JP3795407B2 - 作業用足場の設置方法及びこれに使用する支持用ジグ - Google Patents

作業用足場の設置方法及びこれに使用する支持用ジグ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁の架設や補修等を行う際に、橋梁の主桁に設置される作業用足場の設置方法及びこれに使用する支持用ジグに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、橋梁の架設工事や補修工事を行う場合に、橋梁の周囲に作業用の足場を設置して、作業が行われている。従来、作業用足場を設置する場合、主桁の延びる方向において、所定間隔毎に足場支持用の吊り金具を複数溶接し、この吊り金具を利用して足場を設置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の設置方法によれば、以下に示す問題点が存在していた。
【0004】
主桁に吊り金具を取り付ける費用が発生する。
【0005】
現場によっては、この吊り金具を切断除去しなければならないこともあり、その分の工期と費用がかかる。
【0006】
吊り金具に掛けられた足場支持用の吊りチェーンを吊り金具から撤去した後、補修塗装を行うが、この補修塗装がうまくできず、錆発生の原因となっていた。
【0007】
吊り金具を主桁に残したままの状態では、外観上好ましくないばかりか、この吊り金具取付部が応力集中源ともなっていた。
【0008】
このように、従来の設置方法には課題が残されていた。
【0009】
本発明は、かかる問題点に鑑み成されたものであり、低廉なコストで主桁の周囲に作業用足場を設置でき、しかも工事終了後の橋梁の外観を損なうことなく、かつ、応力集中源を形成させない作業用足場の設置方法及びこれに使用する支持用ジグを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、この課題を解決するために、架設された主桁に対して着脱自在な支持用ジグを、前記主桁を構成する主桁ウェブ材に形成された取り付け孔を利用して固定し、前記主桁ウェブ材に固定された前記支持用ジグに作業用足場を支持させる作業用足場の設置方法を採用した。
【0011】
支持用ジグとして、前記作業用足場が支持される一対の支持部と、これら支持部を連結する連結手段とから構成されたものを採用し、前記連結手段を前記取り付け孔に貫通させて前記一対の支持部を連結する。そして、前記主桁ウェブ材を連結されたこれら支持部で挟み込むことでこの支持用ジグを着脱自在に固定する。
【0012】
また、前記作業用足場を利用した所定の作業が終了後には、当該作業用足場を前記主桁から除去し、さらに前記支持用ジグをも前記主桁から取り去る。
【0013】
この発明にかかる作業用足場の設置方法によれば、作業用足場を主桁に支持するためのジグが主桁に対して着脱自在である。このため、作業用足場を設置する際に、支持用の吊り金具を主桁に溶接することなく、支持用ジグを取り付けることができる。この構成により、設置作業の手間を大幅に削減できる。すなわち、一対の支持部で主桁ウェブ材を挟み込んで取り付けるので溶接等の手間のかかる作業を行う必要がない。なお、主桁を構成する主桁ウェブ材には前記ジグを取り付けるための取り付け孔が形成されており、この取り付け孔に連結手段を貫通させることで支持部を連結できる。
【0014】
また、主桁の架設後に支持用ジグを取り外すことが可能である。作業用足場を支持するための吊り金具を溶接して足場を設置する方法では、架設後の主桁には吊り金具が残されたままであり、当該主桁から構成される橋梁の外観を損なっていた。本発明によれば、架設後の主桁から支持用ジグを取り外すことができ、外観の良好な橋梁等を架設することができる。
【0015】
さらに、支持用ジグを主桁に対して着脱する方式を採用するため、支持用の吊り金具を溶接する方式とは異なり、主桁に応力集中源が存在しない。このため、主桁に疲労破壊などの不具合が発生することを抑えることができる。
【0016】
また、本発明では、上記課題を解決するために、架設された主桁を構成する主桁ウェブ材に形成された取り付け孔を利用して、当該主桁に作業用足場を設置するための支持用ジグであって、前記作業用足場を支持する一対の支持部と、前記取り付け孔に貫通されてこれら支持部同士を係脱可能に連結する連結手段とを備え、この連結手段が前記一対の支持部を前記主桁ウェブ材に挟み込ませる支持用ジグを採用する。
【0017】
かかる支持用ジグによれば、上記連結手段を主桁ウェブ材の取り付け孔に貫通させて一対の支持部を連結させる。これにより、支持部で主桁ウェブ材を容易に、しかも強固に挟み込むことができ、支持用ジグを確実に主桁に取り付けることができる。その一方で、連結手段と支持部とは係脱可能であるため、この両者を分離することができる。したがって、作業用足場を使用して所定の作業が終了した後には、主桁ウェブ材を挟み込んで主桁に固定される支持用ジグを取り外す際には、連結手段と支持部とを分離させることで、容易に支持用ジグを主桁から取り外すことができる。
【0018】
なお、上記支持用ジグにおいて、前記連結手段が、一方の前記支持部と一体的に形成された連結ねじ部と、他方の前記支持部に設けられ、前記連記ねじ部が係合するナット部とから構成されたものを採用するもよく、前記一対の支持部とは別体として構成された連結ねじと、前記一対の支持部にそれぞれ設けられ、前記連結ねじが係合する係合部とから構成されているものを採用してもよい。
【0019】
連結手段として一対の支持部とは別体として構成された連結ねじを採用する場合、各支持部と係合するねじ部のねじ方向は、双方ともに右ねじを形成する等、同一方向となるように形成してよく、一方に右ねじを、他方に左ねじを加工する等、相互に逆方となるように形成してもよい。このねじの方向は、採用する支持部との組み合わせにより適切なものを採用する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は、本発明の作業用足場の設置方法により、橋梁用の主桁2の外周部に作業用足場を設置した状態を主桁2の延びる方向から見た図であり、図2は、本設置方法に使用する主桁2の斜視図である。
【0022】
地表からは、支柱1が所定の間隔毎に上方に延びるようにして複数設置されており、主桁2は、これら支柱1の上端にて、平行を成して架設されている。支柱1に支持されている各主桁2は、上下に延びるようにして設けられた主桁ウェブ材3と、この主桁ウェブ材3の上端で左右に張り出す上フランジ4と、主桁ウェブ材3の下端にて左右に張り出す下フランジ5とから構成されている。また、主桁2はその延びる方向の所定間隔毎にて横桁6により主桁ウェブ材3同士が連結されて、一体的に形成されている。そして、かかる主桁2を使用した橋梁は、主桁2の下フランジ5が支柱の上端面により支持され、上フランジ4の上側にコンクリート床版7が打設されることで構成されている。
【0023】
主桁2の外周部に設置される作業用足場は、橋梁を架設する際にコンクリート床版7の打設作業時や、橋梁のメンテナンス作業時等に設置されるものであり、主桁2の下フランジ5のやや下方にて水平に配された下段部11と、主桁2の上下方向における中間位置にて水平に配された中段部15とを備えている。下段部11は、主桁2の延びる方向における所定間隔毎にて、左右に延びるようにして配された複数のパイプ材12と、これらパイプ材12に支持され、主桁2の延びる方向と同方向に延びる板材14…14とから構成されている。この下段部11は、その左右の両端が各主桁2の配置された位置より外側方へ張り出しており、十分な作業スペースを確保している。一方、中段部15は、各主桁2の外側部16に設置された外側部16と、主桁2同士の間にて配置された内側部17とから構成されている。外側部16及び内側部17は、主桁2の延びる方向において所定の間隔毎に配された左右方向に延びるパイプ材18,19と、これらパイプ材18,19に支持され、主桁2の延びる方向と同方向に延びる板材20,21とからそれぞれ構成されている。
【0024】
また、作業用足場には下段部11の左右両端部と中段部15の外側部16の端部とを連結している支柱25,26が左右それぞれに設けられている。この支柱25,26は、下段部11の端部と中段部15の外側部16の端部とを連結することで、これら下段部11と外側部16とが揺れ動くことを防止している。この支柱25は、図1から明らかなように、下段部11の両端から斜め上方に向けて延び、上側が外側方に向け末広がりとなるように配されている。
【0025】
作業用足場を構成するこれら下段部11、中段部15及び支柱25,26は、複数のワイヤーロープによって主桁2にそれぞれ支持されている。主桁2の下方に配された下段部11は、左右両端が各主桁2の外側にワイヤーロープ31,31により、左右方向の中間部分57の2箇所が各種桁の内側にワイヤーロープ34,34によって主桁ウェブ材3にそれぞれ連結されている。また、中段部15の外側部16は、その内縁部がワイヤーロープ32,32で主桁ウェブ材3の外側部16に連結されている一方、外縁部が支柱25,26により支持されている。
【0026】
これに対し、中段部15の内側部17は、その左右両端がワイヤーロープ33,33によって主桁2の主桁ウェブ材3の内側にそれぞれ連結されている。そして、下段部11と中段部15とを連結している左右の支柱25は、その下端が、下段部11の左右端を支持するワイヤーロープ31,31により、主桁ウェブ材3の外側に連結されている。一方、支柱25は、その上端と、中段部15との連結点との間の中間部分57が、ワイヤーロープ30,30によって主桁2の主桁ウェブ材3の外側に連結されている。
【0027】
足場を主桁2に連結させている各ワイヤーロープは、その上部が支持用ジグ50を介して縦板材に着脱可能にそれぞれ取り付けられている。主桁2の主桁ウェブ材3の上部には、図2に示すように、主桁2の延び方向における所定の間隔毎に、支持用ジグ50を取り付けるための取り付け孔40が複数形成されており、支持用ジグ50はこれら取り付け孔40を利用して主桁2に対して着脱自在となるように取り付けられる。
【0028】
このように、作業用足場は、主桁ウェブ材3に形成された複数の取り付け孔40を利用して支持用ジグ50が取り付けられ、この支持用ジグ50に取り付けられたワイヤーロープによって、下段部11、中段部15及び支柱25が支持されることで主桁2の外周部を覆うように設置される。なお、下段部11及び支柱25には、作業者が転落することのないように安全ネット35が取り付けられている。この安全ネット35は、下段部11の外側全体及び、支柱25の外側全体を覆うようにして取り付けられている。
【0029】
この図1に示す実施の形態では、作業用足場を主桁2に支持する手段としてワイヤーロープを利用したものを示しているが、ワイヤーロープの他、フック付きターンバックル、チェーン等を使用しても構わない。
【0030】
図3及び図4は、ワイヤーロープを主桁ウェブ材3に対して着脱自在に取り付ける、本発明の一実施形態にかかる支持用ジグ50を示すものである。支持用ジグ50は、ワイヤーロープを支持するための一対のアイナット51,51と、これらアイナット51,51を連結する連結ボルト55とから構成されている。各アイナット51,51には、フックなどを利用してワイヤーロープがかけられる環状のリング部52,52と、連結ボルト55が挿入されて係合される係合部53,53とからそれぞれ構成されている。
【0031】
リング部52,52は、作業用足場を支持しても破損することの無いようにその線径が大きく形成されている。係合部53,53は、筒状体がリング部52,52の外周部から、その略法線方向に延びるようにしてリング部52,52と一体に形成されており、その中心部分にねじ孔54,54が加工されている。そして、係合部53,53の端面53a,53aは平坦な面に加工されている。なお、係合部53,53に形成されたねじ孔54,54は、係合部53,53の端部とリング部52,52の内周部とを貫通するようにして形成されている。一方、アイナット51,51を連結する連結ボルト55は、その軸方向の両端から中心部へ向かう所定長さの部分に、雄ねじの加工されたねじ部56,56がそれぞれ形成されている。連結ボルト55の軸方向の両側に形成されたねじ部56,56は、双方ともにそのねじ山が同方向になるように右ねじが加工さている。そして、ねじ部56,56同士の間に挟まれた中間部分57は、その長さが、取り付けられる主桁ウェブ材3の板厚より短く形成さている。
【0032】
かかる支持用ジグ50は、連結ボルト55が主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔40に挿入され、主桁ウェブ材3の両側からアイナット51,51が連結ボルト55にそれぞれ締め付けられることで主桁2に固定される。この支持用ジグ50を主桁2に取り付けるには、2人の作業者が主桁2の内側と外側とに別れ、主桁2の両側から取り付け孔40に挿入された連結ボルト55にアイボルトをそれぞれ締め込めばよい。この連結ボルト55のねじ部56,56は、共に右ねじが加工されているので、2人の作業者はいずれもアイナット51,51を時計回りに回せば、アイナット51,51を連結ボルト55に締め込むことができる。そして、この支持用ジグ50にあっては、連結ボルト55の中間部分57の長さが主桁ウェブ材3の板厚より短くなるように形成されているため、2つのアイナット51,51を連結ボルト55に対して締め込めば、いずれのアイナット51,51もその係合部53,53の端面53a,53aが主桁ウェブ材3に当接する。係合部53,53の端面53a,53aは上述のように平坦な面に形成されているので、アイナット51,51が確実に主桁ウェブ材3を挟み込む。かかる作用によって、支持用ジグ50は主桁2に固定される。なお、アイナット51,51は、連結ボルト55のねじ部56,56に締め込まれているだけなので、アイナット51,51を緩めれば、容易に支持用ジグ50を主桁2から取り外すことができる。
【0033】
以上に説明したように、主桁2には、作業用足場を支持するための支持用ジグ50が取り付けられる取り付け孔40が形成され、この取り付け孔40を利用して、支持用ジグ50が、主桁2に対して自在に着脱される。この特性を利用して、作業用足場を次の手順で主桁2に設置、取り外しが成される。
【0034】
まず、主桁2の主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔40に上記支持用ジグ50が取り付けられる。この際、設置される作業用足場が容易に主桁2から脱落することの無いように、取り付け孔40を適宜選択して支持用ジグ50を取り付ける。ただし、作業用足場が崩壊するこの無いように強度を確保でき、バランスを保つことができれば、すべての取り付け孔40に支持用ジグ50を取り付ける必要はない。取り付けの際には、支持用ジグ50が主桁ウェブ材3に対してぐらつくことが無いように、アイナット51,51が十分に締め込まれ、強固に主桁ウェブ材3が挟み込まれる。
【0035】
次いで主桁2に取り付けられた各支持用ジグ50にワイヤーロープの一端が取り付けられる。取り付けられたワイヤーロープの他端には、作業用足場を構成する下段部11、中段部15及び支柱25がそれぞれ取り付けられる。これにより、図1に示した態様のように作業用足場が主桁2の外周部に設置される。なお、設置された作業用足場の下段部11及び支柱25には安全ネット35がそれぞれ取り付けられる。
【0036】
設置された作業用足場を利用して、コンクリート床版7の打設作業や既設橋梁のメンテナンス作業などが行われる。これらの作業が終了した後、設置された作業用足場が主桁2から除去される。そして、作業用足場自体が除去された後、支持用ジグ50も主桁2から取り外される。支持用ジグ50の取り外された後の取り付け孔40には、樹脂などで形成された栓が詰め込まれ、取り付け孔40が閉塞される。このように、本実施形態における作業用足場の設置方法及びこれに使用する支持用ジグ50によれば、作業の終了した後の主桁2には、取り付け用の吊り金具等の付属する部材が主桁2には残らない。
【0037】
なお、支持用ジグ50は、図3及び図4に示すように、一対のアイナット51,51とこれらを連結する連結ボルト55で構成されるものの他、以下に説明する種々のジグを使用することができる。
【0038】
図5及び図6は、別の実施形態にかかる支持用ジグを示している。
【0039】
この支持用ジグ60は、作業用足場を支持するワイヤーロープ等を引っかけるための支持部として、P型ナット61,61を採用している。この支持用ジグ60は、一対のP型ナット61,61と、これらP型ナット61,61を連結する連結ボルト65とから構成されている。
【0040】
P型ナット61,61は、ワイヤーロープ等が掛けられる環状のリング部62,62と、このリング部62,62と一体に形成され、連結ボルト65が係合される係合部63,63とから構成されている。リング部62,62は、容易に破損することが無いように厚肉の部材がリング状に形成されている。一方、係合部63,63は、矩形状の部材がリング部62,62の外周部の一部から半径方向外側に張り出すようにしてリング部62,62と一体に形成されている。また、係合部63,63には、リングの接線方向と平行をなす方向に延びるねじ孔64a,64bが係合部63,63を貫通して形成されている。なお、係合部63,63の一端面63a,63aはリング部62,62の外周部とほぼ面一となるように形成されている。
【0041】
一方、連結ボルト65は、その軸方向の両端から中心部へ向かう所定長さの部分に、雄ねじが加工されたねじ部66,67がそれぞれ形成されている。これらねじ部66,67はそのねじ山が逆方向となるように、一方のねじ部66には右ねじが形成され、他方のねじ部67には左ねじが形成されている。そして、ねじ部66,67同士の間に挟まれた中間部分68は、その長さが、取り付けられる主桁ウェブ材3の板厚より短く形成さている。さらに、連結ボルト65の軸方向の両端面には六角孔69が形成されており、六角レンチRをこの六角孔69に挿入して、連結ボルト65を回転させることができるように構成されている。
【0042】
かかる支持用ジグ60は、連結ボルト65により連結されたP型ナット61,61で主桁ウェブ材3が挟み込まれることで主桁に固定される。
【0043】
この支持用ジグ60を主桁に取り付ける際には、まず、連結ボルト65が主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔に挿入される。2人の作業者が主桁の内側と外側とに別れ、主桁ウェブ材3の両側で、リング部62,62を下側にして、連結ボルト65にP型ナット61,61のねじ孔64a,64bをそれぞれ一致させる。この状態で両作業者はP型ナット61,61を維持しておく。そして、一方の作業者が連結ボルト65の端面に形成された六角孔69に六角レンチRを挿入し、連結ボルト65を回転させる。
【0044】
連結ボルト65の両側に形成されたねじ部は、一方が右ねじで、他方が左ねじである。このため、連結ボルト65を一方向に回転させれば、いずれのP型ナット61,61も締め込まれることになる。連結ボルト65の中間部分68の長さは主桁ウェブ材3の板厚より短く形成されているので、P型ナット61,61が連結ボルト65によって相互に引き寄せられることにより、2つのP型ナット61,61が主桁ウェブ材3を挟み込む。係合部63,63の一端面はリング部62,62の外周部とほぼ面一となるように形成されているのでP型ナット61,61が連結ボルト65の軸方向に対して傾くことなく主桁ウェブ材3に固定される。なお、この支持用ジグ60についても、P型ナット61,61は連結ボルト65のねじ部66,67に締め込まれているだけなので、連結ボルト65を逆方向に回転させれば、容易に支持用ジグ60を主桁ウェブ材3から取り外すことができる。
【0045】
なお、連結ボルトの端面に形成する工具の係合部63,63としては、六角孔69を形成するものには限定されず、図7に示すように突起部70を端面に形成してもよい。この図7に示す連結ボルト65Aにあっては、その端面に六角状の突起部70を設けている。この連結ボルト65Aを回転させるには、通常のスパナを突起部70に係合させて行えばよい。なお、P型ナット61,61のねじ孔64a,64bが邪魔でその内部にスパナを挿入できず、突起部70にスパナを係合できない場合には、ソケットレンチなどを用いれば容易に連結ボルト65Aを回転させることができる。
【0046】
図8は、アイボルト76とP型ナット61との組み合わせからなる支持用ジグ75を示している。この図8から明らかなように、支持用ジグ75を構成するアイボルト76は、一方の支持部と、連結手段を構成するねじ部78とが一体に形成された部材である。このアイボルト76は、環状のリング部77と、このリング部77の外周部から半径方向外側に延びるねじ部78とから構成されている。リング部77には、足場を支持するためのワイヤーロープなどが掛けられるため、容易に破断することのないように、その線径は太く形成されている。また、リング部77の外周部のうち、ねじ部78の付け根の部分77aは、主桁ウェブ材3と隙間無く密接されるように、平坦な面に形成されている。ねじ部78は、主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔40に主桁ウェブ材3の一面側から挿入し、他面側に配置されたP型ナット61に係合させためものである。このため、ねじ部78は、主桁ウェブ材3の板厚より長く形成されている。
【0047】
他方の支持部を構成するP型ナット61は、環状のリング部62と、このリング部62の外周部から半径方向外側に張り出す係合部63とから構成されている。なお、このP型ナット61の構成は、図5及び図6に示した部材と同様であるので、各部位に同一の符号を付してその詳細の説明は省略する。
【0048】
この支持用ジグ75を主桁に取り付けるには、主桁ウェブ材3の一面側にアイボルト76を、他面側にP型ナット61をそれぞれ配置し、一面側からアイボルト76のねじ部78を主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔40に貫通させる。また、主桁ウェブ材3から突出するねじ部78の先端に、P型ナット61の係合部に形成されたねじ孔64aを一致させる。そして、P型ナット61のリング部62を下方に向けた状態に維持し、アイボルト76をねじ部78の中心部を軸に回転させて、P型ナット61に対してねじ込む。これにより、アイボルト76とP型ナット61とが主桁ウェブ材3を挟み込んで、当該支持用ジグ75は主桁ウェブ材3に取り付けられる。
【0049】
以上、支持部にねじ加工を行い、このねじ部に連結部材を直接係合させる支持用ジグについて説明したが、支持用ジグはこれに限定されるものではない。図9は、支持部にはねじ加工されていない支持用ジグの一実施形態を示している。
【0050】
この図9に示す支持用ジグはダブルナット方式を採用するもので、一対のP型部材81,81と、これらP型部材81,81を連結する連結ボルト85と、連結部材両端にそれぞれ係合されるナット88とから構成されている。
【0051】
P型部材81,81は、足場を支持するためのワイヤーロープ等が掛けられる環状のリング部82,82と、このリング部82,82の外周部から外側に張り出す矩形状の取付部83,83とから構成されている。リング部82,82は、上述のP型ナット88と同様に、容易に破損することのないようにその径が太めに形成されている。一方取付部83,83には、リング部82,82の接線方向と平行に延びる貫通孔84,84が形成されている。この貫通孔84,84にはこれら一対のP型部材81,81を連結する連結ボルト85が貫通される。このP型部材81,81における主桁ウェブ材3と当接する部分83a,83aでは、取付部83,83の一端とリング部82,82の外周の一部分とが面一となるように形成され、P型部材81,81が隙間無く主桁ウェブ材3に密接されるように構成されている。
【0052】
連結ボルト85は、その軸方向の両側に、両端から中央にかけての所定長さの部分に雄ねじの加工されたねじ部86,86が形成されている。そして、これらねじ部86,86の間に位置するねじ加工のされていない中間部分は、その長さが主桁ウェブ材3の板厚より短くなるように形成されている。この連結ボルト85に形成されているねじ部86,86は、同一方向のねじ山が形成され、当該支持用ジグ80を主桁ウェブ材3に取り付ける際、両側からナット88を同時に締め付けることができるように構成されている。
【0053】
そして、連結ボルト85の両側に係合させ、P型部材81,81を主桁ウェブ材3に対して締め付けるためのナット88は、連結ボルト85の各ねじ部86,86にそれぞれ2個ずつ設けられたダブルナットとして構成されている。連結ボルト85の各ねじ部86,86において、内側に位置している一対のナット88,88は、連結ボルト85に締め付けられた際に、その内端面がP型部材81,81の取付部83,83の端面83b,83bと当接し、P型部材81,81を主桁ウェブ材3に対して固定する。外側に位置する一対のナット88,88は、内側のナット88,88が緩むことを防止するロックナットである。この外側に位置するナット88,88は連結ボルト85にそれぞれ締め付けられ、その内端面が内側のナット88,88の外端面と当接することで、内側のナット88を連結ボルト85の軸方向の中心側へさらに押圧し、内側のナット88,88の緩みを防止している。
【0054】
図10は、さらに別の実施形態にかかる支持用ジグ90を示すもので、一対の支持部91,91としてフックを採用したものである。この図10に示す支持用ジグ90は、フックを採用した一対の支持部91,91と、これら支持部91,91を連結する連結ボルト95とから構成されている。支持部91,91は、釣り針状に形成されたフック部92,92と、このフック部92,92と一体に形成され、連結ボルト95が係合する係合部93,93とから構成されている。フック部92,92は、この支持用ジグ90が主桁に取り付けられた際、その先端が主桁ウェブ材3に対して外側に向けられて取り付けられる。このフック部92,92には足場を支持するワイヤーロープやターンバックル等が掛けられる。このフック部92,92についても、足場を支持した際に容易に破断することのないように、その線径が太く形成されている。一方、係合部93,93は矩形状に形成されており、フック部92,92の先端が延びる方向と同一の方向にねじ孔94a,94bがそれぞれ形成されている。
【0055】
一方、連結ボルト95は、軸方向の両側に両端から中央に掛けての所定の部分に雄ねじの加工されたねじ部96,97が形成されている。このねじ部96,97は、ねじ山の方向が相互に逆方向に加工されている。また連結ボルト95の軸方向の両端には、スパナやソケットレンチを係合させて当該連結ボルト95を回転させる六角状の突起部99,99がそれぞれ形成されている。
【0056】
この支持用ジグ90を主桁に取り付けるには、主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔40に連結ボルト95を貫通させ、この連結ボルト95の両側に支持部91,91が背合せとなるように支持部91,91を係合させる。この支持用ジグ90についても、図5及び図6に示した支持用ジグ90の場合と同様に、ねじ部96,97のねじ山が逆方向に形成されているので、連結ねじを回転させることで、一対の支持部91,91の間隔を狭め、これら支持部91,91で主桁ウェブ材3を挟み込むことができる。
【0057】
図11〜図14に示す支持用ジグは、支持部としてクランプを採用したものを示している。
【0058】
図11及び図12は、クランプ102を採用した一実施形態にかかる支持用ジグ100を示している。この支持用ジグ100は、クランプ102を採用した一対の支持部101,101と、これら支持部101,101を連結するボルト110及びこのボルト110に係合させるナット111とから構成されている。
【0059】
支持部101は、環状のクランプ102と、当該支持部101を連結するために使用される、クランプ102から張り出す板状の取り付けバー108とから構成されている。
【0060】
クランプ102は、クランプ102の半円部分を構成する本体部103と、他の半円部分を構成する調整バンド104とから構成されている。本体部103の一端103aと、調整バンド104の基部104aとは、連結ピン105で連結されており、この連結ピン105を軸にして調整バンド104が本体部103に対して回転可能に構成されている。また、本体部103の他端103bと調整バンド104の先端104bとは調整ねじ106により連結されている。このクランプ102は、調整ねじ106の締め込みの程度に応じてその径が調整される。
【0061】
一方、取り付けバー108は平坦な板材で形成されており、調整バンド104の基部104aが位置する本体部103の一端103aに取り付けられている。この取り付けバー108の先端には、連結手段としてのボルト110が挿入される孔109が形成されている。
【0062】
なお、連結手段を構成するボルト110及びナット111は、一般に使用されているものを使用すればよい。
【0063】
図12は、主桁ウェブ材3に支持用ジグ100が取り付けられた状態を示すものである。この図12に示すように、クランプ102,102が取り付けバー108,108に対して下側に位置する状態で、取り付けバー108,108の先端に形成された孔109,109と主桁ウェブ材3の取り付け孔40とが位置合わせされる。この際、各支持部101,101は、取り付けバー108,108が主桁ウェブ材3にそれぞれ当接され、調整ねじ106が主桁ウェブ材3に対して互いに外側を向けられている。この状態で、主桁ウェブ材3の側方から2つの取り付けバー108,108及び主桁ウェブ材3にボルト110が貫通され、このボルト110にナット111が係合されることで当該支持用ジグ100が主桁ウェブ材3に取り付けられている。
【0064】
図13及び図14は、クランプを採用した別の実施形態にかかる支持用ジグ120を示している。この支持用ジグ120は、支持部121,122を構成する一対の環状のクランプ123,123と、一方の支持部121に設けられた連結部手段を構成する連結ボルト124と、他方のクランプに設けられた連結ボルト124と係合する係合部125とから構成されている。
【0065】
クランプ123は、クランプ123の半円部分を構成する本体部128と、他の半円部分を構成する調整バンド129とから構成されている。本体部128の一端と、調整ボルトの基部とは、連結ピン130で連結されており、この連結ピン130を軸にして調整バンド129が本体部128に対して回転可能に構成されている。また、本体部128の他端と調整バンド129の先端とは調整ねじ131により連結されている。調整ねじ131の軸方向の中間部分は、調整バンド129の先端に係合されている。本体部128の他端部分には調整ボルト131の先端が挿入される筒状の支持部132が形成されている一方、調整バンド129の先端には調整ねじ131が貫通されるねじ孔の形成されたブラケット133が設けられている。調整ねじ131は、調整バンド129のブラケット133に形成されたねじ孔を貫通し、本体部128の支持部132に挿入されることで、本体部128と調整バンド129とを連結している。そして、このクランプ123は、調整ねじ131の締め込みの程度に応じてその径が調整される。
【0066】
また、一方の支持部121にはクランプ123の本体部128の外周部から外側に向けて突出する連結ボルト124がクランプ123と一体的に設けられている。また、他方の支持部122には、矩形状に形成され、連結ボルト124と係合する係合部125がクランプ123と一体的に設けられている。この係合部125には本体部128の接線方向に平行に延びるねじ孔126が形成されており、このねじ孔126に連結ボルト124が係合されることで2つの支持部121,122が連結される。
【0067】
図14は、主桁ウェブ材3に当該支持用ジグ120が取り付けられた状態を示している。この図14に示すように、主桁ウェブ材3の一面側から一方の支持部121の連結ボルト124が主桁ウェブ材3の取り付け孔40に貫通されており、連結ボルト124の先端に他方の支持部122の係合部125が係合されている。この支持用ジグ120では、連結ボルト124を軸として、支持部121,122を回転させることで連結させている。
【0068】
図15及び図16はさらに別の実施形態にかかる支持用ジグを示している。
【0069】
図15及び図16に示す支持用ジグ140は、支持部として短パイプ143を利用したものである。支持用ジグ140は、短パイプ143を利用して形成された一対の支持部141,142と、一方の支持部141に設けられ、連結手段を構成している連結ボルト145と、他方の支持部142に設けられ、連結ボルト145と係合するナット146とから構成されている。各支持部141,142は、内部が空洞の短パイプ143と、この短パイプ143の一端を閉塞するようにして短パイプ143に取り付けられている円盤材144とから構成されている。円盤材144の中心には、連結ボルト145が貫通することが可能な孔がそれぞれ形成されている。一方、円盤材144の周縁は短パイプ143の外周部から半径方向外側に張り出しており、主桁ウェブ材3に安定して取り付けられるように構成されている。
【0070】
これらの支持部141,142のうち一方の支持部141には、連結ボルト145が円盤材144の中心から軸方向に延びるようにして設けられている。この連結ボルト145は、ボルト頭部145bとねじ部145aとから構成されていて、ボルト頭部145bは短パイプ143の内側に位置しており、ねじ部145aのみが支持部の軸方向に延びている。他方の支持部142には、短パイプ143の内部にて、円盤材144の中心に連結ボルト145と係合するナット146が設けられている。
【0071】
かかる構成を有する支持用ジグ140は、主桁ウェブ材3に形成された取り付け孔40の位置で円盤材144を主桁ウェブ材3にそれぞれ対向させて、一方の支持部141に設けられた連結ボルト145を取り付け孔40に挿入させる。そして、主桁ウェブ材3から突出した連結ボルト145の先端に他方の支持部142に設けられたナット146を係合させて、支持部141,142を連結ボルト145を軸として回転させる。これにより、二つの支持部141,142が主桁ウェブ材3を挟み込み、当該支持用ジグ140が主桁ウェブ材3に固定される。この支持部141,142には、様々な種類の部品を取り付けることができる。
【0072】
例えば、図15は、作業用足場を支持するためのチェーン150,150を支持部141,142に取り付けた実施例を示したものである。支持部141,142の短パイプ143に取り付けられるチェーン150は、その端部にホルダ151がそれぞれ取り付けられており、このホルダ151が短パイプ143の外周面を保持することで取り付けられている。
【0073】
図16は、クランプ155,155を各支持部141,142に取り付けた実施例を示している。各クランプ155は、作業用足場を支持するためのワイヤーロープやチェーン、或いは作業用足場の骨組みを構成するパイプ材が取り付けられるクランプの本体156と、短パイプ143を保持するためのホルダ157とからそれぞれ構成されている。各クランプ155は、短パイプ143の外周面に保持させることで着脱自在に取り付けられている。
【0074】
なお、この図15及び図16に示す支持用ジグ140を使用する場合、当該支持用ジグ140を主桁ウェブ材3に取り付けた後に種々の部品を支持部141,142に取り付けてもよいし、部品を支持部141,142に取り付けた後に支持用ジグ140を主桁に取り付けても構わない。この順序は、支持部141,142に取り付けられる部品の種類に応じて決定すればよい
以上、本発明の種々の実施形態にかかる支持用ジグを使用して本発明にかかる作業用足場の設置方法を実施する場合について説明したが、設置方法を実施するに当たり、主桁ウェブ材に形成された取り付け孔を利用して主桁に対して自在に着脱することができれば、市販のクランプなどを用いて実施することを妨げるものではない。
【0075】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、作業用足場の設置を短期間かつ低コストで設置することができる。また、架設された橋梁の外観を良好にすると共に、応力集中源を主桁から排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる作業用足場の設置方法により作業用足場を主桁に設置した状態を示す図。
【図2】本発明の作業用足場の設置方法に使用される主桁の一部を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施形態にかかる支持用ジグを側方から見た図。
【図4】図3に示す支持用ジグの斜視図。
【図5】別の実施形態にかかる支持用ジグを側方から見た図。
【図6】図5に示す支持用ジグの斜視図。
【図7】図5及び図6に示す支持用ジグの連結ボルトとは別の実施形態にかかる連結ボルトのねじ部の斜視図。
【図8】さらに別の実施形態にかかる支持用ジグを側方から見た図。
【図9】ダブルナット方式を採用した実施形態にかかる支持用ジグを側方から見た図。
【図10】支持部にフックを採用した実施形態にかかる支持用ジグを側方から見た図。
【図11】支持部にクランプを採用した実施形態にかかる支持用ジグの支持部の斜視図。
【図12】図11に示す支持部を採用した支持用ジグが主桁ウェブ材に取り付けられた状態を示す図。
【図13】図11及び図12に示す支持用ジグとは別の実施形態にかかる支持用ジグの斜視図。
【図14】図13に示す支持用ジグが主桁ウェブ材に取り付けられた状態を示す図。
【図15】短パイプを支持部に採用した支持用ジグにチェーンを保持させた実施形態を示す図。
【図16】短パイプを支持部に採用した支持用ジグにクランプを保持させた実施形態を示す図。
【符号の説明】
2 主桁
3 主桁ウェブ材
11 下段部
15 中段部
16 外側部
17 内側部
40 取り付け孔
50、60,75,80,90,100,120,140 支持用ジグ
51 アイナット(支持部)
53,63,93,125,141,142 係合部
55,65,65A,85,95、124,145 連結ボルト
61 P型ナット(支持部)
76 アイボルト
81 P型部材(支持部)
83 取付部
88,146 ナット
91,101,121,122 支持部
92 フック部
102,123 クランプ
108 取り付けバー
110 ボルト
111 ナット
143 短パイプ
144 円盤材

Claims (6)

  1. 架設された主桁に対して着脱自在な支持用ジグを、前記主桁を構成する主桁ウェブ材に形成された取り付け孔を利用して固定し、前記主桁ウェブ材に固定された前記支持用ジグに作業用足場を支持させることを特徴とする作業用足場の設置方法。
  2. 前記支持用ジグは、前記作業用足場が支持される一対の支持部と、これら支持部を連結する連結手段とから構成されており、
    前記連結手段を前記取り付け孔に貫通させて前記一対の支持部を連結し、
    前記主桁ウェブ材を連結されたこれら支持部で挟み込むことでこの支持用ジグを着脱自在に固定することを特徴とする請求項1記載の作業用足場の設置方法。
  3. 前記作業用足場を利用した所定の作業が終了後に、当該作業用足場を前記主桁から除去し、さらに前記支持用ジグをも前記主桁から取り去ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業用足場の設置方法。
  4. 架設された主桁を構成する主桁ウェブ材に形成された取り付け孔を利用して当該主桁に作業用足場を設置するための支持用ジグであって、
    前記作業用足場を支持する一対の支持部と、前記取り付け孔に貫通されてこれら支持部同士を係脱可能に連結する連結手段とを備え、この連結手段が前記一対の支持部を前記主桁ウェブ材に挟み込ませることを特徴とする支持用ジグ。
  5. 前記連結手段は、一方の前記支持部と一体的に形成された連結ねじ部と、他方の前記支持部に設けられ、前記連記ねじ部が係合するナット部とから構成されていることを特徴とする請求項4に記載の支持用ジグ。
  6. 前記連結手段は、前記一対の支持部とは別体として構成された連結ねじと、前記一対の支持部にそれぞれ設けられ、前記連結ねじが係合する係合部とから構成されていることを特徴とする請求項4に記載の支持用ジグ。
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