JP3296009B2 - 接木機械 - Google Patents

接木機械

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JP3296009B2
JP3296009B2 JP07379193A JP7379193A JP3296009B2 JP 3296009 B2 JP3296009 B2 JP 3296009B2 JP 07379193 A JP07379193 A JP 07379193A JP 7379193 A JP7379193 A JP 7379193A JP 3296009 B2 JP3296009 B2 JP 3296009B2
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盛和 溝田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接木機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接木機械において、切断刃により
台木苗及び穂木苗を切断する切断機構を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記切断機構の切断刃
は、苗の茎を切断するようになっているので、苗の切断
面から吐出する樹液が付着して切味が低下し、苗の切断
が良好に行えなくなるおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、台木苗支持
枠15a及び穂木苗支持枠15bで支持された台木苗及
び穂木苗を切断刃34a,34bにより切断する切断機
構8a,8bと、該切断機構8a,8bで切断された台
木苗及び穂木苗を接木する接木機構7a,7bを設けた
接木機械において、前記切断機構8a,8bが所定位置
で停止する構成 とすると共に、該所定位置にある切断機
構8a,8bの切断刃34a,34bに接触して該切断
刃34a,34bを洗浄するスポンジ37,37を設け
たことを特徴とする接木機械の構成とする。
【0005】
【発明の作用】この接木機械は、台木苗支持枠15a及
び穂木苗支持枠15bで支持された台木苗及び穂木苗を
前記切断機構8a,8bの切断刃34a,34bにより
切断し、切断された台木苗及び穂木苗を接木機構7a,
7bで接木する。そして、スポンジ37,37に水等を
吸水させた状態で、スポンジ37,37所定位置で停
止している前記切断刃34a,34bに接触すると、ス
ポンジ37,37から水等の洗浄液が染み出て、切断刃
34a,34bに付着する樹液を洗浄液で薄めたり切断
刃34a,34bに付着する切断屑等を洗浄液で洗い流
したりして除去し、該切断刃34a,34bを洗浄す
る。
【0006】
【発明の効果】よって、スポンジ37,37から染み出
る洗浄液で所定位置で停止している切断機構8a,8b
の切断刃34a,34b洗浄するように構成したの
で、切断刃34a,34bの洗浄時に前記水等が飛び跳
ねにくく、必要な洗浄液の少量化を図りつつ該洗浄液を
切断刃34a,34bに確実に供給できて切断刃34
a,34bを確実に洗浄することができ、切断刃34
a,34bの切味の低下を防止して苗の切断を良好に行
うことができ、苗の接合を良好に行える。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、台木苗と穂木苗とを接木する接木機械
1を示すものである。前記接木機械1は、機体フレーム
2内下部にコンプレッサ3及び各電磁弁4を設け、該機
体フレーム2左側の上方中央部には、クリップを貯留及
び移送供給するクリップ貯留装置5及びクリップ供給装
置6等を設け、右側の上方前後両側には、接木機構7
a,7b及び切断機構8a,8bを設け、該機体フレー
ム2一側部には、操作装置9を設けた構成であり、これ
によってクリップの移送供給工程を短かくし、又該接木
機械1全体をコンパクトに形成した構成としている。
【0008】椅子10は、機体フレーム2の右側の前後
両側に設け、作業椅子支持ボス11を該機体フレーム2
に装着し、この作業椅子支持ボス11へ作業椅子回転ア
ーム12の一端部を左右方向回転自在で、ピン12′等
の抜き差しにより着脱自在に装着した構成であり、該作
業椅子回転アーム12の他端部には椅子支持棒13を上
下摺動自在に挿入し、該椅子支持棒13上端部には該椅
子10を装着し、この椅子10の下面部と該作業椅子回
転アーム12上面部との間で、該椅子支持棒13にはス
プリング14を設け、該椅子10を弾発させる構成とし
ている。又該椅子10の腰掛ける上面部は、人が腰掛け
たときの地上高は、約35cm〜40cm位置になる構
成としていて、接木苗供給作業のときに、該椅子10へ
人が腰掛けて作業を行うのに最適位置とした構成として
いる。
【0009】この実施例では、椅子10を機体フレーム
2に対して着脱自在に設けているが、一体に設けてもよ
い。前記接木機構7a,7bは、供給される台木苗を支
持する台木苗支持枠15a及びこの台木苗を引継ぎ挟持
して移送する台木苗接木装置16aよりなり、又供給さ
れる穂木苗を支持する穂木苗支持枠15b及び穂木苗を
引継ぎ挟持して移送する穂木苗接木装置16bよりなる
構成としている。
【0010】前記台木苗・穂木苗支持枠15a,15b
は、機体フレーム2のベース17の左側の前後側に設
け、倒コ字形状の苗供給受枠18下部には、両側に大・
小幅の苗挿入孔19a,19bを設けた倒コ字状の苗受
板20を設け、この苗供給受枠18はスプリング、取付
ピン及びナット等で回動自在に構成し、ストッパピンは
苗の茎径の大小により、ストッパピン孔を選定して挿入
する構成であり、又台木苗及び穂木苗を検出する台木苗
センサ及び穂木苗センサ(図示せず)は、該ベース17
の下側でこれら台木苗支持枠15aと穂木苗支持枠15
bとの内側の上端部近傍に設け、これら各苗センサの検
出により、接木機構7a,7bが始動する構成としてい
る。
【0011】前記台木苗接木装置16aは、ベース17
左側の後方部に設け、押し出しシリンダ21、台木苗子
葉ローラ22、ハンド部23及び子葉支持板24等より
なる構成であり、台木苗支持枠15aの苗受板20へ挿
入供給された台木苗は、該ハンド部23で引継ぎ挟持し
て所定位置へ回動し、この所定位置でこの台木苗接木装
置16aの該ハンド部23で保持した台木苗の子葉下側
を保持する子葉支持板24が所定位置へ回動して、この
子葉支持板24で首吊り状態に台木苗を支持すると共
に、該ハンド部23の挟持が開状態になる構成としてい
る。
【0012】この台木苗は吐出空気によって所定位置へ
下降され、再度ハンド部23で挟持すると同時に、台木
苗の一方側の子葉は、ベース17に貫通状態に設けた子
葉押え板24′が下降して押えられる構成としている。
前記穂木苗接木装置16bは、ベース17左側の前方部
に設け、押し出しシリンダ25及びハンド部26等より
なる構成であり、穂木苗支持枠15bの苗受板20へ挿
入供給された穂木苗は、該ハンド部26で引継ぎ挟持し
て所定位置へ回動する構成である。
【0013】前記切断機構8a,8bは、ベース17左
側の前後部に設け、カッタロータ27、カッタアーム2
8、中央部の幅を狭く形成したカッタ取付板29、カッ
タアーム調節ネジ30、カッタネジ受31、切断案内ロ
ーラ31′、カッタ押え板(A)32,(B)33、及
び切断刃34a,34b等よりなる構成である。前記切
断機構8aは、台木苗を保持した台木苗接木装置16a
が所定位置へ回動して停止すると、この切断機構8aは
下から上へ回動する構成であり、この切断機構8aの回
動により、該台木苗接木装置16aに挟持して保持した
台木苗は、子葉を押えた側の子葉を残して茎の所定位置
を斜めに切断刃34aで切断して、この切断されなかっ
た子葉を一枚残した土付き茎は、該台木苗接木装置16
aで挟持して保持されて残る構成であり、該切断機構8
aは上下調節具32′aのハンドル33′aの回動によ
り、上下調節可能な構成としている。
【0014】前記切断機構8bは、穂木苗を保持した穂
木苗接木装置16bが所定位置へ回動して停止すると、
この切断機構8bは上から下へと回動する構成であり、
この切断機構8bの回動により、該穂木苗接木装置16
bに保持した穂木苗は、子葉下側の茎の所定位置を斜め
に切断刃34bで切断して、この切断済みの子葉及び芽
(本葉)を残した茎は、該穂木苗接木装置16bで保持
される構成であり、該切断機構8bは上下調節具32′
bのハンドル33′bの回動により、上下調節可能な構
成としている。
【0015】前記台木苗・穂木苗接木装置16a,16
bは、台木苗及び穂木苗の切断が終了すると、所定位置
へ回動して所定位置へ移動し、切断済み台木苗と穂木苗
との切断部が接合状態になって待機する構成としてい
る。カッタ洗浄機構35,35は、切断機構8a,8b
の下側に設け、箱体に形成した洗浄ケース36,36、
この洗浄ケース36,36内に収納した樹脂等よりなる
スポンジ37,37、エアーシリンダ38,38をエア
ーシリンダ取付板39,39へ夫々装着した構成であ
り、該スポンジ37,37には水等を吸水させてあり、
該エアーシリンダ38,38の軸先端部には、該洗浄ケ
ース36,36の底板の中央部を装着した構成としてい
る。
【0016】前記切断機構8a,8bで台木苗及び穂木
苗の切断が終了し、これら切断機構8a,8bが所定位
置へ回動して停止すると、該エアーシリンダ38,38
が始動し、このエアーシリンダ38,38の軸が上方へ
摺動移動し、洗浄ケース36,36が上方へ移動して、
スポンジ37,37が該切断機構8a,8bの切断刃3
4a,34bに接触して、これら切断刃34a,34b
に付着する樹液及び切断屑等を、該スポンジ37,37
の水で自動洗浄する構成であり、これにより、作業者が
切断屑を手で除去する必要がなく危険防止ができ、又樹
液が水で薄められたり、洗い流されることにより、該切
断刃34a,34bの切味の低下を防止する構成として
いる。
【0017】前記クリップ貯留装置5は、クリップを貯
留及び移送する貯留タンク40、移送通路筒(A)41
及び移送通路筒(B)42等よりなる構成であり、該貯
留タンク40内へ貯留されたクリップは、該貯留タンク
40と連接して一体に構成した該移送通路筒(A)41
との揺動回転により、該貯留タンク40の下段部底から
上段部底上の外周部へ順次寄せられて、この外周部を経
て該移送通路筒(A)41のクリップ供給溝内を、クリ
ップの挟持部が閉状態で揺動移送され、この移送通路筒
(A)41の終端部まで移送されて停止する構成であ
り、該移送通路筒(A)41の移送方向中間部には、該
クリップ供給溝内を揺動移送されて通過するクリップの
有無を検出するクリップセンサ(図示せず)を設けた構
成としている。
【0018】前記移送通路筒(B)42は、移送通路筒
(A)41終端部と所定の隙間を有して設け、この移送
通路筒(B)42の底板の終端部の前後側には、前後方
向へエアーシリンダ43,43で連結杆44,44を経
て前後に開閉する開閉板45,45を設け、クリップ供
給装置6で移送通路筒(A)41の終端部まで移送され
て停止したクリップは、該移送通路筒(B)42のクリ
ップ供給溝内を押し出されながら、クリップの挟持部が
閉状態から開状態に変更される。更に該開閉板45,4
5間に形成するクリップ供給溝内を、クリップの挟持部
が開状態で、該移送通路筒(B)42終端部から所定距
離先まで押し出されて停止する構成であり、この停止位
置は台木苗及び穂木苗の接合部の停止位置になる構成で
ある。又クリップが停止すると同時に、該開閉板45,
45が前後方向へ開状態となり、これによってクリップ
が閉状態となって、苗木の接合部がつままれて接木が終
了し、これと同時にクリップ供給装置6で接木済み苗木
は押し出されて、回転駆動する下側の移送コンベア(図
示せず)上へ排出されると同時に、台木苗・穂木苗接木
装置16a,16bは、初期の台木苗及び穂木苗を引継
ぎ挟持する状態に回動して、元の状態に戻り待機状態に
なる構成としている。
【0019】前記クリップ供給装置6は、エアーシリン
ダ46、及びクリップ押し出し具47等よりなる構成で
あり、このエアーシリンダ46の始動により、シリンダ
軸を介してこのクリップ押し出し具47が左右へ摺動移
動し、このクリップ押し出し具47でクリップ中央部を
押し出す構成としている。前記コンプレッサ3は、この
コンプレッサ3から供給される空気は、操作装置9から
の信号で、開閉状態に制御される各電磁弁4を経て、各
エアーシリンダ21,25,38,43,46等を経て
接木機械1の各駆動部を始動及び停止制御する構成とし
ている。
【0020】前記操作装置9は、機体フレーム2の一側
部に装着され、この操作装置9は箱形状で、この箱体の
表面板には、電源スイッチ48、作業スピード(接木工
程間隔時間)を設定するスピード設定抓み49、スター
トスイッチ50、リセットスイッチ51、各マニュアル
スイッチ52,52、各部異常発生個所をランプで表示
する各種点灯ランプ53,53,53,53、カウンタ
54、及びブザー55等を設けた構成であり、内部には
シーケンサ(図示せず)を有する制御装置56を設け、
このシーケンサへ該操作装置9の操作の入力及び各セン
サの入力等により、このシーケンサで接木機械1の各駆
動部を始動及び停止制御する構成としている。
【0021】図12及び図13の他の実施例の如く、操
作装置57の箱体の表面部には、作業能力(接木工程間
隔時間)を調節する調節タイマ58を設け、其の他は上
記の操作装置9のスピード設定抓み49以外は、全て設
けた構成としている。前記調節タイマ58は、操作位置
によって、台木苗・穂木苗支持枠15a,15bへ台木
苗及び穂木苗を供給して、これら供給された台木苗及び
穂木苗を台木苗・穂木苗センサが検出してから、台木苗
・穂木苗接木装置16a,16bが始動開始するまでの
時間を選定して設定できる構成としている。
【0022】前記操作装置57の制御装置56による接
木機械1の作業制御は、下記の如く行われる構成であ
る。即ち、接木作業がスタートされ(ステップ10
1)、調節タイマ58が所定位置へ操作されてONか検
出され(ステップ102)、NOと検出されるとステッ
プ101へ戻り、YESと検出されるとクリップ有りか
検出され(ステップ103)、NOと検出されるとステ
ップ103へ戻り、YESと検出されると台木苗の有無
が台木苗センサで検出され(ステップ104)、無しと
検出されるとステップ103へ戻り、有りと検出される
と台木苗接木装置16aで台木苗が保持され(ステップ
105)、この台木苗接木装置16aで所定位置へ移送
され(ステップ106)、切断機構8aの切断刃34a
で台木苗は所定位置より切断され(ステップ107)、
切断済み台木苗は該台木苗接木装置16aで移送され
(ステップ108)、又ステップ103でYESと検出
されると穂木苗の有無が穂木苗センサで検出され(ステ
ップ109)、無しと検出されるとステップ103へ戻
り、有りと検出されると穂木苗接木装置16bで穂木苗
が保持され(ステップ110)、この穂木苗接木装置1
6bで所定位置へ移送され(ステップ111)、切断機
構8bの切断刃34bで穂木苗は所定位置より切断され
(ステップ112)、切断済み穂木苗は該穂木苗接木装
置16bで移送され(ステップ113)、切断済み台木
苗と穂木苗との切断部が接合され(ステップ114)、
クリップはクリップ貯留装置5及びクリップ供給装置6
で揺動移送及び押し出されて、この接合部をこのクリッ
プでつままれて接木終了となり(ステップ115)、カ
ウンタ54でカウントされたか検出され(ステップ11
6)、NOと検出されるとステップ102へ戻り、YE
Sと検出されると接木済み苗木は排出され(ステップ1
17)、接木作業が終了する(ステップ118)。上記
により、作業者の苗供給能力によって、該調節タイマ5
8を操作して作業間隙時間を設定することにより、苗木
の供給ミスによる接木不良の発生を防止することがで
き、又作業者の危険防止にもなる構成としている。
【0023】以下、上記実施例の作用について説明す
る。接木機械1で苗木の接木を行うときは、作業者が機
体フレーム2の前後両側に設けた椅子10にそれぞれ腰
掛けて、作業者の苗供給能力に応じて、操作装置9のス
ピード設定抓み49を所定位置へ操作して、接木工程間
隔時間を設定して、椅子10,10近傍の各苗搭載台1
4′a,14′b上に別々に搭載した台木苗及び穂木苗
の内の台木苗は接木機構7aの台木苗支持枠15aへ一
方側の作業者によって挿入供給され、又穂木苗は接木機
構7bの台木苗支持枠15bへ他方側の作業者によって
挿入供給されて、スタートスイッチ50を操作すること
により、この操作と台木苗センサ及び穂木苗センサが台
木苗及び穂木苗の検出入力によって、上記で設定した接
木工程開始までの所定時間が経過すると、この接木機械
1が始動する。
【0024】前記接木機構7a,7bの台木苗接木装置
16a及び穂木苗接木装置16bのハンド部23,26
で、台木苗・穂木苗支持枠15a,15bで支持した台
木苗及び穂木苗を引継ぎ挟持して、所定位置へ回動して
停止し、台木苗は子葉支持板24で首吊り状態に支持さ
れて、該ハンド部23が開き、吐出空気によって台木苗
は所定位置へ下降し、再度ハンド部23で挟持すると同
時に、台木苗の一方側の子葉を子葉押え板24′が下降
して押える。
【0025】切断機構8aの切断刃34aは下から上へ
回動し、台木苗の子葉下側の茎の所定位置を斜めに子葉
一枚残して切断して、子葉一枚と土付き茎とが残る。切
断機構8bの切断刃34bは上から下へ回動し、穂木苗
の子葉下側の茎の所定位置を斜めに切断して、この両子
葉と茎の一部とが残る。台木苗接木装置16a及び穂木
苗接木装置16bが回動して所定位置へ移動し、切断済
み台木苗と穂木苗との切断部が接合状態になる。
【0026】クリップ貯留装置5の貯留タンク40内へ
収容されたクリップは、この貯留タンク40から移送通
路筒(A)41へクリップの挟持部が閉状態で揺動移送
されて終端部で停止し、クリップ押し出し具47でクリ
ップの中央部が押されて、移送通路筒(B)42をクリ
ップの挟持部が閉状態から開状態に順次変化しながら、
更に開閉板45,45間を開状態で苗木の接合部まで押
し出されて停止し、この開閉板45,45が開状態に作
動して、クリップの挟持部が閉状態になり、苗木の接合
部をつまみ接木が終了し、該クリップ押し出し具47で
所定位置へ押し出されて、下部の移送コンベアへ接木済
み苗木を排出する。
【0027】尚、この接木機械1は、機体フレーム2両
側の内側に台木苗を支持する台木苗支持枠15a及び穂
木苗を支持する穂木苗支持枠15bと、これらの支持枠
15a,15bに支持された台木苗及び該穂木苗を切断
する切断機構8a,8bと、該切断機構8a,8bによ
り切断された台木苗及び該穂木苗を接木する接木機構7
a,7b等を設け、該機体フレーム2の両側部の所定位
置に接木苗供給作業用の椅子10を設けた構成となって
いる。
【0028】よって、接木機械で接木作業を行う2人の
作業者は、椅子10,10に腰掛けて台木苗及び穂木苗
の供給から接木終了まで行うことができ、これによって
作業者の疲労を大巾に軽減させることができ、又作業能
率を低下させることなく接木作業を継続することができ
る。従来、機体フレーム両側の内側に台木苗を支持する
台木苗支持枠及び穂木苗を支持する穂木苗支持枠と、こ
れらの支持枠に支持された台木苗及び該穂木苗を切断す
る切断機構と、該切断機構により切断された台木苗及び
該穂木苗を接木する接木機構等を設けた接木機械がある
が、前記機体フレームには接木苗供給作業用の椅子等は
有しない構成であったので、接木作業において、作業者
が起立姿勢で苗木の供給及び始動スイッチの操作等を行
うことにより、2人の作業者の疲労が大きく、又作業能
率が低下することがあった。ところが、接木苗供給作業
用の椅子10を設けることにより、これらの問題点を解
消することができる。
【図面の簡単な説明】図は、この発明の一実施例を示す
ものである。
【図1】要部の拡大正面図
【図2】接木機械の全体正面図
【図3】接木機械の全体平面図
【図4】接木機械の左側面図
【図5】接木機械の右側面図
【図6】接木機構部の拡大側面図
【図7】カッタ洗浄機構部の一部破断せる拡大側面図
【図8】カッタ洗浄機構部の拡大正面図
【図9】操作装置の一部破断せる拡大正面図
【図10】台木苗、及び穂木苗支持枠拡大正面図
【図11】台木苗、及び穂木苗支持枠拡大平面図
【図12】他の実施例を示す図で、操作装置の一部破断
せる拡大正面図
【図13】他の実施例を示す図で、フローチャート
【符号の説明】1 接木機械 7a 接木機構 7b 接木機構 8a 切断機構 8b 切断機構 15a 台木苗支持枠 15b 穂木苗支持枠34a 切断刃 34b 切断刃 37 スポンジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗支持枠15a及び穂木苗支持枠1
    5bで支持された台木苗及び穂木苗を切断刃34a,3
    4bにより切断する切断機構8a,8bと、該切断機構
    8a,8bで切断された台木苗及び穂木苗を接木する接
    木機構7a,7bを設けた接木機械において、前記切断
    機構8a,8bが所定位置で停止する構成とすると共
    に、該所定位置にある切断機構8a,8bの切断刃34
    a,34bに接触して該切断刃34a,34bを洗浄す
    スポンジ37,37を設けたことを特徴とする接木機
    械。
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