JP3791610B2 - 鏡面加工用超砥粒ホイール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的には超砥粒ホイールに関し、特定的には、シリコン、ガラス、セラミックス、フェライト、水晶、超硬合金等の硬質脆性材料を鏡面加工するために用いられる鏡面加工用超砥粒ホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、半導体装置における高集積化やセラミックス、ガラス、フェライト等の加工における超精密化といった急激な技術革新により、材料の高精度な鏡面加工が要求されてきている。このような鏡面加工は、一般的にはラッピング加工と呼ばれる研削方法によって行なわれる。具体的には、この研削方法は、ラップ定盤と工作物の間にラップ液に混合した遊離砥粒を供給して、ラップ定盤と工作物に圧力を加えながら擦り合わせ、遊離砥粒の転動作用と引っかき作用とにより工作物を削り、工作物の表面に高精度な鏡面を与える加工方法である。しかしながら、ラッピング加工は遊離砥粒を多量に消費するために、使用済みの遊離砥粒と、工作物の切削によって発生した切り粉と、ラップ液との混合物、すなわちスラッジと呼ばれるものが大量に発生し、作業環境を悪化させ、公害が発生することが大きな問題となっていた。
【0003】
そこで、上記のような遊離砥粒を用いた研削方法に代わる方法として、固定された微細な超砥粒を用いた鏡面加工法の研究開発が盛んに行なわれている。固定された微細な超砥粒を用いた鏡面加工法としては、平均粒径が数μmの超砥粒を弾性的に保持したレジンボンド超砥粒ホイールによる加工法や、電解によりボンド材を溶かしながらメタルボンド超砥粒ホイールをドレッシングして、メタルボンド超砥粒ホイールで材料を研削するようにしたELID(Electrolytic In-process Dressing)研削加工法などがよく知られている。
【0004】
しかしながら、上記のレジンボンド超砥粒ホイールを用いた加工法では、微細な超砥粒を使用するため、砥石の切れ味が悪く、しかも砥石の摩耗が大きいので、工作物の加工面の形状変化や精度低下が起きやすく、頻繁に砥石のツルーイングとドレッシングを行なわなければならないという問題があった。
【0005】
また、上記のメタルボンド超砥粒ホイールを用いた加工法では、レジンボンド超砥粒ホイールを用いた加工法によって得られた工作物の加工面と同程度の鏡面状態を得るためには、メタルボンド材が高い剛性を有するので、レジンボンド超砥粒ホイールよりもさらに細かい超砥粒を使用する必要があり、その結果、一層、砥石の切れ味が悪化するという問題があった。
【0006】
切れ味の問題を解決する方法としては、結合材としてビトリファイドボンドを使用し、かつ、超砥粒層の面積を小さくすることが考えられる。たとえば、結合材としてビトリファイドボンドを使用した超砥粒層に多数の溝を形成し、研削加工に寄与して作用する超砥粒層が相互に隙間をあけて形成されるようにする。このような超砥粒層を形成した超砥粒ホイールを使用すれば、従来の遊離砥粒を用いた研削加工を固定された超砥粒を用いた研削加工に変更することができるだけでなく、ダイヤモンドロータリドレッサー(以下、RDと称する)でツルーイングとドレッシングを行なうことによって、切れ味が極めて良好で、寿命の長い鏡面加工用ビトリファイドボンド超砥粒ホイールを提供することができる。これは、ビトリファイドボンドの大きな容量の気孔が、チップポケットの役割を果たし、切り粉の排出をスムーズにして能率の高い加工を可能にし、鏡面状態として工作物の微小な表面粗さを得ることができるためである。
【0007】
上記の鏡面加工用ビトリファイドボンド超砥粒ホイールでは、セグメント状の超砥粒層が複数個、環状の台金の周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されている。しかしながら、セグメントの大きさや形状によっては、鏡面加工中に破砕した超砥粒や脱落した超砥粒、または加工屑が超砥粒層と工作物との間に挟まれることによって、工作物の表面にスクラッチが発生する場合があった。また、発生したスクラッチを除去する加工工程に時間がかかるという問題もあった。
【0008】
たとえば、特許第2976806号公報では、セグメント式研削砥石の構造が提案されている。このセグメント式研削砥石では、セグメント固定溝が形成され、複数の砥粒層セグメントがそれぞれ、セグメント固定溝に嵌め込まれている。しかしながら、このような構造のセグメント式研削砥石を用いて研削加工を行なうと、加工屑がセグメント固定溝に詰まり、加工屑の排出が極めて悪くなるという問題があった。
【0009】
また、特開昭54−137789号公報においては、平面研削用セグメントタイプ砥石の構造が提案されている。この公報に開示されたセグメントタイプ砥石では、超砥粒層は、メタルボンドやレジンボンドの結合材を用いて超砥粒を焼結することによって形成されている。この公報の第4図や第6図に示されるような板状セグメントの超砥粒層を環状の台金の周方向に沿って相互に間隔をあけて配置した場合、加工屑の排出性は良好になるが、結合材としてメタルボンドやレジンボンドが用いられるために、研削抵抗が高くなるという問題があった。このため、研削加工において切れ味が悪くなり、超砥粒層が台金から外れやすいという問題もあった。研削加工において加工量が増加するに伴い、超砥粒層が外れることが多くなり、スクラッチが発生する場合があった。その結果、研削砥石の寿命が低下するという問題もあった。
【0010】
さらに、上記の公報の第1図には、円筒形状に形成された超砥粒層のセグメントチップを環状の台金の周方向に沿って相互に間隔をあけて配置した平面研削用セグメントタイプ砥石の構成が提案されている。しかしながら、このような円筒形状の超砥粒層は研削加工において台金から外れ難いが、加工屑が円筒形状の超砥粒層の内側に詰まりやすく、加工屑の排出性が悪くなるという問題が起こり得る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の目的は、上述のような問題を解決することであり、鏡面加工中に発生する破砕した超砥粒や脱落した超砥粒、または加工屑の排出性を改善することによってスクラッチが発生し難く、効率の高い加工を行なうことができるとともに、セグメント状の超砥粒層が台金から外れ難くすることによって、超砥粒層の外れによるスクラッチの発生も防止することが可能な鏡面加工用超砥粒ホイールを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った鏡面加工用超砥粒ホイールは、端面を有する環状の台金と、環状の台金の周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されて台金の端面上に固着され、かつ、各々が周側端面を有する複数の超砥粒層とを備えた鏡面加工用超砥粒ホイールであって、複数の超砥粒層の各々は、山形に曲げられたV字形状の板形状を有し、かつ、周側端面が超砥粒ホイールの回転軸とほぼ平行となるように配置され、複数の超砥粒層の各々の板形状の厚みで規定される面が台金の端面上に固着されており、V字形状の頂部が台金の内周側に位置している。
【0013】
好ましくは、複数の超砥粒層は、台金の半径方向を中心軸として左右対称形状である。
【0014】
好ましくは、台金の外周部は厚み方向に突出しており、その突出した部分の上に複数の超砥粒層が固着される。
【0015】
好ましくは、超砥粒層においては、超砥粒はビトリファイドボンドの結合材で結合されている。
【0016】
好ましくは、超砥粒層においては、超砥粒はレジンボンドの結合材で結合されている。
【0017】
好ましくは、V字形の頂角は、30度以上150度以下である。
好ましくは、超砥粒層は超砥粒ホイールの回転軸にほぼ垂直な作用面を有し、複数の超砥粒層の作用面積は、複数の超砥粒層の各々の外周側端縁を結んだ線と複数の超砥粒層の各々の内周側端縁を結んだ線とによって形成されるリング状の面積に対して5%以上80%以下の比率を有する。
【0018】
好ましくは、超砥粒層は、平均粒径が0.1μm以上100μm以下の超砥粒を含有する。
【0019】
超砥粒ホイールにおいては、超砥粒層の各々の板形状の厚みで規定される面、すなわち板形状の厚み方向に沿った面が台金の端面上に固着されているので、複数の超砥粒層の間に十分な隙間を形成することができるので、加工屑や切り屑の排出性を良好にすることができる。
【0020】
周側端面が超砥粒ホイールの回転軸とほぼ平行となるように超砥粒層の各々が配置されているので、インフィード研削加工において研削加工が進むにつれて超砥粒層が磨耗しても、工作物に対する各超砥粒層の作用面の位置がほぼ一定であるので、安定した加工形態を持続することができる。このため、常に超砥粒層の作用面を工作物の中央部に接触させることが可能となる。これにより、工作物の仕上がり面が平坦になる。
【0021】
複数の超砥粒層の各々は山形に曲げられた板形状を有する。山形の板形状の厚みで規定される面が台金の端面上に固着されているので、すなわち台金の端面に対する超砥粒層の固着面の形状が山形であるので、研削加工時に各超砥粒層にかかる垂直方向と超砥粒ホイールの回転方向との抵抗に対して強くなるので、超砥粒層は台金の端面から外れ難くなる。これにより、超砥粒層の外れによって工作物の表面にスクラッチが発生することを防止することができる。
【0022】
複数の超砥粒層の各々は、山形に曲げられた部分が超砥粒ホイールの内周側に位置するように配置されている。このように構成することによって、山形に曲げられて閉じた部分の反対側の開いた部分が超砥粒ホイールの外周側に位置するので、研削加工中に発生した加工屑や切り屑が開いた部分から容易に排出され得るようになる。したがって、加工屑の排出性を向上させることができる。
【0023】
複数の超砥粒層の各々は、V字形に曲げられた板形状を有する板形状の各超砥粒層をV字形に曲げることによって、研削加工時に各超砥粒層に加わる垂直方向と超砥粒ホイールの回転方向との抵抗に対して超砥粒層は強くなるので、台金の端面からより外れ難くなる。このため、研削加工中において超砥粒層が外れることによってスクラッチが発生するのを防止することができる。
【0024】
超砥粒はビトリファイドボンドの結合材で結合されているのが好ましい。結合材としてビトリファイドボンドは研削加工時における研削抵抗を低くすることができるので、超砥粒層を台金の端面からより外れ難くすることができる。これにより、研削加工中に超砥粒層が外れることによって工作物表面にスクラッチが発生するのをより効果的に防止することができる。また、結合材としてビトリファイドボンドは超砥粒ホイールの自生作用を円滑に行なわせるように作用するので、良好な切れ味を維持するのに寄与する。
【0025】
超砥粒はレジンボンドの結合材で結合されているのが好ましい。結合材としてレジンボンドは、上述のビトリファイドボンドと同様に、超砥粒ホイールの自生作用を円滑に行なわせるように作用するので、良好な切れ味を維持するのに寄与する。また、結合材としてレジンボンドは弾性作用を有するので、研削加工中において発生する工作物表面のスクラッチが小さくなり、工作物の表面粗さが小さくなるという効果をもたらす。
【0026】
超砥粒層の各々がV字形に曲げられた板形状を有する場合に、V字形の頂角は30度以上150度以下であるのが好ましい。V字形の頂角を30度以上とする理由は、研削加工時の加工屑や切り屑を効率よく排出させるためである。また、V字形の頂角を150度以下とする理由は、工作物の研削面に研削液を効率よく供給することができるとともに、研削加工時の抵抗に対して超砥粒層を台金の端面から外れ難くするためである。これらの効果を向上させるために、V字形の頂角は、45度以上90度以下とするのがより好ましい。
【0027】
V字形に曲げられた板形状を有する超砥粒層の大きさについては、V字形の1辺の長さを2〜20mm、V字形を構成する板形状の厚みを0.5〜5mm、V字形を構成する板形状の高さ、すなわち超砥粒ホイールの回転軸方向に沿った長さを3〜10mmにするのが好ましい。より好ましくは、V字形を構成する1辺の長さを3〜15mm、V字形を構成する板形状の厚みを1〜3mm、V字形を構成する板形状の高さを3〜10mmとする。また、V字形に曲げられた板形状を有する超砥粒層は、環状の台金の周方向に沿って相互に0.5〜20mmの間隔をあけて台金の端面上に固着されるのが好ましく、その間隔は1〜10mmとするのがより好ましい。超砥粒層の間の間隔は、研削加工条件、工作物の種類により適宜決定するのが好ましい。
【0028】
複数の超砥粒層の各々の形状を板形状にすることによって、1つの超砥粒層が一体となって連続したものを台金の端面に形成したタイプ、すなわちコンティニュアスタイプに対して、超砥粒層の作用面の面積率を低減し、超砥粒1個当りに作用する力を大きくする等の制御を行なうことができ、研削性を向上させることができるとともに、超砥粒ホイールの自生作用を円滑に行なうことができる。超砥粒ホイールの半径方向に沿った各超砥粒層の長さを同じとした場合、複数の板形状の超砥粒層の作用面の面積は、コンティニュアスタイプの面積に対して5〜80%とするのが好ましく、10〜50%の範囲内とするのがより好ましい。これにより、この発明の超砥粒ホイールにおいては、コンティニュアスタイプの超砥粒層に対して2〜10倍の加工圧力が各超砥粒層の作用面に加わることになり、切れ味の良好な状態を持続することができる。
【0029】
超砥粒層は、平均粒径が0.1μm以上100μm以下の超砥粒を含有するのが好ましい。この発明のもう1つの局面に従った超砥粒ホイールの結合材として、ビトリファイドボンドやレジンボンドを用いる場合には、含有される超砥粒としてはレジンボンド用合成超砥粒が適している。レジンボンド用合成超砥粒は、メタルボンド用合成超砥粒やソーブレード用合成超砥粒に比較して、破砕性が高いので、RDによるツルーイングとドレッシングとにより、超砥粒の先端に微小な切れ刃を形成させることができるので、特に好ましい。
【0030】
レジンボンド用合成ダイヤモンド砥粒としては、GEスーパーアブレイシブ社製では、商品名RVM、RJK1、トーメイダイヤ株式会社製では、商品名IRM、デ・ビアース社製では、商品名CDA等を適用することができる。レジンボンド用合成CBN砥粒としては、GEスーパーアブレイシブ社製では、商品名BMP1、昭和電工株式会社製では、商品名SBNB、SBNT、SBNF等を適用することができる。
【0031】
本発明の超砥粒ホイールのツルーイングとドレッシングを行なうには、RDを用いるのが能率と成形精度を考慮すると最も好ましいが、RDの代わりにダイヤモンド粒度が♯30(粒径650μm)前後で、ダイヤモンド砥粒の先端部高さのばらつきをなくしたメタルボンド砥石または電着砥石を用いることも可能である。
【0032】
以上のように、この発明の鏡面加工用超砥粒ホイールを研削加工に用いると、研削加工中に破砕した超砥粒や脱落した超砥粒、または加工屑や切り屑が超砥粒層と工作物との間に挟まって工作物表面にスクラッチが発生するのを効果的に防止することができる。このように超砥粒または切り屑の排出性を向上させることができるとともに、研削加工中において超砥粒層が台金の端面から外れ難いので、超砥粒層の外れによるスクラッチの発生も防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1と図2に示すように、超砥粒ホイール100は、アルミニウム合金等から形成されたカップ状の台金120と、台金120の一方端面121上に周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されて固着された複数個の平板状の超砥粒層110とから構成される。超砥粒層110の厚みを規定する面、すなわち厚み方向に沿った面113が、台金120の一方端面121に形成された所定幅の円周方向の溝に固着されている。超砥粒層110の周側端面111が超砥粒ホイール100の回転軸とほぼ平行となり、超砥粒層110の長さ方向が超砥粒ホイール100の半径方向となるように各超砥粒層110が台金120の一方端面121に固着されている。各超砥粒層110は超砥粒ホイール100の回転軸にほぼ垂直な作用面112を有する。台金120の中央部には超砥粒ホイール100の回転軸を挿入するための孔122が形成されている。
【0034】
(実施の形態2)
図3に示すように、この発明のもう1つの実施の形態として超砥粒ホイール200は、アルミニウム合金等から形成されたカップ状の台金220と、この台金220の一方端面221上に周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されて固着された複数個の平板状の超砥粒層210とから構成されている。図1と図2に示される超砥粒ホイール100と異なる点は、超砥粒ホイール200の超砥粒層210の各々の長さ方向が超砥粒ホィール200の半径方向に対して角度αをなすように、各超砥粒層210が台金220の一方端面221上に固着されている。
【0035】
(実施の形態3)
図4〜図7に示すように、この発明のさらにもう1つの実施の形態として超砥粒ホイール300は、アルミニウム合金等から形成されたカップ状の台金320と、台金320の一方端面321上に周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されて固着された、複数個の山形に曲げられた板形状を有する超砥粒層310とから構成される。各超砥粒層310の板形状の厚みで規定される面313が、台金320の端面321に形成された所定の幅の円周方向の溝に固着されている。各超砥粒層310の周側端面311は超砥粒ホイール300の回転軸とほぼ平行となり、各超砥粒層310の曲げられた部分314が超砥粒ホイール300の内周側に位置するように各超砥粒層310が台金320の一方端面321上に固着されている。この実施の形態の場合、超砥粒層310は山形に曲げられた板形状としてV字形の形状になっているので、V字形状の頂部314が超砥粒ホイール300の内周側に位置するように台金320の一方端面313上に固着されている。
【0036】
(実施の形態4)
図8と図9に示すように、この発明のさらに別の実施の形態として超砥粒ホイール400は、アルミニウム合金等から形成されたカップ状の台金420と、台金420の一方端面421上に周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されて固着された、複数個の山形に曲げられた板形状を有する超砥粒層410とから構成される。この実施の形態では、図4〜図7に示される超砥粒ホイール300と異なり、超砥粒層410の山形に曲げられた板形状としては、曲面を有するように曲げられた板形状、すなわち角部が曲率半径を有する形状となっている。
【0037】
上記の実施の形態1と2(図1と図2に示される超砥粒ホイール100と図3に示される超砥粒ホイール200)においては、結合材としてビトリファイドボンドが用いられる。また、上記の実施の形態3と4(図4〜図7で示される超砥粒ホイール300と図8と図9で示される超砥粒ホイール400)においては、結合材としてはメタルボンドや電着ボンドが用いられてもよいが、ビトリファイドボンドまたはレジンボンドを用いるのが好ましい。ビトリファイドボンドではセラミックス系のガラスを用いるのが好ましく、有気孔構造になっているのがより好ましい。また、レジンボンドとしてはフェノール系樹脂を用いるのが好ましく、フィラーを添加するのがより好ましい。
【0038】
なお、この発明の超砥粒ホイールのいずれの実施の形態においても、超砥粒層は樹脂系の接着剤やろう付け等によって台金の一方端面に接合されるのが好ましい。
【0039】
(実施例)
本発明の実施例としての超砥粒ホイールと比較例としての超砥粒ホイールを製作し、各超砥粒ホイールを用いてインフィード研削方式において鏡面加工試験を行なった。鏡面加工試験の評価方法としては、直径100mmの円板状の単結晶シリコンの工作物を切込み量(粗加工と仕上げ加工の合計切込み量)35μmで研削し、この研削加工を1回の加工とした。したがって、1回の研削加工量は274.9mm3であった。この研削加工を継続し、工作物の加工後の表面粗さRaと、加工後の表面の凹凸の最大幅(山と谷との間の最大距離)であるPV値とによって評価した。以下に示す表面粗さRaとPV値はすべて5回の研削加工を行なった時点での数値とした。
【0040】
なお、インフィード研削加工は、図10に示すように、回転軸2に取付けられた超砥粒ホイール1がR1に示す方向に回転するとともに、被削材3がR2に示す方向に回転することによって行なわれる。図10において超砥粒ホイール1の下側の面に超砥粒層が固着されている。超砥粒層が被削材3の研削面31に接触するように超砥粒ホイール1が設けられる。このようにして、超砥粒ホイール1の超砥粒層が、被削材3の中心部分32を常に通過するように研削加工が行なわれる。このような研削加工はインフィード研削方式と呼ばれる。
【0041】
(実施例1)
ビトリファイドボンドと粒度♯3000(砥粒径2〜6μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、温度1100℃の焼成炉に入れて焼成し、平板状の超砥粒層としてダイヤモンド層を製作した。平板状の断面の1辺の長さは4mm、厚みは1mm、高さは5mmであった。ビトリファイドボンドの組成を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 0003791610
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mmの円周方向の溝を深さ1mmで形成した。この溝に、上記で得られた複数のダイヤモンド層を相互に2.5mmずつの間隔をあけて、ダイヤモンド層の板状の断面の長さ方向が台金の半径方向になるようにエポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして図1に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0043】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。その鏡面加工条件を表2に示す。
【0044】
【表2】
Figure 0003791610
その結果、切れ味は良好であり、工作物の表面粗さRaは0.015μm、PV値は0.20μmでスクラッチは少なく良好な状態であった。
【0045】
(実施例2)
ビトリファイドボンドと粒度♯3000(砥粒径2〜6μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、温度1100℃の焼成炉に入れて焼成し、平板状のダイヤモンド層を製作した。平板状の断面の1辺の長さは4mm、厚みは1mm、高さは5mmであった。
【0046】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mm、深さ1mmの円周方向の溝を形成した。この溝に、上記で得られた複数個のダイヤモンド層を相互に2.5mmずつの間隔をあけて、ダイヤモンド層の板状の断面の長さ方向が台金の半径方向、すなわち超砥粒ホイールの半径方向に対して角度α=20度をなすように、エポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして、図3に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0047】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0048】
その結果、切れ味は良好であり、工作物の表面粗さRaは0.015μmであり、PV値は0.21μmであり、スクラッチは少なく良好な状態であった。
【0049】
(実施例3)
ビトリファイドボンドと粒度♯3000(砥粒径2〜6μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、温度1100℃の焼成炉に入れて焼成し、板状で断面がV字形のダイヤモンド層を製作した。V字形断面の1辺の長さは4mm、板状の厚みは1mm、V字形断面を構成する2辺の角度は90度、ダイヤモンド層の高さは5mmであった。
【0050】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mm、深さ1mmの円周方向の溝を形成した。この溝に、上記で得られた複数個のダイヤモンド層を相互に1mmずつの間隔をあけて、V字形断面の頂部が台金の内周側半径方向に向くようにエポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして、図4に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0051】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0052】
その結果、切れ味は良好であり、工作物の表面粗さRaは0.015μm、PV値は0.21μmであり、スクラッチは少なく、良好な状態であった。
【0053】
また、加工回数に従って変化する工作物のPV値と表面粗さを測定した。その測定結果を図11に示す。また、加工回数と工作物の表面粗さとの関係を図12に、加工回数と研削抵抗との関係を図13に示す。図11と図12から、加工回数が増加しても、工作物の表面粗さとPV値は相対的に小さな値で、変化する範囲も小さいことがわかる。また、図13から、加工回数が増加しても研削抵抗はあまり変化せず、小さな値に維持されていることがわかる。したがって、加工量が増加しても、研削抵抗を低く維持することができるので、研削加工中において超砥粒の外れによるスクラッチの発生を防止することができるだけでなく、超砥粒ホイールの寿命を長くすることができることがわかる。
【0054】
(実施例4)
ビトリファイドボンドと粒度♯3000(砥粒径2〜6μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、温度1100℃の焼成炉に入れて焼成し、板状で断面が半リング状(半円筒状)のダイヤモンド層を製作した。半リング状断面の半径は4mm、板状の厚みは1mm、高さは5mmであった。
【0055】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mm、深さ1mmの円周方向の溝を形成した。この溝に、上記で得られた複数個のダイヤモンド層を相互に1mmずつの間隔をあけて、ダイヤモンド層の半リング状の断面の曲げられた部分が台金の内周側半径方向に向くように、エポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして、図8に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0056】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0057】
その結果、切れ味は良好であり、工作物の表面粗さRaは0.018μm、PV値は0.24μmであり、スクラッチは少なく、良好な状態であった。
【0058】
(実施例5)
レジンボンドと粒度♯2400(砥粒径4〜8μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を温度200℃でプレス成形し、板状で断面がV字形のダイヤモンド層を製作した。V字形断面の1辺の長さは4mm、板状の厚みは1mm、V字形状を形成する2辺の角度は90度、高さは5mmであった。レジンボンドはフェノール系樹脂を主体にしたものを用いた。
【0059】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mm、深さ1mmの円周方向の溝を形成した。この溝に、上記で得られた複数個のダイヤモンド層を相互に1mmずつの間隔をあけて、ダイヤモンド層のV字形断面の頂部が台金の内周側半径方向に向くように、エポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして、図4に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0060】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0061】
その結果、切れ味は良好であり、工作物の表面粗さRaは0.014μm、PV値は0.18μmであり、スクラッチは少なく、良好な状態であった。
【0062】
また、加工回数に従って変化する工作物の表面粗さと研削抵抗を測定した。加工回数と工作物の表面粗さとの関係を図12に、加工回数と研削抵抗との関係を図13に示す。図12から、加工回数が増加しても、工作物の表面粗さは小さい値で維持され、変化する範囲も小さいことがわかる。また、図13から、ビトリファイドボンドを用いた実施例3の超砥粒ホイールに比べれば、研削抵抗は高いが、加工回数が増加しても、研削抵抗の変化は小さいことがわかる。このことから、実施例5のレジンボンドを用いた超砥粒ホイールは、実施例3のビトリファイドボンドを用いた超砥粒ホイールに比べて研削抵抗が高いが、ビトリファイドボンドを用いた超砥粒ホイールと同様に自生作用を発揮し、切れ味を良好にしているのがわかる。
【0063】
(実施例6)
メタルボンドと粒度♯2400(砥粒径4〜8μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、ホットプレス法により焼結を行なうことにより、板状で断面がV字形のダイヤモンド層を製作した。V字形断面の1辺の長さは4mm、板状の厚みは1mm、V字形断面を形成する2辺の角度は90度、高さは5mmであった。メタルボンドは、銅−錫系合金を使用した。
【0064】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mm、深さ1mmの円周方向の溝を形成した。この溝に、上記で得られた複数個のダイヤモンド層を相互に1mmずつの間隔をあけて、ダイヤモンド層のV字形断面の頂部が台金の内周側半径方向に向くように、エポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして図4に示すダイヤモンドホイールを製作した。
【0065】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを施した後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0066】
その結果、工作物の表面粗さRaは0.021μm、PV値は0.24μmであり、スクラッチの発生は少なく、良好であった。
【0067】
しかしながら、ビトリファイドボンドを用いた実施例3の超砥粒ホイールや、レジンボンドを用いた実施例5の超砥粒ホイールに比べて、切れ味に持続性がなく、加工を繰返すにつれて切れ味が悪くなった。工作物の表面には焼けが多数発生していた。加工回数によって変化する工作物の表面粗さと研削抵抗を測定した。加工回数と工作物の表面粗さとの関係を図12に、加工回数と研削抵抗との関係を図13に示す。図12と図13から、メタルボンドを用いた超砥粒ホイールには自生作用はなく、超砥粒が摩耗してしまうと、メタルボンドの表面が露出して工作物の表面粗さが小さくなる現象を示すが、研削抵抗は上昇し、切れ味が悪くなり、工作物の表面に焼けが発生する現象をもたらすことがわかる。
【0068】
(実施例7)
図14と図15に示すような導電性の型を多数用意し、導電性の型4のV字状斜面41の上に電着を行なうことによって電着ダイヤモンド層を製作した。型の大きさは、L1が6mm、L2が5mm、L3が4mmであった。型4の上面にV字形の窪みが形成されている。この型を多数並べたものをスルファミン酸ニッケル浴に入れ、型の上面に粒度♯2400(砥粒径4〜8μm)のダイヤモンド砥粒を電鋳により固着することにより、厚みが0.7mmのダイヤモンド層を形成した。その後、ダイヤモンド層を型から剥離し、板状で断面がV字形のダイヤモンド層を製作した。V字形断面の1辺の長さは4mm、板状の厚みは1mm、V字形断面を形成する2辺の角度は90度、高さは5mmであった。
【0069】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に幅4.5mm、深さ1mmの円周方向の溝を形成した。この溝に、上記で製作した複数個のダイヤモンド層を相互に1mmずつの間隔をあけて、V字形断面の頂部が台金の内周側半径方向に向くように、エポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして図4に示すダイヤモンドホイールを製作した。
【0070】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0071】
その結果、工作物の表面粗さRaは0.029μm、PV値は0.32μmであり、スクラッチの発生は少なく、良好であった。
【0072】
しかしながら、ビトリファイドボンドを用いた実施例3の超砥粒ホイールや、レジンボンドを用いた実施例5の超砥粒ホイールに比べて、切れ味に持続性がなく、加工を繰返すにつれて切れ味が悪くなった。また、加工量が増えるに従って、工作物の表面に焼けが発生し、この焼けによるスクラッチが多数発生した。加工回数に従って変化する工作物の表面粗さと研削抵抗を測定した。加工回数と工作物の表面粗さとの関係を図12に、加工回数と研削抵抗との関係を図13に示す。図12と図13から、加工回数が増加するにつれて、電着ボンドの超砥粒ホイールにおいては超砥粒が摩耗し、自生作用がなく、また研削抵抗が加工回数の増加に従って上昇し、切れ味が悪くなることがわかる。
【0073】
(比較例1)
ビトリファイドボンドと粒度♯3000(砥粒径2〜6μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、温度1100℃の焼成炉に入れて焼成し、外径200mm、幅3mmのリング状のダイヤモンド層を製作した。リング状のダイヤモンド層の作用面には、外周側から内周側に向かって分断するように幅1mmの溝(底あり)を等間隔に形成し、溝と溝との間の超砥粒層の周方向に沿った長さは3mmとした。
【0074】
外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製の台金の一方端面に、リング状のダイヤモンド層をエポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして、図16に示すダイヤモンドホイールを製作した。
【0075】
図16に示すように、リング状の超砥粒層510が幅1mmの溝を有するように台金520の一方端面521上に固着されている。台金520の中央部には超砥粒ホイール500の回転軸を挿入するための孔522が設けられている。
【0076】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを行なった後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0077】
その結果、切れ味は良好であったが、工作物の表面粗さRaは0.031μm、PV値は0.34μmであり、スクラッチは工作物の中心部に集中して発生していた。加工回数に従って変化する工作物の表面粗さとPV値を測定した。その結果を図17に示す。図17からわかるように、実施例3の超砥粒ホイールと比較すれば、工作物の表面粗さRaとPV値は加工回数によって大きく変化し、またその値も相対的に大きいことがわかる。
【0078】
なお、外径200mmの円弧を有し、幅3mm、周方向の長さ3mmのセグメント状のダイヤモンド層を複数個、製作し、幅1mmの間隔をあけて等間隔でリング状に並べて台金の一方端面に接着することによって、上記と同様のダイヤモンドホイールを製作した。このダイヤモンドホイールを用いて単結晶シリコンの鏡面加工を行なった場合にも、上記と同様の結果が得られた。
【0079】
(比較例2)
レジンボンドと粒度♯2400(砥粒径4〜8μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を温度200℃でプレス成形し、平板状のダイヤモンド層を製作した。ダイヤモンド層の形状や台金の一方端面への取付方法は実施例1と同様にして、レジンボンドは実施例5と同様のものを用いて、複数個の平板状のダイヤモンド層を台金の一方端面上にエポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして図1に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0080】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを施した後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0081】
その結果、工作物の表面粗さRaは0.013μm、PV値は0.18μmであり、スクラッチは少なく良好な状態であったが、加工回数を増やすに従い、加工負荷が上昇し、加工回数14回目で超砥粒層が台金から外れた。これが原因でスクラッチが発生するとともに、超砥粒ホイールは使用不能となった。
【0082】
(比較例3)
メタルボンドと粒度♯2400(砥粒径4〜8μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、ホットプレス法により焼結を行ない、平板状のダイヤモンド層を製作した。ダイヤモンド層の形状や台金の一方端面への取付方法は実施例1と同様にし、メタルボンドは実施例6と同様のものを用いて、複数個の平板状のダイヤモンド層を台金の一方端面上にエポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして図1に示す鏡面加工用ダイヤモンドホイールを製作した。
【0083】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを施した後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0084】
その結果、工作物の表面粗さRaは0.021μm、PV値は0.23μmであり、スクラッチは少なく、良好な状態であったが、加工回数を増やすに従い加工負荷が上昇し、加工回数8回目で超砥粒層が台金から外れた。これが原因で工作物にスクラッチが発生するとともに、この超砥粒ホイールは使用不能となった。
【0085】
(比較例4)
ビトリファイドボンドと粒度♯3000(砥粒径2〜6μm)のダイヤモンド砥粒とを均一に混合した。この混合物を室温でプレス成形した後、温度1100℃の焼成炉に入れて焼成し、板状で断面がV字形のダイヤモンド層を製作した。V字形断面の1辺の長さは4mm、板状の厚みは1mm、V字形断面を形成する2辺の角度は90度、高さは10mmであった。
【0086】
台金として外径200mm、厚み32mmのアルミニウム合金製台金を用いた。図18に示すように、台金620の一方端面621には、直径6mmの孔623をダイヤモンド層を取付ける個数だけ形成した。この孔623の軸は、ダイヤモンドホイールの外周側に向かって45度の角度で傾斜している。
【0087】
上記で得られた複数個のV字形断面を有する板状のダイヤモンド層を台金620の一方端面621に形成された直径6mmの孔623にそれぞれ差し込み、エポキシ樹脂系接着剤で接着した。このようにして、図19に示すダイヤモンドホイールを製作した。図19に示すように、V字形断面を有する板状の各超砥粒層610は、台金620の一方端面621上に固着され、超砥粒ホイール600の回転軸に対して外周側に向かって45度の角度だけ傾斜した周側端面を有する。台金620の中央部には、超砥粒ホイール600の回転軸を挿入するための孔622が形成されている。
【0088】
得られたダイヤモンドホイールを縦軸ロータリテーブル式平面研削盤に取付けて、ダイヤモンドロータリドレッサーにより、ツルーイングとドレッシングを施した後、単結晶シリコンの鏡面加工を行なった。鏡面加工条件は実施例1と同様の条件とした。
【0089】
その結果、切れ味は良好であったが、研削加工時のダイヤモンドホイールに加わる圧力により、ダイヤモンド層の一部に欠けが見られた。工作物の表面粗さRaは0.018μm、PV値は0.36μmであり、欠けた超砥粒層を巻き込んだことに起因するスクラッチが工作物の表面に見られた。
【0090】
以上の実施例と比較例の結果により、本発明の実施例の鏡面加工用ダイヤモンドホイールは、従来のダイヤモンドホイールや比較例のダイヤモンドホイールに比べて、工作物に発生するスクラッチが少なく、高精度な表面粗さを得ることができ、加工屑や切り屑の排出性に優れていることが確認された。
【0091】
以上に開示された実施の形態や実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態や実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものであると意図される。
【0092】
本発明の超砥粒ホイールは、シリコン、ガラス、セラミックス、フェライト、水晶、超硬合金等の硬質脆性材料を鏡面加工するために用いるのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の1つの実施の形態に従った超砥粒ホイールを示す平面図である。
【図2】 図1に示す超砥粒ホイールのII−II線に沿った断面端面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に従った超砥粒ホイールの平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に従った超砥粒ホイールの平面図である。
【図5】 図4に示した超砥粒ホイールの側面図である。
【図6】 図4に示す超砥粒ホイールのVI−VI線に沿った断面端面図である。
【図7】 図4に示す超砥粒ホイールの超砥粒層部分を示す部分斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に従った超砥粒ホイールの平面図である。
【図9】 図8に示した超砥粒ホイールの側面図である。
【図10】 インフィード研削加工を模式的に示す斜視図である。
【図11】 本発明の実施例3において、研削加工試験を行なった1つの結果として、加工回数と工作物のPV値(工作物の加工表面の凹凸の最大幅、すなわち山と谷との間の最大距離)および表面粗さRaとの関係を示す図である。
【図12】 本発明の実施例3、5、6および7において、研削加工試験の結果の1つとして、加工回数と工作物の表面粗さとの関係を示す図である。
【図13】 本発明の実施例3、5、6および7において、研削加工試験の結果の1つとして、加工回数と研削抵抗との関係を示す図である。
【図14】 本発明の実施例7において、電着ダイヤモンド層を製作する際に用いられた導電性の型を示す平面図である。
【図15】 本発明の実施例7において、電着ダイヤモンド層を製作する際に用いられた導電性の型を示す側面図である。
【図16】 本発明の比較例1で製作された超砥粒ホイールを示す平面図である。
【図17】 本発明の比較例1において、研削加工試験の結果の1つとして、加工回数と工作物のPV値および表面粗さRaとの関係を示す図である。
【図18】 本発明の比較例4において、超砥粒層を台金の端面に取付けるために孔が設けられた台金を示す部分断面図である。
【図19】 本発明の比較例4において製作された超砥粒ホイールの平面図である。
【符号の説明】
300 超砥粒ホイール、310 超砥粒層、311 周側端面、314 頂部、320 台金、321 端面。

Claims (8)

  1. 端面(321)を有する環状の台金(320)と、
    前記環状の台金(320)の周方向に沿って相互に間隔をあけて配置されて前記台金(320)の端面(321)上に固着され、かつ、各々が周側端面(311)を有する複数の超砥粒層(310)とを備えた鏡面加工用超砥粒ホイール(300)であって、
    複数の前記超砥粒層(310)の各々は、山形に曲げられたV字形状の板形状を有し、かつ、周側端面(311)が前記超砥粒ホイール(300)の回転軸とほぼ平行となるように配置され、
    複数の前記超砥粒層(310)の各々の板形状の厚みで規定される面(313)が前記台金(320)の端面(321)上に固着されており、
    前記V字形状の頂部(314)が台金の内周側に位置している、鏡面加工用超砥粒ホイール。
  2. 前記複数の超砥粒層(310)は、前記台金(320)の半径方向を中心軸として左右対称形状である、請求項1に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
  3. 前記台金(320)の外周部は厚み方向に突出しており、その突出した部分の上に前記複数の超砥粒層(310)が固着される、請求項2に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
  4. 前記超砥粒層(310)においては、超砥粒はビトリファイドボンドの結合材で結合されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
  5. 前記超砥粒層(310)においては、超砥粒はレジンボンドの結合材で結合されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
  6. 前記V字形の頂角は、30度以上150度以下である、請求項1から5のいずれか1項に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
  7. 前記超砥粒層(310)は前記超砥粒ホイール(300)の回転軸にほぼ垂直な作用面(312)を有し、複数の前記超砥粒層(310)の作用面積は、複数の超砥粒層(310)の各々の外周側端縁を結んだ線と複数の超砥粒層(310)の各々の内周側端縁を結んだ線とによって形成されるリング状の面積に対して5%以上80%以下の比率を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
  8. 前記超砥粒層(310)は、平均粒径が0.1μm以上100μm以下の超砥粒を含有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の鏡面加工用超砥粒ホイール。
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