JP3784913B2 - 電気接続箱の分解構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上カバーと下カバーとが溶着され内部に配線板が収納された電気接続箱の分解構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)、(b)は、実開昭55−22128号公報に記載された回路板1を絶縁板2に固定する構造を示す。この固定構造では、回路板1に設けた係合穴3内に、絶縁板2に設けた係合突起4を挿入・係合させることにより回路板1が絶縁板2に固定されるようになっている。
【0003】
また、図5は、実開平1−162290号公報に記載されたFPC5を絶縁ケース6に固定する構造を示す。この固定構造では、FPC5に設けた円形孔7内に、絶縁ケース6設けたボス8の円錐状部9を圧入することでFPC5が絶縁ケース6に固定されるようになっている。なお、この固定構造では、円形孔7の孔周縁に菊座状の切り込みが形成されている。
【0004】
ところで、上記各公報に記載された固定構造において、絶縁板2を回路板1から外す場合や、FPC5を絶縁ケース6から外す場合には、係合突起4を係合穴3から無理に抜き出したり、円形孔7から円錐状部9を無理に抜き出すことで、絶縁板2を回路板1から、FPC5を絶縁ケース6から外している。
【0005】
このような固定構造は、配線板を上ケースと下ケースとの間で収容する電気接続箱においても、上ケースと下ケースとを固定するのに利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記各固定構造において、絶縁板2を回路板1から外す場合や、FPC5を絶縁ケース6から外す場合、係合突起4や円錐状部9を削ったり、回路板1やFPC5を強制的にひっぱたりするため、絶縁板2を回路板1から外す場合や、FPC5を絶縁ケース6を外す場合には、非常に手間がかかり、これらを分解するのに非常に手間がかかる。また、このような固定構造が複数箇所設けられている場合には、さらに分解に時間がかかる。また電気接続箱においても、上ケースと下ケースとの分解に手間と時間がかかる。
【0007】
このため、係合突起4を係合穴3に対して細くしたり、あるいは、円錐状部9を円形孔7に対して細く設定して分解し易くすることが考えられるが、この場合には、回路板1を絶縁板2に、FPC5を絶縁ケース6に強固に固定することができない。電気接続箱においては、上ケースと下ケースとを強固に固定することができない。
【0008】
そこで、本発明は、上ケースと下ケースとを強固に固定することができると共に、上ケースと下ケースとを容易に分解することが可能な電気接続箱の分解構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、上カバーと下カバーとの間に配線板が収納されると共に、上カバーと下カバーとが溶着される電気接続箱の分解構造であって、前記上カバー又は下カバーのいずれか一方に設けられた溶着突起と、他方に設けられて溶着突起が溶着される溶着ハウジング部と、この溶着ハウジング部を上カバー又は下カバーのいずれか他方に連結すると共に、前記上カバーと下カバーとの分解時に外力により破断して溶着ハウジング部が上カバー又は下カバーのいずれか他方から分離される破断可能部とを有し、前記溶着ハウジング部は、前記上カバー又は前記下カバーに対して前記破断可能部を介して連結されていることを特徴としている。
【0010】
この分解構造では、溶着突起と溶着ハウジング部とを溶着することにより上カバーと下カバーとが強固に固定される。上カバーと下カバーとを分解する場合には、外力を加えることで破断可能部が容易に破断することにより、上カバーと下カバーとが容易に分解する。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明であって、前記溶着突起が前記下カバーから突設されて先端部に円板状の溶着部が設けられた円筒状の溶着ボスからなり、前記溶着ハウジング部が、前記破断可能部を介して前記上カバーに連結された本体と、この本体に設けられて前記溶着ボスが挿通する挿通孔と、この挿通孔の周囲に設けられて前記溶着部が溶着される溶着板部とからなり、前記本体には、前記溶着板部の周囲に環状の押圧部が形成されていることを特徴としている。
【0012】
この分解構造では、溶着部と溶着板部とを溶着することにより、上カバーと下カバーとが強固に固定される。上カバーと下カバーとを分解する場合には、本体に外力を加えることにより、破断可能部を破断して本体を上カバー又は下カバーから分離する。この結果、上カバーと下カバーとが分解される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電気接続箱の分解構造の実施形態について説明する。図1(a)は、本発明が適用された電気接続箱10を示し、図1(b)はこの電気接続箱10の一部を示す。
【0014】
図1に示すように、電気接続箱10は、上カバー11と、下カバー12と、これらの上カバー11と下カバー12との間に収容される複数枚の配線板13からなる。そして、上カバー11と下カバー12とは、四隅に設けた固定部14で溶着されて固定されている。
【0015】
固定部14は、下カバー12から突設された溶着突起15と、上カバー11に設けられた溶着ハウジング部16と、この溶着ハウジング部16と上カバー11との間に設けられた破断可能部17とからなる。
【0016】
溶着突起15は、下カバー12から突設されて先端部に円板状の溶着部18が一体に設けられた円筒状の溶着ボス19で形成されている。溶着ハウジング部16は、円筒状の本体20と、この本体20の中心部分に外周部分より凹んだ位置に形成された溶着板部21と、この溶着板部21の略中心部に形成されて溶着突起15が挿通される挿通孔22とで構成されている。また、本体20には、溶着板部21の周囲に環状の押圧部23が形成されている。この溶着ハウジング部16は、上カバー11に破断可能部17を介して連結されている。
【0017】
破断可能部17は、図1(b)に示すように、本体20の周囲と上カバー11との間に設けた複数のスリット24間に設けられて本体20を上カバー11に支持する複数の連結部25からなる。これらの連結部25は、本体20を下カバー12側に向けて押圧することにより、容易に破断して上カバー11と溶着ハウジング部16とを分離する。この場合の押圧力は、静的な荷重よりも衝撃力が好ましく、例えばハンマー等により押圧部23を叩くことにより衝撃力を加える。
【0018】
そして、図2に示すように、溶着突起15を挿通孔22内に挿入し、溶着部18を溶着板部21に溶着することにより、上カバー11と下カバー12とが強固に固定される。この状態から、上カバー11と下カバー12と分解するには、押圧部23に下カバー12側への外力F(図示矢印)を加える。押圧部23に外力Fを加えると、連結部25が破断すると共に、溶着部18と溶着板部21との溶着部分が剥がれて、本体20が下カバー12側へ移動する。この結果、下カバー12と上カバー11とが分解する。この場合、外力Fは、押圧部23をハンマー等により加えることにより、溶着部18と溶着板部21との溶接部分が衝撃で剥がれる。
【0019】
このように、本実施形態の電気接続箱10では、上カバー11と下カバー12とは、溶着部18と溶着板部21との溶着により強固に固定され、上カバー11と下カバー12とを分離する際には、押圧部23に外力Fを加えることで上カバー11と下カバー12とを容易に分解することができる。
【0020】
また、固定部14が複数箇所有る場合でも、各固定部14を上述の手順により溶着ハウジング部16を上カバー11から分解することにより、上カバー11と下カバー12とを容易に分解することができる。
【0021】
この結果、上カバー11と下カバー12との間の配線板13を取り出して、上カバー11、下カバー12、配線板13を容易に分解することができる。そして、合成樹脂で成形された上カバー11、下カバー12を再び成形材料として用いることができ、材料のリサイクル化が可能となる。
【0022】
また、この実施形態では、上カバー11と下カバー12とを分解する場合、溶着部分を削ったり、加工する必要がなく、ハンマー等により本体20に外力Fを加えるだけで分解することができるので、分解時間がかからず短時間で容易に上カバー11と下カバー12とを容易に分解することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、溶着ハウジング部と溶着突起とを溶着することにより上ケースと下ケースとを強固に固定することができ、溶着ハウジング部に外力を加えることにより、破断可能部が容易に破断し、上カバーと下カバーとを容易に分解することができる。
【0024】
請求項2の発明によれば、溶着部と溶着板部とを溶着することにより、上カバーと下カバーとが強固に固定され、本体に外力を加えることにより、本体を上カバー又は下カバーから分離させれば、上カバーと下カバーとを容易に分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いられた電気接続箱を示し、(a)は斜視図、(b)は固定部を示す斜視図である。
【図2】本発明が用いられた電気接続箱の固定部を示し、溶着ハウジング部と溶着部とを溶着した状態を示す断面図である。
【図3】本発明が用いられた電気接続箱の固定部を示し、溶着ハウジング部が溶着部から分離した状態を示す断面図である。
【図4】従来の固定構造を示し、(a)を全体を示す斜視図、(b)は断面図である。
【図5】従来の他の固定構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱
11 上カバー
12 下カバー
13 配線板
15 溶着突起
16 溶着ハウジング部
17 破断可能部

Claims (2)

  1. 上カバーと下カバーとの間に配線板が収納されると共に、上カバーと下カバーとが溶着される電気接続箱の分解構造であって、
    前記上カバー又は下カバーのいずれか一方に設けられた溶着突起と、他方に設けられて溶着突起が溶着される溶着ハウジング部と、この溶着ハウジング部を上カバー又は下カバーのいずれか他方に連結すると共に、前記上カバーと下カバーとの分解時に外力により破断して溶着ハウジング部が上カバー又は下カバーのいずれか他方から分離される破断可能部とを有し、
    前記溶着ハウジング部は、前記上カバー又は前記下カバーに対して前記破断可能部を介して連結されていることを特徴とする電気接続箱の分解構造。
  2. 請求項1記載の発明であって、
    前記溶着突起が前記下カバーから突設されて先端部に円板状の溶着部が設けられた円筒状の溶着ボスからなり、
    前記溶着ハウジング部が、前記破断可能部を介して前記上カバーに連結された本体と、この本体に設けられて前記溶着ボスが挿通する挿通孔と、この挿通孔の周囲に設けられて前記溶着部が溶着される溶着板部とからなり、
    前記本体には、前記溶着板部の周囲に環状の押圧部が形成されていることを特徴とする電気接続箱の分解構造。
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