JP2509623Y2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2509623Y2
JP2509623Y2 JP1989081012U JP8101289U JP2509623Y2 JP 2509623 Y2 JP2509623 Y2 JP 2509623Y2 JP 1989081012 U JP1989081012 U JP 1989081012U JP 8101289 U JP8101289 U JP 8101289U JP 2509623 Y2 JP2509623 Y2 JP 2509623Y2
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connector
locking
housing
packing
connector housing
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豊 垣谷
幸司 青山
真男 塚越
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日本エー・エム・ピー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気コネクタに関し、さらに詳しくは、コ
ネクタハウジングの接触子収容室に挿入される接触子に
対する二重係止構造に関する。
(従来の技術とその課題) 従来、コネクタハウジングの接触子収容室に挿入され
る接触子がその挿入方向と逆方向へ抜脱しないように該
受容室に設けられている係止部を係合させるとともに、
前記コネクタハウジングと別体の係止部材が有する係止
部を該ハウジングと前記係止部との間に挿入して前記係
合が解かれないようにされている電気コネクタが知られ
ている。
一方、互いに嵌合する両コネクタハウジングの間に弾
性パッキングを介在させることで該両ハウジング内への
防水をはかり、かつ、嵌合している該両ハウジングを引
離すとき該パッキングが脱落しないようにこれを保持す
る部材が取付けられている電気コネクタも知られてい
る。
しかし、前記係止部材および保持部材をそれぞれ電気
コネクタに備えると、部材数が増えるとともにこれらの
組立工程も増え、これが生産コスト高の一因となってい
る。
前記欠点を除去するコネクタとして、特開平1-59787
号公報に記載されたコネクタが提案されている。このコ
ネクタは、パッキングの脱落を防止するストッパリング
と端子とを係止する端子係止片を一体的に有する、ハウ
ジングとは別体の前面キャップを具備する。
ところが、端子係止片が外方に露出しており、外力に
よる損傷、変形等が生じ易いという問題がある。
従って、本考案は、パッキングを保持する機能をも併
有すると共に堅牢な構造の係止部材を有する電気コネク
タを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、凸状の嵌合部の接触子収容室内に挿入され
る接触子の抜脱を防止する第1係止部を有するハウジン
グと、前記嵌合部上に装着される環状のパッキングと、
前記接触子収容室を区画する内壁及び前記第1係止部の
間に挿入される第2係止部、前記パッキングの抜脱を防
止する衝止部及び前記ハウジングと係合する第3係止部
を有する係止部材とを含む電気コネクタにおいて、前記
衝止部を、前記嵌合部の周壁を囲むように前記係止部材
の基部から連続的に形成し、前記第2係止部及び前記第
3係止部を、前記基部から前記衝止部に囲まれた空間内
に延出させて形成したことを特徴とする。
(実施例) 第1図、第2図は、自動車に備えるコネクタユニット
の分解斜視図を示す。先ず、第1図、第2図を参照して
コネクタユニットの概略を説明すると、このコネクタユ
ニットは、第1コネクタカバー10に3個の第1コネクタ
50a,50b,50cが嵌合される一方、第2コネクタカバー100
に第2コネクタ150嵌合され、さらに第1コネクタ50a,5
0b,50cに第2コネクタ150が嵌合され、これらの嵌合状
態がこれらを貫通する締付ボルト250で固定されること
で、組立てられる。
さらに前記コネクタユニットを具体的に説明する。
第1図において、第1コネクタカバー10は、プラスチ
ックなどの電気絶縁材料から作られていて、両側にダク
ト状の電線保持部11a11bと、この両保持部11a,11bの間
に3個のコネクタ50a,50b,50cが嵌合される3個の室12
a,12b,12cが内壁13で画成されている。電線保持部11
は、開口端に保持片14とを有している。第1コネクタカ
バー10の上壁のほぼ前半は段部16に形成され、この段部
16の面17に開口するチャンネル18の奥に係止部19(第4
図参照)が形成されている。第1コネクタカバー10のほ
ぼ中央部にはボルト孔21が形成されている。第3図に示
すように、ボルト孔21が位置する部位には、下面から上
面近傍へ達してボルト孔21と交差するスロット22が形成
されている。
第1コネクタ50a,50b,50cは、各第1コネクタハウジ
ング51と、各板状弾性パッキング52と、各環状弾性パッ
キング53と、各箱状係止部材54とを含み、第1コネクタ
カバー10の各室12a,12b,12cに嵌合される。コネクタハ
ウジング51はプラスチックなどの電気絶縁材料から、か
つ、パッキング52,53はゴムなどの弾性材料からそれぞ
れ作られている。
第1コネクタハウジング51は、上下複数段で横方向へ
並ぶ所要数の接触子収容室55と、これら室域の背面外周
に突片56,57とを有している。突片56の内面にはパッキ
ング52の外面に係合する突起58(第4図参照)と、その
外面には前記係止部19に係合する係止部59とが形成され
ている。パッキング52は、接触子収容室55の配列に対応
して大小二種の透孔60と、上下縁に条溝52′とを有して
いる。各透孔60には、治具(図示せず)を介して、電線
62の一端に接続されている各雌接触子63(リセプタク
ル)が挿通される。このように挿通された各雌接触子63
は各接触子収容室55内に保持されている。各電線62は、
コネクタユニットが自動車用である場合、エンジンルー
ム、インスツルメントパネルからそれぞれ延びており、
それぞれのグループごとに集束されて電線保持部11a,11
bに保持される。後述するように、第1コネクタハウジ
ング51の外周には外周に条溝53′を有するパッキング53
と、係止部材54とが嵌合される。
第2図において、第2コネクタカバー100は、プラス
チックなどの電気絶縁材料から作られていて、前記第1
コネクタカバー10の室12a,12b,12cに対応して3個の室1
01a101b101cが各囲繞壁10で画成されている。各囲繞壁1
02には外方へ凸出する凹部103が形成されている。室101
aと101bとの間の第2コネクタカバー100にはボルト案内
部104形成されている。
第2コネクタ150は、第2コネクタハウジング151と、
枠状弾性パッキング152とを含み、第2コネクタカバー1
00に嵌合される。第2コネクタハウジング151はプラス
チックなどの電気絶縁材料から、かつ、パッキング152
はゴムなどの弾性材料からそれぞれ作られている。
第2コネクタハウジング151は、第1コネクタハウジ
ング51の数に対応して3個の室153a,153b,153cが各囲繞
壁154で画成されている。各室153a,153b,153cには前記
各雌接触子63に接触する各雄接触子(タブまたはポス
ト)155が保持されている。囲繞壁154の外面にはパッキ
ング152を介して凹部103に嵌合される突起156が形成さ
れている。室153aと153bとの間の第2コネクタハウジン
グ151にはボルト案内部104に嵌合されるボルト案内部15
7が形成されている。室153a,153b,153cの外には囲繞壁1
58で溝159が画成されている。溝159所要部位には複数の
有孔ピン160が形成されている。パッキング152は室153
a,153b,153c、ボルト案内部157の外側に強制的に拡開さ
れてそれぞれ嵌合される開口部161a,161b,161c,162を有
し、これらには凸起156,有孔ピン160に嵌合される凹部1
63,164が形成されている。パッキング152嵌合された第
2コネクタハウジング151は、第2コネクタカバー100に
嵌合され、このカバーに形成されているピン孔105から
有孔ピン160へピン170が挿着されることでその嵌合状態
が固定される。
第3図、第4図は、コネクタユニットの組立断面図を
示す。コネクタユニットの組立てにおいては、第3図
(第1図参照)に示すように、第1コネクタカバー10の
下面からスロット22にスピードナット252が挿入され、
このスピードナット252にワッシャー251を介して締付ボ
ルト250が挿通され、締付ボルト250にワッシャー253が
挿通され、締付ボルト250の先端近傍の螺旋部250′が第
2コネクタハウジング151の案内部157の近傍内部に該ハ
ウジングの成形と同時に固定されているナット165に螺
合される。締付ボルト250の回動締付けが進むと螺旋部2
50′がナット165を通過し、この通過後では締付ボルト2
50が空廻わりすることになる。このことによって、作業
者は締付ボルト250による締付けが完了したこと、換言
すると、コネクタユニットが完全に組立てられたことを
確認することができる。第2コネクタハウジング151の
成形と同時に固定されている袋ナット166にピン170が螺
入されることで、第2コネクタカバー100と第2コネク
タハウジング151との嵌合状態が固定されている。締付
ボルト250の先端部が位置する第2コネクタハウジング1
51の透孔167の後端開口部にはゴムなどの弾性材料から
作られているパッキング168が水密に装着されている。
第4図に示すように、コネクタユニットの組立状態に
おいては、第1コネクタカバー10の係止部19に第1コネ
クタハウジング51の係止部59が係合している。パッキン
グ52が第1コネクタハウジング51の開口部に圧接すると
ともに、パッキング52の透孔60が電線62に圧接してい
る。パッキング53が、第1コネクタハウジング51の外周
に形成されている突条67に係合し、第1コネクタハウジ
ング51と第2コネクタハウジング151との嵌合面に圧接
している。こうしたパッキング52,53で第1および第2
コネクタハウジング51,151の内部が水密に保たれてい
る。第1コネクタハウジング51の接触子収容室55には係
止部64が形成されており、雌接触子63の接触子収容室55
への挿入完了と同時に係止部64が雌接触子63に係合して
いる。これに加えて、係止部64の上面には係止部材54の
基部68から延びる係止部69が位置しているため、係止部
64が上方へ動くことを阻止されている。すなわち、雌接
触子63は係止部64と69とによって二重に係止されてい
る。雄接触子155が係止部材54の案内孔66を通って雌接
触子63に接触しているとともに、雄接触子155の屈曲し
ているタイン部155′がプリント回路基板300に接続して
いる。
第5図、第6図に示すように、係止部材54は基部68か
ら第1コネクタハウジング51の係止室74に延びる係止部
70ならびに、第1および第2コネクタハウジング51,151
の間に係止部69,70を囲むように連続的に延びる衝止部7
1を有している。係止部70は中空72および突起73を有
し、係止部材54が前記第1コネクタハウジング51に嵌合
されるとき、係止部70が中空72の存在で変形して前記第
1コネクタハウジング51の係止室74の突縁75を容易に乗
越えてこれに係合する。したがって、係止部70は、前記
第1コネクタハウジング51から前記第2コネクタハウジ
ング151が引離されるとき、第1コネクタハウジング51
から抜脱するのを阻止される。また、衝止部71は、その
先端がパッキング53を押圧してこれに衝合し、前記第1
コネクタハウジング51から前記第2コネクタハウジング
151が引離されるとき、パッキング53がその装着部位か
ら脱落するのを阻止するとともに、パッキング53の前記
第1および第2コネクタハウジング51,151に対する密着
性を向上させる。
(考案の効果) 本考案のコネクタによれば、係止部材の衝止部が接触
子を抜止する係止部及びハウジングと係合する係止部を
囲んで連続的に形成されている。従って、係止部に外力
による損傷、変形等が生じにくい堅牢な構造の係止部材
を有する電気コネクタが得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のコネクタの実施例としてのコネクタユニ
ットを示す。 第1図は、第1コネクタカバーと、分解した第1コネク
タとの斜視図。 第2図は、第2コネクタカバーと、分解した第2コネク
タとの斜視図。 第3図は、組立てられたコネクタユニットの中央部を横
切る断面図。 第4図は、組立てられたコネクタユニットの中央部から
離れた部位を横切る断面図。 第5図は、係止部材を内側から見た平面図。 第6図は、第5図VI-VI線断面図。 51:ハウジング 51a:嵌合部 53:パッキング 54:係止部材 55:接触子収容室 63:接触子 64:第1係止部 68:基部 69:第2係止部 70:第3係止部 71:衝止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸状の嵌合部の接触子収容室内に挿入され
    る接触子の抜脱を防止する第1係止部を有するハウジン
    グと、前記嵌合部上に装着される環状のパッキングと、
    前記接触子収容室を区画する内壁及び前記第1係止部の
    間に挿入される第2係止部、前記パッキングの抜脱を防
    止する衝止部及び前記ハウジングと係合する第3係止部
    を有する係止部材とを含む電気コネクタにおいて、 前記衝止部を、前記嵌合部の周壁を囲むように前記係止
    部材の基部から連続的に形成し、 前記第2係止部及び前記第3係止部を、前記基部から前
    記衝止部に囲まれた空間内に延出させて形成したことを
    特徴とする電気コネクタ。
JP1989081012U 1989-07-10 1989-07-10 電気コネクタ Expired - Lifetime JP2509623Y2 (ja)

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JPH0320880U JPH0320880U (ja) 1991-02-28
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JPS6459787A (en) * 1987-08-28 1989-03-07 Furukawa Electric Co Ltd Water-proof connector
JPH01213973A (ja) * 1988-02-23 1989-08-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

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JPH0320880U (ja) 1991-02-28

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