JP2017227026A - 梁接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合された大梁と小梁の接合部にブレースを効率良く取り付けることができる梁接合構造を提供する。【解決手段】H形鋼からなる大梁2と、その大梁2に対して直角に配置されたH形鋼からなる小梁6とが接合部材10により接合され、接合部材10にブレース30が取り付けられている。大梁2のウェブ5と接合部材10の基板部11、及び小梁6のウェブ9と接合部材10の突出板部15が、ボルト31及びナット32のねじ締結により接合されており、そのナット32のうちの少なくとも一つが、貫通孔33bを有する軸体からなるめねじ部材33であり、めねじ部材33に対して、貫通孔33bに通した接続リング34を介して、ブレース30が取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄骨造の建物における梁と梁とを接合する梁接合構造に関するものである。
鉄骨造の建物では鉄骨からなる梁が縦横に配置されており、一方の梁の端部が、その一方の梁に直交する他方の梁の側面に対して直角に接合され、あるいは両方の梁の端部同士が互いに直線状に接合されている。このような梁接合構造として幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された梁接合構造は、H形鋼からなる大梁と、大梁と直交する方向に掛け渡されたH形鋼からなる小梁とを、大梁及び小梁のウェブに取り付けられる接合部材を介してボルト締結により接合し、接合部材に対して水平に溶接固定された板状の補強部にブレースを取り付けるようにしたものである。
この梁接合構造の大梁と小梁は、接合部材を介して、例えば高力ボルトを用いたねじ締結により接合される。このため、作業効率の悪い溶接による接合が行われることがなく、大梁と小梁の接合の作業効率の向上を図ることができる。
特開2010−285754号公報
上述の特許文献1に記載の梁接合構造は、ブレースを固定するための板状の補強部が、接合部材に対して溶接により固定されている。このため、予め接合部材に対して水平に補強部を溶接固定する必要があった。水平に補強部を溶接固定するには熟練を要し、また、別途、溶接工程を行うことから作業性が悪いという問題があった。
この問題を解決するために、図7に示す梁接合構造では、大梁40に接合された小梁41の下方のフランジ42に板状の固定金具43を介して、ボルト締結によりブレース44を固定するようにしたものがある。
この梁接合構造では、ブレース44の固定金具43は、図8に示すように、小梁41の下方のフランジ42に対してボルト締結により固定されるので、特許文献1に記載の梁接合構造の場合のような、熟練を要する溶接固定を行う必要がない。
しかしながら、図8に示す梁接合構造では、ブレースの固定において、固定金具43を小梁41の下方のフランジ42に対してボルト締結により固定する作業が別途必要となり、さらなる現場での作業性の向上が求められている。
そこで、この発明の課題としては、接合された大梁と小梁の接合部にブレースを効率良く取り付けることができる梁接合構造を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、H形鋼からなる大梁と、H形鋼からなり、前記大梁に対して交差する方向に配置された小梁と、前記大梁のウェブと前記小梁のウェブとをボルト及びナットのねじ締結により接合する接合部材と、前記接合部材に取り付けられるブレースとを備え、
前記接合部材は、前記大梁のウェブに対向する基板部と、その基板部に対して前記交差する方向に突き出す突出板部とを有し、前記接合部材は、前記大梁のウェブと前記基板部、及び前記小梁のウェブと前記突出板部を前記ボルト及びナットのねじ締結により接合するものであり、
前記ナットのうちの少なくとも一つが、軸体からなるめねじ部材であり、前記めねじ部材が一端部に形成されためねじ部と、他端部に形成された貫通孔とを有し、前記めねじ部材の貫通孔の周縁部に前記ブレースが取り付けられた構成を採用することができる。
この構成によると、ボルト及びナット、あるいはボルト及びめねじ部材のねじ締結を行うことにより、接合部材による大梁と小梁との接合と、接合部材へのブレースの取り付けとを効率良く行うことができる。
また、めねじ部材が軸体からなるものであるので、貫通孔の周縁部はブレースから受ける引っ張り力に十分に耐えることができる。
また、前記接合部材は、前記基板部の上端及び下端から前記大梁のフランジに沿って前記交差する方向に延び出す上支持板部及び下支持板部と、前記上支持板部と下支持板部とを連結し、前記交差する方向に沿う補強板部とを有し、前記突出板部が、前記補強板部から前記小梁のウェブの厚み分だけ前記大梁の長さ方向一方に変位した状態に配置された構成を採用することができる。
この構成の接合部材は、上支持板部と下支持板部とを大梁の上下のフランジのそれぞれに固定することで、大梁に対してより強固に接合される。
また、大梁と小梁とを接合部材により接合すると、小梁のウェブと接合部材の補強板部とが、前記交差する方向に並ぶ状態となる。このため、大梁に対する接合部材の補強板部の位置が小梁のウェブの大梁の長さ方向の位置となる。
前記接合部材が前記大梁のウェブに対して反対側に配置される板状の受け部材を有し、前記接合部材の基板部と前記受け部材とにより前記大梁のウェブが挟まれた状態で、ねじ締結により接合された構成を採用することができる。
この構成によると、大梁のウェブは、接合部材の基板部と受け部材とに挟まれることにより剛性が高められる。このため、めねじ部材を介してブレースから受ける引っ張り力による大梁のウェブの変形が防止される。
この発明は、接合部材による大梁と小梁との接合と、接合部材へのブレースの取り付けとをボルト及びナット、あるいはボルト及びめねじ部材のねじ締結で効率良く行うことができる。
この発明に係る実施形態の梁接合構造の要部を示す斜視図 同上の梁接合構造の要部を示す分解斜視図 同上の梁接合構造の要部を示す断面平面図 (a)同上のめねじ部材の斜視図、(b)同上のめねじ部材の平面図 同上の梁接合構造の変形例の要部を示す断面平面図 同上の梁接合構造を示す断面平面図 従来の梁接続構造の下方から見た斜視図 同上の梁接続構造の要部を示す底面図
以下、この発明の実施形態に係る梁接合構造を図1〜4に基づいて説明する。
この実施形態に係る梁接合構造1は、H形鋼からなる大梁2と、H形鋼からなり、大梁2に対して交差する方向に配置された小梁6と、大梁2と小梁6とをねじ締結により接合する接合部材10と、接合部材10に取り付けられるブレース30とを備えている。
さらに、梁接合構造1は、接合部材10とにより大梁2のウェブ5を挟む状態でねじ締結される受け部材20を備えている。
大梁2は、建造物の複数の柱部材(図示省略)の間に架設され、適用される建造物に対応して予め設定された長さを有する。大梁2は、上下方向に間隔をおいて配置される上フランジ3及び下フランジ4と、上フランジ3と下フランジ4との間に配置されてそれらを連結する板状のウェブ5とを有する。
大梁2の上フランジ3及び下フランジ4は、上下方向を厚さ方向とする平板状であり、その厚さ寸法は、梁接合構造1に要求される強度に応じたものが選択される。
上フランジ3は、上下方向に貫通するボルト孔3aが、四個を一組として、大梁2の長さ方向に所定間隔をあけて三組形成される。各組において、ボルト孔3aは、ウェブ5を挟んで幅方向の一方側と他方側にそれぞれ二個ずつ形成されている(図2参照)。
下フランジ4は、上フランジ3と同様に、上下方向に貫通するボルト孔4aが四個を一組として、大梁2の長さ方向に所定間隔をあけて三組形成される。三組のボルト孔4aは、上フランジ3の三組のボルト孔3aと対応する位置に形成される。
ウェブ5は、上フランジ3及び下フランジ4の幅方向中央部に配置されるとともに、それぞれに対し略垂直となるよう位置している。ウェブ5は、水平方向に貫通するボルト孔5aが、四個を一組として、大梁2の長さ方向に所定間隔をあけて三組形成される。この三組のボルト孔5aは上フランジの三組のボルト孔3aと対応する位置に形成される。
小梁6は、大梁2のウェブ5に対し接合される梁であり、その長さ方向が大梁2の長さ方向に対して交差する方向(以下、単に交差方向という。図1では略直角となる方向。)に接合される。
また、小梁6は、上下方向に間隔をあけて配置される上フランジ7及び下フランジ8と、上フランジ7と下フランジ8との間に配置され、それらを連結する板状のウェブ9とを有する。
小梁6の上フランジ7及び下フランジ8は、上下方向を厚さ方向とする平板状であり、その厚さ寸法は、梁接合構造1に要求される強度に応じたものが選択される。
ウェブ9は、水平方向に貫通するボルト孔9aが、小梁6の長さ方向の両端部に上下方向に二箇所に形成されている。ウェブ9の上下方向の幅は、大梁2のウェブ5と同じ幅を有する。
接合部材10は、大梁2のウェブ5に対向する上下方向に延びる基板部11と、基板部11の上端と下端のそれぞれから大梁2の上フランジ3と下フランジ4のそれぞれに沿って同じ向きに延びる上支持板部12と下支持板部13とを有する。
さらに、接合部材10は、基板部11の大梁2の長さ方向中央において、上支持板部12と下支持板部13を連結する補強板部14と、補強板部14の先端から連結部14aを介して小梁6の上フランジ7と下フランジ8の間へ突き出る突出板部15とを有する。
基板部11は、矩形をなし、水平方向に貫通する四個のボルト孔11aを有する。それぞれのボルト孔11aは、補強板部14を挟んで両側に二個ずつ形成されている。
上支持板部12は、上下方向に貫通する二個のボルト孔12aを有する。下支持板部13は、上下方向に貫通する二個のボルト孔13aを有する。ボルト孔12a及びボルト孔13aは、補強板部14を挟んで両側に一個ずつ形成されている。
補強板部14及び突出板部15は、交差方向に延びている。補強板部14の連結部14aが、大梁2の幅方向外側に向かって、大梁2の長さ方向一方に延び出している。補強板部14の連結部14aの先端に突出板部15が連結される。
突出板部15は、補強板部14に対して、平行であり、かつ、小梁6のウェブ9の厚み分だけ大梁2の長さ方向一方に変位して配置されている(図3参照)。突出板部15は、上下方向二箇所に水平方向に貫通するボルト孔15aを有する。
大梁2のウェブ5を挟んで接合部材10と反対側に、受け部材20が接合部材10と共にねじ締結により固定される。受け部材20は、接合部材10に対して、補強板部14の連結部14a及び突出板部15を有していない点で相違し、その他の構造は、接合部材10と同じである。
すなわち、受け部材20は、大梁2のウェブ5に対向する上下方向に延びる基板部21と、基板部21の上端と下端のそれぞれから大梁2の上フランジ3と下フランジ4のそれぞれに沿って同じ向きに延びる上支持板部22と下支持板部23とを有する。
さらに、受け部材20は、基板部21の大梁2の長さ方向中央において、上支持板部22と下支持板部23を連結する補強板部24を有する。また、基板部21、上支持板部22及び下支持板部23は、それぞれボルト孔21a、ボルト孔22a及びボルト孔23aを有する。
接合部材10及び受け部材20が大梁2のウェブ5を挟んで配置され、接合部材10の基板部11と受け部材20の基板部21とが大梁2のウェブ5側で対向している。この状態で基板部11のボルト孔11a、基板部21のボルト孔21a及びウェブ5のボルト孔5aが四箇所において一致する。
四箇所で一致するボルト孔11a、ボルト孔21a及びボルト孔5aのそれぞれに受け部材20側からボルト31が挿通される。挿通された四本のボルト31のうち、接合部材10の基板部11の、補強板部14に対して大梁2の長さ方向他方の下側に位置するボルト31に対して、めねじ部材33がねじ締結される。その他の三本のボルト31にナット32がねじ締結される。
めねじ部材33は、円柱状をなす軸体を加工したものである(図4(a)中の二点鎖線参照)。また、めねじ部材33は、一端部の端面から軸線上の途中位置にまで形成されるめねじ部33aと、他端部に形成された貫通孔33bとを有している。
図4(b)に示すように、めねじ部材33の他端部は、直径方向両側が切り欠かれ、一端部と比較して当該直径方向の厚みが小さく形成されている。貫通孔33bは、切り欠かれた直径方向に貫通している。貫通孔33bの周縁部は、めねじ部材33の他端部側が円弧状をなしている。貫通孔33bには接続リング34が連結されている。
めねじ部材33は、一端部の直径方向両側に面取り部33cが軸線方向に沿って形成されている。面取り部33cは、貫通孔33bの周縁部に対して平行となっている。面取り部33cに工具を係止してめねじ部材33を締め付けることができる。
なお、めねじ部材33は、他端部の直径方向両側を切り欠かずに、円柱状の他端部に直径方向に貫通孔33bを貫通させたものであってもよい。この実施形態でのめねじ部材33は、他端部の直径方向両側が切り欠かれている。この場合、貫通孔33bに通した接続リング34は、めねじ部材33に対する接続角度の自由度が向上するので、接合部材10に対するブレース30の取り付け角度の自由度が向上する。
また、接合部材10は、大梁2の上フランジ3に対して、そのボルト孔3aと上支持板部12のボルト孔12aを一致させた状態で、ボルト31及びナット32のねじ締結により接合される。
さらに、接合部材10は、大梁2の下フランジ4に対して、そのボルト孔4aと下支持板部13のボルト孔13aを一致させた状態で、ボルト31及びナット32によりねじ締結により接合される。
受け部材20は、接合部材10と同様に、大梁2の上フランジ3及び下フランジ4に対して、上支持板部22及び下支持板部23がボルト31及びナット32のねじ締結により接合される。
大梁2に接合された接合部材10は、突出板部15に対して、大梁2の長さ方向他方側に小梁6のウェブ9が配置される。このとき、接合部材10の補強板部14と小梁6のウェブ9とが、小梁6のウェブ9の長さ方向に並んだ状態となっている(図3参照)。
この状態で、ウェブ9のボルト孔9aと突出板部15のボルト孔15aが上下方向の二箇所において一致している。二箇所で一致するボルト孔9aとボルト孔15aのそれぞれに、小梁6側からボルト31が挿通される。
挿通された二本のボルト31のうち、下側に位置するボルト31に対して、めねじ部材33がねじ締結され、上側に位置するボルト31にナット32がねじ締結される。
めねじ部材33の接続リング34が、ブレース30としてのターンバックルの端部に高力ボルト及びナットのねじ締結により連結される。これにより、図6に示すように、接合部材10により接合された隣り合う大梁2と小梁6との間にブレース30が対角線状に接合される。
接続リング34は、予めめねじ部材33の貫通孔33bに通された状態となっている。接続リング34は、金属製の線材を環状に折り曲げ加工したものであって、めねじ部材33の貫通孔33bに通された状態で、その両端部をスポット溶接、アーク溶接などにより接合したものである。
以上のように構成される梁接合構造は、大梁2と小梁6とを接合部材10を介してねじ締結により接合する際、そのねじ締結に用いるナット32のうち少なくとも一つをめねじ部材33とし、そのめねじ部材33にブレースが取り付けられている。
すなわち、大梁2と小梁6との接合部材10を介しての接合と、接合部材10へのブレース30の取り付けとを溶接を用いることなく、ボルト31及びナット32、あるいはボルト31及びめねじ部材33のねじ締結のみにより行うことができる。
このため、現場において、一般に熟練を要する溶接工程を行うことなく、熟練を要しないねじ締結の作業工程のみとなり、梁接合構造の構築の作業性が向上する。
また、接合部材10は、ボルト31及びナット32のねじ締結により、上支持板部12と下支持板部13が大梁2の上フランジ3と下フランジ4とにそれぞれに固定される。このため、接合部材10は大梁2に対してより強固に接合される。
さらに、大梁2と小梁6とを接合部材10により接合すると、小梁6のウェブ9と接合部材10の補強板部14とが交差方向に並ぶ状態となる。このため、大梁2に対する接合部材10の補強板部14の位置が、大梁2の長さ方向における小梁6のウェブ9の位置となる。
めねじ部材33は、一端側の軸線上にめねじ部33aが形成され、他端部に貫通孔33bを有する軸体からなるものである。このため、貫通孔33bの周縁部はブレース30から受ける引っ張り力に十分に耐えることができる。
なお、この実施形態では、図3に示すように、めねじ部材33は、接合部材10の基板部11の、補強板部14に対して大梁2の長さ方向他方の下側に位置するボルト31にねじ締結されているが、これに限られない。
必要に応じて、例えば、図5に示すように、接合部材10の基板部11の、補強板部14に対して大梁2の長さ方向一方の下側に位置するボルト31に対して、めねじ部材33がねじ締結されるようにしてもよい。
この場合、小梁6のウェブ9のボルト孔9aと、接合部材10の突出板部15のボルト孔15aとに突出板部15側から二本のボルト31が挿通され、下側に位置するボルト31に対してめねじ部材33がねじ締結される。
このように、接合部材10に対するブレース30の取り付け位置は、ボルト31にねじ締結するめねじ部材33の締結位置を変更することによって、容易に変更することができる。
また、接合部材10に対して取り付けられるブレース30の数は、梁接合構造1が適用される建造物に対応して予め設定されている。このため、大梁2のウェブ5と基板部11、及び小梁6のウェブ9と突出板部15とのねじ締結に用いられるナット32のうちの少なくとも一つをめねじ部材33として、めねじ部材33の数によってブレース30の取り付け数に対応すればよい。
この実施形態は、大梁2のウェブ5に対して、その幅方向片側のみに小梁6を接合部材10を介して接合したものである。このような接合に限られず、例えば、図6に示すように、大梁2のウェブ5に対して、上フランジ3(下フランジ4)の幅方向両側に小梁6を接合するようにしてもよい。
この場合、受け部材20の代わりに接合部材10を用いて、上述した手法と同様に、大梁2のウェブ5に対して、上フランジ3(下フランジ4)の幅方向両側に小梁6を接合することが可能である。
1 梁接合構造
2 大梁
3 上フランジ
4 下フランジ
5 ウェブ
3a、4a、5a ボルト孔
6 小梁
7 上フランジ
8 下フランジ
9 ウェブ
9a ボルト孔
10 接合部材
11 基板部
12 上支持板部
13 下支持板部
14 補強板部
14a 連結部
15 突出板部
11a、12a、13a、15a ボルト孔
20 受け部材
21 基板部
22 上支持板部
23 下支持板部
24 補強板部
21a、22a、23a ボルト孔
30 ブレース(ターンバックル)
31 ボルト
32 ナット
33 めねじ部材
33a めねじ部
33b 貫通孔
33c 面取り部
34 接続リング
40 大梁
41 小梁
42 フランジ
43 固定金具
44 ブレース

Claims (4)

  1. H形鋼からなる大梁と、H形鋼からなり、前記大梁に対して交差する方向に配置された小梁と、前記大梁のウェブと前記小梁のウェブとをボルト及びナットのねじ締結により接合する接合部材と、前記接合部材に取り付けられるブレースとを備え、
    前記接合部材は、前記大梁のウェブに対向する基板部と、その基板部に対して前記交差する方向に突き出す突出板部とを有し、前記接合部材は、前記大梁のウェブと前記基板部、及び前記小梁のウェブと前記突出板部を前記ボルト及びナットのねじ締結により接合するものであり、
    前記ナットのうちの少なくとも一つが、軸体からなるめねじ部材であり、前記めねじ部材が一端部に形成されためねじ部と、他端部に形成された貫通孔とを有し、前記めねじ部材の貫通孔の周縁部に前記ブレースが取り付けられたことを特徴とする梁接合構造。
  2. 前記接合部材は、前記基板部の上端及び下端から前記大梁のフランジに沿って前記交差する方向に延び出す上支持板部及び下支持板部と、前記上支持板部と下支持板部とを連結し、前記交差する方向に沿う補強板部とを有し、前記突出板部が、前記補強板部から前記小梁のウェブの厚み分だけ前記大梁の長さ方向一方に変位した状態に配置されたことを特徴とする請求項1に記載された梁接合構造。
  3. 前記接合部材が前記大梁のウェブに対して反対側に配置される板状の受け部材を有し、前記接合部材の基板部と前記受け部材とにより前記大梁のウェブが挟まれた状態で、ねじ締結により接合されたことを特徴とする請求項1または2に記載された梁接合構造。
  4. 前記めねじ部材は、円柱状の軸体からなり、他端部の直径方向両側が切り欠かれ、その切り欠かれた直径方向に前記貫通孔が貫通するようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載された梁接合構造。
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