JPH08280255A - 接ぎ木ロボット - Google Patents

接ぎ木ロボット

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JPH08280255A
JPH08280255A JP7089425A JP8942595A JPH08280255A JP H08280255 A JPH08280255 A JP H08280255A JP 7089425 A JP7089425 A JP 7089425A JP 8942595 A JP8942595 A JP 8942595A JP H08280255 A JPH08280255 A JP H08280255A
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rootstock
seedlings
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seedling
cutter
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Morikazu Mizota
盛和 溝田
Kazuhiko Wakinaga
和彦 脇長
Shoichi Shibata
昭一 柴田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接ぎ木作業行程で台木苗を所定の胚軸長さに切
断処理できるようにして、作業の省力化及び仮植時の苗
の安定化を図る。 【構成】台木苗供給装置4に供給される台木苗及び穂木
苗供給装置7に供給される穂木苗を各々の苗の搬送装置
5,8により各々のカッタ−6,9の切断位置まで搬送
し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗を更に各々の搬送
装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木ロボットで
あって、前記台木搬送装置により搬送される台木苗を少
なくとも穂木苗に対する接合部からの胚軸長さが40〜
60mm程度の範囲内にある位置で切断処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、果菜類(ウリ科)の
接ぎ木ロボットに関する。
【0002】
【従来技術】従来、台木苗の断根処理(胚軸根部の切
除)は接ぎ木ロボットへの供給前に手作業で行なってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の根付苗では、接
ぎ木後の植え付けに手間がかかるため、断根処理(根部
切除)して接ぎ木苗をセルポットやビニポット等に挿し
込み植えを行うようになってきたが、台木苗の胚軸長さ
が適切でなければ、長過ぎて苗が倒れたり、短過ぎて接
ぎ木部が地上に近くなり穂木より根を出す等の問題があ
った。
【0004】本発明は、かかる問題点を解消することを
目的とする。この目的達成のため、次のような技術的手
段を講じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にか
かる技術的手段は、台木苗供給装置4に供給される台木
苗及び穂木苗供給装置7に供給される穂木苗を各々の苗
の搬送装置5,8により各々のカッタ−6,9の切断位
置まで搬送し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗を更に
各々の搬送装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木
ロボットであって、前記台木搬送装置により搬送される
台木苗を少なくとも穂木苗に対する接合部からの胚軸長
さが40〜60mm程度の範囲内にある位置で切断処理
することを特徴とする。
【0006】
【発明の作用、及び効果】台木苗供給装置4に人為的に
供給される台木苗は、台木苗搬送装置5により台木カッ
ター6の切断位置まで搬送され、ここで台木カッタ−6
が移動してきてそのカッタ−刃により台木苗の台木部分
を残して他の部分が切り落される。更に、この切断され
た台木は、その切断位置から接合部3まで送られて接合
装置10にて穂木と接合される。そして、この時、台木
苗は胚軸切断装置の作用により、穂木との接合部位より
所定の胚軸長さに切断されて、この胚軸の一部と根部と
が切り落される。
【0007】要するに、本発明によれば、接ぎ木作業と
同時に胚軸を所定長さに切断処理するので、従来のよう
な手作業を省くことができ、作業の高能率化を図ること
ができるものであるが、特に、台木苗が少なくとも穂木
苗に対する接合部位からの胚軸長さをして40〜60m
m程度の範囲内で切断処理され、適切な胚軸長さを保持
するものであるから、仮植時の苗の倒れや、穂木より根
の発生を防止でき、土中への適正な挿し代を確保でき、
活着が良好となる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。接ぎ木ロボットは、図1で示すように、接ぎ木部A
とクリップフイ−ダ部Bからなり、接ぎ木部Aは、台木
部1と穂木部2と中間の接合部3とからなっている。
【0009】台木部1は、台木苗の供給装置4と台木苗
の搬送装置5と台木カッター6からなり、また、穂木部
2も同様に穂木苗供給装置7と穂木苗搬送装置8と穂木
カツタ−9からなる。台木苗供給装置4に人為的に供給
される台木苗〔ウリ科(キュウリ,スイカ,メロン
等)〕は、図1の矢印(イ)方向に回転する台木苗搬送
装置5により台木カッター6の切断位置まで搬送され、
ここで台木カッタ−6が下方から上方に回転してきてそ
のカッタ−刃により台木苗の子葉を一枚残してその他の
子葉部分は切り落される。切断された台木は矢印(ロ)
方向に搬送され、接合部3で接合装置10により穂木と
接合される。
【0010】また、同様に、人為的に穂木苗供給装置7
に供給された穂木苗は穂木苗搬送装置8により矢印
(ハ)方向に搬送され、切断位置で上から下方向に回転
する穂木カッタ−9にてその胚軸部分より上の組織を残
して、一部の胚軸部と根部が切り落される。そして、か
かる穂木は矢印(ニ)方向に搬送され、この穂木と前記
台木とが接合部3において、クリップフイ−ダBから供
給されるクリップで接合されて接ぎ木作用が完了するこ
とになる。
【0011】台木苗供給装置4は、台木供給案内溝4a
を有する台木苗受台4b、台木苗を把持する揺動開閉可
能な台木供給ハンド等からなる。台木苗受台4bに供給
セットされた台木苗は台木搬送装置5で把持されて、切
断位置と接合位置とに順次搬送される。台木苗搬送装置
5は、台木搬送用回転アクチュエ−タ11と該アクチュ
エ−タ11の下部の台木搬送ア−ム支持体12がアクチ
ュエ−タ回転軸13を中心に回転自在に支持されてい
る。台木搬送ア−ム支持体12には、該支持体12に支
持された台木搬送ア−ム押出シリンダ14、該シリンダ
14により伸縮される台木搬送ア−ム15、該搬送ア−
ム15の先端には一対の開閉可能な台木ハンド16が設
けられている。前記台木ハンド16は一対の爪が開閉可
能に構成されていて、台木の胚軸を挾み込むことで把持
するものであり、台木把持用シリンダ17によって開閉
制御される構成である。
【0012】台木カッター6につき説明する。カッタ−
駆動用モ−タ18が支柱19に支持されていて、そのモ
−タ18の回転軸20にカッタア−ム21が取り付けら
れている。カッタア−ム21の先端には取付プレ−ト2
2を介してカッタ−刃23が取り付けられている。即
ち、このカッタ−刃23は、該カッタ−刃23の長穴2
3aをカッタア−ム21のピン24ヘ挿入して位置決め
すると共に、カッタ−刃23を取付プレ−ト22で硬質
スポンジ22aを介して押圧し蝶ボルト25により締付
固定する構成としている。カッタア−ム21は回転軸2
0を中心として回転する構成である。
【0013】また、カッタア−ム21には、胚軸の切断
に邪魔にならないように、カッタ−刃23が胚軸に当る
前にカッタ−刃の回転軌跡内にある苗の子葉(切り落す
子葉)を持ち上げるための子葉持ち上げガイドとなるガ
イドロ−ラ26が設けられている。尚、穂木カッタ−9
については、前記台木カッタ−6の構成と同様であるの
で、詳細は省略するが、図6〜図7に示す実施例につき
説明する。穂木カッタ−9には、カッタ−カバ−27が
(カッタア−ム21の初期位置が上側のため)カッタ−
刃23を囲むように上側位置に設けられ、支柱19に蝶
番28を介して揺動開閉自在に取付られている。そし
て、カッタ−刃などの交換時等には、このカッタ−カバ
−27を蝶番28の縦軸芯周りに揺動開放して対処す
る。なお、カバ−閉鎖時の固定手段については、マグネ
ットキャッチ(磁石)29によって吸着固定するように
構成している。
【0014】前記接合装置10の下方には、台木搬送装
置5により接合部3位置まで搬送されてきた台木苗の胚
軸を所定長さ(接合クリップ位置より40〜60mmの
範囲内)に切断処理する胚軸切断装置30が設けられて
いる。胚軸切断装置30は、切断ア−ム31、切断刃保
持具32、切断刃33、切断刃固定具34等からなり、
ロ−タリアクチュエ−タ35によって軸36を中心に1
80度往復動旋回する構成である。ロ−タリアクチュエ
−タ35を支持する支持部材37がフレ−ム38に固着
のステ−39に取付ボルト40を介して取付支持されて
いる。胚軸切断カバ−41は前記支持部材37に固着さ
れている。
【0015】胚軸切断装置30は、胚軸長さ(L)を4
0〜60mmの範囲内で任意に調整できるように上下方
向に移動調節自在に構成しておくと良い。例えば、支持
部材37をフレ−ム38に対し適宜の調整機構を介して
上下方向に移動調節自在とする構成である。台木苗供給
装置4に台木苗が人手により供給されると、台木検出セ
ンサ−(図示省略)の検出結果により台木供給ハンドが
閉じて台木苗を把持する。
【0016】そして、次に台木ハンド16が開いた状態
で台木苗供給装置4内に進入し、供給されている台木苗
の胚軸を把持する。台木ハンド16により把持された台
木苗は台木カッタ−6の切断作用位置まで搬送される。
この切断作用位置での台木苗は、台木カッタ−6の作用
により台木苗の子葉を一枚残してその他の子葉部分が切
り落される。切断された台木はなおも台木ハンド16に
より接合部3に搬送され、この接合部3で接合装置10
によって前記穂木苗搬送装置8にて搬送されてきた穂木
と接合される。
【0017】そして、この台木と穂木とが図8〜図10
に示す通りクリップCにて接合されて接ぎ木されること
になるが、この時、タイミング良く胚軸切断装置30が
作用し、切断刃33にて所定の胚軸長さ(L)に切断処
理され、一部の胚軸部と根部とが切り落されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木ロボットの平面図
【図2】同上要部の正面図
【図3】同上要部の平面図
【図4】斜視図
【図5】斜視図
【図6】正面図
【図7】正面図
【図8】接ぎ木苗の側面図
【図9】同上正面図
【図10】同上平面図
【符号の説明】
A 接ぎ木部 B クリップフ
イ−ダ部 1 台木部 2 穂木部 3 接合部 4 台木苗供給
装置 5 台木苗搬送装置 6 台木カッタ
− 7 穂木苗供給装置 8 穂木苗搬送
装置 9 穂木カッタ− 10 接合装置 11 台木搬送用回転アクチュエ−タ 12 台木搬送
ア−ム支持体 13 回転軸 14 台木搬送
ア−ム押出シリンダ 15 台木搬送ア−ム 16 台木ハン
ド 17 台木把持用シリンダ 18 カッタ−
駆動用モ−タ 19 支柱 20 回転軸 21 カッタア−ム 22 取付プレ
−ト 23 カッタ−刃 24 ピン 25 蝶ボルト 26 ガイドロ
−ラ 27 カッタ−カバ− 28 蝶番 29 マグネットキャッチ 30 胚軸切断
装置 31 切断ア−ム 32 切断刃保
持具 33 切断刃 34 切断刃固
定具 35 ロ−タリアクチュエ−タ 36 軸 37 支持部材 38 フレ−ム 39 ステ− 40 取付ボル
ト 41 胚軸切断カバ−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗供給装置4に供給される台木苗及
    び穂木苗供給装置7に供給される穂木苗を各々の苗の搬
    送装置5,8により各々のカッタ−6,9の切断位置ま
    で搬送し、それぞれ切断した台木苗と穂木苗を更に各々
    の搬送装置で接合位置まで搬送して接合する接ぎ木ロボ
    ットであって、前記台木搬送装置により搬送される台木
    苗を少なくとも穂木苗に対する接合部からの胚軸長さが
    40〜60mm程度の範囲内にある位置で切断処理する
    ことを特徴とする接ぎ木ロボット。
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