JP3296005B2 - 接木機械 - Google Patents

接木機械

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JP3296005B2
JP3296005B2 JP03018393A JP3018393A JP3296005B2 JP 3296005 B2 JP3296005 B2 JP 3296005B2 JP 03018393 A JP03018393 A JP 03018393A JP 3018393 A JP3018393 A JP 3018393A JP 3296005 B2 JP3296005 B2 JP 3296005B2
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基之 菊池
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接木機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、供給された台木苗は台木苗支持
枠で支持され、供給された穂木苗は穂木苗支持枠で支持
され、操作装置の間隔設定手段等を操作して、スタート
手段を操作することにより、接木機械の各部が始動開始
し、支持された台木苗及び穂木苗を各接木機構で引継ぎ
所定位置へ回動して停止し、これら台木苗及び穂木苗
は、各切断機構で切断され、これら切断済み台木苗及び
穂木苗は、該各接木機構で所定位置へ回動移動されて、
台木苗及び穂木苗の切断部が接合され、クリップ供給機
構で移送されたクリップで接合部がつままれて接木が終
了して該接木機械が停止され、台木苗及び穂木苗を該台
木苗支持枠及び該穂木苗支持枠へ供給して、所定時間が
経過すると再度該接木機械の各部が始動されて、上記と
同じに接木される接木作業が繰返し行われる。
【0003】この接木作業中のときに、クリップが無く
なったり又は詰って移送されなくなると、クリップ供給
機構の最終端部に設けたクリップセンサが、クリップを
検出しなくなり、この検出によって、接木機械が自動停
止される。又接木作業中に、操作装置のスタート手段を
再度操作することにより、該接木機械がどの接木作業工
程のときであってもその接木作業工程途中で停止する停
止手段を備える接木機械であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の構成に
よると、停止手段により接木機械のどの接木作業工程の
ときであってもその接木作業工程途中で停止するので、
停止状態によっては接木機械の各部の調整等のメンテナ
ンスが行いにくくなる場合がある。また、台木苗及び穂
木苗が接木作業途中で待機することとなって、苗の接合
が不良になる虞がある。また、接木作業工程途中で停止
するので、接ぎ木作業を終了することができず、接木作
業工程が終了した状態で停止させるためには作業者が接
木作業工程を見ながら停止タイミングを計って停止させ
る必要があり、この操作が煩わしく、作業能率を低下さ
せる虞がある
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次の技術的手段を講じた。すなわち、
請求項1に記載の発明は、台木苗を支持する台木苗支持
枠9と穂木苗を支持する穂木苗支持枠10と支持された
該台木苗及び該穂木苗を切断する切断機構12と該切断
機構12により切断された苗を接木する接木機構11と
該接木機構11により接木された苗の接木部を固定する
クリップを供給するクリップ供給機構6とを設けると共
に、前記切断機構12、接木機構11及びクリップ供給
機構6を始動する始動手段35を設けた接木機械におい
て、各機構12,11,6の作動中に操作することによ
り、接木工程開始から接木工程終了までの一サイクルが
終了した状態で前記切断機構12、接木機構11及びク
リップ供給機構6を停止する停止手段35を設けたこと
を特徴とする接木機械の構成とする
【0006】また、請求項に記載の発明は、台木苗を
支持する台木苗支持枠9と穂木苗を支持する穂木苗支持
枠10と支持された該台木苗及び該穂木苗を切断する切
断機構12と該切断機構12により切断された苗を接木
する接木機構11と該接木機構11により接木された苗
の接木部を固定するクリップを供給するクリップ供給機
構6とを設けると共に、前記切断機構12、接木機構1
1及びクリップ供給機構6を始動する始動手段35を設
けた接木機械において、前記切断機構12、接木機構1
1及びクリップ供給機構6を作業開始時の初期工程の状
態に復帰させるリセット手段36を設けたことを特徴と
する接木機械の構成とする。
【0007】また、請求項に記載の発明は、接木工程
開始から接木工程終了までの一サイクル内で段階的に切
断機構12、接木機構11あるいはクリップ供給機構6
を作動させるための作動切替手段34を設けたことを特
徴とする請求項1に記載の接木機械の構成とする。
【0008】
【発明の作用】本発明の接木機械は、始動手段35によ
り始動して、接木機械の台木苗支持枠9へ供給された台
木苗及び穂木苗支持枠10へ供給された穂木苗を切断機
構12によって切断し、接木機構11によりこれら台木
苗及び穂木苗の切断部が接合され、クリップ供給機構6
により供給されたクリップで苗の接合部が固定され、接
木作業が終了する。続いて、次の台木苗及び穂木苗が切
断機構12によって切断され、以下は上記と同様に接木
作業工程が繰返し行われて苗を接木していく。
【0009】そして、請求項1に記載の接木機械は、切
断機構12、接木機構11及びクリップ供給機構6の作
動中に停止手段35により、どの接木作業工程の状態で
あっても接木工程開始から接木工程終了までの一サイク
ルが終了した時点で前記切断機構12、接木機構11及
びクリップ供給機構6を停止して苗の接木作業を停止す
【0010】また、請求項に記載の接木機械は、どの
接木作業工程の状態であっても、リセット手段36によ
り、前記切断機構12、接木機構11及びクリップ供給
機構6を作業開始時の初期工程の状態に復帰させる。ま
た、請求項に記載の接木機械は、作動切替手段34に
より、接木工程開始から接木工程終了までの一サイクル
内で段階的に切断機構12、接木機構11あるいはクリ
ップ供給機構6を作動させることができる。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によると、停止手段35
により接木作業工程の一サイクルが終了した時点で切断
機構12、接木機構11及びクリップ供給機構6を停止
するので、台木苗及び穂木苗が接木作業途中で待機させ
るようなことがなく、接木作業を停止させることによっ
て苗の接合に悪影響を与えることを防止できる。また、
接木作業途中の苗が無い状態で停止するので、接木機械
の各部の調整等のメンテナンスを行うにあたり接木作業
途中の苗が邪魔になることがなく、前記メンテナンスを
容易に行える。また、接木作業途中に作業者が停止手段
35により停止操作をしても接木作業工程の一サイクル
が終了した時点で停止させることができ、作業者が停止
タイミングを計って停止操作する必要がなく、この操作
が簡単となり、また次の苗の接木作業の開始を即時に行
うことができ、接木作業の作業能率を向上させることが
できる
【0012】請求項の発明によると、リセット手段3
6により切断機構12、接木機構11及びクリップ供給
機構6を作業開始時の初期工程の状態に復帰させること
ができるので、接木作業工程の途中で接木作業に異常が
発生して当該苗の接木を中止する場合に接木機械を接木
工程終了まで作動させずに次の苗の接木作業を行うこと
ができ、接木作業の作業能率を向上させることができ
る。
【0013】請求項の発明によると、作動切替手段3
4により接木工程開始から接木工程終了までの一サイク
ル内で段階的に切断機構12、接木機構11あるいはク
リップ供給機構6を作動させることができるので、接木
機械の作動状態を確認したり接木機械の各部の調整等の
メンテナンスを行いやすい状態で停止させることがで
き、これらの作業を容易に行える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、台木苗と穂木苗とを接木する接木機械
1を示すものである。前記接木機械1は、機枠2内下部
にコンプレッサ3及び各電磁弁4を設け、上部にクリッ
プを貯留及び移送するクリップ貯留部5、クリップ供給
機構6、接木部7及び操作装置8等を設けた構成であ
る。
【0015】前記接木部7は、供給される台木苗を支持
する台木苗支持枠9、供給される穂木苗を支持する穂木
苗支持枠10、これら台木苗及び穂木苗を挾持移送して
接木する各接木機構11及び切断する各切断機構12等
よりなる構成である。前記台木苗支持枠9及び穂木苗支
持枠10は、機枠2に設けたベース13の下側で前後の
左側に設け、倒コ字形状の苗供給受枠14下部に、両側
に幅の異なる大小の苗挿入孔16a,16bを設けた倒
コ字形状の苗受板17を設け、この苗供給受枠14はス
プリング18を介して取付ピン19とナット20とで回
動自在に装着され、該ベースにはストッパピン21を設
け、該苗供給受枠14に設けたストッパピン孔22a,
22bいずれか一方側へ挿入する構成であり、苗の茎径
の大小によって該苗挿入孔16a,16bを選定して、
台木苗及び穂木苗の挿入供給を容易にすると共に、苗の
子葉方向の変更を容易にする構成であり、台木苗センサ
31及び穂木苗センサ32は、該ベース13下側で、該
台木苗支持枠9の上側位置と、該穂木苗支持枠10の上
側位置とに設けられ、これら台木苗支持枠9と穂木苗支
持枠10とへ挿入された台木苗と穂木苗とを検出する構
成としている。
【0016】前記台木苗用の接木機構11は、ベース1
3下側で後方の左側に設け、台木苗支持枠9の苗受板1
7へ挿入供給された台木苗を、ハンド部23で引継ぎ挾
持して所定位置へ回動し、この所定位置でこの接木機構
11の該ハンド部23で挾持した台木苗の子葉の下側を
保持する子葉支持板24が所定位置へ回動して、この子
葉支持板24で首吊り状態に、台木苗を支持すると共
に、該ハンド部23の挾持部が開状態になる構成であ
り、吐出する空気によってこの台木苗は、所定位置へ下
降されて、再度該ハンド部23で挾持すると同時に、台
木苗の一方側の子葉を、該ベース13に貫通状態に設け
た子葉押え板24′が下降して押える構成としている。
【0017】前記穂木用の接木機構11は、ベース13
下側で前方の左側に設け、穂木苗支持枠10の苗受板1
7へ挿入供給された穂木苗を、ハンド部25で引継ぎ挾
持して所定位置へ回動して停止する構成としている。前
記台木苗用の切断機構12は、ベース13下側で後方の
左側に設け、台木苗用の接木機構11が所定位置へ停止
して支持した台木苗を、この切断機構12が下部から上
部へ向けて回動することにより、この切断機構12の切
断刃26aによって、子葉を押えた側の子葉を残して、
他方側の子葉と本葉(芽)とを切断すべく根付き茎の所
定位置より斜めに切断する構成である。
【0018】前記穂木苗用の切断機構12は、ベース1
3下側で前方の左側に設け、穂木苗用の接木機構11が
所定位置へ停止して支持した穂木苗を、この切断機構1
2が上部から下部へ向けて回動することにより、この切
断機構12の切断刃26bによって、両子葉及び本葉
(芽)を残して、根付き茎の所定位置より斜めに切断す
る構成であり、これら切断機構12,12は、上下調節
具27a,27bのハンドル28a,28bの回動によ
り、夫々別々に上下調節可能な構成としている。
【0019】切断済み台木苗及び穂木苗を支持した接木
機構11,11は、所定位置へ回動して所定位置へ移動
して、これら切断済みの台木苗と穂木苗との切断部が接
合状態になる構成としている。前記クリップ貯留部5
は、クリップを貯留するクリップ貯留タンク5′、クリ
ップ供給機構6、クリップ押出し具29、ハンド部30
等よりなる構成であり、該クリップ貯留タンク5′は、
機枠2のほぼ中央部の右側部に設け、このクリップ貯留
タンク5′は、円形状で上下二段に形成して左右方向へ
揺動回転し、このクリップ貯留タンク5′内へ貯留され
たクリップは、下段部底から上段部底上の外周部へ順次
寄せられて、この外周部を経て箱形状で中央部にクリッ
プが移動する移動溝を設け、一方端が該クリップ貯留タ
ンク5′へ連接した該クリップ供給機構6へと引継ぎ供
給する構成であり、このクリップ供給機構6へ供給のと
きに、逆方向を向いたクリップ及び該クリップ供給機構
6内がクリップで満杯状態のときは、クリップは該クリ
ップ貯留タンク5′内へ還元する構成である。
【0020】前記クリップ供給機構6の始端部と終端部
との中間部には、移送するクリップの有無を検出する光
電方式のクリップセンサ30′を取付板29′に設けた
構成としている。前記クリップ供給機構6は、先端部に
クリップ押出し具29及びハンド部30を設け、該ハン
ド部30でクリップを開状態に保持する構成であり、こ
の開状態に保持されたクリップは、該クリップ押出し具
29で押し出す構成であり、クリップが所定位置へ押し
出されると、このクリップは台木苗と穂木苗とが接合さ
れた位置になる構成であり、このクリップが所定位置へ
達すると、このクリップは該ハンド部30で閉状態にな
る構成であり、閉状態になったこのクリップで台木苗と
穂木苗との接合部をつまみ、これら台木苗と穂木苗との
接木が終了して、接木機構11,11のハンド部23,
25が開状態になり、接木済み苗は回転駆動する下側の
移送コンベア(図示せず)上へ排出すると同時に、これ
ら接木機構11,11は、初期の台木苗及び穂木苗を引
継ぎ挾持する状態に回動し、元の状態に復元して待機す
る構成としている。
【0021】リードスイッチ31′aは、クリップ押出
し具29の始端側の正規停止位置を検出し、又リードス
イッチ31′bは、該クリップ押出し具29の終端側の
正規停止位置を検出すると共に、クリップの通過を検出
する構成であり、このクリップの検出個数は操作装置8
に設けたカウンタ42bでカウントする構成としてい
る。
【0022】前記コンプレッサ3は、このコンプレッサ
3から供給される空気は、操作装置8よりの信号で、開
状態に制御される各電磁弁4を経て、各接木機構11,
11、各切断機構12,12及びクリップ貯留部5等を
始動及び停止する構成としている。前記操作装置8は、
箱形状でこの箱体は機枠2の一側部に装着され、この箱
体の表面板には、電源をON−OFF操作する電源スイ
ッチ33、接木機械1の始動時間間隔を苗木センサ31
及び穂木センサ32の苗検出によるONから接木工程開
始までの時間間隔を遅い、標準及び速いの3種類を選定
して設定及び手動設定するロータリースイッチ方式の間
隔設定手段34、該接木機械1を始動及び停止操作する
ON−OFFスイッチ方式のスタート手段35、リセッ
トするON−OFFスイッチ方式のリセット手段36、
切断機構12,12のみを始動及び停止操作するON−
OFFスイッチ方式のマニュアルスイッチ37、コンプ
レッサ3のドレン用の開閉弁を開閉操作するON−OF
Fスイッチ方式のマニュアルスイッチ38、異常発生の
ときに警報を発する警報手段39、台木苗関係のみを始
動及び停止操作するON−OFFスイッチ方式の非常停
止スイッチ(図示せず)を操作のときに点灯するランプ
方式の表示手段40a、穂木苗関係部のみを始動及び停
止操作するON−OFFスイッチ方式の非常停止スイッ
チ(図示せず)を操作のときに点灯するランプ方式の表
示手段40b、各種の異常のとき、クリップが無くなっ
たとき及び非常用のON−OFFスイッチ方式の安全カ
バースイッチ(図示せず)を操作したときに、点灯する
ランプ方式の各表示手段40c,40c,40c、接木
個数をカウントして表示するカウンタ42a及びクリッ
プ個数をカウントして表示するカウンタ42b等を設け
た構成であり、これらカウンタ42a,42bには夫々
リセットスイッチ41a,41bを設けた構成としてい
る。
【0023】前記スタート手段35は、内部に設けたラ
ンプが、運転始動操作によって点灯し、運転中に再操作
することにより点滅し、又停止操作によって消灯する構
成としている。尚、該スタート手段35は、前記切断機
構12、接木機構11及びクリップ供給機構6を始動す
る始動手段と前記切断機構12、接木機構11及びクリ
ップ供給機構6を停止する停止手段とを兼ねた構成とな
っている。前記リセット手段36及び各マニュアルスイ
ッチ37,38は、内部に設けたランプが操作によって
点灯及び消灯する構成としている。
【0024】制御装置43は、操作装置8の箱体内に設
け、各種スイッチ33,37,38,31′a,31′
b,41a,41bのON−OFF操作、各手段34,
35,36等の始動及び停止、又はON−OFF操作及
び各センサ30′,31,32の検出が入力されるシー
ケンサ44を設け、このシーケンサ44でコンプレッサ
3の始動及び停止制御、各電磁弁4の開閉制御、各手段
39,40a,40b,40cの点灯制御、各カウンタ
42a,42bのカウント制御及び各手段用ランプの点
灯、点滅及び消灯制御する構成であり、接木機械1各部
の各接木機構11,11、各切断機構12,12、クリ
ップ貯留部5等へ出力されて、始動及び停止制御する構
成としている。
【0025】前記制御装置43による接木機械1の運転
制御は、下記の如く行われる。即ち、スタート手段35
が操作されてONとなり、又スタート手段35用のラン
プが点灯して該接木機械1で接木作業スタートされ(ス
テップ101)、台木苗側の非常スイッチOFFか検出
され(ステップ102)、YESと検出されると穂木苗
側の非常スイッチOFFか検出され(ステップ10
3)、YESと検出されると非常用の安全カバースイッ
チOFFか検出され(ステップ104)、ステップ10
2、ステップ103及びステップ104でNOと検出さ
れるとステップ102へ戻る。ステップ104でYES
と検出すると台木苗センサ31及び穂木苗センサ32が
台木苗及び穂木苗を検出してONであるか検出され(ス
テップ105)、NOと検出されるとリセット手段36
がONか検出され(ステップ106)、NOと検出され
るとステップ102へ戻る。ステップ105及びステッ
プ106でYESと検出されると台木苗は台木苗用の接
木機構11で挾持され(ステップ107)、又穂木苗は
穂木苗用の接木機構11で挾持され(ステップ10
7)、挾持された台木苗及び穂木苗は所定位置へ移送さ
れ(ステップ108)、台木苗は接木機構11内で所定
位置を挟持すべく持換えられて挟持され(ステップ10
9)、又穂木苗は茎部が固定挟持され(ステップ10
9)、台木苗及び穂木苗共に夫々切断機構12,12で
所定位置より切断され(ステップ110)、台木苗及び
穂木苗共に所定位置へ移動して接合されてクリップでつ
ままれ(ステップ111)、初期工程へ戻り(ステップ
112)、運転中に該スタート手段35が操作されてO
Nか検出され(ステップ113)、NOと検出されると
ステップ102へ戻る。YESと検出されると該スター
ト手段35用のランプが点滅し(ステップ114)、接
木工程開始から接木工程終了までの一サイクルが行われ
(ステップ115)、該接木機械1が停止され、又該ス
タート手段35用のランプが消灯する(ステップ11
6)。
【0026】前記制御装置43による接木機械1の手動
運転制御は、下記の如く行われる。即ち、接木作業がス
タートされ、台木苗側の非常スイッチOFFか検出され
(ステップ201)、YESと検出されると穂木苗側の
非常スイッチOFFか検出され(ステップ202)、Y
ESと検出されると非常用の安全カバースイッチOFF
か検出され(ステップ203)、ステップ201、ステ
ップ202及びステップ203でNOと検出されるとス
テップ201へ戻る。ステップ203でYESと検出さ
れると台木苗センサ31及び穂木苗センサ32が台木苗
及び穂木苗を検出してONであるか検出され(ステップ
204)、NOと検出されるとリセット手段36がON
か検出され(ステップ205)、NOと検出されるとス
テップ201へ戻る。ステップ204とステップ205
でYESと検出されると間隔設定手段34の操作位置が
手動位置か検出され(ステップ206)、NOと検出さ
れると接木作業は自動運転で接木される(ステップ20
7)。YESと検出されるとスタート手段35がONか
検出され(ステップ208)、NOと検出されるとステ
ップ208へ戻る。YESと検出されると台木苗は、台
木苗用の接木機構11で引継ぎ挟持され(ステップ20
9)、又穂木苗は穂木苗用の接木機構11で引継ぎ挟持
され(ステップ209)、挟持された台木苗及び穂木苗
は所定位置で停止され(ステップ210)、該スタート
手段35がONか検出され(ステップ211)、NOと
検出されるとリセット手段36がONか検出され(ステ
ップ212)、NOと検出されるとステップ211へ戻
る。YESと検出されると台木苗及び穂木苗共に初期工
程へ戻り(ステップ213)、ステップ201へ戻る
(ステップ214)。ステップ211でYESと検出さ
れると挟持された台木苗及び穂木苗は所定位置へ移送さ
れ(ステップ215)、台木苗及び穂木苗は所定位置で
停止され(ステップ216)、該スタート手段35がO
Nか検出され(ステップ217)、NOと検出されると
該リセット手段36がONか検出され(ステップ21
8)、NOと検出されるとステップ217へ戻る。YE
Sと検出されると初期工程へ戻り(ステップ219)、
ステップ201へ戻る(ステップ220)。ステップ2
17でYESと検出されると台木苗は該接木機構11内
で所定位置を挟持すべく持換えられて挟持され(ステッ
プ221)、又穂木苗は茎部が固定挟持され(ステップ
221)、台木苗及び穂木苗は所定位置で停止され、
(ステップ222)、該スタート手段35がONか検出
され(ステップ223)、NOと検出されると該リセッ
ト手段36がONか検出され(ステップ224)、NO
と検出されるとステップ223へ戻り(ステップ22
4)、YESと検出されると初期工程へ戻り(ステップ
225)、ステップ201へ戻る(ステップ226)。
ステップ223でYESと検出されると台木苗及び穂木
苗は夫々切断機構12,12で所定位置より切断され
(ステップ227)、所定位置で停止され(ステップ2
28)、該スタート手段35がONか検出され(ステッ
プ229)、NOと検出されると該リセット手段36が
ONか検出され(ステップ230)、NOと検出される
とステップ229へ戻り、YESと検出されると初期工
程へ戻り(ステップ231)、ステップ201へ戻る
(ステップ232)。ステップ229でYESと検出さ
れると台木苗及び穂木苗共に所定位置へ移動して接合さ
れてクリップでつままれ(ステップ233)、所定位置
で停止され(ステップ234)、該スタート手段35が
ONか検出され(ステップ235)、NOと検出される
と該リセット手段36がONか検出され(ステップ23
6)、NOと検出されるとステップ235へ戻り、ステ
ップ235とステップ236でYESと検出されると初
期工程へ戻り(ステップ237)、所定位置(初期位
置)で停止し(ステップ238)、ステップ201へ戻
る構成としている(ステップ239)。
【0027】上記によって、各工程を手動で操作できる
ことにより、メンテナンスの向上、各工程の動きのチェ
ックがすばやく対応できる。各工程別処理別のマニュア
ルスイッチの新作が不用で、間隔設定手段34を手動位
置への切換操作とスタート手段35との操作で手動操作
が可能であり、リセット手段36の操作で瞬時に初期工
程位置へ戻して、即座に自動運転に切換可能であり、又
該スタート手段35の操作で各工程の動きをすばやくチ
ェック等ができる構成としている。従って、前記間隔設
定手段34は、接木工程開始から接木工程終了までの一
サイクル内で段階的に切断機構12、接木機構11ある
いはクリップ供給機構6を作動させるための作動切替手
段を備えている。
【0028】前記制御装置43による接木機械1の異常
処理制御は、下記の如く行われる。即ち、スタート手段
35が操作されてONとなり接木作業がスタートされ
(ステップ301)、台木苗側の非常スイッチOFFか
検出され(ステップ302)、YESと検出されると穂
木苗側の非常スイッチOFFか検出され(ステップ30
3)、YESと検出されると非常用の安全カバースイッ
チOFFか検出され(ステップ304)、ステップ30
2、ステップ303、ステップ304でNOと検出され
るとステップ302へ戻る。ステップ304でYESと
検出されると台木苗センサ31及び穂木苗センサ32が
台木苗及び穂木苗を検出してONであるか検出され(ス
テップ305)、NOと検出されるとリセット手段36
がONか検出され(ステップ306)、NOと検出され
るとステップ302へ戻る。ステップ305とステップ
306でYESと検出されるとシーケンサ44へ設定し
た通常の台木苗及び穂木苗の挟持から切断して接合まで
の所要時間より、所定時間長く設定した時間のサイクル
タイム(TIE.1)で開始され(ステップ307)、
台木苗は台木苗用の接木機構11で引継ぎ挟持され(ス
テップ308)、穂木苗は穂木苗用の接木機構11で引
継ぎ挟持され(ステップ308)、タイムアップか検出
され(ステップ309)、YESと検出されると台木苗
及び穂木苗は所定位置へ搬送され(ステップ310)、
タイムアップか検出され(ステップ311)、YESと
検出されると台木苗は該接木機構11内で所定位置を挟
持すべく持換えられて挟持され(ステップ312)、又
穂木苗は茎部が固定挟持され(ステップ312)、タイ
ムアップか検出され(ステップ313)、YESと検出
されると台木苗及び穂木苗は夫々切断機構12,12で
所定位置より切断され(ステップ314)、タイムアッ
プか検出され(ステップ315)、YESと検出される
と台木苗及び穂木苗共に所定位置へ移動して接合されて
クリップでつままれ(ステップ316)、タイムアップ
か検出され(ステップ317)、YESと検出されると
サイクルタイム(TIE.1)終了(ステップ31
8)、該シーケンサ44へ設定した通常の接合終了から
初期工程へ戻るまでの所要時間より、所定時間長く設定
した時間のサイクルタイム(TIE.2)で開始され
(ステップ319)、初期工程へ戻り(ステップ32
0)、タイムアップか検出され(ステップ321)、N
Oと検出されるとサイクルタイム(TIE.2)終了
(ステップ322)、ステップ302へ戻る構成であ
る。
【0029】ステップ309、ステップ311、ステッ
プ313、ステップ315、ステップ317でNOと検
出され、又ステップ321でYESと検出されると異常
発生中とランプ点灯表示及び警報手段39から警報が発
生し(ステップ323)、接木機械1は停止され(ステ
ップ324)、該リセット手段36がONか検出され
(ステップ325)、NOと検出されるとステップ32
3へ戻る。YESと検出されると異常発生中と表示のラ
ンプ消灯(ステップ326)、該警報手段39からの警
報が停止され(ステップ327)、サイクルタイム終了
(TIE.1・TIE.2)(ステップ328)、初期
工程へ戻り(ステップ329)、ステップ302へ戻る
構成としている。
【0030】上記によって、接木工程中にメカロック等
が発生しても、所定時間経過すれば自動的に異常表示と
警報とで作業者に知らせることにより、致命的な故障と
なることが未然に防止でき、このとき接木機械1が自動
停止することにより、機械の保護が確実に行われる構成
であり、リセット手段36の操作により、異常表示停止
及び警報停止をし、しかも初期工程位置へ戻る構成とし
たことにより、即座に次の自動に切換えて自動運転が可
能な構成とし、又各工程をタイマが管理する構成として
いることにより、いずれの工程で異常が発生しても即時
に停止する構成としている。
【0031】前記クリップセンサ30′は、クリップを
所定時間検出しなくON状態にならないときは、クリッ
プがクリップ供給機構6のクリップ溝内を移送されてい
ないと検出し、操作装置8の表示手段40cのクリップ
無しと表示位置のランプが点灯すると共に、警報手段3
9で警報を発する構成としている。前記リードスイッチ
31′bは、クリップ押出し具29の終端停止の正規位
置を検出すると共に、クリップの通過を検出し、このク
リップの通過検出個数をカウンタ42bでカウントし
て、クリップの通過個所が所定個数に達すると、操作装
置8の表示手段40cのクリップ無しと表示位置のラン
プが点灯すると共に、警報手段39で警報を発する構成
として、クリップ貯留タンク5′内には、常に所定個数
のクリップが貯留されている構成としている。
【0032】以下、上記実施例の作用について説明す
る。接木機械1の台木苗支持枠9へ挿入供給された台木
苗及び穂木苗支持枠10へ挿入供給された穂木苗は、操
作装置8の間隔設定手段34等を所定位置へ操作して、
スタート手段35を操作することにより、このスタート
手段35のランプが点灯して、該接木機械1の各部が順
次始動開始され、支持された台木苗及び穂木苗は、各接
木機械11,11で引継ぎ挟持されて所定位置へ回動し
て停止し、台木苗は持換えられ、又穂木苗は茎部等が固
定され、これら台木苗及び穂木苗は各切断機構12,1
2の各切断刃26a,26bで所定位置が切断され、こ
れら切断済み台木苗及び穂木苗は、該各接木機構11,
11で所定位置へ回動して停止し、これら台木苗及び穂
木苗の切断部が接合され、クリップ貯留タンク5′から
クリップ供給機構6を経て移送されたクリップは、クリ
ップ押出し具29で押し出されて接合部がこのクリップ
でつままれて、接木作業が終了して該接木機械1の各部
が停止し、台木苗及び穂木苗を該台木苗支持枠9と該穂
木苗支持枠10とへ挿入供給して、該間隔設定手段34
で設定した時間が、該接木機械1が停止のときよりこの
設定時間が経過すると、再度該接木機械1の各部が順次
始動開始されて、上記と同じ要領で接木工程が繰返し行
われて接木される。
【0033】この接木作業のときに、クリップが無くな
ったり、又詰ってクリップ供給機構6を通過しないとき
は、該クリップ供給機構6の途中に設けたクリップセン
サ30′がクリップを検出しなくなり、これによって警
報手段39で警報を発すると共に、表示手段40cの非
常表示のクリップ無しと表示個所のランプが点灯すると
同時に、接木機械1が自動停止する。
【0034】尚、前述の構成は作業者への告知手段とし
て警報手段39と表示手段40cとを備えるものである
が、告知手段として警報手段39及び表示手段40cの
一方のみを備えるものであってもよい。又この接木作業
中に、操作装置8のスタート手段35を再度操作するこ
とにより、このスタート手段35のランプが点滅し、接
木工程の途中の工程であっても、接木機械1で行う接木
作業工程の作業開始から作業終了までを一サイクルとす
ると、この一サイクル工程が終了後に該接木機械1の各
部は自動停止する。
【図面の簡単な説明】図は、この発明の一実施例を示す
ものである。
【図1】ブロック図
【図2】フローチャート
【図3】接木機械の全体平面図
【図4】接木機械の全体正面図
【図5】接木機械の全体右側面図
【図6】接木機械の全体左側面図
【図7】台木苗及び穂木苗支持枠拡大正面図
【図8】台木苗及び穂木苗支持枠拡大平面図
【図9】クリップセンサ取付部拡大側面図
【図10】図9のA−A拡大断面図
【図11】クリップセンサ取付部拡大平面図
【図12】制御回路図
【図13】リードスイッチ取付部拡大側面図
【図14】制御回路図
【図15】操作装置拡大正面図
【図16】フローチャート
【図17】フローチャート
【符号の説明】
6 クリップ供給機構 8 操作装置 9 台木苗支持枠 10 穂木苗支持枠 11 接木機構 12 切断機構 30′ クリップセンサ 34 間隔設定手段 35 スタート手段 36 リセット手段 39 警報手段 40a 表示手段 40b 表示手段 40c 表示手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗を支持する台木苗支持枠9と穂木
    苗を支持する穂木苗支持枠10と支持された該台木苗及
    び該穂木苗を切断する切断機構12と該切断機構12に
    より切断された苗を接木する接木機構11と該接木機構
    11により接木された苗の接木部を固定するクリップを
    供給するクリップ供給機構6とを設けると共に、前記切
    断機構12、接木機構11及びクリップ供給機構6を始
    動する始動手段35を設けた接木機械において、各機構
    12,11,6の作動中に操作することにより、接木工
    程開始から接木工程終了までの一サイクルが終了した状
    態で前記切断機構12、接木機構11及びクリップ供給
    機構6を停止する停止手段35を設けたことを特徴とす
    る接木機械。
  2. 【請求項2】 台木苗を支持する台木苗支持枠9と穂木
    苗を支持する穂木苗支持枠10と支持された該台木苗及
    び該穂木苗を切断する切断機構12と該切断機構12に
    より切断された苗を接木する接木機構11と該接木機構
    11により接木された苗の接木部を固定するクリップを
    供給するクリップ供給機構6とを設けると共に、前記切
    断機構12、接木機構11及びクリップ供給機構6を始
    動する始動手段35を設けた接木機械において、前記切
    断機構12、接木機構11及びクリップ供給機構6を作
    業開始時の初期工程の状態に復帰させるリセット手段3
    6を設けたことを特徴とする接木機械。
  3. 【請求項3】 接木工程開始から接木工程終了までの一
    サイクル内で段階的に切断機構12、接木機構11ある
    いはクリップ供給機構6を作動させるための作動切替手
    段34を設けたことを特徴とする請求項1に記載の接木
    機械。
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