JP2005255318A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トレイの切換時間を短縮して生産性を上げることのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 排紙口36から排出されたシートを積載する積載位置及び排紙口36の上方の退避位置に移動可能な第1トレイ18aの下方に第2トレイ18bを設け、第1トレイ18aが退避位置に移動したとき第2トレイ18bを積載位置に移動させる。また、待機位置にある第1トレイ18aが積載位置に移動した際、第2トレイ18bを初期位置よりも上方の位置で待機させることにより、第1トレイ18aから第2トレイ18bへの切換時間を短縮することができる。また、シートが積載されるに連れて下降する第1トレイ18aに応じて第2トレイ18bを第1トレイ18aとの間隔を一定に保ちながら下降させることにより、第1トレイ18aにシートが積載されても、第2トレイ18bとの接触及び満載誤検知を避けることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 排紙口36から排出されたシートを積載する積載位置及び排紙口36の上方の退避位置に移動可能な第1トレイ18aの下方に第2トレイ18bを設け、第1トレイ18aが退避位置に移動したとき第2トレイ18bを積載位置に移動させる。また、待機位置にある第1トレイ18aが積載位置に移動した際、第2トレイ18bを初期位置よりも上方の位置で待機させることにより、第1トレイ18aから第2トレイ18bへの切換時間を短縮することができる。また、シートが積載されるに連れて下降する第1トレイ18aに応じて第2トレイ18bを第1トレイ18aとの間隔を一定に保ちながら下降させることにより、第1トレイ18aにシートが積載されても、第2トレイ18bとの接触及び満載誤検知を避けることができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像形成された後のシートを複数のトレイに積載するようにしたものに関する。
従来、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成された後の複写用紙等のシートに対する綴じ処理等に要する手間を軽減するため、画像形成された後のシートを順次装置内に取り込み、このシートに対して綴じ処理、穿孔処理等を選択的に施すようにしたシート処理装置を備えたものがある。
ここで、このようなシート処理装置においては、シートに綴じ処理等を施すためのシート処理機構の他、シートを多数枚積載するための複数、例えば2枚のスタックトレイを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、このように2枚のスタックトレイを備えた場合には、例えば上部のスタックトレイにシートを積載した後、この上部のスタックトレイをシート排出口より上方に移動し、この後、下部のスタックトレイにシートを積載するようにしている。
ところで、このような複数のスタックトレイを備えた従来のシート処理装置において、排出トレイを上部のスタックトレイから下部のスタックトレイに切り換える場合、それまで初期位置であるHP(ホームポジション)に位置していた下部のスタックトレイを、排紙口下方の所定の積載位置まで移動させるようにしている。しかし、このように下部のスタックトレイをHPから積載位置まで移動させるまでに時間がかかり、生産性が落ちるという問題があった。
なお、下部のスタックトレイをHPより上方の位置で待機させることにより積載位置までの距離を短くした場合には、下部のスタックトレイの移動時間は短くなるが、この場合、上部のスタックトレイとの間隔が狭くなる。
このため、シートが積載されるに連れて上部のスタックトレイが徐々に下降すると、下部のスタックトレイをHPで待機させていた場合に比べ、下部のスタックトレイに短時間で接触する、もしくは上部のスタックトレイの下降量が制限されるため満載を誤検知して積載を停止させてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、トレイの切換時間を短縮して生産性を上げることのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート処理装置において、排紙口から排出されたシートを積載する積載位置及び前記排紙口の上方の退避位置に移動可能な第1トレイと、前記第1トレイの下方に設けられ、初期位置から前記積載位置の間を移動可能で、かつ前記第1トレイが前記退避位置に移動したときに前記積載位置に移動することが可能な第2トレイと、を備え、前記退避位置にある前記第1トレイが積載位置に移動した際、前記第2トレイを前記初期位置よりも上方の位置で待機させるようにしたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記第1トレイはシート積載量に応じて下降し、前記第2トレイは前記第1トレイが下降する際、該第1トレイとの間隔を一定に保ちながら下降することを特徴とするものである。
また本発明は、前記第1トレイとの間隔は、前記第2トレイのシート積載状態に応じて設定されることを特徴とするものである。
また本発明は、前記第2トレイのシート積載状態を検知する積載状態検知手段を備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記積載状態検知手段は、前記第2トレイ上のシート積載枚数、シートの有無、或は前記第2トレイの積載高さの少なくとも一つを検知するものであることを特徴とするものである。
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部を備えた装置本体と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する上記の何れかに記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記積載状態検知手段が検知した前記第2トレイのシート積載状態に応じて前記第2トレイを、前記第1トレイとの間隔を一定に保ちながら下降させる制御手段を前記装置本体、又は前記シート処理装置に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、退避位置にある第1トレイが積載位置に移動した際、第2トレイを初期位置よりも上方の位置で待機させることにより、第1トレイから第2トレイへの切換時間を短縮することができ、生産性を上げることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の概略構成を示す図である。
同図において、Aは複写機本体、Bは複写機本体Aの側部に設けられたシート処理装置(フィニッシャ)である。また、1は複写機本体Aの上部に装着された原稿給送装置であり、この原稿給送装置1から自動給送された原稿の情報は、スキャナ部2によって光学的に読み取られた後、デジタル信号として画像形成部3へ送信されて普通紙やOHPシート等のシートに記録されるようになっている。
また、同図において、4は複写機本体Aの下部に装着され、各種サイズのシートを収納する複数のシートカセットであり、このシートカセット4に収納されたシートは搬送ローラ5によって画像形成部3に搬送される。
そして、このように画像形成部3に搬送されたシートには、スキャナ部2で読み取った情報に基づき光照射部3aから照射されたレーザ光により、感光体ドラム3b上に形成された潜像を現像して形成されたトナー画像が転写される。また、このようにトナー画像が転写された後、このシートは定着部6へ搬送され、この定着部6によって加熱及び加圧されることによりトナー画像が永久定着される。
さらに、このようにトナー画像が永久定着されたシートは、片面記録モードの場合はシート処理装置Bへと送り込まれ、両面記録モードの場合はスイッチバックによって再送パス7へ搬送された後、再度画像形成部3へ搬送される。そして、この画像形成部3において裏面に画像が形成された後、シート処理装置Bへと送り込まれるようになっている。
一方、図2はシート処理装置Bの概略構成を示す図である。ここで、本実施の形態において、このシート処理装置Bは、シートを排出するに際し、通常の排出モードの他に、少なくともステイプルモードに応じた排出処理を可能とするものである。なお、このステイプルモードは各部数毎にシートをソートして排出する際、ステイプルトレイ12にシート束を積載整合した後、これをステイプルユニット42によって針止めし、各部数毎に綴じて排出する動作モードである。
また、このシート処理装置Bは、シート排出に際しては、シートを一枚ずつ排出する通常の排出制御の他に、二枚のシートを同時に排出可能な二枚排出制御が可能となっている。なお、この二枚排出制御は、複写機本体Aからシート処理装置Bに送られてきたシートをバッファパス14に滞留させ、次に排出されてくるシートと重ねて二枚同時に排出する動作制御である。
同図において、10は第1搬送ローラ、15は第2搬送ローラ、16は上流排出ローラ対、17は下流排出下及び上ローラ17a,17bから成る下流排出ローラ対であり、通常モードにあっては、複写機本体Aからシート処理装置Bに排出されたシートPは、第1搬送ローラ10、第2搬送ローラ15、上流排出ローラ対16及び下流排出ローラ対17を経てスタックトレイ18a,18bに排出されるようになっている。
ところで、前述した二枚排出制御にあっては、図3に示すようにバッファパス14内に待機している先行シートP2の先端と複写機本体Aから排出された後行シートP3との先端のズレ量が一定となるように搬送する必要がある。このため、例えば後行シートP3が進入センサ27の位置を通過したとき、或いは後行シートP3が進入センサ27を通過してから所定クロック経過後にバッファローラ23の回転を開始するようにしている。
言い換えれば、ズレ量を一定とするためには、バッファローラ23は後行シートP3が進入センサ27の位置を通過するか、或いは後行シートP3が進入センサ27を通過してから所定クロック経過後まで停止していなければならない。このことから、バッファローラ23と第1搬送ローラ10とは別々の駆動源により駆動する必要がある。
また、ステイプルモードの時には、複写機本体Aの生産性を落とさないよう複写機本体AからシートPが排出された後、このシートPの搬送速度を増速して後行シートとの紙間を広げ、ステイプルする時間を稼ぐようにしているが、このような構成の場合、第1搬送ローラ10の駆動源を他のローラの駆動源と共通にするとシートPの搬送速度を増速し終わる前に後行シートが第1搬送ローラ10に到達し、シート搬送速度を増速するメリットが無くなる。このため、第1搬送ローラ10は単独の駆動源により駆動する必要がある。
そこで、本実施の形態においては、ズレ量が一定となるよう、またステイプルする時間を稼ぐことができるよう同図に示すように第1搬送ローラ10は専用の駆動源である搬送モータ211により駆動するようにしている。なお、下流排出ローラ対17は駆動モータ208により、また第2搬送ローラ15、上流排出ローラ対16、バッファローラ23は共通の駆動源である排出モータ205により駆動するようにしている。
一方、複写機本体Aから送り込まれた後、排紙されるシート、或いは選択的にステイプルされたシートを積載するスタックトレイ18は複数、本実施の形態においては、図2に示すように上下2つ設けられている。
ここで、これら2つのスタックトレイ18a,18bは、それぞれスタックトレイ18a,18bをシート処理装置B1に対し所定角度、例えば30°で支える支持フレーム19a,19bを備えている。なお、これら支持フレーム19a,19bの上下端部には、それぞれ支持コロ21が回転自在に軸支されている。
そして、これら支持フレーム19a,19bを、シート処理装置本体B1に設けられた上下方向に延びる摺動レール220に摺動自在に取り付けることにより、2つのスタックトレイ18a,18b(以下、上部トレイ及び下部トレイという)は、シート処理装置本体B1にそれぞれ上下方向に移動可能に保持されるようになっている。
さらに、上部トレイ及び下部トレイ18a,18bは、その内部にある移動手段として例示される上側および下側スタッカモータ209a,209b(両方のモータを総称してスタッカモータ209という。)の正逆転駆動をピニオンギヤ225により、シート処理装置本体B1に設けられた支柱37の一部に形成されているラック部37aに伝達することで上下動(昇降)することができるようになっている。
なお、このスタッカモータ209の軸上には、図4に示すスタッカモータエンコーダ226が取付けられており、このスタッカモータエンコーダ226からの信号に基づき後述するCPU200は上側および下側スタッカモータ209a,209bの駆動制御を行い、上部トレイ18a及び下部トレイ18bの移動距離、移動速度を制御するようにしている。これにより、第1トレイである上部トレイ18a及び第2トレイである下部トレイ18bはそれぞれ自在に昇降することができる。
なお、図4は、本実施形態のシート処理装置Bの制御ブロック図であり、200は、装置全体を制御する制御手段として例示する中央演算装置(以下、CPUという)である。CPU200は、図5に示す制御手順に対応する制御プログラムおよび制御情報等を内臓のメモリに記憶し、詳細は後述するが、電気的に接続されている各種センサからの信号および複写機本体Aからの情報信号に基づき制御プログラムを実行し、電気的に接続されている各種ソレノイド、各種モータ等を制御している。
なお、本実施の形態ではCPU200をシート処理装置Bに設ける構成にしたが、複写機本体A設ける構成にして直接前述各種ソレノイド、各種モータ等を制御しても良い。
一方、シート、或いはステイプルされたシート束を上部及び下部トレイ18a,18bに排紙するための排出口36を選択的に開閉する揺動ガイド20には上部及び下部トレイ18a,18b上に積載されたシート(束)の最上面を検知する測距センサ54が設けられており、この測距センサ54により排出口36を塞がない位置に上部及び下部トレイ18a,18bを移動することが可能となる。
ここで、この測距センサ54は赤外線などの光線を上部及び下部トレイ18a,18bに積載されたシート(束)に照射する発光部と、シート(束)にて反射した光線を受光する受光部とを有しており、この反射光の角度を測ることにより上部及び下部トレイ18a,18bの位置検知、或は積載シート高さ検知を行い、この検知信号をCPU200に出力するようにしている。そして、CPU200は、この検知信号に基づいて制御プログラムを実行し、スタッカモータ209を駆動し、上部及び下部トレイ18a,18bを昇降させるようにしている。
なお、この他にもCPU200には、図4に示すように進入センサ27、バッファセンサ26、排出センサ29、トレイ近接センサ55、スタックセンサ53、上部トレイ紙有り検知センサ227及び下部トレイ紙有り検知センサ228からの各種検知信号及び複写機本体Aに設けられた不図示の操作部からのシート排出枚数信号等が入力されるようになっている。
そして、これらの信号に基づいてCPU200は、各ドライバD1〜D11を介して、図2に示すシートをバッファパス14に選択的に進入させるための第1及び第2フラッパ22,25を切り換える第1及び第2フラッパソレノイド202,203、バッファローラ23、上流排出ローラ対16及び不図示のパドル等を回転させる排出モータ205、パドルソレノイド206、不図示のサイドガイドをスライド移動させるサイドガイドモータ207、揺動ガイド20の揺動や下流排出ローラ17aの正逆回転駆動を行う駆動モータ208、第1搬送ローラ10を駆動する搬送モータ211、上側及び下側スタッカモータ209a,209b、ステイプラ13の綴じや針の送りを行うステイプラモータ210、ステイプルユニット42の位置移動を行うステイプルスライドモータ212等の制御を行っている。
さらに、CPU200は各モータ205,207,208,209a,209b,210,211,212等に対し、それぞれ制御入力パルス、あるいは回転量を検出するエンコーダコーダ入力によって移動量、速度等を制御している。
ところで、本実施の形態において、上部トレイ18aは排紙口36から排出されたシートを積載する積載位置と排紙口36の上方の退避位置に移動可能となっており、上部トレイ18aの下方に設けられ、HP(初期位置)から積載位置の間を移動可能な下部トレイ18bにシートを積載する場合には上部トレイ18aを退避位置に移動させた後、下部トレイ18bを積載位置に移動させるようにしている。また、退避位置に移動している上部トレイ18aにシートを積載する場合には上部トレイ18aを退避位置から積載位置まで下降させるようにしている。
ここで、本実施の形態においては、このように上部トレイ18aを積載位置まで下降させた際、下部トレイ18bをHP、例えば図2に示す最下方位置まで下降させることなく、HPより上方の上部トレイ18aから所定距離だけ離れた位置で待機させるようにしている。
そして、このように下部トレイ18bをHPまで下降させることなく、HPよりも上方の上部トレイ18aから所定距離だけ離れた位置で待機させることにより、再度下部トレイ18bにシートを積載する場合、下部トレイ18bが積載位置まで移動する際の移動時間、即ちトレイの切換時間を短縮するようにしている。
次に、このような本発明の実施の形態における下部トレイ18bの位置制御について図4、図5、図6および図7を用いて説明する。
今、下部トレイ18bがシートを積載する位置にあり(S1)、この状態で上部トレイ18aを積載位置まで下降させる場合、それまで下部トレイ18bにシートを積載するよう制御していた制御手段として例示するCPU200は、上部トレイ18aへシートを積載するよう上部トレイ18aをシート積載位置まで下降させるトレイ切換制御を行う(S2)。
また、積載状態検知手段の一例である測距センサ54により下部トレイ18bのシート積載状態(本実施の形態においては、シート積載高さ)を検知する(S3)。次に、このように検知したシート積載高さに対応した図7に示す値Cと、上部トレイ18aに設けられたトレイ近接センサ55が下部トレイ18bへの近接を検知する距離よりも所定量だけ長い距離αとを比較する。
なお、この距離αは、例えばユーザがトレイ近接センサ55に邪魔されること無く、下部トレイ18bに積載されたシートを取り出すことのできる距離である。また、シート積載高さに対応した値Cは、下部トレイ18bに積載されたシートにトレイ近接センサ55が当接することがないようすることができる値(距離)である。
そして、C<αの場合(S4のY)、CPU200は、スタッカモータエンコーダ226からの信号に基づき、例えば積載位置まで下降した上部トレイ18aとの距離がαとなるように下部トレイ18bを移動させる。
ここで、本実施の形態において、この場合の下部トレイ移動制御としては、下部トレイ18bを一旦、例えば図6の破線で示すHPに戻した後、積載位置に移動した上部トレイ18aとの距離がαとなるようにHPから距離Lだけ上昇させるようにしている。
なお、下部トレイ移動制御としては、この他、上部トレイ18aと共に下部トレイ18bを下降させ、この後、シート積載位置まで下降した上部トレイ18aとの距離がαとなるように下部トレイ18bを上昇させる等の制御があるが、要は上部トレイ18aが積載位置に移動した後、シートが排出されるまでに下部トレイ18bが上部トレイ18aとの距離がαとなる位置に移動するような制御であれば良い。
一方、C>αの場合には(S4のN)、上部トレイ18aと下部トレイ18bの距離がCとなる位置、即ち図7のAで示す、下部トレイ18bのHPから(L−C)だけ上昇した位置に下部トレイ18bを待機させる(S6)。
次に、このように距離α、或は値Cに応じた位置に下部トレイ18bを待機させた後、上部トレイ18aにシートを積載する(S7)。そして、この後、所定のタイミングで測距センサ54により上部トレイ18aの積載量を検知する(S8)。
ここで、シート積載量に応じて下降する上部トレイ18aの積載量をDとすると(S9)、上部トレイ18aは、この積載量D分だけ下降しているので、これに伴い下部トレイ18bを上部トレイ18aの積載量Dに応じて(L−C−D)の位置、或は(L−D)の位置に移動させる(S10)。これにより、下部トレイ18bを、上部トレイ18aとの距離を一定に保ちながら下降させることができる。
なお、このように上部トレイ18aの積載量Dを検知することにより、積載時中に(S11のY)、上部トレイ18aのシートが取り除かれた場合、即ちD=0となった場合、積載状態検知手段の一例である上部トレイ紙有り検知センサ227からの信号に基づきCPU200は、下部トレイ18bを上部トレイ18aとの間隔が積載量D分だけ狭くなる位置まで上昇させる。
ここで、このように上部トレイ18aが積載位置に移動した際、下部トレイ18bを上部トレイ18aよりもHPからL、或はL−Cだけ上昇した位置に待機させ、かつシートが積載された上部トレイ18aが下降した場合でも、上部トレイ18aの下降量と同じ量だけ下部トレイ18bを下降させることにより、即ち、下部トレイ18bの待機位置をHPよりも上方とすることにより、積載トレイの切換が発生した場合、下部トレイ18bは最短時間で積載位置に移動することができる。これにより、下部トレイ18bのトレイ切換の時間を短縮することができ、生産性を上げることができる。
また、上部トレイ18aの下降に伴って下部トレイ18bを下降させることにより、下部トレイ18bの待機位置をHPよりも上方とした場合でも、上部トレイ18aと下部トレイ18bとの接触を防ぐことができると共に、満載誤検知を避けることができる。
なお、これまでの説明においては、各トレイ18a、18bの移動距離を積載高さで制御しているが、本発明は、これに限らず、シートの有り無しを含むシート積載枚数及び積載部数によって制御してもよい。また、値Cは積載方法や用紙カール方向によって微調整することも可能である。
さらに、これまでの説明においては、シート処理として綴じ処理を行うシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の場合を例にあげて述べてきたが、本発明はこれに限らずシート処理として穿孔処理を行うものにも適用することができるのは言うまでもない。また、これまでは2つのトレイを備えたシート処理装置について述べてきたが、3つ以上のトレイを備えたものにも適用することができるのは言うまでもない。
3 画像形成部
18a 上部トレイ
18b 下部トレイ
36 排出口
54 測距センサ
55 トレイ近接センサ
200 CPU
209a 上側スタッカモータ
209b 下側スタッカモータ
226 スタッカーエンコーダ
227 上部トレイ紙有り検知センサ
228 下部トレイ紙有り検知センサ
A 複写機本体
B シート処理装置
18a 上部トレイ
18b 下部トレイ
36 排出口
54 測距センサ
55 トレイ近接センサ
200 CPU
209a 上側スタッカモータ
209b 下側スタッカモータ
226 スタッカーエンコーダ
227 上部トレイ紙有り検知センサ
228 下部トレイ紙有り検知センサ
A 複写機本体
B シート処理装置
Claims (7)
- 排紙口から排出されたシートを積載する積載位置及び前記排紙口の上方の退避位置に移動可能な第1トレイと、
前記第1トレイの下方に設けられ、初期位置から前記積載位置の間を移動可能で、かつ前記第1トレイが前記退避位置に移動したときに前記積載位置に移動することが可能な第2トレイと、
を備え、
前記退避位置にある前記第1トレイが積載位置に移動した際、前記第2トレイを前記初期位置よりも上方の位置で待機させるようにしたことを特徴とするシート処理装置。 - 前記第1トレイはシート積載量に応じて下降し、前記第2トレイは前記第1トレイが下降する際、該第1トレイとの間隔を一定に保ちながら下降することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
- 前記第1トレイとの間隔は、前記第2トレイのシート積載状態に応じて設定されることを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
- 前記第2トレイのシート積載状態を検知する積載状態検知手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のシート処理装置。
- 前記積載状態検知手段は、前記第2トレイ上のシート積載枚数、シートの有無、或は前記第2トレイの積載高さの少なくとも一つを検知するものであることを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。
- 画像形成部を備えた装置本体と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する前記請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記積載状態検知手段が検知した前記第2トレイのシート積載状態に応じて前記第2トレイを、前記第1トレイとの間隔を一定に保ちながら下降させる制御手段を前記装置本体、又は前記シート処理装置に設けたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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JP2015009916A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
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2004
- 2004-03-10 JP JP2004068174A patent/JP2005255318A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |