JP3781716B2 - 射出成形機の段取り支援方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形機に係わる所定の段取りを支援する際に用いて好適な射出成形機の段取り支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、射出成形機により成形を行う場合、予め、金型取付,材料交換,周辺装置接続等の各種の準備作業が必要になる。そして、このような準備作業の内容は、機械的な設置作業のみならず、コントローラの設定画面により各種設定や操作を行う必要があるなど、準備作業の内容も複雑化及び高度化する傾向にあるのが実情である。
【0003】
このため、従来では、準備作業を行うオペレータに対する支援装置も、例えば、特開平3−193318号公報により知られている。同公報には、射出成形機におけるオペレータ支援装置が開示され、このオペレータ支援装置は、射出成形機を制御するためのインタフェースと、オペレータの一連の作業を監視するモニタ装置と、監視した作業を記憶する記憶装置と、記憶した作業を再生し実行するコントローラと、オペレータにより操作されるヒューマンマシンインタフェースと、操作及び再生の際にデータを表示する表示部を有し、かつコントローラは各作業をグルーピングする手段を有している。
【特許文献1】
特開平3−193318号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のオペレータ支援装置は、基本的に、オペレータの作業内容をデータとして記憶し、後で記憶したデータを利用するものであるため、次のような問題点もあった。
【0005】
第一に、記憶されるデータは、例えば、スイッチがONしたという結果的なデータに止まるため、そのスイッチが何処に存在し、操作方法はどうするかなどの必要な情報を得れず、分かりにくく操作性及び利便性に欠けるとともに、作業能率を高めるには不十分である。
【0006】
第二に、基本的には記憶されたデータをそのまま表示するに止まるため、そのデータに対する見落としや誤作業を生じる可能性があり、確実性及び信頼性に難がある。
【0007】
第三に、一連の作業を監視して記憶するため、コントローラにおけるソフトウェア処理が複雑となり、コントローラのコストアップを招く。
【0008】
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、操作性,利便性及び作業能率を高めるとともに、段取り作業に対する確実性及び信頼性を高め、しかもコントローラのコストアップを回避できる射出成形機の段取り支援方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明に係る射出成形機の段取り支援方法は、射出成形機Mに係わる所定の段取りを支援するに際し、段取り時に、コントローラ2のディスプレイ3に段取り画面Voを表示し、この段取り画面Voにおける段取りの種類に対応して設けた複数の項目選択ボタンB1,B2,B3,B4…の選択が行われたなら、選択された所定の段取りに係わる個々の作業のガイダンスメッセージF1,F2,F3…を、作業手順に沿って順次ガイダンス表示部W1,W2,W3…により表示するようにしたことを特徴とする。
【0010】
この場合、好適な実施の態様により、段取り画面Voのガイダンス表示部Wmには、個々の作業のガイダンスメッセージF1…に加え、項目選択ボタンB1…により選択された所定の段取りに係る作業全体のガイダンスメッセージFmを表示することができる。また、段取り画面Voから他の画面Vaに切換えるときは、マーク5により画面切換キーK1…を指示することができるとともに、この画面切換キーK1…により、段取り画面Voから他の画面Vaに切換えたときは、当該他の画面Va上に、少なくとも次の作業のガイダンスメッセージF1…を表示したガイダンス表示部W1…をウィンドウ表示することができる。一方、段取り画面Voはメモ表示部7を有し、このメモ表示部7に、予め記憶されているメモデータを読出して表示することができる。なお、メモ表示部7は、汎用メモ表示欄7xと成形条件メモ表示欄7yを有し、汎用メモ表示欄7xに、コントローラ2に記憶した汎用メモデータを表示することができるとともに、成形条件メモ表示欄7yに、成形条件データと対で記憶した成形条件メモデータを表示することができる。
【0011】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0012】
まず、本実施例に係る段取り支援方法を実施できるコントローラ2及びこのコントローラ2を搭載する射出成形機Mの概略構成について、図2及び図3を参照して説明する。
【0013】
図2中、仮想線で示すMは射出成形機であり、機台Mbと、この機台Mb上に設置された射出装置Mi及び型締装置Mcを備える。射出装置Miは、加熱筒10を備え、この加熱筒10の前端に図に現れない射出ノズルを有するとともに、加熱筒10の後部には材料を供給するホッパ11を備える。一方、型締装置Mcには可動型と固定型からなる金型12を備える。また、機台Mb上には側面パネル13を起設し、この側面パネル13にディスプレイユニット15を配設する。このディスプレイユニット15は、タッチパネル3tを付設したカラー液晶ディスプレイ等のディスプレイ3を備え、このディスプレイユニット15は、機台Mbに内蔵したコントローラ2(図3)に接続する。
【0014】
図3は、コントローラ2のブロック系統図を示す。21はCPUであり、このCPU21には内部バス22を介してチップセット23を接続する。また、チップセット23には、PCIバス等のローカルバスを用いたバスライン24を接続してHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)制御系を構成する。このため、バスライン24には、RAM,ROM等の各種メモリ類を総括する内部メモリ25を接続する。さらに、バスライン24には、表示インタフェース26を介して上述したディスプレイユニット15を接続するとともに、入出力インターフェイス27を介してメモリカード等の記憶メディア(外部メモリ)28に対する読出及び書込を行うドライブユニット29を接続する。
【0015】
一方、チップセット23には、バスライン24と同様のバスライン30を接続してPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)制御系を構成する。このため、バスライン30には、スイッチ等の切換データDiをCPU21に付与し、かつCPU21から得る制御指令データDoを対応するアクチュエータに付与する入出力インターフェイス31を接続するとともに、各種センサの検出信号Siを、アナログ−ディジタル変換してCPU21に付与し、かつCPU21から得る制御指令データをディジタル−アナログ変換して得た制御信号Soを対応するアクチュエータに付与する入出力インターフェイス32を接続する。これにより、所定のフィードバック制御系及びオープンループ制御系が構成される。なお、33は電源、34は電源スイッチを示す。
【0016】
そして、前述した内部メモリ25には、PLCプログラムとHMIプログラムを格納するとともに、各種処理プログラムを格納する。この場合、PLCプログラムは、射出成形機Mにおける各種工程のシーケンス動作や射出成形機Mの監視等を実現するためのソフトウェアであり、HMIプログラムは、射出成形機Mの動作パラメータの設定及び表示,射出成形機Mの動作監視データの表示等を実現するためのソフトウェアである。これらのソフトウェアは、コントローラ2を搭載する射出成形機Mの固有アーキテクチャとして構築され、特に、本実施例に係る段取り支援方法を実行するための処理プログラムを備えている。
【0017】
次に、本実施例に係る段取り支援方法について、図2〜図7を参照しつつ図1に示すフローチャートに従って説明する。
【0018】
まず、段取りに際しては、コントローラ2におけるドライブユニット29に、記憶メディア28をセットする。この記憶メディア28には、多数の成形条件データがファイル名を付して保存されている。そして、使用する成形条件データを選択し、コントローラ2の内部メモリ25に備えるデータメモリに読込んで格納する。また、コントローラ2のディスプレイ3に表示されている段取り画面切換キーK8をタッチすることにより(ステップS1)、ディスプレイ3には、図4に示す段取り画面Voを表示させる(ステップS2)。
【0019】
この段取り画面Voは、上側にガイダンス表示部Wmを有するとともに、このガイダンス表示部Wmの下側に、複数の項目選択ボタンB1…を有する。この項目選択ボタンB1…は段取りの種類に対応して設けられており、項目選択ボタンB1により「型取付」を、同ボタンB2により「自動型厚調整」を、同ボタンB3により「パージ」を、同ボタンB4により「型温調器」を、同ボタンB5により「オート起動設定」をそれぞれ選択できる。さらに、項目選択ボタンB1…の下側には、メモ表示部7を有する。メモ表示部7は、汎用メモ表示欄7xと成形条件メモ表示欄7yを有し、汎用メモ表示欄7xには、コントローラ2に記憶した汎用メモデータを表示するとともに、成形条件メモ表示欄7yには、前述した記憶メディア28から読出してコントローラ2側に読込んだ成形条件データと対で保存される成形条件メモデータを表示する。
【0020】
この場合、汎用メモデータには、「工具類整理整頓すること」,「グリス残量注意」等の射出成形機Mの使用に対する汎用的なメッセージや次回メンテナンス実施日等の汎用的なデータ等を含めることができる。一方、成形条件メモデータには、成形条件データに関連する注意点や文字及び画像による情報を含めることができる。これら各メモデータは、段取り画面Voを表示した段階で自動的に読出され、かつメモ表示部7に表示される。このように、最初の段取り画面Voに各メモデータが表示されるため、オペレータは、各メモデータを確認し、段取りを行う際の参考にすることができる。特に、各メモデータには、例えば、周辺機器の情報や微妙な調整に係わる留意点等に関するコメントを入れることができるため、段取りを行う際の重要な参考情報として利用できる。
【0021】
一方、段取り画面切換キーK8を含む画面切換キーK1,K2…は、ディスプレイ3における上段と下段に常時表示されており、各画面切換キーK1…の選択により、各画面切換キーK1…に対応する画面を表示できる。この画面切換キーK1…は、使用頻度の高さを考慮してランク分けされ、上段に、型開閉画面切換キーK1,エジェクタ画面切換キーK2,射出・計量画面切換キーK3,温度画面切換キーK4,モニタ画面切換キーK5,主要条件画面切換キーK6,条件切換画面切換キーK7を有する成形機の動作条件の設定に係わる第一のグループGaを横一列に配するとともに、下段に、これ以外となる段取り画面切換キーK8,工程監視画面切換キーK9,生産情報画面切換キーK10,波形画面切換キーK11,統計画面切換キーK12,トレンド画面切換キーK13を有する第二のグループGbを横一列に配する。
【0022】
各画面切換キーK1…は、他の画面に切換えた場合でも同様に表示される。例えば、図2は、工程監視画面切換キーK9を選択した場合の工程監視画面Vbの概要を示すが、各画面切換キーK1…は、図4に示す段取り画面Voと同じ位置に同じ形状で表示される。なお、図4に表示される第二のグループGbは、第一階層が表示された状態であるが、画面右端の階層画面切換キーKcをタッチすることにより、第二階層における履歴画面切換キー,プログラム画面切換キー,信号レコーダ画面切換キー,診断画面切換キー等が、画面切換キーK8〜K13と入れ替わる形で同様に表示される。また、コントローラ2は、画面切換キーK1…の配列をユーザサイドで任意に変更できる配列変更機能及び変更後の配列を記憶する配列記憶機能を備えている。これにより、ユーザ自身が使い勝手を考慮して画面切換キーK1…の配列(順番)を任意に変更することができる。このようなレイアウト表示により、各画面切換キーK1…に表示される名称表示を変更する場合でも、ソフトウェアにより容易に対処でき、変更に伴う工数の削減及びコストダウンを図れるとともに、各画面切換キーK1…に対する視認性及び操作性を高めることができる。
【0023】
一方、図4に示す段取り画面Voのガイダンス表示部Wmには、項目選択ボタンB1…が選択されない限りガイダンスメッセージFmは表示されず、「ご希望の段取り項目をお選びください」のメッセージのみが表示される。したがって、段取り画面Voが表示されることにより、オペレータは、まず、項目選択ボタンB1…の中から実施する段取り項目を選択する(ステップS3)。
【0024】
今、オペレータは、項目選択ボタンB1をタッチすることにより、「型取付」を選択したものとする。これにより、図4に示すガイダンス表示部Wmには、「型取付」のタイトルと、この型取付の段取りに係る作業全体のガイダンスメッセージFmが表示される(ステップS4)。最初に、このような作業全体のガイダンスメッセージFmが表示されることにより、オペレータは、作業全体の概要を把握することができる。
【0025】
そして、オペレータは、ガイダンスメッセージFmに従って、「型を型置き板に仮止めし、機械操作パネルにあるモータ電源スイッチをONする」作業を行う(ステップS5,S6)。次いで、「「型開閉」画面(上記三角マークの示す画面)の右上にある[型取付]スイッチをONします」のガイダンスメッセージFmに従って、図4に示す段取り画面Voに表示される三角マーク5により指示された画面切換キーK1をタッチする。これにより、型開閉用の設定画面である図5に示す型開閉画面Vaが表示される。また、この型開閉画面Va上には、ガイダンス表示部W1がウィンドウ表示される。この場合、ガイダンス表示部W1の表示位置は、最も適切な位置が選定される。実施例の場合は、ガイダンス表示部W1に、「画面右上の[型取付]スイッチをONします」のガイダンスメッセージF1が表示されるため、ガイダンス表示部W1は、図5に示すように、型開閉画面Vaにある型取付スイッチKxの近傍に表示される。なお、この時点では、型取付スイッチKxの表示は、図5に示すようにOFFになっているとともに、型開閉画面Vaにおける右下のENTキーKe及びEXITキーKnは表示されていない。
【0026】
次いで、オペレータが、ガイダンスメッセージF1に従って、型取付スイッチKxをタッチすれば、型取付スイッチKxの表示はONになるととともに、型開閉画面Vaの右下にENTキーKe及びEXITキーKnが表示される。これにより、ENTキーKeをタッチすれば、ガイダンス表示部W1とENTキーKe及びEXITキーKnの表示は閉じられ、代わりに図6に示すガイダンス表示部W2がウィンドウ表示される。そして、このガイダンス表示部W2に表示されるガイダンスメッセージF2に従って必要な確認、即ち、「「高圧」型締圧力の設定」に対する確認を行うとともに、この後、実行キーKpをタッチすれば、自動型厚調整工程が実行される(ステップS7,S8)。この型厚調整工程は自動で行われるため、この型厚調整工程が終了すれば、図7に示すガイダンス表示部W3が表示される。なお、図7中、Ksは中止キーを示す。
【0027】
さらに、このガイダンス表示部W3に表示されるガイダンスメッセージF3に従って作業を行う。即ち、「モータ電源スイッチをOFFして、金型を型締め板と型置き板に完全に取付け、吊金具などをはずす」作業を行う(ステップS7,S8)。そして、最後の表示(ガイダンスメッセージF3)となる「[型取付]スイッチをOFFして終わりです」の指示に従って型取付スイッチKxをOFFすれば最初の段取り画面Voに戻り、型取付に係わる段取りは全て終了する(ステップS9)。この後、次の段取り、例えば、パージを行う場合には、項目選択ボタンB2をタッチ(選択)すれば、上述した型取付の場合と同様にパージに係る段取りを行うことができる(ステップS10)。
【0028】
このように、本実施例に係る段取り支援方法によれば、段取り時において、ディスプレイ3に段取り画面Voを表示するとともに、この段取り画面Voにおける項目選択ボタンB1…により選択された所定の段取りに係わる個々の作業のガイダンスメッセージF1…を、作業手順に沿って順次ガイダンス表示部W1…により表示するようにしたため、段取りが分かり易く、操作性,利便性及び作業能率を高めることができるとともに、段取り作業に対する確実性及び信頼性を高めることができる。加えて、従来のように、一連の作業を監視して記憶するなどの複雑なソフトウェア処理が不要となるため、コントローラ2のコストアップを回避できる利点がある。
【0029】
また、段取り画面Voのガイダンス表示部Wmには、項目選択ボタンB1…により選択された所定の段取りに係る作業全体のガイダンスメッセージFmを表示するようにしたため、オペレータは、段取りを開始する前に作業全体の概要を把握できる。さらに、段取り画面Voから他の画面(型開閉画面)Va…に切換えるときは、マーク(三角マーク)5により画面切換キーK1…を指示するとともに、この画面切換キーK1…により、段取り画面Voから他の画面Va…に切換えたときは、当該他の画面Va…上に、次の作業のガイダンスメッセージF1…を表示したガイダンス表示部W1…をウィンドウ表示するようにしたため、他の画面Vaを有効にした状態で段取りを行うことができ、例えば、設定画面(他の画面Va)を用いた所定の操作や設定等を確実かつ容易に行うことができる。しかも、段取り画面Voにメモ表示部7を設けることにより、予め記憶されているメモデータを読出して表示するようにしたため、段取りに際してメモデータを有効に利用できる。特に、各メモデータには、例えば、周辺機器の情報や微妙な調整に係わる留意点等に関するコメントを入れることができるため、段取りを行う際の重要な参考情報として利用できる。
【0030】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,配置,数量,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例えば、段取り画面Voのガイダンス表示部Wmに、項目選択ボタンB1…により選択された所定の段取りに係る作業全体のガイダンスメッセージFmを表示した場合を示したが、最初の作業に係わるガイダンスメッセージのみを表示しても勿論よい。
【0031】
【発明の効果】
このように、本発明に係る射出成形機の段取り支援方法は、段取り時に、コントローラのディスプレイに段取り画面を表示し、この段取り画面における段取りの種類に対応して設けた複数の項目選択ボタンの選択が行われたなら、選択された所定の段取りに係わる個々の作業のガイダンスメッセージを、作業手順に沿って順次ガイダンス表示部により表示するようにしたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0032】
(1) 分かり易く、操作性,利便性及び作業能率を高めることができるとともに、段取り作業に対する確実性及び信頼性を高めることができる。
【0033】
(2) 従来のように、一連の作業を監視して記憶するなどの複雑なソフトウェア処理が不要になるため、コントローラのコストアップを回避できる。
【0034】
(3) 好適な実施の態様により、段取り画面のガイダンス表示部に、個々の作業のガイダンスメッセージF1…に加え、項目選択ボタンにより選択された所定の段取りに係る作業全体のガイダンスメッセージを表示すれば、オペレータは、段取りを開始する前に、作業全体の概要を把握できる利点がある。
【0035】
(4) 好適な実施の態様により、段取り画面から他の画面に切換えるときに、マークにより画面切換キーを指示するとともに、この画面切換キーによって段取り画面から他の画面に切換えたときに、当該他の画面上に、少なくとも次の作業のガイダンスメッセージを表示したガイダンス表示部をウィンドウ表示すれば、他の画面を有効にした状態で段取りを行うことができ、例えば、設定画面を用いた所定の操作や設定等を確実かつ容易に行うことができる。
【0036】
(5) 好適な実施の態様により、段取り画面にメモ表示部を設け、予め記憶されているメモデータを読出して表示すれば、段取りに際してメモデータを有効に利用できる。特に、各メモデータには、例えば、周辺機器の情報や微妙な調整に係わる留意点等に関するコメントを入れることができるため、段取りを行う際の重要な参考情報として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る段取り支援方法を順次説明するためのフローチャート、
【図2】同段取り支援方法を実施するコントローラを搭載する射出成形機の概要図、
【図3】同コントローラの機能ブロック図、
【図4】同段取り支援方法に用いる段取り画面図、
【図5】同段取り支援方法に用いる他の画面(型開閉画面)図、
【図6】同段取り支援方法に用いる他の画面(型開閉画面)に表示されたガイダンス表示部の画像図、
【図7】同段取り支援方法に用いる他の画面(型開閉画面)に表示された他のガイダンス表示部の画像図、
【符号の説明】
2 コントローラ
3 ディスプレイ
5 マーク
7 メモ表示部
7x 汎用メモ表示欄
7y 成形条件メモ表示欄
M 射出成形機
Vo 段取り画面
Va 他の画面
B1… 項目選択ボタン
F1… ガイダンスメッセージ
W1… ガイダンス表示部
Wm 段取り画面のガイダンス表示部
Fm 作業全体のガイダンスメッセージ
K1… 画面切換キー

Claims (6)

  1. 射出成形機に係わる所定の段取りを支援するための射出成形機の段取り支援方法において、段取り時に、コントローラのディスプレイに段取り画面を表示し、この段取り画面における段取りの種類に対応して設けた複数の項目選択ボタンの選択が行われたなら、選択された所定の段取りに係わる個々の作業のガイダンスメッセージを、作業手順に沿って順次ガイダンス表示部により表示するようにしたことを特徴とする射出成形機の段取り支援方法。
  2. 前記段取り画面のガイダンス表示部には、前記個々の作業のガイダンスメッセージに加え、前記項目選択ボタンにより選択された所定の段取りに係る作業全体のガイダンスメッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の段取り支援方法。
  3. 前記段取り画面から他の画面に切換えるときは、マークにより画面切換キーを指示することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の段取り支援方法。
  4. 前記画面切換キーにより、前記段取り画面から他の画面に切換えたときは、当該他の画面上に、少なくとも次の作業のガイダンスメッセージを表示したガイダンス表示部をウィンドウ表示することを特徴とする請求項3記載の射出成形機の段取り支援方法。
  5. 前記段取り画面はメモ表示部を有し、このメモ表示部に、予め記憶されているメモデータを読出して表示することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の段取り支援方法。
  6. 前記メモ表示部は、汎用メモ表示欄と成形条件メモ表示欄を有し、前記汎用メモ表示欄に、前記コントローラに記憶した汎用メモデータを表示するとともに、前記成形条件メモ表示欄に、成形条件データと対で保存される成形条件メモデータを表示することを特徴とする請求項5記載の射出成形機の段取り支援方法。
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