JP3000567U - 電子音楽再生装置 - Google Patents
電子音楽再生装置Info
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- JP3000567U JP3000567U JP1994000265U JP26594U JP3000567U JP 3000567 U JP3000567 U JP 3000567U JP 1994000265 U JP1994000265 U JP 1994000265U JP 26594 U JP26594 U JP 26594U JP 3000567 U JP3000567 U JP 3000567U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歌詞の色変え画像表示をその楽曲の主旋律の
進行にほぼ完全に一致させて行うことのできる電子音楽
再生装置を提供すること。 【構成】 本電子音楽再生装置は、楽曲のデジタル楽音
情報を格納した楽音情報記憶手段12と、映像情報を格
納した映像情報記憶手段14aと、記憶された各情報を
読み出し、伴奏音の再生とともに歌詞の画像表示を行う
制御装置10とを備え、前記デジタル楽音情報は、種々
の楽器の演奏データ12aと、歌詞のテロップ表示・消
去指示情報、および前記演奏情報の主旋律の進行に対応
して歌詞文字表示の色変化を行わせる色変え指示情報を
含む歌詞表示指示データ12bとを有し、前記制御装置
10は、前記各指示情報に基づき歌詞の画像表示制御を
行う。
進行にほぼ完全に一致させて行うことのできる電子音楽
再生装置を提供すること。 【構成】 本電子音楽再生装置は、楽曲のデジタル楽音
情報を格納した楽音情報記憶手段12と、映像情報を格
納した映像情報記憶手段14aと、記憶された各情報を
読み出し、伴奏音の再生とともに歌詞の画像表示を行う
制御装置10とを備え、前記デジタル楽音情報は、種々
の楽器の演奏データ12aと、歌詞のテロップ表示・消
去指示情報、および前記演奏情報の主旋律の進行に対応
して歌詞文字表示の色変化を行わせる色変え指示情報を
含む歌詞表示指示データ12bとを有し、前記制御装置
10は、前記各指示情報に基づき歌詞の画像表示制御を
行う。
Description
本考案は、デジタル信号として記憶された楽音情報に基づいて音楽再生を行う カラオケ装置などの電子音楽再生装置に関し、特に再生音楽に対応した歌詞情報 を画像表示することのできる電子音楽再生装置に関する。
従来、レーザディスクなどを用いたカラオケ装置などの電子音楽再生装置にお いては、伴奏音情報と背景映像情報とが共通の媒体であるレーザディスクに記録 されている。そして、伴奏音に合わせて歌詞の画像表示が行われるが、利用者が 歌唱し易いように伴奏音に合わせ、表示された歌詞の色を変化させていく表示方 法が広く用いられている。 このようなレーザディスクにおける歌詞情報は、映像情報として記録されてお り、できるだけ伴奏音に適合するように、歌詞の色変えを行うように予め歌詞の テロップ情報が記録されている。 また、近年における装置の小形化や記録情報の多量化に対応し、デジタル楽音 情報を記憶する記憶媒体を装置に内蔵した電子音楽再生装置がカラオケ装置など に用いられるようになっている。このようなデジタル化された楽音情報としては 、MIDI(Musical Instrument Digital Int erface)情報が知られており、これは、各楽器の演奏情報をデジタル通信 するためのインターフェース情報であり、国際的な規格とされている(尚、MI DIは登録商標)。 このようなMIDI情報を用いたカラオケ装置においても歌詞の画像表示が行 われており、例えば楽音情報とは別個記憶した映像情報を画像表示すると共に歌 詞情報を画像表示し、さらに歌詞の色変え表示なども行っていた。
しかしながら、上記レーザディスクなどを用いた音楽再生装置においては、楽 音情報とは別個に記録されている映像情報に色変え指示情報を含ませ、この色変 え指示情報に基づくタイミングで表示歌詞の色変え制御が行われている。従って 、再生中の楽曲の主旋律と歌詞表示の色変わりとがほぼ完全に一致するように微 調整することは極めて困難であった。 また、MIDI情報を用いたカラオケ装置においても同様に歌詞情報及びその 歌詞表示の色変えタイミング情報は、楽器の演奏情報とは別個に映像情報として 記憶していた。従って、上記レーザディスクなどを用いたカラオケ装置と同様に 主旋律の流れと歌詞表示の色変えのタイミングとを完全に一致させることは極め て困難であり、その正確な一致を図ることは、長時間を要する微調整を行う必要 があった。 従って、従来の電子音楽再生装置における歌詞の色変え画像表示は、主旋律の 流れと完全に一致していない部分があり、初心者がカラオケなどを利用する際に は、歌唱しずらいという問題があった。 本考案は、上記問題点を解決することを課題としてなされたものであり、その 目的は歌詞の色変え画像表示をその楽曲の主旋律の進行にほぼ完全に一致させて 行うことのできる電子音楽再生装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案に係る電子音楽再生装置は、楽曲のデジタル 楽音情報を格納した楽音情報記憶部と、映像情報を格納した映像記憶部と、記憶 された各情報を読み出し、伴奏音の再生とともに歌詞の画像表示を行う制御部と を備えるものであり、更には、前記デジタル楽音情報は、種々の楽器の演奏情報 と、歌詞のテロップ表示・消去指示情報、および前記演奏情報の主旋律の進行に 対応して歌詞文字表示の色変化を行わせる色変え指示情報を含む歌詞表示指示情 報とを有し、前記制御部は、前記各指示情報に基づき歌詞の画像表示制御を行う ようになっている。
上記構成の電子音楽再生装置によれば、歌詞の表示・消去指示情報及び歌詞の 文字表示の色変えの指示情報を含む歌詞表示指示情報は、デジタル楽音情報とし て演奏情報と共に楽音情報記憶部に格納されている。 従って、歌詞の表示指示信号に基づき、制御部は、映像記憶部に対し記憶され ている歌詞を画像表示させるように制御し、また歌詞の文字表示色変化を行わせ る色変え指示情報に基づき、歌詞文字の色を変える制御を行うことができる。 すなわち、例えばこのような歌詞表示指示情報を、同期データとして演奏情報 であるMIDIデータに適宜組み込むことによって、楽曲の再生音の流れとほぼ 完全に一致させて歌詞の色変え表示を行うことが可能となる。 すなわち、本考案では歌詞文字表示の色変化のための色変え指示情報を、演奏 情報の主旋律の進行に対応して色変えが行われるようにデータ中に組み込むこと によって、容易に主旋律に同期した歌詞の色変え表示を行うことができる。 これにより、歌詞の色変わり速度が、楽曲のメロディーのテンポとずれること がなくなるので、歌い手は歌詞の色変化に合わせて歌唱することにより伴奏によ り適合して歌うことが可能となる。
以下、本考案の好適な実施例を図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係る電子音楽再生装置をカラオケ装置として用いた場合の例 を示しており、その概略構成がブロック図として示されている。 本装置の中央制御部である制御装置10には、楽音情報記憶手段12及び映像 情報記憶手段14aを含む映像再生装置14が接続されている。 楽音情報記憶手段12には、演奏データ12a及び歌詞表示のタイミングを指 示する歌詞表示指示データ12bが含まれている。また、映像情報記憶手段14 aには背景画像データ及び歌詞の基本データが記憶されている。 また、制御装置10には、制御装置10の動作プログラムの格納されたプログ ラムメモリ16が接続されている。さらに、制御装置10には楽音情報記憶手段 12にMIDI情報として格納されている演奏データ12aが送出されるMID Iインターフェースボード18及びMIDIマルチ音源ユニット20が接続され ている。制御装置10は、演奏データ12aから読み出したMIDIデータをM IDIインターフェースボード18に送り、このMIDIインターフェースボー ド18では、音情報と種々の制御情報とを識別処理し、MIDIマルチ音源ユニ ット20に送出する。 このMIDIマルチ音源ユニット20は、例えばシンセサイザーなどで構成さ れており、MIDIインターフェースボード18から送られてきた演奏データに 基づき、種々の楽器音の電子音楽信号をアンプ22を介してスピーカ24に供給 している。 また、アンプ22には歌い手の歌を入力するためのマイクロフォン26が接続 されている。 映像再生装置14には、背景画像並びに歌詞表示を行うためのモニタ28が接 続されている。 図2は、楽音情報記憶手段12に格納された楽音データの例を示す説明図であ り、同図(A)は本来の演奏情報であるMIDIデータ30、同図(B)は歌詞 表示指示データとしての同期データ32、さらに同図(C)は楽曲の楽音情報の 終了を示す終了データ34が示されている。 各データ30、32及び34の先頭部分には、各データの種類を示すためのデ ータタイプブロック30a、32a、34aが記録されている。 MIDIデータ30のデータタイプブロック30aの次には、各データブロッ ク読出しのためのタイミング制御データであるタイミングブロック30bが記録 され、その後に種々の音データブロック30cが記録されている。 同期データ32は、テロップ表示フラグブロック32bを有しており、このテ ロップ表示フラグ32bは、(1)歌詞の一画面分のテロップ表示、(2)歌詞 文字の色変え、(3)テロップ表示消去の各指示を行うデータが記録される。す なわち、この同期データ32は、MIDIデータ30の間に適宜格納され、特に 歌詞文字の色変えを指示する同期データは主旋律の音を出すデータの直後に格納 されていく。 そして、最後に格納される終了データ34は、楽曲の再生の終了を示すデータ であり、これによって再生動作が終了する。 次に、図3に基づき、本実施例の動作を説明する。 図3は、本考案の特徴的動作を示すフローチャートであり、まず、ステップ( 以下「S」という)1において、MIDIインターフェースボード18より制御 装置10に割込みがかかると、制御装置10は、楽音情報記憶手段12から楽音 情報を読み込む。すなわち図2に示されたような各データで構成された楽音デー タの1ブロック分を読み込む。 そして、S2において、読み込んだデータタイプが終了データ34であるか否 かの判断を行う。そして、このデータが終了データ34である場合(YESの場 合)、S3において演奏終了のための再生停止動作を行う。 S2において読み込んだデータタイプが終了データ34でない場合(NOの場 合)、さらにS4においてデータタイプが同期データ32であるか否かが判断さ れる。ここで、同期データでない場合(NOの場合)、さらにS5においてその データタイプがMIDIデータ30であるか否かが判断され、MIDIデータで ある場合(YESの場合)、S6において制御装置10は、MIDIインターフ ェースボード18へタイミングブロック30b及び音データブロック30cの各 データを送出する。そして、送られたデータは、さらにMIDIマルチ音源ユニ ット20に送られ、楽音再生が行われる。そしてそのタイミングの時間後、制御 装置10へ割込みがかけられ、次のデータの読込みが行われる。 一方、S5においてデータタイプがMIDIデータ30でもないと判断された 場合(NOの場合)、再びS1の動作に戻り、さらに終了データか否かの判断( S2)が行われる。 次に、S4において制御装置10によって読み出されたデータタイプが同期デ ータ32であると判断された場合(YESの場合)、S7において、その同期デ ータ32のテロップ表示フラグ32bが歌詞表示指示フラグであるか否かが判断 される。歌詞表示指示フラグである場合(YESの場合)、S8において1画面 分の歌詞表示が行われる。この動作は、制御装置10が、映像再生装置14の映 像記憶手段14aから1画面分の歌詞を読み出しモニタ28に画像表示するよう に制御するものである。 S7における判断において、テロップ表示フラグ32bが歌詞表示指示フラグ でないと判断された場合(NOの場合)、S9において、さらにそのフラグ32 bが歌詞消去指示フラグであるか否かが判断される。そして、歌詞消去指示フラ グであると判断された場合(YESの場合)、S10において、現在表示されて いる1画面分の歌詞表示を消去する。この動作は、上記と同じく制御装置10の 制御信号によりモニタ28から歌詞表示を消去するものである。 S9においてフラグ32bが歌詞消去指示フラグでないと判断された場合(N Oの場合)、S11において、フラグ32bが歌詞色変え指示フラグであるか否 かが判断される。歌詞色変え指示フラグであると判断された場合(YESの場合 )、S12において、現在表示されている歌詞の1文字の色を変える動作が行わ れる。この動作も制御装置10の制御によって行われる。なお、この歌詞の1文 字の色変え動作は、1画面分の歌詞表示が行われている場合にのみ行われる動作 であることから、歌詞表示指示フラグの同期データと歌詞消去指示フラグの同期 データとの間にデータとして組み込まれるものである。そして、この色変え指示 フラグを含む同期データ32を読み込む度毎に、順次文字の色を変えていく動作 が行われる。すなわち、現在色が変わっている文字が存在しない場合には、画面 表示されている先頭の文字の色を変え、次に2番目の字の色を変えるように順次 色変え制御が行われる。 このように、本実施例によれば、楽音情報記憶手段12に記憶される演奏デー タ12a及び歌詞表示指示データ12bは、図2(A)、(B)及び(C)に示 したような3種類のデータによって構成される楽音データであり、そのデータは 、MIDIデータである音データと歌詞表示指示データとが組み合わされたデー タである。従って、図3に示したような動作によってそのデータの読出しと再生 動作を制御することにより、再生される伴奏音の主旋律に確実に同期させて歌詞 の色変え表示を行うことが可能となる。 なお、本考案によれば、上記同期データ32のデータへの組込み方を調整する ことにより、主旋律に対し、歌詞の色変わりテンポを若干速く行うようにするこ とも可能であり、逆に色変わり動作を遅延させることも容易に行うことができる 。
以上説明したように、本考案によれば、表示される歌詞の文字の色変え指示情 報を演奏音データと共にデジタル楽音情報として格納したことにより、主旋律の 音の再生タイミングに対応して正確に文字の色変化を行わせることが可能となる 。これによって、歌詞の色変わりに追随して歌唱することにより、正確な歌唱を 行うことができ、カラオケ装置や歌唱練習装置などに好適に利用することができ る。
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】(A),(B)及び(C)は、実施例に係る3
種類の楽音データの例を示す説明図である。
種類の楽音データの例を示す説明図である。
【図3】実施例の特徴的動作を示すフローチャート図で
ある。
ある。
10 制御装置 12 楽音情報記憶手段 12a 演奏データ 12b 歌詞表示指示データ 14 映像再生装置 18 MIDIインタフェースボード 20 MIDIマルチ音源ユニット 24 スピーカ 26 マイクロフォン 28 モニタ 30 MIDIデータ 32 同期データ 34 終了データ
Claims (4)
- 【請求項1】 楽曲のデジタル楽音情報を格納した楽音
情報記憶部と、 映像情報を格納した映像記憶部と、 記憶された各情報を読み出し、伴奏音の再生とともに歌
詞の画像表示を行う制御部とを備える電子音楽再生装置
であって、 前記デジタル楽音情報は、種々の楽器の演奏情報と、 歌詞のテロップ表示・消去指示情報、および前記演奏情
報の主旋律の進行に対応して歌詞文字表示の色変化を行
わせる色変え指示情報を含む歌詞表示指示情報とを有
し、 前記制御部は、前記各指示情報に基づき歌詞の画像表示
制御を行うようにしたことを特徴とする電子音楽再生装
置。 - 【請求項2】 前記デジタル楽音情報が有する各情報に
は、情報の種類を示すデータが付随されていることを特
徴とする請求項1記載の電子音楽再生装置。 - 【請求項3】 前記デジタル楽音情報における歌詞表示
指示情報は、主旋律の音を出す演奏情報の直後に付随し
ていることを特徴とする請求項1記載の電子音再生装
置。 - 【請求項4】 前記歌詞表示指示情報における色変え指
示情報は、歌詞のテロップ表示指示情報とテロップ消去
指示情報との間に存在することを特徴とする請求項1記
載の電子音楽再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000265U JP3000567U (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 電子音楽再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000265U JP3000567U (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 電子音楽再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000567U true JP3000567U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=43136573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994000265U Expired - Lifetime JP3000567U (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 電子音楽再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000567U (ja) |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP1994000265U patent/JP3000567U/ja not_active Expired - Lifetime
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