JP2006106219A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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徹也 寺田
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Abstract

【課題】 電源投入後、初期設定動作に要する時間を短縮することのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 電源投入後、複数のモードを実行するために行われるそれぞれの初期設定動作を監視手段S202,S204,S206により監視すると共に、複数のモードのうち選択手段S201,S203,S205により選択されたモードに応じた初期設定動作を選択する。そして、信号出力手段は、選択された初期設定動作が終了したことを示す監視手段S202,S204,S206からの監視結果に基づいて初期設定動作完了信号を出力する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に電源を投入してから画像形成動作を開始するまでに要する時間を短縮するための構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機器等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に、画像形成装置本体から排出されるシートに対して綴じ処理等の処理を施すシート処理装置を設けるようにしたものがある。
そして、このようなシート処理装置としては、画像形成装置本体から排出されたシートを処理トレイに積載し、積載されたシートを整合した後、このシート(束)に綴じ処理等の処理を施すと共に、処理が施されたシートをスタックトレイに排出するようにしている(特許文献1参照)。
特開平9−48549号公報
ところで、このような従来のシート処理装置においては、従来、電源投入後、イニシャル動作(初期設定動作)が必要なものは全てイニシャル動作を行い、それら全てのイニシャル動作が終了してからイニシャル動作完了を画像形成装置に通知し、画像形成装置から画像形成されたシートを受け取るようにしている。つまり、全てのイニシャル動作が終了するまではシートを受け取る事ができないようになっている。
このため、例えば起動時間が短縮されている近年の画像形成装置に、このような従来のシート処理装置を設けた場合、画像形成装置はシート処理装置のイニシャル動作が終了するまでは画像形成動作を行うことができず、システム全体の画像形成動作開始時間が遅くなるという問題があった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、電源投入後におけるイニシャル動作(初期設定動作)に要する時間を短縮することのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを処理する複数のモードを有するシート処理装置において、電源投入後、前記複数のモードを実行するために行われるそれぞれの初期設定動作を監視する監視手段と、前記監視手段による監視結果に基づいて初期設定動作完了信号を出力する信号出力手段と、前記複数のモードのうち選択されたモードに応じた初期設定動作を選択する選択手段と、を備え、前記選択手段により選択された初期設定動作が終了したことを示す前記監視手段からの監視結果に基づいて前記信号出力手段は前記初期設定動作完了信号を出力することを特徴とするものである。
また本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する上記のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート処理装置に前記複数のモードのうち選択されたモードを通知するモード通知手段を備えると共に、前記信号出力手段から前記初期設定動作完了信号が入力され、入力された該初期設定動作完了信号に応じて画像形成動作を開始することを特徴とするものである。
また本発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理すると共に、前記シートを処理する複数のモードを有するシート処理装置とを備えた画像形成装置において、電源投入後、前記複数のモードを実行するために行われるそれぞれの初期設定動作を監視する監視手段と、前記監視手段による監視結果に基づいて初期設定動作完了信号を出力する信号出力手段と、前記複数のモードのうち選択されたモードに応じた初期設定動作を選択する選択手段と、を備え、前記選択手段により選択された初期設定動作が終了したことを示す前記監視手段からの監視結果に基づいて前記信号出力手段は前記初期設定動作完了信号を出力することを特徴とするものである。
また本発明は、前記複数のモードのうち選択されたモードを通知するモード通知手段を備えると共に、前記信号出力手段からの初期設定動作完了信号に応じて画像形成動作を開始することを特徴とするものである。
本発明によれば、電源投入後、複数のモードを実行するために行われるそれぞれの初期設定動作のうち、選択された初期設定動作が終了したときに初期設定動作完了信号を出力することにより、初期設定動作を必要最低限しか行わないようにすることができ、これにより電源投入後における初期設定動作に要する時間を短縮することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を説明する図であり、同図に示すように複写機Eは複写機Eの本体(以下、装置本体という)Aにシート処理装置Bを接続して構成されている。
ここで、複写機Eは装置本体上部に装着された原稿給送装置1から自動給送した不図示の原稿を光学手段2によって光学的に読み取り、この後、この情報をデジタル信号として画像形成部3へ送信して普通紙やOHPシート等のシートに画像を形成するものである。
なお、装置本体Aの下部には各種サイズのシートPを収納したシートカセット4が装着され、このシートカセット4から搬送ローラ5によって搬送されたシートPに対して画像形成部3において電子写真方式によって画像を形成するようになっている。
具体的には、光学手段2で読み取った情報に基づいて光照射部3aからレーザ光を感光体ドラム3bに照射して潜像を形成し、この潜像をトナーによって現像して感光体ドラム上にトナー画像を形成する。そして、この後、このトナー画像をシートPに転写し、これを定着手段6へ搬送して熱及び圧力の印加によって永久定着する。
この後、片面記録モードの場合は、シートPをシート処理装置Bへと送り込み、両面記録モードの場合はスイッチバックによって再送パス7へ搬送し、片面に画像を形成したシートPを再度画像形成部3へ搬送して他面に画像を形成し、この後、シート処理装置Bへと送り込むものようにしている。なお、シートPの給送はシートカセット4からだけでなく、マルチトレイ8からも可能となっている。
一方、シート処理装置Bは、装置本体Aで画像が形成されたシートを部数毎にソート、或はステイプル処理が可能なフィニッシャユニットCと、複数枚のシートを綴じて折り込み製本可能なステッチャユニットDとを有している。
ここで、フィニッシャユニットCは、シートを排出するに際し、通常の排出モード、ソートモードの他に、オフセットモード、ステイプルモード等の各モードに応じた排出処理を行うようになっている。
なお、ステイプルモードはシートを各部毎にソートして排出する際に、ステイプルトレイ38に積載整合してシート束を形成し、このシート束をステイプラ13によって針止めし、各部毎に綴じて排出する動作モードである。なお、ステイプルについては手前側、奥側、2カ所綴じを選択できる。
また、オフセットモードは、シートを各部毎にソートしてスタックトレイ18に排出する場合、各部の1枚目のシートが排出される際、1枚目のシートPを所定量シートPの幅方向(シートPの搬送方向と直交する方向)へ位置をずらし、各部の2枚目以降のシートPを通常排出することによって、各部のシートPの境界が目視によって分かるように、シートPを排出する動作モードのことである。
そして、このようなフィニッシャユニットCにおいて、通常モードの場合は、装置本体Aから排出されたシートPは、図2に示す搬送ローラ15で搬送された後、上流排出ローラ対16a,16b及び下流排出ローラ対17a,17bにより、スタックトレイ18に排出される。
ここで、本実施の形態においては、シート積載手段の一例として3つのスタックトレイ18を備えている。そして、これら各スタックトレイ18は、図3に示すようにトレイフレーム57に各々固定されることによりトレイユニット58を構成し、このトレイユニット58がフィニッシャユニットCのフィニッシャフレーム59に対して上下動(昇降)することにより、3つのスタックトレイ18も一体的に上下動(昇降)できるようになっている。
なお、このトレイユニット58の上下動、即ち、3つのスタックトレイ18の上下動は、スタッカモータ209の正逆転駆動をピニオンギア225によりトレイユニット58の一部に設けたラック部58aに伝達することで行われる。
また、下流側排出ローラ対17は、後述する図5に示すシート排出駆動モータ40によって回転する駆動ローラ17bと、駆動ローラ17bに対して接離可能な従動ローラ17aとにより構成されると共に、駆動ローラ17bと従動ローラ17aのニップは、図4に示すようにシート排出口36に臨むようになっている。
なお、図4において、31は不図示のユニット本体に対して回動軸31aを中心に揺動可能な揺動ガイドであり、この揺動ガイド31の揺動端に従動ローラ17aが回転自在に取り付けられている。そして、この揺動ガイド31が上方に揺動すると、従動ローラ17aが駆動ローラ17bから離間するように構成されている。
そして、ソート排出の場合は、複数のスタックトレイ18を、シートPの排出口36に順次昇降させることによって、下流排出ローラ対17a,17bによって、シートPを各部毎にソートした状態で排出することができるようになっている。
また、オフセットモード及びステイプルモードの場合には、1個のスタックトレイ18に対してオフセット処理、或いはステイプル処理してソート状態で排出することが可能である。更に、割り込みモードの場合には、スタックトレイ18に排出することなく、図1に示す上部トレイ19に排出することもできるようになっている。
さらに、図4において、34はステイプルトレイ38の前方に上下移動可能に設けられたスノコシャッタであり、このスノコシャッタ34は、スタックトレイ18のうち、最上段のスタックトレイ18aがシートPを積載して移動する際には、上昇して図4の(a)のFで示す斜線部を閉じてスタックトレイ18aからシートPが落下してくるのを防止し、またスタックトレイ18にシートPを排出する際には束排出手段である下流排出ローラ対17a,17b(の駆動ローラ17b)より下方に移動してシートPの排出を妨げないように構成されている。
また、30は、スノコシャッタ34aをロックするストッパであり、図4の(b)に示すようにスノコシャッタ34aが上昇した際、回動軸30aを支点として回動し、スノコシャッタ34の溝部34aと嵌合してスノコシャッタ34aをロックするようになっている。
これにより、スノコシャッタ34aを、排出口36を塞ぐ位置に保持することができ、最上段のスタックトレイ18aが排出口36を通過する際に、積載されたシートPが排出口36に逆流するのを防ぐことができる。なお、このストッパ30は、シートPを排出する場合には、図4の(a)に示すY方向に回動してスノコシャッタ34のロックを解放するようになっている。
また、27a、27bはフィニッシャユニットCの側壁面に設けられた上部スノコガイド及び下部スノコガイドであり、この上部スノコガイド27a及び下部スノコガイド27bはスタックトレイ18に積載されたシートPの傾斜端部に当接し、排出されたシートPの上流側への逆流を防止又は支持するようにしている。
一方、シート処理装置Bの図1に示すステッチャユニットDは、装置本体Aから排出されたシートPを案内する縦パス60と、縦パス60により案内されたシートPを束単位で整合するためシートPの下端を受け止めると共に上下方向に移動可能なストッパ62と、整合されたシート束を針綴じするステイプルユニット61と、針綴じされたシート束を2つ折りにして冊子状にする折りユニット63を備えている。
以下に、ステッチャユニットDの動作を概略説明する。
まず、装置本体Aから排出され、縦パス60を通過したシートPの下端をストッパ62により受け止め、この後、シート束を部単位で整合する。次に、このように整合されたシート束を、ステイプルユニット61により、シート長さ方向(シート搬送方向)の中央位置において、例えば、2箇所、針綴じする。なお、綴じ箇所は、2箇所に限定されず、何箇所であってもよい。
この後、綴じ処理が終了すると、ストッパ62が、シート束の綴じ位置が折りローラ78のニップ位置に至るまで下降する。次に、突き板79がシート束を厚み方向に突いて、シート束を折リローラ78のニップに押し込む。そして、このようにシート束が押し込まれると、折りローラ78は、ニップでシート束を挟持搬送して2つ折りに紙、この後、2つ折りされて冊子状になったシート束は、積載トレイ106に排出される。
図5は、このような構成のシート処理装置Bの制御ブロック図である。同図において、200はシート処理装置Bの制御を行う制御手段の一例としてのMPUであり、このMPU200は内部に、後述する図7、図8に示す動作説明に対応するプログラム等を記憶し、それを実行して、シート処理装置内の制御および装置本体Aの不図示の制御部等との通信を行うようになっている。
また、このMPU200には、測距センサ54、スタックセンサ53、下流側排出ローラ対17を駆動するシート排出駆動モータ40、シート排出駆動モータ40の回転数を検知する駆動モータ回転数検知センサ55、スタッカモータ209、スタッカモータクロックセンサ227、トレイユニット58(スタックトレイ18)のホームポジションを検知するトレイホームポジションセンサ229が接続されている。
さらに、MPU200には、不図示の整合部材をシートの幅方向に移動させ、シートの幅方向の整合を行う整合モータ232、整合部材がホームポジションにあるか否かを検知する整合ホームポジションセンサ229、ステイプラ13の綴じ位置移動を行うステイプラ移動モータ230、ステイプラ13がホームポジションにあるか否かを検知するステイプラ移動ホームポジションセンサ231が接続されている。また、MPU200は、装置本体A内の不図示の制御部、各センサ等にも接続されている。
ここで、スタッカモータクロックセンサ227は、既述した図3に示すように駆動手段の一例としてのスタッカモータ209の出力軸上に設けたエンコーダ226のパルス量に応じた回転量を検知するためのものであり、この昇降量検知手段の一例としてのスタッカモータクロックセンサ227によってエンコーダ226の回転量を検知することにより、トレイユニット58(3つのスタックトレイ18)の昇降量を検知することができる。また、トレイホームポジションセンサ228は、図3に示すトレイフレーム57の下部に設けられたトレイユニットフラグ57aの位置を検知するためのものである。
そして、このトレイホームポジションセンサ228によりトレイユニットフラグ57aを検知することにより、トレイユニット58が初期位置であるホームポジションにあることを検知した後、スタッカモータクロックセンサ227によりエンコーダ226の回転量を検知することにより、スタックトレイ18がホームポジションから何パルス分昇降したかが分かるようになっている。
また、測距センサ54は、スタックトレイ18に積載したシート、又はシート束の最上面のレベル検知(高さ検知)を行うためのものであり、図6に示すように揺動ガイド31の上方に設けられている。なお、この測距センサ54は、赤外線などの光線をシート束に照射する発光部と、シート束で乱反射した光線を受光する受光部とを有しており、この反射光の角度を測ってレベル検知を行うようになっている。そして、積載量検知手段の一例が、これらスタッカモータクロックセンサ227と測距センサ54とにより構成される。
次に、スタックトレイ18上の積載シートの高さから積載量を検知・認識する構成について説明する。
MPU200は、装置本体Aからコピー動作を開始する信号を受けると、先ず、トレイホームポジションセンサ228によってトレイユニットフラグ57aを検知することにより、トレイユニット58がホームポジションに位置していることを確認する。そして、このようにトレイユニット58がホームポジションに位置していることを確認した後、スタッカモータ209を始動させて、トレイユニット58を上昇させる。
次に、測距センサ54の検知信号に基づいて所定のスタックトレイ18を下流排出ローラ対17の下方の所定位置に位置決めをする。そして、このように位置決めをした後、スタックトレイ18に下流排出ローラ対17からシートPを排出する。
次に、このようにシートPを排出した後、スタックトレイ18上のシートPの最上面の位置を下流排出ローラ対17から所定量の距離、離れた位置に保つため、スタッカモータ209を逆転させ、スタックトレイ18を、シートP(又はシート束)の積載毎に所定量ずつ下降させる。
なお、MPU200は、このときのスタックトレイ18の位置、即ちスタックトレイ18の昇降量を、スタッカモータクロックセンサ227からの信号に基づき、ホームポジションから何クロック分昇降した位置にあるかを検知(認識)できるようになっている。
以上の構成から、積載状態検知手段の一例である積載状態検知部200Aを備えたMPU200は、スタックトレイ18の位置と、このスタックトレイ18上のシートPの最上面の位置(レベル検知)を確定し、スタックトレイ18上に積載された積載シートの高さから、積載状態検知部200Aにより積載量を認識できるようになっている。
なお、スタックトレイ18上にシートPを排出すると、シートPの後端がフィニッシャユニットCに引っかかって落ち着かない場合がある。このような状態でレベル検知を行うと、正確なレベル検知を行えないことがあることから、本実施の形態においては、シートPが排出されたとき、スタックトレイ18は、一旦、下降してから再び上昇し、シートPがスタックトレイ18上に落ち着くようにしてある。
また、レベル検知を行うタイミングは、スタックトレイ18の上昇時は、次に排出されるシートPに遮られるため、下降時に行っている。しかし下降時は、シートPが落ち着いていない虞がある。このため、MPU200は、測距センサ54によって、所定間隔をおいて2回以上レベル検知動作を行い、連続して誤差範囲内の値を取得した場合に、その値を検知結果として取得するようにしている。また、スタックトレイ18の上昇後の位置は、レベル検知によって得られたデータを基に積載面の高さが常に一定になるように制御されている。
ここで、このようにスタックトレイ18の位置とレベル検知によってスタックトレイ18上に積載されているシートPの積載量を検知し、処理モードやシートサイズによって決められる所定の積載量を越えていると判断される場合は、満載であると認識する。なお、本実施の形態では、積載状態検知部200Aによるシートの高さ満載検知をスタックトレイ18にシートPが所定枚数(例えば5枚)排出されるたびに行うようにしている。
次に、このように構成されたシート処理装置Bの電源投入時におけるイニシャル動作(初期設定動作)について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、電源が投入されると、MPU200は、装置本体Aからのイニシャル動作要求信号により整合モータ232、ステイプラ移動モータ230、シート排出駆動モータ(以下、排出モータという)40のイニシャル動作を開始(スタート)する(S101)。ここで、この際、個々のイニシャル動作は一緒(同時)に行っても良いが、電力や音などを考慮する場合には、まず通常の排出モード、ソートモード等のモード(以下、通常モードという)を行う際に必要になるモータのイニシャルから開始する。なお、本実施の形態では順番にイニシャル動作を行うようにする。
次に、通常モードのイニシャル動作として、排出モータ40を所定数回転させる。なお、この排出モータ40の所定数回転数は、シート処理装置内に残っているシートを確実に排出することができる回転数である。
そして、駆動モータ回転数検知センサ55により排出モータ40が所定数回転したことを確認すると、排出モータ40のイニシャル動作が終了したと判断し(S102のY)、通常モードを実行するために行われるイニシャル動作が終了して通常モード動作が可能となったことを示す通常モード動作可能フラグを立てる(S103)。
次に、オフセットモードのイニシャル動作として整合モータ232のイニシャル動作を開始(スタート)する。ここで、この整合モータ232のイニシャル動作として、まず整合ホームポジションセンサ229からの信号に基づき、整合部材がホームポジションにあるか否かを判断し、ホームポジションにいない場合には整合部材がホームポジションに戻るまで整合モータ232を駆動する。また、整合部材がホームポジションにある場合には、一旦整合部材をホームポジションからずらした後、再度ホームポジションに戻すように整合モータ232を駆動する。
そして、このような整合モータ232のイニシャル動作により、整合部材がホームポジションに移動したことを確認すると、整合モータ232のイニシャル動作が終了したと判断し(S104のY)、オフセットモードを実行するために行われるイニシャル動作が終了してオフセットモード動作が可能となったことを示すオフセットモード動作可能フラグをたてる(S105)。
次に、ステイプルモードのイニシャル動作としてステイプラ移動モータ230のイニシャル動作を開始(スタート)する。ここで、ステイプラ移動モータ230のイニシャル動作として、まずステイプラ移動ホームポジションセンサ231からの信号に基づき、ステイプラがホームポジションにあるか否かを判断し、ホームポジションにいない場合にはステイプラ13がホームポジションに戻るまでステイプラ移動モータ230を駆動する。また、ステイプラ13がホームポジションにある場合には、一旦ステイプラ13をホームポジションからずらした後、再度ホームポジションに戻すようにステイプラ移動モータ230を駆動する。
そして、このようなステイプラ移動モータ230のイニシャル動作により、ステイプラ13がホームポジションに移動したことを確認すると、ステイプラ移動モータ230のイニシャル動作が終了したと判断し(S106のY)、ステイプルモードを実行するために行われるイニシャル動作が終了してステイプルモード動作が可能となったことを示すステイプルモード動作可能フラグをたてる(S107)。これにより、一連のイニシャル動作は終了となる。
ところで、本実施の形態においては、MPU200は、図5に示す装置本体Aに設けられたモード通知手段300からのモード通知信号に基づき、装置本体Aで選択されたモードを確認すると共に、このモードに関するイニシャル動作を監視し、この選択されたモードに対応するイニシャル動作が完了したときに、同図に示す信号出力手段301によりイニシャル動作完了信号を装置本体Aに通知するようにしている。
次に、このようなイニシャル動作監視及びイニシャル動作完了通知動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
MPU200は、モード通知手段300からのモード通知信号が入力されると、まず選択されたモードを確認する。ここで、選択されたモードが通常モードである場合には(S201のY)、通常モード動作可能フラグ(図7のS103参照)がたつまで待機する(S202)。そして、この通常モード動作可能フラグがたったら(S202のY)、信号出力手段301により装置本体Aにイニシャル動作完了信号を通知(出力)する。
なお、このイニシャル動作完了信号が入力されると、装置本体Aは、シート処理装置Bがシートを受け取る状態となったと判断し、画像形成動作を開始する。
また、処理すべきモードが通常モードでなく(S201のN)、オフセットモードである場合には(S203のY)、オフセットモード動作可能フラグ(図7のS105参照)がたつまで待機する(S204)。そして、このオフセットモード動作可能フラグがたったら(S204のY)、装置本体Aにイニシャル動作完了信号を通知(出力)する。
また、処理すべきモードが通常モードでなく(S201のN)、オフセットモードでもなく(S203のN)、ステイプルモードである場合には(S205のY)、ステイプルモード動作可能フラグ(図7のS107参照)がたつまで待機する。そして、このステイプルモード動作可能フラグがたったら(S206のY)、装置本体Aにイニシャル動作完了信号を通知(出力)する。
なお、本実施の形態において、同図に示すS201,S203,S205により、複数のモードのうち選択されたモードに応じたイニシャル動作を選択する選択手段がソフト的に構成される。また、S202,S204,S206により、電源投入後、複数のモードを実行するために行われるそれぞれのイニシャル動作を監視する監視手段がソフト的に構成される。
そして、このように電源投入後、複数のモードを実行するために行われるそれぞれのイニシャル動作のうち、選択されたモードに応じたイニシャル動作を選択し、選択されたイニシャル動作が終了したときに初期設定動作完了信号を出力することにより、イニシャル動作を選択的に必要最低限しか行わないようにすることができ、これにより電源投入後における初期設定動作に要する時間を短縮することができる。
さらに、このようにシートを受け取るための最低限のイニシャル動作が完了した時点でイニシャル動作完了信号を通知することにより、最短時間で画像形成動作を開始することができる画像形成システムを提供することができる。
なお、これまで述べたイニシャル動作において、通常モードであった場合、排出モータ40のイニシャル動作が終了した後、通紙には問題ないため、整合モータ232、ステイプラ移動モータ230のイニシャル動作を続けて行ってもいいが、省電力等を考慮するとその後のイニシャル動作は実施しない方が好ましい。
また、これまでの説明においては、シートを処理するモードとして通常モード、オフセットモード、ステイプルモードを備えたシート処理装置を例に上げたが、その他、製本モード、カッター等の処理モードを備えたシート処理装置においても適用することができる。
さらに、これまでの説明においては、シート処理装置に設けられたMPUにより既述した制御を行うものとしたが、本発明は、これに限らず、選択手段及び監視手段を装置本体側の制御部にソフト的に設け、この装置本体側の制御部により既述した制御を行うようにしても良い。
本発明の実施の形態に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を説明する図。 上記シート処理装置の拡大図。 上記シート処理装置のトレイユニットと、このトレイユニットの駆動部の概略構成を示す斜視図。 上記シート処理装置におけるシャッターの開閉機構及び動作を示す図。 上記シート処理装置の制御ブロック図。 上記シート処理装置における測距センサの構成を説明する図。 上記シート処理装置における電源投入時のイニシャル手順を示すフローチャート。 上記シート処理装置におけるイニシャル動作監視及びイニシャル動作完了通知動作を示すフローチャート。
符号の説明
3 画像形成部
40 シート排出駆動モータ
55 駆動モータ回転数検知センサ
200 MPU
229 整合ホームポジションセンサ
230 ステイプラ移動モータ
231 ステイプラ移動ホームポジションセンサ
232 整合モータ
300 モード通知手段
301 信号出力手段
A 装置本体
B シート処理装置
C フィニッシャユニット
E 複写機
P シート

Claims (5)

  1. シートを処理する複数のモードを有するシート処理装置において、
    電源投入後、前記複数のモードを実行するために行われるそれぞれの初期設定動作を監視する監視手段と、
    前記監視手段による監視結果に基づいて初期設定動作完了信号を出力する信号出力手段と、
    前記複数のモードのうち選択されたモードに応じた初期設定動作を選択する選択手段と、
    を備え、
    前記選択手段により選択された初期設定動作が終了したことを示す前記監視手段からの監視結果に基づいて前記信号出力手段は前記初期設定動作完了信号を出力することを特徴とするシート処理装置。
  2. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する前記請求項1記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記シート処理装置に前記複数のモードのうち選択されたモードを通知するモード通知手段を備えると共に、前記信号出力手段から前記初期設定動作完了信号が入力され、入力された該初期設定動作完了信号に応じて画像形成動作を開始することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理すると共に、前記シートを処理する複数のモードを有するシート処理装置とを備えた画像形成装置において、
    電源投入後、前記複数のモードを実行するために行われるそれぞれの初期設定動作を監視する監視手段と、
    前記監視手段による監視結果に基づいて初期設定動作完了信号を出力する信号出力手段と、
    前記複数のモードのうち選択されたモードに応じた初期設定動作を選択する選択手段と、
    を備え、
    前記選択手段により選択された初期設定動作が終了したことを示す前記監視手段からの監視結果に基づいて前記信号出力手段は前記初期設定動作完了信号を出力することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記複数のモードのうち選択されたモードを通知するモード通知手段を備えると共に、前記信号出力手段からの初期設定動作完了信号に応じて画像形成動作を開始することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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