JP2006103835A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スタックトレイ(シート積載手段)を駆動するモータ(駆動手段)が劣化した場合でも、適切なシートの積載を行うことのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 満載判断手段200によりシート積載手段の満載が判断される前に、シート積載手段の落下が検知された場合、記憶手段205に記憶された満載値を小さな値に変更することにより、駆動手段209が劣化した場合でも、適切なシートの積載を行うことができるようにする。
【選択図】 図5
【解決手段】 満載判断手段200によりシート積載手段の満載が判断される前に、シート積載手段の落下が検知された場合、記憶手段205に記憶された満載値を小さな値に変更することにより、駆動手段209が劣化した場合でも、適切なシートの積載を行うことができるようにする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に昇降可能なシート積載手段の満載を検知する構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機器等の画像形成装置においては、画像形成装置本体に、画像形成装置本体から排出されるシートに対して綴じ処理等の処理を施すシート処理装置を設けるようにしたものがある。
そして、このようなシート処理装置としては、画像形成装置本体から排出されたシートを処理トレイに積載し、積載されたシートを整合した後、このシート(束)に綴じ処理等の処理を施すと共に、処理が施されたシートをスタックトレイに排出するようにしている。
また、このような従来のシート処理装置においては、複数のスタックトレイを備えると共に、各スタックトレイに順次シートを排出する一方、スタックトレイに積載されたシート束が、所定の高さに積載されたか否か、即ちシートが満載であるか否かを、測距センサ及びトレイ位置検知センサ等の検知手段によって検知するようにしている。なお、このときの積載高さの満載値は、あらかじめ決められた一定の値(高さ)である(特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来のシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置において、スタックトレイを駆動するモータが劣化した場合、測距センサの検知による積載高さが満載値に達していなくても、積載されたシート束の負荷でスタックトレイを保持できず、スタックトレイを落下させてしまうおそれがあった。
ここで、このようにスタックトレイが落下した場合、測距センサはスタックトレイに積載されたシートの量(高さ)を少なく判断することから、この後もシートは引き続きスタックトレイに積載されるようになり、スタックトレイの落下が連続して起きる可能性があった。そして、このようなスタックトレイの落下が連続して起きた場合、積載高さの満載値は常に一定値であるため、満載量以上のシートが積載される恐れがある。
また、モータの劣化によりスタックトレイが満載を検知するセンサにより検知される位置まで落下した場合には、スタックトレイが満載状態となっていないのに拘らず、シート処理装置は満載と判断し、シートの排出、或は画像形成装置の画像形成動作を停止してしまい、適切なシートの積載を行うことができないという問題もあった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、スタックトレイ(シート積載手段)を駆動するモータ(駆動手段)が劣化した場合でも、適切なシートの積載を行うことのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、前記シート積載手段のシート積載量を検知する積載量検知手段と、前記積載量検知手段によって検出されたシート積載量及び前記シート積載手段が満載状態となったことを示す満載値をそれぞれ記憶する記憶手段と、前記積載量検知手段で検出したシート積載量と、前記記憶手段に記憶している満載値とを比較し、前記検出したシート積載量が前記満載値を超えた場合、前記シート積載手段が満載であると判断する満載判断手段と、を備え、前記満載判断手段により前記シート積載手段の満載が判断される前に、前記シート積載手段の落下が検知された場合、前記記憶手段に記憶された満載値を小さな値に変更することを特徴とするものである。
また本発明は、前記満載判断手段により前記シート積載手段の満載が判断される前に、前記シート積載手段の落下が検知された場合、前記記憶手段に記憶された満載値を、前記積載量検知手段により検知された、前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート積載手段の昇降量を検知する昇降量検知手段と、前記昇降量検知手段により検知した前記シート積載手段の昇降量に基づいて該シート積載手段の落下を検知する落下検知手段と、を備え、前記落下検知手段により前記積載手段の落下を検知した場合、前記記憶手段に記憶された満載値を前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート積載手段の位置を検知する位置検知手段と、前記位置検知手段により検知した前記シート積載手段の位置に基づいて前記シート積載手段の位置が所定の位置であるか否かを判断して該シート積載手段の落下を検知する落下検知手段と、を備え、前記落下検知手段が前記位置検知手段の検知情報に基づいて前記シート積載手段が所定の位置より落下したと判断した場合、前記記憶手段に記憶された満載値を前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とするものである。
また本発明は、前記シート積載手段に積載されたシートの最上面の高さ位置を検知する最上面検知手段と、前記最上面検知手段により検知した最上面の高さ位置に基づいて前記シート積載手段の位置が所定の位置であるか否かを判断して該シート積載手段の落下を検知する落下検知手段と、を備え、前記落下検知手段が前記最上面検知手段によって検知した最上面高さ位置情報に基づいて前記シート積載手段が所定の位置より落下したと判断した場合、前記記憶手段に記憶された満載値を前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とするものである。
また本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを積載する昇降可能なシート積載手段を備えた上記のいずれかに記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、画像形成装置本体、又は前記シート処理装置に少なくとも前記変更された満載値、或は前記満載値の変更を表示する表示部を備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記画像形成装置本体、又は前記シート処理装置に前記満載値の変更をリセットするリセット手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、満載判断手段によりシート積載手段の満載が判断される前に、シート積載手段の落下が検知された場合、記憶手段に記憶された満載値を小さな値に変更することにより、駆動手段が劣化した場合においても、適切なシートの積載を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の一例である複写機の構成を説明する図であり、同図に示すように複写機Eは複写機Eの本体(以下、装置本体という)Aにシート処理装置Bを接続して構成されている。
ここで、複写機Eは装置本体上部に装着された原稿給送装置1から自動給送した不図示の原稿を光学手段2によって光学的に読み取り、この後、この情報をデジタル信号として画像形成部3へ送信して普通紙やOHPシート等のシートに画像を形成するものである。
なお、装置本体Aの下部には各種サイズのシートPを収納したシートカセット4が装着され、このシートカセット4から搬送ローラ5によって搬送されたシートPに対して画像形成部3において電子写真方式によって画像を形成するようになっている。
具体的には、光学手段2で読み取った情報に基づいて光照射部3aからレーザ光を感光体ドラム3bに照射して潜像を形成し、この潜像をトナーによって現像して感光体ドラム上にトナー画像を形成する。そして、この後、このトナー画像をシートPに転写し、これを定着手段6へ搬送して熱及び圧力の印加によって永久定着する。
この後、片面記録モードの場合は、シートPをシート処理装置Bへと送り込み、両面記録モードの場合はスイッチバックによって再送パス7へ搬送し、片面に画像を形成したシートPを再度画像形成部3へ搬送して他面に画像を形成し、この後、シート処理装置Bへと送り込むようにしている。なお、シートPの給送はシートカセット4からだけでなく、マルチトレイ8からも可能となっている。
一方、シート処理装置Bは、装置本体Aで画像が形成されたシートを部数毎にソート、或はステイプル処理が可能なフィニッシャユニットCと、複数枚のシートを綴じて折り込み製本可能なステッチャユニットDとを有している。
ここで、フィニッシャユニットCは、シートを排出するに際し、通常の排出モード、ソートモードの他に、オフセットモード、ステイプルモード等の各モードに応じた排出処理を行うようになっている。
なお、ステイプルモードはシートを各部毎にソートして排出する際に、ステイプルトレイ38に積載整合してシート束を形成し、このシート束をステイプラ13によって針止めし、各部毎に綴じて排出する動作モードである。
また、オフセットモードは、シートを各部毎にソートしてスタックトレイ18に排出する場合、各部の1枚目のシートが排出される際、1枚目のシートPを所定量シートPの幅方向(シートPの搬送方向と直交する方向)へ位置をずらし、各部の2枚目以降のシートPを通常排出することによって、各部のシートPの境界が目視によって分かるように、シートPを排出する動作モードのことである。
そして、このようなフィニッシャユニットCにおいて、通常モードの場合は、装置本体Aから排出されたシートPは、図2に示す搬送ローラ15で搬送された後、上流排出ローラ対16a,16b及び下流排出ローラ対17a,17bにより、スタックトレイ18に排出される。
ここで、本実施の形態においては、シート積載手段の一例として3つのスタックトレイ18を備えている。そして、これら各スタックトレイ18は、図3に示すようにトレイフレーム57に各々固定されることによりトレイユニット58を構成し、このトレイユニット58がフィニッシャユニットCのフィニッシャフレーム59に対して上下動(昇降)することにより、3つのスタックトレイ18も一体的に上下動(昇降)できるようになっている。
なお、このトレイユニット58の上下動、即ち、3つのスタックトレイ18の上下動は、スタッカモータ209の正逆転駆動をピニオンギア225によりトレイユニット58の一部に設けたラック部58aに伝達することで行われる。
また、下流側排出ローラ対17は、後述する図5に示すシート排出駆動モータ40によって回転する駆動ローラ17bと、駆動ローラ17bに対して接離可能な従動ローラ17aとにより構成されると共に、駆動ローラ17bと従動ローラ17aのニップは、図4に示すようにシート排出口36に臨むようになっている。
なお、図4において、31は不図示のユニット本体に対して回動軸31aを中心に揺動可能な揺動ガイドであり、この揺動ガイド31の揺動端に従動ローラ17aが回転自在に取り付けられている。そして、この揺動ガイド31が上方に揺動すると、従動ローラ17aが駆動ローラ17bから離間するように構成されている。
そして、ソート排出の場合は、複数のスタックトレイ18を、シートPの排出口36に順次昇降させることによって、下流排出ローラ対17a,17bによって、シートPを各部毎にソートした状態で排出することができるようになっている。
また、オフセットモード及びステイプルモードの場合には、1個のスタックトレイ18に対してオフセット処理、或いはステイプル処理してソート状態で排出することが可能である。更に、割り込みモードの場合には、スタックトレイ18に排出することなく、図1に示す上部トレイ19に排出することもできるようになっている。
さらに、図4において、34はステイプルトレイ38の前方に上下移動可能に設けられたスノコシャッタであり、このスノコシャッタ34は、スタックトレイ18のうち、最上段のスタックトレイ18aがシートPを積載して移動する際には、上昇して図4の(a)のFで示す斜線部を閉じてスタックトレイ18aからシートPが落下してくるのを防止し、またスタックトレイ18にシートPを排出する際には束排出手段である下流排出ローラ対17a,17b(の駆動ローラ17b)より下方に移動してシートPの排出を妨げないように構成されている。
また、30は、スノコシャッタ34aをロックするストッパであり、図4の(b)に示すようにスノコシャッタ34aが上昇した際、回動軸30aを支点として回動し、スノコシャッタ34の溝部34aと嵌合してスノコシャッタ34aをロックするようになっている。
これにより、スノコシャッタ34aを、排出口36を塞ぐ位置に保持することができ、最上段のスタックトレイ18aが排出口36を通過する際に、積載されたシートPが排出口36に逆流するのを防ぐことができる。なお、このストッパ30は、シートPを排出する場合には、図4の(a)に示すY方向に回動してスノコシャッタ34のロックを解放するようになっている。
また、27a、27bはフィニッシャユニットCの側壁面に設けられた上部スノコガイド及び下部スノコガイドであり、この上部スノコガイド27a及び下部スノコガイド27bはスタックトレイ18に積載されたシートPの傾斜端部に当接し、排出されたシートPの上流側への逆流を防止又は支持するようにしている。
一方、シート処理装置Bの図1に示すステッチャユニットDは、装置本体Aから排出されたシートPを案内する縦パス60と、縦パス60により案内されたシートPを束単位で整合するためシートPの下端を受け止めると共に上下方向に移動可能なストッパ62と、整合されたシート束を針綴じするステイプルユニット61と、針綴じされたシート束を2つ折りにして冊子状にする折りユニット63を備えている。
以下に、ステッチャユニットDの動作を概略説明する。
まず、装置本体Aから排出され、縦パス60を通過したシートPの下端をストッパ62により受け止め、この後、シート束を部単位で整合する。次に、このように整合されたシート束を、ステイプルユニット61により、シート長さ方向(シート搬送方向)の中央位置において、例えば、2箇所、針綴じする。なお、綴じ箇所は、2箇所に限定されず、何箇所であってもよい。
この後、綴じ処理が終了すると、ストッパ62が、シート束の綴じ位置が折りローラ78のニップ位置に至るまで下降する。次に、突き板79がシート束を厚み方向に突いて、シート束を折リローラ78のニップに押し込む。そして、このようにシート束が押し込まれると、折りローラ78は、ニップでシート束を挟持搬送して2つ折りに紙、この後、2つ折りされて冊子状になったシート束は、積載トレイ106に排出される。
図5は、このような構成のシート処理装置Bの制御ブロック図である。同図において、200はシート処理装置Bの制御を行う制御手段の一例としてのCPUであり、このCPU200は内部に、後述する図7、図8に示すスタックトレイの昇降制御動作に対応するプログラム等を記憶し、それを実行して、シート処理装置内の制御および装置本体Aの不図示の制御部等との通信を行うようになっている。
また、このCPU200には、測距センサ54、スタックセンサ53、下流側排出ローラ対17を駆動するシート排出駆動モータ40、シート排出駆動モータ40の回転数を検知する駆動モータ回転数検知センサ55、スタッカモータ209、スタッカモータ209の出力軸上に設けたエンコーダ226のパルス量を検出するスタッカモータクロックセンサ227、トレイユニット58(スタックトレイ18)のホームポジションを検知するトレイホームポジションセンサ228等に接続されている。また、CPU200は、装置本体A内の不図示の制御部、各センサ等にも接続されている。
さらに、CPU200には、スタックトレイ18におけるシートPの満載値(満載高さ)Mが記憶されている記憶手段の一例としての記憶装置205及び後述するように満載値を装置本体Aに設けられた操作部A1(図5参照)の操作により変更する際、操作された情報をCPU200に入力する、或は変更された満載値データを装置本体Aへ送信するための通信装置207が接続されている。
ここで、スタッカモータクロックセンサ227は、既述した図3に示すように駆動手段の一例としてのスタッカモータ209の出力軸上に設けたエンコーダ226のパルス量に応じた回転量を検知するためのものであり、この昇降量検知手段の一例としてのスタッカモータクロックセンサ227によってエンコーダ226の回転量を検知することにより、トレイユニット58(3つのスタックトレイ18)の昇降量を検知することができる。また、トレイホームポジションセンサ228は、図3に示すトレイフレーム57の下部に設けられたトレイユニットフラグ57aの位置を検知するためのものである。
そして、このトレイホームポジションセンサ228によりトレイユニットフラグ57aを検知することにより、トレイユニット58が初期位置であるホームポジションにあることを検知した後、スタッカモータクロックセンサ227によりエンコーダ226の回転量を検知することにより、スタックトレイ18がホームポジションから何パルス分昇降したかが分かるようになっている。
また、測距センサ54は、スタックトレイ18に積載したシート、又はシート束の最上面のレベル検知(高さ検知)を行うためのものであり、図6に示すように揺動ガイド31の上方に設けられている。なお、この測距センサ54は、赤外線などの光線をシート束に照射する発光部と、シート束で乱反射した光線を受光する受光部とを有しており、この反射光の角度を測ってレベル検知を行うようになっている。そして、積載量検知手段としての一例がこれらスタッカモータクロックセンサ227と測距センサ54とにより構成される。
次に、スタックトレイ18上の積載シートの高さから積載量を検知・認識する構成について説明する。
CPU200は、装置本体Aからコピー動作を開始する信号を受けると、先ず、トレイホームポジションセンサ228によってトレイユニットフラグ57aを検知することにより、トレイユニット58がホームポジションに位置していることを確認する。そして、このようにトレイユニット58がホームポジションに位置していることを確認した後、スタッカモータ209を始動させて、トレイユニット58を上昇させる。
次に、測距センサ54の検知信号に基づいて所定のスタックトレイ18を下流排出ローラ対17の下方の所定位置に位置決めをする。そして、このように位置決めをした後、スタックトレイ18に下流排出ローラ対17からシートPを排出する。
次に、このようにシートPを排出した後、スタックトレイ18上のシートPの最上面の高さ位置を下流排出ローラ対17から所定量の距離、離れた位置に保つため、スタッカモータ209を逆転させ、スタックトレイ18を、シートP(又はシート束)の積載毎に所定量ずつ下降させる。
なお、CPU200は、このときのスタックトレイ18の位置、即ちスタックトレイ18の昇降量を、スタッカモータクロックセンサ227からの信号に基づき、ホームポジションから何クロック分昇降した位置にあるかを検知(認識)できるようになっている。
以上の構成から、積載状態検知手段の一例である積載状態検知部200Aを備えたCPU200は、スタックトレイ18の位置と、このスタックトレイ18上のシートPの最上面の高さ位置(レベル検知)を確定し、スタックトレイ18上に積載された積載シートの高さから、積載状態検知部200Aにより積載量を検知できるようになっている。
なお、スタックトレイ18上にシートPを排出すると、シートPの後端がフィニッシャユニットCに引っかかって落ち着かない場合がある。このような状態でレベル検知を行うと、正確なレベル検知を行えないことがあることから、本実施の形態においては、シートPが排出されたとき、スタックトレイ18は、一旦、下降してから再び上昇し、シートPがスタックトレイ18上に落ち着くようにしてある。
また、レベル検知を行うタイミングは、スタックトレイ18の上昇時は、次に排出されるシートPに遮られるため、下降時に行っている。しかし下降時は、シートPが落ち着いていない虞がある。このため、CPU200は、測距センサ54によって、所定間隔をおいて2回以上レベル検知動作を行い、連続して誤差範囲内の値を取得した場合に、その値を検知結果として取得するようにしている。また、スタックトレイ18の上昇後の位置は、レベル検知によって得られたデータを基に積載面の高さが常に一定になるように制御されている。
ここで、満載判断手段の一例であるCPU200は、このようにスタックトレイ18の位置とレベル検知によってスタックトレイ18上に積載されているシートPの積載量を検知すると共に、この積載量と、記憶装置205に記憶されている、処理モードやシートサイズによって設定されたスタックトレイ18が満載状態となったことを示す満載値とを比較することによりスタックトレイ18が満載状態であるか否かを判断する。
次に、このような最上面検知による満載状態の判断方法について図7のフローチャートを用いて説明する。
本実施の形態では、積載動作中において(S101のY)、スタックトレイ18にシートが所定枚数(例えば5枚)排出されるたびに(S102のY)、昇降動作を行うと共に、スタックトレイ18のシート積載高さLを検知する(S103)。なお、このスタックトレイ18への排出枚数は、1〜5まで常にカウントし、5枚排出時にリセットする。
そして、検出した積載量Lと、既述したように記憶装置205に記憶されている満載値Mとを比較し、積載量Lが満載量Mを超えている場合(L>M)、或はこの状態が複数回連続して検知された場合、CPU200は、シート積載量満載と判断し(S104のY)、満載アラームで使用者に満載を報せると共に、システムを停止する(S107)。
なお、システムの停止は次のように行う。即ち、ソート処理中にスタックトレイ18が満載状態となったことを検知した場合は、処理途中のシート束を積載しないように、ソート処理が終了してから(1束排出完了時)、シート処理装置Bを停止させる。また、装置本体Aの制御部からの通信データ(シート束枚数情報、シート搬送情報、画像形成情報など)により、1束終了したか否かを判断し、1束の画像形成が終了していなければ画像形成を停止せずに、一束の画像形成が終了するまでそのまま継続するようにしている。
そして、CPU200が、測距センサ54による積載高さによって満載状態を検知すると共にソート処理途中でない場合に、スタックトレイ18が満載状態となったと判断して、画像記録を停止させる。
ところで、既述したようにスタックトレイ18を昇降駆動させるスタッカモータ209の劣化によって、スタックトレイ18が満載状態になっていないにもかかわらず、積載されたシートの負荷によってスタックトレイ18が落下してしまう場合がある。そして、このようにスタックトレイ18が落下すると、CPU200がスタックトレイ18が満載状態となったと誤判断する場合がある。また、測距センサ54がスタックトレイ上のシートPの最上面の高さ位置を低く判断し、この結果、多量のシートがスタックトレイ18に積載されてスタックトレイ18が過積載状態となる場合がある。
そこで、本実施の形態においては、このようにスタックトレイ18が異常に落下した場合、昇降動作をしていないにもかかわらず、エンコーダ226からスタッカモータクロックセンサ227にクロックが入ることから、このような場合には、落下検知手段を兼ねるCPU200は、スタッカモータクロックセンサ227からの信号に基づいてスタックトレイ18が異常に落下したと判断するようにしている。
そして、このようにスタックトレイ18の異常落下と判断した場合、CPU200は、記憶装置205に記憶されている満載値Mを、小さな値に変更し、満載とする積載量を減らすことで、以後のスタックトレイ18の再度の落下や、誤判断を防ぐようにしている。
次に、このような満載値の変更方法について説明する。
スタックトレイ18の満載を検知する場合、図8に示すように、積載動作中において(S201のY)、スタックトレイ18にシートが所定枚数(例えば5枚)排出されるたびに(S202のY)、スタックトレイ18の昇降動作を行うが、このとき同時に測距センサ54によって積載高さLを検知すると共に(S203)、検知した積載高さLを記憶装置205に記憶する(S204)。なお、この積載高さデータの記憶は、測距センサ54によって積載高さLを検知する度に随時行う。
次に、記憶装置205に記憶している満載量Mと、検知した積載高さLとを比較することにより、スタックトレイ18の積載量が満載か否かを判断し(S205)、スタックトレイ18が満載状態でないと判断した場合は(S205のN)、スタックトレイ18が(異常に)落下したか否かを判断する(S206)。
ここで、スタックトレイ18の昇降制御を行っていないにもかかわらず、例えばスタッカモータクロックセンサ227によって異常クロックを検出したとき、CPU200は、これをスタックトレイ18の異常落下と判断する。なお、本実施の形態においては、スタックトレイ18にシートPが排出されるたびにスタックトレイ18の異常落下を監視するようにしている(S202のN)。
そして、このようにスタックトレイ18が異常落下したと判断すると(S206のY)、CPU200は、満載値Mを、スタックトレイ18が異常落下した直前の昇降動作時に記憶した、従来の満載値Mよりも小さな値の積載高さL(測距値)へ更新し(S207)、以降はこのように更新した積載高さLを測距満載値Mとする。
そして、このように満載値Mを更新(変更)することにより、この後、スタックトレイ18にシートが積載される場合、積載量Lが記憶装置205に記憶されている満載値Mに達する前にスタックトレイ18が満載状態となったと判断するようになる。なお、このようにスタックトレイ18が満載状態となったと判断すると、満載アラームを発し、前述したようにシステムを停止する(S208)。
このように、CPU200によりスタックトレイ18の満載が判断される前に、スタックトレイ18の落下が検知された場合、記憶装置205に記憶された満載値Mを、積載量検知手段により検知された、スタックトレイ18の落下が検知される直前のシート積載量、即ち積載高さL(測距値)に変更することにより、スタッカモータ209の劣化に伴うシートの過積載、及び満載の誤判断を防止することができる。これにより、スタッカモータ209が劣化した場合においても、最適なシート積載を行うことができる。
なお、この満載値の変更は、スタックトレイ18の落下が検知されると直ちに行っても、後で行ってもよい。また、使用者が装置本体Aの操作部A1、或はシート処理装置Bに設けられた不図示の操作部を操作して、CPU200による測距満載値の更新を行うかどうかを選択してもよく、使用者が操作部を操作して測距満載値を変更するようにしてもよい。
ここで、装置本体Aの操作部A1の操作による測距値の変更は、操作された情報に基づいて装置本体Aから通信装置207(図5参照)を介してCPU200が受信し、これに基づいて変更処理を行う。また、変更した測距満載値を通信装置207を介して装置本体Aへ送信し、装置本体Aの表示部A1で表示するようにしても良く、またこのときスタックトレイ18への積載可能枚数も表示するようにしても良い。
さらに、変更した測距満載値は、使用者が装置本体Aの表示部A1、或はシート処理装置Bに設けられた操作部のリセット手段の一例であるリセットキーを操作することで、初期時における測距満載値にリセットすることもできる。
ところで、これまでの説明においては、シート積載量が満載値Mに達していないにもかかわらず、スタックトレイ18が落下したとき、スタックトレイ18の落下が検知される直前のシート積載量に変更する場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、スタックトレイ18の落下が検知された場合、単に満載値を規定量減らすようにしてもスタッカモータ209の劣化に伴ったシート積載を実現することができる。
また、これまでの説明においては、スタックトレイ18の昇降量を検知するスタッカモータクロックセンサ227によってスタックトレイ18の落下を検知する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、スタックトレイ18の昇降経路において、例えばトレイホームポジションの下方にスタックトレイ18の位置を検知する位置検知手段の一例として位置検知センサ208(図5参照)を取り付け、この位置検知センサ208がスタックトレイ静止時にもかかわらずスタックトレイ18を検知した場合、CPU200が、スタックトレイ18が異常に落下したと判断するようにしてもよい。
つまり、この場合には落下検知手段を兼ねるCPU200が、位置検知センサ208の検知情報に基づいてスタックトレイ18が所定の位置より落下したと判断した場合、満載値Mをスタックトレイ18の落下が検知される直前のシート積載量に変更するようにしても良い。
また、スタックトレイ18に積載されたシートの最上面の高さ位置を最上面検知手段(例えば測距センサ54)により検知すると共に、落下検知手段を兼ねるCPU200が、最上面検知手段によって検知した最上面高さ位置情報に基づいて、スタックトレイ18が所定の位置より落下したと判断した場合、満載値Mをスタックトレイ18の落下が検知される直前のシート積載量に変更するようにしても良い。
3 画像形成部
18 スタックトレイ
54 測距センサ
200 CPU
205 記憶装置
207 通信装置
209 スタッカモータ
226 エンコーダ
227 スタッカモータクロックセンサ
A 装置本体
B シート処理装置
C フィニッシャユニット
D ステッチャユニット
E 複写機
P シート
18 スタックトレイ
54 測距センサ
200 CPU
205 記憶装置
207 通信装置
209 スタッカモータ
226 エンコーダ
227 スタッカモータクロックセンサ
A 装置本体
B シート処理装置
C フィニッシャユニット
D ステッチャユニット
E 複写機
P シート
Claims (8)
- シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、
前記シート積載手段のシート積載量を検知する積載量検知手段と、
前記積載量検知手段によって検出されたシート積載量及び前記シート積載手段が満載状態となったことを示す満載値をそれぞれ記憶する記憶手段と、
前記積載量検知手段で検出したシート積載量と、前記記憶手段に記憶している満載値とを比較し、前記検出したシート積載量が前記満載値を超えた場合、前記シート積載手段が満載であると判断する満載判断手段と、
を備え、
前記満載判断手段により前記シート積載手段の満載が判断される前に、前記シート積載手段の落下が検知された場合、前記記憶手段に記憶された満載値を小さな値に変更することを特徴とするシート処理装置。 - 前記満載判断手段により前記シート積載手段の満載が判断される前に、前記シート積載手段の落下が検知された場合、前記記憶手段に記憶された満載値を、前記積載量検知手段により検知された、前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
- 前記シート積載手段の昇降量を検知する昇降量検知手段と、
前記昇降量検知手段により検知した前記シート積載手段の昇降量に基づいて該シート積載手段の落下を検知する落下検知手段と、
を備え、
前記落下検知手段により前記積載手段の落下を検知した場合、前記記憶手段に記憶された満載値を前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。 - 前記シート積載手段の位置を検知する位置検知手段と、
前記位置検知手段により検知した前記シート積載手段の位置に基づいて前記シート積載手段の位置が所定の位置であるか否かを判断して該シート積載手段の落下を検知する落下検知手段と、
を備え、
前記落下検知手段が前記位置検知手段の検知情報に基づいて前記シート積載手段が所定の位置より落下したと判断した場合、前記記憶手段に記憶された満載値を前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。 - 前記シート積載手段に積載されたシートの最上面の高さ位置を検知する最上面検知手段と、
前記最上面検知手段により検知した最上面の高さ位置に基づいて前記シート積載手段の位置が所定の位置であるか否かを判断して該シート積載手段の落下を検知する落下検知手段と、
を備え、
前記落下検知手段が前記最上面検知手段によって検知した最上面高さ位置情報に基づいて前記シート積載手段が所定の位置より落下したと判断した場合、前記記憶手段に記憶された満載値を前記シート積載手段の落下が検知される直前のシート積載量に変更することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。 - シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを積載する昇降可能なシート積載手段を備えた前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 画像形成装置本体、又は前記シート処理装置に少なくとも前記変更された満載値、或は前記満載値の変更を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置本体、又は前記シート処理装置に前記満載値の変更をリセットするリセット手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004290776A JP2006103835A (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004290776A JP2006103835A (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006103835A true JP2006103835A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36373990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004290776A Withdrawn JP2006103835A (ja) | 2004-10-01 | 2004-10-01 | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006103835A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076895A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-01 | Riso Kagaku Corp | 排紙装置 |
-
2004
- 2004-10-01 JP JP2004290776A patent/JP2006103835A/ja not_active Withdrawn
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JP2014076895A (ja) * | 2012-10-12 | 2014-05-01 | Riso Kagaku Corp | 排紙装置 |
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