JP3798193B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版印刷装置に関し、とくに版胴から裏押しロールへ向けて中押しロールを押し出して、印刷用紙に対して印刷を行う孔版印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
孔版印刷装置の一つとして、インク透過性の周壁の外周面に孔版原紙が巻装されて回転駆動される版胴と、版胴との間に印刷用紙を挟持して搬送する裏押しロールと、版胴の内部に裏押しロールへ向けて移動自在に設けられ、版胴の周壁の内周面に当接して版胴の周壁を裏押しロールへ向けて押し出す中押しロールとを備えたものが知られている(例えば特開平1−204781号公報)。このような孔版印刷装置において、中押しロールは版胴の中心軸線よりこれに平行に偏倚した揺動軸線の周りに揺動する腕部材により自身の中心軸線の周りに回転可能に支持されるようになっている。これにより、腕部材がその揺動軸線の周りの第1の揺動位置(初期位置)にあるときには中押しロールは版胴の周壁に丁度内接するかあるいは版胴の周壁より離れており、腕部材がその揺動軸線の周りの第2の揺動位置(印刷位置)にあるときには中押しロールは版胴の周壁の裏押しロールに対向する部分を裏押しロールへ向けて押し出すようになっている。そして、版胴の周壁に孔版原紙が巻装され、版胴の周壁の一部が中押しロールにより裏押しロールへ向けて押し出されつつ版胴と裏押しロールとが互いに反対方向へ回転され、版胴と裏押しロールの対向部との間の挾み領域へ供給された印刷用紙に版胴の内側から供給されたインクにより孔版原紙の穿孔画像に従った孔版印刷が施される。
【0003】
また、中押しロールを歯車列により版胴の回転に同期させて回転駆動し、中押しロールの回転を単に版胴周壁とのインク層を介した摩擦接触に委ねるのではなく、中押しロールを版胴の回転に同期した所定の回転数比にて回転させるようにし、中押しロールによって版胴周壁におけるスキージ作用の度合いを安定化させると同時に、その際歯車列を経て中押しロールに作用する力によって中押しロールと共に腕部材を上述の第1の揺動位置より第2の揺動位置へ移動させるよう構成した孔版印刷装置も提案されている(特開平3−254984号公報)。
【0004】
さらに、特開平3−254984号公報に記載されているように、歯車列を経て中押しロールに伝達される力の流れを制御することによって、中押しロールが版胴の周壁を裏押しロールへ向けて押し出す度合いを任意に制御することにより、適正な印刷圧力が得られるようにした孔版印刷装置も提案されている(特開平8−207416号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように中押しロールを版胴の回転に同期させて回転駆動する孔版印刷装置においては、版胴の回転力により中押しロールの押出力を得ているため、印刷速度やインク粘度に応じて中押しロールの押出力が変動することから、適正な印刷圧力を安定して得ることができないという問題がある。すなわち、印刷速度が大きいほど版胴の回転速度も大きくなることから、中押しロールの押出力も大きくなるため、その結果版胴の周壁の押出量が大きくなり印刷圧力が変動してしまう。また、版胴に供給されるインクは、版胴の回転に同期するインク駆動棒により撹拌されつつ中押しロールに供給されるため、孔版印刷装置が設置されている環境温度が低いなどの理由によりインク粘度が大きくなると、版胴に対する回転トルクが大きくなり、この結果中押しロールの押出力も大きくなって印刷圧力が変動してしまうこととなる。
【0006】
また、版胴には孔版原紙を固定するための版座が取り付けれているため、印刷中に版座が裏押しロールと対向する位置に回転したときには、中押しロールと裏押しロールとの間に版座が挟まってしまうことを防止するために、中押しロールを裏押しロールから離れた位置に移動させる必要がある。また、印刷を一時中断する場合にも中押しロールを裏押しロールから離れた位置に移動する必要がある。この場合、版胴は回転を継続していることから、中押しロールには裏押しロールへの押出力が作用した状態にあるため、この押出力に抗して中押しロールを裏押しロールから離れた位置に移動する必要があり、その結果、歯車列などの版胴を構成する部品に無理な力が作用して、これらの部品の耐久性が低下するという問題がある。
【0007】
さらに、中押しロールは、印刷用紙の移動方向と直交する方向(印刷用紙の幅方向)に延在しているため、幅方向において均一な印刷圧力を得るためには、中押しロール、これを支持する部材、歯車列などの構成部品の寸法精度や組立精度を向上させるしか方法はなく、孔版印刷装置の製造後に均一な印刷圧力を得ることは困難である。また、印刷物の種類によっては、印刷用紙の幅方向において異なる濃度により印刷を行いたいという要望もある。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、所望とする印刷圧力を簡易に得ることができる孔版印刷装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による孔版印刷装置は、インク透過性の周壁の外周面に孔版原紙が巻装されて回転駆動される版胴と、該版胴との間に印刷用紙を挟持して搬送する裏押しロールと、前記版胴の内部において前記裏押しロールへ向けて移動自在に設けられ、前記版胴の周壁の内周面に当接して該周壁を前記裏押しロールへ向けて押し出す中押しロールとを備えた孔版印刷装置において、
前記周壁が任意の押出量となるように前記中押しロールを移動する押出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
なお、前記押出手段は、前記中押しロールの一端と他端とをそれぞれ別個に移動する手段を備えることが好ましい。
【0011】
また、印刷速度情報を設定する印刷速度情報設定手段をさらに備え、
前記押出手段は、該印刷速度設定手段により設定された印刷速度情報に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0012】
さらに、前記インクの温度を検出するインク温度検出手段をさらに備え、
前記押出手段は、該インク温度検出手段により検出されたインク温度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0013】
この場合、前記インク温度検出手段は、前記版胴の周囲の温度、該版胴内部の温度および環境温度のいずれかを検出することにより、前記インクの温度を検出する手段であることが好ましい。
【0014】
また、前記インクの温度をマニュアル入力するインク温度入力手段をさらに備え、
前記押出手段は、該インク温度入力手段により入力されたインク温度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0015】
この場合、前記インク温度は、前記版胴の周囲の温度、該版胴内部の温度および環境温度のいずれかであることが好ましい。
【0016】
また、前記インクの粘度を検出するインク粘度検出手段をさらに備え、
前記押出手段は、該インク粘度検出手段により検出されたインク粘度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0017】
この場合、前記インク粘度検出手段は、前記版胴を駆動するモータまたは前記版胴にインクを供給するモータの電流値を検出することにより、前記インク粘度を検出する手段であることが好ましい。
【0018】
さらに、前記インク粘度をマニュアル入力するインク粘度入力手段をさらに備え、
前記押出手段は、該インク粘度入力手段により入力されたインク粘度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0019】
この場合、前記インク粘度は、前記版胴を駆動するモータまたは前記版胴にインクを供給するモータの電流値であることが好ましい。
【0020】
また、前記中押しロールの摩耗量を検出する摩耗量検出手段をさらに備え、
前記押出手段は、該摩耗量検出手段により入力された摩耗量に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0021】
この場合、前記摩耗量検出手段は、累積印刷枚数に基づいて前記摩耗量を検出する手段であることが好ましい。
【0022】
さらに、前記中押しロールの摩耗量をマニュアル入力する摩耗量入力手段をさらに備え、
前記押出手段は、該摩耗量入力手段により入力された摩耗量に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0023】
この場合、前記摩耗量は、累積印刷枚数に基づいて推定されるものであることが好ましい。
【0024】
さらにまた、原稿の種類を設定する原稿設定手段をさらに備え、
前記押出手段は、該原稿設定手段により設定された原稿の種類に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0025】
また、原稿の種類をマニュアル入力する原稿入力手段をさらに備え、
前記押出手段は、該原稿入力手段により入力された原稿の種類に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることが好ましい。
【0026】
なお、前記押出手段は、前記中押しロールの両端部を支持するとともに、所定の回動軸を中心として回動可能に設けられた支持部材と、
該支持部材に当接し、自身の回転によって該支持部材を上下に移動するカム部材と、
該カム部材の回転量を制御する回転制御手段とを備えてなることが好ましい。
【0027】
さらに、前記回転制御手段は、パルスモータであることが好ましい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、中押しロールは押出手段により任意の移動量となるように裏押しロールへ向けて押し出されるため、中押しロールの移動量を変更することにより、印刷速度やインク粘度に拘わらず、適切な印刷圧力を安定して得ることができる。また、中押しロールの移動量を任意に変更できるため、中押しロールを裏押しロールから離れた位置に容易に移動することができる。これにより、版胴の版座を回避するため、あるいは印刷を一時中断する場合などに、中押しロールを印刷位置から移動する際にも、版胴の構成部品に無理な力が作用することがなくなり、部品の耐久性を保持することができる。
【0029】
また、中押しロールの一端と他端とをそれぞれ別個に押し出す手段を備えることにより、中押しロールの移動量をその一端と他端とにおいてそれぞれ異なるものとすることができる。このため、装置の構成部品の寸法や組立の際にそれほど高い精度がなくても、印刷用紙の幅方向における移動量を任意に調整して、印刷用紙の幅方向における印刷圧力を容易に均一なものとすることができる。また、印刷用紙の幅方向において異なる濃度により印刷を行いたいという要望にも対応することができる。
【0030】
さらに、印刷速度情報設定手段により設定された印刷速度に応じて、中押しロールの移動量を変更すれば、印刷速度の変化に拘わらず所望とする印刷圧力を得ることができる。
【0031】
さらにまた、インク温度検出手段により検出されたあるいはインク温度入力手段により入力されたインク温度に応じて、中押しロールの移動量を変更すれば、インク温度の変化に拘わらず所望とする印刷圧力を得ることができる。
【0032】
また、インク粘度検出手段により検出されたあるいはインク粘度入力手段により入力されたインクの粘度に応じて、中押しロールの移動量を変更すれば、インク粘度の変化に拘わらず所望とする印刷圧力を得ることができる。
【0033】
さらに、摩耗量検出手段により検出されたあるいは摩耗量入力手段により入力された中押しロールの摩耗量に応じて、中押しロールの移動量を変更すれば、中押しロールが摩耗してその外径が変更されても、これに拘わらず所望とする印刷圧力を得ることができる。
【0034】
さらにまた、原稿設定手段により設定されたあるいは原稿入力手段により入力された原稿の種類に応じて、中押しロールの移動量を変更すれば、印刷を行う原稿の種類に応じて適切な印刷圧力を得ることができる。
【0035】
また、カム部材の回転により中押しロールを支持する支持部材を上下に移動するとともに、カム部材の回転量を回転制御手段により制御することにより、カム部材の回転量を調整するのみで、中押しロールの移動量を変更することができるため、押出手段の構成を簡易なものとすることができる。
【0036】
この場合、回転制御手段をパルスモータとすることにより、パルスモータに印加するパルスに応じてカム部材の回転量を調節して中押しロールの移動量を変更することができるため、中押しロールの移動量を容易に変更することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0038】
図1は本発明の実施形態による孔版印刷装置における版胴の構成を示す側面図、図2は図1の平面図、図3は孔版印刷装置の作動状態を示す側面図である。図に示すように、版胴1は円筒形状をなし、支軸2を中心として回転可能に支持されている。版胴1の周囲はインク通過性の可撓性周壁となっており、このインク通過性の可撓性周壁は線材を織製または編成してなる網材あるいは多数の小孔が形成された薄板の長方形シート材を円筒状に巻いたものよりなっており、シート材の巻き初めと巻き終りの部分に真の円筒形状より外れた部分を有するが、全体としては支軸2を中心軸線とする円筒体となっている。支軸2はフレーム7に回転自在に支持されており、不図示の版胴駆動モータにより駆動され、これにより版胴1が支軸2の周りにおいて回転駆動される。なお、図2においては版胴1を省略している。
【0039】
版胴1の下方の所定位置には、裏押しロール3が設けられている。裏押しロール3は版胴1の支軸2と平行な駆動軸(不図示)を有しており、非印刷時には変形していない版胴1の外周面と裏押しロール3の周壁面との間に所定寸法の隙間(図1参照)が生じるようになっている。そして版胴1と裏押しロール3とは、印刷が実行されるとき、図中に矢印A,Bに示すように互いに反対方向に、すなわち版胴1は図1にて時計廻り方向に、裏押しロール3は図1にて反時計廻り方向に回転する。
【0040】
版胴1内には、その周壁に内側から接してその一部を裏押しロール3へ向けて押し出すゴムなどの弾性材料からなる中押しロール4が設けられている。中押しロール4は支軸2の中心軸線よりこれに平行に偏倚した支点軸5の周りに揺動するベース板6により両端を支持されて、自身の中心軸線の周りに回動可能とされている。なお、支点軸5は支軸2と同様にフレーム7に回転可能に軸支されている。さらに、中押しロール4は版胴1を駆動する版胴モータの駆動力によって駆動される。この際、版胴モータの駆動力は支軸2および不図示のギアを介して中押しロール4に伝達される。
【0041】
ベース板6には開口部6aが形成されており、ここに支軸2を中心として回転する偏心カム8が嵌合している。偏心カム8は支軸2を回転中心とする扇形ギア9と一体に形成されている。そして、パルスモータ10の駆動力が、モータギア11およびアイドラギア12を介して扇形ギア9に伝達されることにより、偏心カム8が回転される。偏心カム8はベース板6の開口部6aに嵌合しているため、偏心カム8の回転位置に応じて、ベース板6が支点軸5を中心として回動し、この結果中押しロール4の位置が変動する。
【0042】
ここで、図1に示すように中押しロール4が版胴1の内部に退避して版胴1と裏押しロール3との間に隙間が形成されている状態を初期位置とする。なお、扇形ギア9にはL字状の遮光板13が取り付けられており、さらに図1に示す位置には遮光板13が通過可能なように断面コ字状に形成されたセンサ14が配設されている。そして、図1に示すように遮光板13がセンサ14のコ字状部分内に存在している状態においてはセンサ14からの出力がオンとなるため、これにより中押しロール4が初期位置にあることを検出できる。なお、遮光板13がセンサ14に対応する位置以外の位置にあるときは、センサ14の出力はオフとなるため、これにより中押しロール4は初期位置以外の位置にあるということを検出できる。
【0043】
そして、後述する制御手段によってパルスモータ10を駆動することにより、モータギア11およびアイドラギア12を介して、パルスモータ10の駆動力が扇形ギア9に伝達され、これにより偏心カム8が回転して中押しロール4が初期位置から図3に示すように作動位置に移動する。そして、図4に示すように、不図示のインクポンプが駆動されて、インク供給口16から中押しロール4にインクが供給される。中押しロール4の近傍には供給されたインクを撹拌するためのインク駆動棒17が配設され、これにより供給されたインクが撹拌され、さらにドクターロール18により中押しロール4の表面におけるインクが均一にされて、印刷が行われる。この際、制御手段からパルスモータ10に入力されるパルス数に応じて、偏心カム8の回転量を変更して中押しロール4の押出量を変更することができる。また、本実施形態においては、図2に示すように、パルスモータ10は一対設けられているため、その回転量をそれぞれ別個に制御することができ、したがって、中押しロール4の押出量をその端部毎に異なるものとすることができる。
【0044】
図5は上記パルスモータ10の回転量を制御するための制御手段の構成を示す概略ブロック図である。図5に示すように、この制御手段19は、1チップマイコン20と、操作パネル30と、版胴内部機構40と、駆動部50と版胴駆動部60とを備える。
【0045】
1チップマイコン20は、CPU21と、制御プログラムが記憶されたROM22と、CPU21の作業変数などの記憶に使用するRAM23と、版胴1を駆動する版胴モータに供給される電流値をデジタル値に変換し、この電流値によりインクの粘性を検出するための第1のA/Dコンバータ24と、後述するインク供給モータに供給される電流値をデジタル値に変換し、この電流値によりインクの粘性を検出するための第2のA/Dコンバータ25と、後述する温度センサからの信号をデジタル値に変換して版胴1内部の温度を検出するための第3のA/Dコンバータ26とを備える。
【0046】
操作パネル30は、代表的なキーとして印刷を開始するためのスタートキー31と、印刷を停止するためのストップキー32とを備え、さらにインクの粘度を設定するためのインク粘度設定スイッチ33と、中押しロール4およびドクターロール18の隙間を設定するための中押しロール隙間設定スイッチ34と、印刷装置が設置されている環境温度などの温度を設定するための温度設定スイッチ35と、印刷に使用する原稿の種類を原稿モードとして設定するための原稿モード設定スイッチ36を備える。
【0047】
図6から図10は操作パネル30の表示状態を示す図である。これらの図に示すように操作パネル30には、上記キー31,32およびスイッチ33,34,35,36に加えてLCDパネル37、選択キー38A〜38Dおよび確定キー39を備え、これらのキーやスイッチを操作することにより、種々の画面がLCD37に表示され、表示されたガイダンスに従って選択キー38A〜38Dを押下し、さらに確定キー39によりその内容を確定することにより、所望とする設定を行うことができる。
【0048】
まず、インク粘度設定スイッチ33を押下すると、図7に示すようにインク粘度設定画面がLCD37に表示される。そして、選択キー38A〜38Dを押下して「オート」、「硬い」、「普通」および「柔らかい」のいずれかを反転表示させて所望とするインク粘度を選択し、確定キー39を押下することによりインク粘度を確定し、図6に示す初期画面に戻る。なお、図7および以下に説明する図8から図10においては、反転表示の態様を便宜上矩形で囲むことにより示すものとする。
【0049】
また、中押しロール隙間設定スイッチ34を押下すると、図8に示すように中押しロール隙間設定画面がLCD37に表示される。そして、選択キー38A〜38Dを押下して所望とする隙間の値を反転表示させて、所望とする隙間の値を選択し、確定キー39を押下することにより隙間の値を確定し、図6に示す初期画面に戻る。
【0050】
さらに、温度設定スイッチ35を押下すると、図9に示すように温度設定画面がLCD37に表示される。そして、選択キー38A〜38Dを押下して「オート」、「30℃以上」、「20℃〜30℃」、「10℃〜20℃」および「10℃未満」のいずれかを反転表示させ、所望とする温度設定を選択し、確定キー39を押下することにより温度設定を確定し、図6に示す初期画面に戻る。なお、この温度は、装置が設置されている環境温度に基づいて設定されるものであるが、ユーザが版胴内部あるいは版胴周囲の温度を計測し、これに基づいて温度を入力するものであってもよい。
【0051】
さらにまた、原稿モード設定スイッチ36を押下すると、図10に示すように原稿モード設定画面がLCD37に表示される。そして、選択キー38A〜38Dを押下して「手書き原稿」、「コピー原稿」、「ちらし用原稿」、「写真入り原稿」および「オート」のいずれかを反転表示させ、所望とする原稿モードを選択し、確定キー39を押下することにより原稿モードを確定し、図6に示す初期画面に戻る。
【0052】
版胴内部機構40は、版胴1内部の温度、版胴1の周囲の温度あるいは装置の環境温度を検出し、検出結果を表す検出信号を第3のA/Dコンバータ26に入力する温度センサ41と、インク粘度を設定するためのインク粘度設定スイッチ42と、中押しロール隙間設定スイッチ43と、上述したように中押しロール4の初期位置を検出するセンサ14と、中押しロール4上のインク渦の大きさを検出するインクセンサ44と、上記パルスモータ10と、不図示のインクポンプを駆動して中押しロール4上にインクを供給するためのインク供給モータ45と、累積印刷枚数をカウントするための累積印刷枚数カウンタ46とを備える。なお、インク粘度設定スイッチ42および中押しロール隙間設定スイッチ43は版胴1を印刷装置に組み込むためのユニットに設けられており、上記操作パネル30におけるインク粘度設定スイッチ33および中押しロール隙間設定スイッチ34と同様に、インク粘度および中押しロール4とドクターロール18との隙間を設定するためのものである。
【0053】
駆動部50は、パルスモータ10を駆動するためのパルスモータ駆動回路51と、インク供給モータ45を駆動するためのインク供給モータ駆動回路52と、インク供給モータ45に供給される電流を検出し、この検出結果を表す検出信号を第2のA/Dコンバータ25へ入力するためのインク供給モータ電流検出回路53とを備える。
【0054】
版胴駆動部60は、版胴1を駆動するための版胴モータ61と、版胴モータ61を駆動するための版胴モータ駆動回路62と、版胴モータ61に供給される電流を検出し、この検出結果を表す検出信号を第1のA/Dコンバータ24へ入力するための版胴モータ電流検出回路63とを備える。
【0055】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図11は本実施形態の動作を示すメインフローチャートである。まず、スタートキー31が押下されたか否かが判断され(ステップS1)、押下された場合には給紙動作を開始するとともに(ステップS2)、印刷動作さらには排紙動作を開始する(ステップS3,S4)。そして印刷枚数を積算し(ステップS5)、次いでストップキー32が押下されたか否かが判断される(ステップS6)。そして、ステップS6が否定された場合にはステップS2に戻り、ステップS2からステップS6の処理を繰り返し、ステップS6が肯定された場合には、ステップS1に戻る。
【0056】
図12は印刷動作を示すフローチャートである。図12に示すように、印刷動作が開始されると、まずパルスモータ10の動作量Xが算出される(ステップS11)。そして、この動作量Xに基づいてパルスモータ10が駆動されて、中押しロール4の押出動作がなされる(ステップS12)。そして、この押出量により印刷が行われ(ステップS13)、中押しロール4の復帰動作が行われた後(ステップS14)、リターンする。
【0057】
図13は、中押しロール押出し動作を示すフローチャートである。図13に示すように、中押しロール押出し動作が開始されると、まずパルスモータ10が正転すなわち中押しロール4を版胴1の周壁から外方へ押し出す方向に回転する(ステップS21)。そして、センサ14がオフとなったか否か、すなわち扇形ギア9が初期位置から回転して遮光板13がセンサ14と対応する位置から移動したか否かが判断され(ステップS22)、ステップS22が肯定されると、次いでパルスモータ10が図12のステップS11において算出された動作量Xに達したか否かが判断される(ステップS23)。一方、ステップS22が否定された場合には、センサ14がオフとなるまでパルスモータ10の正転を続ける。そして、ステップS23が肯定された場合には、パルスモータ10の駆動を停止して(ステップS24)、リターンする。なお、ステップS23が否定された場合には、パルスモータ10が動作量Xに達するまでパルスモータ10の正転を続ける。ここで、センサ14による信号の検出状態と、パルスモータ10の回転の状態を表すタイムチャートを図14に示す。図14に示すように、センサ14の検出信号がオフとされてから動作量Xが検出され、パルスモータ10が動作量X動作した後に停止することとなる。
【0058】
図15は、中押しロール復帰動作を示すフローチャートである。図15に示すように、中押しロール復帰動作が開始されると、まずパルスモータ10が逆転すなわち中押しロール4を版胴1の周壁の内方へ戻す方向に回転する(ステップS31)。そして、センサ14がオンとなったか否か、すなわち扇形ギア9が初期位置に戻って遮光板13がセンサ14と対応する位置に移動したか否かが判断され(ステップS32)、ステップS32が肯定されると、パルスモータ10の駆動を停止して(ステップS33)、リターンする。なお、ステップS32が否定された場合には、センサ14がオンとなるまでパルスモータ10の逆転を続ける。ここで、センサ14による信号の検出状態と、パルスモータ10の回転の状態とを表すタイムチャートを図16に示す。図16に示すように、パルスモータ10が逆転され、センサ14の検出信号がオンとなると、パルスモータ10の逆転が停止する。
【0059】
次に、中押しロール4の動作量Xの算出について説明する。図17は、インクの温度に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。すなわち、版胴内部の温度、版胴周囲の温度あるいは装置の環境温度が低いことによりインク温度が低い場合にはインク粘度が大きくなるため、版胴1からインクを押し出しにくくなり、印刷圧力が一定であると印刷濃度が低くなる。一方、インク温度が高い場合にはインク粘度が小さくなるため、版胴1からインクを押し出し易くなり、印刷圧力が一定であると印刷濃度が高くなる。このため、本実施形態においては、インク温度に拘わらず印刷濃度を略一定とするために、温度センサ41により検出された版胴1内部の温度、版胴1周囲の温度あるいは環境温度に応じて中押しロール4の押出量を調整して、印刷圧力を変更することにより印刷濃度を制御するものである。
【0060】
まず、温度センサ41の検出信号を第3のA/Dコンバータ26を介してCPU21に読み込む(ステップS41)。ここで、インク温度と第3のA/Dコンバータ26の出力値との関係を図18に示す。図18に示すように、インク温度と第3のA/Dコンバータ26の出力値との関係は比例関係にある。そして、読み込んだ値が60以上であるか否かが判断され(ステップS42)、ステップS42が肯定されると、インク温度が30℃以上であるとして動作量Xを90ステップに設定し(ステップS43)、リターンする。ステップS42が否定されると次のステップS44において読み込んだ値が50以上であるか否かが判断される。ステップS44が肯定されると、インク温度が25℃以上30度未満であるとして、動作量Xを95ステップに設定し(ステップS45)、リターンする。ステップS44が否定されると次のステップS46において、読み込んだ値が40以上であるか否かが判断される。ステップS46が肯定されると、インク温度が20℃以上25度未満であるとして、動作量Xを100ステップに設定し(ステップS47)、リターンする。ステップS46が否定されると次のステップS48において読み込んだ値が30以上であるか否かが判断される。ステップS48が肯定されると、インク温度が15℃以上20度未満であるとして、動作量Xを105ステップに設定し(ステップS49)、リターンする。そして、ステップS48が否定されると、ステップS50においてインク温度が15℃未満であるとして、動作量Xを110ステップに設定しリターンする。
【0061】
図19は、操作パネル30から入力された温度に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。まず、図9に示すような操作パネル30の温度設定画面において設定された温度が30℃以上であるか否かが判断される(ステップS51)。ステップS51が肯定されると、インク温度が30℃以上であるとして動作量Xを90ステップに設定し(ステップS52)、リターンする。ステップS51が否定されると、次のステップS53において、設定された温度が20℃〜30℃であるか否かが判断される。ステップS53が肯定されると、インク温度が20℃以上30℃未満であるとして動作量Xを95ステップに設定し(ステップS54)、リターンする。ステップS53が否定されると、次のステップS55において、設定された温度が10℃〜20℃であるか否かが判断される。ステップS55が肯定されると、インク温度が10℃以上20℃未満であるとして動作量Xを100ステップに設定し(ステップS56)、リターンする。そして、ステップS55が否定されると、ステップS57においてインク温度が10℃未満であるとして、動作量Xを105ステップに設定しリターンする。
【0062】
このように、インク温度が低いほど、パルスモータ10がより多く駆動されるように動作量Xを算出すれば、インク温度が低いほど中押しロール4の押出量が大きくなり、この結果印刷圧力が大きくなる。したがって、インク温度が低くインク粘度が硬い場合には、より大きな印刷圧力により印刷が行われることとなるため、インク温度に拘わらず、略均一な濃度となるように印刷を行うことができる。
【0063】
なお、ここでは版胴1の内部の温度、版胴1の周囲の温度あるいは環境温度に基づいてインク温度を設定しているが、インクの温度を直接検出し、これに基づいて動作量Xを算出するようにしてもよい。
【0064】
図20は、インク粘度に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。すなわち、インク粘度が硬い場合には版胴1からインクを押し出しにくくなり、印刷圧力が一定であると印刷濃度が低くなる。一方、インク粘度が柔らかい場合には版胴1からインクを押し出し易くなり、印刷圧力が一定であると印刷濃度が高くなる。このため、本実施形態においては、インク粘度に拘わらず印刷濃度を略一定とするために、中押しロール4の押出量を調整して印刷圧力を変更することにより、印刷濃度を制御するものである。なお、ここでは版胴モータ61に供給される電流に基づいてインク粘度を検出する場合について説明する。すなわち、本実施形態においては、インク渦を撹拌するためのインク駆動棒17の駆動力として版胴モータ61の駆動力を使用しているものであり、インク粘度によりインク駆動棒17の駆動力が変動することから、インクの撹拌の際に版胴モータ61に供給される電流値をインク駆動棒17に作用するトルクと見なし、このトルクからインクの粘度を推定するものである。
【0065】
まず、版胴モータ電流検出回路63による検出信号を第1のA/Dコンバータ24を介してCPU21に読み込む(ステップS61)。ここで、版胴モータ61の電流と第1のA/Dコンバータ24の出力値との関係を図21に示す。図21に示すように、版胴モータ61に供給される電流と第1のA/Dコンバータ24の出力値との関係は比例関係にある。そして、読み込んだ値が120以上であるか否かが判断され(ステップS62)、ステップS62が肯定されると、版胴モータ61に供給される電流が6A以上であり、版胴モータ61のトルクが大きくインク粘度が硬いものであるとして、動作量Xを105ステップに設定し(ステップS63)、リターンする。ステップS62が否定されると次のステップS64において読み込んだ値が80以上であるか否かが判断される。ステップS64が肯定されると、版胴モータ61に供給される電流が4A以上6A未満であるとして動作量Xを100ステップに設定し(ステップS65)、リターンする。ステップS64が否定されると、ステップS66において版胴モータ61に供給される電流が4A未満であり、版胴モータ61のトルクが小さくインク粘度が柔らかいものであるとして、動作量Xを95ステップに設定しリターンする。
【0066】
図22は、インク粘度に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。なお、ここではインク供給モータ45に供給される電流に基づいてインク粘度を検出する場合について説明する。まず、インク供給動作割り込み処理で保存された変数Yを読み込む(ステップS71)。ここで、インク供給動作割り込み処理のフローチャートを図23に示す。このインク供給動作割り込み処理は、まずステップS81においてインク供給モータ45が回転しているか否かを判断し、ステップS81が肯定された場合に、インク供給モータ電流検出回路53による検出信号を第2のA/Dコンバータ25を介してCPU21に読み込み、この値を変数YとしてRAM23に保存する(ステップS82)。そしてインクセンサ44がインクを検出することにより出力信号がオフとなっているか否かを判断し(ステップS83)、ステップS83が肯定された場合にはインク供給モータ45の駆動を停止して(ステップS84)、リターンする。ステップS83が否定された場合にはそのままリターンする。一方、ステップS81が否定された場合には、ステップS85において、インクセンサ44がインクを検出していないことにより出力信号がオンとなっているか否かを判断し(ステップS85)、ステップS85が肯定された場合にはインク供給モータ45を回転して(ステップS86)、リターンする。ステップS85が否定された場合にはそのままリターンする。このような処理によるインクセンサ44の検出信号とインク供給モータ45の駆動状態のタイムチャートを図24に示す。
【0067】
図22に戻り、ステップS71において変数Yを読み込むと、読み込んだ値が100以上であるか否かが判断される(ステップS72)。ここで、インク供給モータ45に供給される電流と第2のA/Dコンバータ25の出力値との関係を図25に示す。図25に示すように、インク供給モータの電流と第2のA/Dコンバータ25の出力値との関係は比例関係にある。ステップS72が肯定されると、インク供給モータ45に供給される電流が1A以上であり、インク供給モータ45のトルクが大きくインク粘度が硬いものであるとして動作量Xを105ステップに設定し(ステップS73)、リターンする。ステップS72が否定されると次のステップS74において読み込んだ値が50以上であるか否かが判断される。ステップS74が肯定されると、インク供給モータに供給される電流が0.5以上1A未満であるとして、動作量Xを100ステップに設定し(ステップS75)、リターンする。ステップS74が否定されると、ステップS76において版胴モータに供給される電流が0.5A未満であり、インク供給モータ45のトルクが小さくインク粘度が柔らかいものであるとして、動作量Xを95ステップに設定しリターンする。
【0068】
図26は、インク粘度に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。なお、ここでは操作パネル30において設定されたインク粘度に基づいて動作量Xを算出する場合について説明する。まず、図7に示すような操作パネル30のインク粘度設定画面においてインク粘度が硬いに設定されているか否かが判断される(ステップS91)。ステップS91が肯定されると、インク粘度が硬いものであるとして動作量Xを105ステップに設定し(ステップS92)、リターンする。ステップS91が否定されると次のステップS93において、インク粘度が柔らかいに設定されているか否かが判断される。ステップS93が肯定されると、インク粘度が柔らかいものであるとして動作量Xを95ステップに設定し(ステップS94)、リターンする。ステップS93が否定されると、ステップS95において、インク粘度が普通に設定されたものとして、動作量Xを100ステップに設定し(ステップS95)、リターンする。
【0069】
このように、インク粘度が硬いほどパルスモータ10がより多く駆動されるように動作量Xを算出すれば、中押しロール4の押出量が大きくなり、この結果印刷圧力が大きくなる。したがって、インク粘度が硬い場合には、より大きな印刷圧力により印刷が行われることとなるため、インク粘度に拘わらず略均一な濃度となるように印刷を行うことができる。
【0070】
図27は、中押しロール4とドクターロール18との隙間に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。なお、ここでは中押しロール隙間設定スイッチ42の設定に基づいて動作量Xを算出する場合について説明する。すなわち、中押しロール4はゴムなどの弾性材料からなるため、印刷を繰り返すことによりその表面が摩耗し、この結果中押しロール4とドクターロール18との間の隙間が大きくなってしまう。このように隙間が大きくなると、中押しロール4上のインク量が過多状態となるため、印刷濃度が高くなってしまう。図27の処理においては、中押しロール4が摩耗しても所望の印刷濃度が得られるように動作量Xを算出するものである。
【0071】
まず、中押しロール隙間設定スイッチ43が隙間狭いに設定されているか否かが判断され(ステップS101)、ステップS101が肯定されると、隙間が狭く中押しロール4の摩耗量は少ないものであるとして動作量Xを105ステップに設定し(ステップS102)、リターンする。ステップS101が否定されると、ステップS103において中押しロール隙間設定スイッチ43が隙間広いに設定されているか否かが判断され、ステップS103が肯定されると、隙間が広く中押しロール4の摩耗量が多いものであるとして、動作量Xを95ステップに設定し(ステップS104)、リターンする。ステップS103が否定されると、ステップS105において、隙間が普通であるとして動作量Xを100ステップに設定し、リターンする。なお、図27に示すフローチャートにおいて、中押しロールの隙間を設定するには、図8に示すような操作パネル30の隙間設定画面において設定するものであってもよい。
【0072】
図28は、中押しロール4とドクターロール18との隙間に基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。なお、ここでは累積印刷枚数カウンタ46によりカウントされた累積印刷枚数に基づいて、中押しロール4の摩耗量すなわち中押しロール4とドクターロール18との隙間を推定して動作量Xを算出するものである。まず、累積印刷枚数が20万枚以上であるか否かが判断され(ステップS111)、ステップS111が肯定されると、中押しロール4が摩耗して隙間が広くなっているものであるとして動作量Xを90ステップに設定し(ステップS112)、リターンする。ステップS111が否定されると、ステップS113において累積印刷枚数が10万枚以上であるか否かが判断され、ステップS113が肯定されると、中押しロール4がやや摩耗して隙間がやや広くなっているものであるとして動作量Xを95ステップに設定し(ステップS114)、リターンする。ステップS113が否定されると、ステップS115において、中押しロール4は摩耗していないものとして動作量Xを100ステップに設定し、リターンする。
【0073】
このように、中押しロール4とドクターロール18との隙間が大きいほど、パルスモータ10がより少なく駆動されるように動作量Xを算出すれば、中押しロール4の押出量が小さくなり、この結果印刷圧力が小さくなる。したがって、中押しロール4とドクターロール18との隙間が大きくインク過多となっている場合にも、より小さな印刷圧力により印刷が行われることとなるため、隙間の大きさに拘わらず、略均一な濃度となるように印刷を行うことができる。
【0074】
図29は、原稿モードに基づいて動作量Xを算出するためのフローチャートである。すなわち、印刷を行うための原稿には、手書き原稿、コピー原稿、ちらし用原稿などの種々のものがあり、各原稿の種類に応じて適切な印刷濃度が異なるものである。図29の処理においては、原稿の種類すなわち原稿モードに応じて適切な印刷濃度が得られるように動作量Xを算出するものである。
【0075】
まず、図10に示すような原稿モード設定画面において、手書き原稿が設定されているか否かが判断される(ステップS121)。手書き原稿が設定されている場合には、濃度を大きくするために動作量Xを105ステップに設定し(ステップS122)、リターンする。ステップS121が否定された場合には、次のステップS123において、コピー原稿が設定されているか否かが判断される。ステップS123が肯定された場合には、印刷により細かな部分がつぶれないように動作量Xを90ステップに設定し(ステップS124)、リターンする。ステップS123が否定された場合には、次のステップS125において、ちらし用原稿が設定されているか否かが判断される。ステップS125が肯定された場合には、べた部分がかすれることなく表現できるように動作量Xを110ステップに設定し(ステップS126)、リターンする。
【0076】
ステップS125が否定された場合には、次のステップS127において、写真入り原稿が設定されているか否かが判断される。ステップS127が肯定された場合には、階調が適切に表現できるように、動作量Xを95ステップに設定し(ステップS128)、リターンする。ステップS127が否定された場合には、一般的な原稿であるとして、動作量Xを100ステップに設定し(ステップS129)、リターンする。
【0077】
このように、原稿モードに応じて動作量Xを算出すれば、印刷すべき原稿の種類に応じて適切な濃度となるように印刷を行うことができる。
【0078】
なお、この場合、特開平7−322061号公報などに記載されているように、原稿の種類を自動で判別し、判別された原稿の種類に応じて中押しロール4の押出量を変更してもよい。
【0079】
また、図10に示す操作パネル30の原稿モード設定画面において、エコノミーモードを選択可能とし、エコノミーモードが選択された場合には、インクの消費量を少なくするために、中押しロール4の押出量を小さくするようにしてもよい。
【0080】
なお、上記実施形態においては、インク粘度、環境温度、中押しロール4とドクターロール18との隙間、原稿モードなどに基づいて、パルスモータ10の駆動量すなわち中押しロール4の押出量を変更しているが、印刷速度の変化に応じて、中押しロール4の押出量を変更してもよい。すなわち、印刷用紙は中押しロール4と裏押しロール3との間にニップされて印刷されるものであるが、印刷速度が速くなるとニップされている時間が短くなって、印刷用紙に転写されるインク量が少なくなり、この結果印刷速度によって印刷濃度がばらつくものとなってしまう。このため、印刷速度に拘わらず常に安定した濃度の印刷画像を得るために、印刷速度に応じてパルスモータ10の動作量Xを算出し、これにより中押しロール4の押出量を変更するようにしてもよい。
【0081】
具体的には、版胴1の半径をR、印刷速度を版胴1の回転数として80rpm、120rpmの2種類、印刷用紙のニップ幅(印刷用紙の送り方向について)を10mmとした場合、印刷用紙の搬送速度は、2.667πRmm/s(80rpm)、4.000πRmm/s(120rpm)となり、ニップ時間は10mm/2.667πRmm/s=3.75/πRs(80rpm)、10mm/4.000πRmm/s=2.50/πRs(120rpm)となる。このため、印刷用紙のニップ時間を略同一とするためには、120rpmを基準とした場合に、80rpmでは中押しロール4の押出量を少なくして、用紙のニップ幅を少なくする必要がある。したがって、ニップ幅が6.667mmとなるように中押しロール4の押出量を変更することにより、6.667mm/2.667πRmm/s=2.50/πRsとなって、120rpmの場合のニップ時間を同一にすることができる。このように、印刷速度に応じて中押しロール4の押出量を変更することにより、印刷速度に拘わらず印刷用紙へのインク転移量を略一定にすることができ、これにより略均一濃度の印刷画像を得ることができる。
【0082】
さらに、上記実施形態においては、インク粘度、環境温度、中押しロール4とドクターロール18との隙間、原稿モードなどに基づいて、パルスモータ10の駆動量すなわち中押しロール4の押出量を変更しているが、ユーザの好みに応じて中押しロール4の押出量を変更してもよい。すなわち、パルスモータ10の動作量Xを変更することにより、中押しロール4の押出量を任意に変更することができるため、ユーザが操作パネル30から中押しロール4の押出量を任意に設定することにより印刷圧力を変更して、任意の濃度の印刷画像を得ることができる。
【0083】
また、上記実施形態においては、中押しロール4の押出量をその一端と他端とにおいてそれぞれ別個に設定することができるため、装置の構成部品の寸法や組立精度がそれほど高くなくても、印刷用紙の幅方向において均一な印刷圧力を容易に得ることができる。また、印刷物の種類によっては、印刷用紙の幅方向において異なる濃度により印刷を行いたいという要望もあるが、このような要望にも対応することができる。
【0084】
さらに、上記実施形態においては、中押しロール4の押出量をその一端と他端とにおいてそれぞれ別個に設定可能としているが、これに限定されるものではなく、中押しロール4の押出量を両端同時に設定するものであってもよい。
【0085】
また、上記実施形態においては、パルスモータ10および偏心カム8により中押しロール4の押出量を変更しているが、これに限定されるものではなく、種々の構成を採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による孔版印刷装置における版胴の構成を示す側面図
【図2】図1の平面図
【図3】孔版印刷装置の作動状態を示す側面図
【図4】中押しロールの周辺部の構成を示す側面図
【図5】制御手段の構成を示す概略ブロック図
【図6】操作パネルの表示状態を示す図(初期状態)
【図7】操作パネルの表示状態を示す図(インク粘度設定)
【図8】操作パネルの表示状態を示す図(隙間設定)
【図9】操作パネルの表示状態を示す図(温度設定)
【図10】操作パネルの表示状態を示す図(原稿モード設定)
【図11】本実施形態の動作を示すメインフローチャートを示す図
【図12】印刷動作を示すフローチャート
【図13】中押しロール押出し動作を示すフローチャート
【図14】センサによる信号の検出状態とパルスモータの回転の状態を表すタイムチャート
【図15】中押しロール復帰動作を示すフローチャート
【図16】センサによる信号の検出状態とパルスモータの回転の状態を表すタイムチャート
【図17】温度に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図18】インク温度と第3のA/Dコンバータの出力値との関係を示すグラフ
【図19】操作パネルから入力された温度に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図20】インク粘度に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図21】版胴モータの電流と第1のA/Dコンバータの出力値との関係を示すグラフ
【図22】インク粘度に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図23】インク供給動作割り込み処理のフローチャート
【図24】インクセンサの検出信号とインク供給モータの駆動状態のタイムチャート
【図25】インク供給モータの電流と第2のA/Dコンバータの出力値との関係を示すグラフ
【図26】インク粘度に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図27】中押しロールとドクターロールとの隙間に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図28】中押しロールとドクターロールとの隙間に基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【図29】原稿モードに基づいて動作量を算出するためのフローチャート
【符号の説明】
1 版胴
2 支軸
3 裏押しロール
4 中押しロール
5 支点軸
6 ベース板
7 フレーム
8 偏心カム
9 扇形ギア
10 パルスモータ
11 モータギア
12 アイドラギア
13 遮光板
14 センサ
16 インク供給口
17 インク駆動棒
18 ドクターロール
19 制御手段
20 1チップマイコン
30 操作パネル
40 版胴内部機構
50 駆動部
60 版胴駆動部

Claims (15)

  1. インク透過性の周壁の外周面に孔版原紙が巻装されて回転駆動される版胴と、該版胴との間に印刷用紙を挟持して搬送する裏押しロールと、前記版胴の内部において前記裏押しロールへ向けて移動自在に設けられ、前記版胴の周壁の内周面に当接して該周壁を前記裏押しロールへ向けて押し出す中押しロールとを備えた孔版印刷装置において、
    前記中押しロールの摩耗量を検出する摩耗量検出手段と、
    該摩耗量検出手段により検出された摩耗量に応じて、前記周壁が任意の押出量となるように前記中押しロールを移動する押出手段を備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記摩耗量検出手段は、累積印刷枚数に基づいて前記摩耗量を検出する手段であることを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. インク透過性の周壁の外周面に孔版原紙が巻装されて回転駆動される版胴と、該版胴との間に印刷用紙を挟持して搬送する裏押しロールと、前記版胴の内部において前記裏押しロールへ向けて移動自在に設けられ、前記版胴の周壁の内周面に当接して該周壁を前記裏押しロールへ向けて押し出す中押しロールとを備えた孔版印刷装置において、
    前記中押しロールの摩耗量をマニュアル入力する摩耗量入力手段と、
    該摩耗量入力手段により入力された摩耗量に応じて、前記周壁が任意の押出量となるように前記中押しロールを移動する押出手段とを備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 前記押出手段は、前記中押しロールの一端と他端とをそれぞれ別個に移動する手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  5. 印刷速度情報を設定する印刷速度情報設定手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該印刷速度設定手段により設定された印刷速度情報に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  6. 前記インクの温度を検出するインク温度検出手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該インク温度検出手段により検出されたインク温度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  7. 前記インク温度検出手段は、前記版胴の周囲の温度、該版胴内部の温度および環境温度のいずれかを検出することにより、前記インクの温度を検出する手段であることを特徴とする請求項記載の孔版印刷装置。
  8. 前記インクの温度をマニュアル入力するインク温度入力手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該インク温度入力手段により入力されたインク温度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  9. 前記インクの粘度を検出するインク粘度検出手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該インク粘度検出手段により検出されたインク粘度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  10. 前記インク粘度検出手段は、前記版胴を駆動するモータまたは前記版胴にインクを供給するモータの電流値を検出することにより、前記インク粘度を検出する手段であることを特徴とする請求項記載の孔版印刷装置。
  11. 前記インク粘度をマニュアル入力するインク粘度入力手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該インク粘度入力手段により入力されたインク粘度に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  12. 原稿の種類を設定する原稿設定手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該原稿設定手段により設定された原稿の種類に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  13. 原稿の種類をマニュアル入力する原稿入力手段をさらに備え、
    前記押出手段は、該原稿入力手段により入力された原稿の種類に応じて、前記中押しロールの移動量を変更する手段であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  14. 前記押出手段は、前記中押しロールの両端部を支持するとともに、所定の回動軸を中心として回動可能に設けられた支持部材と、
    該支持部材に当接し、自身の回転によって該支持部材を上下に移動するカム部材と、
    該カム部材の回転量を制御する回転制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の孔版印刷装置。
  15. 前記回転制御手段は、パルスモータであることを特徴とする請求項14記載の孔版印刷装置。
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