JP4818146B2 - シート搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像記録装置においてカセットから給紙されるシートを搬送するシート搬送装置、及び該シート搬送装置を用いる記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置は、記録ヘッドにより画像情報に基づいてシートに画像(文字や記号等を含む)を記録するように構成されている。記録媒体であるシートとしては、紙、布、プラスチックシート、OHP用シートなど、種々の材質のシートを使用できる。この記録装置における記録方式にはシリアルタイプとラインタイプがある。シリアルタイプは、記録ヘッドを記録媒体に沿って移動させる主走査と記録媒体の紙送り(副走査)とを交互に繰り返しながら画像を記録していく方式である。一方、ラインタイプは、記録媒体の幅方向に延びる長尺の記録ヘッドを用いることにより、一括して1ライン分を記録しながら記録媒体の紙送り(副走査)のみで画像を記録していく方式である。
上記記録装置では、カセット等に積載収納されたシートを1枚ずつ給送するとともに画像形成部へ搬送するためのシート搬送装置が設けられている。このシート搬送装置においては、給紙精度が不十分であるなどの原因により、シートが搬送方向に対して斜めになった状態で搬送される斜行が発生することがある。この斜行は、シートの紙づまりや記録画質の低下などを引き起こす原因となりやすい。そこで、このような斜行を矯正するための斜行補正機構が、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。図20は従来の斜行補正機構の一例を示す概略平面図である。図20において、502はシートを矢印T方向に搬送するための搬送ローラである。503は搬送ローラ502に対向し、かつ搬送方向Tに対して傾斜して配設された傾斜ローラである。
シート504は、傾斜ローラ503と搬送ローラ502の間に狭持され、搬送ローラを回転駆動することにより搬送される。501は搬送面の側部に設けられた基準部材である。基準部材501には、搬送方向Tと平行で、かつ搬送面に垂直な基準面501aが形成されている。この基準面は、シート504の搬送方向と直角な方向の位置決めを行うとともに、シートを搬送方向Tへ誘導するガイドとなる当接面である。基準部材501は、シートの側端が基準面501aに確実に突き当たるような壁部材又は突出部材で形成されている。
次に、図20を用いて、基準部材501によるシートの斜行補正について説明する。シート504が斜行状態で搬送ローラ502へ搬送されてきた場合、このシートは、傾斜ローラ503によって先端が図示の反時計方向に振れる方向へ傾斜されるとともに、該シートの側端が基準面501aに接触する。これにより、シートは、その側端が基準面に当接した状態で該基準面に沿って移動するように補正される。つまり、以上の作用により、斜行状態のシート504の斜行が補正されるとともに、搬送面上におけるシートの搬送方向Tと直角な幅方向の位置決めも行われる。なお、基準面501aは、シートを当接させて沿わせることを目的とすることから、以下では当接面とも称する。このような斜行補正方法は比較的簡単な構成で実施することができる。
しかし、上記の斜行補正機構では、複数の幅が異なるシートを搬送する場合、全てのシートの一方の側端を1つの基準面に揃えた状態で搬送することはできるが、各シートの中央の位置を揃えた状態で搬送することは不可能である。図21はこのような状態を示す概略平面図である。図21において、シート604は、基準部材601に当接しながら斜行補正される。図21の斜行補正機構では、1個の固定された基準部材601によって搬送方向と直角な方向の位置決めを行う構成となっている。従って、幅が小さいシート604a及び幅が大きいシート604bの複数種類(2種類)のシートの斜行補正を行うときには、これらのサイズの全てのシートとも、側端を1つの当接面601aに沿って移動させることになる。
このため、最大幅より小さい幅のシートは、いずれも、最大幅のシートより基準部材601側へ片寄った状態で搬送されることになる。このような従来例においては、シートの一側端を規制する当接面部材601が固定されているため、当接面601aが1つしかない場合には、シートは片側に寄せて搬送することしかできない。つまり、異なる幅のシートをそれらの中央が揃うように斜行補正することは不可能である。
ここで、各サイズのシートを中央で揃えて搬送することの利点について説明する。すなわち、シート搬送装置においては、搬送面上に設けられるローラなどの部品は、一般に、搬送面の中央に関して左右対称に配置される場合が多い。このため、上記のようにシートを片側に寄せて搬送する場合には、異なるサイズのシートでは左右のニップ幅やニップ位置が変化することになる。このため、シートに付与される搬送力が中央に関して非対称になり、左右の搬送力にアンバランスが生じることになる。
そこで、搬送面の中央とシートの中央が揃うようにすると、シートに付与される搬送力も左右対称となって左右で等しくなり、安定した状態で搬送することが可能になる。
図22はシートの中央が揃うように斜行補正することが可能な従来例を示す概略平面図である。図22において、シートの中央を揃えて斜行補正するために複数(2個)の基準部材701、702が設けられている。これら2個の基準部材の基準面701a、702aを用いることで、幅が小さいシート704aと幅が大きいシート704bを中央が揃うように斜行補正することができる。つまり、シートの側端を対応する基準面に当接させることで中央を揃えることができる。しかし、このような方法では、基準部材701によって大きい幅のシートの斜行補正を行うときに、小さい幅のシートのための基準部材702が干渉位置にあり、障害物になってしまう。
そこで、これを回避するために、図22に示すような2つの基準部材を設ける構成において、いずれか一方の基準部材を選択的に移動可能にした斜行修正機構が、特許文献3及び特許文献4に開示されている。
特開平08−208075号公報 特開平07−334630号公報 特開平04−072252号公報 特開平04−235847号公報
しかしながら、特許文献3及び特許文献4に開示されているような従来の斜行補正機構では、基準部材をシートが当接可能な当接位置から当接不可能な退避位置へ移動させるための機構が複雑である。このため、シート搬送装置の組立が難しくなり、搬送性能の信頼性が低くなるという課題があった。
本発明はこのような従来例の技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、簡単な構成で、複数の異なる幅のシートを中央を揃えて斜行補正しながら搬送することができ、組立性が良く、信頼性の高い斜行補正機構を有するシート搬送装置及び該シート搬送装置を用いる記録装置を提供することである。
本発明は、シートを収納するカセットが着脱可能なシート搬送装置において、前記カセットからシートを給送する給送手段と、前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、シート側端を前記基準面に当接させるためにシートを前記基準面に近づくように前記搬送方向に対して傾いた方向に搬送する搬送手段と、前記基準部材が前記カセットに収納されたシートの幅に応じた位置に位置するように、前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、シートを収納するカセットが着脱可能なシート搬送装置において、前記カセットからシートを給送する給送手段と、前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、シート側端が前記基準面に当接するように搬送する搬送手段と、前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、シートを収納するカセットが着脱可能な記録装置において、前記カセットからシートを給送する給送手段と、前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、シート側端を前記基準面に当接させるためにシートを前記基準面に近づくように前記搬送方向に対して傾いた方向に搬送する搬送手段と、前記基準部材が前記カセットに収納されたシートの幅に応じた位置に位置するように、前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、前記搬送手段によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、シートを収納するカセットが着脱可能な記録装置において、前記カセットからシートを給送する給送手段と、前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、シート側端が前記基準面に当接するように搬送する搬送手段と、前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、前記搬送手段によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、複数の異なる幅のシートを中央を揃えて斜行補正しながら搬送することができ、組立性が良く、信頼性の高い斜行補正機構を有するシート搬送装置及び該シート搬送装置を用いる記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明によるシート搬送装置を用いるのに好適な記録装置の一実施形態を示す縦断面図である。図1は、サーマルヘッドによりインクリボン上のインクをシートへ転写して記録する熱転写記録装置を例示する。図1において、シート1を収納したカセット2は記録装置100の本体に着脱自在に装着されている。カセット2の下側には、巻出し側のインクリボン収納部101と巻取り側のインクリボン収納部102が装着されている。巻取り軸115を回転駆動することにより、供給軸114上のインクリボン113が巻取り軸115上へ巻き取られていく。
画像記録の際には、給送手段である給紙ローラ120によってカセット2から1枚だけ分離給送されたシート1が、搬送ガイド121を有するUターン搬送経路122に沿って搬送される。次いで、記録ヘッド(サーマルヘッド)118とプラテンローラ119の間の画像形成部123へ搬送される。Uターン搬送経路122と画像形成部123との間に本発明によるシート搬送装置150が構成されている。画像形成部においては、シート1とインクリボン113は記録ヘッド118とプラテンローラ119との間で圧接された状態で搬送ローラ117により搬送される。そして、記録ヘッド上の発熱体により、インクリボンに塗布されたインクをシートに溶融転写することで画像が形成される。カラー記録用のインクリボンの場合は、イエロー、マゼンタ、シアン等の複数色のインクが一定長さで繰り返し塗布されている。そして、シートはその色の数だけ画像形成部を往復し、各色が重ねて転写されることでカラー画像が形成される。
図2はシート1を収納するカセット2の斜視図である。図3は図2のカセットを矢印V1方向から見た正面断面図であり、(a)は幅が小さい第1の幅のシートを収納するカセットを示し、(b)は幅が大きい第2の幅のシートを収納するカセットを示す。図4は図記録装置100に装着されたカセット2からシート1が給紙され搬送される方向を示す概略斜視図である。図2において、複数枚のシート1がカセット2内に積み重ね状態で積載される。本実施形態では、幅が異なる複数(2種類)のシート1a、1bを使用する場合を例に挙げて説明する。小さい幅のシート1aがカセット2aに収納され、大きい幅のシート1bがカセット2bに収納されている。
図3には、幅が異なるシート1を収納したカセット2a、2bが示されている。図3から分かるように、シートの幅サイズによってカセットの形状が異なっている。
図3(a)の2aは第1の幅のシート1aを収納する第1のカセットである。201a、202aはシート1aの側端部の位置を規制する規制部である。図3(b)の2bは第1の幅よりも大きな第2の幅を有するシート1bを収納する第2のカセットである。201b、202bはシート1bの側端部の位置を規制する規制部である。図4において、記録装置100に装着されたカセット2から画像形成部123へシートを給送するときには、給紙ローラ120により矢印A方向へ送り出される。送り出されたシートは、Uターン搬送経路122に沿って矢印B方向にUターン搬送される。このシート1は、シート搬送装置150を通して画像形成部123へ搬送される。シート搬送装置150は、カセット2の下側に設けられた搬送面5(図5)上に配されている。
図5は本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置の概略平面図である。図6は図5中のD−Dに沿った断面図であり、(a)はカセットが装着されていないときの状態を示し、(b)は小さい幅のシート1aを収納したカセット2aが装着された状態を示す。図7は本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置において小さい第1の幅のシート1aの斜行を補正するときの状態を示す概略平面図である。図8は図5中のD−Dに沿った断面図であり、(a)はカセットが装着されていないときの状態を示し、(b)は大きい幅のシート1bを収納したカセット2bが装着された状態を示す。図9は本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置において大きい幅のシート1bの斜行を補正するときの状態を示す概略平面図である。
図5において、搬送面5上には搬送方向Tに対して傾いた方向の搬送力を発生するように傾斜して配置された搬送ローラ(傾斜ローラ)3が搬送手段として設けられている。搬送面5の一方の側縁部には、シートの側端を当接させて位置規制するための基準面4aを有する基準部材4が配されている。すなわち、基準部材4は、給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面4aを有する。
図6において、基準部材4は、記録装置の枠体7に対し、搬送方向Tと交差する方向(例えば直交する矢印U方向)に移動可能に取り付けられている。4cは基準部材4を矢印U方向(図5)に移動可能に案内するガイド、4bはガイド4cに係合する凸部である。また、基準部材4は、バネ4dによって搬送面5の内側へ向かう方向にバネ付勢されるとともにストッパにより図5〜図7に示す初期位置に保持されている。
次に、図6〜図9を用いて、本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置の動作について説明する。カセット2は、記録装置に対し、矢印F方向から挿入して所定位置に装着される。205はカセット2を所定位置に装着するためのカセットガイドである。搬送面5の左側上方位置には、挿入されるカセット2の装着位置を規制するための位置決め部材8が配置されている。まず、記録装置100に小さい幅(第1の幅)のシート1aを収納した第1のカセット2aが装着される場合を説明する。図6の(a)の装着前の状態では、基準準部材4は初期位置に保持されている。カセット2aが正規の位置に装着された状態では、図6の(b)のように、カセット2aの位置決め当接面203aが位置決め部材8の位置規制面8aに当接して位置決めされた状態になる。小さい幅のシート1aを収納したカセット2aが装着される場合は、図6の(b)に示すように、基準部材4は、カセット2aにより押されることがなく、初期位置に保持されたままである。従って、基準部材4が初期位置に保持されたままの状態で、図7に示すようなシート1aの斜行補正が行われる。
図7において、小さい幅のシート1aが搬送されてくると、このシート1aは、傾斜した搬送ローラ3により図示左斜め方向(特定の方向)に搬送されるとともに、その側端が基準部材4の基準面4aに当接される。これにより、シート1aは、初期位置にある基準面4aに当接した状態で移動する。この作用により、搬送されてきたシート1aは、基準面4aによって斜行補正される。同時に、シート1aの幅方向の位置決めも行われる。本実施形態における搬送ローラ3は、シート1の後端部が先端部よりも基準部材4側に片寄る傾いた姿勢になるように該シートの姿勢を制御する姿勢制御手段を構成している。また、この姿勢制御手段は、シート1を該シートの厚さ方向(紙面に垂直な方向)に延びる軸を中心に回転させることにより、該シートの姿勢を制御する。
次に、記録装置に第1の幅よりも大きい第2の幅のシート1bを収納した第2のカセット2bが装着された場合について説明する。図8の(a)の装着前の状態では、基準部材4は初期位置に保持されている。カセット2bが矢印F方向から挿入されて正規の位置に装着されると図8の(b)のように、カセット2bの位置決め当接面203bが位置決め部材8の位置規制面8aに当接した状態になる。このように第2の幅のシート1bを収納した第2のカセット2bが装着された場合は、基準部材4の基準面4aがカセット2bの押圧面204b(移動手段)に当接し、カセット2bによって図示左方向へ押される。本実施形態では、カセット2に設けられた面(押圧面)204により、基準部材4をシート幅に応じた位置に移動させるための移動手段が構成されている。このため、基準部材4は、付勢バネ4dに抗して図示左方向へ移動させられる。本実施形態では、初期位置から矢印G方向へ移動させられ、搬送面5の側端寄りの位置Xに位置決めされる。そして、搬送されてくる大きい幅(第2の幅)のシート1bは、傾斜した搬送ローラ3によって図示左斜め方向(特定の方向)に搬送され、その側端が位置Xにある基準部材4の基準面4aに当接する。これによって、図9に示すように、大きい幅のシート1bの斜行補正が行われる。これと同時に、シート1bの幅方向の位置決めも行われる。
前述の異なる幅のシート1a、1bの斜行補正においては、初期位置にある基準部材4の基準面4aによって小さい幅のシート1aの斜行補正が行われる。また、カセット2bによって位置Xへ移動させられた基準部材4の基準面4aによって大きい幅のシート1bの斜行補正が行われる。同時に、小さい幅のシート1aと大きい幅のシート1bの中央が揃うように(各シートの幅方向中心が一致するように)に構成されている。これは、各シートの幅寸法と基準部材4の移動距離を選定することにより常に実現することができる。これにより、異なる幅のシートを搬送するに際し、各シートの中央が揃うように斜行補正することができる。なお、通常では、各シートの中心が搬送面5の略中央に揃うように構成されている。
すなわち、以上の第1の実施形態においては、シート1が搬送されてくると、斜行の有無に関わらず、シートは傾斜した搬送ローラ3によって基準部材4側に傾いた方向に搬送される。この斜送によって、シートの側端は基準部材4の基準面4aに当接させられる。この際、基準部材4はシートの幅方向に移動可能である。そして、搬送されてくるシート1の幅と対応するカセット2の形状寸法によって基準部材4の位置が設定される。この基準部材の位置は、シートの幅の大小に関わらず斜行補正されたシートの幅方向中心位置が一致するように選定されている。こうして、装着されるカセット2によって基準部材4の位置を移動させることにより、搬送されるシートの幅寸法の大小に関わらず、常に、シートの幅方向中央位置を揃えた状態で斜行補正することができる。
図9中には、大きい幅のシート1bの斜行補正前後の位置が実線で示されるとともに、小さい幅のシート1aの斜行補正前後の位置が破線で示されている。斜行補正後の実線の位置と破線の位置との比較から明らかなように、異なる幅のシート1の側端を、基準面に揃えるのではなく、中央が揃うように位置決めすることができる。このような本実施形態によれば、簡単な構成で、複数の異なる幅のシートを中央を揃えて斜行補正しながら搬送することができるとともに、組立性が良く、信頼性の高い斜行補正機構を有するシート搬送装置が提供される。
なお、基準部材4の移動は、シート1の幅サイズ又はカセット2の種類をセンサや電気素子を用いて識別し、モータやプランジャー等の電気駆動源を用いて行われる。また、第1の実施形態では、基準部材4をシート幅方向の2箇所のいずれかに設定することで、2種類の幅サイズのシート1a、1bの斜行補正と幅方向位置決めを行う構成とした。ただし、本実施形態は、基準部材4を3箇所以上の位置に変更可能とすることにより、異なる幅サイズの3種類以上のシートの斜行補正と幅方向位置決め(例えば中央を揃える位置決め)を行うように構成することができる。すなわち、収納されるシートの幅に応じて複数種類のカセットを用意し、その中から選択されるカセットの押圧面によって、シートのサイズに応じた位置に基準部材4を移動させることができる。従って、本発明は、このような3種類以上の複数種類のシートの斜行補正を行う構成もその範囲内に含むものである。
図10は本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置のカセットが装着されていないときの状態を示す概略平面図である。図11は本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置において第1の幅のシートを収納したカセットが装着された状態を示す概略平面図である。図12は図11中のD−Dに沿った一部の断面図である。図13は本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置において第1の幅のシートの斜行を補正するときにシートの回転を開始した状態を示す概略平面図である。図14は図13のシート搬送装置において回転させられた第1の幅のシートが搬送されて第1の基準部材に当接するときの状態を示す概略平面図である。図15は図13のシート搬送装置において斜行を補正された第1の幅のシートが第1の基準部材に沿って搬送される状態を示す概略平面図である。図16は図15中のD−Dに沿った断面を、カセットを省略して示す断面図である。図17は本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置において第2の幅のシートの斜行を補正するときの状態を示す概略平面図である。図18は図17中のD−Dに沿った一部の断面図である。図19は搬送されるシートを左右に回転させるための回転手段を示す概略斜視図であり、(a)は回転させるときの状態を示し、(b)は平行移動させるときの状態を示す。
図10〜図19の第2の実施形態は、異なる幅のシートを中央を揃えて斜行補正する点では、前述の第1の実施形態と同じである。第2の実施形態においても、幅が異なる2種類のシートを収納する2種類のカセットが、記録装置に対して着脱可能に装着される。第1の実施形態と異なる点は、複数個(2個)の基準部材401、402が配置されること、一方の基準部材を移動させるための移動手段であるスライダ403が設けられることである。また、搬送されるシートを左右に回転可能な回転手段(姿勢制御手段)6が設けられる点でも異なっている。さらに、第2の実施形態における搬送ローラ3Aは、第1の実施形態の搬送ローラ(姿勢制御手段)3のように傾斜しておらず、シートを平行に搬送するように真直ぐに配設されている。
図10〜図19において、搬送面5の両側に基準部材401、402が配置されている。これらの基準部材は、給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する。一方の基準部材401(第1の基準部材)の内側には小さい第1の幅のシート1aの側端の位置を規制して斜行補正及び位置決めを行うための基準面401aが形成されている。他方の基準部材402(第2の基準部材)の内側には第1の幅よりも大きい第2の幅のシート1bの側端の位置を規制して斜行補正及び位置決めを行うための基準面402aが形成されている。これらの基準部材401、402は、圧縮バネ401c、402cによって、搬送面5上の下降位置(基準部材401、402が搬送面5に当接する当接位置)に付勢されている。搬送面5上の両基準面401a、402aの間のほぼ中央の位置に、シートを搬送(平行に搬送)するための搬送ローラ3が配設されている。搬送面5上の基準部材401、402よりも搬送方向上流側の位置に、一対の回転用ローラ6、6からなる回転手段(姿勢制御手段)が配設されている。この回転手段6は、シート1の後端部が先端部よりも所定の基準部材(401又は402)側へ片寄る傾いた姿勢になるように、該シートの姿勢を制御する姿勢制御手段を構成している。この姿勢制御手段は、シート1を該シートの厚さ方向(紙面に垂直な方向)に延びる軸を中心に回転させることによって該シートの姿勢を制御する。
小サイズ用の基準部材401の内側面には、基準面401aの支障とならない位置に斜面401bが形成されている。この斜面の内側近傍位置には、第1の基準部材401をバネ(圧縮バネ)401cのバネ力に抗して持ち上げるためのカム部材であるスライダ403(移動手段)が配設されている。このスライダ403からなるカム部材は、カセット404(本実施形態では第2のカセット404b)が装着される際に該カセットに押されて基準部材401を移動させるための移動手段を構成している。このスライダ403は、弾性力(バネ力)4Bによって斜面401bから離れる方向へ付勢されている。このスライダ403は、後述するように、大きい幅のシート1bを収納したカセット404bが装着されたとき、該カセットによってバネ力4Bに抗して斜面401b内へ進入する方向へ移動させられる。このようなスライダ403の位置変動によって、基準部材401は、バネ力401cに抗して退避位置(図18)へ上昇させられる。カセット404bを取り出したり、小さい幅のシートを収納したカセット404aが装着されるときには、スライダ403及び基準部材401ともそれらのバネ付勢力によって図12及び図16に示すような元の位置(初期位置)に復帰させられる。
ここで、図19を用いて、回転用ローラ6、6からなる回転手段によって構成されるシートの姿勢制御手段について説明する。図19において、搬送方向と直角をなす方向に所定距離をおいた2箇所に駆動ローラ6aと従動ローラ6bとを対向させたローラ対(図10中の回転用ローラ6、6に相当)が配設されている。シートは各ローラ対6のニップを通して搬送される。図19の(a)に示すように、各ローラ対の駆動ローラ6a、6aを矢印で示すように互いに逆回転させると、両ローラ対6、6による摩擦搬送力によってシートに偶力が作用する。この偶力によってシートを該シートの面に対して垂直な軸の回りに矢印6C方向に回転させることができる。また、各駆動ローラ6a、6aを(a)中の矢印と反対方向に逆回転させることにより、シートを矢印6Cと逆の方向に回転させることができる。一方、(b)に示すように、各駆動ローラ6a、6aを同方向に回転駆動すると、各ローラ対6、6からシートに対して平行な搬送力が作用し、シートは矢印6Dで示すように搬送方向Tと平行に搬送される。
次に、図10〜図19を用いて、搬送されるシート1の幅サイズとシート搬送装置150の動作について説明する。図11〜図15は、図10の状態から、記録装置100に第1の幅の(小さい幅)のシート1aを収納したカセット404aを装着したときの状態を示す。図17及び図18は、図10の状態から、記録装置100に第1の幅よりも大きい第2の幅のシート1bを収納したカセット404bを装着したときの状態を示す。
各基準部材401、402の基準面401a、402aは、搬送方向Tに平行で、かつ搬送面5に垂直な面で形成されている。図16に示すように、第1のサイズのシート1aは、その側端(図示左側端)を基準面401aに当接させることで斜行補正される。図18に示すように、第2のサイズのシート1bは、その側端(図示右側端)を基準面402aに当接させることで斜行補正される。これらの基準面401a、402aは、小さい幅及び大きい幅の各シートの斜行補正後の幅方向中心が一致するような(中央が揃うような)位置関係に配置されている。
図11及び図12は、小さい第1の幅のシート1aを収納したカセット404aを記録装置本体に装着したときの状態を示す。図11において、破線101a及び102aは、小さい幅のカセット404aの下側に設けられた巻出し側及び巻取り側のインクリボン収納部を示す。巻出し側のインクリボン収納部101aには、スライダ403との干渉(接触)を避けるための逃げ部(凹部)103aが形成されている。図12に示すように、小サイズシートのカセット404aは、装着されたときにスライダ403に接触せず、このスライダを押すことはない。従って、カセット404aを装着しても、基準部材401はシートが当接可能な初期位置(当接位置)に保持されたままである。
カセット404aから給送された小サイズのシート1aが搬送されてくると、図13に示すように、基準部材401、402の搬送方向上流側の位置で、回転手段である回転用ローラ6、6によってシートを図示右側に傾く方向に回転させる。シート1aの搬送方向下流側の先端部よりも搬送方向上流側の後端部の方が基準面401a側に片寄るように傾いた状態にシート1aを回転したら、回転用ローラ6、6によってシート1aを搬送方向Tに平行移動させる。これにより図14のように、シート1aの左側端が基準部材401の基準面401aに当接される。そして、シート1aは、搬送ローラ3によって、基準面401aに沿って斜行補正される。シート1aは、後端部が基準面401a側に片寄るように傾いているために、シート1aの上流側部分が基準面401aに当接することによって斜行が補正される方向に押されつつ搬送方向Tに平行に搬送される。この場合、シート1aは左右の基準部材401、402の間で搬送されながら斜行補正され、右側の基準部材402が斜行補正の障害になることはない(図15、図16)。これと同時に、基準面401aにより、小さい幅のシート1aの搬送方向と直角方向の位置決め(中央揃え)も行われる。
図17及び図18は、第2の幅のシート1bを収納したカセット404bを記録装置本体に装着したときの状態を示す。図17及び図18において、破線101b及び102bは、大きい幅のカセット404bの下側に設けられた巻出し側及び巻取り側のインクリボン収納部を示す。巻出し側のインクリボン収納部101bには凹部(逃げ部)103bが形成されている。凹部103bは、カセット装着に伴って、スライダ403を図示左方向へ移動させるための押圧面103cを有する。大きい幅のシート1bを収納したカセット404bが記録装置本体に挿入されるとき、その押圧面103cによって押圧されて、スライダ403がバネ力4B(図16)に抗して左方向へ移動させられる。スライダ403の左方向への移動に伴って、カム面403aは、基準部材401の斜面401bに当接しながら、圧縮バネ401c(図16)に抗して基準部材401を持ち上げる。カセット404bが装着位置まで挿入されると、基準部材401は図18に示すようなシート側端を規制しない退避位置まで上昇する。これにより、基準部材401の下側にシートが自由に通過できる隙間が形成される。つまり、基準部材401は、大きい第2の幅のシート1bが斜行補正されながら搬送される場合でも障害にならない退避位置に保持されている。
図17及び図18の状態で、カセット404bから給送された大きい第2の幅のシート1bが搬送されてくると、基準部材401、402の搬送方向上流側の位置で、回転用ローラ6、6によってシートを図示左側に傾く方向に回転させる。シート1bの搬送方向下流側部分が基準面402aから離れる側に傾くようにシート1bを回転したら、回転用ローラ6、6によってシート1bを搬送方向Tに平行移動させる。これにより、シート1bの右側端が基準部材402の基準面402aに当接される。そして、シート1bは、搬送ローラ3によって、基準面402aに沿って斜行補正され、搬送方向Tに平行に搬送される。シート1bは、後端部が基準面402a側に片寄るように傾いているために、シート1bの上流側部分が基準面402aに当接しながら搬送される。よって斜行が補正される方向に押されつつ搬送方向Tに平行に搬送される。この場合、シート1bは、退避位置にある基準部材401の下側を搬送されながら斜行補正され、基準部材401が斜行補正の障害になることはない。これと同時に、基準面402aにより、シート1bの搬送方向と直角方向の位置決めも行われる。なお、大サイズのカセット404bを取り外すと、スライダ403はバネ力4B(図16)によって初期位置に戻され、基準部材401は、バネ401c(図16)によって搬送面5に当接する位置まで戻される。つまり、基準面401aは、図12及び図16に示すような当接位置に復帰する。
以上の構成及び動作により、大きい幅のシートを斜行補正するときでも、小さい幅のシートの基準部材401が障害となることはなく、異なる幅のシートに対しても同様に斜行補正及び幅方向位置決めを行うことができる。そして、左右の基準部材401、402の位置は、それらの基準面401a、402aに沿って移動する異なる幅のシート1a、1bの幅方向中心が一致するように選定されている。従って、これらの基準部材によって、異なる幅のシートの斜行を補正するとともに、異なる幅のシートを幅方向中央が揃うように位置決めすることができる。
図10〜図19で説明した第2の実施形態によっても、簡単な構成で、複数の異なる幅のシートを中央を揃えて斜行補正しながら搬送することができるとともに、組立性が良く、信頼性の高い斜行補正機構を有するシート搬送装置が提供される。また、第2の実施形態では、基準部材401、402の位置を、シート1の幅サイズと一致するカセット404によって、機械的な作用で自動的に設定する構成となっている。このため、第2の実施形態によれば、前述の第1の実施形態のようにシートの幅サイズをセンサ等で識別して電気駆動源により基準部材4を移動させる構成に比べ、さらなる機構の簡素化と組立性の向上を図ることができる。同時にさらなる信頼性の向上を図ることもできる。
なお、以上の第2の実施形態では、2個の基準部材401、402を用いるとともに、一方の基準部材401を退避位置へ移動可能にすることで、2種類の幅サイズのシート1a、1bの斜行補正と幅方向位置決めを行う構成とした。ただし、本実施形態は、3個以上の基準部材を用いるとともに、最大幅用の基準部材以外の基準部材を退避位置へ移動可能になっている。これによって、異なる幅サイズの3種類以上のシートの斜行補正と幅方向位置決め(例えば中央を揃える位置決め)を行うように構成することができる。従って、本発明は、このような3種類以上のシートの斜行補正を行う構成もその範囲内に含むものである。
なお、以上の実施形態では、シート搬送装置を用いる記録装置が熱転写記録装置である場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明は、シート搬送装置を用いる記録装置がインクジェット記録装置、レーザー記録装置、感熱記録装置、ワイヤドット記録装置など、他の記録方式の場合にも同様に適用可能なものである。また、本発明は、記録ヘッドの数や配置構成にも関係なく適用可能である。
本発明によるシート搬送装置を用いるのに好適な記録装置の一実施形態を示す縦断面図である。 シートを収納するカセットの斜視図である。 図2のカセットを矢印V1方向から見た正面断面図であり、(a)は幅が小さい第1の幅のシートを収納するカセットを示し、(b)は幅が大きい第2の幅のシートを収納するカセットを示す。 記録装置に装着されたカセットからシートが給紙され搬送される方向を示す概略斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置の概略平面図である。 図5中のD−Dに沿った断面図であり、(a)はカセットが装着されていないときの状態を示し、(b)は第1の幅のシートを収納したカセットが装着された状態を示す。 本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置において第1の幅のシートの斜行を補正するときの状態を示す概略平面図である。 図5中のD−Dに沿った断面図であり、(a)はカセットが装着されていないときの状態を示し、(b)は第2の幅のシートを収納したカセットが装着された状態を示す。 本発明の第1の実施形態に係るシート搬送装置において第2の幅のシートの斜行を補正するときの状態を示す概略平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置のカセットが装着されていないときの状態を示す概略平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置において第1の幅のシートを収納したカセットが装着された状態を示す概略平面図である。 図11中のD−Dに沿った一部の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置において第1の幅のシートの斜行を補正するときにシートの回転を開始した状態を示す概略平面図である。 図13のシート搬送装置において回転させられた第1の幅のシートが搬送されて第1の基準部材に当接するときの状態を示す概略平面図である。 図13のシート搬送装置において斜行を補正された第1の幅のシートが第1の基準部材に沿って搬送される状態を示す概略平面図である。 図15中のD−Dに沿った断面を、カセットを省略して示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシート搬送装置において第2の幅のシートの斜行を補正するときの状態を示す概略平面図である。 図17中のD−Dに沿った一部の断面図である。 搬送されるシートを左右に回転させるための回転手段を示す概略斜視図であり、(a)は回転させるときの状態を示し、(b)は平行移動させるときの状態を示す。 従来の斜行補正機構の一例を示す概略平面図である。 図20の斜行補正機構で複数の幅が異なるシートを斜行補正するときの状態を示す概略平面図である。 シートの中央が揃うように斜行補正することが可能な従来の斜行補正機構を例示する概略平面図である。
符号の説明
1 シート
1a 第1の幅のシート(小さい幅のシート)
1b 第2の幅のシート(大きい幅のシート)
2 カセット
2a 第1の幅のシートを収納したカセット
2b 第2の幅のシートを収納したカセット
3 姿勢制御手段(搬送ローラ)
3A 搬送手段(搬送ローラ)
4、401、402 基準部材
6 姿勢制御手段(回転手段)
41a、401a、402a 基準面
100 記録装置
118 記録ヘッド
120 給送手段(給紙ローラ)
123 画像形成部
150 シート搬送装置
204B 移動手段(押圧面)
403 移動手段(スライダ)
F カセット装着(挿入)方向
T 搬送方向

Claims (20)

  1. シートを収納するカセットが着脱可能なシート搬送装置において、
    前記カセットからシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、
    シート側端を前記基準面に当接させるためにシートを前記基準面に近づくように前記搬送方向に対して傾いた方向に搬送する搬送手段と、
    前記基準部材が前記カセットに収納されたシートの幅に応じた位置に位置するように、前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記カセットは搬送されるシートの幅方向に装着され、前記基準部材は装着される前記カセットに当接してシートの幅方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記セットは収納されるシートの幅に応じて複数種類のカセットから選択され、前記移動手段は、各種類のカセットに設けられ、前記シート搬送装置に装着されたときに前記基準部材と当接して収納されたシートの幅に応じた位置に前記基準部材を移動させる押圧面を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記カセットは収納されるシートの幅に応じて複数種類のカセットから選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記基準面に案内される異なる幅のシートのいずれも幅方向の中央が同じ位置を通過するように、前記移動手段はシートの幅に応じた位置に前記基準部材を移動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記移動手段は特定の幅のシートを収納したカセットを装着するときは前記基準部材を移動させないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. シートを収納するカセットが着脱可能なシート搬送装置において、
    前記カセットからシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、
    シート側端が前記基準面に当接するように搬送する搬送手段と、
    前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  8. 前記搬送手段がシートを搬送する前にシートの側端が前記基準部材に当接するように、シートの後端部が先端部よりも前記基準部材側に片寄る傾いた姿勢になるようにシートの姿勢を制御する姿勢制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. シートは側端が前記基準部材に当接した状態で前記搬送手段によって前記搬送方向に搬送されることによって前記側端が前記基準部材の基準面に沿うように姿勢が変化することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記姿勢制御手段はシートを該シートの厚さ方向に延びる軸を中心に回転させることによってシートの姿勢を制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  11. 前記姿勢制御手段は、シートの同じ面に接触し互いに逆方向に回転する2個のローラを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  12. 前記基準部材は、第1の幅のシートの側端位置を規制する第1の基準部材と、前記第1の幅よりも大きい第2の幅のシートの側端位置を規制する第2の基準部材を含み、前記移動手段は第2の幅のシートを収納したカセットを装着するときに、前記第1の基準部材をシートの側端を規制しない位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  13. 前記第1の基準部材は、前記第2の基準部材が規制するシートの側端とは反対側の側端を規制することを特徴とする請求項12に記載のシート搬送装置。
  14. 前記搬送手段がシートを搬送する前に、シートの側端が前記第1または第2の基準部材に当接するように、第1の幅のシートを搬送するときにはシートの後端部が先端部よりも前記第1の基準部材側に片寄る傾いた姿勢になるようにシートの姿勢を制御し、第2の幅のシートを搬送するときにはシートの後端部が先端部よりも前記第2の基準部材側に片寄る傾いた姿勢になるようにシートの姿勢を制御する姿勢制御手段を有することを特徴とする請求項12又は13に記載のシート搬送装置。
  15. シートは側端が前記第1又は第2の基準部材に当接した状態で前記搬送手段によって前記搬送方向に搬送されることによって前記側端が前記第1又は第2の基準部材の基準面に沿うように姿勢が変化することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  16. 前記姿勢制御手段はシートを該シートの厚さ方向に延びる軸を中心に回転させることによってシートの姿勢を制御することを特徴とする請求項8乃至15のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  17. 前記第1または第2の基準部材の基準面に案内される異なる幅のシートのいずれも幅方向の中央が同じ位置を通過することを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  18. 前記移動手段は、カセットが装着される際にカセットに押されて前記基準部材を移動させるカム部材を有することを特徴とする請求項7乃至17のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  19. シートを収納するカセットが着脱可能な記録装置において、
    前記カセットからシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、
    シート側端を前記基準面に当接させるためにシートを前記基準面に近づくように前記搬送方向に対して傾いた方向に搬送する搬送手段と、
    前記基準部材が前記カセットに収納されたシートの幅に応じた位置に位置するように、前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  20. シートを収納するカセットが着脱可能な記録装置において、
    前記カセットからシートを給送する給送手段と、
    前記給送手段によって給送され特定の搬送方向に搬送されるシートの側端位置を規制する基準面を有する基準部材と、
    シート側端が前記基準面に当接するように搬送する搬送手段と、
    前記カセットの装着によって前記基準部材を選択的に移動させる移動手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
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