JP3298222B2 - 接木機械のクリップ供給装置 - Google Patents

接木機械のクリップ供給装置

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JP3298222B2
JP3298222B2 JP08904193A JP8904193A JP3298222B2 JP 3298222 B2 JP3298222 B2 JP 3298222B2 JP 08904193 A JP08904193 A JP 08904193A JP 8904193 A JP8904193 A JP 8904193A JP 3298222 B2 JP3298222 B2 JP 3298222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接木機械のクリップ
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、接木機械の各切断機構で切断さ
れた台木苗と穂木苗とは、各接木機構で挟持して、これ
ら切断済み台木苗と穂木苗との切断部が接合された状態
の所定位置で停止される。接木部を挾持するクリップ
は、一対の足部の開閉により開閉する挟持部にて台木苗
と穂木苗との接合部を挟持すると共に、挟持部の開状態
で一対の足部の開閉方向外側面の間隔が該足部先端へい
くほど大きくなる構成となっており、クリップ供給機構
の広巾クリップ供給溝を閉状態で揺動移送されて該広巾
クリップ供給溝の終端部で停止され、この広巾クリップ
供給溝から狭巾クリップ供給溝へ変更する変化部をエア
ーシリンダが始動してクリップの中央部が押されて押し
出されながら、クリップは変化部の終端部で閉状態から
開状態に変更され、このクリップは開状態で該狭巾クリ
ップ供給溝に沿って押されて該狭巾クリップ供給溝の終
端部から開状態になったこのクリップの挟持部が所定距
離押し出された所定位置で停止し、クリップの挟持部が
開状態となったこの挟持部へ苗木の接木部が挿入された
状態になると、クリップの挟持部は閉状態となり、苗木
の接木部を挾持すると共に、該エアーシリンダが再始動
して接木済み苗木は所定位置まで押し出されて接木は終
了するが、該広巾クリップ供給溝から該狭巾クリップ供
給溝への該変化部は、移送方向へテーパー状態に変化し
たクリップ供給装置であった。
【0003】また、狭巾クリップ供給溝に沿って該狭巾
クリップ供給溝の終端部から挟持部が所定距離押し出さ
れた所定位置で停止するまでのクリップの供給溝は、前
記狭巾クリップ供給溝を延長した構成であり、クリップ
供給方向に沿って設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この接木作業のとき
に、広巾クリップ供給溝から変化部のテーパー部を経て
狭巾クリップ供給溝へとクリップを移送するときに、該
変化部の該テーパー部から該狭巾クリップ供給溝へ変化
する位置の通路は、鈍角ではあるが角があり、クリップ
は該変化部の該テーパー部を中央部を押されながら押し
出されて、この角部でクリップの挟持部が開口し始める
が、この角部での移送時の開口荷重が大きく、又開口荷
重のばらつきが大きく、このためクリップのばねが破損
することがあったり、又クリップが所定位置まで供給さ
れないことがあり、これにより苗木の接木部をクリップ
で挾持するときに挾持不良が発生することがあった。
【0005】また、狭巾クリップ供給溝の終端部から所
定距離押し出された所定位置で停止するまでのクリップ
の供給溝がクリップ供給方向に沿って設けられているた
めに、クリップが前記所定位置で安定して供給されない
ことがあり、これにより苗木の接木部をクリップで挾持
するときに挾持不良が発生することがあった。本発明
は、この問題点を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、一対の足部の開閉により開閉する挟持部に
台木苗と穂木苗との接合部を挟持すると共に、挟持部
の開状態で一対の足部の開閉方向外側面の間隔が該足部
先端へいくほど大きくなる構成のクリップ10′を供給
する接木機械のクリップ供給装置において、前記挟持部
を閉状態にしてクリップ10′案内する広巾クリップ
供給溝28、及び挟持部を開状態にしてクリップ10′
案内する狭巾クリップ供給溝42を備え、クリップ1
0′を広巾クリップ供給溝28から狭巾クリップ供給溝
42を通過させて開状態の挟持部が狭巾クリップ供給溝
の終端部46から所定距離押し出された所定位置まで供
給する構成とし、広巾クリップ供給溝28から狭巾クリ
ップ供給溝42への供給部41をクリップ10′移送方
向へいくにつれて狭巾に構成すると共に移送されるクリ
ップ10′側へ凸状となる平面視円弧状43に形成し
狭巾クリップ供給溝の終端部46をクリップ10′移送
方向の終端側が狭巾となるようクリップ供給方向に対し
て傾斜状に形成してなる接木機械のクリップ供給装置の
構成とする
【0007】
【発明の作用】請求項1に記載の接木機械のクリップ供
給装置によると、台木苗と穂木苗との接合部を挟持部に
挾持するクリップ10′が挟持部を閉状態にしてクリ
ップ供給機構の広巾クリップ供給溝28内に案内されて
移送し、更にこの広巾クリップ供給溝28から狭巾クリ
ップ供給溝42への供給部41の円弧状43部をクリッ
プ10′を順次通過させながらクリップ10′の挟持部
を閉状態から開状態に変更する。このとき、供給部41
をクリップ10′移送方向へいくにつれて狭巾に構成す
ると共に移送されるクリップ10′側へ凸状となる平面
視円弧状43に形成しているので、クリップ10′の足
部先端近傍が該円弧状43部に接してクリップ10′の
移送につれて該クリップ10′の挟持部を開く変化量が
徐々に小さくなる状態で挟持部を開いていく。その後
このクリップ10′は、挟持部が開状態のままクリッ
プ10′移送方向の終端側が狭巾となるようクリップ供
給方向に対して傾斜状に形成された狭巾クリップ供給溝
の終端部46から所定距離押し出された所定位置まで
給されると、該終端部46でクリップ10′の一対の足
部の開閉方向外側面がクリップ供給溝46の前記傾斜状
の内面に接して合致し、クリップ10′が無闇にクリッ
プ供給方向へ移動しにくくなり、該終端部46でクリッ
プ10′の位置決めが安定する。そして、クリップ1
0′の開状態となった挟持部へ台木苗と穂木苗とが接合
された状態で挿入された後、クリップ10′の挟持部が
閉状態となり、苗木の接木部をこのクリップ10′で挾
持して接木される
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明により、クリップ10′
は広巾クリップ供給溝28から供給部41を経て狭巾ク
リップ供給溝42へと供給されるが、この供給部41
クリップ10′移送方向へいくにつれて狭巾に構成する
と共に移送されるクリップ10′側へ凸状となる平面視
円弧状43に形成したことにより、クリップ10′の移
送につれて該クリップ10′の挟持部を開く変化量が徐
々に小さくなる状態で挟持部を開口することとなり、
リップ10′の移送に伴う開口荷重が小さくなると共
に、開口荷重のばらつきも小さくなり、クリップ10′
破損防止ができ、又クリップ10′を適正な状態で
実に供給することができる。更に、狭巾クリップ供給溝
の終端部46でクリップ10′の一対の足部の開閉方向
外側面がクリップ供給溝46のクリップ10′移送方向
の終端側が狭巾となる前記傾斜状の内面に接して合致す
るので、クリップ10′が無闇にクリップ供給方向へ移
動しにくくなると共にクリップ10′の振れが防止され
て該終端部46でクリップ10′が適正な位置へ安定し
て供給され、苗木の接合部を挟持部にて確実に挟持で
、このクリップ10′での接木部の挾持不良を防止す
ることができた
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、台木苗と穂木苗とを接木する接木機械
1を示すものである。前記接木機械1は、機枠2内下部
にコンプレッサ3及び各電磁弁4を設け、上部にはクリ
ップ10′を貯留及び移送供給するクリップ貯留装置5
及びクリップ供給装置6等よりなるクリップ供給機構
7、接木機構8a,8b、切断機構9a,9b及び操作
装置10等よりなる構成である。
【0010】前記接木機構8a,8bは、供給される台
木苗を支持する台木苗支持枠11、供給される穂木苗を
支持する穂木苗支持枠12、これら台木苗及び穂木苗を
挟持移送して所定位置で停止して、切断機構9a,9b
で切断された切断済み台木苗及び穂木苗を挟持移送し
て、切断部を接合する台木接木装置11′及び穂木接木
装置12′等よりなる構成である。
【0011】前記台木苗支持枠11及び穂木苗支持枠1
2は、機枠2に設けたベース13の左側の前後側に設
け、倒コ字形状の苗供給受枠14下部には、両側に大・
小幅の苗挿入孔15a,15bを設けた倒コ字状の苗受
板16を設け、この苗供給受枠14はスプリング、取付
ピン及びナット等で回動自在に構成し、ストッパピンは
苗の茎径の大小により、ストッパピン孔を選定して挿入
する構成である。又台木苗及び穂木苗を検出する台木苗
センサ及び穂木苗センサ(図示せず)は、該ベース13
下側でこれら台木苗支持枠11と穂木苗支持枠12との
内側の上端部近傍位置に設け、これら各苗センサの検出
により、接木機構8a,8bが始動する構成としてい
る。
【0012】前記台木接木装置11′は、ベース13左
側の後方部に設け、押し出しシリンダ17、台木苗子葉
ローラ18、ハンド部19及び子葉支持板20等よりな
る構成であり、台木苗支持枠11の苗受板16へ挿入供
給された台木苗は、該ハンド部19で引継ぎ挟持して所
定位置へ回動し、この所定位置でこの台木接木装置1
1′の該ハンド部19で保持して台木苗の子葉下側を保
持する子葉支持板20が所定位置へ回動して、この子葉
支持板20で首吊り状態に台木苗を支持すると共に、該
ハンド部19の挟持が開状態になる構成である。
【0013】この台木苗は吐出空気によって所定位置へ
下降され、再度ハンド部19で挟持すると同時に、台木
苗の一方側の子葉は、ベース13に貫通状態に設けた子
葉押え板21が下降して押えられる構成としている。前
記穂木接木装置12′は、ベース13左側の前方部に設
け、押し出しシリンダ22及びハンド部23等よりなる
構成であり、穂木苗支持枠12の苗受板16へ挿入供給
された穂木苗は、該ハンド部23で引継ぎ挟持して所定
位置へ回動する構成としている。
【0014】前記切断機構9a,9bは、ベース13左
側の前後方部に設け、台木苗を保持した台木接木装置1
1′が所定位置へ回動して停止すると、該切断機構9a
が下から上へと回動する構成であり、この切断機構9a
の回動により、該台木接木装置11′に挟持して保持し
た台木苗は、子葉を押えた側の子葉を残して茎の所定位
置を斜めに切断刃24aで切断して、この切断されなか
った子葉を一枚残した土付き茎は、該台木接木装置1
1′で挟持して保持されて残る構成である。又穂木苗を
保持した該穂木接木装置12′が所定位置へ回動して停
止すると、該切断機構9bが上から下へと回動する構成
であり、この切断機構9bの回動により、該穂木接木装
置12′に保持した穂木苗は、子葉下側の茎の所定位置
を斜めに切断刃24bで切断して、この切断済みの子葉
及び芽(本葉)を残した茎は、該穂木接木装置12′で
保持される構成であり、これら切断機構9a,9bは上
下調節具25a,25bのハンドル26a,26bの回
動により、夫々別々に上下調節可能な構成としている。
【0015】前記台木接木装置11′及び穂木接木装置
12′は、台木苗及び穂木苗の切断が終了すると、所定
位置へ回動して所定位置へ移動し、切断済み台木苗と穂
木苗との切断部が接合状態になって待機する構成として
いる。前記クリップ供給機構7のクリップ貯留装置5
は、前記機枠2の右側のほぼ中央部に設け、このクリッ
プ貯留装置5は、クリップ10′を貯留する貯留タンク
27と広巾クリップ供給溝28を有してクリップを移送
する移送通路筒29とよりなり、これら貯留タンク27
と移送通路筒29は連接した構成であり、このクリップ
貯留装置5は揺動回転する構成であり、該貯留タンク2
7内へ貯留されたクリップ10′は、該貯留タンク27
の下段部底から上段部底上の外周部へ順次寄せられて、
この外周部を経て平面視S字状に形成された移送通路筒
29の該広巾クリップ供給溝28内を揺動移送されて終
端部で停止する構成であり、該広巾クリップ供給溝28
へ供給のときに、逆方向を向いたクリップ10′及びク
リップ10′で該広巾クリップ供給溝28が満量状態の
ときは、クリップ10′は貯留タンク27内へ還元する
構成としている。
【0016】前記移送通路筒29は、広巾クリップ供給
溝28内をクリップ10′の挟持部が閉状態で揺動移送
される構成であり、この移送通路筒29は、図3の如く
下部に中央溝30を有する底板31、中間部の前後両側
の側板32,32及び上部の前後両側に中央部に開口3
3を形成する上板34,34を設けた構成であり、該広
巾クリップ供給溝28は平面視該側板32,32間に形
成した構成としている。
【0017】前記クリップ供給機構7は、移送通路筒2
9の移送方向先端側で、支持具30′へ固定して設け、
該クリップ供給機構7は、図4の如く下部に移送通路筒
29の底板31の中央溝30とほぼ同じ巾の中央溝35
を有する底板36、中間部の前後両側に側板37,37
及び上部の前後両側に該移送通路筒29の上板34,3
4間に形成した開口33と同じ巾から順次変化して狭巾
とした中央部に開口38を形成する上板39,39を設
けた構成であり、該側板37,37は、上下方向中央部
にクリップスプリング溝40を設け、このクリップスプ
リング溝40,40間をクリップ10′のばねが通過す
る構成であり、該側板37,37間にはクリップ移送方
向始端部より、変化部41と狭巾クリップ供給溝42と
を形成し、該変化部41は平面視広巾クリップ供給溝2
8部巾から該狭巾クリップ供給溝42へ円弧状43で該
狭巾クリップ供給溝42へ接線で接すべく形成し、この
変化部41の該円弧状43部へクリップ10′の足先端
近傍部が接触する構成であり、この変化部41をクリッ
プ10′が移動中に、このクリップ10′の挟持部が閉
状態から開状態に変化し、更に該狭巾クリップ供給溝4
2内を開状態で移送される構成であり、該底板36は該
側板37,37及び該上板39,39より長い構成とし
ている。尚、図1に示すように、前記円弧状43部をク
リップ10′移送方向へいくにつれて狭巾に構成すると
共に変化部41で案内されるクリップ10′側へ凸状と
なる形状で該狭巾クリップ供給溝42へ接線で接する形
状に形成したことにより、クリップ10′を変化部41
から狭巾クリップ供給溝42へ挾持部を開きながらスム
−ズに移送することができる。
【0018】開閉挟持板44,44は、クリップ供給機
構7の底板36上側の先端部へ前後方向へエアーシリン
ダ45,45で摺動自在に設け、該開閉挟持板44,4
4間は平面視狭巾クリップ供給溝46を形成し、この狭
巾クリップ供給溝46のクリップ10′移送方向の始端
側は、狭巾クリップ供給溝42と同じ巾に形成し、終端
側は始端側より狭巾に形成して平面視傾斜状態にし、ク
リップ10′の足部を該開閉挟持板44,44で確実に
挟持して、このクリップ10′の振れを防止する構成と
して、苗木の接合部を確実に挟持させる構成である。該
開閉挟持板44と該エアーシリンダ45の軸とは連結板
47で連接した構成とし、この開閉挟持板44,44に
はクリップスプリング溝46′,46′を設けた構成と
している。
【0019】前記上板39,39は、上板36,36上
側へ所定長さ重ね合せ、又開閉挟持板44,44の上側
へも重ね合せた構成としている。クリップ押し出し機構
48は、エアーシリンダ49及びクリップ押し出し具5
0等よりなる構成であり、広巾クリップ供給溝28終端
部で停止したクリップの中央部を、該エアーシリンダ4
9が始動して、該クリップ押し出し具50が作動し、こ
のクリップ押し出し具50がクリップの開口した挟持部
が底板36より、所定距離突出した位置まで押し出して
停止する構成であり、このクリップ10′の開口した挟
持部が停止した位置が、切断済み接木の接合部位置と同
じになり、開閉挟持板44,44が開状態に作動し、ク
リップ10′の挟持部が閉状態となり、苗木の接合部が
つままれて接木が終了し、これと同時に該エアーシリン
ダ49が再始動し、該クリップ押し出し具50が作動
し、このクリップ押し出し具50で接木済み苗木は、所
定位置まで押し出されて、回転駆動する下側の移送コン
ベア(図示せず)上へ排出されると同時に、台木接木装
置11′及び穂木接木装置12′は、初期の台木苗及び
穂木苗を引継ぎ挟持する状態に回動して、元の状態に戻
り待機状態になる構成としている。
【0020】前記コンプレッサ3は、このコンプレッサ
3から供給される空気は、操作装置10からの信号で、
開閉状態に制御される各電磁弁4を経て、各エアーシリ
ンダ17,22,45,45,49等を経て接木機械1
の各駆動部を始動及び停止制御する構成としている。前
記操作装置10は、機枠2の一側部に装着され、この操
作装置10は箱形状で、この箱体の表面板には、電源ス
イッチ52、作業スピード(接木工程間隔時間)を設定
するスピード設定抓み53、スタートスイッチ54、リ
セットスイッチ55、各マニュアルスイッチ56、各部
異常発生個所をランプで表示する各種点灯ランプ57、
カウンタ58及びブザー59等を設けた構成であり、内
部にはシーケンサ(図示せず)を有する制御装置60を
設け、このシーケンサへ該操作装置10の操作の入力及
び各センサの入力等により、このシーケンサで接木機械
1の各駆動部を始動及び停止制御する構成としている。
【0021】以下、上記実施例の作用について説明す
る。接木機械1で苗木の接木を行うときは、作業者の苗
供給能力に応じて、操作装置10のスピード設定抓み5
3を所定位置へ操作して接木工程間隔時間を設定して、
台木苗及び穂木苗を接木機構8a,8bの台木苗支持枠
11及び穂木苗支持枠12へ挿入供給して、スタートス
イッチ54を操作することにより、この操作と台木苗セ
ンサ及び穂木苗センサが台木苗及び穂木苗の検出入力に
よって、上記で設定された接木工程開始までの所定時間
が経過すると、この接木機械1が始動する。
【0022】前記接木機構8a,8bの台木接木装置1
1′及び穂木接木装置12′のハンド部19,23で、
台木苗・穂木苗支持枠11,12で支持した台木苗及び
穂木苗を引継ぎ挟持して、所定位置へ回動して停止し、
台木苗は子葉支持板20で首吊り状態に支持されて、該
ハンド部19が開き、吐出する空気によって台木苗は所
定位置へ下降し、再度ハンド部19で挟持すると同時
に、台木苗の一方側の子葉を子葉押え板21が下降して
押える。
【0023】切断機構9aの切断刃24aは下から上へ
回動し、台木苗の子葉下側の茎の所定位置を斜めに子葉
一枚を残して切断して、子葉一枚と土付き茎とが残る。
切断機構9bの切断刃24bは上から下へと回動し、穂
木苗の子葉下側の茎の所定位置を斜めに切断して、この
両子葉と茎の一部とが残る。台木接木装置11′及び穂
木接木装置12′が回動して所定位置へ移動し、切断済
み台木苗と穂木苗との切断部が接合状態になる。
【0024】クリップ供給機構7のクリップ貯留装置5
の貯留タンク27内へ収容されたクリップ10′は、こ
の貯留タンク27から移送通路筒29の広巾クリップ供
給溝28内を、このクリップ10′の挟持部が閉状態で
揺動移送され、この広巾クリップ供給溝28終端部で挟
持部が閉状態で停止され、この停止したクリップ10′
は、クリップ押し出し機構48のエアーシリンダ49の
始動により、クリップ押し出し具50が作動し、このク
リップ押し出し具50でクリップ中央部が押されなが
ら、該クリップ供給機構7の側板37,37で形成した
円弧状43の変化部41を通過しながら、クリップ1
0′は閉状態から開状態に順次変化して、更に狭巾クリ
ップ供給溝42を開状態で押し出されて通過し、該クリ
ップ供給機構7の底板36の終端部より、クリップ1
0′の開状態の挟持部を所定距離押し出した位置で停止
する。この停止位置が切断済み苗木の接合部位置と同じ
位置になる。
【0025】開閉挟持板44,44が開状態に作動し、
クリップ10′の挟持部が閉状態となり、苗木の接合部
をつまみ接木が終了して、再度エアーシリンダ49の始
動により、クリップ押し出し具50が作動し、このクリ
ップ押し出し具50で所定位置へ押し出されて、下部の
移送コンベアへ接木済み苗木を排出する。
【図面の簡単な説明】図は、この発明の一実施例を示す
ものである。
【図1】要部の拡大平面図
【図2】要部の拡大側面図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】図1のB−B断面図
【図5】図1のC−C断面図
【図6】接木機械の全体正面図
【図7】接木機械の全体平面図
【図8】接木機械の左側面図
【図9】接木機械の右側面図
【図10】操作装置の一部破断せる拡大正面図
【図11】台木苗、及び穂木苗支持枠拡大正面図
【図12】台木苗、及び穂木苗支持枠拡大平面図
【符号の説明】
8a 接木機構 8b 接木機構 9a 切断機構 9b 切断機構 10′ クリップ 28 広巾クリップ供給溝41 変化部 42 狭巾クリップ供給溝 43 円弧部46 狭巾クリップ供給溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の足部の開閉により開閉する挟持部
    にて台木苗と穂木苗との接合部を挟持すると共に、挟持
    部の開状態で一対の足部の開閉方向外側面の間隔が該足
    部先端へいくほど大きくなる構成のクリップ10′を供
    給する接木機械のクリップ供給装置において、前記挟持
    部を閉状態にしてクリップ10′案内する広巾クリッ
    プ供給溝28、及び挟持部を開状態にしてクリップ1
    0′案内する狭巾クリップ供給溝42を備え、クリッ
    プ10′を広巾クリップ供給溝28から狭巾クリップ供
    給溝42を通過させて開状態の挟持部が狭巾クリップ供
    給溝の終端部46から所定距離押し出された所定位置ま
    で供給する構成とし、広巾クリップ供給溝28から狭巾
    クリップ供給溝42への供給部41をクリップ10′移
    送方向へいくにつれて狭巾に構成すると共に移送される
    クリップ10′側へ凸状となる平面視円弧状43に形成
    、狭巾クリップ供給溝の終端部46をクリップ10′
    移送方向の終端側が狭巾となるようクリップ供給方向に
    対して傾斜状に形成してなる接木機械のクリップ供給装
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