JPH08280252A - 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置 - Google Patents

接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置

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Publication number
JPH08280252A
JPH08280252A JP7085690A JP8569095A JPH08280252A JP H08280252 A JPH08280252 A JP H08280252A JP 7085690 A JP7085690 A JP 7085690A JP 8569095 A JP8569095 A JP 8569095A JP H08280252 A JPH08280252 A JP H08280252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scion
seedling
hand
root pot
gripping
Prior art date
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Pending
Application number
JP7085690A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Wakinaga
和彦 脇長
Shoichi Shibata
昭一 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接ぎ木作業行程で穂木苗の根鉢を自動的に切り
落すことができるようにして、作業の省力化を図る。 【構成】穂木苗の胚軸を把持する穂木ハンド30の下方
に穂木苗の根鉢を把持する開閉可能な穂木根鉢ハンド3
2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接ぎ木ロボットの穂
木苗把持装置に関する。
【0002】
【従来技術】台木苗を把持して搬送する台木苗把持装置
側には台木苗の根鉢を把持して根鉢ごと搬送する根鉢ハ
ンドが設けられているが、穂木苗把持装置側には、この
種の根鉢ハンドは設けられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術のもの
では、穂木苗の根鉢把持手段がない為、穂木苗の根鉢を
根元から切り落した断根苗を使用しており、根鉢を切り
落すのに非常な手間と労力を要し、作業能率の低下を招
いていた。本発明は、かかる問題点を解消することを目
的とする。この目的達成のため、次のような技術的手段
を講じた。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にか
かる技術的手段は、穂木苗の胚軸を把持する穂木ハンド
30の下方に穂木苗の根鉢を把持する開閉可能な穂木根
鉢ハンド32を設けてあることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用、及び効果】穂木苗供給装置7には穂木苗
が根鉢ごと供給される。そして、開閉可能な穂木ハンド
30が外方に開いた状態で穂木苗供給装置内に進入し、
根鉢ごと供給されている穂木苗の胚軸を把持する。これ
と同時に穂木根鉢ハンド32も開いた状態で進入すると
共に穂木苗の根鉢を把持して穂木カッタ−9の切断作用
位置まで搬送する。そして、この切断作用位置まで搬送
されてきた穂木苗は穂木カッタ−9の作用で胚軸部分か
ら切断され、胚軸の一部が根鉢ごと下方に切り落され
る。
【0006】要するに、本発明によれば、穂木苗把持装
置側にも、根鉢を把持する穂木根鉢ハンドを設けたもの
であるから、穂木苗供給装置には穂木苗を根鉢ごと供給
することができ、そして、根鉢は接ぎ木作業行程で自動
的に切り落すことができるので、従来のように根鉢を別
行程で人為的に切除する作業が省略でき、作業能率が一
段と向上するものとなった。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。接ぎ木ロボットは、図1で示すように、接ぎ木部A
とクリップフイ−ダ部Bからなり、接ぎ木部Aは、台木
部1と穂木部2と中間の接合部3とからなっている。
【0008】台木部1は、台木苗の供給装置4と台木苗
の搬送装置5と台木カッター6からなり、また、穂木部
2も同様に穂木苗供給装置7と穂木苗搬送装置8と穂木
カツタ−9からなる。台木苗供給装置4に人為的に供給
される台木苗は、図1の矢印(イ)方向に回転する台木
苗搬送装置5により台木カッター6の切断位置まで搬送
され、ここで台木カッタ−6が下方から上方に回転して
きてそのカッタ−刃6aにより台木苗の台木部分を残し
て他の本葉部分は切り落される。切断された台木は矢印
(ロ)方向に搬送され、接合部3で接合装置10により
穂木と接合される。
【0009】また、同様に、人為的に穂木苗供給装置7
に供給された穂木苗は穂木苗搬送装置8により矢印
(ハ)方向に搬送され、切断位置で上から下方向に回転
する穂木カッタ−9にてその胚軸部分より上の組織を残
して、一部胚軸部と根部が切り落される。そして、かか
る穂木は矢印(ニ)方向に搬送され、この穂木と前記台
木とが接合部3において、クリップフイ−ダBから供給
されるクリップで接合されて接ぎ木作用が完了すること
になる。
【0010】台木苗供給装置4は、台木供給案内溝4a
を有する台木苗受体4b、揺動開閉可能な台木苗把持爪
4c、台木苗が供給されたことを検知する台木センサ−
(光電管)4d等からなる。台木センサ−4dは、台木
苗受体4bの案内溝4a内に台木苗が供給されたことを
検出する構成であり、該センサ−4dの検出結果により
台木苗把持爪4cが閉じ方向に揺動し供給された台木苗
を把持する構成である。
【0011】台木苗搬送装置5は、台木搬送用回転アク
チュエ−タ11と該アクチュエ−タ11の下部の台木搬
送ア−ム支持体12がアクチュエ−タ回転軸13を中心
に回転自在に支持されている。台木搬送ア−ム支持体1
2には、該支持体12に支持された台木搬送ア−ム押出
シリンダ14、該シリンダ14により伸縮される台木搬
送ア−ム15、該搬送ア−ム15の先端には一対の開閉
可能な台木ハンド16と一対の開閉可能な台木補助ハン
ド17と台木苗の根鉢を把持する一対の開閉可能な台木
根鉢ハンド18が設けられている。前記台木ハンド1
6、台木補助ハンド17及び台木根鉢ハンド18は一対
のものが開閉可能に構成されていて、台木及び根鉢を挾
み込むことで把持するものであり、台木把持用シリンダ
19と台木把持用補助シリンダ20と根鉢把持用シリン
ダ21とによって開閉制御される構成である。
【0012】台木根鉢ハンド18は、一対の把持爪18
a,18bが根鉢把持用シリンダ21のピストンロッド
21aの出退往復動により揺動開閉(図4(a),
(b))する構成であるが、この根鉢ハンド18には図
4に示すような根鉢土の飛散を防止する土飛散防止カバ
−22が設けられている。根鉢ハンド18で根鉢を把持
すると、根鉢の土が崩れて飛散し、根鉢が供給位置から
切断位置に回動するとき、土がカッタ−刃のクリ−ニン
グポットに入り込み、汚れた水で洗ったカッタ−刃で苗
を切断することになるので、その苗の切断面に土がつき
活着率の低下を招くものであったが、上記構成によれ
ば、クリ−ニングポットへの土の飛散が防止されるもの
である。要するに、根鉢ハンドで把持され飛散した根鉢
の土は、飛散防止カバ−22により下方に集合案内落下
され、土よけ用シュ−ト23を流下し切りカス用シュ−
ト24を経てコンテナ内に落下収容される構成である。
【0013】穂木苗供給装置7について説明すると、穂
木供給案内溝7aを有する苗受け台7b、胚軸受板7
c、揺動開閉可能な胚軸ハンド7d、穂木苗が供給され
たことを検知する穂木センサ−(光電管)7e等からな
る。穂木センサ−7eは、苗受け台7bの案内溝7a内
に穂木苗が供給されたことを検出する構成であり、該セ
ンサ−7eの検出結果により胚軸ハンド7dが閉じ方向
に揺動し胚軸受板7cとの間で供給された穂木苗を把持
する構成である。
【0014】穂木苗搬送装置8は、穂木搬送用回転アク
チュエ−タ25と該アクチュエ−タ25の下部の穂木搬
送ア−ム支持体26がアクチュエ−タ回転軸27を中心
に回転自在に支持されている。穂木搬送ア−ム支持体2
6には、該支持体26に支持された穂木搬送ア−ム押出
シリンダ28、該シリンダ28により伸縮される穂木搬
送ア−ム29、該搬送ア−ム29の先端には一対の開閉
可能な穂木ハンド30と一対の開閉可能な穂木胚軸補助
ハンド31と穂木苗の根鉢を把持する一対の開閉可能な
穂木根鉢ハンド32が設けられている。前記穂木ハンド
30、穂木胚軸補助ハンド31及び穂木根鉢ハンド32
は一対のものが開閉可能に構成されていて、穂木及び根
鉢を挾み込むことで把持するものであり、穂木把持用シ
リンダ33と穂木把持用補助シリンダ34と穂木根鉢把
持用シリンダ35とによって開閉制御される構成であ
る。
【0015】穂木胚軸補助ハンド31は、穂木ハンド3
0の下方にあって胚軸の切断近くを把持する関係位置に
設けられてあり、穂木カッタ−9により切断するとき、
一対の補助ハンドが閉じて胚軸を挾持する構成である。
穂木根鉢ハンド32は、前記台木根鉢ハンド18の構成
と同様に、一対の把持爪32a,32bが根鉢把持用シ
リンダ35のピストンロッド35aの出退往復動により
揺動開閉する構成であるが、穂木苗供給位置に進入した
とき閉じて根鉢を把持し、そして、穂木カッタ−9によ
る切断作用位置にきた時開いて把持状態を解除すると共
に、穂木カッタ−9の回転駆動をONして、切断作用を
開始する構成である。
【0016】穂木カッタ−9は、先端にカッタ−刃9a
を有し、軸36の周りに回転する構成である。Kはカッ
タ−の切断作用軌跡を示す。穂木苗供給装置7に穂木苗
が根鉢ごと供給されると、穂木センサ−7eの検出結果
により胚軸ハンド7dが閉じて穂木苗を把持する。そし
て、穂木ハンド30、穂木胚軸補助ハンド31及び穂木
根鉢ハンド32が開いた状態で穂木苗供給装置内に進入
し、根鉢ごと供給されている穂木苗の胚軸と根鉢を把持
する。この時、同時に胚軸ハンド7dが開いて供給装置
7での把持状態が解除される。そして、この穂木ハンド
30(穂木胚軸補助ハンド31は開いたままで把持して
いない。)及び穂木根鉢ハンド32により把持された穂
木苗は穂木カッタ−9の切断作用位置まで搬送される。
この切断作用位置では穂木胚軸補助ハンド31が閉じて
胚軸の切断近くを挾持すると同時に、穂木根鉢ハンド3
2が開き把持状態を解除する。そして、この切断作用位
置での穂木苗は穂木カッタ−9の作用で胚軸部分から切
断され、胚軸の一部が根鉢ごと下方に切り落されること
になる。。
【0017】図8〜図9について説明する。コンプレッ
サ37へ水抜き用ドレンバルブ38とエア−供給バルブ
39を設け、電源スイッチをOFFすると、エア−供給
バルブ39、ドレンバルブ38を開とし、自動的に接ぎ
木部のエア−抜きとコンプレッサ37の水抜きを行う構
成である。
【0018】つまり、電源をONすると、ドレンバルブ
38、エア−供給バルブ39が閉となり、コンプレッサ
−37へエア−をためる。タイムアップ後、エア−供給
バルブ39のみ開となり、マニホ−ルドを経て接ぎ木部
へエア−を供給する構成である。なお、この時、ドレン
バルブ38は閉のままであるが、操作パネルのドレンス
イッチONで開となる。そして、接ぎ木作業停止スイッ
チONによる連続運転終了後においてはドレンバルブ3
8が自動的に5秒間開となるように構成してあり、従っ
てこの時点においてもドレンバルブ38から水抜きとエ
ア−抜きが同時に行われる構成である。
【0019】また、電源OFF時においても、エア−供
給バルブ39、ドレンバルブ38を開とし、このドレン
バルブ38から水抜きとエア−抜きを同時に行う構成で
ある。従来は、電源をOFFしても、接ぎ木部へはまだ
エア−がたまっており、カッタ−の交換の時など作業が
しにくく、また、接ぎ木部へエア−が入っている時に、
メンテナンス等を行うとシリンダ等の反動で怪我をする
危険性があった。電源OFF時には、上記のように接ぎ
木部のエア−抜きを自動的に行うので、かかる問題点を
解消することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木ロボットの平面図
【図2】同上要部の正面図
【図3】同上要部の正面図
【図4】同上要部の平面図
【図5】要部の正面図
【図6】要部の側面図
【図7】要部平面図
【図8】配管図
【図9】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
A 接ぎ木部 B クリップフ
イ−ダ部 1 台木部 2 穂木部 3 接合部 4 台木苗供給
装置 5 台木苗搬送装置 6 台木カッタ
− 7 穂木苗供給装置 8 穂木苗搬送
装置 9 穂木カッタ− 10 接合装置 11 台木搬送用回転アクチュエ−タ 12 台木搬送
ア−ム支持体 13 回転軸 14 台木搬送
ア−ム押出シリンダ 15 台木搬送ア−ム 16 台木ハン
ド 17 台木補助ハンド 18 台木根鉢
ハンド 19 台木把持用シリンダ 20 台木把持
用補助シリンダ 21 根鉢把持用シリンダ 22 土飛散防
止カバ− 23 土よけ用シュ−ト 24 切りカス
用シュ−ト 25 穂木搬送用回転アクチュエ−タ 26 穂木搬送
ア−ム支持体 27 回転軸 28 穂木搬送
ア−ム押出シリンダ 29 穂木搬送ア−ム 30 穂木ハン
ド 31 穂木胚軸補助ハンド 32 穂木根鉢
ハンド 33 穂木把持用シリンダ 34 穂木把持
用補助シリンダ 35 穂木根鉢把持用シリンダ 36 カッタ−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穂木苗の胚軸を把持する穂木ハンド30
    の下方に穂木苗の根鉢を把持する開閉可能な穂木根鉢ハ
    ンド32を設けてあることを特徴とする接ぎ木ロボット
    の穂木苗把持装置。
JP7085690A 1995-04-11 1995-04-11 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置 Pending JPH08280252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7085690A JPH08280252A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7085690A JPH08280252A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08280252A true JPH08280252A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13865847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7085690A Pending JPH08280252A (ja) 1995-04-11 1995-04-11 接ぎ木ロボットの穂木苗把持装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH08280252A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100519733B1 (ko) * 1998-07-24 2006-02-28 학교법인 성균관대학 육묘 자동접목장치의 호접장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100519733B1 (ko) * 1998-07-24 2006-02-28 학교법인 성균관대학 육묘 자동접목장치의 호접장치

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