JP3777252B2 - 音楽演奏装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユーザか音楽に合わせて歌唱できるようにしたパーソナルコンピュータ,カラオケ装置,通信カラオケ装置等の音楽演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラオケ再生中に歌詞データに埋め込まれた識別子に基づいて歌詞の間違えやすい箇所の表示態様を変えて表示する機能を備えたパーソナルコンピュータ,カラオケ装置,通信カラオケ装置等の音楽演奏装置(例えば、特開昭58−159080号公報参照)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような音楽演奏装置では、歌唱者が歌いにくいであろうと推測した箇所で注意を促すので、多くの歌唱者が実際に正しく歌えなかった箇所については次の歌唱者の歌唱時に注意することができず、難しい曲を容易に歌いこなせないという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、多くの歌唱者が正しく歌えなかった箇所を次の歌唱者の歌唱時に注意することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、再生手段と、入力手段と、音声分析手段と、注意箇所分析手段と、記憶手段と、処理手段と、表示手段を備えた音楽演奏装置であって、上記再生手段は、演奏データと歌詞データとからなる曲データを再生し、上記入力手段は、歌唱者の音声を入力し、上記音声分析手段は、上記入力手段によって入力された音声の音量レベルを検出し、上記注意箇所分析手段は、上記再生手段による曲データの再生時に、上記音声分析手段によって検出した音量レベルが所定値より小さい歌詞データの再生箇所を計数して上記記憶手段に記憶させ、上記処理手段は、上記再生手段による曲データの再生時に、上記注意箇所分析手段によって所定回数以上計数した歌詞データの位置では、上記再生された歌詞データの表示形態を変化させて上記表示手段に表示させる音楽演奏装置を提供する。
【0005】
また、再生手段と、入力手段と、音声分析手段と、注意箇所分析手段と、記憶手段と、処理手段と、表示手段を備えた音楽演奏装置であって、上記再生手段は、メロディラインを含む演奏データと歌詞データとからなる曲データを再生し、上記入力手段は、歌唱者の音声を入力し、上記音声分析手段は、上記入力手段によって入力された音声の音程を検出し、上記注意箇所分析手段は、上記再生手段による曲データの再生時に、上記音声分析手段によって検出した音程が上記メロディラインから所定範囲を超えて外れている歌詞データの再生箇所を計数して上記記憶手段に記憶させ、上記処理手段は、上記再生手段による曲データの再生時に、上記注意箇所分析手段によって所定回数以上計数した歌詞データの位置では、上記再生された歌詞データの表示形態を変化させて上記表示手段に表示させる音楽演奏装置を提供する。
【0006】
さらに、上記のような音楽演奏装置において、上記再生手段による曲データの再生時に、上記処理手段によって上記再生された歌詞データの表示形態を変化させる直前に、予め設定した音声を出力する手段を設けるとよい。
【0007】
この発明の請求項1の音楽演奏装置は、多くの歌唱者が正しい音量で歌えなかった箇所を次の歌唱者の歌唱時に注意することができ、歌唱者に対して難しい曲でも歌い易くすることができる。
【0008】
また、この発明の請求項2の音楽演奏装置は、多くの歌唱者が正しいメロディで歌えなかった箇所を次の歌唱者の歌唱時に注意することができ、歌唱者に対して難しい曲でも歌い易くすることができる。
【0009】
さらに、この発明の請求項3の音楽演奏装置は、音量又はメロディを間違えやすい箇所の歌い出しをさらに容易に知ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の音楽演奏装置の一実施形態のカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【0011】
このカラオケ装置は、多数の曲情報を蓄積し、使用者によって指定された音楽に対応する曲データに基づいて再生した音楽と歌詞と映像を同期させて出力し、その音楽に対してマイク入力された音声をミキシングして出力する。
このカラオケ装置は、図1に示すように、マイクロコンピュータによって実現され、コマンダ1,マイク2,アンプ装置3,スピーカ4,及びテレビモニタ5等からなる。
【0012】
マイク2は、歌唱者が歌唱時に発する声音を音声信号に変換してコマンダ1へ入力する音声入力装置である。
アンプ装置3は、ボリューム等の各種の操作キーを備えており、コマンダ1から出力される音楽信号を増幅してスピーカ4によって出力すると共に、その音楽信号にマイク2から入力されてコマンダ1を介して受信した音声信号を増幅してミキシングして出力する処理と、音楽及び音声のボリューム調節等の処理を行なう。
【0013】
スピーカ4は、アンプ装置3から出力される音楽信号と音声信号に基づいて音楽及び音声を出力する。
テレビモニタ5は、LCD,CRT等のディスプレイであり、コマンダ1から出力されるデータに基づいて映像,歌詞,及びその他の情報を表示する。
【0014】
コマンダ1は、このカラオケ装置の全体の制御を司ると共に、この発明に関わる歌唱箇所注意出力の処理を実行する制御装置であり、音声分析部10,記憶部11,注意箇所分析部12,プリアンプ13,映像・演奏処理部14,装置制御部15等がバスを介して接続されている。
【0015】
音声分析部10は、マイク2から入力された音声信号の音量レベルを分析し、予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断して、予め設定した音量レベルより小さいときには、該当する歌詞の位置を検出して記憶部11に記憶する。
【0016】
また、マイク2から入力された音声信号のメロディラインを分析し、演奏曲のメロディラインから所定範囲を越えて外れているか否かを判断して、演奏曲のメロディラインから所定範囲を越えて外れているときには、該当する歌詞の位置を検出して記憶部11に記憶する。
【0017】
記憶部11は、ハードディスク装置,光ディスク装置等の記憶装置であり、多数の曲データとその曲データに対応する映像の画像データを蓄積する大容量の記憶装置であり、この発明にかかわる歌詞の位置も記憶する。
【0018】
注意箇所分析部12は、記憶部11に記憶された同じ歌詞の位置について総数が予め設定された数以上になったか否かを判断し、その数以上になったときには、該当する歌詞データの表示内容を変化させる処理を施す。
さらに、記憶部11に上記歌詞の表示内容を変化させる前に、予め設定した掛け声の音声を出力するための処理も行なう。
【0019】
プリアンプ13は、アンプ装置3の前置増幅器であり、マイク2から入力された音声信号と映像・演奏処理部14から入力された音楽信号とを増幅してアンプ装置3へ出力する。
【0020】
映像・演奏処理部14は、装置制御部15から送られた曲データ中の映像選択情報に基づいて読み出した画像データと、その曲データの歌詞データに基づく文字情報とをそれぞれ再生して重ね合わせた(スーパーインポーズ)映像信号をテレビモニタ5へ出力して歌詞及び背景映像を表示する処理を行なう。また、その映像信号に各種の加工を施して映像効果を付加する処理も行なう。
【0021】
装置制御部15は、CPUが各種の処理を実行するためのプログラムを格納した読み出し専用メモリであるROMと、CPUがROMのプログラムを実行するときに使用する作業エリアであり、各種の処理を実行するときのパラメータ等を記憶する書き込み読み出し可能なメモリであるRAMを有する。
【0022】
そして、このコマンダ1の全体の制御を司り、記憶部11への曲データの蓄積と読み出し、記憶部11から歌唱者のリクエスト曲の曲データを読み出し、映像・演奏処理部14による音楽,歌詞,映像等の再生出力、及びこの発明にかかわる歌唱箇所注意出力の制御処理を実行する。
【0023】
すなわち、上記各部がそれぞれ、再生手段と、入力手段と、音声分析手段と、注意箇所分析手段と、記憶手段と、処理手段と、表示手段の機能を果たし、再生手段は、演奏データと歌詞データとからなる曲データを再生し、入力手段は、歌唱者の音声を入力し、音声分析手段は、入力手段によって入力された音声の音量レベルを検出し、注意箇所分析手段は、再生手段による曲データの再生時に、音声分析手段によって検出した音量レベルが所定値より小さい歌詞データの再生箇所を計数して記憶手段に記憶させ、処理手段は、再生手段による曲データの再生時に、注意箇所分析手段によって所定回数以上計数した歌詞データの位置では、再生された歌詞データの表示形態を変化させて表示手段に表示させる。
【0024】
また、再生手段は、メロディラインを含む演奏データと歌詞データとからなる曲データを再生し、入力手段は、歌唱者の音声を入力し、音声分析手段は、入力手段によって入力された音声の音程を検出し、注意箇所分析手段は、再生手段による曲データの再生時に、音声分析手段によって検出した音程がメロディラインから所定範囲を超えて外れている歌詞データの再生箇所を計数して記憶手段に記憶させ、処理手段は、再生手段による曲データの再生時に、注意箇所分析手段によって所定回数以上計数した歌詞データの位置では、再生された歌詞データの表示形態を変化させて表示手段に表示させる。
さらに、再生手段による曲データの再生時に、処理手段によって上記再生された歌詞データの表示形態を変化させる直前に、予め設定した音声を出力する手段の機能も果たす。
【0025】
次に、このカラオケ装置における歌唱注意箇所を出力する処理について説明する。
(1)マイク入力の音量変化が歌詞上の強弱の変化に相当することを利用して、マイクの音量の変化とその歌詞の場所を分析することにより、大きな声で歌唱するように注意する歌詞部分の色を自動的に変える場合
【0026】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0027】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0028】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号の音量レベルを分析し、予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断し、小さいと判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0029】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの色を他の色に書き換える。
【0030】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントの色を自動的に変えて表示することができる。
【0031】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さいことが多かったときには、他の歌詞の部分よりも声を大きくして歌うように注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を目立つ赤色のフォントに変更し、次のカラオケ再生時に表示内容を赤色に変化させて、大きな声で歌うように注意を促すことができる。
【0032】
図2は、歌詞中の歌唱音量注意箇所の部分を色替えで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ2へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ3へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号の音量を分析する。
【0033】
ステップ4へ進んで入力された音声信号が予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断して、予め設定された音量レベル以上ならば、そのままステップ6へ進み、予め設定された音量レベルより小さいなら、ステップ5へ進んで予め設定されている音量レベルより小さくなったときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ6へ進む。
【0034】
ステップ6では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ3の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ7へ進んで注意箇所分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ8へ進んで同じ歌詞の部分で音量が小さかったときの回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ9へ進んで該当する歌詞の部分のフォントの色を変えて記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0035】
このようにして、マイク入力の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さかったときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の色を他と異ならせるので、歌唱者が歌唱時に声を大きくして歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0036】
したがって、多くの歌唱者が正しい音量で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、歌唱時に必要な音量で歌わなかったために生じる音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0037】
(2)マイク入力の音量変化が歌詞上の強弱の変化に相当することを利用して、マイクの音量の変化とその歌詞の場所を分析することにより、大きな声で歌唱するように注意する歌詞部分の文字の大きさを自動的に変える場合
【0038】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0039】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0040】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号の音量レベルを分析し、予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断し、小さいと判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0041】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの大きさを他のサイズに書き換える。
【0042】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントの大きさを自動的に変えて表示することができる。
【0043】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さいことが多かったときには、他の歌詞の部分よりも声を大きくして歌うように注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を目立つサイズのフォントに変更し、次のカラオケ再生時に大きな文字で表示させて、大きな声で歌うように注意を促すことができる。
【0044】
図3は、歌詞中の歌唱音量注意箇所を他の部分とは異なる文字サイズで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ11で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ12へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ13へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号の音量を分析する。
【0045】
ステップ14へ進んで入力された音声信号が予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断して、予め設定された音量レベル以上ならば、そのままステップ16へ進み、予め設定された音量レベルより小さいなら、ステップ15へ進んで予め設定されている音量レベルより小さくなったときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ16へ進む。
【0046】
ステップ16では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ13の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ17へ進んで注意箇所分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ18へ進んで同じ歌詞の部分で音量が小さかったときの回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ19へ進んで該当する歌詞の部分のフォントの大きさを変えて記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0047】
このようにして、マイク入力の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さかったときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の文字の大きさを他と異ならせるので、歌唱者が歌唱時に声を大きくして歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0048】
したがって、多くの歌唱者が正しい音量で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、歌唱時に必要な音量で歌わなかったために生じる音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0049】
(3)マイク入力の音量変化が歌詞上の強弱の変化に相当することを利用して、マイクの音量の変化とその歌詞の場所を分析することにより、大きな声で歌唱するように注意する歌詞部分を自動的に震わすように変える場合
【0050】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0051】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0052】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号の音量レベルを分析し、予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断し、小さいと判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0053】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントを表示のときに震わせるフォントに書き換える。
【0054】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントが自動的に震えるように表示することができる。
【0055】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さいことが多かったときには、他の歌詞の部分よりも声を大きくして歌うように注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を震えるように表示するフォントに変更し、次のカラオケ再生時に震わせて表示し、大きな声で歌うように注意を促すことができる。
【0056】
図4は、歌詞中の歌唱音量注意箇所の部分を震わせて表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ21で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ22へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ23へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号の音量を分析する。
【0057】
ステップ24へ進んで入力された音声信号が予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断して、予め設定された音量レベル以上ならば、そのままステップ26へ進み、予め設定された音量レベルより小さいなら、ステップ25へ進んで予め設定されている音量レベルより小さくなったときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ26へ進む。
【0058】
ステップ26では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ23の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ27へ進んで注意箇所分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ28へ進んで同じ歌詞の部分で音量が小さかったときの回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ29へ進んで該当する歌詞の部分のフォントを表示時に震わせるフォントに変えて記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0059】
このようにして、マイク入力の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さかったときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分を震わせて表示するので、歌唱者が歌唱時に声を大きくして歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0060】
したがって、多くの歌唱者が正しい音量で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、歌唱時に必要な音量で歌わなかったために生じる音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0061】
(4)マイク入力の音量変化が歌詞上の強弱の変化に相当することを利用して、マイクの音量の変化とその歌詞の場所を分析することにより、大きな声で歌唱するように注意する歌詞部分に自動的にマークを表示する場合
【0062】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0063】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0064】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号の音量レベルを分析し、予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断し、小さいと判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0065】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの上側に予め記憶しているマーク(歌唱音量注意箇所を示す特殊記号)を付加して書き換える。
【0066】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントの上側に自動的にマークを表示することができる。
【0067】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さいことが多かったときには、他の歌詞の部分よりも声を大きくして歌うように注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞の部分にマーク「↓」を付加したフォントに変更し、次に再生するときに、次のカラオケ再生時に該当する歌詞の上側にマーク「↓」を表示し、大きな声で歌うように注意を促すことができる。
【0068】
図5は、歌詞中の歌唱音量注意箇所の上側にマークを表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ31で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ32へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ33へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号の音量を分析する。
【0069】
ステップ34へ進んで入力された音声信号が予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断して、予め設定された音量レベル以上ならば、そのままステップ36へ進み、予め設定された音量レベルより小さいなら、ステップ35へ進んで予め設定されている音量レベルより小さくなったときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ36へ進む。
【0070】
ステップ36では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ33の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ37へ進んで注意箇所分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ38へ進んで同じ歌詞の部分で音量が小さかったときの回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ39へ進んで該当する歌詞のフォントの上側に矢印マーク「↓」を付加して記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0071】
このようにして、マイク入力の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さかったときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の上側にマークを表示するので、歌唱者が歌唱時に声を大きくして歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0072】
したがって、多くの歌唱者が正しい音量で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、歌唱時に必要な音量で歌わなかったために生じる音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0073】
(5)歌唱音量注意箇所の表示前に掛け声の音声を出力する場合
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0074】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0075】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号の音量レベルを分析し、予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断し、小さいと判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0076】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの色を他の色に書き換え、さらに、その表示前に掛け声の音声を出力するように音声データを付加して書き換える。
【0077】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分の前に掛け声の音声を出力し、その後に該当する部分のフォントの色を自動的に変えて表示することができる。
【0078】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さいことが多かったときには、他の歌詞の部分よりも声を大きくして歌うように注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を目立つ赤色のフォントに変更し、その表示前に所定の掛け声「声を大きく!」を出力するための音声データを付加して記憶し、次のカラオケ再生時に注意箇所の直前に掛け声を出力し、その該当する部分の表示内容を赤色に変化させて、大きな声で歌うように注意を促すことができる。
【0079】
図6は、歌詞中の歌唱音量注意箇所の表示前に掛け声を出力するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ41で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ42へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ43へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号の音量を分析する。
【0080】
ステップ44へ進んで入力された音声信号が予め設定された音量レベルより小さいか否かを判断して、予め設定された音量レベル以上ならば、そのままステップ46へ進み、予め設定された音量レベルより小さいなら、ステップ45へ進んで予め設定されている音量レベルより小さくなったときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ46へ進む。
【0081】
ステップ46では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ43の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ47へ進んで注意箇所分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ48へ進んで同じ歌詞の部分で音量が小さかったときの回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ49へ進んで該当する歌詞の部分のフォントの色を変えて、その表示前に掛け声を出力するための音声データを付加して記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0082】
このようにして、マイク入力の歌唱音声の音量レベルが予め設定した音量レベルよりも小さかったときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の色替え表示の前に声を大きく出すように促す掛け声の音声を出力するので、歌唱者が歌唱時に声を大きくして歌う箇所を聴覚的にも知ることができる。
【0083】
したがって、多くの歌唱者が正しい音量で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、歌唱時に必要な音量で歌わなかったために生じる音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0084】
(6)カラオケ曲のメロディラインから外れたマイク入力の音声は音程が外れていることを利用して、再生中のメロディラインに基づいてマイク入力の音声を分析することにより、歌唱時に音程に注意する歌詞部分の色を自動的に変える場合
【0085】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0086】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0087】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号のメロディラインを分析し、カラオケ曲のメロディラインから予め設定された所定範囲を外れているか否かを判断し、外れていると判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0088】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの色を他の色に書き換える。
【0089】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントの色を自動的に変えて表示することができる。
【0090】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声のメロディラインがカラオケ曲のメロディラインよりも大きく外れていたときには、音程の取りかたが難しくて注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を目立つ赤色のフォントに変更し、次のカラオケ再生時に表示内容を赤色に変化させて、音程に注意するように指示することができる。
【0091】
図7は、歌詞中の歌唱音程注意箇所の部分を色替えで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)51で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ52へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ53へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号のメロディラインを分析する。
【0092】
ステップ54へ進んで入力された音声信号のメロディラインが演奏曲のメロディラインから予め設定された値以上外れているか否かを判断して、予め設定された値以上外れていなければ、そのままステップ56へ進み、予め設定された値以上外れているなら、ステップ55へ進んで予め設定されている値以上外れていたときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ56へ進む。
【0093】
ステップ56では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ53の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ57へ進んで歌詞分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ58へ進んで同じ歌詞の部分でメロディラインを所定値以上外した回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ59へ進んで該当する歌詞の部分のフォントの色を変えて記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0094】
このようにして、マイク入力の歌唱音声のメロディラインが演奏曲のメロディラインから大きく外れたときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の色を他と異ならせるので、歌唱者が歌唱時に音程に注意しながら歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0095】
したがって、多くの歌唱者が正しい音程で歌えない難しい箇所を注意しながら歌うことができ、音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0096】
(7)カラオケ曲のメロディラインから外れたマイク入力の音声は音程が外れていることを利用して、再生中のメロディラインに基づいてマイク入力の音声を分析することにより、歌唱時に音程に注意する歌詞部分の文字の大きさを自動的に変える場合
【0097】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0098】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0099】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号のメロディラインを分析し、カラオケ曲のメロディラインから予め設定された所定範囲を外れているか否かを判断し、外れていると判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0100】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの大きさを他のサイズに書き換える。
【0101】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントの大きさを自動的に変えて表示することができる。
【0102】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声のメロディラインがカラオケ曲のメロディラインよりも大きく外れていたときには、音程の取りかたが難しくて注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を目立つサイズのフォントに変更し、次のカラオケ再生時に大きな文字で表示させて、音程に注意するように指示することができる。
【0103】
図8は、歌詞中の歌唱音程注意箇所の部分とは異なる文字サイズで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ61で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ62へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ63へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号のメロディラインを分析する。
【0104】
ステップ64へ進んで入力された音声信号のメロディラインが演奏曲のメロディラインから予め設定された値以上外れているか否かを判断して、予め設定された値以上外れていなければ、そのままステップ66へ進み、予め設定された値以上外れているなら、ステップ65へ進んで予め設定されている値以上外れていたときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ66へ進む。
【0105】
ステップ66では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ63の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ67へ進んで歌詞分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ68へ進んで同じ歌詞の部分でメロディラインを所定値以上外した回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ69へ進んで該当する歌詞の部分のフォントの大きさを変えて記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0106】
このようにして、マイク入力の歌唱音声のメロディラインが演奏曲のメロディラインから大きく外れたときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の文字の大きさを他と異ならせるので、歌唱者が歌唱時に音程に注意しながら歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0107】
したがって、多くの歌唱者が正しい音程で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0108】
(8)カラオケ曲のメロディラインから外れたマイク入力の音声は音程が外れていることを利用して、再生中のメロディラインに基づいてマイク入力の音声を分析することにより、歌唱時に音程に注意する歌詞部分を自動的に震わすように変える場合
【0109】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0110】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0111】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号のメロディラインを分析し、カラオケ曲のメロディラインから予め設定された所定範囲を外れているか否かを判断し、外れていると判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0112】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントを表示のときに震わせるフォントに書き換える。
【0113】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントが自動的に震えるように表示することができる。
【0114】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声のメロディラインがカラオケ曲のメロディラインよりも大きく外れていたときには、音程の取りかたが難しくて注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を震えるように表示するフォントに変更し、次のカラオケ再生時に震わせて表示し、音程に注意するように指示することができる。
【0115】
図9は、歌詞中の歌唱音程注意箇所の部分を震わして表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ71で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ72へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ73へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号のメロディラインを分析する。
【0116】
ステップ74へ進んで入力された音声信号のメロディラインが演奏曲のメロディラインから予め設定された値以上外れているか否かを判断して、予め設定された値以上外れていなければ、そのままステップ76へ進み、予め設定された値以上外れているなら、ステップ75へ進んで予め設定されている値以上外れていたときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ76へ進む。
【0117】
ステップ76では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ73の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ77へ進んで歌詞分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ78へ進んで同じ歌詞の部分でメロディラインを所定値以上外した回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ79へ進んで該当する歌詞の部分のフォントを表示時に震わせるフォントに変えて記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0118】
このようにして、マイク入力の歌唱音声のメロディラインが演奏曲のメロディラインから大きく外れたときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分を震わせて表示するので、歌唱者が歌唱時に音程に注意しながら歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0119】
したがって、多くの歌唱者が正しい音程で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0120】
(9)カラオケ曲のメロディラインから外れたマイク入力の音声は音程が外れていることを利用して、再生中のメロディラインに基づいてマイク入力の音声を分析することにより、歌唱時に音程に注意する歌詞部分に自動的にマークを表示する場合
【0121】
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0122】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0123】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号のメロディラインを分析し、カラオケ曲のメロディラインから予め設定された所定範囲を外れているか否かを判断し、外れていると判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0124】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの上側に予め記憶しているマーク(歌唱注意箇所を示す特殊記号)を付加して書き換える。
【0125】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分のフォントの上側に自動的にマークを表示することができる。
【0126】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声のメロディラインがカラオケ曲のメロディラインよりも大きく外れていたときには、音程の取りかたが難しくて注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞の部分にマーク「↓」を付加したフォントに変更し、次に再生するときに、次のカラオケ再生時に該当する歌詞の上側にマーク「↓」を表示し、音程に注意するように指示することができる。
【0127】
図10は、歌詞中の歌唱音程注意箇所の上側にマークを表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ81で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ82へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ83へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号のメロディラインを分析する。
【0128】
ステップ84へ進んで入力された音声信号のメロディラインが演奏曲のメロディラインから予め設定された値以上外れているか否かを判断して、予め設定された値以上外れていなければ、そのままステップ86へ進み、予め設定された値以上外れているなら、ステップ85へ進んで予め設定されている値以上外れていたときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ86へ進む。
【0129】
ステップ86では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ83の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ87へ進んで歌詞分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ88へ進んで同じ歌詞の部分でメロディラインを所定値以上外した回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ89へ進んで該当する歌詞のフォントの上側に矢印マーク「↓」を付加して記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0130】
このようにして、マイク入力の歌唱音声のメロディラインが演奏曲のメロディラインから大きく外れていたときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の上側にマークを表示するので、歌唱者が歌唱時に音程に注意しながら歌う箇所を視覚的に容易に知ることができる。
【0131】
したがって、多くの歌唱者が正しい音程で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0132】
(10)歌唱音程注意箇所の表示前に掛け声の音声を出力する場合
カラオケ曲の再生時、装置制御部15は、記憶部11からリクエストされたカラオケ曲の曲データを読み出して映像・演奏処理部14へ送り、映像・演奏処理部14は曲データ中の演奏データに基づいて音楽信号を再生し、プリアンプ13を介してアンプ装置3へ出力する。また、演奏データの再生に合わせて映像データと歌詞データを再生して背景映像表示信号と歌詞表示信号をテレビモニタ5へ出力する。
【0133】
こうして、スピーカ4から出力されるカラオケ曲の演奏音楽の進行に合わせてテレビモニタ5に歌詞の内容が表示され、歌唱者が演奏音楽に合わせてマイク2に対して歌唱音声を入力する。
【0134】
音声分析部10は、マイク2より入力した歌唱音の音声信号のメロディラインを分析し、カラオケ曲のメロディラインから予め設定された所定範囲を外れているか否かを判断し、外れていると判断したとき、その判断がされた音声の入力時に映像・演奏処理部14によって表示した歌詞の位置を検出し、記憶部11に検出された位置を記憶する。
【0135】
さらに、注意箇所分析部12が、記憶部11に記憶された歌詞の位置を参照し、同じ位置が予め設定された数以上になったか否かを判断し、予め設定された数以上になったと判断されたとき、その位置の歌詞データのフォントの色を他の色に書き換え、さらに、その表示前に掛け声の音声を出力するように音声データを付加して書き換える。
【0136】
そして、次回にリクエストされたとき、装置制御部15によって読み出されて映像・演奏処理部14で再生したとき、歌唱者に対して歌詞の該当する部分の前に掛け声の音声を出力し、その後に該当する部分のフォントの色を自動的に変えて表示することができる。
【0137】
例えば、過去に何度か歌われたときに、歌詞中の「夏は最高!」の部分の歌唱音声のメロディラインがカラオケ曲のメロディラインよりも大きく外れていたときには、音程の取りかたが難しくて注意すべき箇所であるとし、該当する歌詞を目立つ赤色のフォントに変更する。
【0138】
さらに、その表示前に所定の掛け声「音程に注意!」を出力するための音声データを付加して記憶し、次のカラオケ再生時に注意箇所の直前に掛け声を出力し、その該当する部分の表示内容を赤色に変化させて、音程に注意するように指示することができる。
【0139】
図11は、歌詞中の歌唱音程注意箇所の表示前に掛け声を出力するための書き換え処理を示すフローチャートである。
この処理は、ステップ91で曲リクエストがされたか否かを判断して、曲リクエストがされたら、ステップ92へ進んで装置制御部が記憶部よりリクエストされた曲データを読み出し、映像・演奏処理部によって演奏を開始し、ステップ93へ進んで音声分析部がマイクから入力される音声信号のメロディラインを分析する。
【0140】
ステップ94へ進んで入力された音声信号のメロディラインが演奏曲のメロディラインから予め設定された値以上外れているか否かを判断して、予め設定された値以上外れていなければ、そのままステップ96へ進み、予め設定された値以上外れているなら、ステップ95へ進んで予め設定されている値以上外れていたときの歌詞の位置を記憶部に記憶し、ステップ96へ進む。
【0141】
ステップ96では曲演奏が終わったか否かを判断し、終わらなければ、ステップ93の処理へ戻って上記の処理を繰り返し、終わったら、ステップ97へ進んで歌詞分析部が記憶部の歌詞の位置のデータを分析し、ステップ98へ進んで同じ歌詞の部分でメロディラインを所定値以上外した回数が、予め指定された回数以上か否かを判断し、その回数以上でなければ最初の処理へ戻り、その回数以上なら、ステップ99へ進んで該当する歌詞の部分のフォントの色を変えて、その表示前に掛け声を出力するための音声データを付加して記憶部の歌詞データを書き換え、最初の処理へ戻る。
【0142】
このようにして、マイク入力の歌唱音声のメロディラインが演奏曲のメロディラインから大きく外れたときの歌詞の位置を検出し、その検出回数が所定回数以上になったとき、次回に表示するときの歌詞中の該当する部分の色替え表示の前に声を大きく出すように促す掛け声の音声を出力するので、歌唱者が歌唱時に音程注意しながら歌う箇所を聴覚的にも知ることができる。
【0143】
したがって、多くの歌唱者が正しい音程で歌えない箇所を注意しながら歌うことができ、音程を外す回数を減少させ、正しい音程に素早く戻すことができ、歌い易さを向上させることができる。
【0144】
なお、上記音声のメロディラインと比較する演奏曲のメロディラインは、演奏データ中のガイドメロディを用いると良い。このガイドメロディとは、歌唱者の歌唱を補助するための旋律のメロディである。
また、上述した歌詞中の文字の大きさを変えたり、震わせたり、マークを付けたりして音量注意箇所又は音程注意箇所を表示するときにも、上述と同じようにして表示直前に掛け声を出力することができる。
【0145】
そして、上記音量注意箇所又は音程注意箇所を表示するとき、上述した赤色以外の他の色で表示するようにしても良い。また、文字の大きさ,文字の震わせかた,文字に付加するマーク,掛け声の内容はその他のものを使用するようにしてもよい。
【0146】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による音楽演奏装置によれば、多くの歌唱者が正しく歌えなかった箇所を次の歌唱者の歌唱時に注意することができ、歌唱者が各種の演奏曲に合わせてより上手く歌うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の音楽演奏装置の一実施形態のカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音量注意箇所の部分を色替えで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図3】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音量注意箇所を他の部分とは異なる文字サイズで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図4】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音量注意箇所の部分を震わせて表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図5】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音量注意箇所の上側にマークを表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図6】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音量注意箇所の表示前に掛け声を出力するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図7】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音程注意箇所の部分を色替えで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図8】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音程注意箇所を他の部分とは異なる文字サイズで表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図9】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音程注意箇所の部分を震わせて表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図10】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音程注意箇所の上側にマークを表示するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【図11】 図1に示したカラオケ装置における歌詞中の歌唱音程注意箇所の表示前に掛け声を出力するための書き換え処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:コマンダ 2:マイク
3:アンプ装置 4:スピーカ
5:テレビモニタ 10:音声分析部
11:記憶部 12:注意箇所分析部
13:プリアンプ 14:映像・演奏処理部
15:装置制御部
Claims (3)
- 再生手段と、入力手段と、音声分析手段と、注意箇所分析手段と、記憶手段と、処理手段と、表示手段とを備えた音楽演奏装置であって、
前記再生手段は、演奏データと歌詞データとからなる曲データを再生し、
前記入力手段は、歌唱者の音声を入力し、
前記音声分析手段は、前記入力手段によって入力された音声の音量レベルを検出し、
前記注意箇所分析手段は、前記再生手段による曲データの再生時に、前記音声分析手段によって検出した音量レベルが所定値より小さい歌詞データの再生箇所を計数して前記記憶手段に記憶させ、
前記処理手段は、前記再生手段による曲データの再生時に、前記注意箇所分析手段によって所定回数以上計数した歌詞データの位置では、前記再生された歌詞データの表示形態を変化させて前記表示手段に表示させることを特徴とする音楽演奏装置。 - 再生手段と、入力手段と、音声分析手段と、注意箇所分析手段と、記憶手段と、処理手段と、表示手段とを備えた音楽演奏装置であって、
前記再生手段は、メロディラインを含む演奏データと歌詞データとからなる曲データを再生し、
前記入力手段は、歌唱者の音声を入力し、
前記音声分析手段は、前記入力手段によって入力された音声の音程を検出し、
前記注意箇所分析手段は、前記再生手段による曲データの再生時に、前記音声分析手段によって検出した音程が前記メロディラインから所定範囲を超えて外れている歌詞データの再生箇所を計数して前記記憶手段に記憶させ、
前記処理手段は、前記再生手段による曲データの再生時に、前記注意箇所分析手段によって所定回数以上計数した歌詞データの位置では、前記再生された歌詞データの表示形態を変化させて前記表示手段に表示させることを特徴とする音楽演奏装置。 - 前記再生手段による曲データの再生時に、前記処理手段によって前記再生された歌詞データの表示形態を変化させる直前に、予め設定した音声を出力する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の音楽演奏装置。
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