JPH08151019A - 袋開口装置 - Google Patents

袋開口装置

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JPH08151019A
JPH08151019A JP32384194A JP32384194A JPH08151019A JP H08151019 A JPH08151019 A JP H08151019A JP 32384194 A JP32384194 A JP 32384194A JP 32384194 A JP32384194 A JP 32384194A JP H08151019 A JPH08151019 A JP H08151019A
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JP
Japan
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bag
opening
suction
roll
packaging bag
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Pending
Application number
JP32384194A
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English (en)
Inventor
Hisanori Miyata
久典 宮田
Kazuyuki Miyaue
和行 宮植
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ISHII SANGYO
Okabe & Lock Co
OKABE LOCK KK
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Okabe & Lock Co
OKABE LOCK KK
Ishii Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by ISHII SANGYO, Okabe & Lock Co, OKABE LOCK KK, Ishii Corp filed Critical ISHII SANGYO
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】袋体を開口するときの剥離抵抗が小さく、袋体
の開口作業が簡単且つ容易に行なえる袋開口装置を提供
する。 【構成】各袋捲りロール44で押圧したフィルム原反f
の上位側を切断カッタで切断した後、各袋捲りロール4
4を引下げ方向に回転させ、各袋捲りロール44の各粘
着パッドを包装袋Fの開口側上縁部に近接した部分に密
着させて吸着保持する。各袋捲りロール44を捲り方向
に回転させ、各粘着パッド上に吸着した包装袋Fの投入
口Faを開口側上縁部から順次剥離して捲り開口する。
各袋捲りロール44の各粘着パッド上に吸着した包装袋
Fの投入口Faを各袋押圧板57により押圧固定した状
態のまま水平方向に牽引して開口するので、包装袋Fの
投入口Faを開口するときの剥離抵抗が小さく開口作業
が容易に行える。且つ、負圧の切換え動作及び吸引動作
に要する工程や装置が削減され、包装袋Fの吸着及び開
口に要する動作時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、段ボール紙
や合成樹脂等により形成した上面開放形態の箱体に、合
成樹脂製又は紙製の袋体を敷設する作業に用いられる袋
開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような箱体内に袋体を敷
設する装置としては、例えば、図17に示すように、合
成樹脂で形成したフィルム原反fの前後面を各吸着パッ
ド92,92の吸着面に生じる負圧により吸着保持した
後、同各吸着パッド92,92で吸着保持したフィルム
原反fの上位側に加熱ヘッド93を押圧して幅方向に加
熱溶着し、同加熱ヘッド93で加熱溶着したフィルム原
反fの下位側を切断カッタ94により幅方向に切断し
て、一つの包装袋Fを分離形成する。
【0003】次に、包装袋Fの切断側上端部よりも若干
離れた部分(例えば、約50mm離れた部分)を各吸着パ
ッド92,92で吸着保持したまま左右に牽引して、同
各吸着パッド92,92で吸着保持した包装袋Fの投入
口Faを開口する。各吸着パッド92,92で吸着保持
した包装袋Fと、同位置下部に供給した段ボール箱Bと
を袋挿入方向に相対移動させて、各吸着パッド92,9
2で吸着保持した包装袋Fを段ボール箱B内に敷設する
装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
包装袋Fの切断側上端部よりも若干離れた部分を各吸着
パッド92,92で吸着保持した場合、袋開口時に於い
て、各吸着パッド92,92の吸着部分を中心として包
装袋Fの上位側内面及び下位側内面に剥離抵抗が生じ、
包装袋Fの開口作業が妨げられる。
【0005】つまり、フィルム内面に付着する水分や油
分或いはフィルム自体に生じる静電気により包装袋Fの
内面側が隙間無く密着(ブロックキング現象)している
ので、包装袋Fの投入口Faを開口するときの剥離抵抗
が各吸着パッド92,92の負圧よりも大きく、包装袋
Fの開口側両端部を吸着及び開口することが困難であ
る。一方の吸着パッド92側に包装袋Fが吸着保持され
たり、吸着パッド92から包装袋Fが脱落したりするた
め、フィルムの材質や厚さによっては吸着ミス及び開口
ミスが多発しやすいという問題点を有している。
【0006】且つ、各吸着パッド92,92の吸着面に
生じる負圧のみで包装袋Fの投入口Faを開口するた
め、各吸着パッド92,92の吸着面に生じるエア洩れ
或いは包装袋F内面に生じるブロックキング現象によ
り、各吸着パッド92,92で吸着保持した包装袋Fが
不測にも脱落することがあり、ブロッキング現象が起き
難いフィルムを使用しなければならず、フィルムの種類
が限定される。
【0007】さらに、各吸着パッド92,92の吸着面
に生じる負圧でフィルム原反fの前後面及び包装袋Fの
開口側両縁部を吸着保持する構成であるため、吸気系統
の切換え制御及び配管が複雑となるだけでなく、真空ポ
ンプや吸引用ブロワ等の負圧発生手段を備えなければな
らず、装置全体の構成が複雑となり、製作コストが高価
となる。且つ、負圧発生手段に接続された吸気系統を切
換え制御して、各吸着パッド92,92により包装袋F
の開口側両端部を吸着保持及び吸着解除するので、包装
袋Fを吸着及び開口するときにタイムロスが生じ、作業
能率が悪いという問題点も有している。
【0008】この発明は上記問題に鑑み、各袋捲り体に
付設した各袋吸着体の吸着力により袋体の開口側両縁部
に近接した部分を吸着保持し、各袋捲り体の各袋吸着体
上に吸着した袋体の投入口を開口側から順次剥離して開
口することにより、袋体を開口するときの剥離抵抗が小
さく、袋体の開口作業が簡単且つ容易に行える袋開口装
置の提供を目的とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の袋開口装置は、捲り体移動手段
を駆動して、袋体の開口側両縁部に近接した部分に各袋
捲り体の各袋吸着体を密着させて吸着保持する。捲り体
回転手段を逆転して、各袋捲り体の各袋吸着体上に吸着
保持した袋体を開口側両縁部から順次剥離し、捲り体移
動手段を復帰駆動して、各袋捲り体を離間方向に相対移
動させ、各袋捲り体の各袋吸着体上に吸着保持した袋体
の開口側両縁部を適宜大きさに牽引して開口するので、
袋体の投入口を開口するときの剥離抵抗が小さく、袋体
の開口作業が容易に行える。
【0010】請求項2記載の袋開口装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸着面全長に付設
した各袋吸着体により袋体の開口側両縁部を吸着保持す
ることで、袋体の開口側両縁部に沿って吸着保持でき、
袋体の開口作業が容易に行える。
【0011】請求項3記載の袋開口装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸着面に付設した
各袋吸着体により袋体の開口側両縁部を部分的に吸着す
ることで、各袋捲り体の各袋吸着体から袋体の開口側両
縁部を剥離するときの吸着抵抗が小さく、袋体の剥離作
業が容易に行える。
【0012】請求項4記載の袋開口装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸着面に付設した
各粘着体により袋体の開口側両縁部を吸着保持すること
で、袋体の開口側両縁部を確実に吸着保持でき、袋体の
開口作業が容易に行える。
【0013】請求項5記載の袋開口装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸着面に塗布した
粘着性又は接着性の各吸着剤により袋体の開口側両縁部
を吸着保持することで、袋体の開口側両縁部を確実に吸
着保持でき、袋体の開口作業が容易に行える。
【0014】請求項6記載の袋開口装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、袋押圧手段を駆動して、各袋捲
り体の吸着面上に吸着された袋体の開口側両縁部を押圧
固定すると共に、各袋捲り体の吸着面上に袋体の開口側
両縁部を押圧固定した状態のまま離間方向に牽引して開
口するので、袋体の投入口を確実に開口できる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、各袋捲り体に付設し
た各袋吸着体の吸着力により袋体の開口側両縁部に近接
した部分を吸着保持し、各袋捲り体の各袋吸着体上に吸
着保持した袋体の投入口を開口側両縁部から順次剥離し
て開口するので、袋体の投入口を開口するときの剥離抵
抗が小さく、ブロックキング現象による影響が殆ど無い
ため、袋体の開口作業が簡単且つ容易に行える。しか
も、従来装置のように真空ポンプや吸引用ブロワ等の負
圧発生手段を備える必要が無く、装置全体の構成が簡素
化されるため、製作コストの低減を図ることができる。
且つ、袋体の開口側上縁部に各袋吸着体を密着させて吸
着保持するので、負圧発生手段に接続された吸気系統を
切換え制御する動作が省け、袋体の吸着及び開口に要す
る時間を短縮して、作業の能率アップを図ることができ
る。
【0016】さらに、各袋捲り体の吸着面上に袋体の開
口側両縁部を押圧固定した状態のまま牽引して開口する
ので、各袋吸着体の吸着力が低下したり、袋体内面にブ
ロックキング現象が生じても、各袋捲り体から袋体が脱
落したりせず、ブロッキング現象が起きやすい材質の袋
体であっても、袋体の投入口を確実に開口することがで
きる。袋体の材質や厚さが限定されないず、様々な種類
を有する袋体の開口作業が安定して行え、作業の省力化
及び能率アップを図ることができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は箱体及び袋体の一例として上面開放形態
に組立てられた段ボール箱内に合成樹脂製の包装袋を開
口して敷設する作業に用いられる袋開口敷設機を示し、
図1及び図2に於いて、この袋開口敷設機1は、繰出し
経路上に設定した溶着位置から分離位置に向けて合成樹
脂製のフィルム原反fを供給するフィルム供給機構2
と、同経路上の溶着位置に供給されたフィルム原反fを
幅方向に溶着するフィルム溶着機構3と、同経路上の分
離位置に供給されたフィルム原反fを適宜大きさに分離
するフィルム分離機構4と、同機構により分離された包
装袋Fの投入口Faを上向けた状態に開口する袋開口機
構5と、同機構により開口された包装袋Fの投入口Fa
を保持する袋保持機構6と、同機構により保持された包
装袋Fを段ボール箱Bに挿入する袋押込み機構7と、上
述の袋保持機構6により保持された包装袋Fが挿入され
る方向に、箱送りコンベア8上の昇降位置に搬送された
段ボール箱Bを垂直昇降する箱昇降機構9とから構成さ
れる。
【0018】上述のフィルム供給機構2は、例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂フィルムで形
成した筒状のフィルム原反fを折畳んだ状態(例えば、
ガゼット折り状態又は平折り状態)のままロール状に巻
回すると共に、そのロール状に巻回してなるフィルム原
反fを繰出し側始端部に配設したフィルム装填部10に
軸受している。且つ、繰出し側始端部に配設したフィル
ム装填部10の後段側に各ガイドロール11,12を軸
支し、繰出し経路上に設定した溶着位置前段に各ガイド
ロール13,14,15,16及びダンサーロール17
を軸支し、フィルム原反fの繰出し側始端部に空気を適
量注入してから各ロール11,12,13,14,1
5,16,17に張架することで、予め注入した空気に
よりフィルム原反fの内面が薄利され、後述する袋開口
機構5により包装袋Fの投入口Faを容易に開口するこ
とができる。
【0019】さらに、ダンサーロール17の上段側に送
りロール18と押えロール19とを軸支し、同送りロー
ル18の上段側に軸支した可動アーム20の前端部に押
えロール19を軸支し、同位置側部に配設した押え用シ
リンダ21を可動アーム20の後端部に連結して、押え
用シリンダ21の作動により、繰出し経路上に供給され
るフィルム原反fの上下面を各ロール18,19で挾持
すると共に、同位置側部に配設した送り用モータ22の
駆動力により、各スプロケット23,24及び駆動チェ
ーン25を介して送りロール18を送り方向に回転さ
せ、各ロール18,19により挾持したフィルム原反f
を繰出し供給する。
【0020】且つ、繰出し経路上に設定した分離位置上
段に、同位置に供給されるフィルム原反fの前後面と対
向して送りロール26と押えロール27とを軸支し、同
送りロール26の上段側に軸支した可動アーム28の下
端部に押えロール27を軸支し、同位置上部に配設した
押え用シリンダ29を可動アーム28の上端部に連結し
て、押え用シリンダ29の作動により、繰出し経路上に
供給されるフィルム原反fの前後面を各ロール26,2
7で挾持すると共に、同位置側部に配設した送り用モー
タ30の駆動力により、各スプロケット31,32及び
駆動チェーン33を介して送りロール26を送り方向に
回転させ、各ロール26,27により挾持したフィルム
原反fを繰出し供給する。
【0021】前述のフィルム溶着機構3は、繰出し経路
上に設定した溶着位置に、同位置に供給されるフィルム
原反fの上下面と対向して加熱ヘッド34と受けヘッド
35とを配設し、同位置上部に配設した押え用シリンダ
36を加熱ヘッド34の上面側に連結し、同位置下部に
配設した受け用シリンダ37を受けヘッド35の下面側
に連結して、各シリンダ36,37の同期作動により、
同位置に供給されたフィルム原反fの上下面を各ヘッド
34,35で挾持すると共に、フィルム原反fの挾持部
分を加熱ヘッド34により幅方向に加熱溶着する。且
つ、溶着位置直前に供給されるフィルム原反fの上下面
と対向して押え板38と受け板39とを配設し、同位置
上部に配設した押え用シリンダ40を押え板38の上面
側に連結して、押え用シリンダ40の作動により、溶着
位置直前に供給されたフィルム原反fの上下面を各板3
8,39で挾持する。
【0022】前述のフィルム分離機構4は、繰出し経路
上に設定した分離位置に、同位置に供給されるフィルム
原反fの前後面と対向して切断カッタ41と受けヘッド
42とを配設し、同位置下部に配設した切断用シリンダ
43を切断カッタ41に連結して、切断用シリンダ43
の作動により、分離位置に供給されたフィルム原反fを
切断カッタ41で幅方向に切断して、一つの包装袋Fを
分離形成する。
【0023】前述の袋開口機構5は、図3、図4、図5
にも示すように、繰出し経路上に設定した分離位置下段
に、同位置直下に供給されるフィルム原反fの前後面と
対向して、例えば、円筒断面形状に形成した中空形状の
各袋捲りロール44,44を配設し、同位置の下部前後
に配設した各可動枠45,45の長手側対向面に各袋捲
りロール44,44を回転可能に軸架すると共に、同位
置一側部に配設した開口用シリンダ46を前側可動枠4
5の一端側に連結し、同位置中央部に配設した開口用シ
リンダ47を後述する支持枠49を介して後側可動枠4
5の背面側中央部に連結し、同各可動枠45,45の他
端側に連結した各ガイド軸48,48を前後摺動可能に
軸受して、各開口用シリンダ46,47の同期作動によ
り、分離位置直下に供給されたフィルム原反fの前後面
を圧接する前進位置と、上述のフィルム分離機構4によ
り分離された包装袋Fの投入口Faを適宜大きさに開口
する位置とに各袋捲りロール44,44を前後移動す
る。なお、上述の実施例では、袋捲りロール44を円筒
断面形状に形成しているが、例えば、半円断面形状、扇
形断面形状等の任意形状に袋捲りロール44を形成する
もよい。
【0024】且つ、下部中央に配設した支持枠49の両
側端部に各ガイド軸50,50を前後摺動可能に軸受
し、同各ガイド軸50,50の先端部を後側可動枠45
の背面側両端部に連結し、同各ガイド軸50,50上に
各コイルスプリング51,51を圧縮装填して、各コイ
ルスプリング51,51の弾性により、後側可動枠45
に軸架した袋捲りロール44をフイルム原反fの後面側
を押圧する方向に常時付勢している。
【0025】上述の各袋捲りロール44,44は、各可
動枠45,45の長手側両端部に固定した各軸受部52
…の前側上端部間に各ロール本体44a,44aを軸架
し、同各ロール本体44a,44aの一側端部に固定し
た各ギャ53,53と、同側端部に配設した各ラック5
4,54とを互いに歯合すると共に、同側に配設した各
捲り用シリンダ55,55を各ラック54,54に連結
して、各捲り用シリンダ55,55の同期作動により、
各ギャ53…及び各ラック54…を介して各袋捲りロー
ル44,44を捲り方向に回転させ、分離位置直下に供
給されたフィルム原反fの前後面と対向する方向に後述
する各粘着パッド44c,44cを回転停止した横向き
位置と、後述する各押圧板57…と対向する方向に各粘
着パッド44c,44cを回転停止した上向き位置とに
各袋捲りロール44,44を正逆回転する。
【0026】且つ、各軸受部52,52の後側上端部に
軸架した各支軸56,56上に3枚の各袋押圧板57…
を長さ方向に対して所定間隔に隔てて固定し、各可動枠
45,45の背面側中央部に固定した各押圧用シリンダ
58,58のロッド端部と、各支軸56,56の中央部
に固定した各可動片59,59とを当接し、各可動枠4
5,45の背面側下端部と各可動片59,59の揺動側
端部との間に各コイルスプリング60…を張架して、各
コイルスプリング60…の弾性により、各袋捲りロール
44,44の吸着面に対して各袋押圧板57…が押圧さ
れる方向に回動付勢すると共に、各押圧用シリンダ5
8,58の同期作動により、各袋捲りロール44,44
の吸着面に吸着された包装袋Fの投入口Faを押圧する
閉位置と、各袋捲りロール44,44の吸着面に対して
適宜間隔に離間した開位置とに各袋押圧板57…を上下
回動する。
【0027】且つ、各ロール本体44a,44aの吸着
面に沿って各埋込み溝44b,44bを長さ方向に平行
して形成し、同各埋込み溝44b,44bに、例えば、
シリコンゲル等の粘着性を有する合成ゴム製の各粘着パ
ッド44c,44cを交換可能に埋込むと共に、各ロー
ル本体44a,44aの吸着面側に各粘着パッド44
c,44cを露出させた状態に埋設し、各埋込み溝44
b,44bを除く各袋捲りロール44,44の残り全周
面を、例えば、合成ゴム、軟質樹脂等で形成した各カバ
ー61,61により被覆している。
【0028】つまり、分離位置直下に供給されたフィル
ム原反fの前後面に各袋捲りロール44,44の各粘着
パッド44c,44cを圧接したとき、各袋捲りロール
44,44の吸着面側に埋設した各粘着パッド44c,
44cの粘着力によりフィルム原反fの前後面が吸着保
持される。一つに分離形成された包装袋Fの投入口Fa
を後述する袋保持機構6により保持するとき、各粘着パ
ッド44c,44cにより吸着された包装袋Fの開口側
上縁部が容易に剥離される。且つ、粘着パッド44cの
粘着力が低下した場合、新しい粘着パッド44cに交換
する。或いは、粘着パッド44cの露出側表面を清掃又
は洗浄して粘着力を回復させる。
【0029】また、図6に示すように、袋捲りロール4
4の吸着面に沿って複数の各埋込み溝44b…を長さ方
向に対して所定間隔に隔てて形成し、同各埋込み溝44
b…に粘着性を有する合成ゴム製の各粘着パッド44c
…を夫々埋込むことで、上述と同様に、各粘着パッド4
4c…の粘着力によりフィルム原反fの前後面を吸着保
持できると共に、各粘着パッド44c…をフィルム原反
fの前後面に対して部分的に吸着させるので、上述のよ
うに袋捲りロール44の吸着面全長に埋込んだ粘着パッ
ド44cを吸着するよりも、一つに分離形成された包装
袋Fの投入口Faを後述する袋保持機構6により保持す
るときの剥離抵抗が小さくなる。
【0030】前述の袋保持機構6は、図1及び図2に示
すように、上述した袋開口機構5の開口動作が許容され
る高さ位置であって、同機構により開口された包装袋F
の開口側周縁部と対向する両側位置に各可動板65,6
5を配設し、同側上部に配設した各昇降用シリンダ6
6,66を各可動板65,65の上面側に連結して、各
昇降用シリンダ66,66の作動により、後述する箱昇
降機構9により持上げられた段ボール箱Bの各フラップ
Ba…に対して包装袋Fの投入口Faが被覆される降下
位置と、上述の袋開口機構5により開口される包装袋F
の投入口Faよりも上方に退避させた上昇位置とに後述
する各折返し爪67…を上下動する。
【0031】且つ、各可動板65,65の下面側に軸架
した各支軸68,68上に2枚の各折返し爪67…を固
定し、同各支軸68,68の一側端部に固定した各ギャ
69,69と、同側端部に配設した各ラック70,70
とを互いに歯合すると共に、同側に配設した各開閉用シ
リンダ71,71を各ラック70,70に連結して、各
開閉用シリンダ71,71の同期作動により、上述の袋
開口機構5により開口された包装袋Fの投入口Faに対
して挿入される閉位置と、後述する段ボール箱Bの各フ
ラップBa…に対して被覆される大きさに包装袋Fの投
入口Faを開口する開位置とに左右の各折返し爪67…
を開閉する。
【0032】前述の袋押込み機構7は、上述した袋保持
機構6の保持動作が許容される高さ位置であって、同機
構により開口保持された包装袋Fの投入口Faと対向す
る上方位置に、段ボール箱Bの内側底面部と対応する大
きさ及び形状に形成した袋挿入板72を配設し、同位置
上部に配設した挿入用シリンダ73を袋挿入板72の上
面側に連結して、挿入用シリンダ73の作動により、後
述する箱昇降機構9により持上げられた段ボール箱Bの
内側底面部と対応する大きさに包装袋Fを拡張する下降
位置と、上述の袋保持機構6により保持された包装袋F
の投入口Faよりも上方に退避させた上昇位置とに袋挿
入板72を上下動する。
【0033】前述の箱送りコンベア8は、図7にも示す
ように、箱送りコンベア8上に設定した昇降位置の一側
部に、同位置に停止される段ボール箱Bの前後幅と対応
する間隔に隔てて各箱支持アーム74,75を旋回可能
に軸支し、同位置側部に配設した各回動用シリンダ7
6,77を各箱支持アーム74,75の基端部に連結し
て、各回動用シリンダ76,77の作動により、昇降位
置に搬送された段ボール箱Bの前後面を保持する旋回位
置と、同段ボール箱Bの搬送が許容される退避位置とに
各箱支持アーム74,75を回動する。且つ、昇降位置
に搬送停止される段ボール箱Bの一側面と対向して幅寄
せ板78を配設し、同位置側部に配設した幅寄せ用シリ
ンダ79を幅寄せ板78の背面側に連結して、幅寄せ用
シリンダ79の作動により、箱送りコンベア8上の昇降
位置に搬送停止された段ボール箱Bを幅寄せ板78で後
述する箱昇降機構9の箱載せ爪82側に幅寄せする。
【0034】前述の箱昇降機構9は、箱送りコンベア8
上に設定した昇降位置の他側部に各ガイドレール80,
80を適宜間隔に隔てて垂直方向に平行架設し、同各ガ
イドレール80,80上に昇降枠81の背面側両端部を
上下摺動可能に係合し、同昇降枠81の前面側中央部に
箱載せ爪82を水平固定すると共に、同側上部に軸支し
た各スプロケット83,83と、同側下部に軸支した各
スプロケット84,84との間に各昇降チェーン85,
85を張架し、同各昇降チェーン85,85の端部を昇
降枠81の背面側に連結して、同位置の下部一側に配設
した昇降用モータ86の駆動力により、各スプロケット
87,88及び駆動チェーン89を介して各昇降チェー
ン85,85を上下方向に周回させ、上述の袋保持機構
6により保持された包装袋Fの底部側が段ボール箱B内
に挿入される上昇位置と、箱送りコンベア8の搬送面よ
りも下方に降下した降下位置とに箱載せ爪82を上下動
する。
【0035】且つ、箱載せ爪82により持上げられた段
ボール箱Bの前後上端部と対向して各箱保持板90,9
0を配設し、同位置両側部に配設した各保持用シリンダ
91,91を各箱保持板90,90の背面側に連結し
て、各保持用シリンダ91,91の同期作動により、箱
載せ爪82による段ボール箱Bの昇降動作が許容される
後退位置と、同箱載せ爪82により持上げられた段ボー
ル箱Bの各フラップBa…を起立姿勢に保持する前進位
置とに各箱保持板90,90を前後動する。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、袋開口敷設機1による包装袋Fの開口動作及
び敷設動作を説明する。先ず、図1、図2、図7に示す
ように、各回動用モータ76,77を駆動して、箱送り
コンベア8上の昇降位置に搬送された段ボール箱Bの前
後面を各箱支持アーム74,75で保持し、幅寄せ用シ
リンダ79を作動して、箱送りコンベア8上の昇降位置
に搬送停止された段ボール箱Bを幅寄せ板78により箱
昇降機構9の箱載せ爪82側に幅寄せする。
【0037】一方、フィルム供給機構2の各送りロール
18,26を駆動して、ロール状に巻回されたフィルム
原反fを繰出し経路上の溶着位置に供給すると共に、フ
ィルム溶着機構3の押え用シリンダ40を作動して、フ
ィルム原反fの上下面を押え板38と受け板39とで幅
方向に挾持固定する。同時に、各シリンダ36,37を
同期作動して、フィルム原反fの上下面を加熱ヘッド3
4と受けヘッド35とで挾持し、同フィルム原反fの挾
持部分を加熱ヘッド34により幅方向に加熱溶着する。
この後、各シリンダ36,37,40を復帰作動して、
各ヘッド34,35及び押え板38を初期位置に復帰さ
せる。
【0038】次に、繰出し経路上の分離位置直下にフィ
ルム原反fの溶着側端部を適宜長さ垂下すると共に、図
8に示すように、袋開口機構5の各開口用シリンダ4
6,47を作動して、分離位置直下に垂下されたフィル
ム原反fの前後面に各袋捲りロール44,44の一側周
面を押圧する。押圧直後、フィルム分離機構4の切断用
シリンダ43を作動して、各袋捲りロール44,44に
より押圧したフィルム原反fの上位側を切断カッタ41
により幅方向に切断し、一つの包装袋Fを分離形成す
る。
【0039】分離直後、図9に示すように、袋開口機構
5の各捲り用シリンダ55,55を同期作動して、各袋
捲りロール44,44を引下げ方向に回転させ、同各袋
捲りロール44,44で押圧した包装袋Fを若干引下げ
ると共に、同各袋捲りロール44,44に埋設した各粘
着パッド44c,44cを包装袋Fの開口側上縁部に対
して適宜間隔に近接した部分(例えば、約10mm離れた
部分)に密着させ、各粘着パッド44c,44cの粘着
力により包装袋Fの開口側上縁部を吸着保持する。
【0040】次に、図10に示すように、袋開口機構5
の各捲り用シリンダ55,55を同期作動して、各袋捲
りロール44,44を捲り方向に逆回転させ、各袋捲り
ロール44,44の各粘着パッド44c,44cが上向
きとなる方向に回転して、各粘着パッド44c,44c
に吸着させた包装袋Fの投入口Faを開口側上縁部から
順次剥離し、包装袋Fの投入口Faを開口側から底部側
に向けて捲りながら開口する。包装袋Fの投入口Faを
若干捲り開口した後、図11に示すように、各押圧用シ
リンダ58,58を作動して、各袋捲りロール44,4
4の各粘着パッド44c,44c上に吸着保持された包
装袋Fの投入口Faを各袋押圧板57…により押圧固定
する。
【0041】次に、図12に示すように、袋開口機構5
の各開口用シリンダ46,47を復帰作動して、各袋捲
りロール44,44を離間方向に相対移動させ、各袋捲
りロール44,44の各粘着パッド44c,44c上に
吸着された包装袋Fの投入口Faを各袋押圧板57…で
押圧した状態のまま水平方向に開口する。袋保持機構6
の各昇降用シリンダ66,66及び各開閉用シリンダ7
1,71を作動して、各袋捲りロール44,44により
開口した包装袋Fの投入口Faに4本の各折返し爪67
…を挿入して開口保持する。同時に、各袋捲りロール4
4,44の各粘着パッド44c,44cから包装袋Fの
投入口Faを剥離すると共に、各押圧用シリンダ58,
58を復帰作動して、各袋押圧板57…を初期位置に復
帰させ、各袋押圧板57…による包装袋Fの押圧固定を
解除する。
【0042】次に、箱昇降機構9の昇降用モータ86を
駆動して、箱送りコンベア8上の昇降位置に搬送停止さ
れた段ボール箱Bを箱載せ爪82で適宜高さに持上げ、
各折返し爪67…により保持した包装袋Fの底部側を段
ボール箱B内に挿入すると共に、各保持用シリンダ9
1,91を作動して、箱載せ爪82により持上げられた
段ボール箱Bの各フラップBa…を各箱保持板90,9
0で鉛直姿勢に保持する。且つ、袋押込み機構7の挿入
用シリンダ73を作動して、各折返し爪67…により保
持した包装袋F内に袋挿入板72を垂直挿入し、段ボー
ル箱Bの内側底面部に包装袋Fの底部側が接触するまで
袋挿入板72を押込み、各折返し爪67…により保持し
た包装袋Fと、箱載せ爪82に載置された段ボール箱B
との相対移動により、各折返し爪67…により保持した
包装袋Fの投入口Faを外側に折返して段ボール箱Bの
各フラップBa…に被覆する。
【0043】なお、袋開口機構5により開口された包装
袋Fを段ボール箱B内に押込むとき、各折返し爪67…
の近傍又は袋挿入板72の下面側に垂設した噴射ノズル
(図示省略)から加圧エアを吐出して、各折返し爪67
…により保持した包装袋Fを適宜大きさに拡張する。
【0044】次に、袋押込み機構7の挿入用シリンダ7
3を復帰作動し、袋保持機構6の各昇降用シリンダ6
6,66及び各開閉用シリンダ71,71を復帰作動し
て、袋挿入板72及び各折返し爪67…を初期位置に復
帰させる。同時に、各保持用シリンダ91,91を復帰
作動して、各箱保持板90,90を初期位置に復帰させ
る。この後、箱昇降機構9の昇降用モータ86を逆転し
て、袋敷設済みの段ボール箱Bを箱送りコンベア8上に
載置して次工程(例えば、袋詰め工程)に搬送供給す
る。以下、上述と同様にして、各要素2,3,4,5,
6,7,8,9を駆動して、包装袋Fの開口作業及び敷
設作業を継続して行う。
【0045】以上のように、各袋捲りロール44,44
に埋設した各粘着パッド44c,44cの粘着力により
包装袋Fの開口側上縁部に近接した部分を保持し、各袋
捲りロール44,44の各粘着パッド44c,44cに
吸着した包装袋Fの投入口Faを開口側上縁部から順次
剥離して捲り開口するので、包装袋Fの投入口Faを開
口するときの剥離抵抗が小さく、ブロックキング現象に
よる影響が殆ど無いため、包装袋Fの開口作業が簡単且
つ容易に行える。
【0046】しかも、従来装置のように真空ポンプや吸
引用ブロワ等の負圧発生手段を備える必要が無く、装置
全体の構成が簡素化されるため、製作コストの低減を図
ることができる。且つ、包装袋Fの開口側上縁部に各粘
着パッド44c,44cを密着させて吸着保持するの
で、負圧発生手段に接続された吸気系統を切換え制御す
る動作が省け、包装袋Fの吸着及び開口に要する時間を
短縮して、作業の能率アップを図ることができる。
【0047】さらに、各袋捲りロール44,44の各粘
着パッド44c,44c上に吸着した包装袋Fの開口側
両縁部を各袋押圧板57…により押圧固定した状態のま
ま水平方向に牽引して開口するので、各粘着パッド44
c,44cの粘着力が低下したり、包装袋Fの内面にブ
ロックキング現象が生じても、各袋捲りロール44,4
4から包装袋Fが脱落したりせず、ブロッキング現象が
起きやすい材質のフィルム原反fであっても、包装袋F
の投入口Faを確実に開口することができる。フィルム
原反fの材質や厚さが限定されず、様々な種類を有する
包装袋Fの開口作業が安定して行え、作業の省力化及び
能率アップを図ることができる。
【0048】図13は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの吸着面全長に粘着性の粘着テープ44d
を長さ方向に貼着した例を示し、上述の実施例と同様
に、各袋捲りロール44,44に貼着した各粘着テープ
44d,44dの粘着力により包装袋Fの開口側上縁部
を吸着保持して捲り開口するので、包装袋Fの開口作業
が容易に行える。且つ、ロール本体44aの吸着面に対
して複数枚の各粘着テープ44d…を所定間隔に隔てて
貼着するもよい。且つ、粘着テープ44dを剥離するだ
けで交換作業が容易に行える。
【0049】図14は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの吸着面全長に粘着性の吸着剤44e又は
接着性の弱い吸着剤44eを長さ方向に塗布した例を示
し、各袋捲りロール44,44に塗布した各吸着剤44
e,44eの粘着力により包装袋Fの開口側上縁部を吸
着保持して捲り開口するので、包装袋Fの開口作業が容
易に行える。且つ、ロール本体44aの吸着面に対して
吸着剤44eを部分的に塗布するもよい。
【0050】図15は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの周面全体を粘着性の粘着カバー44fで
被覆した例を示し、上述の実施例と同様に、各袋捲りロ
ール44,44に被覆した各粘着カバー44f,44f
の粘着力により包装袋Fの開口側上縁部を吸着保持して
捲り開口するので、包装袋Fの開口作業が容易に行える
と共に、吸着面積が広く、大きな吸着力が得られるた
め、包装袋Fの投入口Faを確実に吸着及び開口でき
る。且つ、粘着カバー44fを剥離可能に被覆している
ので交換が容易である。
【0051】図16は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの周面全体を粘着性の粘着シール44gで
被覆した例を示し、上述の実施例と同様に、各袋捲りロ
ール44,44に被覆した各粘着シール44g,44g
の粘着力により包装袋Fの開口側上縁部を吸着保持して
捲り開口するので、包装袋Fの開口作業が容易に行える
と共に、吸着面積が広く、大きな吸着力が得られるた
め、包装袋Fの投入口Faを確実に吸着及び開口でき
る。且つ、粘着シール44gを剥離可能に被覆している
ので交換が容易である。
【0052】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の袋開口装置は、実施例の袋開口敷
設機1に対応し、以下同様に、袋体は、包装袋Fに対応
し、袋捲り体は、袋捲りロール44に対応し、袋吸着体
は、吸着パッド44cと、粘着テープ44dと、吸着剤
44eと、粘着カバー44fと、粘着シール44gとに
対応し、粘着体は、吸着パッド44cと、粘着テープ4
4dと、粘着カバー44fと、粘着シール44gとに対
応し、捲り体回転手段は、ギャ53と、ラック54と、
捲り用シリンダ55とに対応し、捲り体移動手段は、各
開口用シリンダ46,47に対応するも、袋押圧手段
は、支軸56と、袋押圧板57と、押圧用シリンダ58
と、可動片59とに対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【0053】例えば、袋開口機構5を構成する各袋捲り
ロール44,44を上下位置に相対向して配設し、水平
方向に供給されるフィルム原反f或いは定形に形成され
た包装袋Fの開口側上下面を、各袋捲りロール44,4
4の吸着側周面に付設した何れか一つの各要素44c,
44d,44e,44f,44gにより吸着保持して捲
り開口するもよく、実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋開口敷設機による包装袋の開口動作及び敷設
動作を示す側面図。
【図2】袋保持機構及び箱昇降機構の動作を示す側面
図。
【図3】袋開口機構を構成する各袋捲りロールの取付け
構造を示す平面図。
【図4】各袋捲りロールの吸着構造及び押圧構造を示す
側面図。
【図5】袋捲りロールの吸着面全長に粘着パッドを埋設
した例を示す斜視図。
【図6】袋捲りロールの吸着面に粘着パッドを部分的に
埋設した例を示す斜視図。
【図7】箱送りコンベアによる段ボール箱の搬送動作及
び停止動作を示す平面図。
【図8】各袋捲りロールによる包装袋の押圧動作を示す
側面図。
【図9】各袋捲りロールによる包装袋の吸着動作を示す
側面図。
【図10】各袋捲りロールによる包装袋の捲り動作を示
す側面図。
【図11】各袋押圧板による包装袋の押圧動作を示す側
面図。
【図12】各袋捲りロールによる包装袋の開口動作を示
す側面図。
【図13】袋捲りロールの吸着面に粘着テープを貼着し
た例を示す斜視図。
【図14】袋捲りロールの吸着面に吸着剤を塗布した例
を示す斜視図。
【図15】袋捲りロールの周面全体に粘着カバーを被覆
した例を示す斜視図。
【図16】袋捲りロールの周面全体に粘着シールを被覆
した例を示す斜視図。
【図17】従来装置による包装袋の開口動作を示す側面
図。
【符号の説明】
f…フィルム原反 F…包装袋 Fa…投入口 B…段ボール箱 1…袋開口敷設機 2…フィルム供給機構 3…フィルム溶着機構 4…フィルム分離機構 5…袋開口機構 6…袋保持機構 7…袋押込み機構 8…箱送りコンベア 9…箱昇降機構 44…袋捲りロール 44a…ロール本体 44b…埋込み溝 44c…粘着パッド 44d…粘着テープ 44e…吸着剤 44f…粘着カバー 44g…粘着シール 46,47…開口用シリンダ 53…ギャ 54…ラック 55…捲り用シリンダ 57…袋押圧板 58…押圧用シリンダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 袋開口装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、段ボール紙
や合成樹脂等により形成した上面開放形態の箱体に、合
成樹脂製又は紙製の袋体を敷設する作業に用いられる袋
開口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような箱体内に袋体を敷
設する装置としては、例えば、図17に示すように、合
成樹脂で形成したフィルム原反fの前後面を各吸着パッ
ド92,92の吸着面に生じる負圧により吸着保持した
後、同各吸着パッド92,92で吸着保持したフィルム
原反fの上位側に加熱ヘッド93を押圧して幅方向に加
熱溶着し、同加熱ヘッド93で加熱溶着したフィルム原
反fの下位側を切断カッタ94により幅方向に切断し
て、一つの包装袋Fを分離形成する。
【0003】次に、包装袋Fの切断側上端部よりも若干
離れた部分(例えば、約50mm離れた部分)を各吸着パ
ッド92,92で吸着保持したまま左右に牽引して、同
各吸着パッド92,92で吸着保持した包装袋Fの投入
口Faを開口する。各吸着パッド92,92で吸着保持
した包装袋Fと、同位置下部に供給した段ボール箱Bと
を袋挿入方向に相対移動させて、各吸着パッド92,9
2で吸着保持した包装袋Fを段ボール箱B内に敷設する
装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
包装袋Fの切断側上端部よりも若干離れた部分を各吸着
パッド92,92で吸着保持した場合、袋開口時に於い
て、各吸着パッド92,92の吸着部分を中心として包
装袋Fの上位側内面及び下位側内面に剥離抵抗が生じ、
包装袋Fの開口作業が妨げられる。つまり、フィルム内
面に付着する水分や油分或いはフィルム自体に生じる静
電気により包装袋Fの内面側が隙間無く密着(ブロック
キング現象)しているので、包装袋Fの投入口Faを開
口するときの剥離抵抗が各吸着パッド92,92の負圧
よりも大きく、包装袋Fの開口側両縁部を吸着及び開口
することが困難である。一方の吸着パッド92側に包装
袋Fが吸着保持されたり、吸着パッド92から包装袋F
が脱落したりするため、フィルムの材質や厚さによって
は吸着ミス及び開口ミスが多発しやすいという問題点を
有している。
【0005】且つ、各吸着パッド92,92の吸着面に
生じる負圧のみで包装袋Fの投入口Faを開口するた
め、各吸着パッド92,92の吸着面に生じるエア洩れ
或いは包装袋F内面に生じるブロックキング現象によ
り、各吸着パッド92,92で吸着保持した包装袋Fが
不測にも脱落することがあり、ブロッキング現象が起き
難いフィルムを使用しなければならず、フィルムの種類
が限定される。
【0006】さらに、各吸着パッド92,92の吸着面
に生じる負圧でフィルム原反fの前後面及び包装袋Fの
開口側両縁部を吸着保持する構成であるため、吸気系統
の切換え制御及び配管が複雑となるだけでなく、真空ポ
ンプや吸引用ブロワ等の負圧発生手段を備えなければな
らず、装置全体の構成が複雑となり、製作コストが高価
となる。且つ、負圧発生手段に接続された吸気系統を切
換え制御して、各吸着パッド92,92により包装袋F
開口側両縁部を吸着保持及び吸着解除するので、包装
袋Fを吸着及び開口するときにタイムロスが生じ、作業
能率が悪いという問題点も有している。
【0007】この発明は上記問題に鑑み、袋体の開口側
両縁部に近接した部分を各袋捲り体により吸着保持し、
各袋捲り体により吸着保持した袋体を開口側両縁部から
順次剥離して開口することにより、袋体を開口するとき
の剥離抵抗が小さく、袋体の開口作業が簡単且つ容易に
行える袋開口装置の提供を目的とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の袋開口装置は、袋体の開口側両
縁部を押圧する方向に各袋捲り体を移動して、例えば、
粘着体又は粘着剤等の袋吸着体により各袋捲り体の吸着
面上に袋体の開口側両縁部を吸着保持する。この後、袋
体の開口側両縁部を開口する方向に各袋捲り体を移動し
て、各袋捲り体の吸着面上に吸着保持した袋体を開口側
両縁部から順次剥離し、所定の大きさに袋体を開口す
る。
【0009】請求項2記載の袋開口装置は、捲り体移動
手段を駆動して、袋体の開口側両縁部に近接した部分に
各袋捲り体の各袋吸着体を密着させて吸着保持する。捲
り体回転手段を逆転して、各袋捲り体の各袋吸着体上に
吸着保持した袋体を開口側両縁部から順次剥離し、捲り
体移動手段を復帰駆動して、各袋捲り体を離間方向に相
対移動させ、各袋捲り体の各袋吸着体上に吸着保持した
袋体の開口側両縁部を所定の大きさに牽引して開口する
ので、袋体の投入口を開口するときの剥離抵抗が小さ
く、袋体の開口作業が容易に行える。
【0010】請求項3記載の袋開口装置は、上記請求項
1又は2記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸着面全長
に付設した各袋吸着体により袋体の開口側両縁部を吸着
保持することで、袋体の開口側両縁部に沿って吸着保持
でき、袋体の開口作業が容易に行える。
【0011】請求項4記載の袋開口装置は、上記請求項
1又は2記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸着面に付
設した各袋吸着体により袋体の開口側両縁部を部分的に
吸着することで、各袋捲り体の各袋吸着体から袋体の開
口側両縁部を剥離するときの吸着抵抗が小さく、袋体の
剥離作業が容易に行える。
【0012】請求項5記載の袋開口装置は、上記請求項
1,2,3又は4記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸
着面に貼着した各粘着体により袋体の開口側両縁部を吸
着保持することで、袋体の開口側両縁部を確実に吸着保
持でき、袋体の開口作業が容易に行える。
【0013】請求項6記載の袋開口装置は、上記請求項
1,2,3又は4記載の作用と併せて、各袋捲り体の吸
着面に塗布した各粘着剤により袋体の開口側両縁部を吸
着保持することで、袋体の開口側両縁部を確実に吸着保
持でき、袋体の開口作業が容易に行える。
【0014】請求項7記載の袋開口装置は、上記請求項
1,2,3,4,5又は6記載の作用と併せて、袋押圧
手段を駆動して、各袋捲り体の吸着面上に吸着された袋
体の開口側両縁部を押圧固定すると共に、各袋捲り体の
吸着面上に袋体の開口側両縁部を押圧固定した状態のま
ま離間方向に牽引して開口するので、袋体の投入口を確
実に開口できる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、袋体の開口側両縁部
に近接した部分を各袋捲り体により吸着保持し、各袋捲
り体により吸着保持した袋体を開口側両縁部から順次剥
離して開口するので、袋体の投入口を開口するときの剥
離抵抗が小さく、ブロックキング現象による影響が殆ど
無いため、袋体の開口作業が簡単且つ容易に行える。し
かも、従来装置のように真空ポンプや吸引用ブロワ等の
負圧発生手段を備える必要が無く、装置全体の構成が簡
素化されるため、製作コストの低減を図ることができ
る。且つ、袋体の開口側両縁部に各袋吸着体を密着させ
て吸着保持するので、負圧発生手段に接続された吸気系
統を切換え制御する動作が省け、袋体の吸着及び開口に
要する時間を短縮して、作業の能率アップを図ることが
できる。
【0016】さらに、各袋捲り体の吸着面上に袋体の開
口側両縁部を押圧固定した状態のまま牽引して開口する
ので、各袋吸着体の吸着力が低下したり、袋体内面にブ
ロックキング現象が生じても、各袋捲り体から袋体が脱
落したりせず、ブロッキング現象が起きやすい材質の袋
体であっても、袋体の投入口を確実に開口することがで
きる。袋体の材質や厚さが限定されないず、様々な種類
を有する袋体の開口作業が安定して行え、作業の省力化
及び能率アップを図ることができる。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は箱体及び袋体の一例として上面開放形態
に組立てられた段ボール箱内に合成樹脂製の包装袋を開
口して敷設する作業に用いられる袋開口敷設機を示し、
図1及び図2に於いて、この袋開口敷設機1は、繰出し
経路上に設定した溶着位置から分離位置に向けて合成樹
脂製のフィルム原反fを供給するフィルム供給機構2
と、同経路上の溶着位置に供給されたフィルム原反fを
幅方向に溶着するフィルム溶着機構3と、同経路上の分
離位置に供給されたフィルム原反fを適宜大きさに分離
するフィルム分離機構4と、同機構により分離された包
装袋Fの投入口Faを上向けた状態に開口する袋開口機
構5と、同機構により開口された包装袋Fの投入口Fa
を保持する袋保持機構6と、同機構により保持された包
装袋Fを段ボール箱Bに挿入する袋押込み機構7と、上
述の袋保持機構6により保持された包装袋Fが挿入され
る方向に、箱送りコンベア8上の昇降位置に搬送された
段ボール箱Bを垂直昇降する箱昇降機構9とから構成さ
れる。
【0018】上述のフィルム供給機構2は、例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂フィルムで形
成した筒状のフィルム原反fを折畳んだ状態(例えば、
ガゼット折り状態又は平折り状態)のままロール状に巻
回すると共に、そのロール状に巻回してなるフィルム原
反fを繰出し側始端部に配設したフィルム装填部10に
軸受している。且つ、繰出し側始端部に配設したフィル
ム装填部10の後段側に各ガイドロール11,12を軸
支し、繰出し経路上に設定した溶着位置前段に各ガイド
ロール13,14,15,16及びダンサーロール17
を軸支し、フィルム原反fの繰出し側始端部に空気を適
量注入してから各ロール11,12,13,14,1
5,16,17に張架することで、予め注入した空気に
よりフィルム原反fの内面が剥離され、後述する袋開口
機構5により包装袋Fの投入口Faを容易に開口するこ
とができる。
【0019】さらに、ダンサーロール17の上段側に送
りロール18と押えロール19とを軸支し、同送りロー
ル18の上段側に軸支した可動アーム20の前端部に押
えロール19を軸支し、同位置側部に配設した押え用シ
リンダ21を可動アーム20の後端部に連結して、押え
用シリンダ21の作動により、繰出し経路上に供給され
るフィルム原反fの上下面を各ロール18,19で挾持
すると共に、同位置側部に配設した送り用モータ22の
駆動力により、各スプロケット23,24及び駆動チェ
ーン25を介して送りロール18を送り方向に回転さ
せ、各ロール18,19により挾持したフィルム原反f
を繰出し供給する。
【0020】且つ、繰出し経路上に設定した分離位置上
段に、同位置に供給されるフィルム原反fの前後面と対
向して送りロール26と押えロール27とを軸支し、同
送りロール26の上段側に軸支した可動アーム28の下
端部に押えロール27を軸支し、同位置上部に配設した
押え用シリンダ29を可動アーム28の上端部に連結し
て、押え用シリンダ29の作動により、繰出し経路上に
供給されるフィルム原反fの前後面を各ロール26,2
7で挾持すると共に、同位置側部に配設した送り用モー
タ30の駆動力により、各スプロケット31,32及び
駆動チェーン33を介して送りロール26を送り方向に
回転させ、各ロール26,27により挾持したフィルム
原反fを繰出し供給する。
【0021】前述のフィルム溶着機構3は、繰出し経路
上に設定した溶着位置に、同位置に供給されるフィルム
原反fの上下面と対向して加熱ヘッド34と受けヘッド
35とを配設し、同位置上部に配設した押え用シリンダ
36を加熱ヘッド34の上面側に連結し、同位置下部に
配設した受け用シリンダ37を受けヘッド35の下面側
に連結して、各シリンダ36,37の同期作動により、
同位置に供給されたフィルム原反fの上下面を各ヘッド
34,35で挾持すると共に、フィルム原反fの挾持部
分を加熱ヘッド34により幅方向に加熱溶着する。且
つ、溶着位置直前に供給されるフィルム原反fの上下面
と対向して押え板38と受け板39とを配設し、同位置
上部に配設した押え用シリンダ40を押え板38の上面
側に連結して、押え用シリンダ40の作動により、溶着
位置直前に供給されたフィルム原反fの上下面を各板3
8,39で挾持する。
【0022】前述のフィルム分離機構4は、繰出し経路
上に設定した分離位置に、同位置に供給されるフィルム
原反fの前後面と対向して切断カッタ41と受けヘッド
42とを配設し、同位置下部に配設した切断用シリンダ
43を切断カッタ41に連結して、切断用シリンダ43
の作動により、分離位置に供給されたフィルム原反fを
切断カッタ41で幅方向に切断して、一つの包装袋Fを
分離形成する。
【0023】前述の袋開口機構5は、図3、図4、図5
にも示すように、繰出し経路上に設定した分離位置下段
に、同位置直下に供給されるフィルム原反fの前後面と
対向して、例えば、円筒断面形状に形成した中空形状の
各袋捲りロール44,44を配設し、同位置の下部前後
に配設した各可動枠45,45の長手側対向面に各袋捲
りロール44,44を回転可能に軸架すると共に、同位
置一側部に配設した開口用シリンダ46を前側可動枠4
5の一端側に連結し、同位置中央部に配設した開口用シ
リンダ47を後述する支持枠49を介して後側可動枠4
5の背面側中央部に連結し、同各可動枠45,45の他
端側に連結した各ガイド軸48,48を前後摺動可能に
軸受して、各開口用シリンダ46,47の同期作動によ
り、分離位置直下に供給されたフィルム原反fの前後面
押圧する前進位置と、上述のフィルム分離機構4によ
り分離された包装袋Fの投入口Faを所定の大きさに開
口する位置とに各袋捲りロール44,44を前後移動す
る。なお、上述の実施例では、袋捲りロール44を円筒
断面形状に形成しているが、例えば、半円断面形状、扇
形断面形状等の任意形状に袋捲りロール44を形成する
もよい。
【0024】且つ、下部中央に配設した支持枠49の両
側端部に各ガイド軸50,50を前後摺動可能に軸受
し、同各ガイド軸50,50の先端部を後側可動枠45
の背面側両端部に連結し、同各ガイド軸50,50上に
各コイルスプリング51,51を圧縮装填して、各コイ
ルスプリング51,51の弾性により、後側可動枠45
に軸架した袋捲りロール44をフイルム原反fの後面側
を押圧する方向に常時付勢している。
【0025】上述の各袋捲りロール44,44は、各可
動枠45,45の長手側両端部に固定した各軸受部52
…の前側上端部間に各ロール本体44a,44aを軸架
し、同各ロール本体44a,44aの一側端部に固定し
た各ギャ53,53と、同側端部に配設した各ラック5
4,54とを互いに歯合すると共に、同側に配設した各
捲り用シリンダ55,55を各ラック54,54に連結
して、各捲り用シリンダ55,55の同期作動により、
各ギャ53…及び各ラック54…を介して各袋捲りロー
ル44,44を捲り方向に回転させ、分離位置直下に供
給されたフィルム原反fの前後面と対向する方向に後述
する各粘着パッド44c,44cを回転停止した横向き
位置と、後述する各押圧板57…と対向する方向に各粘
着パッド44c,44cを回転停止した上向き位置とに
各袋捲りロール44,44を正逆回転する。
【0026】且つ、各軸受部52,52の後側上端部に
軸架した各支軸56,56上に3枚の各袋押圧板57…
を長さ方向に対して所定間隔に隔てて固定し、各可動枠
45,45の背面側中央部に固定した各押圧用シリンダ
58,58のロッド端部と、各支軸56,56の中央部
に固定した各可動片59,59とを当接し、各可動枠4
5,45の背面側下端部と各可動片59,59の揺動側
端部との間に各コイルスプリング60…を張架して、各
コイルスプリング60…の弾性により、各袋捲りロール
44,44の吸着面に対して各袋押圧板57…が押圧さ
れる方向に回動付勢すると共に、各押圧用シリンダ5
8,58の同期作動により、各袋捲りロール44,44
の吸着面に吸着された包装袋Fの投入口Faを押圧する
閉位置と、各袋捲りロール44,44の吸着面に対して
所定間隔に離間した開位置とに各袋押圧板57…を上下
回動する。
【0027】且つ、各ロール本体44a,44aの吸着
面に沿って各埋込み溝44b,44bを長さ方向に平行
して形成し、同各埋込み溝44b,44bに、例えば、
シリコンゲル等の粘着性を有する合成ゴム製の各粘着パ
ッド44c,44cを交換可能に埋込むと共に、各ロー
ル本体44a,44aの吸着面側に各粘着パッド44
c,44cを露出させた状態に埋設し、各埋込み溝44
b,44bを除く各袋捲りロール44,44の残り全周
面を、例えば、合成ゴム、軟質樹脂等で形成した各カバ
ー61,61により被覆している。
【0028】つまり、分離位置直下に供給されたフィル
ム原反fの前後面及び一つに分離された包装袋Fの開口
側両縁部を吸着可能な粘着力であって、後述する袋保持
機構6により開口保持したとき各袋捲りロール44,4
4の各粘着パッド44c,44cから包装袋Fの開口側
両縁部が分離される粘着力に設定している。且つ、粘着
パッド44cの粘着力が低下した場合、袋捲りロール4
4又は粘着パッド44cを交換する。或いは、粘着パッ
ド44cの露出側表面を清掃又は洗浄して粘着力を回復
させる。
【0029】また、図6に示すように、袋捲りロール4
4の吸着面に沿って複数の各埋込み溝44b…を長さ方
向に対して所定間隔に隔てて形成し、同各埋込み溝44
b…に粘着性を有する合成ゴム製の各粘着パッド44c
…を夫々埋込むことで、上述と同様に、各粘着パッド4
4c…の粘着力によりフィルム原反fの前後面を吸着保
持できると共に、各粘着パッド44c…をフィルム原反
fの前後面に対して部分的に吸着させるので、上述のよ
うに袋捲りロール44の吸着面全長に埋込んだ粘着パッ
ド44cを吸着するよりも、一つに分離形成された包装
袋Fの投入口Faを後述する袋保持機構6により保持す
るときの剥離抵抗が小さくなる。
【0030】前述の袋保持機構6は、図1及び図2に示
すように、上述した袋開口機構5の開口動作が許容され
る高さ位置であって、同機構により開口された包装袋F
の開口側周縁部と対向する両側位置に各可動板65,6
5を配設し、同側上部に配設した各昇降用シリンダ6
6,66を各可動板65,65の上面側に連結して、各
昇降用シリンダ66,66の作動により、後述する箱昇
降機構9により持上げられた段ボール箱Bの各フラップ
Ba…に対して包装袋Fの投入口Faが被覆される降下
位置と、上述の袋開口機構5により開口される包装袋F
の投入口Faよりも上方に退避させた上昇位置とに後述
する各折返し爪67…を上下動する。
【0031】且つ、各可動板65,65の下面側に軸架
した各支軸68,68上に2枚の各折返し爪67…を固
定し、同各支軸68,68の一側端部に固定した各ギャ
69,69と、同側端部に配設した各ラック70,70
とを互いに歯合すると共に、同側に配設した各開閉用シ
リンダ71,71を各ラック70,70に連結して、各
開閉用シリンダ71,71の同期作動により、上述の袋
開口機構5により開口された包装袋Fの投入口Faに対
して挿入される閉位置と、後述する段ボール箱Bの各フ
ラップBa…に対して被覆される大きさに包装袋Fの投
入口Faを開口する開位置とに左右の各折返し爪67…
を開閉する。
【0032】前述の袋押込み機構7は、上述した袋保持
機構6の保持動作が許容される高さ位置であって、同機
構により開口保持された包装袋Fの投入口Faと対向す
る上方位置に、段ボール箱Bの内側底面部と対応する大
きさ及び形状に形成した袋挿入板72を配設し、同位置
上部に配設した挿入用シリンダ73を袋挿入板72の上
面側に連結して、挿入用シリンダ73の作動により、後
述する箱昇降機構9により持上げられた段ボール箱Bの
内側底面部と対応する大きさに包装袋Fを拡張する下降
位置と、上述の袋保持機構6により保持された包装袋F
の投入口Faよりも上方に退避させた上昇位置とに袋挿
入板72を上下動する。
【0033】前述の箱送りコンベア8は、図7にも示す
ように、箱送りコンベア8上に設定した昇降位置の一側
部に、同位置に停止される段ボール箱Bの前後幅と対応
する間隔に隔てて各箱支持アーム74,75を旋回可能
に軸支し、同位置側部に配設した各回動用シリンダ7
6,77を各箱支持アーム74,75の基端部に連結し
て、各回動用シリンダ76,77の作動により、昇降位
置に搬送された段ボール箱Bの前後面を保持する旋回位
置と、同段ボール箱Bの搬送が許容される退避位置とに
各箱支持アーム74,75を回動する。且つ、昇降位置
に搬送停止される段ボール箱Bの一側面と対向して幅寄
せ板78を配設し、同位置側部に配設した幅寄せ用シリ
ンダ79を幅寄せ板78の背面側に連結して、幅寄せ用
シリンダ79の作動により、箱送りコンベア8上の昇降
位置に搬送停止された段ボール箱Bを幅寄せ板78で後
述する箱昇降機構9の箱載せ爪82側に幅寄せする。
【0034】前述の箱昇降機構9は、箱送りコンベア8
上に設定した昇降位置の他側部に各ガイドレール80,
80を所定間隔に隔てて垂直方向に平行架設し、同各ガ
イドレール80,80上に昇降枠81の背面側両端部を
上下摺動可能に係合し、同昇降枠81の前面側中央部に
箱載せ爪82を水平固定すると共に、同側上部に軸支し
た各スプロケット83,83と、同側下部に軸支した各
スプロケット84,84との間に各昇降チェーン85,
85を張架し、同各昇降チェーン85,85の端部を昇
降枠81の背面側に連結して、同位置の下部一側に配設
した昇降用モータ86の駆動力により、各スプロケット
87,88及び駆動チェーン89を介して各昇降チェー
ン85,85を上下方向に周回させ、上述の袋保持機構
6により保持された包装袋Fの底部側が段ボール箱B内
に挿入される上昇位置と、箱送りコンベア8の搬送面よ
りも下方に降下した降下位置とに箱載せ爪82を上下動
する。
【0035】且つ、箱載せ爪82により持上げられた段
ボール箱Bの前後上端部と対向して各箱保持板90,9
0を配設し、同位置両側部に配設した各保持用シリンダ
91,91を各箱保持板90,90の背面側に連結し
て、各保持用シリンダ91,91の同期作動により、箱
載せ爪82による段ボール箱Bの昇降動作が許容される
後退位置と、同箱載せ爪82により持上げられた段ボー
ル箱Bの各フラップBa…を起立姿勢に保持する前進位
置とに各箱保持板90,90を前後動する。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、袋開口敷設機1による包装袋Fの開口動作及
び敷設動作を説明する。先ず、図1、図2、図7に示す
ように、各回動用モータ76,77を駆動して、箱送り
コンベア8上の昇降位置に搬送された段ボール箱Bの前
後面を各箱支持アーム74,75で保持し、幅寄せ用シ
リンダ79を作動して、箱送りコンベア8上の昇降位置
に搬送停止された段ボール箱Bを幅寄せ板78により箱
昇降機構9の箱載せ爪82側に幅寄せする。
【0037】一方、フィルム供給機構2の各送りロール
18,26を駆動して、ロール状に巻回されたフィルム
原反fを繰出し経路上の溶着位置に供給すると共に、フ
ィルム溶着機構3の押え用シリンダ40を作動して、フ
ィルム原反fの上下面を押え板38と受け板39とで幅
方向に挾持固定する。同時に、各シリンダ36,37を
同期作動して、フィルム原反fの上下面を加熱ヘッド3
4と受けヘッド35とで挾持し、同フィルム原反fの挾
持部分を加熱ヘッド34により幅方向に加熱溶着する。
この後、各シリンダ36,37,40を復帰作動して、
各ヘッド34,35及び押え板38を初期位置に復帰さ
せる。
【0038】次に、繰出し経路上の分離位置直下にフィ
ルム原反fの溶着側端部を所定長さ垂下すると共に、図
8に示すように、袋開口機構5の各開口用シリンダ4
6,47を作動して、分離位置直下に垂下されたフィル
ム原反fの前後面に各袋捲りロール44,44の一側周
面を押圧する。押圧直後、フィルム分離機構4の切断用
シリンダ43を作動して、各袋捲りロール44,44に
より押圧したフィルム原反fの上位側を切断カッタ41
により幅方向に切断し、一つの包装袋Fを分離形成す
る。
【0039】分離直後、図9に示すように、袋開口機構
5の各捲り用シリンダ55,55を同期作動して、各袋
捲りロール44,44を引下げ方向に回転させ、同各袋
捲りロール44,44で押圧した包装袋Fを若干引下げ
ると共に、同各袋捲りロール44,44に埋設した各粘
着パッド44c,44cを包装袋Fの開口側両縁部に対
して所定間隔に近接した部分(例えば、約10mm離れた
部分)に密着させ、各粘着パッド44c,44cの粘着
力により包装袋Fの開口側両縁部を吸着保持する。
【0040】次に、図10に示すように、袋開口機構5
の各捲り用シリンダ55,55を同期作動して、各袋捲
りロール44,44を捲り方向に逆回転させ、各袋捲り
ロール44,44の各粘着パッド44c,44cが上向
きとなる方向に回転して、各粘着パッド44c,44c
に吸着させた包装袋Fの投入口Faを開口側両縁部から
順次剥離し、包装袋Fの投入口Faを開口側から底部側
に向けて捲りながら開口する。包装袋Fの投入口Faを
若干捲り開口した後、図11に示すように、各押圧用シ
リンダ58,58を作動して、各袋捲りロール44,4
4の各粘着パッド44c,44c上に吸着保持された包
装袋Fの投入口Faを各袋押圧板57…により押圧固定
する。
【0041】次に、図12に示すように、袋開口機構5
の各開口用シリンダ46,47を復帰作動して、各袋捲
りロール44,44を離間方向に相対移動させ、各袋捲
りロール44,44の各粘着パッド44c,44c上に
吸着された包装袋Fの投入口Faを各袋押圧板57…で
押圧した状態のまま水平方向に開口する。袋保持機構6
の各昇降用シリンダ66,66及び各開閉用シリンダ7
1,71を作動して、各袋捲りロール44,44により
開口した包装袋Fの投入口Faに4本の各折返し爪67
…を挿入し、各折返し爪67…により包装袋Fの投入口
Faを四方に緊張して開口保持すると共に、各袋捲りロ
ール44,44の各粘着パッド44c,44cから包装
袋Fの投入口Faを強制的に分離する。各押圧用シリン
ダ58,58を復帰作動して、各袋押圧板57…を初期
位置に復帰させ、各袋押圧板57…による包装袋Fの押
圧固定を解除する。
【0042】次に、箱昇降機構9の昇降用モータ86を
駆動して、箱送りコンベア8上の昇降位置に搬送停止さ
れた段ボール箱Bを箱載せ爪82で所定高さに持上げ、
各折返し爪67…により保持した包装袋Fの底部側を段
ボール箱B内に挿入すると共に、各保持用シリンダ9
1,91を作動して、箱載せ爪82により持上げられた
段ボール箱Bの各フラップBa…を各箱保持板90,9
0で鉛直姿勢に保持する。且つ、袋押込み機構7の挿入
用シリンダ73を作動して、各折返し爪67…により保
持した包装袋F内に袋挿入板72を垂直挿入し、段ボー
ル箱Bの内側底面部に包装袋Fの底部側が接触するまで
袋挿入板72を押込み、各折返し爪67…により保持し
た包装袋Fと、箱載せ爪82に載置された段ボール箱B
との相対移動により、各折返し爪67…により保持した
包装袋Fの投入口Faを外側に折返して段ボール箱Bの
各フラップBa…に被覆する。
【0043】なお、袋開口機構5により開口された包装
袋Fを段ボール箱B内に押込むとき、各折返し爪67…
の近傍又は袋挿入板72の下面側に垂設した噴射ノズル
(図示省略)から加圧エアを吐出して、各折返し爪67
…により保持した包装袋Fを所定の大きさに拡張する。
【0044】次に、袋押込み機構7の挿入用シリンダ7
3を復帰作動し、袋保持機構6の各昇降用シリンダ6
6,66及び各開閉用シリンダ71,71を復帰作動し
て、袋挿入板72及び各折返し爪67…を初期位置に復
帰させる。同時に、各保持用シリンダ91,91を復帰
作動して、各箱保持板90,90を初期位置に復帰させ
る。この後、箱昇降機構9の昇降用モータ86を逆転し
て、袋敷設済みの段ボール箱Bを箱送りコンベア8上に
載置して次工程(例えば、袋詰め工程)に搬送供給す
る。以下、上述と同様にして、各要素2,3,4,5,
6,7,8,9を駆動して、包装袋Fの開口作業及び敷
設作業を継続して行う。
【0045】以上のように、各袋捲りロール44,44
に埋設した各粘着パッド44c,44cの粘着力により
包装袋Fの開口側両縁部に近接した部分を保持し、各袋
捲りロール44,44の各粘着パッド44c,44cに
より吸着保持した包装袋Fを開口側両縁部から順次剥離
して捲り開口するので、包装袋Fの投入口Faを開口す
るときの剥離抵抗が小さく、ブロックキング現象による
影響が殆ど無いため、包装袋Fの開口作業が簡単且つ容
易に行える。
【0046】しかも、従来装置のように真空ポンプや吸
引用ブロワ等の負圧発生手段を備える必要が無く、装置
全体の構成が簡素化されるため、製作コストの低減を図
ることができる。且つ、包装袋Fの開口側両縁部に各粘
着パッド44c,44cを密着させて吸着保持するの
で、負圧発生手段に接続された吸気系統を切換え制御す
る動作が省け、包装袋Fの吸着及び開口に要する時間を
短縮して、作業の能率アップを図ることができる。
【0047】さらに、各袋捲りロール44,44の各粘
着パッド44c,44c上に吸着した包装袋Fの開口側
両縁部を各袋押圧板57…により押圧固定した状態のま
ま水平方向に牽引して開口するので、各粘着パッド44
c,44cの粘着力が低下したり、包装袋Fの内面にブ
ロックキング現象が生じても、各袋捲りロール44,4
4から包装袋Fが脱落したりせず、ブロッキング現象が
起きやすい材質のフィルム原反fであっても、包装袋F
の投入口Faを確実に開口することができる。フィルム
原反fの材質や厚さが限定されず、様々な種類を有する
包装袋Fの開口作業が安定して行え、作業の省力化及び
能率アップを図ることができる。
【0048】図13は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの吸着面全長に粘着性の粘着テープ44d
を長さ方向に貼着した例を示し、上述の実施例と同様
に、各袋捲りロール44,44に貼着した各粘着テープ
44d,44dの粘着力により包装袋Fの開口側両縁部
を吸着保持して捲り開口するので、包装袋Fの開口作業
が容易に行える。且つ、ロール本体44aの吸着面に対
して複数枚の各粘着テープ44d…を所定間隔に隔てて
貼着するもよい。且つ、粘着テープ44dを剥離するだ
けで交換作業が容易に行える。
【0049】図14は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの吸着面全長にゲル状の粘着剤44eを長
さ方向に塗布した例を示し、各袋捲りロール44,44
に塗布した各粘着剤44e,44eの粘着力により包装
袋Fの開口側両縁部を吸着保持して捲り開口するので、
包装袋Fの開口作業が容易に行える。且つ、ロール本体
44aの吸着面に対して粘着剤44eを部分的に塗布す
るもよい。
【0050】図15は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの周面全体を粘着性の粘着カバー44fで
被覆した例を示し、上述の実施例と同様に、各袋捲りロ
ール44,44に被覆した各粘着カバー44f,44f
の粘着力により包装袋Fの開口側両縁部を吸着保持して
捲り開口するので、包装袋Fの開口作業が容易に行える
と共に、吸着面積が広く、大きな吸着力が得られるた
め、包装袋Fの投入口Faを確実に吸着及び開口でき
る。且つ、粘着カバー44fを剥離可能に被覆している
ので交換が容易である。
【0051】図16は袋捲りロール44を構成するロー
ル本体44aの周面全体を粘着性の粘着シール44gで
被覆した例を示し、上述の実施例と同様に、各袋捲りロ
ール44,44に被覆した各粘着シール44g,44g
の粘着力により包装袋Fの開口側両縁部を吸着保持して
捲り開口するので、包装袋Fの開口作業が容易に行える
と共に、吸着面積が広く、大きな吸着力が得られるた
め、包装袋Fの投入口Faを確実に吸着及び開口でき
る。且つ、粘着シール44gを剥離可能に被覆している
ので交換が容易である。
【0052】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の袋開口装置は、実施例の袋開口敷
設機1に対応し、以下同様に、袋体は、包装袋Fに対応
し、袋捲り体は、袋捲りロール44に対応し、袋吸着体
は、吸着パッド44cと、粘着テープ44dと、粘着剤
44eと、粘着カバー44fと、粘着シール44gとに
対応し、粘着体は、吸着パッド44cと、粘着テープ4
4dと、粘着カバー44fと、粘着シール44gとに対
応し、捲り体回転手段は、ギャ53と、ラック54と、
捲り用シリンダ55とに対応し、捲り体移動手段は、各
開口用シリンダ46,47に対応するも、袋押圧手段
は、支軸56と、袋押圧板57と、押圧用シリンダ58
と、可動片59とに対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【0053】例えば、袋開口機構5を構成する各袋捲り
ロール44,44を上下位置に相対向して配設し、水平
方向に供給されるフィルム原反f或いは定形に形成され
た包装袋Fの開口側上下面を、各袋捲りロール44,4
4の吸着側周面に付設した何れか一つの各要素44c,
44d,44e,44f,44gにより吸着保持して捲
り開口するもよく、実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋開口敷設機による包装袋の開口動作及び敷設
動作を示す側面図。
【図2】袋保持機構及び箱昇降機構の動作を示す側面
図。
【図3】袋開口機構を構成する各袋捲りロールの取付け
構造を示す平面図。
【図4】各袋捲りロールの吸着構造及び押圧構造を示す
側面図。
【図5】袋捲りロールの吸着面全長に粘着パッドを埋設
した例を示す斜視図。
【図6】袋捲りロールの吸着面に粘着パッドを部分的に
埋設した例を示す斜視図。
【図7】箱送りコンベアによる段ボール箱の搬送動作及
び停止動作を示す平面図。
【図8】各袋捲りロールによる包装袋の押圧動作を示す
側面図。
【図9】各袋捲りロールによる包装袋の吸着動作を示す
側面図。
【図10】各袋捲りロールによる包装袋の捲り動作を示
す側面図。
【図11】各袋押圧板による包装袋の押圧動作を示す側
面図。
【図12】各袋捲りロールによる包装袋の開口動作を示
す側面図。
【図13】袋捲りロールの吸着面に粘着テープを貼着し
た例を示す側面図
【図14】袋捲りロールの吸着面に粘着剤を塗布した例
を示す側面図
【図15】袋捲りロールの周面全体に粘着カバーを被覆
した例を示す側面図
【図16】袋捲りロールの周面全体に粘着シールを被覆
した例を示す側面図
【図17】従来装置による包装袋の開口動作を示す側面
図。
【符号の説明】 f…フィルム原反 F…包装袋 Fa…投入口 B…段ボール箱 1…袋開口敷設機 2…フィルム供給機構 3…フィルム溶着機構 4…フィルム分離機構 5…袋開口機構 6…袋保持機構 7…袋押込み機構 8…箱送りコンベア 9…箱昇降機構 44…袋捲りロール 44a…ロール本体 44b…埋込み溝 44c…粘着パッド 44d…粘着テープ 44e…粘着剤 44f…粘着カバー 44g…粘着シール 46,47…開口用シリンダ 53…ギャ 54…ラック 55…捲り用シリンダ 57…袋押圧板 58…押圧用シリンダ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状に扁平した袋体の開口側両縁部を
    適宜大きさに開口する袋開口装置であって、上記袋体の
    開口側両縁部と対向する位置に各袋捲り体を回転可能に
    軸架し、該各袋捲り体の吸着面に上記袋体の開口側両縁
    部を吸着保持する袋吸着体を付設すると共に、上記袋体
    の開口側両縁部に近接した部分に各袋捲り体の各袋吸着
    体を吸着し、該袋体の開口側両縁部を剥離する方向に各
    袋捲り体を回転する捲り体回転手段を設け、上記袋体の
    開口側両縁部を吸着する吸着位置と、該袋体の開口側両
    端部を開口する開口位置とに各袋捲り体を相対移動する
    捲り体移動手段を設けた袋開口装置。
  2. 【請求項2】上記袋捲り体の吸着面全長に上記袋体の開
    口側両縁部を吸着保持する袋吸着体を付設した請求項1
    記載の袋開口装置。
  3. 【請求項3】上記袋捲り体の吸着面に沿って上記袋体の
    開口側両縁部を吸着保持する袋吸着体を部分的に付設し
    た請求項1記載の袋開口装置。
  4. 【請求項4】上記袋吸着体を、上記袋捲り体の吸着面に
    上記袋体の開口側縁部を吸着保持する粘着体を付設して
    構成した請求項1,2又は請求項3記載の袋開口装置。
  5. 【請求項5】上記袋吸着体を、上記袋捲り体の吸着面に
    上記袋体の開口側縁部を吸着保持する吸着剤を塗布して
    構成した請求項1,2又は請求項3記載の袋開口装置。
  6. 【請求項6】上記各袋捲り体の吸着面に対して、該各袋
    捲り体の吸着面上に吸着された袋体の開口側両縁部を押
    圧固定する袋押圧手段を設けた請求項1,2又は請求項
    3記載の袋開口装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104627433A (zh) * 2015-02-10 2015-05-20 吴中经济技术开发区越溪斯特拉机械厂 一种自动摇控器打包机的张口器
CN104627434A (zh) * 2015-02-10 2015-05-20 吴中经济技术开发区越溪斯特拉机械厂 一种自动摇控器打包机的开口机构
CN104828297A (zh) * 2015-04-21 2015-08-12 江苏比微曼智能科技有限公司 一种开袋装置
CN105000204A (zh) * 2014-04-22 2015-10-28 青岛软控机电工程有限公司 一种自动套袋系统及方法
JP2017132559A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 クライムプロダクツ株式会社 シート搬送装置、およびシート搬送方法

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