JP2548768Y2 - 袋体の補強材貼着装置 - Google Patents
袋体の補強材貼着装置Info
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- JP2548768Y2 JP2548768Y2 JP1991073596U JP7359691U JP2548768Y2 JP 2548768 Y2 JP2548768 Y2 JP 2548768Y2 JP 1991073596 U JP1991073596 U JP 1991073596U JP 7359691 U JP7359691 U JP 7359691U JP 2548768 Y2 JP2548768 Y2 JP 2548768Y2
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- reinforcing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショッピングバックな
どの袋体の袋口を補強する袋体の補強材貼着装置に関す
る。
どの袋体の袋口を補強する袋体の補強材貼着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にショッピングバック等の袋体は、
その携帯性を高めるために袋口に手堤げ用の把手を取り
付け、かつ、その把手の取付強度を高めるため、袋口に
ボール紙などの補強材が貼り付けられている。このよう
に紙袋に補強材を貼り付ける装置として実公昭57−4
8593号公報に開示される補強シート貼着装置は、糊
付けロールによって長尺な補強紙に接着剤を塗布した
後、この補強紙をカッターロールによって所定長さに切
断し、このように所定所定長さに切断された補強材を減
圧吸着ロールで製袋前の長尺で平坦な状態の袋体構成用
紙に供給し、これを適宜間隔で貼着して筒状袋体の口部
と底部を補強するように構成している。
その携帯性を高めるために袋口に手堤げ用の把手を取り
付け、かつ、その把手の取付強度を高めるため、袋口に
ボール紙などの補強材が貼り付けられている。このよう
に紙袋に補強材を貼り付ける装置として実公昭57−4
8593号公報に開示される補強シート貼着装置は、糊
付けロールによって長尺な補強紙に接着剤を塗布した
後、この補強紙をカッターロールによって所定長さに切
断し、このように所定所定長さに切断された補強材を減
圧吸着ロールで製袋前の長尺で平坦な状態の袋体構成用
紙に供給し、これを適宜間隔で貼着して筒状袋体の口部
と底部を補強するように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、主に封筒等の紙筒補強用として成されたものであ
り、補強紙は長尺なロール状で供給され、これを所定長
さに切断して製袋前の長尺で平坦な状態の袋体構成用紙
に適宜間隔で連続して貼着し、このように補強紙を貼着
した連続状の袋体構成用紙を補強紙の貼着部で切断して
チューブ状の紙筒を形成するように構成され、その紙筒
の袋口のサイズは補強紙の切断寸法によって決定される
ため、各種袋口のサイズの異なるショッピングバックに
おいては、サイズを変更する毎に補強紙の切断寸法の設
定を変える必要があり、また、補強材の貼着前に、その
補強材をカッターロールによって所定長さに切断する構
成のために、補強材の切断工程に時間をかかり、補強材
を連続的に貼着する場合、補強材の切断工程で費す時間
的ロスによって補強材を効率的に貼着できないという課
題を有している。
は、主に封筒等の紙筒補強用として成されたものであ
り、補強紙は長尺なロール状で供給され、これを所定長
さに切断して製袋前の長尺で平坦な状態の袋体構成用紙
に適宜間隔で連続して貼着し、このように補強紙を貼着
した連続状の袋体構成用紙を補強紙の貼着部で切断して
チューブ状の紙筒を形成するように構成され、その紙筒
の袋口のサイズは補強紙の切断寸法によって決定される
ため、各種袋口のサイズの異なるショッピングバックに
おいては、サイズを変更する毎に補強紙の切断寸法の設
定を変える必要があり、また、補強材の貼着前に、その
補強材をカッターロールによって所定長さに切断する構
成のために、補強材の切断工程に時間をかかり、補強材
を連続的に貼着する場合、補強材の切断工程で費す時間
的ロスによって補強材を効率的に貼着できないという課
題を有している。
【0004】そこで本考案は、袋口のサイズの変化に対
応できるとともに、補強材を連続的に供給し、貼着工程
の効率化を図ることのできる袋体の補強材貼着装置を提
供することを目的とする。
応できるとともに、補強材を連続的に供給し、貼着工程
の効率化を図ることのできる袋体の補強材貼着装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の袋体の補強材貼
着装置は、補強材を積層状態で収納し、この最上部の補
強材を吸着して取り出す吸着部材を設け、この吸着部材
に吸着された補強材に接着剤を付着させて袋体の袋口に
補強材を貼着する袋体の補強材貼着装置において、前記
補強材をそれぞれ独立して収納する複数の収容ケースを
設け、この各収容ケース内に収納する補強材の有無によ
って収容ケースを吸着部材の待機位置に選択的に移動さ
せる切換駆動装置を設けるとともに、この切換駆動装置
によって前記待機位置に配置された収容ケース内の補強
材を吸着部材に供給する昇降装置を設けたものである。
着装置は、補強材を積層状態で収納し、この最上部の補
強材を吸着して取り出す吸着部材を設け、この吸着部材
に吸着された補強材に接着剤を付着させて袋体の袋口に
補強材を貼着する袋体の補強材貼着装置において、前記
補強材をそれぞれ独立して収納する複数の収容ケースを
設け、この各収容ケース内に収納する補強材の有無によ
って収容ケースを吸着部材の待機位置に選択的に移動さ
せる切換駆動装置を設けるとともに、この切換駆動装置
によって前記待機位置に配置された収容ケース内の補強
材を吸着部材に供給する昇降装置を設けたものである。
【0006】
【作用】本考案は前記構成より、補強材を収納する複数
の収容ケースのうち1つ収容ケースのみを吸着部材の下
方に配置し、他の収容ケースを予備として待機させ、吸
着部材の下方に配置する収容ケース内の補強材が無くな
った段階での予備として待機する収容ケースを切換駆動
装置によって順次吸着部材の下方に移動して各収容ケー
ス内の補強材を昇降装置によって吸着部材に連続して供
給できる。
の収容ケースのうち1つ収容ケースのみを吸着部材の下
方に配置し、他の収容ケースを予備として待機させ、吸
着部材の下方に配置する収容ケース内の補強材が無くな
った段階での予備として待機する収容ケースを切換駆動
装置によって順次吸着部材の下方に移動して各収容ケー
ス内の補強材を昇降装置によって吸着部材に連続して供
給できる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。
明する。
【0008】図1乃至図21は本考案の一実施例を示し、
図1及び図2の概略説明図において、本体フレーム1に
は搬送装置Aを構成する左右一対の無端状のコンベアチ
ェーン2が駆動スプロケット3と従動スプロケット4と
の間に架け渡して設けられており、駆動スプロケット3
にベルト5を介して連結されたクラッチブレーキ付きモ
ータ6の起動によりコンベアチェーン2を回動させて図
示しない角底製袋機によって角底状に成形された袋体7
を搬送し、このコンベアチェーン2の搬送路に沿って袋
体7の袋口7Aの左側縁及び右側縁の内側に各々ボール
紙から成る補強材8を貼着するための左右の貼着位置2
A,2Bが前記本体フレーム1の前方側に形成され、本
体フレーム1の略中央に補強材8が貼着された袋口7A
の左右外縁を内側に折込む左右の折込み位置2Cを形成
し、本体フレーム1の後方側には袋口7Aの前後外縁を
内側に折込む前後折込み位置2Dが形成されており、コ
ンベアチェーン2で搬送される袋体7は前記各位置2A
〜2Dに対応して設けられた図示しないセンサにより前
記モータ6を制御することによって各位置2A〜2Dで
停止して順次間欠的に搬送される。
図1及び図2の概略説明図において、本体フレーム1に
は搬送装置Aを構成する左右一対の無端状のコンベアチ
ェーン2が駆動スプロケット3と従動スプロケット4と
の間に架け渡して設けられており、駆動スプロケット3
にベルト5を介して連結されたクラッチブレーキ付きモ
ータ6の起動によりコンベアチェーン2を回動させて図
示しない角底製袋機によって角底状に成形された袋体7
を搬送し、このコンベアチェーン2の搬送路に沿って袋
体7の袋口7Aの左側縁及び右側縁の内側に各々ボール
紙から成る補強材8を貼着するための左右の貼着位置2
A,2Bが前記本体フレーム1の前方側に形成され、本
体フレーム1の略中央に補強材8が貼着された袋口7A
の左右外縁を内側に折込む左右の折込み位置2Cを形成
し、本体フレーム1の後方側には袋口7Aの前後外縁を
内側に折込む前後折込み位置2Dが形成されており、コ
ンベアチェーン2で搬送される袋体7は前記各位置2A
〜2Dに対応して設けられた図示しないセンサにより前
記モータ6を制御することによって各位置2A〜2Dで
停止して順次間欠的に搬送される。
【0009】前記貼着位置2A,2Bには、袋体7の袋
口7Aの上部外縁を吸着して袋口7Aを開く袋口吸着装
置Bが前記コンベアチェーン2を介して対向して配設さ
れるとともに、その各貼着位置2A,2Bの側方に位置
して前記補強材8を多数積層して収容する収納部である
収容ケース9が配設され、収容ケース9の上部には多数
積層された最上部の補強材8を吸着して取り出す吸着部
材10,10Aが各々配設され、この吸着部材10,10Aは収
容ケース9と貼着位置2A,2Bとの間を往復動する補
強材移送装置Cで移送され、この補強材供給装置の移送
路途中に設けられた糊付け装置Dによって各吸着部材1
0,10Aで吸着された補強材8の接着面に向けてホット
メルト系接着剤を射出して付着させ、このように接着剤
が付着した補強材8を吸着する各吸着部材10,10Aを吸
着部材駆動装置Eによって上下方向に回動させて袋口7
Aの左右内側に補強材8を貼着するように構成される。
口7Aの上部外縁を吸着して袋口7Aを開く袋口吸着装
置Bが前記コンベアチェーン2を介して対向して配設さ
れるとともに、その各貼着位置2A,2Bの側方に位置
して前記補強材8を多数積層して収容する収納部である
収容ケース9が配設され、収容ケース9の上部には多数
積層された最上部の補強材8を吸着して取り出す吸着部
材10,10Aが各々配設され、この吸着部材10,10Aは収
容ケース9と貼着位置2A,2Bとの間を往復動する補
強材移送装置Cで移送され、この補強材供給装置の移送
路途中に設けられた糊付け装置Dによって各吸着部材1
0,10Aで吸着された補強材8の接着面に向けてホット
メルト系接着剤を射出して付着させ、このように接着剤
が付着した補強材8を吸着する各吸着部材10,10Aを吸
着部材駆動装置Eによって上下方向に回動させて袋口7
Aの左右内側に補強材8を貼着するように構成される。
【0010】左右折込み位置2Cには、前記袋口吸着装
置Bと実質同様な袋口吸着装置Fが設けられ、この袋口
吸着装置Fの上部には、袋口7Aの左右外縁を内側に折
込む回動自在な左右折込み体11と該左右折込み体11に2
節リンクアーム12を介して連結するシリンダ13とによっ
て構成される左右折込み装置Gが設けられている。この
左右折込み装置G間には袋体7内部に挿入配置され、袋
体7の内面各コーナーに当接して袋体7を成型保持する
袋成形装置Hが昇降自在に設けられている。
置Bと実質同様な袋口吸着装置Fが設けられ、この袋口
吸着装置Fの上部には、袋口7Aの左右外縁を内側に折
込む回動自在な左右折込み体11と該左右折込み体11に2
節リンクアーム12を介して連結するシリンダ13とによっ
て構成される左右折込み装置Gが設けられている。この
左右折込み装置G間には袋体7内部に挿入配置され、袋
体7の内面各コーナーに当接して袋体7を成型保持する
袋成形装置Hが昇降自在に設けられている。
【0011】前記前後折り込み位置2Dには、袋口7A
の前後外縁を内側に折込む一対の開閉アーム15から成る
前後折込み装置Iと前記袋成形装置Hと実質同様な袋成
形装置Jが設けられている。
の前後外縁を内側に折込む一対の開閉アーム15から成る
前後折込み装置Iと前記袋成形装置Hと実質同様な袋成
形装置Jが設けられている。
【0012】さらに詳細には、前記コンベアチェーン2
は図3及び図4に示すように所定間隔毎に袋体7を収容
する袋受け20と一対の袋押え21を支持するL字状のブラ
ケット22が固着され、このブラケット22に設けた貫通孔
23に各袋押え21の側部に突設する軸24を挿入することに
より、各袋押え21はブラケット22に対して左右方向にス
ライド移動可能に支持される。また、前記軸24の先端に
は前記コンベアチェーン2の搬送路に沿って本体フレー
ム1に設けた案内レール25と滑動係合する案内ローラ26
を遊転可能に軸支するとともに、軸24には前記案内ロー
ラ26を案内レール25に弾発的に押接するバネ27を外装
し、このように付勢された案内ローラ26をコンベアチェ
ーン2の作動と連動させて前記案内レール25の前端部に
形成するテーパ面25Aに沿わせて滑動させて各袋押え21
を内側に移動させ、搬送時に袋受け20に収容された袋体
7の下部を袋押え21で挟持することによって袋体7を安
定的に搬送する。
は図3及び図4に示すように所定間隔毎に袋体7を収容
する袋受け20と一対の袋押え21を支持するL字状のブラ
ケット22が固着され、このブラケット22に設けた貫通孔
23に各袋押え21の側部に突設する軸24を挿入することに
より、各袋押え21はブラケット22に対して左右方向にス
ライド移動可能に支持される。また、前記軸24の先端に
は前記コンベアチェーン2の搬送路に沿って本体フレー
ム1に設けた案内レール25と滑動係合する案内ローラ26
を遊転可能に軸支するとともに、軸24には前記案内ロー
ラ26を案内レール25に弾発的に押接するバネ27を外装
し、このように付勢された案内ローラ26をコンベアチェ
ーン2の作動と連動させて前記案内レール25の前端部に
形成するテーパ面25Aに沿わせて滑動させて各袋押え21
を内側に移動させ、搬送時に袋受け20に収容された袋体
7の下部を袋押え21で挟持することによって袋体7を安
定的に搬送する。
【0013】前記貼着位置2A,2Bの側部には図6に
示すように本体フレーム1に並設する固定フレーム30の
上部に枠状の取付フレーム31を配設し、この取付フレー
ム31を固定フレーム30の前後に立設する一対の案内ポス
ト32で上下動可能に案内し、昇降用ジャッキ33により袋
体7の高さに合せて昇降させる。取付フレーム31の上部
には、支持杆34を介して前記各吸着部材10,10Aを取り
付ける固定板35が設けられ、その各吸着部材10,10Aの
下方には袋体7に貼着される補強材8を積層状態で収納
する第1の収容ケース9と予備となる補強材8を積層状
態で収納する第2の収容ケース9Aを装着する左右一対
の受け板36,36Aが吸着部材10,10Aに対応して各々設
けられており、かつ、受け板36,36Aは図7に示すよう
に取付フレーム31に取り付けたレール37に沿って移動す
る移動テーブル38に取付固定され、この移動テーブル38
には前記各収容ケース9,9Aの何か一方を前記各吸着
部材10,10Aの待機位置下方まで選択的に移動させる切
換駆動手段となるシリンダ9が連結されている。また、
各吸着部材10,10Aの待機位置下方には前記シリンダ39
によって吸着部材10,10Aと同軸上に配置する前記何か
一方の収容ケース9,9A内に収納する最下端の補強材
8を支持する支持板40とこの支持板40を螺着する螺子杆
41とベルト42を介して螺子杆41を回転させるモータ43と
からなる昇降装置Kが設けられており、前記モータ43の
回転駆動をベルト42を介して取付フレーム31に軸支する
前記螺子杆41に伝達し、この螺子杆41に螺着する支持板
40を上昇させて何か一方の収容ケース9,9A内に収納
する最上部の補強材を各吸着部材10,10Aの待機位置に
対応して開設する取出口44に臨ませて供給し、このよう
に供給された最上部の補強材8を取出口44の周囲に設け
た複数のセンサ45で検知し、このセンサ45からの検知信
号によって支持板40を昇降させるモータ43を制御するよ
うに構成している。
示すように本体フレーム1に並設する固定フレーム30の
上部に枠状の取付フレーム31を配設し、この取付フレー
ム31を固定フレーム30の前後に立設する一対の案内ポス
ト32で上下動可能に案内し、昇降用ジャッキ33により袋
体7の高さに合せて昇降させる。取付フレーム31の上部
には、支持杆34を介して前記各吸着部材10,10Aを取り
付ける固定板35が設けられ、その各吸着部材10,10Aの
下方には袋体7に貼着される補強材8を積層状態で収納
する第1の収容ケース9と予備となる補強材8を積層状
態で収納する第2の収容ケース9Aを装着する左右一対
の受け板36,36Aが吸着部材10,10Aに対応して各々設
けられており、かつ、受け板36,36Aは図7に示すよう
に取付フレーム31に取り付けたレール37に沿って移動す
る移動テーブル38に取付固定され、この移動テーブル38
には前記各収容ケース9,9Aの何か一方を前記各吸着
部材10,10Aの待機位置下方まで選択的に移動させる切
換駆動手段となるシリンダ9が連結されている。また、
各吸着部材10,10Aの待機位置下方には前記シリンダ39
によって吸着部材10,10Aと同軸上に配置する前記何か
一方の収容ケース9,9A内に収納する最下端の補強材
8を支持する支持板40とこの支持板40を螺着する螺子杆
41とベルト42を介して螺子杆41を回転させるモータ43と
からなる昇降装置Kが設けられており、前記モータ43の
回転駆動をベルト42を介して取付フレーム31に軸支する
前記螺子杆41に伝達し、この螺子杆41に螺着する支持板
40を上昇させて何か一方の収容ケース9,9A内に収納
する最上部の補強材を各吸着部材10,10Aの待機位置に
対応して開設する取出口44に臨ませて供給し、このよう
に供給された最上部の補強材8を取出口44の周囲に設け
た複数のセンサ45で検知し、このセンサ45からの検知信
号によって支持板40を昇降させるモータ43を制御するよ
うに構成している。
【0014】前記吸着部材10,10Aは図6乃至図8に示
すように支持部材50に設けた複数の吸着パット51から成
り、この吸着パット51に連通接続する図示しないコンプ
レッサ等の陰圧発生装置により、各取出口44に供給され
た最上部の補強材8を吸着して前記貼着位置2A,2B
に移送する。この貼着位置2A,2Bと各取出口44との
間には、ガイド杆52を有する枠体53が前記固定板35に取
り付けたシリンダ54に吊設され、前記ガイド杆52に補強
材移送装置Cを構成する移送体55を案内し、この移送体
55は図示しない適宜駆動手段によって、ガイド杆52に沿
って貼着位置2A,2BAと各取出口44との間を往復移
動する。
すように支持部材50に設けた複数の吸着パット51から成
り、この吸着パット51に連通接続する図示しないコンプ
レッサ等の陰圧発生装置により、各取出口44に供給され
た最上部の補強材8を吸着して前記貼着位置2A,2B
に移送する。この貼着位置2A,2Bと各取出口44との
間には、ガイド杆52を有する枠体53が前記固定板35に取
り付けたシリンダ54に吊設され、前記ガイド杆52に補強
材移送装置Cを構成する移送体55を案内し、この移送体
55は図示しない適宜駆動手段によって、ガイド杆52に沿
って貼着位置2A,2BAと各取出口44との間を往復移
動する。
【0015】移送体55の下面には吸着部材10,10Aを水
平方向に略90°回動させるロータリーアクチェー56が設
けられ、このロータリーアクチェー56の後面側に前記吸
着部材10,10Aの支持部材50がバネ57を介して装着され
るとともに、支持部材50には吸着部材10,10Aを垂直方
向に略90°回動させて袋口7Aの左右内側に補強材8を
貼着する前記補強材駆動装置Eとなるロータリーアクチ
ェー58が設けられている。また、前記補強材移送装置C
の移送路中には糊付け装置Dであるノズル60が取付フレ
ーム31に各々固定されており、このノズル60から図示し
ないタンク本体により溶融されたホットメルト系接着剤
を前記吸着部材10,10Aに吸着された補強材8の裏面側
に適宜間隔毎に噴射し、このようにして接着剤の付着し
た補強材8を図7に示すように、ロータリーアクチェー
57を作動して吸着部材10,10Aの支持部材50を前記コン
ベアチェーン2に沿わせるように水平方向に略90°回動
させて移送体55によって各貼着位置2A,2Bに搬送さ
れた袋体7の上部に移送し15、ロータリーアクチェー
59を作動して支持部材50を垂直方向に略90°回動させる
ことによって袋口吸着装置Bによって保持された袋体7
の袋口7Aに補強材8を貼着する。
平方向に略90°回動させるロータリーアクチェー56が設
けられ、このロータリーアクチェー56の後面側に前記吸
着部材10,10Aの支持部材50がバネ57を介して装着され
るとともに、支持部材50には吸着部材10,10Aを垂直方
向に略90°回動させて袋口7Aの左右内側に補強材8を
貼着する前記補強材駆動装置Eとなるロータリーアクチ
ェー58が設けられている。また、前記補強材移送装置C
の移送路中には糊付け装置Dであるノズル60が取付フレ
ーム31に各々固定されており、このノズル60から図示し
ないタンク本体により溶融されたホットメルト系接着剤
を前記吸着部材10,10Aに吸着された補強材8の裏面側
に適宜間隔毎に噴射し、このようにして接着剤の付着し
た補強材8を図7に示すように、ロータリーアクチェー
57を作動して吸着部材10,10Aの支持部材50を前記コン
ベアチェーン2に沿わせるように水平方向に略90°回動
させて移送体55によって各貼着位置2A,2Bに搬送さ
れた袋体7の上部に移送し15、ロータリーアクチェー
59を作動して支持部材50を垂直方向に略90°回動させる
ことによって袋口吸着装置Bによって保持された袋体7
の袋口7Aに補強材8を貼着する。
【0016】各貼着位置2A,2Bと左右折込み位置2
Cに対応して設けられる袋口吸着装置B,Fは図3に示
すように、一対の案内杆65で案内される昇降台66と、こ
の昇降台66の上面に装着され、内部に図示しないエアシ
リンダなどの駆動源を内蔵する送り駆動装置67と、この
送り駆動装置67によって送り駆動される複数の吸盤68を
備えた取付部材69とから構成され、前記昇降台66にはモ
ータ66Aに直結された螺子杆66Bが螺着され、そのモー
タ66Aの駆動により昇降台66を介して取り付けられる吸
盤68の取付部材69を袋体7の高さに合せて高さ調整可能
に昇降させる。前記左右折込み位置2Cの袋口吸着装置
Fの上部には、図12に示すように左右折込み装置Gを構
成する左右折込み体11が吸盤68の取付部材69に蝶番70に
よって回動可能に軸支されており、左右折込み体11に2
節リンクアーム12を介して連結するシリンダ13の作動に
より左右折込み体11を内側に回動させ補強材8が貼着さ
れた袋口7Aの左右外縁を内側に折込むものである。ま
た、左右折込み位置2Cの上方には図10に示すように袋
成型装置Hのフレーム70が前記本体フレーム1上に架設
され、このフレーム70に設けた一対の案内杆71に沿って
案内される取付台72の下部には成型用押え爪73,73Aを
前記袋体7の長手方向に沿って前後に送り駆動させるス
ライドシリンダ74,74Aの固定板75を平行に配し、この
固定板75と取付台72とを昇降シリンダ76で連結し、一
方、取付台72とフレーム70の天板70Aとを昇降用螺子杆
77で連結し、螺子杆77のハンドル78を回転操作して取付
台72の高さを袋体7の高さに合せて調整した後、取付台
72に取り付けたクランプレバー79を前記案内杆71に圧接
して取付台72を固定している。前記押え爪73,73Aは枠
体80に組付固定されたローターリーアクチェター81を介
して取付杆82にネジ83で止着され、前記枠体80を前記各
のスライドシリンダ74,74Aのピストンロッドを連結す
るとともに、固定板75の下部に設けた案内フレーム84の
上面に固着するレール85に沿って案内している。そし
て、昇降シリンダ76を作動して各押え爪73,73Aを前記
袋口吸着装置Fで保持された袋体7内部に案内フレーム
84を介して降下させ、スライドシリンダ74,74Aの作動
により袋体7押え爪73,73Aをレール85に沿って前記搬
送装置Aの搬送方向、すなわち袋体7の長手方向に沿っ
て前後に移動することによって袋口7Aの内面各コーナ
ーに当接して袋体7を保持するように構成している。
Cに対応して設けられる袋口吸着装置B,Fは図3に示
すように、一対の案内杆65で案内される昇降台66と、こ
の昇降台66の上面に装着され、内部に図示しないエアシ
リンダなどの駆動源を内蔵する送り駆動装置67と、この
送り駆動装置67によって送り駆動される複数の吸盤68を
備えた取付部材69とから構成され、前記昇降台66にはモ
ータ66Aに直結された螺子杆66Bが螺着され、そのモー
タ66Aの駆動により昇降台66を介して取り付けられる吸
盤68の取付部材69を袋体7の高さに合せて高さ調整可能
に昇降させる。前記左右折込み位置2Cの袋口吸着装置
Fの上部には、図12に示すように左右折込み装置Gを構
成する左右折込み体11が吸盤68の取付部材69に蝶番70に
よって回動可能に軸支されており、左右折込み体11に2
節リンクアーム12を介して連結するシリンダ13の作動に
より左右折込み体11を内側に回動させ補強材8が貼着さ
れた袋口7Aの左右外縁を内側に折込むものである。ま
た、左右折込み位置2Cの上方には図10に示すように袋
成型装置Hのフレーム70が前記本体フレーム1上に架設
され、このフレーム70に設けた一対の案内杆71に沿って
案内される取付台72の下部には成型用押え爪73,73Aを
前記袋体7の長手方向に沿って前後に送り駆動させるス
ライドシリンダ74,74Aの固定板75を平行に配し、この
固定板75と取付台72とを昇降シリンダ76で連結し、一
方、取付台72とフレーム70の天板70Aとを昇降用螺子杆
77で連結し、螺子杆77のハンドル78を回転操作して取付
台72の高さを袋体7の高さに合せて調整した後、取付台
72に取り付けたクランプレバー79を前記案内杆71に圧接
して取付台72を固定している。前記押え爪73,73Aは枠
体80に組付固定されたローターリーアクチェター81を介
して取付杆82にネジ83で止着され、前記枠体80を前記各
のスライドシリンダ74,74Aのピストンロッドを連結す
るとともに、固定板75の下部に設けた案内フレーム84の
上面に固着するレール85に沿って案内している。そし
て、昇降シリンダ76を作動して各押え爪73,73Aを前記
袋口吸着装置Fで保持された袋体7内部に案内フレーム
84を介して降下させ、スライドシリンダ74,74Aの作動
により袋体7押え爪73,73Aをレール85に沿って前記搬
送装置Aの搬送方向、すなわち袋体7の長手方向に沿っ
て前後に移動することによって袋口7Aの内面各コーナ
ーに当接して袋体7を保持するように構成している。
【0017】前記前後折り込み位置2Dに設けた袋成型
装置Jは、図13に示すように前記袋成型装置Hと同様に
前記本体フレーム1上に架設するフレーム70Aに案内杆
71Aに沿って案内される取付台72Aを昇降用螺子杆77A
で連結するとともに、取付台72Aと固定板75Aとを昇降
シリンダ76Aで連結し、固定板75Aに設けた各スライド
シリンダ90,90Aに各押え爪91,91Aの固定用部材80A
を連結し、その各スライドシリンダ90,90Aの作動によ
り、固定用部材80Aを案内フレーム84Aの上面に設けた
案内レール85Aに沿わせて移動させ、前記袋成型装置H
と同様に昇降シリンダ76Aにより各押え爪91,91Aを袋
体7内部に降下させ、このように袋体7内に配置する押
え爪91,91Aをスライドシリンダ90,90Aにより袋体7
の内面各コーナーに当接して袋体7を保持するように構
成している。なお、各袋成型装置H,Jの押え爪73,73
A,91,91Aは着脱可能な連結杆86を介して取付杆82に
取り付けられており、その取付杆82を袋体7の幅に合せ
て交換することにより、各種サイズの袋幅に対応可能で
ある。また、前後折り込み装置Iは、図14に示すように
一対に開閉クランプ100 から成り、この開閉クランプ10
0 を枢着するクランプユニット101 が前記案内フレーム
84Aの後面に軸支する螺子杆102 に螺着され、この螺子
杆101 の端部に装着する操作ハンドル103 を回動するこ
とによって開閉クランプ100 を袋体7の長手方向のサイ
ズに合せて前後に移動可能に設けられているとともに、
クランプユニット101 に設けられた開閉シリンダ104 を
作動して前記開閉クランプ100 を閉じることによって袋
体7の前後外縁を内側に折込むように構成している。
装置Jは、図13に示すように前記袋成型装置Hと同様に
前記本体フレーム1上に架設するフレーム70Aに案内杆
71Aに沿って案内される取付台72Aを昇降用螺子杆77A
で連結するとともに、取付台72Aと固定板75Aとを昇降
シリンダ76Aで連結し、固定板75Aに設けた各スライド
シリンダ90,90Aに各押え爪91,91Aの固定用部材80A
を連結し、その各スライドシリンダ90,90Aの作動によ
り、固定用部材80Aを案内フレーム84Aの上面に設けた
案内レール85Aに沿わせて移動させ、前記袋成型装置H
と同様に昇降シリンダ76Aにより各押え爪91,91Aを袋
体7内部に降下させ、このように袋体7内に配置する押
え爪91,91Aをスライドシリンダ90,90Aにより袋体7
の内面各コーナーに当接して袋体7を保持するように構
成している。なお、各袋成型装置H,Jの押え爪73,73
A,91,91Aは着脱可能な連結杆86を介して取付杆82に
取り付けられており、その取付杆82を袋体7の幅に合せ
て交換することにより、各種サイズの袋幅に対応可能で
ある。また、前後折り込み装置Iは、図14に示すように
一対に開閉クランプ100 から成り、この開閉クランプ10
0 を枢着するクランプユニット101 が前記案内フレーム
84Aの後面に軸支する螺子杆102 に螺着され、この螺子
杆101 の端部に装着する操作ハンドル103 を回動するこ
とによって開閉クランプ100 を袋体7の長手方向のサイ
ズに合せて前後に移動可能に設けられているとともに、
クランプユニット101 に設けられた開閉シリンダ104 を
作動して前記開閉クランプ100 を閉じることによって袋
体7の前後外縁を内側に折込むように構成している。
【0018】以上のように構成される本考案の実施例の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0019】まず、図示しない角底製袋機によって角底
状に成形された袋体7をコンベアチェーン2に設けた袋
受け20に収容し、モータ6の起動によるコンベアチェー
ン2の作動により案内レール25のテーパ面25Aに沿って
案内ローラ26を滑動させ、これに連動して図15に示すよ
うに袋押え21で袋体7の下部を挟持した状態で袋体7を
搬送する。袋体7が補強材8の貼着位置2Aに搬送され
ると貼着位置2Aに設けられた図示しないセンサにより
袋体7を検知し、このセンサからの検知信号によってコ
ンベアチェーン2のモータ6を停止させて袋体7を貼着
位置2Aに停止させる。この後、袋口吸着装置Bの駆動
装置67の作動により各取付部材69をそれぞれにコンベア
チェーン2の中心側に移動させ、この取付部材69に設け
た吸盤68を袋体7の袋口7Aの左右上部に当接させコン
プレサ等の図示しない陰圧発生装置により袋口7を吸着
した後、再び駆動装置67を作動して各取付部材69を離反
する方向に移動させることにより袋体7を袋口7Aが開
いた状態で貼着位置2Aに待機させる。そして、貼着位
置2Aと補強材8の取出口44との間に設けた枠体53の昇
降用シリンダ54を作動させ、その枠体53に移送体55を介
して装着する吸着部材10を補強材8と平行に降下させ、
取出口44に供給された補強材8を図示しない陰圧発生装
置によって吸着部材10の吸着パット51に吸着するととも
に、前記シリンダ54により前記枠体53を上昇させて収容
ケース9に収納する最上部の補強材8を取り出す。この
後、補強材駆動装置Eとなるロータリーアクチェー58を
作動して吸着部材10を枠体53の下方に設けた糊付け装置
Dのノズル60と対向するように回動させて吸着部材10に
吸着する補強材8の裏面側にノズル60から噴射するホッ
トメルト系接着剤を付着させた後、前記ロータリーアク
チェー58により吸着部材10を元の水平状態に回動させ、
このように糊付けされた補強材8はロータリーアクチェ
ー56の作動によりコンベア2で搬送される袋体7の袋口
7A長手方向に沿わせるように時計方向に略90°水平回
動させた状態で枠体53に設けたガイド杆52に沿わせて移
動して吸着部材10に吸着する補強材8を袋体7の待機す
る貼着位置2Aに移送した後、前記ロータリーアクチェ
ー58を作動して吸着パット51を略90°下方に回動させる
ことによって図16に示すように吸着部材10に吸着する補
強材8を袋口吸着装置Bによって保持された袋口7Aに
押し付けて搬送方向に向かって右側の袋口7A内縁に補
強材8を貼着する。なお、切換駆動装置であるシリンダ
39によって取出口44と同軸上に配置された第1の収容ケ
ース9に収納する最上部の補強材8が前記吸着部材10に
よって取り出されると支持板40の昇降用モータ43が起動
して支持板40を上昇させ、その支持板40に積層する最上
部の補強材8が取出口44の周囲に設けたセンサ45によっ
て検知され、センサ45からの検知信号によってモータ43
を停止させ、このように最上部の補強材8を取り出す毎
に順次最上部の補強材8を取出口44に臨ませて連続的に
供給するように構成するとともに、第1の収容ケース9
内に収容する補強材8が無くなると前記シリンダ39を作
動させて移動テーブル38を固定フレーム30のレール37に
沿わせて移動させて第1の収容ケース9に換えて予備と
なる第2のケース9Aを取出口44と同心上に配置すると
ともに、補強材8が無くなった収容ケース9を受け板36
から引き出して補強材8を補充することによって各収容
ケース9,9Aに収容する補強材8を連続的に供給可能
となる。そして、このように袋口7Aの右側内縁に補強
材8の貼着工程が終了すると、コンベア2を作動して袋
体7を貼着位置2Bに搬送し、ここで前述した貼着工程
と同様に吸着部材10Aにより収容ケース9に収納する最
上部の補強材8を取り出して糊付け装置Dによりホット
メルト系接着剤を付着させた後、貼着位置2Bへと搬送
し、ロータリーアクチェー58の作動により吸着パット51
を略90°下方に回動させて図17に示すように吸着パット
51に吸着する補強材8を袋口吸着装置Bによって保持さ
れた袋口7Aに押し付けて搬送方向に向かって左側の袋
口7A内縁に補強材8を貼着する。この後、左右に補強
材8が貼着された袋体7は左右折込み位置2Cへと搬送
され、袋口吸着装置Fにより袋口7Aが開いた状態で袋
体7を左右折込み位置2Cに待機させる。そして、袋成
型装置Hの昇降シリンダ76を作動して押え爪73,73Aを
前記袋体7内部に降下させた後、スライドシリンダ74,
74Aの作動により押え爪73,73Aをレール85に沿って前
記コンベア2の搬送方向、すなわち袋体7の長手方向に
沿って前後に移動することによって袋体7の内面各コー
ナーに当接させて袋体7を成型保持し、このように各押
え爪73,73Aで成型保持され、かつ袋体7の袋口吸着装
置Fにより開いた状態で保持される補強材8を貼着した
袋口7Aの左右外縁を図18及び図19に示すように袋口吸
着装置Fの上部に設けたに左右折込み体11をシリンダ13
の作動により2節リンクアーム12を介して内側に回動さ
せて内側に折込むとともに、袋口7Aの左右に貼着する
補強材8の接着面を袋口7Aの左右内縁に密着させて強
固に接着させる。この後、左右の折込みが終了した段階
で押え爪73,73Aを移動する昇降シリンダ76とスライド
シリンダ74,74Aを後退させて押え爪73,73Aを待機状
態に復帰させ、このように左右の折り込み工程の終了し
た袋体7を前後折り込み位置2Dに搬送する。この前後
折り込み位置2Dでは前記袋成型装置Hと同様な袋成型
装置Jの押え爪91,91Aにより袋体7を成型保持した
後、前後折り込み装置Iを構成する一対に開閉クランプ
100 を開閉シリンダ104 の作動により閉じて図20に示す
ように袋体7の前後外縁を内側に折込むことにより全工
程が完了し、図21に示すように補強材8の貼着された袋
体7の袋口7Aの周縁が内側に折り込まれる。なお、袋
口7Aの左右及び前後の折り込み工程を行なう際には、
角底製袋機にて袋体7を成型する段階で袋口7Aに予め
折り込み線が設けられており、この折り込に線の沿って
袋口7Aの左右及び前後外縁が折り込まれ、シワや折れ
曲り等なく良好に折れ込めれるものである。
状に成形された袋体7をコンベアチェーン2に設けた袋
受け20に収容し、モータ6の起動によるコンベアチェー
ン2の作動により案内レール25のテーパ面25Aに沿って
案内ローラ26を滑動させ、これに連動して図15に示すよ
うに袋押え21で袋体7の下部を挟持した状態で袋体7を
搬送する。袋体7が補強材8の貼着位置2Aに搬送され
ると貼着位置2Aに設けられた図示しないセンサにより
袋体7を検知し、このセンサからの検知信号によってコ
ンベアチェーン2のモータ6を停止させて袋体7を貼着
位置2Aに停止させる。この後、袋口吸着装置Bの駆動
装置67の作動により各取付部材69をそれぞれにコンベア
チェーン2の中心側に移動させ、この取付部材69に設け
た吸盤68を袋体7の袋口7Aの左右上部に当接させコン
プレサ等の図示しない陰圧発生装置により袋口7を吸着
した後、再び駆動装置67を作動して各取付部材69を離反
する方向に移動させることにより袋体7を袋口7Aが開
いた状態で貼着位置2Aに待機させる。そして、貼着位
置2Aと補強材8の取出口44との間に設けた枠体53の昇
降用シリンダ54を作動させ、その枠体53に移送体55を介
して装着する吸着部材10を補強材8と平行に降下させ、
取出口44に供給された補強材8を図示しない陰圧発生装
置によって吸着部材10の吸着パット51に吸着するととも
に、前記シリンダ54により前記枠体53を上昇させて収容
ケース9に収納する最上部の補強材8を取り出す。この
後、補強材駆動装置Eとなるロータリーアクチェー58を
作動して吸着部材10を枠体53の下方に設けた糊付け装置
Dのノズル60と対向するように回動させて吸着部材10に
吸着する補強材8の裏面側にノズル60から噴射するホッ
トメルト系接着剤を付着させた後、前記ロータリーアク
チェー58により吸着部材10を元の水平状態に回動させ、
このように糊付けされた補強材8はロータリーアクチェ
ー56の作動によりコンベア2で搬送される袋体7の袋口
7A長手方向に沿わせるように時計方向に略90°水平回
動させた状態で枠体53に設けたガイド杆52に沿わせて移
動して吸着部材10に吸着する補強材8を袋体7の待機す
る貼着位置2Aに移送した後、前記ロータリーアクチェ
ー58を作動して吸着パット51を略90°下方に回動させる
ことによって図16に示すように吸着部材10に吸着する補
強材8を袋口吸着装置Bによって保持された袋口7Aに
押し付けて搬送方向に向かって右側の袋口7A内縁に補
強材8を貼着する。なお、切換駆動装置であるシリンダ
39によって取出口44と同軸上に配置された第1の収容ケ
ース9に収納する最上部の補強材8が前記吸着部材10に
よって取り出されると支持板40の昇降用モータ43が起動
して支持板40を上昇させ、その支持板40に積層する最上
部の補強材8が取出口44の周囲に設けたセンサ45によっ
て検知され、センサ45からの検知信号によってモータ43
を停止させ、このように最上部の補強材8を取り出す毎
に順次最上部の補強材8を取出口44に臨ませて連続的に
供給するように構成するとともに、第1の収容ケース9
内に収容する補強材8が無くなると前記シリンダ39を作
動させて移動テーブル38を固定フレーム30のレール37に
沿わせて移動させて第1の収容ケース9に換えて予備と
なる第2のケース9Aを取出口44と同心上に配置すると
ともに、補強材8が無くなった収容ケース9を受け板36
から引き出して補強材8を補充することによって各収容
ケース9,9Aに収容する補強材8を連続的に供給可能
となる。そして、このように袋口7Aの右側内縁に補強
材8の貼着工程が終了すると、コンベア2を作動して袋
体7を貼着位置2Bに搬送し、ここで前述した貼着工程
と同様に吸着部材10Aにより収容ケース9に収納する最
上部の補強材8を取り出して糊付け装置Dによりホット
メルト系接着剤を付着させた後、貼着位置2Bへと搬送
し、ロータリーアクチェー58の作動により吸着パット51
を略90°下方に回動させて図17に示すように吸着パット
51に吸着する補強材8を袋口吸着装置Bによって保持さ
れた袋口7Aに押し付けて搬送方向に向かって左側の袋
口7A内縁に補強材8を貼着する。この後、左右に補強
材8が貼着された袋体7は左右折込み位置2Cへと搬送
され、袋口吸着装置Fにより袋口7Aが開いた状態で袋
体7を左右折込み位置2Cに待機させる。そして、袋成
型装置Hの昇降シリンダ76を作動して押え爪73,73Aを
前記袋体7内部に降下させた後、スライドシリンダ74,
74Aの作動により押え爪73,73Aをレール85に沿って前
記コンベア2の搬送方向、すなわち袋体7の長手方向に
沿って前後に移動することによって袋体7の内面各コー
ナーに当接させて袋体7を成型保持し、このように各押
え爪73,73Aで成型保持され、かつ袋体7の袋口吸着装
置Fにより開いた状態で保持される補強材8を貼着した
袋口7Aの左右外縁を図18及び図19に示すように袋口吸
着装置Fの上部に設けたに左右折込み体11をシリンダ13
の作動により2節リンクアーム12を介して内側に回動さ
せて内側に折込むとともに、袋口7Aの左右に貼着する
補強材8の接着面を袋口7Aの左右内縁に密着させて強
固に接着させる。この後、左右の折込みが終了した段階
で押え爪73,73Aを移動する昇降シリンダ76とスライド
シリンダ74,74Aを後退させて押え爪73,73Aを待機状
態に復帰させ、このように左右の折り込み工程の終了し
た袋体7を前後折り込み位置2Dに搬送する。この前後
折り込み位置2Dでは前記袋成型装置Hと同様な袋成型
装置Jの押え爪91,91Aにより袋体7を成型保持した
後、前後折り込み装置Iを構成する一対に開閉クランプ
100 を開閉シリンダ104 の作動により閉じて図20に示す
ように袋体7の前後外縁を内側に折込むことにより全工
程が完了し、図21に示すように補強材8の貼着された袋
体7の袋口7Aの周縁が内側に折り込まれる。なお、袋
口7Aの左右及び前後の折り込み工程を行なう際には、
角底製袋機にて袋体7を成型する段階で袋口7Aに予め
折り込み線が設けられており、この折り込に線の沿って
袋口7Aの左右及び前後外縁が折り込まれ、シワや折れ
曲り等なく良好に折れ込めれるものである。
【0020】以上のように本考案においては、予め袋体
7の袋口7Aのサイズに切断された補強材8を第1及び
第2の収容ケース9,9Aに収納することによって、袋
口7Aのサイズが異なる場合であっても、その袋口7A
のサイズに応じた補強材7を各収容ケース9,9Aに収
納するだけで各種サイズの袋口7Aに適用することがで
き、汎用性を有しているとともに、補強材8を第1及び
第2の収容ケース9,9Aにそれぞれ独立して収納し、
その一方の例えば第1の収容ケース9内の補強材8を取
出口44と同心上に配置し、他方の収容ケース9Aは予備
として待機させ、前記第1の収容ケース9内の補強材8
が無くなった段階で切換駆動装置であるシリンダ39によ
って予備となる収容ケース9Aを取出口44と同心上に移
動させ、このように補強材8の有無により各収容ケース
9,9Aを選択的に移動することによって、第1及び第
2の収容ケース9内の補強材8を連続して供給できるた
め、第1の収容ケース9内の補強材8が無くなる毎に装
置を止めて補強材8を補充するといった無駄がなく、予
備となる収容ケース9A側に切り換わった際に他方の第
1の収容ケース9に補強材8を補充することによって装
置を連続運転することが可能となり、補強材8を効率的
に貼着できるとともに、省力化を図ることができる。
7の袋口7Aのサイズに切断された補強材8を第1及び
第2の収容ケース9,9Aに収納することによって、袋
口7Aのサイズが異なる場合であっても、その袋口7A
のサイズに応じた補強材7を各収容ケース9,9Aに収
納するだけで各種サイズの袋口7Aに適用することがで
き、汎用性を有しているとともに、補強材8を第1及び
第2の収容ケース9,9Aにそれぞれ独立して収納し、
その一方の例えば第1の収容ケース9内の補強材8を取
出口44と同心上に配置し、他方の収容ケース9Aは予備
として待機させ、前記第1の収容ケース9内の補強材8
が無くなった段階で切換駆動装置であるシリンダ39によ
って予備となる収容ケース9Aを取出口44と同心上に移
動させ、このように補強材8の有無により各収容ケース
9,9Aを選択的に移動することによって、第1及び第
2の収容ケース9内の補強材8を連続して供給できるた
め、第1の収容ケース9内の補強材8が無くなる毎に装
置を止めて補強材8を補充するといった無駄がなく、予
備となる収容ケース9A側に切り換わった際に他方の第
1の収容ケース9に補強材8を補充することによって装
置を連続運転することが可能となり、補強材8を効率的
に貼着できるとともに、省力化を図ることができる。
【0021】なお、本考案は、前記一実施例に限定され
るものではなく本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、吸着部材の送り駆動手段や吸着
方法あるいは補強材や押え爪の送り駆動手段等は適宜設
定すればよい。また、補強材としてボール紙を用いた例
を示したが硬質な樹脂シートなどでもよくその材質は適
宜設定すればよい。また、収容ケースを2個のものを示
したが、2個以上でもよく、その数は適宜設定すればよ
い。
るものではなく本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、吸着部材の送り駆動手段や吸着
方法あるいは補強材や押え爪の送り駆動手段等は適宜設
定すればよい。また、補強材としてボール紙を用いた例
を示したが硬質な樹脂シートなどでもよくその材質は適
宜設定すればよい。また、収容ケースを2個のものを示
したが、2個以上でもよく、その数は適宜設定すればよ
い。
【0022】
【考案の効果】本考案は、補強材を積層状態で収納し、
この最上部の補強材を吸着して取り出す吸着部材を設
け、この吸着部材に吸着された補強材に接着剤を付着さ
せて袋体の袋口に補強材を貼着する袋体の補強材貼着装
置において、前記補強材をそれぞれ独立して収納する複
数の収容ケースを設け、この各収容ケース内に収納する
補強材の有無によって収容ケースを吸着部材の待機位置
に選択的に移動させる切換駆動装置を設けるとともに、
この切換駆動装置によって前記待機位置に配置された収
容ケース内の補強材を吸着部材に供給する昇降装置を設
けたことにより、袋口のサイズの変化に対応できるとと
もに、補強材を効率的に供給することのできる袋体の補
強材貼着装置を提供することができる。
この最上部の補強材を吸着して取り出す吸着部材を設
け、この吸着部材に吸着された補強材に接着剤を付着さ
せて袋体の袋口に補強材を貼着する袋体の補強材貼着装
置において、前記補強材をそれぞれ独立して収納する複
数の収容ケースを設け、この各収容ケース内に収納する
補強材の有無によって収容ケースを吸着部材の待機位置
に選択的に移動させる切換駆動装置を設けるとともに、
この切換駆動装置によって前記待機位置に配置された収
容ケース内の補強材を吸着部材に供給する昇降装置を設
けたことにより、袋口のサイズの変化に対応できるとと
もに、補強材を効率的に供給することのできる袋体の補
強材貼着装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施例の概略を示す正面図である。
【図2】同概略を示す平面図である。
【図3】同袋口吸着装置を示す要部の断面図である。
【図4】同袋体搬送装置を示す要部の平面図である。
【図5】同貼着位置廻りを示す平面図である。
【図6】同補強材移送装置を示す正面図ある。
【図7】同収容ケース廻りを示す側面図である。
【図8】同補強材移送装置を示す平面図ある。
【図9】同吸着部材を示す断面図である。
【図10】同袋成型装置を示す正面図である。
【図11】同袋成型装置を示す一部を切り欠き側面図で
ある。
ある。
【図12】同左右折り込み装置を示す側面図である。
【図13】同前後折り込み装置を示す側面図である。
【図14】同前後折り込み装置を示す要部の側面図であ
る。
る。
【図15】同袋体の搬送状態を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図16】同補強材の貼着工程を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図17】同補強材の貼着工程を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図18】同袋体の左右折り込み工程を示す要部の斜視
図である。
図である。
【図19】同袋体の左右折り込み工程を示す要部の斜視
図である。
図である。
【図20】同袋体の前後折り込み工程を示す要部の斜視
図である。
図である。
【図21】同袋体の斜視図である。
K 昇降装置 7 袋体 7A 袋口 8 補強材 9,9A 収容ケース 10,10A 吸着部材 39 シリンダ(切換駆動装置)
Claims (1)
- 【請求項1】 補強材を積層状態で収納し、この最上部
の補強材を吸着して取り出す吸着部材を設け、この吸着
部材に吸着された補強材に接着剤を付着させて袋体の袋
口に補強材を貼着する袋体の補強材貼着装置において、
前記補強材をそれぞれ独立して収納する複数の収容ケー
スを設け、この各収容ケース内に収納する補強材の有無
によって収容ケースを吸着部材の待機位置に選択的に移
動させる切換駆動装置を設けるとともに、この切換駆動
装置によって前記待機位置に配置された収容ケース内の
補強材を吸着部材に供給する昇降装置を設けたことを特
徴とする袋体の補強材貼着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073596U JP2548768Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 袋体の補強材貼着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073596U JP2548768Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 袋体の補強材貼着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526353U JPH0526353U (ja) | 1993-04-06 |
JP2548768Y2 true JP2548768Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13522862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991073596U Expired - Lifetime JP2548768Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 袋体の補強材貼着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548768Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106516272A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-03-22 | 芜湖卓越纳米新材料有限公司 | 一种碳酸钙装袋装置 |
CN114670498A (zh) * | 2020-12-24 | 2022-06-28 | 新疆天业(集团)有限公司 | 一种复合编织袋内衬袋翻边装置 |
CN117922095A (zh) * | 2024-01-31 | 2024-04-26 | 浙江瑞航塑业有限公司 | 一种纸袋包口机及其袋口包口工艺流程 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP1991073596U patent/JP2548768Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0526353U (ja) | 1993-04-06 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040421 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
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