JP2004306969A - 袋敷設装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋体を敷設するときに要する時間を短縮して、敷設能力の向上及び高速化を図ることができる袋敷設装置を提供する。
【解決手段】引下げ装置50により開口位置bまで引下げられたフィルム原反fを開口装置40で保持して開口し、分離位置aに供給したフィルム原反fを分離装置30で幅方向に切断して、一つの袋体Fに分離する。引下げ装置50を上昇して、分離位置bに供給したフィルム原反fを挾持し、開口装置40で開口した袋体Fの口部FaをケースBの開口側周縁部に被覆し、袋体F底部をケースB内部に挿入した状態に敷設する被覆装置60の被覆動作中において、シール位置aに供給されたフィルム原反fをシール装置20で幅方向に熱シールする。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば合成樹脂や紙等の材質で形成した袋体を、箱体やコンテナケース等の容器内部に敷設する作業が能率的に行える袋敷設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述の袋体を箱体内部に敷設する装置としては、例えば長さ方向に連続する略筒状のフィルムを袋体搬送機構により搬送しながら、箱体内部と略対応する大きさ及び長さに袋体裁断機構のカッタにより裁断及びその裁断部分を熱シールして、一つの袋体に分離した後、その袋体の口部を、袋体搬送機構の上爪により保持して所定長さ引出すと共に、袋体拡開機構の吸着器により吸着保持して開口する。続いて、袋体の口部を、袋体下降機構の下爪により開口保持したまま降下させ、上面全体が開口された箱体の開口側周縁部に被覆すると共に、送風機から吹出されるエアーにより袋体を表裏反転して、箱体内部に挿入及び敷設する特許文献1の袋装着装置がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−138664号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の袋装着装置は、略筒状に形成されたフィルムを、高温の加熱されたカッタで裁断及びその裁断部分を熱シールして一つの袋体に分離した後、袋体搬送機構の上爪により保持して引出しするので、フィルムの袋体底部に相当する部分を熱シール(熱溶着)するときに要する加熱時間が短く、例えば隙間や孔部等の未溶着部分が袋体底部に発生することがあり、袋体底部の溶着状態が安定せず、袋体底部を密着状態に熱シールすることが困難である。且つ、熱シール時の加熱温度を高く設定すると、袋体底部の溶着部分にピンホールが発生することがあり、袋体内部に収容された収容物が流出及びゴミや雑菌等の異物が袋体内部に侵入することがある。
【0005】
且つ、熱シール時の加熱温度を低く設定すると、ピンホールを発生させることなく、袋体底部を確実に熱シールすることができるが、熱シールに要する加熱時間が長くなるため、一つの袋体を敷設するときに要する動作が遅くなる。また、袋体の材質や厚みを変更すると、袋体底部を熱シールするときに要する加熱時間が変動するだけでなく、装置全体の処理動作にも大きな影響を与えるため、高速運転が困難であり、敷設能力が低いという問題点を有している。
【0006】
この発明は上記問題に鑑み、被覆手段の被覆動作中において、包装体を所定の袋サイズにシール手段でシールする作業を行うことにより、袋体を敷設するときに要する時間を短縮して、敷設能力の向上及び高速化を図ることができる袋敷設装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、扁平状態に折り畳まれた略筒状の包装体を長さ方向に連続して供給する供給手段と、上記包装体を容器内部に敷設するのに適した袋サイズの袋体に分離する分離手段と、上記分離手段が分離する包装体の開口側縁部を、上記容器の開口側周縁部に対して被覆可能な大きさに開口する開口手段と、上記開口手段が開口した袋体の口部を上記容器の開口側周縁部に被覆し、該袋体底部を上記容器内部に挿入した状態に敷設する被覆手段と、上記被覆手段による被覆動作中において、上記包装体を容器内部に敷設するのに適した袋サイズにシールするシール手段とを備えた袋敷設装置であることを特徴とする。
【0008】
上述の包装体及び袋体は、例えば合成樹脂や紙等の何れか一方又は両方の材質で構成され、また、包装体は、例えばガゼット折り状態や平折り状態等の扁平状態に折り畳んだままロール状に巻回又は蛇行する状態に折り畳まれた略筒状を有する合成樹脂製のフィルム原反で構成される。また、容器は、例えば段ボール紙や厚紙、プラスチック、金属、木等の何れか一つ又は複数の材質で形成したケースや箱体、コンテナで構成される。また、供給手段は、例えばロール状に巻回又は蛇行する状態に折り畳まれたフィルム原反を長さ方向に連続して供給する供給装置等で構成される。また、シール手段は、例えばシール装置及びフィルム原反を熱シールする加熱ヘッド、或いは、フィルム原反の対向内壁面を接着する接着剤等で構成することができる。
【0009】
また、分離手段は、例えば分離装置及びフィルム原反の横幅と略対応する長尺の切断刃(カッタを含む)、短尺の切断刃や回転刃、超音波裁断機、レーザ裁断機、ジェット裁断機等で構成される。且つ、切断する代わりに、例えばミシン目や切れ目等を袋体の間に形成するか、テープや薄い部分、狭い部分、テープ等で袋体の間を分離可能に連結してもよい。
【0010】
また、開口手段は、例えば開口装置及び負圧発生源に接続された開口ロールや吸着子、或いは、粘着材等で構成される。また、被覆手段は、例えば被覆装置及びフィルム原反の開口側四隅縁部を挟持する一対の保持体(チャックを含む)、アーム、負圧発生源に接続された吸着子等で構成される。
【0011】
つまり、供給手段により長さ方向に連続して供給される略筒状の包装体を、容器内部に敷設するのに適した袋サイズの袋体に分離手段で分離し、分離手段が分離する包装体の開口側縁部(袋体の口部に相当する部分)を開口手段で保持して、容器の開口側周縁部に対して被覆可能な大きさに開口する。且つ、開口手段が開口した袋体の口部を容器の開口側周縁部に被覆し、袋体底部を容器内部に挿入した状態に敷設する被覆手段の被覆動作中において、包装体を、容器内部に敷設するのに適した袋サイズにシール手段でシール(熱溶着)する。
【0012】
実施の形態として、上記シール手段による包装体のシールに要するシール時間を、上記被覆手段による袋体の被覆に要する被覆時間と略同等又は短い時間に設定することができる。また、上記被覆手段の被覆動作と略同期して、上記袋体と略対応する長さ分の包装体をシール手段及び分離手段及び開口手段に対して牽引供給する牽引手段を備えることができる。また、牽引手段は、例えば引下げ装置及び昇降枠、チャック、アーム、負圧発生源に接続された吸着子等で構成される。また、上記包装体を、ロール状に巻回又は蛇行する状態に折り畳まれた略筒状を有する合成樹脂製のフィルム原反で構成することができる。
【0013】
【作用及び効果】
この発明によれば、被覆手段の被覆動作中において、包装体を容器内部に敷設するのに適した袋サイズにシール手段でシールする作業を行うので、包装体の袋体底部に相当する部分をシールするときに要する時間を長く設定することができ、袋体底部を密着状態にシールする作業が確実に行える。且つ、袋体底部をシールするのに充分な時間を確保することができるので、シール時の加熱温度を低く設定することができ、袋体底部のシール部分にピンホールが発生することがなく、袋体内部に収容した収容物が流出及びゴミや雑菌等の異物が袋体内部に侵入するのを阻止することができる。且つ、包装体の材質や厚みに影響されることがなく、袋体を敷設するときに要する時間を短縮して、敷設能力の向上及び高速化を図ることができる。
【0014】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、容器の一例である上向きに開口されたケース内部に袋体を敷設する作業に用いられる袋敷設装置を示し、図1及び図2に於いて、この袋敷設装置1は、ロール状に巻回(又は蛇行する状態に折り畳まれた)されたフィルム原反fをシール位置a及び分離位置bに供給する供給機構10と、シール位置aに供給されたフィルム原反fを熱シール(熱溶着)するシール装置20と、分離位置bに供給されたフィルム原反fを一つの袋体Fに分離する分離装置30と、分離位置b下部の開口位置cに引下げられたフィルム原反f(袋体Fを含む)を開口する開口装置40と、フィルム原反fを開口位置cまで引下げる引下げ装置50と、一つに分離された袋体Fを保持してケースB内部に敷設する被覆装置60と、袋体Fが敷設されるケースBを搬送する搬送装置70とで構成される。
【0015】
上述の供給装置10は、略筒状に形成された合成樹脂製のフィルム原反fを、扁平状態(例えばガゼット折り状態又は平折り状態)に折り畳んだままロール状に巻回して後述する搬送装置70の下部一側に設けた装填部11に装填し、その装填部11から引下げられるフィルム原反fを、ガイドロール12〜17及びダンサーロール18を介して、後述する搬送路上のシール位置aに設けたシール装置20と、分離位置bに設けた分離装置30とに長さ方向に連続して供給すると共に、分離位置b上部に架設した案内板19,19の間に挿入して略垂直方向に供給ガイドする。また、フィルム原反fを、例えば合成樹脂及び紙を複合した構成してもよい。
【0016】
前述のシール装置20は、図4にも示すように、シール位置aに供給されるフィルム原反fの上面側と対向して搬送路上部に配設した加熱ヘッド21を、搬送路上部に配設した押圧シリンダ22によりフィルム原反fに対して押圧される方向に移動させ、フィルム原反fのシール部分(袋体F底部に相当する部分)を、容器B内部に敷設するのに適した袋サイズの袋体Fと略対応する前後間隔に隔てて、フィルム原反fの横幅と略対応する長さの加熱ヘッド21で幅方向に熱シールすると共に、そのシール装置20によるフィルム原反fのシールに要するシール時間を、後述する被覆装置60による袋体Fの被覆に要する被覆時間と略同等又は短い時間に設定している。且つ、その加熱ヘッド21が押圧されるフィルム原反fを、搬送路下部に配設した受け台23で略水平状態に支持する。また、熱シールの代わりに、例えばフィルム原反fの内壁面を接着剤で接着してもよい。
【0017】
且つ、加熱ヘッド21前部に取付けた押え部材24をフィルム原反fのシール部分直前に押圧するとき、加熱ヘッド21後部に配設した押え部材25を、搬送路上部に配設した押圧シリンダ26によりフィルム原反fと対向する方向に移動させ、フィルム原反fのシール部分直後を押圧して、シール時において、フィルム原反fのシール部分に皺が寄ったり、変位したりするのを防止する。また、例えばエアーやガス等の気体、アルコールや蒸留水、溶剤等の冷却媒体をフィルム原反fのシール部分に吹き付けて冷却することもできる。
【0018】
前述の分離装置30は、シール位置a後段の分離位置bに供給及び後述する引下げ装置50により引下げられるフィルム原反fの右側面と対向して搬送路右側部に配設した切断刃31を、搬送路右側部に配設した進退シリンダ32によりフィルム原反fと対向する方向に移動させ、フィルム原反fのシール部分上位を、容器B内部に敷設するのに適した袋サイズの袋体Fと略対応する前後間隔に隔てて、フィルム原反fの横幅と略対応する全長の切断刃31で幅方向に切断して、一つの袋体Fに分離する。また、短尺の切断刃及び回転刃を、フィルム原反f全長に対して略直交する幅方向に水平移動させて切断してもよい。且つ、切断する代わりに、例えばミシン目や切れ目等の分離可能な部分を袋体Fと略対応する前後間隔に隔ててフィルム原反fに形成するか、テープや薄い部分、狭い部分、テープ等で袋体F…の間を分離可能に連結してもよい。
【0019】
且つ、フィルム原反fの左側面と対向して搬送路左側部に配設した受け部材33を、搬送路左側部に配設した進退シリンダ34によりフィルム原反fに対して押圧される方向に移動させ、切断刃31により切断されるフィルム原反fの左側面を幅方向に押圧する。同時に、切断刃34下部に取付けた押え部材33を、受け部材33が押圧されたフィルム原反fの右側面を幅方向に押圧して、切断刃31により切断されるフィルム原反fの切断部分を略垂直状態に押圧保持する。
【0020】
且つ、受け部材33は、切断刃31による切断動作が許容され、その切断刃31に対して接触が回避される形状に形成している。一方、押え部材35は、切断刃34の出没が許容される形状に形成している。
【0021】
前述の開口装置40は、後述する引下げ装置50を構成する前後一対のチャック51よりも内側であって、分離位置b下部の開口位置cに引下げられるフィルム原反fの開口側中央縁部と対向して配設した左右一対の開口ロール41を、ロール端部に連結した回動シリンダ42によりフィルム原反fの開口側縁部に対して吸着面が対向される横向き角度と、フィルム原反fの開口側縁部が左右に剥離開口される下向き角度とに回転する。
【0022】
且つ、開口ロール41の下部周面と対向してロール後部に枢着した押圧体43を、ロール後部に取付けた押圧シリンダ44により、開口ロール41の吸着面に吸着されたフィルム原反fの開口側縁部(袋体Fの口部Faを含む)を押圧する閉角度と、その押圧が解除される開角度とに回動する。
【0023】
且つ、一対の開口ロール41を、例えば流体圧シリンダ(ロッドレスシリンダを含む)やチェーン式移動機構、カム式移動機構等の移動手段(図示省略)により、後述する引下げ装置50を構成する前後一対のチャック51,51により開口位置cに引下げられたフィルム原反fの開口側縁部を吸着保持する前進位置と、後述する被覆装置60を構成する四隅部の保持体61,61により保持が可能な大きさに開口する後退位置とに前後水平移動する。
【0024】
上述の開口ロール41は、例えば吸気ブロワ又は真空ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)を接続され、ロールの吸着面全長に対して所定間隔に隔てて形成した略丸形状の吸気孔41a…をフィルム原反f(袋体Fを含む)の開口側縁部に密着したとき、負圧発生手段により発生される負圧で吸着保持し、フィルム原反fの開口側縁部を、被覆装置60を構成する四隅部の保持体61,61で保持したとき、負圧発生手段の負圧を遮断又は停止して吸着保持を解除する。また、フィルム原反fの開口側縁部を面方向に変位させて開口してもよい。
【0025】
且つ、例えばコンプレッサーや送風ブロワ等の流体供給源に接続した一対の噴射ノズル45を、後述する被覆装置60により開口保持されたフィルム原反fの上面側(ケースB内部に敷設したとき内側となる面)と対向して、フィルム原反fが略垂直方向に供給ガイドされる角度に傾斜及び間隔に隔てて開口位置cの両側上部に架設した左右一対の案内板46の下端部に取付けている。つまり、噴射ノズル45…から吐出されるエアーCの吐出力により、被覆装置60を構成する四隅部の保持体61,61で開口保持された袋体FをケースB内部に対して敷設される方向に表裏反転し、ケースBの内壁部及び角隅部に沿った状態に敷設される大きさに拡張する。また、エアーCの代わりに、例えばガスや蒸気等の気体、アルコールやエタノール、蒸留水等の液体を用いてもよい。
【0026】
前述の引下げ装置50は、図5、図6、図7にも示すように、上述の左右一対の開口ロール41よりも外側であって、分離位置bに供給されるフィルム原反f(袋体Fを含む)の開口側前後縁部と対向して配設した前後一対のチャック51,51を、搬送装置70を跨ぐ状態に架設した昇降枠53の短手側枠部53a,53aに取付け、枠部53a,53aに取付けた挾持シリンダ52によりフィルム原反fの開口側前後縁部を挾持する閉角度と、その挾持が解除される開角度とに回動する。且つ、チャック51の挟持面を、フィルム原反fの開口側縁部を引下げるのに必要な接触抵抗が付与される歯面形状に形成しているが、例えば小さな凹凸形状や波面形状に形成するか、合成ゴムや軟質樹脂等の接触抵抗の大きい滑り止め部材を装着してもよい。
【0027】
前述の被覆装置60は、上述の開口装置40で開口されたフィルム原反f(袋体Fを含む)の開口側四隅縁部と略対向して配設した一対の保持体61,61を、昇降枠53の長手側枠部53b,53bに取付けると共に、枠部53b,53b内側に取付けた保持シリンダ62…により、開口装置40でケースB内部に敷設するのに適した袋サイズに開口されたフィルム原反f(袋体Fを含む)の開口側縁部を保持する閉状態と、その保持が解除される開状態とに開閉動作する。
【0028】
且つ、枠部53b,53b外側に取付けた進退シリンダ63…により、開口装置40により開口されたフィルム原反f(袋体Fを含む)の開口側縁部に対して挿入される前進位置と、その挿入が回避される後退位置とに前後移動する。
【0029】
且つ、枠部53b,53bを、搬送装置70両側部に立設したガイドレール54…に対して上下移動可能に取付け、昇降枠53全体を、例えばクランク式昇降機構やチェーン式昇降機構、カム式昇降機構、流体圧シリンダ(ロッドレスシリンダを含む)等の昇降手段により上下方向に対して昇降移動すると共に、引下げ装置50を構成する前後一対のチャック51を、分離位置bに供給されるフィルム原反fの開口側縁部が挾持される上限位置と、その挾持したフィルム原反fの開口側縁部が開口装置40を構成する左右一対の開口ロール41に受け渡される下限位置とに上下動する。
【0030】
且つ、被覆装置60を構成する一対の保持体61,61を、開口装置40で開口したフィルム原反fの開口側縁部に対して挿入される上限位置と、保持体61,61で保持した袋体Fの口部Faが搬送装置70上の装填位置dに搬送されたケースBの開口側周縁部に対して外側に折り返した状態に被覆(図8に示すシングル折り状態、図9に示すダブル折り状態)される下限位置とに上下動すると共に、その被覆装置60による袋体Fの被覆に要する被覆時間を、前述のシール装置20によるフィルム原反fのシールに要するシール時間と略同等又は長い時間に設定している。
【0031】
前述の搬送装置70は、図1、図2、図3にも示すように、上述の被覆装置60により開口保持された袋体F底部と対向して開口位置c下部に配設した送りチェーン71を、始端部及び終端部に軸支したスプロケット72,72の間に張架し、側面から見て略L字状の送り部材73を、送りチェーン71全長に対して所定間隔(例えば1個分のケースBが積載される間隔)に隔てて取付け、ケースBの両側底面部を略水平に支持する正面から見て略L字状の支持板74を、送り方向と略平行して搬送路両側部に架設している。
【0032】
且つ、送りチェーン71を、終端側下部に配設した減速機付きモータ75により、スプロケット75a,75b及びチェーン75cを介して送り方向に回転させ、ケース供給工程(図示省略)から供給される上向きに開口したケースBを送りチェーン71上に載置して、前述の開口位置c下部に設定した搬送路上の装填位置dに対して1個ずつ搬送すると共に、袋敷設済みのケースBを次工程(例えば収容物を収容する箱詰め工程や袋詰め工程等)に搬送する。なお、搬送装置70を、例えばベルトコンベアやローラーコンベア等の搬送コンベアで構成してもよい。また、支持板74の代わりに、例えばローラやコロ等の回転体を等間隔に隔てて配列してもよい。
【0033】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、袋敷設装置1による袋体Fの敷設動作を説明する。
【0034】
先ず、図1、図2に示すように、供給装置10から繰出されるフィルム原反fをシール位置a及び分離位置bに供給し、分離位置bに供給されたフィルム原反fの開口側前後縁部を、予め上昇位置に待機させた引下げ装置50を構成する前後一対のチャック51で挾持した後、昇降枠53を降下させ、開口装置40を構成する左右一対の開口ロール41により吸着可能な開口位置cまで引下げ及び牽引して、一つに分離される袋体Fのサイズと略対応する長さ分のフィルム原反fをシール位置a及び分離位置b及び開口位置cに対して牽引供給する。
【0035】
次に、図4、図6にも示すように、一対のチャック51で挟持したフィルム原反fの開口側中央縁部を、左右一対の開口ロール41,41で吸着保持した後、一対のチャック51による挟持を解除して、一対の開口ロール41,41で吸着保持したフィルム原反fの開口側縁部を、ケースBの開口側周縁部に対して外側に折り返した状態に被覆可能な大きさに開口し、フィルム原反fを、ケースB内部に敷設するのに適した袋サイズに引出した状態に保持する。
【0036】
且つ、分離前において、一対の開口ロール41,41で開口したフィルム原反fの開口側縁部を、被覆装置60を構成する四隅部の保持体61,61で挟持した後、分離位置aに供給したフィルム原反fを、分離装置30を構成する受け部材33及び押え部材35で押圧保持し、切断刃31で幅方向に切断して、一つの袋体Fに分離する。
【0037】
一方、図2、図3にも示すように、搬送装置70により搬送される上向きに開口したケースBを装填位置dに一旦停止し、昇降枠53を降下して、一対のチャック51で挾持したフィルム原反fを引下げる動作と、四隅部の保持体61,61で開口保持した袋体Fの口部FaをケースBの開口側周縁部に被覆する動作とを一回の昇降動作により略同時に行う。
【0038】
つまり、図7にも示すように、被覆装置60を構成する四隅部の保持体61,61で保持した袋体Fの口部Faを、ケースBの開口側周縁部に被覆するときに要する降下時間と、分離位置bに供給されたフィルム原反fの開口側前後縁部を、引下げ装置50を構成する一対のチャック51で挾持するときに要する上昇時間とを利用して、シール位置aに供給されたフィルム原反fを、シール装置20を構成する受け台23及び押え部材24,25で押圧保持し、加熱ヘッド21で幅方向に熱シールすると共に、熱シール時に要する加熱時間を長く設定して、加熱ヘッド21による加熱温度を低く設定する。
【0039】
且つ、シール完了後又は完了前において、分離位置bに供給されたフィルム原反fの開口側縁部を一対のチャック51で挾持した後、受け台23及び押え部材24,25を初期位置に復帰させる。且つ、切断完了後、切断刃31及び受け部材33、押え部材35を初期位置に復帰させ、一対の開口ロール41,41による吸着保持を解除して初期状態に復帰させる。
【0040】
且つ、図5にも示すように、昇降枠53を降下する前又は降下する途中において、噴射ノズル45…から吐出されるエアーCを、四隅部の保持体61,61で開口保持した袋体Fの上面側に吹付け、袋体Fの底部側を、ケースB内部に対して挿入される方向(下向き状態又は垂下状態)に表裏反転すると共に、ケースB内部と略対応する大きさに拡張して挿入する。
【0041】
且つ、四隅部の保持体61,61で開口保持した袋体Fの口部Faを外側に折り返して、ケースBの開口側周縁部に被覆(図8に示すシングル折り状態、図9に示すダブル折り状態)すると共に、ケースBと袋体Fとの対向面間に残留する空気抜取りながら、ケースBの内壁部及び角隅部に沿った状態に敷設(図8参照)する。
【0042】
次に、被覆完了後、四隅部の保持体61,61による保持を解除して、袋体Fの口部Faから抜取り、初期位置に復帰させる。一方、搬送装置70に載置されたケースBを次工程(例えば袋詰工程、充填工程)に搬送する。なお、袋体Fの口部Faを押え部材(図示省略)で上方から押圧して、ケースBの開口側周縁部に対して密着した状態に被覆補正してもよい。また、袋体Fの他の挿入方法として、例えばケースBを、袋体Fの底部側が挿入される方向に上昇させるか、押込み部材(図示省略)により強制的に押し込み挿入してもよい。以下、上述と同様にして、袋体Fの敷設作業を継続して行う。
【0043】
以上のように、開口装置40で開口した袋体Fの口部FaをケースBの開口側周縁部に被覆し、袋体F底部をケースB内部に挿入した状態に敷設する被覆装置60の被覆動作中において、シール位置aに供給されたフィルム原反fをシール装置20により幅方向に熱シールするので、フィルム原反fの袋体F底部に相当する部分を熱シールするときに要する加熱時間を長く設定することができ、袋体F底部を密着状態に熱シールする作業が確実に行える。且つ、袋体F底部を熱シールするのに充分な時間を確保することができるので、熱シール時の加熱温度を低く設定することができ、袋体F底部のシール部分にピンホールが発生することがなく、袋体F内部に収容した収容物が流出及びゴミや雑菌等の異物が袋体内部に侵入するのを阻止することができる。且つ、フィルム原反fの材質や厚みに影響されることがなく、袋体Fを敷設するときに要する時間を短縮して、敷設能力の向上及び高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋敷設装置による敷設動作を示す正面図。
【図2】引下げ装置の引下げ動作及び搬送装置の搬送動作を示す側面図。
【図3】搬送装置によるケースの搬送動作を示す平面図。
【図4】シール動作及び分離動作、開口動作を示す正面図。
【図5】袋体の折り返し動作及び挿入動作を示す正面図。
【図6】袋体の開口状態を示す平面図。
【図7】フィルム原反のシール動作及び袋体の引下げ動作を示す正面図。
【図8】袋体の口部をシングル折り状態に被覆した状態を示す斜視図。
【図9】袋体の口部をダブル折り状態に被覆した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
B…ケース
f…フィルム原反
F…袋体
Fa…口部
1…袋敷設装置
10…供給装置
20…シール装置
21…加熱ヘッド
30…分離装置
31…切断刃
40…開口装置
41…開口ロール
50…引下げ装置
51…チャック
60…被覆装置
61…保持体
70…搬送装置

Claims (4)

  1. 扁平状態に折り畳まれた略筒状の包装体を長さ方向に連続して供給する供給手段と、
    上記包装体を容器内部に敷設するのに適した袋サイズの袋体に分離する分離手段と、
    上記分離手段が分離する包装体の開口側縁部を、上記容器の開口側周縁部に対して被覆可能な大きさに開口する開口手段と、
    上記開口手段が開口した袋体の口部を上記容器の開口側周縁部に被覆し、該袋体底部を上記容器内部に挿入した状態に敷設する被覆手段と、
    上記被覆手段による被覆動作中において、上記包装体を容器内部に敷設するのに適した袋サイズにシールするシール手段とを備えた
    袋敷設装置。
  2. 上記シール手段による包装体のシールに要するシール時間を、上記被覆手段による袋体の被覆に要する被覆時間と略同等又は短い時間に設定した
    請求項1記載の袋敷設装置。
  3. 上記被覆手段の被覆動作と略同期して、上記袋体と略対応する長さ分の包装体をシール手段及び分離手段及び開口手段に対して牽引供給する牽引手段を備えた
    請求項1又は2記載の袋敷設装置。
  4. 上記包装体を、ロール状に巻回又は蛇行する状態に折り畳まれた略筒状を有する合成樹脂製のフィルム原反で構成した
    請求項1又は2記載の袋敷設装置。
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