JP3798051B2 - ミシンの自動糸切り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平釜を使用したミシンの自動糸切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水平釜を使用したミシンの自動糸切り装置は、実開平2ー146874号、特開平3ー109095号および特開平6ー339592号等に示されるように、切断する上下糸を可動メスの運動軌跡内に案内するための糸押え機能を有する装置を設ける必要があった。
【0003】
この理由は、水平釜を使用したミシンにあっては、釜の上側を通過する上糸と釜から引き出される下糸とが針板針穴に向けて針板下面に沿ってほぼ水平に張られているので、糸押え機能がないと上下糸が針板の下方に位置する可動メスの運動軌跡とは交差せず切断すべき上下糸を捕捉できないからである。
【0004】
一方、縫い調子改善用の下糸繰り出しレバーを設けたミシンにあっては、これを「糸押え」として利用することが可能であるが、糸繰り出し動作は糸切り動作とは異なり、糸切り時にはその機能を切り替える切り替え装置が必要となる。
【0005】
また、下糸繰り出しレバーを設ける場合には針穴と釜との間に設ける必要があり、部品構成上針穴と釜との間隔を広げるか、または針穴より手前の送り歯を短くするかしなくてはならない。またこの場合、特に針穴の手前に位置する前歯を設けることは困難である。前者の場合は釜の上糸必要量が増大し、縫い条件が悪化するという問題が発生し、また後者の場合は縫い始めの送り効率が低下するとういう問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、水平釜を使用し上下糸を可動メスと固定メスとの協働で切断するように構成したミシンの自動糸切り装置において、糸押え機能を有する装置を設ける必要がないようにし、前歯を備えたミシンによる本来の送り性能を犠牲にしないミシンの自動糸切り装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、水平釜を使用したミシンのベース本体内に設けられ、ベース本体に対して所定の位置に固着された固定メスと、該固定メスと協働して糸を切断する糸切り駆動機構により駆動させられる可動メスとを備え、ミシンによる縫製作業の終了時に駆動させて可動メスの運動軌跡と交差する位置に案内された針板針穴から引き出され釜の上方側を通過する上糸の上縁側と、釜から引き出され針板針穴に至る下糸とからなる上下糸を可動メスの往復動により切断するミシンの自動糸切り装置において、
前記可動メスがスライド板と一体化されて可動メスユニットを構成し、前記スライド板には立ち上がり部に往動時に前記上下糸を先端より徐々に上昇して通常の縫製時における経路より高い位置まですりあげるように形成された第1の傾斜部と復動時に前記上下糸を後端より先端に向かって徐々に下降するように形成された第2の傾斜部とが形成された折曲形成部と、前記可動メスユニットを前記固定メスに対して往復移動させる往動時に前記スライド板の前記折曲形成部を前記上下糸の経路の下方を上下糸をすりあげながら通過させて前記可動メスユニットの復動時に前記第2の傾斜部で前記上下糸を捕捉して前記可動メスの運動軌跡内に案内して前記可動メスが前記固定メスと協動して上下糸を切断するようにする駆動機構と、を備えたことを特徴とするミシンの自動糸切り装置とすることにより、課題を解決した。
さらに本発明は、前記折曲形成部の第1の傾斜部は前記上下糸の経路にて該折曲形成部の頂点高さが前記針板の下面より高く形成されていることを特徴とするミシンの自動糸切り装置とすることにより、課題を解決した。
さらに本発明は、前記固定メスには先端部にて上方に傾斜した案内部が形成され、前記スライド板には案内溝が形成され、該スライド板の前記第2の傾斜部の徐々に下降の傾斜部により、捕捉された上下糸が前記案内溝にて案内され、前記固定メスの案内部により前記固定メスの下方へ案内されることを特徴とするミシンの自動糸切り装置とすることにより、課題を解決した。
【0008】
さらに本発明は、前記折曲形成部の第1の傾斜部は前記上下糸の経路にて該折曲形成部の頂点高さが前記針板の下面より高く形成されていることを特徴とするミシンの自動糸切り装置とすることにより、課題を解決した。
さらに本発明は、前記固定メスには先端部にて上方に傾斜した案内部が形成され、前記スライド板には案内溝が形成され、該スライド板の前記第2の傾斜部の徐々に下降の傾斜部により、捕捉された上下糸が前記案内溝にて案内され、前記固定メスの案内部により前記固定メスの下方へ案内されることを特徴とするミシンの自動糸切り装置とすることにより、課題を解決した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
(1)糸切り機構の構成
糸切り機構32は、図2において可動メス2が右方向に移動する往動時に可動メス2と一体化されたスライド板4の糸捕捉部aが、図3に示すように内釜34を通過する上糸の上側糸36と内釜34から引き出された下糸38との下方からこれらの上下糸36、38をすりあげながら通過し、可動メス2が同図の左方向に移動する復動時に前記スライド板4の糸捕捉部aで捕捉して、これらの上下糸を固定メス10の先端付近に形成された刃部vの下面に案内し、次いでこれらの上下糸を可動メス2の刃部uの上面に案内し、引き続く可動メス2の復動によりこれらの上下糸を固定メス10と協働して切断する機構である。
【0011】
図2を参照しながら糸切り機構32の構成について詳細に説明する。同図において、可動メス2、スペーサ3およびスライド板4は、この順に積層されカシメピン5により一体化され、これらは可動メスユニット40を構成している。スライド板4は、左端部付近に長穴Aを有するブッシュ6が固着されている。メス案内7、メス案内8は、それぞれ糸切り台板9(以後、台板9)にねじ止めされ、基端部が台板9にメス案内7を介してねじ止めされスライド板4と可動メス2との間に介在する固定メス10と共に可動メスユニット40の幅方向および上下方向をガイドしている。
【0012】
スライド板4には、その先端付近の側方に略々垂直に折曲形成され、可動メスユニット40の往動時に上下糸を通常の縫製時における経路より高い位置まですり上げる第1の傾斜部a1および可動メスユニット40の復動時に上下糸を捕捉案内する第2の傾斜部a2とを備えた糸捕捉部aが形成されると共に第2の傾斜部a2に接続され、可動メスユニット40の復動時に上下糸が固定メス10の刃部vの下方付近を通過するように案内する案内溝部Jが形成されている。
【0013】
スライド板4の糸捕捉部aの頂点付近の高さは、図3に示すように針板31の下面に形成した逃げ溝Wに入り込み該逃げ溝内を移動可能な高さになっているので、可動メスユニット40の復動時には上下糸36、38が糸捕捉部aの第2の傾斜部a2により確実に捕捉され、これに連なるスライド板4の案内溝部Jに案内される。またこのように構成されているので、送り歯46に前歯47を具備することができ、前歯を備えたミシンによる本来の送り性能を犠牲にすることがない
。
【0014】
固定メス10の先端部付近には、上方に傾斜した案内曲げ部sが形成され、可動メスユニット40の復動時に前記スライド板4の案内溝部Jに案内された上下糸36、38を固定メス10の先端付近の刃部vの下面に案内するようになっている。台板9は、ベース本体1に固着され、台板9の下面側には軸bが固着され、台板9には軸bを中心とする円弧状の溝Cが形成されている。
【0015】
(2)糸切り駆動機構
次に主として図2および図4から図6を参照しながら糸切り機構32を駆動する糸切り駆動機構42について説明する。
【0016】
メス駆動腕11は軸bに回動自在に支持され、L型をなす2個の腕部にはそれぞれピンdとピンeとが固着されている。ピンdはブッシュ6の長穴Aに挿入されている。リンク12には形成方向が90度異なる穴Fと穴Gとを備え、穴Fにはメス駆動腕11のピンeが挿入され、穴Gには後記する糸切り駆動機構42のカム従動腕18に固着されたカム従動板20のピンjが挿入さている。
【0017】
リンク12がピンjにより穴Gを介して図2のD矢向きに移動させられると、ピンe、メス駆動腕11、ピンdおよびブッシュ6の長穴Aを介して可動メスユニット40が往動し、リンク12がピンjにより穴Gを介して図2のE矢向きに移動させられると、前記とは逆に可動メスユニット40が復動し、その間に糸切りが行われるようになっている。糸切り動作の詳細については後記する。
【0018】
下軸13には、図4に示すように下軸13の長手方向に直角に形成された穴に案内ピン14が打ち込まれている。糸切りカム15には、下軸13に嵌合する嵌合孔と同図に示すように案内ピン14と係合する長溝Nが形成され、糸切りカム15は下軸13と一体的に回転すると共に下軸13に対して軸方向にスライド可能になっている。
【0019】
糸切りカム15は、スラストリング17との間に配置された圧縮コイルばね16により、図4、図5等における左方向に押圧され、常時は糸切りカム15の長溝Nの右端面がピン14に当接させられている。
【0020】
更に糸切りカム15には図6に示すように、その作用状態で位相区間X1で示すメスを駆動させるカム溝とメスを駆動させない位相区間X2で示す等径のカム溝よりなるカム溝Hが形成されている。カム従動腕18は、ベース本体1に軸19により回動自在に支持され、カム溝Hに係合可能なピンiが固着されており、カム従動腕18とねじにより一体化されたカム従動板20のピンjは糸切り駆動機構42のリンク12の穴Gに嵌合している。
【0021】
(3)糸切りカム切り替え機構
次に図7を参照しながら糸切りカム15を不作用状態と作用状態とに相互に切り替える糸切りカム切り替え機構44について説明する。同図においてベース本体1に固着された台板22にはピンkが固着され、このピンkに回動自在に支持された切り替え腕21の先端部に形成された爪gが、糸切りカム15の左側面側に配置されている。変換腕23は、ベース本体1に軸24を介して回動自在に取り付けられており、L型をなす腕にはそれぞれピンn、ピンpが固着されている。
【0022】
連結ロッド25は、切り替え腕21のピンmと変換腕23のピンnとを連結している。ソレノイド26は、取付板27を介してベース本体1にに固着され、ソレノイド26のプランジャーqと変換腕23のピンpとはリンク28で連結されている。
【0023】
(4)動作説明
図12の糸切り装置の動作に関連するモーションダイヤグラムおよび関連する図面を参照しながら糸切り動作について説明する。図12のモーションダイヤグラムにおいて、上軸位相の280度〜40度が、可動メス2の駆動範囲で、図6の位相区間X1に相当し、上軸位相の40度〜280度が同図の位相区間X2に相当する。
【0024】
糸切りのために上軸位相が100度より手前で糸切りのための外部操作をすると、回路構成上ソレノイド26は上軸位相が100度付近になった時点でONになり、上軸位相が100度〜200度の範囲で糸切りのための外部操作をすると、その上軸位相でソレノイド26はONになり、糸切り機構32により糸切り動作が行われ、糸切りが完了するとミシンが停止し、ソレノイド26がOFFになる。
【0025】
今、外部操作によりソレノイド26がONすると、糸切りカム切り替え機構44を介して切り替え腕21の爪gにより、糸切りカム15が図7における右方に移動する。この時、カム従動腕18のピンiに対して、糸切りカム15は位相区間X2の範囲で、ピンiはカム溝Hの等径のカム溝に対向しているので、ピンiがカム溝Hに係合できる。
【0026】
この状態で、下軸13が更に回転を続けてピンiが糸切りカム15の位相区間X1に従動した後、ミシンは上軸位相の50度〜70度付近まで回転して停止する。この間に可動メス2は図8に示す元の位置から図9に示す位置まで往動し、図9から図10を経て図11に示す図8と同じ元の位置に復帰する復動時に固定メス10との協働で上下糸を切断する。
【0027】
可動メス2が往復動して上下糸を切断した後、ソレノイド26がOFFになり、糸切りカム15は、圧縮コイルばね16の付勢力によりカム従動腕18のピンiが糸切りカム15の位相区間X2のカム溝から抜け、左側の不作用位置に戻る。
【0028】
本実施例では、糸切り機構32を作動させる位相区間X1のカム溝の幅よりカム従動腕18のピンiとの係脱が行われる位相区間X2のカム溝の幅を大きくしてある。この理由は位相区間X2でカム溝とカム従動腕18のピンiとの係脱がスムーズに行われるようにするためである。
【0029】
仮に位相区間X1と位相区間X2のカム溝の幅が同じであると、位相区間X2でのカム従動腕18のピンiとの係合がスムーズに行われないばかりでなく、糸切り終了後に、カム従動腕18およびそれに接続された各機構部の摩擦等により位相区間X2でカム従動腕18のピンiとカム溝の側面との間に摩擦が発生し、糸切りカム15を不作用位置に復帰させるには圧縮コイルばね16の付勢力を強くする必要があり、またカム従動腕18のピンiを位相区間X2のカム溝に係合させる場合にはソレノイド26の吸引力を強くする必要が生じ、好ましくない。
【0030】
カム従動腕18には、糸切りカム15の不作用位置で糸切りカム15の外周面に微小な隙間を隔てて配置される舌片rが形成されている。舌片rは糸切りカム15のスライド量よりも小さい幅で対向しており、糸切りカム15が不作用位置にある通常運転時にはカム従動腕18の作動を規制して、可動メス2が妄動しないようになっている。
【0031】
可動メスユニット40は、図8から図9に至る往動時に、図2に示すように可動メス2と一体化されたスライド板4の糸捕捉部aが、内釜34を通過する上糸の上側糸36と内釜から引き出された下糸38との下方からこれらの上下糸をすりあげながら通過する。
【0032】
スライド板4の糸捕捉部aの頂点付近の高さは、図3に示すように針板31の下面に形成した逃げ溝W内に入り込み、該逃げ溝内を移動可能となる高さになっているので、可動メスユニット40の復動時には上下糸36、38が糸捕捉部aの第2の傾斜部a2により確実に捕捉され、これに連なるスライド板4の案内溝部Jに案内される。
【0033】
図9から図10を経て図8と同じ図11で示す位置に復帰する可動メスユニット40の復動時に、これらの上下糸36、38は前記したようにスライド板4の案内溝部Jに案内されており、前記したように固定メス10の先端部付近には、上方に傾斜した案内曲げ部sが形成され、可動メスユニット40の復動時に前記スライド板4の案内溝部Jに案内された上下糸は、この案内曲げ部sにより固定メス10の先端に形成された刃部vの下面に案内され、次いでこれらの上下糸は可動メス2の刃部uの上面に案内され、引き続く可動メス2の復動により固定メス10との協働でこれらの上下糸が切断される。
【0034】
【発明の効果】
水平釜を使用し上下糸を可動メスと固定メスとの協働で切断するように構成したミシンの自動糸切り装置において、可動メスがスライド板と一体化されて可動メスユニットを構成し、前記スライド板には立ち上がり部に往動時に前記上下糸を先端より徐々に上昇して通常の縫製時における経路より高い位置まですりあげるように形成された第1の傾斜部と復動時に前記上下糸を後端より先端に向かって徐々に下降するように形成された第2の傾斜部とが形成された折曲形成部と、前記可動メスユニットを前記固定メスに対して往復移動させる往動時に、可動メスと一体化されたスライド板の糸捕捉部aが、内釜を通過する上糸の上側糸と内釜から引き出された下糸との下方からこれらの上下糸をすりあげながら通過させて、前記可動メスユニットの復動時に上下糸が糸捕捉部aの第2の傾斜部a2により確実に捕捉され、前記上下糸を捕捉して前記可動メスの運動軌跡内に案内して前記可動メスが前記固定メスと協動して上下糸を切断するようにする駆動機構とすることで、糸押え機能を有する装置を設ける必要がないので、前歯を備えたミシンによる本来の送り性能を犠牲にしないミシンの自動糸切り装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 糸切り装置の主要部を示す斜視図
【図2】 糸切り機構および糸切り駆動機構の一部を示す分解斜視図
【図3】 上下糸と糸切り機構との関係を示す断面図
【図4】 糸切り駆動機構の主要部を示す平面図
【図5】 図4のK矢視図
【図6】 図4のL矢視図
【図7】 糸切りカム駆動機構の図1におけるM矢視図
【図8】 糸切り機構の不作動状態を示す図
【図9】 糸切り機構の往動終了状態を示す図
【図10】 糸切り機構の復動時の途中の状態を示す図
【図11】 糸切り機構の復動終了状態を示す図
【図12】 糸切り装置関連のモーションダイヤグラム
【符号の説明】
1 ベース本体
2 可動メス
3 スペーサ
4 スライド板
9 糸切り台板
10 固定メス
11 メス駆動腕
12 リンク
13 下軸
15 糸切りカム
18 カム従動腕
20 カム従動板
32 糸切り機構
33 水平釜
35 針板針穴
36 上糸
38 下糸
42 糸切り駆動機構
40 可動メスユニット
44 糸切りカム切り替え機構
H カム溝
J 案内溝部
a 糸捕捉部
a1 第1の傾斜部
a2 第2の傾斜部
i カム従動腕のピン
s 案内曲げ部
v 固定メスの刃部
Claims (3)
- 水平釜を使用したミシンのベース本体内に設けられ、ベース本体に対して所定の位置に固着された固定メスと、該固定メスと協働して糸を切断する糸切り駆動機構により駆動させられる可動メスとを備え、ミシンによる縫製作業の終了時に駆動させて可動メスの運動軌跡と交差する位置に案内された針板針穴から引き出され釜の上方側を通過する上糸の上縁側と、釜から引き出され針板針穴に至る下糸とからなる上下糸を可動メスの往復動により切断するミシンの自動糸切り装置において、前記可動メスがスライド板と一体化されて可動メスユニットを構成し、前記スライド板には立ち上がり部に往動時に前記上下糸を先端より徐々に上昇して通常の縫製時における経路より高い位置まですりあげるように形成された第1の傾斜部と復動時に前記上下糸を後端より先端に向かって徐々に下降するように形成された第2の傾斜部とが形成された折曲形成部と、前記可動メスユニットを前記固定メスに対して往復移動させる往動時に前記スライド板の前記折曲形成部を前記上下糸の経路の下方を上下糸をすりあげながら通過させて前記可動メスユニットの復動時に前記第2の傾斜部で前記上下糸を捕捉して前記可動メスの運動軌跡内に案内して前記可動メスが前記固定メスと協動して上下糸を切断するようにする駆動機構と、を備えたことを特徴とするミシンの自動糸切り装置。
- 請求項1において、前記折曲形成部の第1の傾斜部は前記上下糸の経路にて該折曲形成部の頂点高さが前記針板の下面より高く形成されていることを特徴とするミシンの自動糸切り装置。
- 請求項1において、前記固定メスには先端部にて上方に傾斜した案内部が形成され、前記スライド板には案内溝が形成され、該スライド板の前記第2の傾斜部の徐々に下降の傾斜部により、捕捉された上下糸が前記案内溝にて案内され、前記固定メスの案内部により前記固定メスの下方へ案内されることを特徴とするミシンの自動糸切り装置。
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