JP6121264B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に複数の排紙装置を有する画像形成装置に関するものである。
印刷用紙に所定の画像を形成する画像形成装置としてプリンタが用いられている。特に、業務用のプリンタには種々のオプション装置を接続することが可能になっており、プリンタにオプション装置を接続して画像形成装置を構成する。オプション装置としては、排紙装置があり、プリンタにより印刷された用紙が排紙装置に排紙されていく。
プリンタに複数の排紙装置を接続した技術が特許文献1および特許文献2に開示されている。特許文献1の技術では、複数のスタッカに残容量検出センサを設けて、スタッカの残容量と1印刷ジョブ分の枚数とを比較して、スタッカを選択している。特許文献2の技術では、スタッカ群を有し、最旧の満杯スタッカ(最も早く満杯になったスタッカ)を空に表示し、排紙先スタッカを変更している。
特開平5−155511号公報 特開2004−338916号公報
前述した排紙装置には電源を備えているものがある。電源を備えた排紙装置を使用中には電源がオンになっているが、使用していないときには、電源をオフにする制御を行う。これにより、消費エネルギーの抑制を図っている。
特許文献1や特許文献2の技術では、スタッカが満杯になったときに、他のスタッカに排紙先を切り替えているが、他のスタッカ、つまり他の排紙装置の電源がオフになっていると、連続排紙は一時中断する。
排紙を行っていない排紙装置を稼動できる状態にするためには、電源をオンにしてからある程度の復旧時間を要する。従って、この復旧時間の間は連続排紙が中断するため、復旧時間が待ち時間になり、生産性の低下を招来する。特に、電源の復旧に初期化動作を要するような場合には、待ち時間が長くなり、大幅に生産性を低下させる。
そこで、本発明は、複数の排紙装置を有する画像形成装置において、高い生産性で排紙先の切り替えを行うことを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、複数の排紙装置を有する画像形成装置であって、前記排紙装置のうち連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量を超えて排紙を行う前に、排紙を行っていない排紙装置が稼動できる状態になるまでの時間と前記連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量に達するまでの排紙枚数とに基づいて、前記排紙を行っていない排紙装置が稼動する準備を開始させるように制御する制御部、を備えている。
また、前記制御部は、前記排紙を行っていない排紙装置の電源がオフになっているか否かを検出する電源状態検出部と、前記電源がオフになっているときに、前記準備を開始させるタイミングで前記電源をオンにする制御を行う電源制御部と、前記電源制御部が前記電源をオンにし、且つ前記連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量の排紙を行ったときに、前記排紙を行っていない排紙装置に排紙先を切り替える排紙先切り替え部と、を備えている。
また、前記制御部は、さらに前記連続排紙を行っている排紙装置が前記最大積載量以下の所定の積載量を検知した場合、前記時間と前記連続排紙を行っている用紙の用紙サイズとに基づいて、前記タイミングを演算する演算部、を備えている。
また、前記制御部は、さらに前記排紙を行っていない排紙装置の電源をオンにしたタイミングから前記連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量に達するまでに排紙可能な枚数よりも印刷ジョブの残り枚数の方が多いときに、前記排紙先を切り替える必要があると判定する切り替え要否判定部、を備えている。
また、前記排紙を行っていない排紙装置は、昇降台を昇降動作させることにより用紙を排出可能に構成される排紙装置であって、前記制御部は、前記排紙を行っていない排紙装置が稼動できる状態になるまでの時間に基づいて、前記排紙を行っていない排紙装置に前記準備を開始させるタイミングを演算する演算部と、前記演算部が演算したタイミングで前記排紙を行っていない排紙装置の昇降台を上昇させる制御を行う昇降台制御部と、前記昇降台が最上昇位置に到達したときに、前記排紙を行っていない排紙装置に排紙先を切り替える排紙先切り替え部と、を備えている。
請求項1の発明によれば、排紙を行っていない排紙装置が稼動できる状態になるまでの時間と連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量に達するまでの排紙枚数とに基づいて、排紙先を切り替える制御を行っているため、連続排紙を行っている排紙装置の排紙時間に、排紙を行っていない排紙装置が稼動できる状態になるまでの時間をオーバラップさせることができる。このため、排紙先を迅速に切り替えることができ、生産性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、連続排紙を行っている排紙装置の排紙時間に電源復旧時間をオーバラップさせることができるため、排紙先を迅速に切り替えることができる。また、電源復旧時間をオーバラップさせることで、排紙装置の電源をオフにできる時間を早くすることができるため、消費エネルギーの抑制効果を得ることができる。
請求項3の発明によれば、用紙サイズも考慮して演算部がタイミングを演算しているため、用紙サイズが変化することで、用紙を排出する際の排出時間や浮遊時間が異なったとしても、待ち時間を生じないようにすることができる。
請求項4の発明によれば、連続排紙を行っている排紙装置の排紙時間に、排紙を行っていない装置の昇降台を排紙位置に到達させる時間をオーバラップさせることができるため、排紙先を迅速に切り替えることができる。
第1の実施形態における画像形成装置の内部構成図である。 第1の例における制御部の機能ブロック図である。 第1の例における処理の流れを示すフローチャートである。 第2の例における制御部の機能ブロック図である。 第2の例における処理の流れを示すフローチャートである。 第3の例における制御部の機能ブロック図である。 第3の例における処理の流れを示すフローチャートである。 時間短縮効果を説明する図である。 消費電力の抑制効果を説明する図である。 第2の実施形態における画像形成装置の概略構成図である。 第2の実施形態における制御部の機能ブロック図である。 第2の実施形態における処理の流れを示すフローチャートである。
<第1の実施形態の画像形成装置の構成>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置1の内部構成を示している。画像形成装置1は主にプリンタ2により構成されている。プリンタ2には第1の排紙装置3および第2の排紙装置4が接続されており、これらにより画像形成装置1が構成される。
プリンタ2は印刷用紙に所定の画像や文字、イラスト等を印刷する装置である。第1の排紙装置3はオプション装置であり、プリンタ2が印刷した用紙に所定の処理を施して、排紙を行う。第2の排紙装置4も第1の排紙装置3と同様にオプション装置であり、プリンタ2が印刷した用紙に所定の処理を施して、排紙を行う。
第1の排紙装置3および第2の排紙装置4はプリンタ2に着脱可能に接続されている。図1では、プリンタ2に2つの排紙装置を接続した例を示しているが、3つ以上の排紙装置をプリンタ2に接続するものであってもよい。また、第1の排紙装置3および第2の排紙装置4は排紙機能以外、例えばステープル機能やパンチ孔の穿孔機能等を備えていてもよい。
次に、プリンタ2について説明する。なお、図1に示すプリンタ2は一例であり、図1の構成に限らず、任意の構成を採用することができる。
プリンタ2は、外部給紙台11と内部給紙台12と外部給紙ローラ13と内部給紙ローラ14とレジストローラ15と搬送ベルト16と印刷部17と上昇搬送ローラ18と水平搬送ローラ19と第1切り替え部20と排紙搬送ローラ21と反転搬送ローラ22と反転ローラ23と再給紙ローラ24と表示部25とを備えている。また、プリンタ2は、給紙系搬送経路FRと通常搬送経路CRと排紙系搬送経路DRと反転搬送経路SRと後処理経路NRとを備えている。
外部給紙台11は印刷に用いられる用紙を積載している。ここでは、外部給紙台11は一部がプリンタ2から外部に露出して設置されている。内部給紙台12も同様に印刷に用いられる用紙を積載している。ここでは、内部給紙台12はプリンタ2の内部に設置されている。外部給紙台11および内部給紙台12は給紙を行う給紙手段として機能する。
外部給紙ローラ13は外部給紙台11から用紙を1枚ずつ取り出して、給紙系搬送経路FRに沿って、レジストローラ15へ向けて搬送する。内部給紙ローラ14も同様に、内部給紙台12から用紙を1枚ずつ取り出して、給紙系搬送経路FRに沿って、レジストローラ15へ向けて搬送する。
レジストローラ15は、外部給紙ローラ13、内部給紙ローラ14、再給紙ローラ24、から搬送されてきた用紙を一旦停止させる。その後、斜行補正を行い、搬送ベルト16および印刷部17に向けて搬送する。
搬送ベルト16は、レジストローラ15の下流側に配置され、レジストローラ15により搬送された用紙を、搬送ベルト16の表面に形成された搬送面に吸着させつつ、搬送する。搬送ベルト16は、駆動ローラおよび従動ローラに架け渡される環状の無端状ベルトである。
搬送ベルト16には、用紙を吸着保持するための貫通孔であるベルト孔(図示せず)が多数形成されている。搬送ベルト16は、駆動ローラの駆動により、図1における時計回り方向に回転することで、搬送面上に吸着保持した用紙を図1における右方向に向けて搬送する。
印刷部17は、搬送ベルト16の上部に配置され、用紙の搬送方向と略直交する方向に複数のノズル配列されたラインタイプのインクジェットヘッドを有する。印刷部17は、搬送ベルト16により搬送される用紙にインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して画像を印刷する。
上昇搬送ローラ18は、用紙をニップしつつ、搬送ベルト16から受け渡され、印刷部17により印刷された用紙を図1における上昇方向へ、水平搬送ローラ19に向けて搬送する。
水平搬送ローラ19は用紙をニップしつつ、上昇搬送ローラ18から受け渡された用紙を図1における右方向から左方向へ搬送する。水平搬送ローラ19は、通常搬送経路CRに沿って配置されている。
第1切り替え部20は、用紙の搬送経路を排紙系搬送経路DRと反転搬送経路SRとの間で切り替えるように構成されている。第1切り替え部20は、排紙系搬送経路DRと反転搬送経路SRとの分岐点に配置されている。
例えば、用紙に両面印刷される場合、第1切り替え部20は、片面印刷済みの用紙を反転搬送経路SR側に用紙が搬送されるように切り替えを行う。そして、反転搬送ローラ22は通常搬送経路CRから第1切り替え部20により切り替えられた用紙を反転ローラ23に向けて搬送する。
反転ローラ23は、片面印刷済みの用紙を一時的に反転搬送経路SRに搬入した後に搬出して、再給紙ローラ24へ向けて搬送する。反転ローラ23は、反転搬送経路SR上に配置されている。反転搬送経路SRは、用紙を一時的に搬入するための空間である。反転搬送経路SRは第2の排紙装置4の下方に形成されている。
再給紙ローラ24は、反転ローラ23により搬送されてきた用紙をレジストローラ15へ向けて搬送する。再給紙ローラ24は、反転ローラ23とレジストローラ15とで形成される経路上に配置されている。片面が印刷された用紙は、レジストローラ15から搬送ベルト16に搬送される。そして、片面が印刷された用紙は、印刷部17により印刷され、上昇搬送ローラ18および水平搬送ローラ19を搬送される。
また、片面印刷または両面印刷で用紙が排紙される場合、通常搬送経路CRにおける第1切り替え部20に到達すると、排紙系搬送経路DRに切り替えられ、第1切り替え部20から、排紙搬送ローラ21にニップされながら搬送される。
排紙搬送ローラ21は、水平搬送ローラ19から用紙を受け取り、ニップしながら、第2の排紙装置4に向けて搬送する。
また、通常搬送経路CRには第2切り替え部24が設けられている。通常搬送経路CRを搬送される用紙は第1の排紙装置1に搬送することもできる。第1の排紙装置1に搬送するために、第2切り替え部24が用紙の搬送方向を切り替える。
表示部25は、プリンタ2におけるユーザからの指示を操作するパネルであり、プリンタの装置上面に備えられている。
以上が、プリンタ2の概略構成である。次に、プリンタ2に接続される第1の排紙装置3について説明する。図1に示している第1の排紙装置3は一例であり、任意の構成を採用することができる。
第1の排紙装置3は、第3切り替え部31と反転部32とパンチ処理部33とステープル処理部34と中綴じ処理部35とトップトレイ36とスタックトレイ37とブックレットトレイ38とを備えている。
第3切り替え部31は、用紙を反転させるか反転させないかを切り替える。用紙を反転させる場合には、用紙は反転部32に導かれる。そして、用紙の表裏が反転されて、表裏が反転された用紙が非反転と同一の経路に戻される。
パンチ処理部33は、用紙に対して印刷ジョブに応じてパンチ孔を穿孔させるパンチ処理を実行する。ステープル処理部34は用紙に対してステープル処理を実行する。ステープル処理としては、長辺綴じまたは短辺綴じがある。中綴じ処理部35は、中綴じ処理(中折り処理)を実行する。
トップトレイ36にはパンチ孔の穿孔処理が行われた用紙または無処理の用紙が排紙され、積載される。スタックトレイ37にはパンチ孔の穿孔処理が行われた用紙、ステープルされた用紙または無処理の用紙が排紙され、積載される。ブックレットトレイ38にはパンチ孔の穿孔処理が行われた用紙、中綴じ処理が行われた用紙または無処理の用紙が排紙され、積載される。
なお、ここでは、トップトレイ36、スタックトレイ37およびブックレットトレイ38は電源を有していないものとするが、各トレイは電源を有していてもよい。各トレイが電源を有している場合は、各トレイは排紙装置として機能する。
次に、第2の排紙装置4について説明する。第2の排紙装置4はプリンタ2に接続され、排紙系搬送経路DRから用紙が第2の排紙装置4に搬送される。第2の排紙装置4は、後処理搬送ローラ41と排紙ローラ42と反転搬出ローラ43と支持部材44と後処理送出ローラ45と後処理部46と排紙台47とを備えている。
プリンタ2の排紙系搬送経路DRから搬送される用紙は、排紙搬送ローラ41により受け取られ、搬送される。また、排紙ローラ42は、後処理搬送ローラ41から用紙をニップする。そして、反転排紙ローラ42は排紙ローラ42から用紙を受け取り、排紙台47に用紙を1枚ずつ排紙する。
また、用紙に対してステープル処理やパンチ処理等の後処理を行うときには、用紙は支持部材44に排紙されるとともに、後処理送出ローラ45によって、後処理部44に送出される。後処理部44に送出された用紙はステープル処理やパンチ処理等の後処理が行われる。
また、第1の排紙装置3には第1のセンサ51が設けられており、第2の排紙装置4には第2のセンサ52が設けられている。第1のセンサ51はトップトレイ36に積載される用紙が最大積載量間近に達したときに、そのことを検出するセンサである。最大積載量は排紙装置に排紙不能となる量である。最大積載量間近は、最大積載量には達していないものの、最大積載量に近い量である。
第2のセンサ52は、第2の排紙装置4に設けられており、排紙台47に積載される用紙が最大積載量間近に達したときに、そのことを検出するセンサである。この点は、第1のセンサ51と同様である。
第3のセンサ53は、第1の排紙装置3に設けられており、スタックトレイ37の最大下降時の高さを検出する。スタックトレイ37は用紙が排紙されることに伴い、所定の間隔でモータ等の駆動手段により下降する。第3のセンサ53はスタックトレイ37が最も下降したときの高さを検出する位置に配置されている。
<制御部の構成>
次に、本実施形態の動作を制御する制御部について、図2を参照して説明する。図2に示す制御部60はプリンタ2に実装されており、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えている。CPUがRAMに展開された所定のプログラムを実行することにより、制御部60の機能が実行される。
図2に示すように、制御部60は、演算部61とセンサ情報認識部62と電源状態検出部63と切り替え要否判定部64と電源制御部65と排紙先切り替え部66とを備えている。
演算部61は、所定の演算を行う。演算の内容については後述する。センサ情報認識部62は、第1のセンサ51および第2のセンサ52と接続されており、第1のセンサ51がトップトレイ36に積載された用紙の紙面を検出したときに、その旨がセンサ情報認識部62に入力される。また、第2のセンサ52が排紙台47に積載された用紙の紙面を検出したときに、その旨がセンサ情報認識部62に入力される。
電源状態検出部63は、排紙を行っていない排紙装置(ここでは、第2の排紙装置4)の電源がオンになっているか、オフになっているかを検出する。切り替え要否判定部64は印刷ジョブの残り枚数が第1の排紙装置3に排紙可能な用紙の枚数より多いか否かに基づいて、排出先の切り替えの要否を判定する。
なお、電源がオフになっている場合とは、電源が完全に遮断されている場合だけではなく、省エネルギー状態(スリープモード)等も含まれる。要は、電源がオンになっておらず、すぐに装置を稼動することができない状態のときに電源がオフとなっているものとする。
電源制御部65は、電源がオフになっている第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行う。排紙先切り替え部66は、用紙の排紙先を第1の排紙装置3から第2の排紙装置4に切り替える制御を行う。
<第1の実施形態の動作>
次に、第1の実施形態の動作について説明する。図1に示したように、画像形成装置1のプリンタ2には2つの排紙装置(第1の排紙装置3および第2の排紙装置4)が接続されている。
図示しないパーソナルコンピュータや外部接続装置等により印刷ジョブがプリンタ2に入力される。プリンタ2は入力された印刷ジョブに従って印刷を行っていく。ここでは、印刷ジョブが連続印刷であるものとする。
プリンタ2により印刷された用紙は第1の排紙装置3と第2の排紙装置4とのうち何れかに連続排紙がされていく。第1の排紙装置3に排紙される場合は、トップトレイ36に排紙され、第2の排紙装置4に排紙される場合は、排紙台47に排紙される。ここでは、第1の排紙装置3に連続排紙がされていくものとする。
このとき、第1の排紙装置3と第2の排紙装置4とは電源により動作しており、第1の排紙装置3で印刷を行っているときには、第1の排紙装置3の電源はオンの状態になっている。一方、第2の排紙装置4には排紙がされないため、電源はオフにする。これにより、使用していない第2の排紙装置4による不要な電力消費を抑制することができる。
従って、第1の排紙装置3は電源がオン、第2の排紙装置4は電源がオフの状態になっている。また、第2の排紙装置4で排紙を行っているときには、第2の排紙装置4の電源がオン、第1の排紙装置3の電源がオフとなる。
以下、排紙を行っている第1の排紙装置3が最大積載量に達したときに排紙先を切り替える3つの例について説明する。図3は第1の例のフローチャートを示し、図5は第2の例のフローチャートを示し、図7は第3の例のフローチャートを示している。
<第1の例の説明>
最初に、第1の例について説明する。図3に示すように、プリンタ2は印刷ジョブの内容に基づいて印刷を行い、印刷済みの用紙を第1の排紙装置3に搬送する。そして、第1の排紙装置3はトップトレイ36に用紙を排紙していく。
制御部60は、最初に、連続排紙可能か否かを判定する(ステップS11)。連続排紙が不能な場合には、連続排紙は行わないで印刷を行い、印刷ジョブを終了する。一方、連続排紙が可能な場合には、演算部61は、センサ検出後の排紙可能枚数を演算する(ステップS12)。
前述したように、第1のセンサ51がトップトレイ36の紙面を検出したときには、トップトレイ36に積載されている用紙は最大積載量間近の状態になっている。従って、排紙可能枚数はそれほど多くない。
第1のセンサ51がトップトレイ36の紙面を検出する位置、すなわち最大積載量間近の位置は固定されており、第1のセンサ51が紙面を検出したときのトップトレイ36に積載されている用紙の枚数は既知である。また、トップトレイ36の最大積載量の値も既知である。
よって、第1のセンサ51がトップトレイ36の紙面を検出したとき、すなわち最大積載量間近の状態になってから最大積載量の状態になるまで、残り何枚の用紙を排紙できるかを演算により得ることができる。演算部61は、これをセンサ検出後の排紙可能枚数として演算する。
次に、第1のセンサ51が紙面を検出したか否かの判定が行われる(ステップS13)。プリンタ2が印刷ジョブに基づいて用紙に印刷を行っていくことで、第1の排紙装置3は連続排紙を行っていく。これにより、トップトレイ36には印刷済みの用紙が積載されていく。
第1のセンサ51はトップトレイ36に積載された用紙が最大積載量間近の状態になったときに、そのことを検出する。従って、第1のセンサ51が紙面を検出しなければ、トップトレイ36に積載された用紙が最大積載量間近の状態になる前に印刷ジョブは終了する。
一方、第1のセンサ51が紙面を検出したときには、トップトレイ36に積載された用紙は最大積載量間近の状態になっている。そこで、第1のセンサ51は、紙面を検出した旨をセンサ情報認識部62に通知する。
センサ情報認識部62はこの通知に基づいて、排紙を行っていない第2の排紙装置4の電源をオンにするタイミングであることを認識する。つまり、第2の排紙装置4が稼動する準備を開始させる。このために、センサ情報認識部62は、電源状態検出部63を制御して、排紙を行っていない第2の排紙装置4の電源状態を検出する(ステップS14)。
基本的には、第2の排紙装置4は排紙を行っていないため、電源がオフになっている。ただし、第2の排紙装置4の電源がオンになっている場合もある。そこで、電源状態検出部63は第2の排紙装置4の電源がオフになっているか、オンになっているかを検出する。
第2の排紙装置4の電源がオンになっている場合は、電源をオフからオンにする制御を行う必要はない。一方、第2の排紙装置4の電源がオフになっている場合は、その旨を切り替え要否判定部64に通知する。
切り替え要否判定部64は、印刷済みの用紙の排紙先を第1の排紙装置3から第2の排紙装置4に切り替える必要があるか否かを判定する。このために、ステップS11で演算した排紙可能枚数と印刷ジョブ残り枚数とを比較する(ステップS15)。印刷ジョブ残り枚数は現在印刷中の印刷ジョブの残りの枚数を示している。
切り替え要否判定部64は、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が多い場合、つまり最大積載量間近ではあるが、最大積載量に達する前に印刷ジョブが終了する場合には、排紙先の切り替えは不要であると判定する。
つまり、そのまま第1の排紙装置3に排紙を続行する。これにより、第2の排紙装置3を稼動させることなく、第1の排紙装置3だけに排紙を行うことにより印刷ジョブを終了させることができる。これにより、不必要に第2の排紙装置4の電源をオンにする必要がなくなり、無駄なエネルギー消費を抑制することができる。
なお、このとき、トップトレイ36にはほぼ最大積載量に近い用紙が積載されている。従って、この場合には、トップトレイ36に積載されている用紙を除外するように、エラーを発行する。
一方、切り替え要否判定部64は、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が多い場合、第1の排紙装置3だけでは全ての用紙を排紙することができないと判定する。そこで、切り替え要否判定部64はそのことを電源制御部65に通知する。この通知を受けた電源制御部65は第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行う(ステップS16)。
この時点では、第1のセンサ51が最大積載量間近であることを検出しているが、トップトレイ36の最大積載量には到達していない。つまり、第1の排紙装置3に積載された用紙が最大積載量になる前のタイミングで、第2の排紙装置4の電源をオフからオンに制御している。
そして、電源制御部65が第2の排紙装置4の電源をオンにしたことの通知が排紙先切り替え部66に入力される。電源制御部65により第2の排紙装置4の電源がオンにされるが、もともと第2の排紙装置4の電源はオフであったため、第2の排紙装置4が動作可能な状態になるまで(電源復旧するまで)には所定の時間を要する。
電源制御部65が第2の排紙装置4の電源をオンにした時点では、第1の排紙装置3は最大積載量間近ではあるが、まだ排紙をすることが可能である。そこで、排紙先切り替え部66は、演算部61が演算した排紙可能枚数の分だけ第1の排紙装置3に排紙した後に、排紙先を第2の排紙装置4に切り替える(ステップS17)。そして、全ての印刷ジョブが終了するまで第2の排紙装置4に排紙を行う。
以上に説明したように、制御部60は、第1の排紙装置3に排紙された用紙が最大積載量に達する前のタイミング(最大積載量間近)で、第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行っている。つまり、排紙を行っている排紙装置が最大積載量の排紙を行う前に、排紙を行っていない排紙装置が稼動する準備を開始させる制御を行っている。
前述したように、第2の排紙装置4の電源をオフからオンにするためには、所定の電源復旧時間を要する。従って、第1の排紙装置3が最大積載量に達したときに第2の排紙装置4の電源をオンにしたのでは、少なくとも電源復旧時間の分は待ち時間を生じる。この待ち時間が生産性の低下を招来する。
そこで、第1の排紙装置3に排紙された用紙が最大積載量に達する前のタイミング(最大積載量間近)で、第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行うことで、第1の排紙装置3に排紙された用紙が最大積載量に達したときに、第2の排紙装置4は即時に稼動することが可能になる。
これにより、電源復旧のための待ち時間を生じなくなり、生産性が向上する。つまり、電源制御部65が第2の排紙装置4の電源をオンに制御したときには、第1の排紙装置3はまだ最大積載量に達しておらず、排紙可能枚数に達するまで排紙を続行している。従って、第2の排紙装置4の電源復旧時間を第1の排紙装置3への排紙時間にオーバラップさせることができ、待ち時間を生じなくすることができる。
以上において、第1のセンサ51が紙面を検出してから、演算部61が演算した排紙可能枚数よりも少ない枚数を第1の排紙装置3に排紙したときに、排紙先を第2の排紙装置4に切り替えてもよい。
例えば、排紙される用紙のサイズが大きい場合、1枚あたりの排紙時間は用紙のサイズが小さい場合と比べて長い。このため、所定サイズの用紙に基づいて、排紙可能枚数が演算されたときに、それよりも大きいサイズの用紙を排紙したときには、排紙可能枚数の排紙を行う時間も長くなる。
このため、第1の排紙装置3に排紙される用紙のサイズが大きい場合には、排紙可能枚数を少なくしてもよい。この場合、用紙サイズが小さい場合の排紙可能枚数と用紙サイズが大きい場合の枚数(排紙可能枚数よりも少ない枚数)とが異なっていたとしても、排紙時間を等しくすることができる。
これにより、第2の排紙装置4の電源復旧時間を第1の排紙装置3の排紙時間にオーバラップさせることができ、待ち時間を生じなくすることができる。従って、電源復旧時間と用紙サイズとに基づいて、第1のセンサ51が紙面を検出してからの排紙枚数を決定してもよい。
また、第2の排紙装置4の電源復旧時間を第1の排紙装置3の排紙時間に完全にオーバラップさせることが理想的であるが、部分的なオーバラップでもよい。電源復旧時間と排紙時間とが部分的にオーバラップしていれば、待ち時間の短縮化の効果を得ることができる。
<第2の例の説明>
次に、第2の例について説明する。第2の例では、トップトレイ36ではなく、スタックトレイ37に印刷済みの用紙が排紙されるものとする。ただし、図1では、第1の排紙装置3にステープル処理部34が設けられているが、説明のため、第2の例では、ステープル処理は行わないものとする。
前述したように、スタックトレイ37はモータ等の駆動手段(図示せず)を備えており、モータを駆動させることにより、スタックトレイ37を下降させていく。これにより、スタックトレイ37に排紙されるときに、排紙高さと紙面高さとを揃えることができる。モータの駆動は連続的であってもよいし、断続的であってもよい。
図4は、第2の例における制御部60の構成である。第1の例では、センサ情報認識部62であったものが、第2の例では、下降量記憶部67になっている。また、演算部61の演算内容も第1の例とは異なる。
下降量記憶部67はスタックトレイ37の下降量を記憶する不揮発性の記憶手段である。つまり、プリンタ2の電源をオフにしたとしても、下降量記憶部67はスタックトレイ37の下降量を記憶している。なお、下降量記憶部67は印刷ジョブの数とは無関係に下降量を記憶する。
下降量記憶部67が記憶する下降量は、スタックトレイ37に一切の用紙が積載されていない状態を基準としたときの下降量となる。前述したように、スタックトレイ37はモータ等の駆動手段により下降していく。従って、駆動手段がモータであれば、モータの回転量に基づいてスタックトレイ37の下降量を算出し、記憶することができる。
次に、図5のフローチャートを用いて、第2の例の動作について説明する。第1の例と同様に、印刷ジョブが開始されると、制御部60は連続排紙可能か否かを判定する(ステップS21)。連続排紙が可能でなければ、連続排紙を行わずに印刷を行い、印刷ジョブを終了する。
一方、制御部60が連続排紙可能であると判定された場合には、演算部61が最大積載量間近の高さを演算する(ステップS22)。最大積載量間近は、第1の例で説明したものと同様であり、スタックトレイ37に積載された用紙が最大積載量には至っていないものの、最大積載量に近い状態である。
第1の例と同様に、第2の例でも、スタックトレイ37が最大積載量間近の状態になったタイミングで、第2の排紙装置4の電源をオンにするように制御を行う。第1の例では、最大積載量間近に到達したか否かは第1のセンサ51により検出していたが、第2の例では、演算部61が演算により最大積載量間近のタイミングと判断するスタックトレイ37の高さを求める。
第2の例においても、スタックトレイ37に積載された用紙が最大積載量間近のタイミングで連続排紙を停止せず、第1の排紙装置3に連続排紙を行う。そして、スタックトレイ37が最も下降した位置で第3のセンサ53がスタックトレイ37の検出を行う。つまり、スタックトレイ37に積載された用紙が最大積載量に達したときに、第3のセンサ53が検出する。
スタックトレイ37が最大積載量間近の位置に到達したときに第2の排紙装置4の電源がオンにされ、最大積載量間近から最大積載量の位置まで下降する間に、第2の排紙装置4の電源が復旧する。従って、最大積載量間近の位置は第2の排紙装置4の電源をオンにする電源復旧時間に基づいて決定することができる。
また、排紙される用紙サイズによっても、最大積載量間近の位置は変化する。用紙サイズが大きければ、1枚あたりの排紙時間は長くなる。従って、大きい用紙サイズを排紙する場合は、第2の排紙装置4の電源を復旧している間に、第1の排紙装置3に排紙される用紙の枚数は多くなる。
一方、用紙サイズが小さければ、1枚あたりの排紙時間は短くなり、第2の排紙装置4の電源を復旧している間に、第1の排紙装置3に排紙される用紙の枚数は多くなる。このため、最大積載量間近の高さは最大積載量の高さから遠くなる。
従って、演算部61は、第2の排紙装置4の電源復旧時間と排紙される用紙サイズとに基づいて、最大積載量間近の高さを決定することができる。なお、用紙サイズが予め定められている場合には、第2の排紙装置4の電源復旧時間に基づいて、最大積載量間近の高さを決定することができる。
次に、演算部61が演算した最大積載量間近の高さにスタックトレイ37が到達したか否かが判定される(ステップS23)。下降量記憶部67はスタックトレイ37の下降量を記憶しており、下降量記憶部67が記憶している下降量が、演算部61が演算した最大積載量間近の高さに到達したか否かが判定される。
下降量記憶部67が記憶している下降量が、演算部61が演算した最大積載量間近の高さに到達していないと判定されれば、そのまま印刷ジョブが終了するまで第1の排紙装置3に排紙が行われる。
一方、下降量記憶部67が記憶している下降量が、演算部61が演算した最大積載量間近の高さに到達していると判定されれば、切り替え先である第2の排紙装置4の電源がオンになっているか否かを電源状態検出部63が検出する(ステップS24)。
次に、切り替え要否判定部64が、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が多いか否かを判定する(ステップS25)。排紙可能枚数は、スタックトレイ37が最大積載量間近の高さから最大積載量の高さまで下降する間に排紙可能な枚数であり、この排紙可能枚数と印刷ジョブ残り枚数とが比較される。
排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数の方が少なければ、そのまま第1の排紙装置3に排紙を行って、印刷ジョブを終了する。一方、排紙可能枚数よりも印刷ジョブの残り枚数の方が多ければ、電源制御部65は第2の排紙装置4の電源をオンに制御する(ステップS26)。これにより、第2の排紙装置4の電源が復旧される。
この時点では、スタックトレイ37は最大積載量間近の状態であるため、スタックトレイ37は最大積載量の高さまで下降していない。そして、スタックトレイ37が最大積載量間近の高さまで到達しても、第1の排紙装置3に排紙が行われる。従って、スタックトレイ37は下降していく。
第3のセンサ53がスタックトレイ37を検出したときに、スタックトレイ37に積載された用紙は最大積載量となる。第3のセンサ53は排紙先切り替え部66に接続されており、第3のセンサ53がスタックトレイ37を検出したときに、そのことを排紙先切り替え部66に通知する。
排紙先切り替え部66は、この通知を入力したときに、排紙先を第1の排紙装置3から第2の排紙装置4に切り替える(ステップS27)。これにより、第2の排紙装置4に印刷済みの用紙が排紙される。
以上に説明したように、第2の例においても、スタックトレイ37が最大積載量の高さ(第3のセンサ53が検出する高さ)ではなく、その前の段階である最大積載量間近の高さにスタックトレイ37が到達したときに、排紙を行っていない第2の排紙装置4の電源をオンに制御している。
このため、第1の例と同様に、第1の排紙装置3の排紙時間を第2の排紙装置4の電源復旧時間にオーバラップさせることができる。従って、第1の排紙装置3の用紙が最大積載量に到達したときには、第2の排紙装置4を即時に稼動させることができる。このため、第2の排紙装置4の電源復旧時間のための待ち時間を生じなくなり、生産性の向上を図ることができる。
なお、第1の例と同様に、第2の例においても、第1の排紙装置3の排紙時間を第2の排紙装置4の電源復旧時間に完全にオーバラップさせることが望ましいが、部分的にでもオーバラップしていればよい。
<第3の例>
次に、第3の例について説明する。第3の例では、第1の例と同様に、トップトレイ36に印刷済みの用紙が排紙されるものとする。なお、トップトレイ36ではなく、スタックトレイ37等に用紙が排紙されてもよい。また、オプション装置として図示しないオートフェンス排紙台(用紙サイズに合わせてフェンス位置を自動調整する装置)を接続して、当該オートフェンス排紙台に用紙が排紙されるようにしてもよい。
図6は、第3の例における制御部60を示している。同図に示すように、第1の例ではセンサ情報認識部62であったものが、印刷枚数計数部68になっている。また、演算部61の演算内容も第1の例および第2の例とは異なる。
印刷枚数計数部68は、第1の排紙装置3のトップトレイ36に排紙された用紙の枚数をカウントする。例えば、第1の排紙装置3の印刷済み用紙の経路に図示しない通過センサを設けて、通過センサが用紙を検出するごとに、印刷枚数計数部68にその旨の信号を出力する。
印刷枚数計数部68は、通過センサからの信号を入力するたびに印刷枚数のインクリメントを行う。なお、印刷枚数の初期値はゼロである。従って、印刷枚数計数部68はトップトレイ36に積載されている用紙の枚数を認識する。
演算部61は、第2の排紙装置4の電源復旧時間に基づいて、または当該電源復旧時間と用紙サイズとに基づいて、最大積載量間近となる排紙枚数を演算する。トップトレイ36の最大積載量の排紙枚数は既知であり、電源復旧時間に基づいて、または当該電源復旧時間と用紙サイズとに基づいて、最大積載量間近となる排紙枚数を演算する。
次に、図7のフローチャートを用いて、第3の例の動作について説明する。印刷ジョブが開始されると、プリンタ2により用紙に印刷がされる。そして、印刷済みの用紙はトップトレイ36に排紙されていく。まず、制御部60は連続排紙が可能であるか否かを判定し(ステップS31)、連続排紙が可能でなければ、そのまま印刷を続行して、印刷ジョブを終了する。
次に、演算部61は最大積載量間近に達する排紙枚数を演算する(ステップS32)。前述したように、演算部61は、第2の排紙装置4の電源復旧時間に基づいて、または当該電源復旧時間と用紙サイズとに基づいて、最大積載量間近となる排紙枚数を演算する。
印刷ジョブが実行されると、プリンタ2により印刷がされ、第1の排紙装置3に排紙がされていく。印刷枚数計数部68は第1の排紙装置3に排紙された用紙の枚数をカウントする。そして、印刷枚数計数部68がカウントした用紙の枚数が、演算部61が演算した最大積載量間近となる排紙枚数に到達したか否かの判定が行われる(ステップS33)。
到達していなければ、そのまま第1の排紙装置3に排紙が続行される。一方、到達していれば、電源状態検出部63は、第2の排紙装置4の電源がオフになっているか否かを判定する(ステップS34)。第2の排紙装置4の電源がオフになっていなければ、そのまま印刷ジョブが続行する。
一方、第2の排紙装置4の電源がオフになっていれば、切り替え要否判定部64が排紙先の切り替えの要否を判定する。このために、切り替え要否判定部64は、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が多いか否かを判定する(ステップS35)。排紙可能枚数は、演算部61が演算した最大積載量間近となる排紙枚数から最大積載量となる排紙枚数となるまで、残り何枚の用紙を排紙できるかを示している。
排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が少なければ、排紙をそのまま続行して、印刷ジョブを終了する。一方、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が多ければ、電源制御部65は第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行う(ステップS36)。
そして、排紙先切り替え部66は、印刷枚数計数部68がカウントしている用紙の枚数がトップトレイ36の最大積載量に達したときに、排紙先を第1の排紙装置3から第2の排紙装置4に切り替える(ステップS37)。これにより、第2の排紙装置4に印刷済みの用紙が排紙されていく。
以上に説明したように、第3の例においても、トップトレイ36に最大積載量の枚数の用紙が排紙されたときではなく、その前のタイミングである最大積載量間近の枚数の用紙が排紙されたときに、排紙を行っていない第2の排紙装置4の電源をオンに制御している。
このため、第1および第2の例と同様に、第2の排紙装置4の電源復旧時間を第1の排紙装置3の排紙時間にオーバラップさせることができるため、第1の排紙装置3の用紙が最大積載量に到達したときには、第2の排紙装置4を即時に稼動させることができる。このため、第2の排紙装置4の電源復旧時間のための待ち時間を生じなくなり、生産性の向上を図ることができる。
なお、第1の例および第2の例と同様に、第3の例においても、第1の排紙装置3の排紙時間を第2の排紙装置4の電源復旧時間に完全にオーバラップさせることが望ましいが、部分的にでもオーバラップしていればよい。
<効果の説明>
次に、図8および図9を用いて、効果について説明する。まず、図8について説明する。同図(a)は従来手法のタイミングチャートを示し、同図(b)は本発明のタイミングチャートを示している。同図において、横軸は時間を示している。また、実線は排紙が実行されていることを示し、一転鎖線は電源がオフの状態を示し、二点鎖線は電源復旧時間を示している。
同図(a)に示す従来手法のタイミングチャートでは、第1の排紙装置3に排紙がされており、最大積載量に到達した時点で、第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行う。この時点までは、第2の排紙装置4は電源がオフの状態になっている。
第2の排紙装置4は、第1の排紙装置3に排紙された用紙が最大積載量間近に達した時点で電源復旧を行う。このため、電源オン制御を行ってから、電源復旧時間の経過後に、第2の排紙装置4に排紙がされていく。従って、第1の排紙装置3が排紙を終了してから、第2の排紙装置4が排紙を再開するまで、電源復旧時間の待ち時間を生じる。これにより、タイムロスを生じ、生産性が低下する。
同図(b)に示す本発明のタイミングチャートでは、第1の排紙装置3に排紙される用紙が最大積載量に到達する前の最大積載量間近のタイミングで第2の排紙装置4の電源をオンに制御している。
第1の排紙装置3は最大積載量間近になっても、最大積載量になるまで排紙を続行する。一方、第2の排紙装置4は最大積載量間近の時点で電源をオンにする制御が行われている。従って、第1の排紙装置3の排紙と第2の排紙装置4の電源復旧とが並行して行われることになる。つまり、第2の排紙装置4の電源復旧時間を第1の排紙装置3の排紙時間にオーバラップさせることができる。
従って、第1の排紙装置3に排紙された用紙が最大積載量に達したときに、第2の排紙装置4は電源復旧が終了しており、即時に稼動することが可能になる。従って、電源復旧のための待ち時間を生じることなく、第1の排紙装置3の排紙を終了した直後から第2の排紙装置4に排紙を再開することができる。
図8(b)の例に示すように、第1の排紙装置3が最大積載量に達するタイミングと第2の排紙装置4の電源復旧が終了した時点(排紙を再開する時点)とを同じタイミングにすることで待ち時間をゼロにすることができる。つまり、本発明を適用した場合には、従来手法よりも電源復旧時間の分だけ時間短縮の効果を得ることができる。例えば、第2の排紙装置4の電源復旧時間が15秒であれば、15秒の時間短縮効果を得ることができる。
ただし、前述したように、第2の排紙装置4の電源復旧時間を第1の排紙装置3の排紙時間にオーバラップさせることができれば、前記のタイミングを完全に同一にしなくても、待ち時間の短縮化の効果を得ることができる。
次に、図9を参照して、消費電力の効果について説明する。同図において、従来手法および本発明に(1)と示しているのは第1の排紙装置3であり、(2)と示しているのは第2の排紙装置4である。
前述したように、従来手法では、第1の排紙装置3が最大積載量に達したときに、第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行うため、第2の排紙装置4が排紙を再開するまでに電源復旧時間の待ち時間を生じる。そして、第2の排紙装置4の電源が復旧した後に排紙が再開する。
そして、第2の排紙装置4で印刷ジョブが終了するまで排紙が実行されたときに、排紙を終了する。これにより、第2の排紙装置4は非稼動状態になる。第2の排紙装置4が非稼動状態になると、システムアイドル状態になる。そして、所定時間(システムアイドル時間)の経過後に、第2の排紙装置4の電源がオフになる。
一方、本発明では、最大積載量間近のときに、第2の排紙装置4の電源をオンにする制御を行う。従って、第1の排紙装置3の排紙時間に第2の排紙装置4の電源復旧時間をオーバラップさせることができ、第1の排紙装置3が最大積載量に達したときに第2の排紙装置4に排紙を行うことができる。
そして、第2の排紙装置4は排紙を行い、排紙終了後に、システムアイドル状態になる。排紙終了後、システムアイドル時間が経過した後に、第2の排紙装置4の電源がオフになる。
図9から明らかなように、第2の排紙装置4の各動作は電源復旧時間の分だけ早くなっている。つまり、第2の排紙装置4の電源がオフになるタイミングも、第2の排紙装置4は第1の排紙装置3よりも電源復旧時間の分だけ早くなっている。従って、第2の排紙装置4の電源がオフになる時間が長くなり、従来手法に比べて、本発明の方が消費電力を抑制する効果が高くなる。
一例として、システムアイドル時にプリンタ2が消費する電力が150W、第1の排紙装置が消費する電力が30W、第2の排紙装置が消費する電力が15Wとしたときに、従来手法に比べて、本発明の方が0.7W/hの消費電力の抑制効果を得ることができる。
<その他の例>
以上において、最大積載量間近のタイミングで第2の排紙装置4の電源をオンにした例を説明したが、第2の排紙装置4の電源をオンにするタイミングは、第1の排紙装置3に排紙された用紙が最大積載量に達する前であれば、任意のタイミングでよい。
例えば、最大積載量間近ではないが、第1の排紙装置3が所定枚数の用紙を排紙したタイミングであってもよい。また、第1の排紙装置3が用紙を排紙してから所定時間経過後のタイミングであってもよい。さらに、第1の排紙装置3に所定枚数の排紙が行われた後、または所定時間の経過後に印刷の一時停止が発生したタイミングであってもよい。
また、前述したように、排紙装置の数は複数であれば、任意の数であってもよい。例えば、排紙装置A、BおよびCの3台の排紙装置がプリンタ2に接続されている場合、排紙装置Aが最大積載量間近の用紙を排紙したときに、排紙装置Bの電源がオンにされる。そして、排紙装置Aに排紙された用紙が最大積載量に達したときに、排紙装置Bに排紙が開始される。
次に、排紙装置Bに排紙された用紙が最大積載量間近に達したときに、排紙装置Cの電源がオンにされる。そして、排紙装置Bに排紙された用紙が最大積載量に達したときに、排紙装置Cに排紙が開始される。
従って、大量印刷等のように3台以上の排紙装置を要するような場合には、排紙先を順次切り替えることにより、各排紙装置の電源復旧時間による待ち時間を生じることなく、連続排紙が可能になる。このため、生産性の向上を図ることができる。
<第2の実施形態の画像形成装置の構成>
次に、第2の実施形態について説明する。図10は第2の実施形態の画像形成装置1を簡略化して示した図である。第1の実施形態ではプリンタ2に第1の排紙装置3が接続されていたが、第2の実施形態ではプリンタ2に第3の排紙装置70が接続される。第3の排紙装置70もプリンタ2に接続されるオプション装置である。
第3の排紙装置70は、大量印刷が可能な排紙装置であり、昇降台71を有している。昇降台71はモータ等で昇降する。図中の破線の位置が最も上昇した位置(最上昇位置:ホームポジション)であり、実線の位置が最も下降した位置(最下降位置)である。そして、昇降台71の最上昇位置、つまりホームポジションの高さに用紙を排紙する排紙口が設けられている。
昇降台71にはプリンタ2から排紙された用紙が積載される。昇降台71が最上昇位置にあるときには、昇降台71には用紙が積載されていない。そして、用紙が排紙されると共に昇降台71はモータ等の駆動力により連続的または断続的に下降していく。そして、昇降台71に積載された用紙が最大積載量となったときに、昇降台71は最下降位置に到達する。
昇降台71から用紙が除去されたとしても、モータ等を駆動させない限り、昇降台71は上昇せず、そのままの位置に停止している。例えば、昇降台71に積載された用紙が最大積載量となったときに、昇降台71から用紙が取り除かれたとしても、昇降台71を上昇させない限りは、用紙が積載されていない昇降台71は最下降位置にある。
図11は、第2の実施形態における制御部60を示している。この制御部60は前述した第1の実施形態の第3の例に対応している。この第3の例と異なる点は、第3の例の図6に示した電源制御部65の代わりに、昇降台制御部72を設けた点である。
昇降台制御部72は、昇降台71を上昇させる制御を行う。なお、第3の排紙装置70には昇降台71の位置を検出する手段(図示しない)が設けられており、昇降台71が最上昇位置にあるときには、昇降台71を上昇させない。
図12は、第2の実施形態のフローチャートを示している。まず、印刷ジョブが開始されて、プリンタ2により印刷がされていく。ここでは、プリンタ2により印刷された用紙は、図10に示した第2の排紙装置4に連続印刷がされていくものとする。制御部60は連続排紙が可能か否かを判定して(ステップS41)、連続排紙が可能でなければ、印刷を続行して、印刷ジョブを終了する。
演算部61は、最大積載量間近に達する排紙枚数を演算する(ステップS42)。ここでの最大積載量間近は、昇降台71を最上昇位置にまで上昇させるために必要な時間に基づいて求められる。
第3の排紙装置70に、昇降台71の位置を検出するための手段が設けられている場合には、昇降台71の位置に応じて、最上昇位置にまで上昇するために必要な時間に基づいて、最大積載量間近の排紙枚数が演算される。
そして、印刷枚数計数部68は印刷された用紙の枚数をカウントしていく。そして、印刷した用紙の枚数が、演算部61が演算した排紙枚数に到達したか否かの判定が行われる(ステップS43)。
到達してなければ、そのまま印刷を続行し、印刷ジョブを終了する。一方、印刷した用紙の枚数が、演算部61が演算した排紙枚数に到達したときには、切り替え要否判定部64は、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数が多いか否かを判定する(ステップS44)。
排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数の方が少なければ、印刷ジョブの残りを印刷して、印刷ジョブを終了する。一方、排紙可能枚数よりも印刷ジョブ残り枚数の方が多ければ、切り替え要否判定部64は排紙先を第3の排紙装置70に切り替える必要があると判断する。
この場合、切り替え先である第3の排紙装置70の昇降台71を最上昇位置まで上昇させる(ステップS45)。なお、昇降台71がもともと最上昇位置にあるときには、昇降台71は上昇させない。また、電源状態検出部63が第3の排紙装置70の電源がオフになっていることを検出したときには、第3の排紙装置70の電源をオンにする。
そして、第2の排紙装置4に最大積載枚数の用紙が排紙されたときに、排紙先を第3の排紙装置70に切り替える(ステップS46)。従って、最大積載枚数間近のときに昇降台71を最上昇位置まで上昇させるため、排紙先が第3の排紙装置70に切り替わったときに、即時に第3の排紙装置70に排紙を行うことが可能になる。
第2の排紙装置4に最大積載枚数の用紙が排紙されたときに、昇降台71を最上昇位置まで上昇させる場合には、上昇時間という待ち時間が生じる。このため、生産性の低下を招来する。
第2の実施形態では、第2の排紙装置4に排紙された用紙が最大積載量より前の最大積載量間近のタイミングで昇降台71を上昇させる制御を行っているため、待ち時間(上昇時間)を生じなくなる。つまり、第2の排紙装置4に排紙を行っている排紙時間に昇降台71の上昇時間をオーバラップさせているため、第2の排紙装置4の排紙終了後、直ちに第3の排紙装置70に排紙先を切り替えることができる。
なお、第2の実施形態においても、昇降台71を昇降させるときに、第3の排紙装置70の電源がオフの場合には、電源をオンにしてから、昇降台71を昇降させる。第1の実施形態では、第2の排紙装置4の電源をオフからオンにする制御を行っていたが、第2の実施形態では、第2の排紙装置4の電源がオンの場合にも適用される。つまり、最大積載量間近のタイミングで第2の排紙装置4の電源がオンの場合には、昇降台71の上昇制御を行う。
第1の実施形態では、排紙を行っている排紙装置の排紙時間に排紙を行っていない排紙装置の電源復旧時間をオーバラップさせることで、待ち時間を生じなくてしていた。第2の実施形態では、排紙を行っている排紙装置の排紙時間に排紙を行っていない排紙装置の昇降台の上昇時間をオーバラップさせることで、待ち時間を生じなくしている。
電源復旧も昇降台の上昇も、何れも排紙を行っていない排紙装置を稼動させるための準備を行う動作になる。従って、排紙を行っている排紙装置の排紙時間に排紙を行っていない排紙装置を稼動させるための準備時間をオーバラップさせることで、待ち時間を生じなくすることができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、この第2の実施形態では、昇降台71を最上昇位置まで上昇させていた。これは、第3の排紙装置70の排紙位置(排紙口)が最上昇位置にあるためである。この点、第3の排紙装置70の排紙位置が昇降台71の最上昇位置でない場合には、昇降台71の最上昇位置よりも低い排紙位置まで昇降台71を上昇させるようにしてもよい。要は、昇降台71を上昇させる位置は、最上昇位置に限らず、第3の排紙装置70の排紙位置(排紙口)であればよい。
1 画像形成装置
2 プリンタ
3 第1の排紙装置
4 第2の排紙装置
51 第1のセンサ
52 第2のセンサ
53 第3のセンサ
60 制御部
61 演算部
62 センサ情報認識部
63 電源状態検出部
64 切り替え要否判定部
65 電源制御部
66 排紙先切り替え部
67 下降量記憶部
68 印刷枚数計数部
70 第3の排紙装置
71 昇降台
72 昇降台制御部

Claims (4)

  1. 複数の排紙装置を有する画像形成装置であって、
    前記排紙装置のうち連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量を超えて排紙を行う前に、排紙を行っていない排紙装置が稼動できる状態になるまでの時間と前記連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量に達するまでの排紙枚数とに基づいて、前記排紙を行っていない排紙装置が稼動する準備を開始させるように制御する制御部、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記排紙を行っていない排紙装置の電源がオフになっているか否かを検出する電源状態検出部と、
    前記電源がオフになっているときに、前記準備を開始させるタイミングで前記電源をオンにする制御を行う電源制御部と、
    前記電源制御部が前記電源をオンにし、且つ前記連続排紙を行っている排紙装置が最大積載量の排紙を行ったときに、前記排紙を行っていない排紙装置に排紙先を切り替える排紙先切り替え部と、
    を備えた請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、さらに
    前記連続排紙を行っている排紙装置が前記最大積載量以下の所定の積載量を検知した場合、前記時間と前記連続排紙を行っている用紙の用紙サイズとに基づいて、前記タイミングを演算する演算部、
    を備えた請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記排紙を行っていない排紙装置は、昇降台を昇降動作させることにより用紙を排出可能に構成される排紙装置であって、
    前記制御部は、
    前記排紙を行っていない排紙装置が稼動できる状態になるまでの時間に基づいて、前記排紙を行っていない排紙装置に前記準備を開始させるタイミングを演算する演算部と、
    前記演算部が演算したタイミングで前記排紙を行っていない排紙装置の昇降台を上昇させる制御を行う昇降台制御部と、
    前記昇降台が排紙位置に到達したときに、前記排紙を行っていない排紙装置に排紙先を切り替える排紙先切り替え部と、
    を備えた請求項1記載の画像形成装置。
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