JP2733208B2 - 雑音吸収具 - Google Patents

雑音吸収具

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JP2733208B2
JP2733208B2 JP14884295A JP14884295A JP2733208B2 JP 2733208 B2 JP2733208 B2 JP 2733208B2 JP 14884295 A JP14884295 A JP 14884295A JP 14884295 A JP14884295 A JP 14884295A JP 2733208 B2 JP2733208 B2 JP 2733208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線に貫通された状態
で取り付けられることにより、その電線に流れる雑音電
流を吸収する雑音吸収具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の雑音吸収具として、
例えば、実公平5−37453号公報に開示されている
ように、環状体を軸方向に半割した形状の一対の磁性体
と、互いが開閉自在に連結されると共に上記各磁性体を
夫々収容する一対のケース部からなる保持ケースと、を
備えたものが知られている。
【0003】即ち、この種の雑音吸収具では、各磁性体
を夫々収容した一対のケース部を閉じることにより、各
磁性体の分割面が互いに接合されて環状の磁性体コアが
形成され、この環状磁性体コアに電線が挿通される。ま
た、両ケース部にて環状磁性体コアの軸方向と直交する
一対の端壁には、半円形の切欠部が夫々形成されてお
り、両ケース部を閉じた状態において、環状磁性体コア
に挿通される電線を貫通させることのできる円孔が形成
されるようになっている。
【0004】よって、一対のケース部を開いた状態で、
磁性体の内周面に電線を沿わせ、ケース部同士を閉じれ
ば、雑音吸収具自身が電線に貫通された状態で該電線に
取り付けられることとなり、この使用状態では、電線の
外周にて磁性体による閉磁路が形成されて、電線に流れ
る雑音電流が吸収される。
【0005】ここで、従来より、この種の雑音吸収具に
おいては、上記公報にも開示されているように、一方の
ケース部の底面から下方へ向けて、先端にフックを有す
る固定爪を複数個設け、その固定爪を、プリント基板や
パネル等の取付板に形成された取付孔へ嵌入することに
より、そのケース部、延いては、雑音吸収具自身を取付
板上に固定するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の雑音吸収具では、以下のような問題があった。即
ち、雑音吸収具を取付板から取り外すためには、取付板
にて固定爪のフックが突出する側(取付板の裏側)に手
を入れて、固定爪のフックと取付孔との係合を解除しな
ければならず、雑音吸収具を容易に外すことができなか
った。特に、取付板の裏側に手指が届かないような場合
には、雑音吸収具を取付板から取り外すことができなく
なってしまう。
【0007】一方、ただ単に、上記固定爪に代えて、取
付板の表側から外部操作を加えることで上記取付孔との
係合が解除可能な固定部材を設けるようにすると、雑音
吸収具に電線を貫通させた使用状態において、雑音吸収
具が取付板から不用意に取り外されてしまう虞があり、
これにより電線が引っ張られて断線等の故障を招いてし
まう可能性が生じる。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、取付板への着脱が容易である上に、不慮の
故障を未然に防ぐことができる雑音吸収具を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の本発明は、環状体を軸方向
に半割した形状の一対の磁性体と、前記磁性体の一方を
収容する上ケース部,前記磁性体の他方を収容する下ケ
ース部,及び前記上ケース部と前記下ケース部とを開閉
自在に連結する連結部を有し、前記上ケース部と下ケー
ス部とが閉じられることにより、前記各磁性体の分割面
を互いに接合させて環状磁性体コアを形成すると共に、
前記両ケース部にて前記環状磁性体コアの軸方向とほぼ
直交する一対の端壁には、前記環状磁性体コアに挿通さ
れる電線を貫通させるための孔を形成する切欠部が設け
られた保持ケースと、前記下ケース部に設けられ、該下
ケース部の底面よりも下方へ突出した端部が所定の取付
板に形成された取付孔に挿入されることにより、当該下
ケース部を前記取付板上に固定する固定部材と、を備え
た雑音吸収具において、前記固定部材は、前記下ケース
部の前記各端壁の外面に、前記切欠部の下方位置から当
該下ケース部の底面側へ向けて夫々設けられ、その下端
部が前記下ケース部の底面よりも下方へ突出する一対の
支柱部と、前記各支柱部の下端部に弾性を有する屈曲可
能な接続部を介して夫々接続され、外側斜め上方に延出
して、その上端が前記下ケース部の底面位置よりも高く
且つ前記切欠部よりも低い位置に達する折り返し部と、
を備え、前記折り返し部の外側面にて、前記下ケース部
の底面位置から所定距離だけ下方の位置には、当該折り
返し部及び前記支柱部の下端部を前記取付孔に挿入した
際に、前記取付板の裏面で前記取付孔の周縁部に係合す
る突起部が設けられていること、を特徴とする雑音吸収
具を要旨としている。
【0010】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載の雑音吸収具において、前記支柱部の前記折り
返し部に対向する側の面には、少なくとも前記折り返し
部の上端付近を収容可能な凹部が形成されていること、
を特徴としている。そして、請求項3に記載の本発明
は、請求項1又は請求項2に記載の雑音吸収具におい
て、前記下ケース部の底面には、当該下ケース部を前記
取付板に固定した際に前記取付板を押圧する弾性部材
が、下方へ向けて設けられていること、を特徴としてい
る。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載の雑音吸収具では、連結部によって開閉自在に
連結された上ケース部及び下ケース部に、環状体を軸方
向に半割した形状の一対の磁性体が夫々収容され、上ケ
ース部と下ケース部とを閉じれば、各磁性体の分割面が
互いに接合されて環状磁性体コアが形成される。そし
て、このとき、両ケース部にて環状磁性体コアの軸方向
とほぼ直交する一対の端壁に形成された切欠部により、
環状磁性体コアに挿通される電線を貫通させるための孔
が形成される。
【0012】よって、両ケース部を開いた状態で、磁性
体の内周面に電線を沿わせ、両ケース部同士を閉じれ
ば、当該雑音吸収具は、電線に貫通された状態で該電線
に取り付けられることとなり、この使用状態において
は、電線の外周にて磁性体による閉磁路が形成されて、
電線に流れる雑音電流が吸収される。
【0013】ここで、請求項1に記載の雑音吸収具にお
いては、下ケース部にて電線を貫通させるための切欠部
が設けられた両端壁に、夫々、切欠部の下方位置から当
該下ケース部の底面側へ向けて、下端部が下ケース部の
底面よりも下方へ突出する支柱部が設けられており、各
支柱部の下端部からは、外側斜め上方へ向けて、折り返
し部が伸びている。そして、この一対の支柱部及び折り
返し部によって、当該雑音吸収具を取付板に固定するた
めの固定部材が構成されている。尚、折り返し部は、各
支柱部の下端部に、弾性を有する屈曲可能な接続部を介
して接続されており、その上端は、下ケース部の底面位
置よりも高く且つ切欠部よりも低い位置に達している。
【0014】そして、請求項1に記載の雑音吸収具を、
プリント基板やパネル等の取付板に固定する場合には、
取付板に形成された取付孔に、支柱部及び折り返し部の
下端部を押し込む。すると、折り返し部は、支柱部の下
端部の接続部の弾性力によって、支柱部に対し外方向に
開こうとするので、支柱部と折り返し部とが、取付孔の
内周面に押し付けられ、更に、折り返し部の外側面に
て、下ケース部の底面位置から所定距離だけ下方の位置
に形成された突起部が、取付板の裏面で取付孔の周縁部
に係合するため、支柱部及び折り返し部は取付孔から抜
けなくなる。
【0015】よって、これにより、下ケース部が取付板
上に固定され、延いては、当該雑音吸収具が取付板に固
定されることとなる。尚、雑音吸収具を取付板に固定す
る場合には、両ケース部を閉じた状態で、上記のように
下ケース部を取付板に固定するようにしてもよいし、ま
た、下ケース部を取付板に固定してから、下ケース部と
上ケース部とを閉じるようにしてもよい。
【0016】一方、上記のように固定された雑音吸収具
を取付板から取り外す場合には、まず、両ケース部を開
いて、貫通していた電線を排除するか、或いはその位置
をずらす。そして、折り返し部の上端を、支柱部へ向け
て押圧する。すると、折り返し部は支柱部へ向けて接近
し、折り返し部の突起部と取付孔との係合が解除される
ため、この状態で、下ケース部を上方に引っ張れば、下
ケース部、延いては、当該雑音吸収具を取付板から取り
外すことができる。
【0017】ところで、当該雑音吸収具を取付板から取
り外す場合に、両ケース部を開いてから折り返し部を押
圧するのは、以下の理由による。即ち、請求項1に記載
の雑音吸収具では、支柱部及び折り返し部からなる固定
部材が、下ケース部にて電線が貫通される両端壁に設け
られているため、電線を貫通させた使用状態において
は、折り返し部の上端が、電線の下方に位置することと
なる。従って、使用状態においては、電線が邪魔になっ
て折り返し部を押すことができないため、両ケース部を
開いて、電線を排除するか或いはその位置をずらしてか
ら、折り返し部を押圧しなければならないのである。
【0018】このように請求項1に記載の雑音吸収具に
よれば、支柱部及び折り返し部の下端部を取付孔に押し
込むだけで、取付板上に固定することができ、また、折
り返し部の上端を支柱部側(下ケース部の端壁側)へ押
圧しながら、下ケース部を上方へ引っ張るだけで、取付
板から取り外すことができる。
【0019】しかも、請求項1に記載の雑音吸収具によ
れば、その使用時においては、電線によって折り返し部
の押圧操作が阻害されることとなり、当該雑音吸収具が
不用意に取付板から取り外されることを防止することが
できる。即ち、この雑音吸収具によれば、取付板への着
脱が容易に行えるだけではなく、電線を貫通させた使用
状態で取付板から不用意に取り外され、その結果、電線
が引っ張られて断線等の故障を招いてしまう、といった
不慮の故障を未然に防ぐことができるのである。
【0020】次に、請求項2に記載の雑音吸収具では、
請求項1に記載の雑音吸収具に対して、支柱部の折り返
し部に対向する側の面に、少なくとも折り返し部の上端
付近を収容可能な凹部が形成されている。よって、当該
雑音吸収具を取付板から取り外すために、折り返し部の
上端を支柱部へ向けて押圧すると、折り返し部の上端付
近が支柱部の凹部に収容されるため、折り返し部及び支
柱部の下端部における両者の離間距離がより小さくな
る。
【0021】従って、請求項2に記載の雑音吸収具によ
れば、折り返し部の突起部と取付孔との係合解除がより
確実に行えるようになり、当該雑音吸収具の取り外しを
一層容易にすることができる。次に、請求項3に記載の
雑音吸収具では、請求項1又は請求項2に記載の雑音吸
収具に対して、下ケース部の底面に、下方へ向けて弾性
部材を設けるようにしている。よって、下ケース部を取
付板に固定した際には、下ケース部の底面と取付板と
が、弾性部材によって離間する方向に付勢されることと
なる。
【0022】従って、請求項3に記載の雑音吸収具によ
れば、下ケース部は、取付板に対してガタ付くことなく
確実に取り付けられ、この結果、当該雑音吸収具を、よ
り確実に固定することができるようになる。
【0023】
【実施例】以下、本発明が適用された実施例の雑音吸収
具について、図面と共に説明する。まず、図1は、本実
施例の雑音吸収具2の正面図、図2及び図3は、雑音吸
収具2を他の方向から表す図であり、図2(A)はその
平面図、図2(B)はその底面図、図3(A)はその左
側面図、図3(B)はその右側面図である。
【0024】図1〜図3に示すように、本実施例の雑音
吸収具2は、外周が略8角形で内周が円形の環状体を、
8角形の対向する一対の辺の中点を結ぶ位置で、軸方向
に二分割した形状の一対のフェライトコア4,4(図4
参照)と、フェライトコア4,4を夫々収容する上ケー
ス部6及び下ケース部8からなり、合成樹脂によって形
成された保持ケース10と、から構成されている。そし
て、下ケース部8には、当該雑音吸収具2をプリント基
板やパネル等の取付板に固定するための一対の固定部材
12,12が、一体化されて設けられている。尚、フェ
ライトコア4,4が本発明における磁性体に相当する。
【0025】ここで、一対のフェライトコア4,4は、
互いに同じ形状をしている。そして、各フェライトコア
4は、図4に示すように、その中央部に電線を挿通する
ための断面半円形の電線挿通溝14が、一対の分割面4
a,4aに挟まれて形成されており、更に、夫々の分割
面4a,4aに隣接する両外側面4b,4bには、夫
々、自己が上ケース部6及び下ケース部8の内部に保持
されるための、一条の係合溝16,16が形成されてい
る。
【0026】尚、図4はフェライトコア4の形状を表す
図であり、図4(A)はその平面図、図4(B)はその
正面図、図4(C)はその底面図、図4(D)はその右
側面図である。また、左側面は右側面と同一である。一
方、保持ケース10は、その上ケース部6と下ケース部
8とが開閉自在に形成されており、図1の矢印Y1に示
す如く下ケース部8に対して上ケース部6を開くと、図
5に示す状態となる。尚、図5は、保持ケース10(上
ケース部6と下ケース部8)を開いた状態を示す平面図
である。
【0027】そこで次に、保持ケース10の構成につい
て、図6〜図10を用いて説明する。尚、図6は、保持
ケース10を開いて両ケース部6,8からフェライトコ
ア4,4を外した状態を表す平面図、図7はその底面
図、図8はその正面図である。そして、図9は図6のA
−A断面図、図10は図7における各部の断面を表す図
であり、図10(A)は図7のB−B断面図、図10
(B)は図7のC−C断面図、図10(C)は図7のD
−D断面図、図10(D)は図7のE−E断面図であ
る。
【0028】まず、保持ケース10を構成する上ケース
部6と下ケース部8は、共にフェライトコア4を収容可
能な開口部を有する直方体状に形成されており、両ケー
ス部6,8の夫々にて、フェライトコア4の軸方向と直
交する一対の端壁18,18には、半円形の切欠部20
が夫々形成されている。そして、各切欠部20には、複
数個(本実施例では3個)の歯22が夫々穿設されてい
る。
【0029】この切欠部20は、保持ケース10(上ケ
ース部6及び下ケース部8)を図1に示す如く閉じた時
に、両ケース部6,8に収容されるフェライトコア4,
4の電線挿通溝14と共に、断面が略円形の電線挿通孔
を形成する。そして、上ケース部6及び下ケース部8の
夫々において、フェライトコア4を収容した際に、フェ
ライトコア4の外側面4b,4bと夫々対向する一対の
側壁24,26の内面には、フェライトコア4に形成さ
れた一対の係合溝16,16と夫々係合して、フェライ
トコア4が脱落してしまうことを防止する係合突起2
8,30が夫々設けられている。そして更に、上ケース
部6及び下ケース部8の夫々において、上記端壁18,
18と上記側壁24,26とに夫々直交する底壁32に
は、図6にて係合突起28,30の下部に相当する位置
に、孔34,36が形成されている。
【0030】尚、図6に示すように、両ケース部6,8
の側壁24,26は、その中央部が肉薄になっており、
係合突起28,30は、その肉薄部分に突設されてい
る。また、図9に示すように、係合突起28の方は、断
面略三角形の形状であるが、係合突起30の方は、断面
略L字状の形状である。そして、図5に示すように、両
ケース部6,8にフェライトコア4,4を収容した状態
では、フェライトコア4の外側面4bが係合突起30の
基部30aに当接して、両ケース部6,8の側壁26と
フェライトコア4との間に所定の間隙gが生じるように
なっている。
【0031】一方、上ケース部6において、その底壁3
2の四隅位置付近には、夫々、コの字状の孔38が設け
られ、その各孔38によって3方向を囲まれた部分に
は、夫々、付勢爪40が形成されている。この付勢爪4
0は、図9及び図10(C),(D)に示すように、そ
の先端が上ケース部6の内部側へ突出しており、上ケー
ス部6に収容されたフェライトコア4を、上ケース部6
の開口部へ向けて付勢するようになっている。
【0032】また、下ケース部8においても、その底壁
32の四隅位置付近には、夫々、コの字状の孔42が設
けられており、その各孔42によって3方向を囲まれた
部分には、夫々、付勢爪44が形成されている。但し、
この付勢爪44は、図9及び図10(A),(B)に示
すように、その先端が下ケース部8の外側へ向けて突出
しており、当該下ケース部8を取付板上に固定した際
に、その取付板を押圧するようになっている。尚、本実
施例では、この付勢爪44が弾性部材に相当している。
【0033】そして、上記のような上ケース部6と下ケ
ース部8は、互いの側壁24,24に設けられた2つの
帯状のヒンジ部46,46によって、開閉可能に連結さ
れている。そして更に、上ケース部6において、側壁2
4と対向する側壁26には、両ケース部6,8を閉じた
状態に保持するための2つの係止フック48,48が設
けられており、それに対応して、下ケース部8におい
て、側壁24と対向する側壁26には、各係止フック4
8,48と夫々係合する2つの係止爪50,50が設け
られている。
【0034】尚、本実施例の雑音吸収具2においては、
ヒンジ部46,46、係止フック48,48、及び係合
爪50,50が、上ケース部6と下ケース部8とを開閉
自在に連結する連結部に相当している。また、下ケース
部8の各端壁18,18の上端面には、ヒンジ部46側
から最も離れた位置付近(図6及び図8の左側)に、図
8の上方へ向けて、夫々、突起片52,52が設けられ
ており、それに対応して、上ケース部6の各端壁18,
18の上端面には、ヒンジ部46側から最も離れた位置
付近(図6及び図8の右側)に、夫々、上記突起片5
2,52に夫々嵌入される嵌入溝54,54が設けられ
ている。
【0035】よって、保持ケース10を閉じれば、図3
(A)に示すように、上ケース部6側の係止フック4
8,48が下ケース部8側の係止爪50,50に夫々係
合して、上ケース部6と下ケース部8とが閉じた状態に
保持される。また、このときには、図1に示すように、
下ケース部8側の各突起片52,52が上ケース部6側
の各嵌入溝54,54に夫々嵌入して、上ケース部6と
下ケース部8との、開閉方向(上下方向)以外の方向
(前後及び左右)のズレが防止される。
【0036】尚、本実施例の雑音吸収具2では、フェラ
イトコア4以外の全ての部分が、合成樹脂(例えば、6
−6ナイロン)により一体成形されており、上述した付
勢爪40,44、ヒンジ部46、及び係止フック48等
や、後述する固定部材12には、適度な弾性が与えられ
ている。
【0037】次に、下ケース部8に設けられた一対の固
定部材12,12について、図11を用いて説明する。
尚、図11は、固定部材12を拡大して表すと共に、そ
の変形状態を説明する説明図である。そして、図11
(A)は図3(A)の点線部分Qの拡大図であり、図1
1(B)は固定部材12の変形時の状態を表している。
また、一対の固定部材12,12は、夫々全く同じ形状
をしているため、以下、一方の固定部材12について説
明する。
【0038】まず、固定部材12は、支柱部56と折り
返し部58とから構成されている。ここで、支柱部56
は、下ケース部8にて切欠部20が形成された端壁18
の外面に、切欠部20の下方位置から下ケース部8の底
面(即ち底壁32の外面)側へ向けて設けられており
(図1参照)、その下端部56aは、下ケース部8の底
面よりも下方へ突出している。
【0039】そして、折り返し部58は、支柱部56の
下端部56aに、弾性を有する屈曲可能な接続部60を
介して接続され、外側斜め上方に延出しており、その上
端58aは、下ケース部8の底面位置よりも高く且つ切
欠部20よりも低い位置に達している(図1参照)。
【0040】そして更に、折り返し部58の外側面58
bにて、下ケース部8の底面位置から所定距離dだけ下
方の位置には、突起部62が設けられている。尚、上記
距離dは、当該雑音吸収具2が固定される取付板の厚さ
よりも若干大きな値に設定されている。
【0041】また、支柱部56の折り返し部58に対向
する側の面には、折り返し部58の上端58a付近を収
容可能な凹部56bが形成されている。よって、折り返
し部58の上端58aを、図11(A)の矢印Y2に示
す如く支柱部56へ向けて押圧すると、図11(B)に
示すように、接続部60が屈曲して、折り返し部58の
上端58a付近は上記凹部56bに収容され、これによ
って、折り返し部58及び支柱部56の下端部における
両者の離間距離が非常に小さくなる。
【0042】次に、上記のように構成された雑音吸収具
2の組立方法について説明する。まず、図6に示したよ
うに保持ケース10を開いた状態にして、例えば上ケー
ス部6の開口部へ、フェライトコア4を、その分割面4
a,4aを上側にして押し込む。
【0043】すると、上ケース部6の側壁24,26の
内面に夫々設けられた係合突起28,30が、フェライ
トコア4に形成された係合溝16,16に夫々係合し
(図12参照)、これによって、フェライトコア4が上
ケース部6に保持される。そして同様に、下ケース部8
の開口部へもフェライトコア4を押し込み、下ケース部
8にフェライトコア4を収容すれば、図5に示した状態
となって、当該雑音吸収具2の組立が終了する。
【0044】次に、このように組み立てられた雑音吸収
具2の使用方法について、図12及び図13を併用して
説明する。尚、図12は、雑音吸収具2の使用状態を表
す断面図である。また、図13は、雑音吸収具2の使用
状態における外観図であり、図13(A)はその左側面
を表し、図13(B)はその平面を表している。
【0045】まず、保持ケース10を図5に示すように
開いた状態で、例えば下ケース部8側の切欠部20及び
フェライトコア4の電線挿通溝14からなる電線挿通部
に、電線Wを配置する。そして、その状態で、上ケース
部6と下ケース部8を閉じる。
【0046】すると、上ケース部6の係止フック48,
48と下ケース部8の係止爪50,50とが、図13に
示す如く夫々係合して、両ケース部6,8は閉じた状態
に保持される。また、このとき、図12に示すように、
上ケース部6の底壁32に形成された付勢爪40が、上
ケース部6側のフェライトコア4の分割面4a,4aと
は反対側の面を押圧するため、各フェライトコア4,4
は、互いの分割面4a,4a同士が接合されて、ガタ付
くことなく強固に閉環状態に保持される。また更に、上
記電線挿通部に配置された電線Wは、両ケース部6,8
の切欠部20に設けられた歯22によって押し付けられ
るため、フェライトコア4,4を収容した保持ケース1
0(即ち雑音吸収具2)は、電線Wに貫通された状態
で、その電線Wにしっかりと取り付けられる。尚、図1
2及び図13においては、便宜上、電線Wが1本の棒状
に示されているが、実際には、電線Wは複数のリード線
等を束ねたものである。
【0047】そして、このようにして当該雑音吸収具2
が外嵌された電線Wでは、電線Wの周囲に閉環状に保持
されたフェライトコア4,4によって雑音電流が吸収さ
れるため、その電線Wに接続される機器の誤動作等が防
止される。ここで、上記のように電線Wに取り付けられ
た雑音吸収具2を、プリント基板やパネル等の取付板P
に固定する場合には、図13(A)に示すように、固定
部材12,12の支柱部56及び折り返し部58の下端
部を、取付板Pに形成された取付孔K,Kに夫々押し込
めばよい。
【0048】すると、各固定部材12,12の折り返し
部58は、接続部60の弾性力によって、支柱部56に
対し外方向に開こうとするため、支柱部56と折り返し
部58とが、取付孔Kの内周面に押し付けられる。そし
て更に、折り返し部58の外側面に形成された突起部6
2が、取付板Pの裏面で取付孔Kの周縁部に係合するた
め、支柱部56及び折り返し部58は取付孔Kから抜け
なくなる。
【0049】よって、これにより、下ケース部8が取付
板P上に固定され、延いては、当該雑音吸収具2が取付
板Pに固定されることとなる。尚、雑音吸収具2を取付
板Pに固定する場合には、上記のように両ケース部6,
8を閉じて当該雑音吸収具2を電線Wに取り付けた後
に、下ケース部8を取付板Pに固定するようにしてもよ
いし、また、下ケース部8を取付板Pに固定してから、
保持ケース10を閉じて当該雑音吸収具2を電線Wに取
り付けるようにしてもよい。
【0050】一方、上記のように固定された雑音吸収具
2を取付板Pから取り外す場合には、まず、両ケース部
6,8を開いて、貫通していた電線Wを排除するか、或
いはその位置をずらす。そして、折り返し部58の上端
58aを、支柱部56側へ向けて押圧する。
【0051】すると、図11(B)に示したように、折
り返し部58が支柱部56側へ接近して、折り返し部5
8及び支柱部56の下端部における両者の離間距離が小
さくなるため、折り返し部58の突起部62と取付孔K
との係合が解除される。よって、その状態で、下ケース
部8を上方に引っ張れば、下ケース部8、延いては、当
該雑音吸収具2を取付板Pから取り外すことができる。
【0052】ところで、当該雑音吸収具2を取付板Pか
ら取り外す場合に、両ケース部6,8を開いてから折り
返し部58を押圧するのは、以下の理由による。即ち、
本実施例の雑音吸収具2では、支柱部56及び折り返し
部58からなる固定部材12,12が、下ケース部8に
て電線Wが貫通される両端壁18,18に設けられてい
るため、電線Wを貫通させた使用状態においては、図1
3に示すように、折り返し部58の上端58aが電線W
の下方に位置することとなる。従って、使用状態におい
ては、電線Wが邪魔になって折り返し部58を押すこと
ができないため、まず両ケース部6,8を開いて、電線
Wを排除するか或いはその位置をずらしてから、折り返
し部58を押圧するのである。
【0053】以上説明したように、本実施例の雑音吸収
具2は、支柱部56及び折り返し部58の下端部を取付
孔Kに押し込むだけで、取付板P上に固定することがで
き、また、折り返し部58の上端58aを支柱部56側
(下ケース部8の端壁18側)へ押圧しながら下ケース
部8を上方へ引っ張るだけで、取付板Pから取り外すこ
とができる。
【0054】そして特に、本実施例の雑音吸収具2によ
れば、その使用時においては、電線Wによって折り返し
部58の押圧操作が妨げられることとなるため、当該雑
音吸収具2が不用意に取付板Pから取り外されてしまう
ことを防止することができる。
【0055】即ち、本実施例の雑音吸収具2によれば、
取付板Pへの着脱が容易に行えるだけではなく、電線W
を貫通させた使用状態で取付板Pから不用意に取り外さ
れ、その結果、電線Wが引っ張られて断線等の故障を招
いてしまう、といった不慮の故障を未然に防ぐことがで
きるのである。
【0056】そして更に、本実施例の雑音吸収具2で
は、支柱部56の折り返し部58に対向する側の面に、
折り返し部58の上端58a付近を収容可能な凹部56
bが形成されているため、折り返し部58の上端58a
を支柱部56へ向けて押圧した際には、折り返し部58
の上端58a付近が支柱部56の凹部56bに収容され
て、折り返し部58及び支柱部56の下端部における両
者の離間距離がより小さくなる。
【0057】従って、本実施例の雑音吸収具2によれ
ば、折り返し部58の突起部62と取付孔Kとの係合解
除がより確実に行えるようになり、当該雑音吸収具2の
取り外しを一層容易にすることができる。また、本実施
例の雑音吸収具2では、下ケース部8の底面から下方へ
向けて、弾性部材としての付勢爪44が設けられている
ため、図13(A)に示すように、固定部材12の突起
部62が取付板Pの取付孔Kに係合して下ケース部8が
取付板Pに固定された状態では、下ケース部8の底面と
取付板Pとが、付勢爪44によって離間する方向に付勢
されることとなる。
【0058】従って、本実施例の雑音吸収具2によれ
ば、下ケース部8は、取付板Pに対してガタ付くことな
く確実に取り付けられ、この結果、当該雑音吸収具2
を、より確実に固定することができる。一方、本実施例
の雑音吸収具2では、保持ケース10を閉じると、下ケ
ース部8側の各突起片52,52が上ケース部6側の各
嵌入溝54,54に夫々嵌入するため、上ケース部6と
下ケース部8の位置ズレが防止される。従って、閉鎖状
態の保持ケース10に応力が加わっても、係止フック4
8と係止爪50との係合が解除されてしまうことがな
く、また、ヒンジ部46に余分な応力が加わることが防
止される。
【0059】また、本実施例の雑音吸収具2では、両ケ
ース部6,8の側壁26に設けられた係合突起30を断
面略L字状に形成して、図5に示したように、側壁26
とフェライトコア4との間に間隙gができるようにして
いるため、両ケース部6,8におけるフェライトコア4
の着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の雑音吸収具の正面図である。
【図2】 実施例の雑音吸収具の平面及び底面を表す図
である。
【図3】 実施例の雑音吸収具の左側面及び右側面を表
す図である。
【図4】 フェライトコアの平面、正面、底面、及び右
側面を表す図である。
【図5】 保持ケースを開いた状態を示す平面図であ
る。
【図6】 保持ケースを開いてフェライトコアを外した
状態を表す平面図である。
【図7】 保持ケースを開いてフェライトコアを外した
状態を表す底面図である。
【図8】 保持ケースを開いてフェライトコアを外した
状態を表す正面図である。
【図9】 図6のA−A断面図である。
【図10】 図7のB−B断面、C−C断面、D−D断
面、及びE−E断面を表す図である。
【図11】 固定部材を説明する説明図である。
【図12】 雑音吸収具の使用状態を表す断面図であ
る。
【図13】 雑音吸収具の使用状態を表す外観図であ
る。
【符号の説明】
2…雑音吸収具 4…フェライトコア 4a…分割
面 6…上ケース部 8…下ケース部 10…保持ケース 12…固定部
材 14…電線挿通溝 16…係合溝 18…端壁
20…切欠部 24,26…側壁 28,30…係合突起 32…
底壁 40,44…付勢爪 46…ヒンジ部 48…係止
フック 50…係止爪 56…支柱部 56b…凹部 5
8…折り返し部 60…接続部 62…突起部 K…取付孔 P…
取付板 W…電線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状体を軸方向に半割した形状の一対の
    磁性体と、 前記磁性体の一方を収容する上ケース部,前記磁性体の
    他方を収容する下ケース部,及び前記上ケース部と前記
    下ケース部とを開閉自在に連結する連結部を有し、前記
    上ケース部と下ケース部とが閉じられることにより、前
    記各磁性体の分割面を互いに接合させて環状磁性体コア
    を形成すると共に、前記両ケース部にて前記環状磁性体
    コアの軸方向とほぼ直交する一対の端壁には、前記環状
    磁性体コアに挿通される電線を貫通させるための孔を形
    成する切欠部が設けられた保持ケースと、 前記下ケース部に設けられ、該下ケース部の底面よりも
    下方へ突出した端部が所定の取付板に形成された取付孔
    に挿入されることにより、当該下ケース部を前記取付板
    上に固定する固定部材と、 を備えた雑音吸収具において、 前記固定部材は、 前記下ケース部の前記各端壁の外面に、前記切欠部の下
    方位置から当該下ケース部の底面側へ向けて夫々設けら
    れ、その下端部が前記下ケース部の底面よりも下方へ突
    出する一対の支柱部と、 前記各支柱部の下端部に弾性を有する屈曲可能な接続部
    を介して夫々接続され、外側斜め上方に延出して、その
    上端が前記下ケース部の底面位置よりも高く且つ前記切
    欠部よりも低い位置に達する折り返し部と、 を備え、前記折り返し部の外側面にて、前記下ケース部
    の底面位置から所定距離だけ下方の位置には、当該折り
    返し部及び前記支柱部の下端部を前記取付孔に挿入した
    際に、前記取付板の裏面で前記取付孔の周縁部に係合す
    る突起部が設けられていること、 を特徴とする雑音吸収具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の雑音吸収具において、 前記支柱部の前記折り返し部に対向する側の面には、少
    なくとも前記折り返し部の上端付近を収容可能な凹部が
    形成されていること、 を特徴とする雑音吸収具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の雑音吸収
    具において、 前記下ケース部の底面には、当該下ケース部を前記取付
    板に固定した際に前記取付板を押圧する弾性部材が、下
    方へ向けて設けられていること、 を特徴とする雑音吸収具。
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