JP3775028B2 - 接木機械の苗切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、台木苗、及び穂木苗の胚軸部を切断して接木するこれら胚軸部を切断する各ナイフ取付具に装着した台木切断ナイフ、及び穂木切断ナイフの切断作用部の所定幅を開口して其の他の箇所を覆う状態に台木ナイフカバー、及び穂木ナイフカバーを設けた苗切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、なすの苗木を接木する接木機械であると、台木苗の胚軸部は、ナイフ取付具へ装着され、取付カバーで固定された台木切断ナイフで切断される。又、穂木苗の胚軸部は、ナイフ取付具へ装着され、取付カバーで固定された穂木切断ナイフで切断される。これら切断された台木苗の胚軸部の切断部と穂木苗の胚軸部の切断部とが接合され、この接合部がクリップで保持されて接木作業が終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
台木苗の胚軸部と穂木苗の胚軸部とを切断する台木切断ナイフ、及び穂木切断ナイフは、ナイフ取付具へ装着され、取付カバーは固定のみに使用されていることにより、これら台木切断ナイフ、及び穂木切断ナイフの刃部がむき出しであり、危険であったが、この発明により、この問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、各ナイフ取付具54に台木苗Aの胚軸C部を切断する台木切断ナイフ43と、穂木苗Bの胚軸D部を切断する穂木切断ナイフ44とを設け、該台木苗Aの切断部Eと穂木苗Bの切断部Fとを接合させてクリップ5で保持する接木機械において、該台木切断ナイフ43及び該穂木切断ナイフ44の切断作用部56の所定幅を開口57して其の他の箇所は覆う状態に固着する台木ナイフカバー58及び穂木ナイフカバー59を設けたことを特徴とする接木機械の苗切断装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】
なすの苗木を接木する接木機械であると、台木苗Aの胚軸部Cは、ナイフ取付具54へ装着され、切断作用部56の所定幅を開口57して其の他の箇所は覆う状態に台木ナイフカバー58で固定された台木切断ナイフ43によって切断される。又、穂木苗Bの胚軸D部は、ナイフ取付具54へ装着され、切断作用部56の所定幅を開口57して其の他の箇所は覆う状態に穂木ナイフカバー59で固定された穂木切断ナイフ44によって切断される。これら切断された台木苗Aの胚軸C部の切断部Eと穂木苗Bの胚軸D部の切断部Fとが接合され、この接合部がクリップ5で保持されて接木作業が終了する。
【0006】
【発明の効果】
台木苗Aの胚軸C部と穂木苗Bの胚軸D部とを切断する台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44の切断作用部56の所定幅を開口57して其の他の箇所は、台木ナイフカバー58、および穂木ナイフカバー59によって覆われた状態に固定されていることにより、刃部全体がむき出しになることがなくなり、このために危険を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図例は、例えば、なすの台木苗Aの胚軸C部の切断部Eと、なすの穂木苗Bの胚軸D部の切断部Fとを接合させて接木する接木機械1について説明する。
前記接木機械1は、機枠2内下部には、コンプレッサ3、各種電磁弁4、クリップ5を貯留、及び移送するクリップ貯留装置6、及びクリップ移送通路7等を設けている。
【0008】
前記機枠2上部には、台木苗A、及び穂木苗Bの手動供給を受けて保持する台木受装置8、穂木受装置9、これら台木苗A、及び穂木苗Bを引継ぎして挾持移送する台木挾持移送装置10、及び穂木挾持移送装置11を設けている。又、台木苗Aの胚軸C部の所定位置を斜めに切断した下部側の胚軸C部と根鉢部Jとを接木用台木苗Kとする苗切断装置である台木切断装置12、穂木苗Bの胚軸D部の所定位置を斜めに切断した上部側の胚軸D部と本葉H部とを接木用穂木苗Lとする苗切断装置である穂木切断装置13、これら切断済み接木用台木苗Kの切断部Eと接木用穂木苗Lの切断部Fとを接合する接合装置14、及び操作装置15等よりなる構成としている。
【0009】
前記機枠2の周囲には、各側壁板16を設け、前後両側には、折畳み自在にフレーム17,17を設け台木苗A、及び穂木苗B等を収納した苗箱を載置できる構成である。又、台木切断装置12、及び穂木切断装置13等の機能部品の上側には、透明で樹脂材等よりなる機能部品カバー18を開閉自在に設けて、該機能部品を覆う構成としている。
【0010】
前記台木受装置8は、図9で示す如く機枠2内の後方上部に設け、台木苗Aが手動で供給されると、この台木苗Aの供給を受ける開閉自在な上挾持片19と下挾持片20とを設けると共に、この下挾持片20の下側には、中央部にV字形状の挿入溝を有する受板21を設けている。該下挾持片20の下側には、供給される台木苗Aを検出する台木苗センサ22を設けた構成としている。
【0011】
前記台木受装置8へ台木苗Aが供給されると、この供給を台木苗センサ22が検出し、この検出に伴って開状態の上挾持片19と下挾持片20とが閉状態に作動して、台木苗Aの胚軸C部が挾持されると共に、挾持が終了すると該上挾持片19は移動用シリンダ23の始動によって、台木苗Aの根鉢部Jの上側面が、受板21の下側面へ当接するまで、上昇作動する構成としている。
【0012】
前記の上昇制御が終了すると、開状態の移動挾持片24は、横移動用シリンダ25によって、台木苗Aの胚軸C部へ移動して、この移動挾持片24は閉状態に作動して、胚軸C部を挾持する構成であり、この挾持が終了すると上下移動用シリンダ26の始動によって、この胚軸C部を上方へ向けて該移動挾持片24は、移動制御されて、この台木苗Aの胚軸Cの子葉Gを、除去する構成としている。
【0013】
前記作動が終了すると、後述する台木挾持移送装置10が作動して、台木苗Aの胚軸C部を引継ぎする構成であり、この引継ぎが終了すると、移動挾持片24は開作動すると共に、元の位置へ復元する構成であり、又、上挾持片19と下挾持片20とは、開状態に作動する構成としている。
前記穂木受装置9は、機枠2内の前方上部に平行状態に設け、穂木苗Bの胚軸Dの所定位置で切断したこの穂木苗Bを手動により、所定間隔で上下二段に設けた保持板27の挿入溝28へ供給すると、この穂木苗Bの本葉H下部は、上側の該保持板27の上側面へ当接するまで自然落下し、垂直状態に保持される構成としている。
【0014】
前記で供給された穂木苗Bは、上側の保持板27下側面に設けた穂木苗センサ29で検出され、この検出に伴って保持板27下側に開閉自在で開状態に設けた穂木挾持片30は、閉状態に作動して、穂木苗Bの胚軸D部の所定位置を挾持する構成としている。
前記の作動が終了すると、後述する穂木挾持移送装置11が作動して、穂木苗Bの胚軸D部を挾持して引継ぎする構成であり、この引継ぎが終了すると、穂木挾持片30は、開状態に作動する構成としている。
【0015】
前記穂木挾持片30下方部には、作業者の手を検出する手センサ31を設け、この手センサ31が手を検出中は、穂木挾持移送装置11を始動させない構成としている。
前記台木挾持移送装置10は、機枠2内の後方側へ回動自在に台木搬送ローラ32、及び台木搬送ベース33等で支持させている。又、上部より順次開閉、及び移動自在に台木先挾持片34、台木挾持片35、根鉢片36等を設けてなり、これらの開閉、及び移動作動は、台木先挾持用シリンダ、台木挾持用シリンダ(共に図示せず)、及び根鉢用シリンダ36aの始動により、個別に行う構成としている。
【0016】
前記台木受装置8に挾持された台木苗Aの胚軸C部の切断部E近傍を上部より、台木先挾持片34、及び台木挾持片35の回動移動、及び閉作動により、順次挾持して引継ぎする構成であり、又、根鉢J部は根鉢片36の回動移動、及び閉作動により、挾持して引継ぎする構成であり、これらによって挾持された台木苗Aは、台木切断装置12部へ90度回動移動して停止する構成としている。
【0017】
前記穂木挾持移送装置11は、機枠2内前方側に回動自在に穂木搬送ローラ38、及び穂木搬送ベース39等で支持させている。又、開閉、及び移動自在で所定間隔に上下二段に穂木挾持片37,37を設け、この穂木挾持片37,37の開閉、及び移動作動は、穂木挾持用シリンダ37a,37aの始動により、行う構成としている。
【0018】
前記穂木受装置9に挾持された穂木苗Bの胚軸D部の切断部F近傍は、穂木挾持片37,37の回動移動、及び閉作動により、挾持して引継ぎする構成であり、これにより挾持された穂木苗Bは、穂木切断装置13部へ90度回動移動して停止する構成としている。
前記台木切断装置12は、台木挾持移送装置10の左側部の所定位置へ回動自在に設けている。又、穂木切断装置13は、穂木挾持移送装置11の左側部の所定位置へ回動自在に設けている。これら台木切断装置12、及び穂木切断装置13は、支持板41、及び支持杆42等よりなる構成であり、この支持杆42は調節ボルト42aで上下移動可能な構成である。これら台木切断装置12の先端部には、台木切断ナイフ43を装着して設け、穂木切断装置13の先端部には、穂木切断ナイフ44を装着して設けた構成としている。
【0019】
前記台木切断ナイフ43は、下部から上部へ向けて回転駆動する構成であり、この回転駆動により、台木挾持移送装置10に挾持された台木苗Aの胚軸C部で根鉢J部上の所定位置を斜めに切断する構成である。又、穂木切断ナイフ44は、上部から下部へ向けて回動駆動する構成であり、この回転駆動により、穂木挾持移送装置11に挾持された穂木苗Aの胚軸D部の所定位置を斜めに切断する構成としている。
【0020】
前記台木切断装置12、及び穂木切断装置13の各支持杆42の先端部には、図1及び図2で示す如く挿入溝54bを有するナイフ取付具54を設け、この各ナイフ取付具54の外各挿入溝54bの中央部の上側面には、所定間隔で固定ピン54aを設け、この固定ピン54a,54a部へ台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44の挿入孔55部を挿入する構成としている。
【0021】
前記各ナイフ取付具54には、図3で示す如く台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44の切断作用部56である上側壁部と左右両壁部とを所定幅を開口57させたコ字形状の台木ナイフカバー58、及び穂木ナイフカバー59は、開閉自在に支持ピン60で軸支して、外台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44を覆う状態に、個別に設けた構成であり、この支持ピン66の軸端部には、ナット60a等を設けると共に、これら台木ナイフカバー58、及び穂木ナイフカバー59を該各ナイフ取付具54,54へ丁ボルト61等により、締付けて装着する一方側には、長孔62aと他方側には、丸孔62bとを設けている。これら台木ナイフカバー58、及び穂木ナイフカバー59によって、これら台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44は、上部より押えられた状態に固定されて装着される構成としている。
【0022】
前記台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44の取付部は、上下に調節移動可能な構成とすると共に、これらの各切断ナイフ43,44は、取り換え可能な構成であり、上下方向の切断位置の調節ができると共に、切味低下のときは交換できる構成としている。
前記台木挾持移送装置10で挾持されて切断された台木苗Aと、穂木挾持移送装置11で挾持されて切断された穂木苗Bとは、これら台木挾持移送装置10、及び穂木挾持移送装置11は、台木苗A、及び穂木苗Bの切断が終了すると、90度回転して接合装置14部へ移動して停止する構成としている。
【0023】
前記台木切断装置12、及び穂木切断装置13の下側には、台木清掃装置47、及び穂木清掃装置48を設け、これら台木清掃装置47、及び穂木清掃装置48は、水タンク49をタンクシリンダ49aの作動により、上下移動自在に個別に設け、この各水タンク49内には、水とゴム材等よりなるスポンジ50とを入れた構成であり、これら台木切断装置12、及び穂木切断装置13の台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44で台木苗Aの胚軸C部、及び穂木苗Bの胚軸D部の切断が終了すると、これら台木清掃装置47、及び穂木清掃装置48が上昇して、該各スポンジ49が該各切断ナイフ43,44へ接触して、これら各切断ナイフ43,44に付着した切断屑を清掃する構成としている。
【0024】
前記クリップ貯留装置6は、接合装置14の右側部に設け、このクリップ貯留装置6の揺動回転により、収容されたクリップ5は、下段の底部から上段の底部の外周部へと順次移動して、この外周部を経てクリップ移送通路7へと移送され、このクリップ移送通路7で該クリップ5は、待機状態になる構成としている。
前記クリップ移送通路7へクリップ5を供給のときに、逆方向を向いた該クリップ5、及び該クリップ移送通路7内が該クリップ5で満杯状態のときには、このクリップ5は、クリップ貯留装置6内へ還元される構成としている。
【0025】
前記接合装置14は、クリップ押出し具45、及びハンド部46等よりなり、これらクリップ押出し具45、及びハンド部46は、クリップ移送通路7先端部に設けた構成であり、該ハンド部46でクリップ5を開状態に保持する構成であり、開状態に保持された該クリップ5は、該クリップ押出し具45で押出しする構成であり、このクリップ5の押出しされた位置は、切断済み台木苗Aの胚軸C部の切断部Eと、穂木苗Bの胚軸D部の切断部Fとが接合される位置になる構成としている。
【0026】
前記クリップ5は、所定位置まで押出しされ、所定位置へ達するとハンド部46で閉状態に作動して、閉状態になることにより、切断済み台木苗Aと穂木苗Bとの切断部E,Fの接合部を、このリップ5で摘んで保持する構成であり、この保持が終了すると接木が終了し、接木済み苗は、下部へ排出される構成としている。
【0027】
前記クリップ5で接合部を摘むときは、台木先挾持片34は、切断済み台木苗Aと穂木苗Bとの挾持を解除する構成として、該クリップ5は、この台木先挾持片34へ当接を防止する構成としている。
前記コンプレッサ3から供給される空気は、操作装置15からの各種信号の出力により、開閉制御される各種電磁弁4を経て接木機械1の各部が始動、及び停止制御される構成としている。
【0028】
前記操作装置15は、箱形状に形成して機枠2の所定位置に装着して設け、この箱体の表面板には、ON−OFF方式の電源スイッチ、スタートスイッチ、リセットスイッチ、各マニアルスイッチ、各種表示する各種表示ランプ、及び警報を発するブザー等を設け、内部には、各種入力項目を算術論理演算、比較演算、及び各種信号を出力するCPUを有する制御装置を内装した構成としている。
【0029】
図13で示す如く台木切断装置63a、及び穂木切断装置63bの台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44は、切断作用部の所定長さは、各支持杆42,42部から突出させて設けた構成である。これら台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44は、清掃する構成であり、エアポンプ64aにより、水タンク64b内の水を吸入すると共に、外気を吸入する吸入パイプ64cを設けている。これら台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44上側に設けた各ノズル65a,65b部からは、切断毎に吸入水を噴出して、これら切断ナイフ43,44に付着する切断屑を除去する構成としている。
【0030】
又、前記水タンク64bには、オゾン発生機を装着して、オゾン水を作り、このオゾン水を噴出させることにより、台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44を消毒すると共に、清掃する構成とするもよい。
これにより、切断毎に台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44の洗浄を行うことにより、切断屑の詰りの発生が防止できて、切断不良を防止することができる。
【0031】
図14で示す如く台木切断装置66a、及び穂木切断装置66bを台木取付具67aと穂木取付具67bとに個別に設け、これら台木取付具67a,及び穂木取付具67bは、各上下シリンダ68a,68bの作動により、個別に上下移動する構成であり、該穂木切断装置66bは、回動して穂木切断ナイフ44が下部位置へ停止した状態になると、下方へ移動する構成であり、該台木切断装置66aは下部位置で停止状態のままで、下方へ移動する構成としている。
【0032】
前記台木切断装置66a、及び穂木切断装置66bは、台木苗A、及び穂木苗Bの各胚軸C,D部を所定本数切断すると、下方へ移動作動して、下側に設けた台木清掃装置47、及び穂木清掃装置48内へ挿入されて、台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44に付着する切断屑が、水を含んだスポンジ50によって、除去される構成としている。
【0033】
これにより、台木清掃装置47、及び穂木清掃装置48が上下移動することがなくなり、これら台木清掃装置47、及び穂木清掃装置48内の水がこぼれることがなくなり、タンクシリンダ49aの誤作動が防止できる。
図15で示す如く前記台木切断装置69a、及び穂木切断装置69bの各支持杆42,42の先端部に設けた各ナイフ取付具54,54には、各挿入溝54b,54bを設け、この各挿入溝54b,54b部には、所定間隔で平面視斜めに固定ピン54a,54aを個別に設け、この各固定ピン54a,54aには、台木切断ナイフ43の挿入孔55部を挿入させている。又、この各固定ピン54a,54aには、穂木切断ナイフ44の挿入孔55を挿入させている。これにより、これら台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44の取付けは、所定角度に平面視傾斜した状態に装着する構成としている。
【0034】
これにより、従来は台木苗Aの胚軸C部、及び穂木苗Bの胚軸D部に対して、台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ44は、平行に当たって切断していたために、切断時の力が大きくなっていたが、斜めにすることにより、切断時の力を小さくすることができる。
図16は、うり苗の切断時を示す図であり、図16で示す如く台木切断装置70a、及び穂木切断装置70bを装着する台木取付具71a、及び穂木取付具71bを個別に設け、これら台木取付具71a、及び穂木取付具71bを受ける台木受具73a、及び穂木受具73bを設け、これら台木受具73a、及び穂木受具73bには、これら台木切断装置70a、及び穂木切断装置70bの各支持板41,41が回動して停止する上部停止位置と下部停止位置とで、これら台木取付具71a、及び穂木取付具71bの停止のときの衝撃を受けて、緩和するゴム材等よりなる緩和具72,72を個別に設けた構成としている。
【0035】
又、図17、及び図18で示す如く台木受具73a、及び穂木受具73bには、衝撃を緩和する緩和ピン74,74を突出状態に設けたケース75,75を個別に設け、この緩和ピン74,74は、このケース75,75内に設けたバネ、又は油圧等により、出入自在な構成であり、この緩和ピン74,74により、台木取付具71a、及び穂木取付具71bの上・下停止位置での衝撃を受けて、緩和する構成としている。
【0036】
これにより、台木切断装置70a、及び穂木切断装置70bの上・下停止位置での停止時の衝撃を緩和することができて、これら台木切断装置70a、及び穂木切断装置70bの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大平面図
【図2】要部の拡大正面図
【図3】要部の拡大正面斜視図
【図4】接木機械の全体平面図
【図5】接木機械の全体正面図
【図6】接木機械の全体側面図
【図7】接木機械の一部の拡大平面図
【図8】接木機械の一部の拡大側面図
【図9】台木挾持移送装置部の拡大正面図
【図10】切断装置部の拡大正面図
【図11】台木苗
【図12】穂木苗
【図13】他の実施例を示す図で、切断装置部の拡大側面図
【図14】他の実施例を示す図で、切断装置部の拡大側面図
【図15】他の実施例を示す図で、切断装置部の拡大平面図
【図16】他の実施例を示す図で、切断装置部の拡大正面図
【図17】他の実施例を示す図で、台木切断装置部の拡大正面図
【図18】他の実施例を示す図で、穂木切断装置部の拡大正面図
【符号の説明】
5 クリップ
43 台木切断ナイフ
44 穂木切断ナイフ
54 ナイフ取付具
56 切断作用部
57 開口
58 台木ナイフカバー
59 穂木ナイフカバー
A 台木苗
B 穂木苗
C 胚軸
D 胚軸
Claims (1)
- 各ナイフ取付具54に台木苗Aの胚軸C部を切断する台木切断ナイフ43と、穂木苗Bの胚軸D部を切断する穂木切断ナイフ44とを設け、該台木苗Aの切断部Eと穂木苗Bの切断部Fとを接合させてクリップ5で保持する接木機械において、該台木切断ナイフ43及び該穂木切断ナイフ44の切断作用部56の所定幅を開口57して其の他の箇所は覆う状態に固着する台木ナイフカバー58及び穂木ナイフカバー59を設けたことを特徴とする接木機械の苗切断装置。
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