JP3756871B2 - 射出成形機の電源遮断方法 - Google Patents

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    • B29C2945/76933The operating conditions are corrected immediately, during the same phase or cycle

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源スイッチにより電源を遮断する際に用いて好適な射出成形機の電源遮断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、射出成形機の成形工程には、高圧の付与される工程(状態)として、トグルリンク機構を用いた型締装置(型締工程)のロックアップ状態や射出装置(射出工程)のノズルタッチ状態等が存在する。
【0003】
ところで、高圧が付与されている状態で電源が遮断された場合、高圧を付与する駆動部の作動も停止するため、射出成形機はそのまま高圧の付与された状態が継続し、故障や早期劣化(短寿命)の原因となる。したがって、射出成形機には、高圧の付与される工程の途中で不測の電源遮断が生じた場合の対策が必要になる。従来、不測の電源遮断となる停電に対する対策としては、特開平8−244083号公報で開示されるトグル式型締装置の型締選択方法が知られている。この型締選択方法は、トグル式型締装置のトグルリンク機構のオフセット量を設定器で設定し、電源遮断時に、型締装置を、型締状態でロック状態またはアンロック状態の何れかを選択できるようにしたものである。
【特許文献1】
特開平8−244083号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の電源遮断方法(型締選択方法)は、電源が遮断されることを前提とするため、基本的に、電源遮断に伴う成形工程の中断が発生する。一方、不測の電源遮断の原因としては、停電の他に、オペレータが電源スイッチを他のスイッチと勘違いしてOFF操作したり、電源スイッチに物等が当たってOFF操作されるなどの様々な原因がある。この場合、上述した従来の電源遮断方法(型締選択方法)では、そのまま電源が遮断されてしまうため、結局、成形工程の中断が発生し、この中断に伴う生産性の低下や生産計画の遅れを招くとともに、アンロック状態を選択した場合には、不測の動作が発生するため、オペレータに対する安全性が損なわれる問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、不測の電源遮断に対する成形工程の中断を回避し、もって、中断に伴う生産性の低下や生産計画の遅れを招く弊害を解消するとともに、安全性の向上に寄与できる射出成形機の電源遮断方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明に係る射出成形機Mの電源遮断方法は、電源スイッチ2がOFFに切換わったなら、射出成形機Mに搭載するコントローラ20は、電源3を遮断することなく射出成形機Mの状態が予め設定した要確認状態にあるか否かを判別し、要確認状態にないときは電源3を遮断するとともに、要確認状態にあるときはコントローラ20に接続したディスプレイ4に確認ウィンドウWiを表示し、この確認ウィンドウWiに基づく遮断操作により電源3を遮断するようにしたことを特徴とする。
【0007】
この場合、好適な実施の態様により、要確認状態としては、トグルリンク機構を用いた型締装置Mcのロックアップ状態或いは射出装置Miのノズルタッチ状態を適用できるとともに、要確認状態にあるときは、ディスプレイ4における所定の表示部Hc,Hiに、要確認状態であることを表示することができる。また、確認ウィンドウWiには、タッチパネル5を用いた電源を遮断するOFFキーKoと電源の遮断を中止する中止キーKcを表示することができる。なお、電源の遮断時には、コントローラ20は、オープンしているファイルの有無を確認し、オープンしているファイルが有る場合はクローズ処理を実行するとともに、コントローラ20は、保存の必要なデータがメモリに書き込まれているか否か確認し、書き込まれていない場合は不揮発性メモリに書き込む書込処理を実行することが望ましい。
【0008】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0009】
まず、本実施例に係る電源遮断方法の実施に用いる射出成形機Mの構成について、図2及び図3を参照して説明する。
【0010】
図2中、仮想線で示すMは射出成形機であり、機台Mbと、この機台Mb上に設置された射出装置Mi及び型締装置Mcを備える。射出装置Miは、加熱筒10を備え、この加熱筒10の前端に図に現れない射出ノズルを有するとともに、加熱筒10の後部には材料を供給するホッパ11を備える。一方、型締装置Mcには可動型と固定型からなる金型13を備える。この場合、射出装置Miは、射出装置移動装置12により前進又は後退し、前進により金型13に対して射出ノズルが圧接するノズルタッチ状態になる。また、型締装置Mcは、トグルリンク機構を用いたいわゆるトグル式型締装置であり、高圧型締時にロックアップ状態になる。さらに、機台Mb上には側面パネル14を起設し、この側面パネル14にディスプレイユニット15を配設する。このディスプレイユニット15は、タッチパネル5を付設したカラー液晶ディスプレイ等のディスプレイ4を備え、このディスプレイユニット15は、機台Mbに内蔵したコントローラ20(図3)に接続する。
【0011】
図3は、コントローラ20のブロック系統図を示す。21はCPUであり、このCPU21には内部バス22を介してチップセット23を接続する。また、チップセット23には、PCIバス等のローカルバスを用いたバスライン24を接続してHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)制御系を構成する。このため、バスライン24には、RAM,ROM等の各種メモリ類を総括する内部メモリ25を接続する。さらに、バスライン24には、表示インタフェース26を介して上述したディスプレイユニット15を接続するとともに、入出力インターフェイス27を介してメモリカード等の記憶メディア28に対する読出及び書込を行うドライブユニット29を接続する。
【0012】
一方、チップセット23には、バスライン24と同様のバスライン30を接続してPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)制御系を構成する。このため、バスライン30には、スイッチ等の切換データDiをCPU21に付与し、かつCPU21から得る制御指令データDoを対応するアクチュエータに付与する入出力インターフェイス31を接続するとともに、各種センサの検出信号Siを、アナログ−ディジタル変換してCPU21に付与し、かつCPU21から得る制御指令データをディジタル−アナログ変換して得た制御信号Soを対応するアクチュエータに付与する入出力インターフェイス32を接続する。これにより、所定のフィードバック制御系及びオープンループ制御系が構成される。
【0013】
したがって、前述した内部メモリ25には、PLCプログラムとHMIプログラムを格納するとともに、各種処理プログラムを格納する。なお、PLCプログラムは、射出成形機Mにおける各種工程のシーケンス動作や射出成形機Mの監視等を実現するためのソフトウェアであり、HMIプログラムは、射出成形機Mの動作パラメータの設定及び表示,射出成形機Mの動作監視データの表示等を実現するためのソフトウェアである。これらのソフトウェアは、コントローラ20を搭載する射出成形機Mの固有アーキテクチャとして構築される。
【0014】
さらに、3は電源を示す。この電源3はコントローラ20に低圧直流電力を供給する電源のみならず、射出成形機Mの全体を駆動する電源を示している。そして、この電源3には電源スイッチ2が接続されている。この電源スイッチ2は、ONに切換えることにより、射出成形機Mに対する電源投入を行うことができるとともに、OFFに切換えれば、本実施例に係る電源遮断方法に従って、射出成形機Mに対する電源遮断を行うことができる。この電源スイッチ2は、図2に示すように、側面パネル14の所定位置に独立して設けられる。
【0015】
次に、本実施例に係る電源遮断方法について、図2〜図6を参照しつつ図1に示すフローチャートに従って説明する。
【0016】
今、射出成形機Mは稼働状態にあり、所定の成形工程が行われているものとする。この場合、自動成形であってもよいし手動成形であってもよい。そして、この成形途中において、電源スイッチ2がOFF操作された場合を想定する(ステップS1)。なお、電源スイッチ2がOFF操作される場合としては、オペレータが電源スイッチ2を他のスイッチと勘違いしてOFF操作したり、電源スイッチ2に物等が当たるなどによりOFF操作される不測の電源遮断操作のみならず、オペレータが意識して電源スイッチ2を正常にOFF操作する場合も含む。
【0017】
一方、コントローラ20は、電源スイッチ2の状態を監視し、電源スイッチ2がOFFに切換わったなら、電源3を遮断することなく射出成形機Mの状態が予め設定した要確認状態にあるか否かを判別する(ステップS2,S3)。この場合、予め設定した要確認状態とは、型締装置Mcのロックアップ状態或いは射出装置Miのノズルタッチ状態である。型締装置Mcのロックアップ状態とは、特に、トグルリンク機構による高圧型締が行われている状態であり、金型13の可動型と固定型は最も高い圧力で圧接している。また、射出装置Miのノズルタッチ状態とは、射出装置Miの射出ノズルが金型13(固定型)に圧接している状態である。いずれの状態も長時間継続した場合には、高圧(又は高温)により、故障や早期劣化(短寿命)を生じる虞れがある。ロックアップ状態及びノズルタッチ状態の判別は、コントローラ20内部の指令値を利用してもよいし、センサからの検出値を利用してもよい。
【0018】
そして、要確認状態にあるか否かの判別により、要確認状態にないときは、そのまま電源3を遮断する(ステップS2,S3,S4)。他方、要確認状態にあるとき、即ち、型締装置Mcのロックアップ状態又は射出装置Miのノズルタッチ状態のいずれか(又は双方)の状態のときには、ディスプレイ4に、図4に示すような確認ウィンドウWiを表示する(ステップS2,S3,S5)。実施例は、型締装置Mcがロックアップ状態になっている場合を示す。
【0019】
なお、ディスプレイ4には、型開閉のための設定画面Vaが表示されている。この設定画面Vaは、型開閉工程における各種動作条件の設定や監視を行うことができる。この設定画面Vaの概要について説明する。設定画面Vaの上段と下段には、各種画面Va…を切換える画面項目毎に設けた複数の画面切換キーK1,K2,K3…を表示する。この画面切換キーK1…は、使用頻度の高さを考慮してランク分けされ、上段に、型開閉画面切換キーK1,エジェクタ画面切換キーK2,射出・計量画面切換キーK3,温度画面切換キーK4,モニタ画面切換キーK5,主要条件画面切換キーK6,条件切換画面切換キーK7を有する成形機の動作条件の設定に係わる第一のグループGaを横一列に配するとともに、下段に、これ以外となる段取り画面切換キーK8,工程監視画面切換キーK9,生産情報画面切換キーK10,波形画面切換キーK11,統計画面切換キーK12,トレンド画面切換キーK13を有する第二のグループGbを横一列に配する。
【0020】
各画面切換キーK1…は、設定画面Vaを他の画面に切換えた場合でも同様に表示される。例えば、図2は、工程監視画面切換キーK9を選択した場合の工程監視画面Vcの概要を示すが、各画面切換キーK1…は、図4に示した設定画面Vaと同じ位置に同じ形状で表示される。なお、図4に表示される第二のグループGbは、第一階層が表示された状態であるが、画面右端の階層画面切換キーKsをタッチすることにより、第二階層における履歴画面切換キー,プログラム画面切換キー,信号レコーダ画面切換キー,診断画面切換キー等が、画面切換キーK8〜K13と入れ替わる形で同様に表示される。また、コントローラ20は、画面切換キーK1…の配列をユーザサイドで任意に変更できる配列変更機能及び変更後の配列を記憶する配列記憶機能を備えている。これにより、ユーザ自身が使い勝手を考慮して画面切換キーK1…の配列(順番)を任意に変更することができる。このようなレイアウト表示により、各画面切換キーK1…に表示される名称表示を変更する場合でも、ソフトウェアにより容易に対処でき、変更に伴う工数の削減及びコストダウンを図れるとともに、各画面切換キーK1…に対する視認性及び操作性を高めることができる。
【0021】
そして、この設定画面Vaの略中央に、上述した確認ウィンドウWiを表示(ウィンドウ表示)する。この確認ウィンドウWiには、タッチパネル5を用いた電源を遮断するOFFキーKoと電源の遮断を中止する中止キーKcを表示する。また、この確認ウィンドウWiにはメッセージ表示欄7を設け、このメッセージ表示欄7には、例えば、「電源をOFFにしてもよろしいですか?」等のメッセージを表示する。
【0022】
さらに、要確認状態にあるため、ディスプレイ4における所定の表示部Hcには、要確認状態であることを表示する。具体的には、図5(図4)に示すように、ロックアップ状態にある金型に似せたアイコンAcを、ディスプレイ4に表示される画面Vaの左上に設けた表示部Hcに表示させる。なお、ロックアップ状態にないときは、表示部HcのアイコンAcは消えた状態になっている。オペレータは、このようなアイコンAcが表示された表示部Hcによって、型締装置Mcがロックアップ状態にあることを明確かつ確実に知ることができる。
【0023】
一方、オペレータはロックアップ状態であることを確認し、電源3を遮断しても問題ないと判断すれば、OFFキーKoをタッチすることにより電源3を遮断させることができる(ステップS6,S4)。なお、電源3の遮断時に、コントローラ20は、オープンしているファイルの有無を確認し、オープンしているファイルが有る場合はクローズ処理を実行するとともに、保存の必要なデータがメモリに書き込まれているか否か確認し、書き込まれていない場合は不揮発性メモリに書き込む書込処理を実行する。これにより、ファイルやデータが消失したりエラーが発生するなどの電源遮断に伴うソフトウェア上のトラブルを回避することができる。
【0024】
そして、この後に、電源3に対する実質的な遮断処理を行う。他方、オペレータが電源スイッチ2を他のスイッチと勘違いしてOFF操作したり電源スイッチ2に物等が当たるなどにより誤ってOFF操作されるなどの不測の電源遮断操作があった場合には、確認ウィンドウWiによってその旨を知ることができるため、オペレータは確認ウィンドウWiにおける中止キーKcをタッチすれば、電源の遮断を中止できるとともに、確認ウィンドウWiは閉じられる(ステップS7,S8)。
【0025】
また、射出装置Miがノズルタッチ状態にある場合にも同様の確認ウィンドウWiが表示されるとともに、図6に示すように、ノズルタッチ状態にある射出装置に似せたアイコンAiが、ディスプレイ4に表示される画面(射出・計量画面)Vbの右上に設けた表示部Hiに表示される。なお、ノズルタッチ状態にないときは、表示部HiのアイコンAiは消えた状態になっている(図4参照)。
【0026】
このように、本実施例に係る電源遮断方法では、電源スイッチ2がOFFに切換わったなら、電源3を遮断することなく射出成形機Mの状態が予め設定した要確認状態、即ち、型締装置Mcのロックアップ状態又は射出装置Miのノズルタッチ状態にあるか否かを判別し、要確認状態にないときは電源3を遮断するとともに、要確認状態にあるときはディスプレイ4に確認ウィンドウWiを表示し、この確認ウィンドウWiに基づく遮断操作により電源3を遮断するようにしたため、不測の電源遮断に対する成形工程の中断を回避でき、もって、中断に伴う生産性の低下や生産計画の遅れを招く弊害を解消できるとともに、不測の動作が発生しないため、安全性の向上に寄与できる。特に、要確認状態にあるときには、ディスプレイ4の表示部Hc,Hiに、当該要確認状態にあることがアイコンAc,Aiにより表示されるため、オペレータは要確認状態にあることを明確かつ確実に知ることができる。
【0027】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,配置,数量,手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例えば、予め設定した要確認状態として、トグルリンク機構を用いた型締装置Mcのロックアップ状態と射出装置Miのノズルタッチ状態を挙げたが、他の状態を排除するものではない。また、確認ウィンドウWiに基づく遮断操作として、この確認ウィンドウWiに表示されるOFFキーKoを用いる場合を例示したが、確認ウィンドウWiにメッセージのみを表示し、このメッセージに基づいて、例えば、電源スイッチ2を再操作するなどの手法であってもよい。さらに、確認ウィンドウWiにより、「ロックアップ状態です」等の警報表示を行ってもよい。一方、ディスプレイ4に設けた表示部Hc,Hiに要確認状態にあることを表示したが、これは確認ウィンドウWiの中に表示してもよい。また、この表示は、文字等の他の手法により行ってもよい。
【0028】
【発明の効果】
このように、本発明に係る射出成形機の電源遮断方法は、電源スイッチがOFFに切換わったなら、コントローラは、電源を遮断することなく射出成形機の状態が予め設定した要確認状態にあるか否かを判別し、要確認状態にないときは電源を遮断するとともに、要確認状態にあるときはコントローラに接続したディスプレイに確認ウィンドウを表示し、この確認ウィンドウに基づく遮断操作により電源を遮断するようにしたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0029】
(1) 不測の電源遮断に対する成形工程の中断を回避でき、もって、中断に伴う生産性の低下や生産計画の遅れを招く弊害を解消できるとともに、不測の動作が発生しないため、安全性の向上にも寄与できる。
【0030】
(2) 好適な実施の態様により、要確認状態にあるときに、ディスプレイの所定の表示部に、要確認状態であることを表示すれば、オペレータは要確認状態にあることを明確かつ確実に知ることができる。
【0031】
(3) 好適な実施の態様により、電源の遮断時に、オープンしているファイルに対するクローズ処理を実行し、また、保存の必要なデータに対する不揮発性メモリへの書込処理を実行するようにすれば、ファイルやデータが消失したりエラーが発生するなどの電源遮断に伴うソフトウェア上のトラブルを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る電源遮断方法の処理手順を説明するためのフローチャート、
【図2】同電源遮断方法を実施できる射出成形機の概要図、
【図3】同射出成形機に備えるコントローラの機能ブロック図、
【図4】同電源遮断方法に用いる確認ウィンドウが表示された画面図、
【図5】同電源遮断方法に用いる表示部に表示されたアイコンの画像図、
【図6】同電源遮断方法に用いる他の表示部に表示されたアイコンの画像図、
【符号の説明】
2 電源スイッチ
3 電源
4 ディスプレイ
5 タッチパネル
20 コントローラ
M 射出成形機
Mc 型締装置
Mi 射出装置
Wi 確認ウィンドウ
Hc 表示部
Hi 表示部
Ko OFFキー
Kc 中止キー

Claims (7)

  1. 電源スイッチがOFFに切換わったことに基づいて電源を遮断する射出成形機の電源遮断方法において、前記電源スイッチがOFFに切換わったなら、射出成形機に搭載するコントローラは、電源を遮断することなく射出成形機の状態が予め設定した要確認状態にあるか否かを判別し、要確認状態にないときは電源を遮断するとともに、要確認状態にあるときは前記コントローラに接続したディスプレイに確認ウィンドウを表示し、この確認ウィンドウに基づく遮断操作により電源を遮断することを特徴とする射出成形機の電源遮断方法。
  2. 前記要確認状態は、トグルリンク機構を用いた型締装置のロックアップ状態であることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の電源遮断方法。
  3. 前記要確認状態は、射出装置のノズルタッチ状態であることを特徴とする請求項1記載の射出成形機の電源遮断方法。
  4. 前記要確認状態にあるときは、前記ディスプレイにおける所定の表示部に、要確認状態であることを表示することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の電源遮断方法。
  5. 前記確認ウィンドウには、タッチパネルを用いた電源を遮断するOFFキーと電源の遮断を中止する中止キーを表示することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の電源遮断方法。
  6. 電源の遮断時に、前記コントローラは、オープンしているファイルの有無を確認し、オープンしているファイルが有る場合はクローズ処理を実行することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の電源遮断方法。
  7. 電源の遮断時に、前記コントローラは、保存の必要なデータがメモリに書き込まれているか否か確認し、書き込まれていない場合は不揮発性メモリに書き込む書込処理を実行することを特徴とする請求項1記載の射出成形機の電源遮断方法。
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