
【0026】
また、画像形成部26は、感光体ドラム101、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーにより現像して感光体ドラム上にトナー像を形成する現像器102、感光体ドラム101に圧接し、シートにトナー像を転写させる転写部を形成する転写ローラ103、感光体ドラム上に静電潜像を形成するためのレーザスキャナ100を備えている。
【0027】
また、給紙装置25bは、シートを収納する給紙カセット1と、この給紙カセット1に収納されているシートを送り出す給紙ローラ2と、この給紙ローラ2により送り出されたシートを一枚ずつ分離するためのフィードローラ3とリタードローラ4とにより構成される分離部とを有している。なお、給紙カセット1は、装置本体25内にセットされると、シートは、不図示のリフタモータにより給紙カセット1内を上昇して、給紙可能な状態になる。
【0028】
次に、このような構成の複写機24における画像形成動作について説明する。
【0029】
シートに画像を形成する場合は、まず原稿ガラス201に原稿をセットし、コピーボタンを押すと露光装置202は原稿を照射しながら矢印方向に移動し原稿全面を走査する。そして、露光装置202より原稿を照射した光はミラー部203により折り返された後、レンズによりCCD204に結像し、この後、CCD204により読み取られた原稿は画像処理部で電気信号に変換され、レーザスキャナ100に伝送される。
【0030】
次に、レーザスキャナ100から画像情報に対応するレーザ光が感光体ドラム101に射出され、このレーザ光により感光体ドラム101が走査され、感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。この後、この静電潜像は現像器102により現像されてトナー像として可視化される。
【0031】
また、このようなトナー像形成動作と並行して給紙ローラ2が回転し、給紙カセット1に収納され、不図示のリフタモータにより紙面が上昇して給紙可能状態となっているシートを送り出す。この後、フィードローラ3とリタードローラ4とにより構成される分離部により1枚ずつ分離した後、シートを搬送ローラ対5,6によりレジストローラ対7,8に搬送し、このレジストローラ対7,8によりレジスト補正を行う。
【0032】
次に、このようにレジストローラ対7,8によりレジスト補正が行われたシートは、感光ドラム101と転写ローラ103とにより構成される転写部へと搬送され、この転写部において転写ローラ103にトナー像と逆極性の電圧を印加することにより、トナー像が転写される。なお、シートは、レジストローラ対7,8に向かう際に通過検知装置34によって通過を検知され、制御部25cは、この通過検知装置34からの検知信号に応じてシートを、トナー像の位置に合わせてタイミング良く送り込むようレジストローラ対7,8を駆動するようにしている。
【0033】
次に、このようにトナー像を転写したシートを搬送部10により定着器11に搬送し、この定着器11においてシートを加熱、加圧することにより、トナー像がシート上に永久定着される。そして、このようにしてトナー像が定着された後、第1面にのみ画像を形成する片面コピーの場合には、シートは正転する反転ローラ対14,15及び排紙ローラ対12により機外に排出される。これによって、複写機24は、シートの片面複写動作を終了する。
【0034】
一方、第2面にも画像を形成する両面コピーの場合は、片面に画像を転写されたシートは、定着器11を通過した後、反転ローラ対14,15によりスイッチバック搬送され、反転路16を通過し、さらにこの後、再びレジストローラ対7,8によりレジスト補正されて転写部へと搬送される。そして、この転写部にて反対側の面に画像が形成され、この後、片面複写動作と同様にシートは搬送され、機外へ排出される。
【0035】
ところで、図1は、両面コピーの際、シートを反転させて転写部へと向かわせる反転路16の構成を示すものであり、この反転路16は反転路16の天面を形成する上側搬送ガイド部材51と、反転路16の底面を形成する下側搬送ガイド部材52により構成されると共に、シート搬送手段である入口搬送ローラ54、上流側搬送ローラ55、下流側搬送ローラ56、出口搬送ローラ57が設けられている。
【0036】
ここで、これら4つの搬送ローラ54〜57は、図3に示す駆動部により駆動されるようになっている。即ち、入口搬送ローラ54は、同図に示すように駆動源である1つのモータ53の回転軸に設けられた駆動ギア53aによってローラ軸54aに直接的に伝達される駆動力により駆動される。
【0037】
また、上流側搬送ローラ55及び下流側搬送ローラ56は入口搬送ローラ54との間に架設されたベルト60,62を介して伝達されるモータ53の駆動力により駆動され、出口搬送ローラ57は下流側搬送ローラ56との間に架設されたベルト61により下流側搬送ローラ56を介して伝達されるモータ53の駆動力により駆動される。
【0038】
なお、上流側搬送ローラ55及び下流側搬送ローラ56のローラ軸55a,56aにはそれぞれ制御部25cによりオンオフされる第1及び第2クラッチ58,59が設けられており、例えば制御部25cが第1クラッチ58のみをオンとすると、入口搬送ローラ54と共に上流側搬送ローラ55のみが回転し、第2クラッチ59のみをオンとすると、入口搬送ローラ54と共に下流側搬送ローラ56及び出口搬送ローラ57が回転する。
【0039】
また、第1及び第2クラッチ58,59をオフとすると、入口搬送ローラ54のみが回転し、第1及び第2クラッチ58,59をオンとすると入口搬送ローラ54、上流側搬送ローラ55、下流側搬送ローラ56及び出口搬送ローラ57が回転する。
【0040】
このように、1つのモータ53と2つのクラッチ58,59を組み合わせ、第1及び第2クラッチ58,59のオンオフを制御することにより、入口搬送ローラ54、上流側搬送ローラ55、下流側搬送ローラ56及び出口搬送ローラ57はそれぞれ別々に制御可能となる。
【0041】
ここで、このように4つの搬送ローラ54〜57を別々に制御することができるようにすることにより、反転路内に少なくとも2枚のシートを送り込むことが可能となり、これにより例えば上流側のシートを停止させて下流側のシートのみを搬送したり、下流側のシートを停止させて上流側のシートのみを搬送したりすることができる。
【0042】
そして、このように搬送ローラ54〜57をそれぞれ別々に制御し、2つのシートを別々に搬送することにより、両面コピーの際のシート間隔を短くすることができる。これにより、シート搬送装置50のシート搬送効率を向上させることができ、これに伴って複写機24の生産性を上げることができる。
【0043】
一方、図1において、17は反転路内の上流側搬送ローラ55の下流に設けられた上方に屈曲した屈曲部である屈曲搬送路であり、シートSがこの屈曲搬送路17を通過する際、この屈曲搬送路17に沿って上方に撓むようになっている。そして、このようにシートを撓ませることにより、屈曲搬送路17を通過する際、シートのコシを強くすることができるようにしている。
【0044】
また、40は反転路16でのシートの幅方向の位置を検知するためのシート位置検知装置であり、このシート位置検知装置40は屈曲搬送路17近傍に配置されている。
【0045】
なお、本実施の形態においては、このシート位置検知装置40を図1に示すように屈曲搬送路17に対応する位置である屈曲搬送路17の下方に設けており、このような位置にシート位置検知装置40を設けることにより、装置本体全体の大きさ、特に高さ方向の大きさを抑えることができ、装置本体25の小型化を図ることができる。
【0046】
ここで、このシート位置検知装置40は、図4の(a)及び(b)に示すようにセンサレバー41とフォトセンサ42とにより構成されると共に幅方向に移動可能なシート位置検知手段である横レジ検知ユニット46と、シートの位置を検知するため横レジ検知ユニット46を幅方向に移動させるための駆動部43とを備えている。
【0047】
なお、フォトセンサ42は保持部材44に取り付けられると共に、発光部42aと受光部42bとを有している。また、センサレバー41は回動中心軸45を支点として保持部材44により幅方向に回動自在に保持されると共に、不図示の付勢手段により反時計回りの方向に付勢され、かつ、フォトセンサ42の発光部42aと受光部42bの両者の間を通過するフラグ41aを備えている。
【0048】
また、駆動部43はモータ63、ピニオンギア64、ラック65、ガイド66により構成されており、横レジ検知ユニット46はラック65に取り付けられている。そして、モータ63が駆動されると、ピニオンギア64によりラック65が幅方向に移動し、これにより横レジ検知ユニット46も移動するようになっている。なお、この横レジ検知ユニット46の移動距離は、最大シート幅から最小シート幅までをカバーするため、本実施の形態において、約120mmである。
【0049】
ところで、このような構成のシート位置検知装置40においては、図4の(b)に示すように横レジ検知ユニット46が矢印方向に移動し、センサレバー41がシートSの幅方向の一側端に当接して時計回りの方向に回動すると、フラグ41aがフォトセンサ42の発光部42aと受光部42bとの間から抜け出して光路を開放するようになっている。
【0050】
ここで、このように光路が開放されると、横レジ検知ユニット46(フォトセンサ42)からの信号(横レジ検知信号)が変化し、この信号の変化に基づき制御部25cは横レジ検知ユニット46がシートSの一側端に当接したと判断すると共に、検知ユニット46がシートSの一側端に当接するまでの移動距離からシートの幅方向のずれの量(横レジ量)を検知するようにしている。
【0051】
さらに、このようにして検知された横レジ量に基づき、制御部25cは主走査方向書き込みタイミングを調整する。これにより、両面印刷の搬送中にシートが幅方向にずれてもシートの第2面目の適切な位置に画像を形成することができる。
【0052】
次に、このような構成のシート位置検知装置40のシート位置検知動作について説明する。
【0053】
ここで、シート位置検知装置40において、通常、横レジ検知ユニット46は最大シート幅より外側の位置で待機しているが、使用者がシートのサイズを選択すると、横レジ検知ユニット46はそのシート幅より少し外側(10mm程度)まで移動し、シートが屈曲搬送路17に搬送されてくるまで待機する。
【0054】
なお、このような待機状態のとき、センサレバー41は、不図示の付勢手段により反時計回りの方向に回動しており、これによりセンサレバー41のフラグ41aは、フォトセンサ42の発光部42aと受光部42bとの間に進入して光路を遮断するようになっている。
【0055】
そして、この状態でシートが屈曲搬送路17に搬送され、シート先端が横レジ検知ユニット46を30mm程度通過すると、これを不図示の検知手段、或いは不図示のタイマ等で検知した制御部25cが、モータ53を一度停止する。なお、この時シートの後端側は上流側搬送ローラ55により挟持されているが、先端部は屈曲搬送路17内に位置し、下流側搬送ローラ56には挟持されていない。
【0056】
ここで、この状態のとき、即ちシートの後端部が上流側搬送ローラ対55により挟持されているが、先端部は屈曲搬送路17内にあるとき、シートは屈曲搬送路17の形状により屈曲しているため、シート幅方向に対していわゆるコシがついた状態となる。言い換えれば従来は上流側及び下流側の搬送ローラとで作り出していたシートのコシを、上流側搬送ローラと屈曲搬送路17とで作り出すことができる。そして、このようにコシがついた状態ではシートは横方向からの外力を与えられてもその姿勢、形状を保つことが比較的容易である。
【0057】
次に、このようにシートを停止させた後、制御部25cは横レジ検知ユニット46を停止位置からシート方向へ移動させる。これにより、やがてセンサレバー41がシートの側端に当接して回動中心軸45を中心に回動し、図4の(b)に示すようにフラグ41aがフォトセンサ42の発光部42aと受光部42bの間を抜け出ると、遮光が解除される。
【0058】
この結果、横レジ検知ユニット46(フォトセンサ42)からの信号が変化し、制御部25cは、このような信号の変化及び変化のタイミングに基づき、シートSの横レジ量を検知する。
【0059】
ところで、シート位置検知装置40は屈曲搬送路17近傍(本実施の形態においては屈曲搬送路17の下方)に配置されているため、つまりシートが屈曲してコシの強い状態となる屈曲搬送路17近傍に配置されているため、センサレバー41がシートの端部に当接した際、シートは変形しない。
【0060】
しかも、シートが波打ち状やカール状になっていてもシート端部は一直線状になって、ほぼ同条件でセンサレバー41で押圧されることになる。したがって、シートの横レジは誤差の少ない位置で検知される。これにより、確実にシートの横レジを検知することができる。
【0061】
このように、シートの幅方向の位置を検出するとき、シートの一部である後端部が横レジ検知ユニット46の上流側に配された上流側搬送ローラ55に挟持され、かつシートの他の一部である先端部が屈曲搬送路17内ある状態でシートを停止させ、この状態で横レジ検知ユニット46をシートの側端に当接させることにより、シートを変形させることなくシートの幅方向の位置を検出することができる。
【0062】
また、このようにシートの先端部を屈曲搬送路17に進入させ、シートのコシを上流側搬送ローラと屈曲搬送路17とで作り出すことにより、シートの幅方向の位置を検出するとき、横レジ検知ユニット46の下流側に配され、独立して制御可能なシートを挟持していない側のシート搬送手段である下流側搬送ローラ56を引き続き駆動することができる。
【0063】
そして、このようにシートを挟持していない下流側搬送ローラ56を引き続き駆動することにより、幅方向の位置が検出されるシートの前に反転路16に進入したシートを、下流側搬送ローラ56により搬送することができる。これにより、反転路16を通過するシート間の距離を短くすることができ、シートの搬送効率を向上させることができる。さらに、このようにシートの搬送効率を向上させることにより、複写機24の生産性を向上させることができる。
【0064】
ところで、これまでの説明においては、シートの後端部を上流側搬送ローラ55によりに挟持させ、かつシートの先端部を屈曲搬送路17に進入させた状態でシートの幅方向の位置を検出する場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、シートの後端部が屈曲搬送路17内にあり、シートの先端部が下流側搬送ローラ56により挟持された状態でシートを停止させ、この状態でシートの幅方向の位置を検出するようにしても良い。
【0065】
また、これまでの説明においては、本発明に係るシート搬送装置50を複写機に用いた場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等、或いはシートに孔をあけたり、シート束を綴じたりするシート処理装置等のシート搬送装置にも用いることができるのは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、一部がシート位置検知手段の上流側、或いは下流側のシート搬送手段に挟持され、他の一部がシート搬送路に形成された屈曲部にある状態でシートを停止させ、この状態でシートの幅方向の位置を検出するようにすることにより、シートを挟持していない側のシート搬送手段を駆動することができ、これによりシートの搬送効率を向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例である複写機に設けられたシート搬送装置の反転路の構成を示す図。
【図2】上記複写機の概略構成を示す図。
【図3】上記シート搬送装置の反転路に設けられた搬送ローラの駆動部を説明する上面図。
【図4】上記シート搬送装置の反転路に設けられたシート位置検知装置の構成を説明する図。
【符号の説明】
16    反転路
17    屈曲搬送路
24    複写機
25c   制御部
26    画像形成部
40    シート位置検知装置
46    横レジ検知ユニット
50    シート搬送装置
51    上側搬送ガイド部材
52    下側搬送ガイド部材
53    モータ
55    上流側搬送ローラ対
56    下流側搬送ローラ対
58,59 クラッチ
S     シート

Claims (7)

  1. シート搬送路に設けられた複数のシート搬送手段によりシートを搬送するシート搬送装置において、
    前記シート搬送路を通過するシートのシート搬送方向と直交する幅方向の側端に当接し、該シートの幅方向の位置を検出するシート位置検知手段と、
    前記シート搬送路に形成された屈曲部と、
    を備え、
    前記シートの幅方向の位置を検出するとき、一部が前記複数のシート搬送手段のうち前記シート位置検知手段の上流側、或いは下流側のシート搬送手段に挟持され、他の一部が前記屈曲部内にある状態で前記シートを停止させ、かつ前記シート位置検知手段を、前記シートの一部と他の一部との間で該停止したシートの幅方向の側端に当接させるようにしたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート位置検知手段の上流側及び下流側のシート搬送手段をそれぞれ独立して駆動する駆動部を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記駆動部は、駆動源と、前記駆動源からの駆動力を少なくとも前記シート位置検知手段の上流側及び下流側のシート搬送手段に選択的に伝達するクラッチと、前記クラッチのオンオフを制御する制御部とを備えたものであることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート位置検知手段を前記屈曲部に対応した位置に配設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記シート位置検知手段は前記シートの幅方向のずれを検知するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記シート搬送路は、前記画像形成部で画像が形成された後のシートを再度、前記画像形成部に搬送する再搬送通路であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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