JP3789310B2 - データ再生装置、データ再生方法、及び、プログラム - Google Patents

データ再生装置、データ再生方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ再生装置及びデータ再生方法に関する。また、本発明は、コンピュータにデータを再生させるためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
MP3(MPEG-1 Audio Layer 3)等の音声圧縮技術により約1/10に圧縮された楽曲データを再生できるデータ再生装置がある。
【0003】
MP3形式の楽曲データは、コンピュータ等を使用して、例えば、MP3形式の楽曲データを配信しているサイトからインターネットを介してダウンロードしたり、通常の音楽CDに記録されている楽曲データを専用のエンコーダソフトを用いて圧縮することにより得られる。
【0004】
また、以上のようにして得られたMP3形式の楽曲データを、コンピュータ等により、CD−R(Compact Disc Recordable )等の記録媒体に記録することができる。この際、楽曲データは、例えばISO9660により規定されるフォーマットに従って階層状に作成されたフォルダに保存される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、MP3等の音声圧縮技術を用いると、楽曲データを約1/10にまで圧縮することができる。このため、1枚の記録媒体に多数の楽曲データを記録することができる。
【0006】
しかし、楽曲データの数が多いため、利用者がよく聞く(例えば一番最近聞いた)楽曲データやその楽曲データが保存されているフォルダを探すのが大変であった。特に、オーディオ装置のように操作ボタンの数やディスプレイの表示領域に制限のあるデータ再生装置では、再生時の操作が非常に煩雑になってしまうという問題がある。
【0007】
従って、本発明は、操作が簡単なデータ再生装置を提供することを目的とする。また、本発明は、操作を簡単にするためのデータ再生方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかるデータ再生装置は、階層状に作成された複数のフォルダに保存された楽曲データを記録している記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダを示すフォルダ情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶しているフォルダ情報が示すフォルダが前記記録媒体に記録されていなかった場合、該フォルダ情報が示すフォルダの1つ上の階層のフォルダに保存されている楽曲データから順番に再生する再生手段と、から構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、簡単な操作で一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダから再生を開始させることができる。
【0009】
前記記憶手段は、前記フォルダ情報を前記記録媒体を示す媒体情報と対応付けて記憶し、前記再生手段は、再生対象の記録媒体から、該記録媒体を示す媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記媒体情報取得手段が取得した媒体情報を用いて、前記記憶手段から前記再生対象である記録媒体のフォルダ情報を取得するフォルダ情報取得手段と、を備えてもよい。
【0010】
前記記憶手段は、前記記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データを示すデータ情報をさらに記憶し、前記再生手段は、前記フォルダ情報が示すフォルダに保存されている楽曲データの内、前記記憶手段が記憶しているデータ情報が示す楽曲データから再生を開始してもよい。
【0011】
前記記憶手段は、再生を途中で中断された楽曲データの、再生が中断した位置を示す中断位置情報をさらに記憶し、前記再生手段は、前記データ情報が示す楽曲データを、前記記憶手段が記憶している中断位置情報が示す中断位置から再生を開始してもよい。
【0013】
前記記録媒体を排出する際、該記録媒体に記録されている楽曲データの内、前記再生手段が一番最後に再生した楽曲データが保存されているフォルダを示すように、前記記憶手段が記憶しているフォルダ情報を更新する更新手段をさらに備えてもよい。
【0014】
本発明の第2の観点にかかるデータ再生方法は、階層状に作成された複数のフォルダに保存された楽曲データを記録している記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダを示すフォルダ情報を記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶したフォルダ情報が示すフォルダが前記記録媒体に記録されていなかった場合、該フォルダ情報が示すフォルダの1つ上の階層のフォルダに保存されている楽曲データから順番に再生する再生工程と、を備えることを特徴とする。
【0015】
前記記憶工程は、前記フォルダ情報を前記記録媒体を示す媒体情報と対応付けて記憶する工程を備え、前記再生工程は、再生対象の記録媒体から、該記録媒体を示す媒体情報を取得する媒体情報取得工程と、前記媒体情報取得工程で取得した媒体情報を用いて、前記記憶工程で記憶した前記再生対象である記録媒体のフォルダ情報を取得するフォルダ情報取得工程と、を備えてもよい。
【0016】
前記記憶工程は、前記記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データを示すデータ情報を記憶する工程をさらに備え、前記再生工程は、前記フォルダ情報が示すフォルダに保存されている楽曲データの内、前記記憶工程で記憶したデータ情報が示す楽曲データから再生を開始する工程を備えてもよい。
【0017】
前記記憶工程は、再生を途中で中断された楽曲データの、再生が中断した位置を示す中断位置情報を記憶する工程をさらに備え、前記再生工程は、前記データ情報が示す楽曲データを、前記記憶工程で記憶した中断位置情報が示す中断位置から再生を開始する工程を備えてもよい。
【0019】
前記記録媒体を排出する際、該記録媒体に記録されている楽曲データの内、前記再生工程で一番最後に再生した楽曲データが保存されているフォルダを示すように、前記記憶工程で記憶したフォルダ情報を更新する更新工程をさらに備えてもよい。
【0020】
本発明の第3の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、階層状に作成された複数のフォルダに保存された楽曲データを記録している記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダを示すフォルダ情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶しているフォルダ情報が示すフォルダが前記記録媒体に記録されていなかった場合、該フォルダ情報が示すフォルダの1つ上の階層のフォルダに保存されている楽曲データから順番に再生する再生手段と、から構成されていることを特徴とするデータ再生装置として機能させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態にかかるオーディオ装置について図面を参照して説明する。
【0022】
本発明の実施の形態にかかるオーディオ装置は、図1に示すように、再生部1と、記憶部2と、表示部3と、操作部4と、制御部5と、から構成され、ディスク10に記録された楽曲データを再生する。
【0023】
ディスク10は、例えばデータの追記が可能なCD−R(Compact Disc Recordable )やCD−RW(Compact Disc ReWritable )等である。ディスク10に記録される楽曲データは、例えばMP3(MPEG-1 Audio Layer 3)形式で約1/10に圧縮され、例えばISO9660で規定されるフォーマットで記録されて管理されている。
【0024】
具体的には、楽曲データ(音楽ファイル)は、図2に示すような階層構造によって管理される。例えば、アーチストやアルバム(音楽CD)毎のフォルダが階層状に作成され、そのそれぞれに該当する楽曲データが保存される。
【0025】
再生部1は、ディスク10を所定速度で回転させるスピンドルモータ、所定波長のレーザ光をディスク10に照射してデータを読み出す光ピックアップ、光ピックアップをディスク10の径方向に移動させるスレッドモータ、及び、DSP(Digital Signal Processor)等から構成されている。再生部1は、所定位置にセットされたディスク10から、ボリュームラベル(ディスクタイトル)、記録されているフォルダ及び音楽ファイルの名前、作成日時、アドレス、及び、パス等を示す記録情報(Volume Descriptor )を再生し、制御部5に出力する。また、再生部1は、ディスク10に記録されている圧縮された楽曲データを再生して伸張し、アナログの音声信号に変換して所定のアンプやスピーカ等を介して出力する。
【0026】
記憶部2は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等から構成され、オーディオ装置を動作させるための動作プログラム及びデータを記憶している。また、記憶部2は、最終再生情報、及び、再生部1が再生した上記記録情報等を記憶する。
【0027】
最終再生情報は、オーディオ装置から排出されるディスク10のそれぞれについて生成される。最終再生情報は、ディスク10に記録されている楽曲データの中で一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダ(最終再生フォルダ)を示す情報であり、図3に示すように、ディスク10の固有情報と最終再生フォルダの固有情報とが対応付けられて構成されている。ディスク10の固有情報としては、例えばディスクタイトル及びルートディレクトリの作成日時が用いられ、最終再生フォルダの固有情報としては、例えば最終再生フォルダのパスが用いられる。
【0028】
表示部3は、液晶ディスプレイ又はEL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ等から構成され、所定の文字列やマーク等によりオーディオ装置の動作状況等を表示する。
【0029】
操作部4は、複数の操作ボタンやタッチパネル等から構成され、オーディオ装置の利用者により操作される。そして、操作部4は、利用者の操作に従って、オーディオ装置を動作させるための様々な信号を制御部5に出力する。
【0030】
制御部5は、記憶部2が記憶している動作プログラムに従って、オーディオ装置を構成する上記各部の動作を制御し、ディスク10に記録されている所定の楽曲データを再生する。なお、制御部5の詳しい動作については後述する。
【0031】
次に、以上のように構成されるオーディオ装置の動作について説明する。
始めに、オーディオ装置の利用者が、再生対象の楽曲データを記録しているディスク10を再生部1にセットする。
【0032】
利用者によってディスク10がセットされると、再生部1は、ディスク10に記録されているTOC(Table Of Contents )情報を再生した後、ディスク10に記録されている上記記録情報を再生して制御部5に出力する。
【0033】
制御部5は、再生部1が再生するTOC情報を読み込んだ後、再生部1から供給される上記記録情報を記憶部2に記憶させる。
その後、制御部5は、記憶部2が記憶している動作プログラムに従って、図4に示す再生開始フォルダ設定処理を開始する。
【0034】
始めに、制御部5は、記憶部2に記憶させた上記記録情報から、再生部1にセットされたディスク10の固有情報(ディスクタイトル及びルートディレクトリの作成日時)を取得する(ステップS101)。
【0035】
続いて、制御部5は、記憶部2が記憶している上記最終再生情報を検索し、取得したディスク10の固有情報と一致する固有情報が存在するか否かを判別する(ステップS102)。これにより、制御部5は、再生部1にセットされたディスク10に関する最終再生情報が存在するか否かを判別する。
【0036】
ディスク10の固有情報と一致する固有情報が存在すると判別した場合(ステップS102;YES)、制御部5は、再生部1にセットされたディスク10の最終再生情報が存在すると判別する。そして、制御部5は、再生部1にセットされたディスク10の最終再生フォルダを特定する(ステップS103)。
【0037】
具体的には、制御部5は、ディスク10の固有情報と一致した固有情報に対応付けられた最終再生フォルダの固有情報(パス)から、再生部1にセットされているディスク10の最終再生フォルダを特定する。
【0038】
そして、制御部5は、特定した最終再生フォルダを、始めに再生するフォルダ(再生開始フォルダ)として設定し(ステップS104)、再生開始フォルダ設定処理を終了する。
【0039】
上記ステップS102の処理でディスク10の固有情報と一致する固有情報が存在しないと判別した場合(ステップS102;NO)、制御部5は、再生部1にセットされたディスク10の最終再生情報が存在しないと判別する。そして、制御部5は、記憶部2の記録情報を用いて再生開始フォルダを設定する(ステップS105)。
【0040】
具体的には、制御部5は、上記記録情報を検索し、例えば作成日時が最も新しい音楽ファイルを保存しているフォルダ検出する。そして、制御部5は、検出したフォルダを再生開始フォルダとして設定し、再生開始フォルダ設定処理を終了する。
【0041】
以上のようにして再生開始フォルダが設定された後、オーディオ装置の利用者は、楽曲を再生させるために、操作部4が備える所定の操作ボタン(再生ボタン)を押下する。これにより、操作部4は、楽曲データの再生を指示する再生信号を制御部5に出力する。
【0042】
制御部5は、操作部4から供給される再生信号に応答し、記憶部2の動作プログラムに従って、図5に示すデータ再生処理を開始する。
【0043】
始めに、制御部5は、記憶部2の記録情報を検索し、上記再生開始フォルダ設定処理で設定した再生開始フォルダが実際に存在するか否かを判別する(ステップS201)。
再生開始フォルダが存在すると判別した場合(ステップS201;YES)、制御部5は、後述するステップS204の処理を行う。
【0044】
一方、再生開始フォルダが存在しないと判別した場合(ステップS201;NO)、制御部5は、上記再生開始フォルダ設定処理で設定した再生開始フォルダの1つ上の階層のフォルダを判別する。例えば、再生開始フォルダの固有情報(パス)が\\PROG\DAN\AJAである場合、1つ上の階層のフォルダは\\PROG\DANというパスで指定されるフォルダである。そして、制御部5は、判別したフォルダを新たな再生開始フォルダとして設定する(ステップS202)。
【0045】
その後、制御部5は、新たに設定した再生開始フォルダがルートディレクトリであるか否かを判別する(ステップS203)。
新たな再生開始フォルダがルートディレクトリでないと判別した場合(ステップS203;NO)、制御部5は、ステップS201にリターンする。
【0046】
一方、新たな再生開始フォルダがルートディレクトリであると判別した場合(ステップS203;YES)、制御部5は、再生部1を制御し、再生開始フォルダに保存されている楽曲データを再生する(ステップS204)。この際、制御部5は、記憶部2の記録情報から、再生中の楽曲データが保存されているフォルダ(再生中フォルダ)の固有情報(例えばパス)を取得し、記憶部2に記憶させる。
【0047】
その後、制御部5は、ディスク10に記録されている全ての楽曲データを再生したか否かを判別する(ステップS205)。
全楽曲データを再生したと判別した場合(ステップS205;YES)、制御部5は、データ再生処理を終了する。
【0048】
一方、全楽曲データを再生していないと判別した場合(ステップS205;NO)、制御部5は、記憶部2の記録情報を検索し、次の再生対象フォルダを検出する(ステップS206)。例えば、制御部5は、フォルダの作成日時順又はフォルダ名のアルファベット順が次のフォルダを、次の再生対象フォルダとして検出する。
【0049】
そして、制御部5は、上記と同様にして、ステップS206で検出したフォルダに保存されている楽曲データを再生する(ステップS207)。この際、制御部5は、記憶部2の記録情報から、再生中フォルダの固有情報(例えばパス)を取得し、記憶部2が記憶している再生中フォルダの固有情報を更新する。これにより、常に一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダの固有情報が記憶部2に記憶される。従って、ディスク10をオーディオ装置から排出する際に記憶部2に記憶されている再生中フォルダの固有情報が、最終再生フォルダの固有情報となる。
【0050】
その後、制御部5は、ステップS205にリターンし、全楽曲データを再生したと判別した場合にデータ再生処理を終了する。
【0051】
以上のデータ再生処理により、前回のデータ再生処理で一番最後に再生された楽曲データが保存されている最終再生フォルダの楽曲データから順番に再生が行われる。即ち、オーディオ装置の利用者は、簡単な操作で、例えば一番最近聞いた楽曲データが保存されているフォルダの楽曲データから再生を開始させることができる。
【0052】
楽曲の再生を途中で停止する場合、オーディオ装置の利用者は、操作部4が備える所定の操作ボタン(停止ボタン)を押下する。これにより、楽曲データの再生停止を指示する停止信号が操作部4から制御部5に供給される。制御部5は、上記データ再生処理の途中で操作部4から停止信号を供給された場合、再生部1の動作を停止させ、データ再生処理を終了する。
【0053】
ディスク10をオーディオ装置から取り出す場合、利用者は、以上のようにして楽曲データの再生を停止又は終了させた後、操作部4が備える所定の操作ボタン(取出ボタン)を押下する。これにより、ディスク10の排出を指示する排出信号が操作部4から制御部5に供給される。
【0054】
制御部5は、操作部4から供給される排出信号に応答して、図6に示すディスク排出処理を開始する。
始めに、制御部5は、記憶部2の記録情報から、排出対象となっているディスク10の固有情報(ディスクタイトル及びルートディレクトリの作成日時)を取得する(ステップS301)。
【0055】
そして、制御部5は、記憶部2の最終再生情報を検索し、取得したディスク10の固有情報と一致する固有情報が存在するか否かを判別する(ステップS302)。これにより、制御部5は、排出対象となっているディスク10に関する最終再生情報が存在するか否かを判別する。
【0056】
ディスク10の固有情報と一致する固有情報が存在すると判別した場合(ステップS302;YES)、制御部5は、排出対象となっているディスク10の最終再生情報が存在すると判別する。そして、制御部5は、排出対象となっているディスク10の最終再生情報を更新する(ステップS303)。
【0057】
具体的には、制御部5は、記憶部2から、上記データ再生処理で記憶させた再生中フォルダの固有情報を取得する。そして、制御部5は、排出対象ディスク10の最終再生情報を構成する最終再生フォルダの固有情報を、取得した再生中フォルダの固有情報で上書きすることにより、排出対象ディスク10の最終再生情報を更新する。
その後、制御部5は、後述するステップS305の処理を行う。
【0058】
上記ステップS302の処理でディスク10の固有情報と一致する情報が存在しないと判別した場合(ステップS302;NO)、制御部5は、排出対象となっているディスク10の最終再生情報が存在しないと判別する。そして、制御部5は、記憶部2から、排出対象ディスク10の固有情報、及び、上記データ再生処理で記憶させた再生中フォルダの固有情報を取得する。そして、制御部5は、排出対象となっているディスク10に関する最終再生情報を生成し、記憶部2に記憶させる(ステップS304)。
【0059】
その後、制御部5は、再生部1を制御してディスク10を排出し(ステップS305)、ディスク排出処理を終了する。
以上のディスク排出処理により、排出されるディスク10の最終再生情報が記憶部2に記憶される。
【0060】
以上のようにして、ディスク10の排出時に最終再生フォルダを示す情報を保存するため、次に楽曲を再生する際、煩雑な操作を行うことなく、利用者がよく聞く(例えば一番最近聞いた)楽曲又はその楽曲が保存されているフォルダを容易に検出することができる。
【0061】
なお、ディスク10及び最終再生フォルダの固有情報は、それらを特定することができれば何でもよい。例えば、ルートディレクトリの名前、最終再生フォルダの名前、最後に再生された楽曲データ(音楽ファイル)の名前や作成日時等を用いてもよい。
【0062】
また、再生開始フォルダの楽曲データを再生する際、前回のデータ再生処理で一番最後に再生された楽曲データから再生を開始してもよい。この場合、制御部5は、上記ディスク排出処理で、最終再生フォルダの固有情報に加えて、一番最後に再生された楽曲データ(最終再生データ)の固有情報を記憶部2に記憶させて随時更新する。即ち、上記最終再生情報は、ディスクの固有情報、最終再生フォルダの固有情報、及び、最終再生データの固有情報がそれぞれ対応づけられて構成される。例えば、最終再生フォルダの固有情報が最終再生フォルダのパスであり、最終再生データの固有情報が最終再生データのファイル名である場合、最終再生フォルダの固有情報に最終再生データの固有情報を加えることにより、最終再生データを特定する情報(パス)を得ることができる。これにより、制御部5は、最終再生フォルダ及び最終再生データを特定し、最終再生データから再生を開始する。
【0063】
また、楽曲データの途中でデータ再生処理が中断し、ディスク10が排出された場合、制御部5は、次回のデータ再生処理で、再生が中断した位置から再生を開始してもよい。この場合、制御部5は、上記ディスク排出処理で、上記した最終再生フォルダ及び最終再生データの固有情報に加えて、再生の中断位置を示す情報(○○時○○分○○秒○○フレーム)を記憶部2に記憶させて随時更新する。即ち、上記最終再生情報は、ディスクの固有情報、最終再生フォルダの固有情報、最終再生データの固有情報、及び、再生の中断位置を示す情報がそれぞれ対応づけられて構成される。制御部5は、これらの情報から最終再生フォルダ、最終再生データ、及び、再生の中断位置を特定し、最終再生データの中断位置から再生を開始する。
【0064】
また、上記実施の形態では、本発明をCD−R等を再生するオーディオ装置に適用した例を示した。しかし、本発明は、階層構造によってファイルが保存され、記録媒体を特定する固有情報、及び、フォルダやファイルを特定する固有情報を有する記録媒体の再生装置であれば何にでも適用することができる。
【0065】
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、簡単な操作で、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダの楽曲データから再生を開始させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるオーディオ装置の構成図である。
【図2】図1に示すオーディオ装置が再生する記録媒体に記録されるデータ構造を示す図である。
【図3】図1に示すオーディオ装置を構成する記憶部が記憶する最終再生情報を示す図である。
【図4】図1に示すオーディオ装置を構成する制御部が行う再生開始フォルダ設定処理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すオーディオ装置を構成する制御部が行うデータ再生処理を示すフローチャートである。
【図6】図1に示すオーディオ装置を構成する制御部が行うディスク排出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 再生部
2 記憶部
3 表示部
4 操作部
5 制御部
10 ディスク

Claims (11)

  1. 階層状に作成された複数のフォルダに保存された楽曲データを記録している記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダを示すフォルダ情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶しているフォルダ情報が示すフォルダが前記記録媒体に記録されていなかった場合、該フォルダ情報が示すフォルダの1つ上の階層のフォルダに保存されている楽曲データから順番に再生する再生手段と、
    から構成されていることを特徴とするデータ再生装置。
  2. 前記記憶手段は、前記フォルダ情報を前記記録媒体を示す媒体情報と対応付けて記憶し、
    前記再生手段は、
    再生対象の記録媒体から、該記録媒体を示す媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、
    前記媒体情報取得手段が取得した媒体情報を用いて、前記記憶手段から前記再生対象である記録媒体のフォルダ情報を取得するフォルダ情報取得手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
  3. 前記記憶手段は、前記記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データを示すデータ情報をさらに記憶し、
    前記再生手段は、前記フォルダ情報が示すフォルダに保存されている楽曲データの内、前記記憶手段が記憶しているデータ情報が示す楽曲データから再生を開始する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ再生装置。
  4. 前記記憶手段は、再生を途中で中断された楽曲データの、再生が中断した位置を示す中断位置情報をさらに記憶し、
    前記再生手段は、前記データ情報が示す楽曲データを、前記記憶手段が記憶している中断位置情報が示す中断位置から再生を開始する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ再生装置。
  5. 前記記録媒体を排出する際、該記録媒体に記録されている楽曲データの内、前記再生手段が一番最後に再生した楽曲データが保存されているフォルダを示すように、前記記憶手段が記憶しているフォルダ情報を更新する更新手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のデータ再生装置。
  6. 階層状に作成された複数のフォルダに保存された楽曲データを記録している記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダを示すフォルダ情報を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶したフォルダ情報が示すフォルダが前記記録媒体に記録されていなかった場合、該フォルダ情報が示すフォルダの1つ上の階層のフォルダに保存されている楽曲データから順番に再生する再生工程と、
    を備えることを特徴とするデータ再生方法。
  7. 前記記憶工程は、前記フォルダ情報を前記記録媒体を示す媒体情報と対応付けて記憶する工程を備え、
    前記再生工程は、
    再生対象の記録媒体から、該記録媒体を示す媒体情報を取得する媒体情報取得工程と、
    前記媒体情報取得工程で取得した媒体情報を用いて、前記記憶工程で記憶した前記再生対象である記録媒体のフォルダ情報を取得するフォルダ情報取得工程と、を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ再生方法。
  8. 前記記憶工程は、前記記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データを示すデータ情報を記憶する工程をさらに備え、
    前記再生工程は、前記フォルダ情報が示すフォルダに保存されている楽曲データの内、前記記憶工程で記憶したデータ情報が示す楽曲データから再生を開始する工程を備える、
    ことを特徴とする請求項又はに記載のデータ再生方法。
  9. 前記記憶工程は、再生を途中で中断された楽曲データの、再生が中断した位置を示す中断位置情報を記憶する工程をさらに備え、
    前記再生工程は、前記データ情報が示す楽曲データを、前記記憶工程で記憶した中断位置情報が示す中断位置から再生を開始する工程を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ再生方法。
  10. 前記記録媒体を排出する際、該記録媒体に記録されている楽曲データの内、前記再生工程で一番最後に再生した楽曲データが保存されているフォルダを示すように、前記記憶工程で記憶したフォルダ情報を更新する更新工程をさらに備える、ことを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載のデータ再生方法。
  11. コンピュータを、
    階層状に作成された複数のフォルダに保存された楽曲データを記録している記録媒体に記録されている楽曲データの内、一番最後に再生された楽曲データが保存されているフォルダを示すフォルダ情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶しているフォルダ情報が示すフォルダが前記記録媒体に記録されていなかった場合、該フォルダ情報が示すフォルダの1つ上の階層のフォルダに保存されている楽曲データから順番に再生する再生手段と、
    から構成されていることを特徴とするデータ再生装置として機能させるためのプログラム。
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