JPH11155368A - 接木機械の子葉除去装置 - Google Patents

接木機械の子葉除去装置

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JPH11155368A
JPH11155368A JP9331676A JP33167697A JPH11155368A JP H11155368 A JPH11155368 A JP H11155368A JP 9331676 A JP9331676 A JP 9331676A JP 33167697 A JP33167697 A JP 33167697A JP H11155368 A JPH11155368 A JP H11155368A
Authority
JP
Japan
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hypocotyl
seedling
holding
rootstock
scion
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Application number
JP9331676A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ogoshi
崇博 大越
Kazuhiko Wakinaga
和彦 脇長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】台木苗の胚軸部に子葉が残った状態であると、
胚軸部を切断のときに、この子葉が邪魔になり、切断不
良や接木のときに接木不良が発生していた。 【解決手段】台木苗Aの胚軸C部を上挾持片19と下挾
持片20とで挾持した挾持間を、移動挾持片24を設け
て挾持して上下移動させて胚軸C部の子葉Gを除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上挾持片と下挾
持片とにより、挾持された台木苗の胚軸部の挾持間を挾
持して上下動する移動挾持片により、この胚軸部の子葉
を除去する子葉除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、なすの苗木を接木する接木機械
であると、台木苗の胚軸部は、上挾持片と下挾持片とに
よって挾持され、この挾持された台木苗の胚軸部の挾持
間の所定位置は、カッタ等によって切断される。この台
木苗の切断部と穂木苗の胚軸の切断部とが接合され、こ
の接合部はクリップで保持されて接木作業が終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】台木苗の胚軸部の子葉
が落ちないで残った状態の台木苗であると、胚軸部の切
断不良や、接木のときに接合不良等が発生することがあ
ったが、この発明により、これらの問題点を解消しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、台木苗Aの胚軸Cの切断部Eと穂木苗
Bの胚軸Dの切断部Fとを接合させてクリップ5で保持
させて接木する接木機械において、該台木苗Aの該胚軸
C部が上挾持片19と下挾持片20とによって挾持され
た挾持間を挾持して上下移動する移動挾持片24設けて
該胚軸C部の子葉Gを除去することを特徴とする接木機
械の子葉除去装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】なすの苗木を接木する接木機械である
と、台木苗Aの胚軸C部は、上挾持片19と下挾持片2
0とによって挾持され、この挾持された台木苗Aの胚軸
C部の挾持間は移動挾持片24で挾持されて上下移動
し、この移動挾持片24の移動により、台木苗Aの胚軸
Cの子葉Gが除去され、子葉Gを除去後に台木苗Aの胚
軸C部の挾持間の所定位置は、カッタ等によって切断さ
れる。この台木苗Aの切断部Eと穂木苗Bの胚軸Dの切
断部Fとが接合され、この接合部はクリップ5で保持さ
れて接木作業が終了する。
【0006】
【発明の効果】台木苗Aの胚軸Cは、移動挾持片24で
挾持されて、上下移動することにより、この胚軸C部の
子葉Gが確実に除去されることにより、切断、及び接合
が確実に行われて、安定した接木作業を行うことができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図例は、例えば、なすの台木苗Aの
胚軸C部の切断部Eと、なすの穂木苗Bの胚軸D部の切
断部Fとを接合させて接木する接木機械1について説明
する。前記接木機械1は、機枠2内下部には、コンプレ
ッサ3、各種電磁弁4、クリップ5を貯留、及び移送す
るクリップ貯留装置6、及びクリップ移送通路7等を設
けている。
【0008】前記機枠2上部には、台木苗A、及び穂木
苗Bの手動供給を受けて保持する台木受装置8、穂木受
装置9、これら台木苗A、及び穂木苗Bを引継ぎして挾
持移送する台木挾持移送装置10、及び穂木挾持移送装
置11を設けている。又、台木苗Aの胚軸C部の所定位
置を斜めに切断した下部側の胚軸C部と根鉢部Jとを接
木用台木苗Kとする台木切断装置12、穂木苗Bの胚軸
D部の所定位置を斜めに切断した上部側の胚軸D部と本
葉H部とを接木用穂木苗Lとする穂木切断装置13、こ
れら切断済み接木用台木苗Kの切断部Eと接木用穂木苗
Lの切断部Fとを接合する接合装置14、及び操作装置
15等よりなる構成としている。
【0009】前記機枠2の周囲には、各側壁板16を設
け、前後両側には、折畳み自在にフレーム17,17を
設け台木苗A及び穂木苗B等を収納した苗箱を載置でき
る構成である。又、台木切断装置12、及び穂木切断装
置13等の機能部品の上側には、透明で樹脂材等よりな
る機能部品カバー18を開閉自在に設けて、該機能部品
を覆う構成としている。
【0010】前記台木受装置8は、機枠2内の後方上部
に設け、台木苗Aが手動で供給されると、この台木苗A
の供給を受ける開閉自在な上挾持片19と下挾持片20
とを設けると共に、この下挾持片20の下側には、中央
部にV字形状の挿入溝を有する受板21を設けている。
該下挾持片20の下側には、供給される台木苗Aを検出
する台木苗センサ22を設けた構成としている。
【0011】前記台木受装置8へ台木苗Aが供給される
と、この供給を台木苗センサ22が検出し、この検出に
伴って開状態の上挾持片19と下挾持片20とが閉状態
に作動して、台木苗Aの胚軸C部が挾持されると共に、
挾持が終了すると該上挾持片19は移動用シリンダ23
の始動によって、台木苗Aの根鉢部Jの上側面が、受板
21の下側面へ当接するまで、上昇作動する構成として
いる。
【0012】前記の上昇制御が終了すると、図1−
(イ)〜図1−(ハ)、及び図2−(イ)〜図2−
(ロ)で示す作用図の如く開状態の移動挾持片24は、
横移動用シリンダ25によって、台木苗Aの胚軸C部へ
移動して、この移動挾持片24は閉状態に作動して、胚
軸C部を挾持する構成であり、この挾持が終了すると上
下移動用シリンダ26の始動によって、この胚軸C部を
上方へ向けて該移動挾持片24は、移動制御されて、こ
の台木苗Aの胚軸Cの子葉Gを、確実に除去する構成で
ある。該移動挾持片24の挾持位置は、上挾持片19と
下挾持片20とで挾持された挾持間を挾持して上下移動
する構成としている。
【0013】前記作動が終了すると、後述する台木挾持
移送装置10が作動して、台木苗Aの胚軸C部を引継ぎ
する構成であり、この引継ぎが終了すると、移動挾持片
24は開作動すると共に、元の位置へ復元する構成であ
り、又、上挾持片19と下挾持片20とは、開状態に作
動する構成としている。前記穂木受装置9は、機枠2内
の前方上部に平行状態に設け、穂木苗Bの胚軸Dの所定
位置で切断したこの穂木苗Bを手動により、所定間隔で
上下二段に設けた保持板27の挿入溝28へ供給する
と、この穂木苗Bの本葉H下部は、上側の該保持板27
の上側面へ当接するまで自然落下し、垂直状態に保持さ
れる構成としている。
【0014】前記で供給された穂木苗Bは、上側の保持
板27下側面に設けた穂木苗センサ29で検出され、こ
の検出に伴って保持板27下側に開閉自在で開状態に設
けた穂木挾持片30は、閉状態に作動して、穂木苗Bの
胚軸D部の所定位置を挾持する構成としている。前記の
作動が終了すると、後述する穂木挾持移送装置11が作
動して、穂木苗Bの胚軸D部を挾持して引継ぎする構成
であり、この引継ぎが終了すると、穂木挾持片30は、
開状態に作動する構成としている。
【0015】前記穂木挾持片30下方部には、作業者の
手を検出する手センサ31を設け、この手センサ31が
手を検出中は、穂木挾持移送装置11を始動させない構
成としている。前記台木挾持移送装置10は、機枠2内
の後方側へ回動自在に台木搬送ローラ32、及び台木搬
送ベース33等で支持させている。又、上部より順次開
閉、及び移動自在に台木先挾持片34、台木挾持片3
5、根鉢片36等を設けてなり、これらの開閉、及び移
動作動は、台木先挾持用シリンダ、台木挾持用シリンダ
(共に図示せず)、及び根鉢用シリンダ36aの始動に
より、個別に行う構成としている。
【0016】前記台木受装置8に挾持された台木苗Aの
胚軸C部の切断部E近傍を上部より、台木先挾持片3
4、及び台木挾持片35の回動移動、及び閉作動によ
り、順次挾持して引継ぎする構成であり、又、根鉢J部
は根鉢片36の回動移動、及び閉作動により、挾持して
引継ぎする構成であり、これらによって挾持された台木
苗Aは、台木切断装置12部へ90度回動移動して停止
する構成としている。
【0017】前記穂木挾持移送装置11は、機枠2内前
方側に回動自在に穂木搬送ローラ38、及び穂木搬送ベ
ース39等で支持させている。又、開閉、及び移動自在
で所定間隔に上下二段に穂木挾持片37,37を設け、
この穂木挾持片37,37の開閉、及び移動作動は、穂
木挾持用シリンダ37a,37aの始動により、行う構
成としている。
【0018】前記穂木受装置9に挾持された穂木苗Bの
胚軸D部の切断部F近傍は、穂木挾持片37,37の回
動移動、及び閉作動により、挾持して引継ぎする構成で
あり、これにより挾持された穂木苗Bは、穂木切断装置
13部へ90度回動移動して停止する構成としている。
前記台木切断装置12は、台木挾持移送装置10の左側
部の所定位置へ回動自在に設けている。又、穂木切断装
置13は、穂木挾持移送装置11の左側部の所定位置へ
回動自在に設けている。これら台木切断装置12、及び
穂木切断装置13は、支持板41、及び支持杆42等よ
りなる構成であり、この支持杆42は調節ボルト42a
で上下移動可能な構成である。これら台木切断装置12
の先端部には、台木切断ナイフ43を装着して設け、穂
木切断装置13の先端部には、穂木切断ナイフ44を装
着して設けた構成としている。
【0019】前記台木切断ナイフ43は、下部から上部
へ向けて回転駆動する構成であり、この回転駆動によ
り、台木挾持移送装置10に挾持された台木苗Aの胚軸
C部で根鉢J部上の所定位置を斜めに切断する構成であ
る。又、穂木切断ナイフ44は、上部から下部へ向けて
回動駆動する構成であり、この回転駆動により、穂木挾
持移送装置11に挾持された穂木苗Aの胚軸D部の所定
位置を斜めに切断する構成としている。
【0020】前記台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナ
イフ44の取付部は、上下に調節移動可能な構成とする
と共に、これらの各ナイフ43,44は、取り換え可能
な構成であり、切断位置の調節ができると共に、切味低
下のときは交換できる構成としている。前記台木挾持移
送装置10で挾持されて切断された台木苗Aと、穂木挾
持移送装置11で挾持されて切断された穂木苗Bとは、
これら台木挾持移送装置10、及び穂木挾持移送装置1
1は、台木苗A、及び穂木苗Bの切断が終了すると、9
0度回転して接合装置14部へ移動して停止する構成と
している。
【0021】前記台木切断装置12、及び穂木切断装置
13の下側には、台木清掃装置47、及び穂木清掃装置
48を設け、これら台木清掃装置47、及び穂木清掃装
置48は、水タンク49をタンクシリンダ49aの作動
により、上下移動自在に個別に設け、この各水タンク4
9内には、水とゴム材等よりなるスポンジ50とを入れ
た構成であり、これら台木切断装置12、及び穂木切断
装置13の台木切断ナイフ43、及び穂木切断ナイフ4
4で台木苗Aの胚軸C部、及び穂木苗Bの胚軸D部の切
断が終了すると、これら台木清掃装置47、及び穂木清
掃装置48が上昇して、該各スポンジ49が該各切断ナ
イフ43,44へ接触して、これら各切断ナイフ43,
44に付着した切断屑を清掃する構成としている。
【0022】前記クリップ貯留装置6は、接合装置14
の右側部に設け、このクリップ貯留装置6の揺動回転に
より、収容されたクリップ5は、下段の底部から上段の
底部の外周部へと順次移動して、この外周部を経てクリ
ップ移送通路7へと移送され、このクリップ移送通路7
で該クリップ5は、待機状態になる構成としている。前
記クリップ移送通路7へクリップ5を供給のときに、逆
方向を向いた該クリップ5、及び該クリップ移送通路7
内が該クリップ5で満杯状態のときには、このクリップ
5は、クリップ貯留装置6内へ還元される構成としてい
る。
【0023】前記接合装置14は、クリップ押出し具4
5、及びハンド部46等よりなり、これらクリップ押出
し具45、及びハンド部46は、クリップ移送通路7先
端部に設けた構成であり、該ハンド部46でクリップ5
を開状態に保持する構成であり、開状態に保持された該
クリップ5は、該クリップ押出し具45で押出しする構
成であり、このクリップ5の押出しされた位置は、切断
済み台木苗Aの胚軸C部の切断部Eと、穂木苗Bの胚軸
D部の切断部Fとが接合される位置になる構成としてい
る。
【0024】前記クリップ5は、所定位置まで押出しさ
れ、所定位置へ達するとハンド部46で閉状態に作動し
て、閉状態になることにより、切断済み台木苗Aと穂木
苗Bとの切断部E,Fの接合部を、このリップ5で摘ん
で保持する構成であり、この保持が終了すると接木が終
了し、接木済み苗は、下部へ排出される構成としてい
る。
【0025】前記クリップ5で接合部を摘むときは、台
木先挾持片34は、切断済み台木苗Aと穂木苗Bとの挾
持を解除する構成として、該クリップ5は、この台木先
挾持片34へ当接を防止する構成としている。前記コン
プレッサ3から供給される空気は、操作装置15からの
各種信号の出力により、開閉制御される各種電磁弁4を
経て接木機械1の各部が始動、及び停止制御される構成
としている。
【0026】前記操作装置15は、箱形状に形成して機
枠2の所定位置に装着して設け、この箱体の表面板に
は、ON−OFF方式の電源スイッチ、スタートスイッ
チ、リセットスイッチ、各マニアルスイッチ、各種表示
する各種表示ランプ、及び警報を発するブザー等を設
け、内部には、各種入力項目を算術論理演算、比較演
算、及び各種信号を出力するCPUを有する制御装置を
内装した構成としている。
【0027】図11−(イ)〜図11−(ハ)、及び図
12−(イ)〜図12−(ロ)で示す構成、及び作用図
で示す如く穂木挾持移送装置11は、機枠2内前方側に
回動自在に設け、この穂木挾持移送装置11は、上下二
段に設けた穂木挾持片37,37を開閉、及び移動自在
に穂木挾持用シリンダ37a,37aで作動する構成と
している。
【0028】前記穂木挾持移送装置11の下側には、引
き下げ挾持装置51を設け、この引き下げ挾持装置51
は、中央部にV字形状の挿入溝を有する引き下げ保持板
52a、及び引き下げ挾持片52bを開閉、及び横移動
自在に作動する移動用シリンダ53aを設け、又、該引
き下げ挾持片52を上下移動自在に作動する引き下げ用
シリンダ53bを設けて、作動させる構成としている。
【0029】前記の作動は、上側の穂木挾持片37によ
り、挾持された穂木苗Bの胚軸Dの所定位置を、移動開
シリンダ53aの作動で横移動すると共に、閉状態に作
動して、この穂木苗Bを引き下げ挾持片52によって挾
持する構成である。このときは下側の穂木挾持片37
は、開状態のままで挾持しない状態であり、該引き下げ
挾持片52は、横移動、及び閉状態に作動して、穂木苗
Bの胚軸Dの所定位置を挾持する構成としている。
【0030】前記の挾持が終了すると、引き下げ用シリ
ンダ53bの作動により、上側の穂木挾持片37と引き
下げ挾持片52とにより、挾持した穂木苗Bは、この穂
木苗Bの本葉Hの下面部が、上側の該穂木挾持片37の
上面部へ当接するまで引き下げられる。この引き下げが
終了することにより、下側の穂木挾持片37は、穂木挾
持用シリンダ37aの作動で横移動すると共に、閉状態
に作動して穂木苗Bの胚軸D部の所定位置を挾持する構
成である。上下の該穂木挾持片37,37で挾持終了後
には、該引き下げ挾持片52は、開状態になると共に、
元の位置へ復元する。復元が終了すると穂木挾持移送装
置11は、穂木切断装置13部へ90度回転移動して停
止する構成としている。
【0031】これにより、穂木苗Bの胚軸D部が曲がっ
ていると、切断長が長くなることが発生していたが、引
き下げ挾持片52により、胚軸Dを挾持して引き下げる
ことにより、切断長さが安定して、接木性能が安定す
る。図13で示す如く台木挾持移送装置10の台木先挾
持片34の先端部近傍で90度移動した位置には、台木
引き下げ挾持装置54を設けた構成であり、この台木引
き下げ挾持装置54は、台木苗Aの胚軸C部を挿入する
V字形状の溝を中央部に設けた保持板55a,55bを
上下に所定間隔に設け、この保持板55a,55b間に
は、開閉自在な上挾持片56aを設けると共に、下側の
該保持板55bの下側には、開閉自在な下挾持片56b
を設け、これら上挾持片56a、及び下挾持片56b
は、開閉シリンダ57a,57bの始動により、開閉す
る構成としている。
【0032】前記台木引き下げ挾持装置54の保持板5
5a,55bへ台木苗Aの胚軸C部が手動によって供給
されると、この台木苗Aを苗センサ58が検出し、この
検出に伴い開閉シリンダ57a,57bが始動して、上
挾持片56a、及び下挾持片56bが閉状態に作動し
て、台木苗Aの胚軸C部の所定位置を挾持する構成であ
る。この挾持が終了すると上下シリンダ59が始動し
て、該下挾持片56bを下降作動する構成であり、この
下挾持片56bの下降作動により、土台苗Aは下降さ
れ、この下降によって、土台苗Aの胚軸C部の子葉G
は、上側の保持板55a、又は該上挾持片56aによっ
て除去する構成である。この子葉Gの除去後に、台木挾
持移送装置10が作動して、この台木苗Aの胚軸C部を
挾持して引継ぎする構成としている。
【0033】これにより、台木苗Aの胚軸C部の根鉢J
部に近接した位置に子葉Gがあるとき、又は胚軸C部に
曲がりがあるときは、これら子葉Gは除去されなかった
り、又、曲がりが修正されないことが発生していたが、
台木苗Aを下降させることによって、これらを解消する
ことができて、子葉Gを確実に除去することができると
共に、曲がりの修正が確実に行えることにより、接木性
能を安定させることができる。
【0034】図14、及び図15で示す如くうり科の台
木苗Aの胚軸Cを挾持して移送する台木挾持移送装置6
0は、胚軸C部の上部、中央部、及び下部位置を挾持す
る開閉自在な上挾持片61a、中挾持片61b、及び下
挾持片61cを設け、これら各挾持片61a,61b,
61cは、開閉シリンダ62の始動によって開閉作動す
る構成であり、該中挾持片61bには、胚軸C部の曲が
りを修正する曲がり防止ストッパ63を設けた構成とし
ている。
【0035】台木苗Aの胚軸C部を短めに切断するとき
は、台木切断ナイフ43を装着した支持板64を所定長
さ延長調節して、上挾持片61aと中挾持片61bとの
間を、この切断ナイフ43を回動通過させて、胚軸C部
を短めに切断する構成である。又、胚軸C部を長めに切
断するときは、該台木切断ナイフ43を装着した該支持
板64を所定長さ短縮調節して、該中挾持片61bと下
挾持片62cとの間を、この切断ナイフ43を回動通過
させて、胚軸C部を長めに切断する構成としている。
【0036】これにより、従来は上挾持片61aと下挾
持片61cとの中間を切断する一定長さの切断であった
が、二段階の長さに切断が可能となり、又、長い距離の
中間部を切断していたことにより、切断長さ不良が発生
していたが、短い距離の中間部を切断することにより、
切断長さ不良が発生することがなくなり、又、胚軸Cの
曲がりを確実に修正することができて、接木性能を安定
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】台木受装置の拡大平面図、及び拡大正面図
【図2】台木受装置の拡大正面図
【図3】接木機械の全体平面図
【図4】接木機械の全体正面図
【図5】接木機械の全体側面図
【図6】接木機械の一部の拡大平面図
【図7】接木機械の一部の拡大側面図
【図8】切断装置部の拡大正面図
【図9】台木苗
【図10】穂木苗
【図11】他の実施例を示す図で、穂木苗引き下げ装置
部の拡大正面図、及び拡大平面図
【図12】他の実施例を示す図で、穂木苗引き下げ装置
部の拡大正面図
【図13】他の実施例を示す図で、台木苗引き下げ装置
部の拡大正面図
【図14】他の実施例を示す図で、台木挾持移送装置部
の拡大側面図
【図15】他の実施例を示す図で、台木挾持移送装置部
の拡大平面図
【符号の説明】
5 クリップ 19 上挾持片 20 下挾持片 24 移動挾持片 A 台木苗 B 穂木苗 C 胚軸 D 胚軸 E 切断部 F 切断部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木苗Aの胚軸Cの切断部Eと穂木苗B
    の胚軸Dの切断部Fとを接合させてクリップ5で保持さ
    せて接木する接木機械において、該台木苗Aの該胚軸C
    部が上挾持片19と下挾持片20とによって挾持された
    挾持間を挾持して上下移動する移動挾持片24設けて該
    胚軸C部の子葉Gを除去することを特徴とする接木機械
    の子葉除去装置。
JP9331676A 1997-12-02 1997-12-02 接木機械の子葉除去装置 Pending JPH11155368A (ja)

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JP9331676A Pending JPH11155368A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 接木機械の子葉除去装置

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JP (1) JPH11155368A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109041863A (zh) * 2018-06-20 2018-12-21 潍坊学院 蔬菜嫁接苗定位夹持机构
CN112314209A (zh) * 2020-11-16 2021-02-05 浙江理工大学 一种适用于插接法的穴盘砧木苗夹持压叶终端

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