JP2001114216A - 袋開口装置 - Google Patents

袋開口装置

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JP2001114216A
JP2001114216A JP29537199A JP29537199A JP2001114216A JP 2001114216 A JP2001114216 A JP 2001114216A JP 29537199 A JP29537199 A JP 29537199A JP 29537199 A JP29537199 A JP 29537199A JP 2001114216 A JP2001114216 A JP 2001114216A
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bag
opening
mouth
suction
bag body
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Hisanori Miyata
久典 宮田
Kazuyuki Miyaue
和行 宮植
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】袋体の口部を開口する作業が確実且つ容易に行
える袋開口装置を提供する。 【解決手段】分離機構30を駆動して、フィルム原反f
の切断部分又は袋体Fの口部Faよりも下位部分を左右
一対の吸着子34で吸着保持し、フィルム原反fの切断
部分又は袋体Fの口部Faに近接した部分を抵抗付与部
材35で押圧する。フィルム原反fを箱体サイズと略対
応する長さに切断及び熱シールして、一つの袋体Fに分
離した後、左右一対の吸着子34を相反する方向に相対
移動させ、袋体Fの口部Fa内面を面方向に変位して剥
離する。左右一対の吸着子34を離間方向に相対移動し
て、吸着子34,34で吸着保持した袋体Fの口部Fa
を開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば段ボール
紙製の箱体、合成樹脂製又は金属製のコンテナケース等
の容器内部に、合成樹脂や紙等の単一又は複合した材質
で形成した袋体を敷設する作業に用いられる袋開口装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような合成樹脂製の袋体
を開口する方法としては、例えば図13に示す第1従来
例のように、左右一対の吸着パッド80を袋体Fの口部
Fa両側面に押圧したり、図14に示す第2従来例のよ
うに、左右一対の吸着ローラ81を袋体Fの口部Fa両
側面に押圧する等して、吸着パッド80の吸気孔80a
又は吸着ロール81の吸気孔81aに生じる負圧により
袋体Fの口部Faを吸着開口する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した袋体
Fの口部Fa内面は、フィルム内面に付着する水分や油
分、或いは、フィルム自体に生じる静電気により隙間無
く密着しているため、第1従来例のように吸着パッド8
0全体を口部Fa側面に押圧した場合、口部Fa内面が
積極的に密着され、開口時の剥離抵抗が大きくなる。
【0004】その押圧力により、袋体Fの口部Faが引
き伸ばされ、吸着パッド80を押圧した部分全体に多数
の皺が発生するため、口部Fa内面に生じる剥離抵抗が
大きくなる。且つ、押圧面積が広く、ブロックキングの
生じる面積が大きいため、袋体Fの口部Faを開口する
作業が困難になるという問題点を有している。
【0005】また、第2従来例のように、袋体Fの口部
Faよりも離れた部分を吸着ロール81で吸着した場
合、その吸着部分よりも上位側内面に生じる剥離抵抗が
大きくなる。且つ、吸着ロール81の外周面に生じる静
電気により、袋体F全体が一方の吸着ロール81に巻き
付きやすく、袋体Fの口部Faを左右均等に開口するこ
とが困難であるという問題点を有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、左右一対の吸
着子を袋体の口部側面に対接して、該袋体の口部に近接
した側面部分のみに抵抗付与部材を押圧することによ
り、袋体の口部を開口するときの剥離抵抗が小さく、袋
体の口部を開口する作業が確実且つ容易に行える袋開口
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上面側が開口された容器内部に対して袋体を敷設すると
き、該袋体の口部両側面を左右一対の吸着子により吸着
保持して開口する袋開口装置であって、上記吸着子の吸
着面に、上記袋体の口部に近接した側面部分と対向し
て、該側面部分に対して接触抵抗を付与する抵抗付与部
材を設けた袋開口装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記吸着子の吸着面に、上記袋体の口
部側面が吸込み阻止される大きさの吸気孔を設けた袋開
口装置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記左右一対の吸着子を、上記
袋体の口部と略平行する方向に対して相対移動する移動
手段を設けた袋開口装置であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の袋開口装置は、左右一対の吸着
子を、垂直又は水平に供給される袋体の口部側面に対接
して、抵抗付与部材の接触抵抗を袋体の口部に近い部分
のみに付与することで、押圧面積が小さく、皺の発生が
抑制される。且つ、口部の対向面間に空気が入りやす
く、その口部を開口側対向縁部から順次剥離されため、
開口時の剥離抵抗が小さく、袋体の口部を開口する作業
が容易に行える。
【0011】請求項2記載の袋開口装置は、上記請求項
1記載の作用と併せて、吸着子の吸気孔を、袋体の口部
側面が吸込み阻止される大きさに形成することで、吸着
子による吸着を解除したとき、袋体の口部側面が簡単に
分離される。
【0012】請求項3記載の袋開口装置は、上記請求項
1又は2記載の作用と併せて、移動手段を駆動して、左
右一対の吸着子を、袋体の口部と略平行して相反する方
向に相対移動することで、抵抗付与部材の接触抵抗によ
り袋体の口部内面が面方向に変位され、口部の開口側対
向縁部にズレが生じやすくなる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、左右一対の吸着子に
設けた抵抗付与部材を袋体の口部に近接した側面部分に
押圧して、抵抗付与部材の接触抵抗を口部に近い部分の
みに集中して付与するので、その接触抵抗により、袋体
の口部を開口側対向縁部から順次剥離することができ、
口部内に空気が入りやすく、袋体の口部を開口する作業
が確実且つ容易に行える。
【0014】しかも、従来例のように吸着パッド80全
体を押圧するよりも押圧面積が小さく、袋体の口部に皺
がほとんど発生しないため、開口時の剥離抵抗が小さ
く、吸着子の吸着力だけで確実に開口することができ
る。
【0015】さらに、吸着子に形成した吸気孔が小さ
く、吸着時に於て、袋体の口部側面が吸気孔に対して吸
込まれるのを防止することができる。且つ、吸着子によ
る吸着を解除したとき、袋体の口部側面が簡単に分離さ
れるため、袋体を敷設したり、供給したりする作業がス
ムースに行える。
【0016】さらにまた、左右一対の吸着子を相反する
方向に相対移動して、抵抗付与部材の接触抵抗により袋
体の口部内面を面方向に変位させるので、口部の開口側
対向縁部にズレが生じやすく、空気が入りやすくなるた
め、開口時の剥離抵抗が小さくなり、開口作業が容易に
行える。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は容器の一例として、上面側が開口された
箱体内部に袋体を敷設する作業に用いられる袋開口装置
を示し、図1及び図2に於いて、この袋開口装置1は、
透明又は半透明に形成した筒状のフィルム原反fを供給
するフィルム供給機構10と、フィルム原反fを所定長
さに熱シールするシール機構20と、フィルム原反fを
所定長さに切断して一つの袋体Fに分離する分離機構3
0と、袋体Fを、開口機構50により保持される高さに
引上げる引上げ機構40と、袋体Fの口部Faを所定の
大きさに開口する開口機構50と、袋体Fを、搬送コン
ベア70上の敷設位置cに搬送した箱体B内部に敷設す
る敷設機構60とで構成される。
【0018】上述のフィルム供給機構10は、扁平状態
(例えばガゼット折り状態又は平折り状態)に折畳んだ
合成樹脂製のフィルム原反fをロール状に巻回して、装
置側部に設けたフィルム装填部11に複数本(又は1
本)装填している。
【0019】フィルム原反fは、ガイドロール12と、
送りロール13と、押えロール14と、所定の長さに調
節するダンサーロール15とを回転して、フィルム装填
部11後段のシール位置aに配設したシール機構20及
び分離位置bに配設した分離機構30に供給される。ま
た、多数枚の袋体Fを1枚ずつ供給してもよい。
【0020】前述のシール機構20は、フィルム原反f
の上下面を押圧する押え部材21及び受け部材22と、
その後位側上下面を押圧する加熱ヘッド23及び受け部
材24とで構成され、加熱ヘッド23はフィルム原反f
を幅方向に熱シールする。且つ、機構後位の送りロール
25及び押えロール26は、その回転力によりフィルム
原反fを分離機構30に供給する。
【0021】前述の分離機構30は、図3にも示すよう
に、分離位置bに架設した分離ユニット31を回動手段
(図示省略)で回動して、ユニット内部に架設した吸着
子34,34の間に対してフィルム原反fの供給が許容
される横向き姿勢と、吸着子34,34で吸着保持した
フィルム原反f及び袋体Fの開口側が上向となる上向き
姿勢とに回動停止する。
【0022】図中左側の吸着子34上段に架設した切断
刃32は、下段に架設したロッドレス型の移動シリンダ
32aにより幅方向に往復移動され、左右一対の吸着子
34で吸着保持したフィルム原反fを幅方向に切断す
る。
【0023】切断刃32上段に架設した左右一対の押え
部材33は、フィルム原反fの切断部分よりも上位側面
に押圧され、下段に架設した左右一対の吸着子34は、
フィルム原反fの切断部分に対して所定間隔に近接した
下位側面に押圧される。
【0024】図中右側に取付けた進退シリンダ33b,
34bは、右側の押え部材33と吸着子34とを、フィ
ルム原反f側面に押圧される前進位置と、フィルム原反
fの供給が許容される後退位置とに前後動する。一方、
移動シリンダ34cは、図中左側の吸着子34を、フィ
ルム原反f(又は袋体F)の開口側縁部と略平行する方
向に水平移動する。
【0025】吸着子34の略中央部吸着面に形成した横
長形状の吸気孔34aは、図4に示すように、外気の吸
入が許容される大きさであって、フィルム原反f及び袋
体Fの側面が吸込み阻止される幅(例えば約2mm〜約3
mm)に形成され、吸着子34全長に対して所定間隔に隔
てて複数形成(又は一つ)している。なお、吸着子34
の略全長に連続して形成してもよい。また、図5に示す
ように、例えば約2mm〜約3mmの孔径を有する略丸形状
の吸気孔34aを複数形成したり、吸気孔34aの幅、
径、数を変更してもよい。
【0026】吸着子34の上端側吸着面に沿って固定し
たシート状又はパッド状の抵抗付与部材35は、フィル
ム原反fの切断部分又は袋体Fの口部Faに対して所定
間隔(例えば約2mm〜約3mm)に近接した下位側面に押
圧され、袋体Fの口部Faを開口するのに必要な接触抵
抗を有する材質(例えば合成ゴム又は軟質樹脂等)で形
成し、吸着子34全長と略一となる長さであって、フィ
ルム原反fの切断部分に近い部分が押圧される幅及び厚
み(例えば約0.5mm)に形成している。
【0027】なお、抵抗付与部材35を、吸着子34全
長に対して所定間隔に隔てて部分的に設けたり、その厚
み及び幅を変更してもよい。また、吸気孔34aを、抵
抗付与部材35に近い部分に設けてもよい。
【0028】吸着子34は、例えば吸気ブロワ又は真空
ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)に接続され、吸気
孔34aから外気を吸気して、その孔に生じる負圧によ
りフィルム原反fの開口側縁部を吸着保持する。後述す
る機構40,50の動作時間を利用して、分離機構30
の吸着子34により袋体Fの口部Faを開口する。
【0029】前述の引上げ機構40は、左右一対の引上
げユニット43を、分離機構30の両側部に立設した支
持枠41に対して上下動可能に取付け、支持枠41に沿
って張架したベルト42を引上げユニット43に固定す
ると共に、ベルト42をモータ(図示省略)で正逆回転
して、吸着子34で開口した袋体Fの口部Fa前後縁を
保持する降下位置と、その袋体Fの口部Fa前後縁が後
述する開口機構50の開口ユニット53により保持され
る上昇位置とに上下動する。
【0030】引上げユニット43の遊端側に垂設した引
上げアーム44は、図6にも示すように、押え部材33
及び吸着子34に形成した空間部47に挿入され、アー
ム中央部に垂設した挿入体45は、吸着子34…で開口
したフィルム原反f又は袋体Fの開口側中心部に挿入さ
れる。
【0031】遊端側両側部に取付けた一対の押圧体46
は、一側部に固定した押圧シリンダ46aにより、袋体
Fの口部Faを挿入体45に押圧する閉位置と、その押
圧が解除される開位置とに開閉移動され、開位置に於
て、挿入体45と押圧体46との間は、袋体Fの口部F
aが挿入許容される間隔に離間される。
【0032】前述の開口機構50は、左右一対の開口ユ
ニット53を、後述する敷設機構60の敷設動作が許容
される間隔に隔てて、引上げ機構40の上方両側部に架
設した支持枠51の前端側と後端側とに前後動可能に取
付け、引上げアーム44により引上げた袋体Fの口部F
aを保持する閉位置と、その口部Faが後述する折返し
ユニット63により保持される開位置(搬送コンベア7
0上に設定した敷設位置c上方)とに相対移動する。
【0033】且つ、支持枠51に沿って張架したベルト
52を前側開口ユニット53に固定すると共に、ベルト
52をモータ(図示省略)で正逆回転して、前側引上げ
アーム44により引上げた袋体Fの口部Fa前縁を保持
する後退位置と、その前縁が後述する折返しユニット6
3により保持される前進位置とに独立又は連動して前後
動する。なお、上述のベルト42,52に代わる他の昇
降手段として、例えばチェーンやネジ軸、ロッドレスシ
リンダ等を用いてもよい。
【0034】一方、引上げ側上部に架設したロッドレス
型の開口シリンダ55は、左右の後側開口ユニット53
を、後側引上げアーム44により引上げた袋体Fの口部
Fa後縁を保持する後退位置と、その後縁が折返しユニ
ット63で保持される前進位置とに移動する。なお、機
構全体は、箱体Bの大きさに応じて高さ調節される。
【0035】開口ユニット53の遊端側に垂設した開口
アーム54は、引上げアーム44よりも内側の袋体F前
後縁を保持し、アーム下端部に取付けた一対の保持体5
6は、下端部に固定した保持シリンダ56aにより、袋
体Fの口部Faを保持する閉位置と、その保持が解除さ
れる開位置とに開閉移動される。
【0036】且つ、アーム上端側に固定した昇降シリン
ダ56bにより、引上げアーム44により引上げられた
袋体Fの口縁部が保持される降下位置と、その引上げ動
作が許容される上昇位置とに上下動される。
【0037】前述の敷設機構60は、折返しユニット6
3を、後述する搬送コンベア70の側部に立設した支持
枠61と、その支持枠61に沿って軸架したネジ軸62
とに上下動可能に取付け、ネジ軸62をモータ(図示省
略)で正逆回転して、開口機構50の開口動作が許容さ
れる上昇位置と、開口アーム54で開口した袋体Fの口
部Faを保持する中間位置と、袋体Fの口部Faが箱体
BのフラップBa…に被覆される降下位置とに上下動す
る。
【0038】折返しユニット63の遊端側に垂設した前
後左右の折返し体64…は、昇降手段(図示省略)によ
り開口した袋体Fの口部Faを保持する位置と、その口
部Faが箱体BのフラップBa…に被覆される位置とに
上下動される。且つ、袋体F内部に挿入許容される縮状
態と、袋体Fの口部Faを、箱体BのフラップBa…に
被覆される大きさに開口する拡状態とに拡縮動作され
る。
【0039】折返しユニット63の遊端側下部に取付け
た前後左右の挿入体65…は、拡縮手段(図示省略)に
より箱体Bに挿入許容される縮状態と、袋体Fを箱体B
内部と略対応する大きさに拡張する拡状態とに拡縮動作
される。なお、折返し体64及び挿入体65は、箱体B
の大きさに応じて拡縮調節される。
【0040】前述の搬送コンベア70は、搬送路上に設
定した敷設位置cの前部側と後部側とに平形の送りベル
ト71を張架して、前後の送りベルト71をモータ(図
示省略)により搬送方向に同期して回転する。且つ、後
側送りベルト71の始端側に配設したストッパ72は、
箱体Bの下部前面に対して当接される突出状態と、搬送
面下に没入した没入状態とに上下動される。
【0041】敷設位置c両側部に張架した送りベルト7
3は、箱搬送時に於て箱体B側面に押圧され、その回転
力により箱体Bを搬送する。袋敷設時に箱体B側面に対
して所定間隔に離間される。
【0042】一方、前後両側部に配設した支持体74…
は、箱体Bの四隅部外面と略合致する形状に形成され、
箱体BのフラップBa…を略鉛直に起立した状態に支持
する前進位置と、箱体Bの四隅部外面に対して所定間隔
に離間した後退位置とに前後動される。なお、箱体Bの
サイズが大きい場合、支持体73…は、箱体Bのフラッ
プBa…よりも下方に降下される。また、搬送コンベア
70に代わる他の搬送手段として、例えばローラコンベ
ア、チェーンコンベア等を用いてもよい。
【0043】敷設位置c下部に配設した昇降台75,7
6は、昇降手段(図示省略)により箱体Bの大きさに応
じて上下動され、昇降台75,76に載置される大小の
箱体Bを、フラップBaが略同一高さとなる高さに支持
する。実施例の回転手段と、昇降手段と、拡縮手段と
は、例えばソレノイド、エアーシリンダ、ネジ送り機
構、チェーン機構、カム機構、リンク機構等で構成す
る。
【0044】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、袋開口装置1により箱体B内部に袋体Fを敷
設する作業を説明する。先ず、図1、図2、図3に示す
ように、フィルム供給機構10を駆動して、ロール状に
巻回されたフィルム原反fをシール機構20及び分離機
構30に所定長さ供給する。フィルム原反fが、横向き
姿勢に回転停止した分離ユニット31を構成する吸着子
34,34の間に供給(箱体サイズと略対応する長さ)
されたとき、図7、図8に示すように、分離機構30を
駆動して、フィルム原反fの切断部分よりも上位部分を
一対の押え部材33で押圧保持する。
【0045】同時に、水平又は垂直に供給されるフィル
ム原反fの切断部分に近接した側面部分を抵抗付与部材
35で押圧し、その下位側面を左右一対の吸着子34で
吸着保持し、吸着子34と抵抗付与部材35との間と対
応するフィルム原反fの略中間部分を切断刃32で切断
する。且つ、シール機構20を駆動して、加熱ヘッド2
3によりフィルム原反fを幅方向に熱シールして、一つ
の袋体Fに分離する。
【0046】一方、分離ユニット31を上向き姿勢に回
動した後又は回動する前に、図9に示すように、左右一
対の吸着子34を相反する方向に相対移動させ、抵抗付
与部材35の接触抵抗により袋体Fの口部Fa内面を面
方向に変位させて、開口側対向縁部を剥離し、口部Fa
の対向面間に対して空気を入りやすくする。且つ、図1
0に示すように、押え部材33及び吸着子34を初期位
置に復帰して、吸着子34,34で吸着保持した袋体F
の口部Faを開口する。
【0047】次に、図6に示すように、引上げ機構40
を駆動して、左右一対の引上げユニット43を垂直降下
させ、引上げアーム44を、押え部材33及び吸着子3
4に形成した空間部47に挿入し、吸着子34で開口し
た袋体Fの口部Fa前後縁を保持する。
【0048】同時に、吸着子34による吸着を解除した
後、左右一対の引上げユニット43を垂直上昇して、引
上げアーム44で保持した袋体Fを開口機構50に供給
する。この間、機構20,30,40を駆動して、袋体
Fの分離及び引上げを行う。
【0049】次に、開口機構50を駆動して、前後の開
口ユニット53に垂設した開口アーム54により、引上
げアーム44で引上げた袋体Fの口部Fa前後縁を保持
した後、その袋体Fを敷設位置cの箱体B上方に移動さ
せ、口部Faを開口する。
【0050】一方、製函工程(図示省略)から供給され
る箱体Bを搬送コンベア70上の敷設位置cに搬送した
後、敷設機構60を駆動して、折返しユニット63の折
返し体64…により、開口アーム54…で開口した袋体
Fの口部Faを保持する。折返しユニット63を垂直降
下して、折返し体64…で保持した袋体Fを箱体B内部
に挿入する。
【0051】同時に、折返し体64…で保持した袋体F
の口部Faを外側に折返(例えば二つ折り状態又は一つ
折り状態)して、図11又は12に示すように、箱体B
のフラップBa…に被覆する。且つ、挿入体65を、箱
体B内部の袋体Fに挿入して、袋体Fを、箱体B内部と
略対応する大きさに拡張した状態に敷設セットする。ま
た、口部Faを折返さずに敷設してもよい。
【0052】次に、折返しユニット63を初期位置に復
帰した後、袋敷設済みの箱体Bを搬送コンベア70によ
り次工程に搬送する。以下、上述と同様にして、ユニッ
ト43,53,63を往復動作して、袋体Fの敷設作業
を継続して行う。
【0053】以上のように、左右一対の吸着子34に固
定した抵抗付与部材35を袋体Bの口部Baに近接した
側面部分に押圧して、抵抗付与部材35の接触抵抗を袋
体Bの口部Baに近い部分のみに集中して付与するの
で、その接触抵抗により、袋体Fの口部Faを開口側対
向縁部から順次剥離することができ、口部Fa内に空気
が入りやすく、袋体Fの口部Faを開口する作業が確実
且つ容易に行える。
【0054】しかも、従来例のように吸着パッド80全
体を押圧するよりも押圧面積が小さく、袋体Fの口部F
aに皺がほとんど発生しないため、開口時の剥離抵抗が
小さく、吸着子34の吸着力だけで確実に開口すること
ができる。
【0055】さらに、吸着子34に形成した吸気孔34
a…が小さく、吸着時に於て、袋体Fの口部Fa側面が
吸気孔34aに吸込まれるのを防止することができる。
且つ、吸着子34による吸着を解除したとき、袋体Fの
口部Fa側面が簡単に分離されるため、袋体Fを敷設し
たり、供給したりする作業がスムースに行える。
【0056】さらにまた、左右一対の吸着子34を相反
する方向に相対移動して、抵抗付与部材35の接触抵抗
により袋体Fの口部Fa内面を面方向に変位させるの
で、口部Faの開口側対向縁部にズレが生じやすく、口
部Fa内に空気が入りやすくなるため、開口時の剥離抵
抗が小さくなり、開口作業が容易に行える。
【0057】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の容器は、実施例の箱体Bに対応
し、以下同様に、移動手段は、移動シリンダ34c又は
ソレノイド、チェーン機構、ネジ送り機構、カム機構、
リンク機構等の手段に対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0058】上述の箱体Bに代わる他の容器として、例
えば合成樹脂製又は金属製のコンテナケースを用いても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 袋開口装置による袋体の敷設動作を示す側面
図。
【図2】 開口機構の開口動作及び搬送コンベアの搬送
動作を示す側面図。
【図3】 シール機構のシール動作及び分離機構の分離
動作を示す側面図。
【図4】 吸着子に形成した横長形状の吸気孔を示す正
面図。
【図5】 吸着子に形成した丸形状の吸気孔を示す正面
図。
【図6】 引上げ機構による袋体の保持動作を示す側面
図。
【図7】 吸着子による吸着前の状態を示す側面図。
【図8】 吸着子による袋体の押圧状態及び吸着状態を
示す側面図。
【図9】 吸着子による袋体の変位状態を示す平面図。
【図10】 吸着子による袋体の開口状態を示す側面
図。
【図11】 袋体の口部を二つ折り状態に被覆した例を
示す側面図。
【図12】 袋体の口部を一つ折り状態に被覆した他の
例を示す側面図。
【図13】 第1従来例の吸着パッドによる袋開口動作
を示す側面図。
【図14】 第2従来例の吸着ロールによる袋開口動作
を示す側面図。
【符号の説明】
f…フィルム原反 F…袋体 Fa…口部 B…箱体 1…袋開口装置 10…フィルム供給機構 20…シール機構 30…分離機構 31…分離ユニット 32…切断刃 34…吸着子 34a…吸気孔 34c…移動シリンダ 35…抵抗付与部材 40…引上げ機構 50…開口機構 60…敷設機構 70…搬送コンベア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面側が開口された容器内部に対して袋体
    を敷設するとき、該袋体の口部両側面を左右一対の吸着
    子により吸着保持して開口する袋開口装置であって、上
    記吸着子の吸着面に、上記袋体の口部に近接した側面部
    分と対向して、該側面部分に対して接触抵抗を付与する
    抵抗付与部材を設けた袋開口装置。
  2. 【請求項2】上記吸着子の吸着面に、上記袋体の口部側
    面が吸込み阻止される大きさの吸気孔を設けた請求項1
    記載の袋開口装置。
  3. 【請求項3】上記左右一対の吸着子を、上記袋体の口部
    と略平行する方向に相対移動する移動手段を設けた請求
    項1又は2記載の袋開口装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102627155A (zh) * 2012-04-06 2012-08-08 郭建新 拉链型软包装袋包装机开拉链装置
CN114313453A (zh) * 2021-12-03 2022-04-12 蔡冬喜 一种电子元器件批量打包塑封装置

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