JP3774100B2 - 原稿サイズ検出方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等に用いられる原稿サイズ検出方法及び装置に関し、特に、複数の原稿のサイズを正確に検出することができる原稿サイズ検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機においては、通常、その複写機が複写できる最大のサイズ(大きさ)以下の各種のサイズの原稿(紙その他の媒体)が複写される。当該最大のサイズは、原稿を載置するプラテンガラスのサイズに略等しい。また、複写機において用いられる原稿としては、通常、JIS(日本工業規格)によるいわゆるA列の原稿とB列の原稿とがあリ、更に、各列毎に0番乃至10番のサイズがある。更に、A列又はB列の同一のサイズの原稿であっても、原稿が長方形であるため、複写機の原稿台上に原稿を載置した際の方向により、縦及び横の区別が生じる。
【0003】
ところで、複写機においては、通常、原稿のサイズを自動的に検出する(自動原稿サイズ検出)ことが行われる。自動原稿サイズ検出機能を実現するためには、通常、光センサが用いられる。光センサは高価であり、できるだけ少ない個数の光センサで各種のサイズの原稿を正確に検出するために、光センサはある特定の位置に配置される。
【0004】
通常、図9に示すように、最大でA列2番の原稿を複写することができる複写機(以下、A2複写機)においては、7個の光センサ(ビームセンサ)S0〜S6を用いることにより、A列のA2R(A列2番、Rは複写機の長さ方向に載置した場合を示す、以下同じ)、A3R、A4R、A5R、A3、A4、A5の原稿と、B列のB3R、B4R、B5R、B4、B5の原稿とを、識別していた。(これ以下のサイズの検出は、通常、必要とされない)。このように、光センサS0〜S6を配置して、図10の原稿サイズテーブルに示すようなオン/オフの組み合わせにより、これらの12種類の原稿を識別している。図10において、丸印は当該光センサのオンを示す。例えば、光センサS0〜S6が全てオンの場合、これらから出力された光(ビーム)が原稿で反射して再度光センサに入射したのであるから、図10から当該原稿はA2Rであることが判る。
【0005】
しかし、このような光センサS0〜S6のそれぞれは、出力された光(ビーム)が原稿で反射した反射光を検出するものであるから、例えば、原稿の該当反射位置が黒く塗りつぶされる等により、光を十分に反射できないときは、検出されるべき位置に原稿が存在しても、原稿を検出することができず、そのため、原稿サイズを正確に判別することができないという問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解決して、反射型センサの検出位置にある原稿が、その原稿内容のために反射率が低いものであっても、原稿の存在を確実に検出し、それ故原稿のサイズを正確に判別することを目的としている。
【0007】
また、本発明は、原稿載置のズレ等によるコピー不能を確実に検出することのできる原稿サイズ検出方法及び装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の原稿サイズ検出方法及び装置は、光を反射する裏当てを有する原稿押さえと、該原稿押さえの遮へい直前を検出する遮へい検知センサとを備えている。遮へい検知センサが反応した時の、各原稿サイズ検出センサの状態を第一のデータとして取得し、装置始動キー押下時の、各原稿サイズ検出センサの状態を第二のデータとして取得する。この第一及び第二のデータを対比して、変化があったか否かの第三のデータを取得し、この第三のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定する。
【0009】
また、本発明の原稿サイズ検出方法及び装置は、第三のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照した際に、対応する状態パターンが見つからないときには、さらに、第一のデータに基づき、原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の原稿サイズ検出装置を備える複写機の構成を例示するために、図1(A)に側面から見た概念図を示し、また、図1(B)に上から見たセンサ配置図を示している。
【0011】
この複写機は、原稿サイズ検出のための構成を除いて通常のものであり、原稿は透明なプラテンガラス上に載置される。プラテンガラスは、当該複写機の筐体の上部に嵌め込まれ、そのサイズは、当該複写機において複写できる最大のサイズであると仮定したA列2番の原稿と略等しい(やや大きい)。プラテンガラスに沿う筐体の上部の表面には、原稿の載置すべき位置を示す目盛り、及び当該位置に載置すべき原稿のサイズ(例えば、「A2R」)が表示される。
【0012】
この複写機は、12種類の原稿(紙、透明フィルム、その他の媒体)を識別する。即ち、A列の2番乃至5番(A2乃至A5)の原稿を第1の方向に載置した場合の当該原稿を識別する。A列の3番乃至5番(A3乃至A5)の原稿を第1の方向に直交する第2の方向に載置した場合の当該原稿を識別する。B列の3番乃至5番(B3乃至B5)の原稿を第1の方向に載置した場合の当該原稿を識別する。B列の4番及び5番(B4乃至B5)の原稿を第2の方向に載置した場合の当該原稿を識別する。A列及びB列は、いずれもJIS(日本工業規格)による紙加工仕上げ寸法の系列であり、図10に示す紙寸法を有している。
【0013】
第1の方向とは、当該複写機の長さ方向であり、プラテンガラスの長辺方向である。第1の方向に原稿を載置した場合は、例えばA2Rのように、当該原稿のサイズA2にRを付加して表される。第2の方向とは、第1の方向に直交し、当該複写機の幅方向であり、プラテンガラスの短辺方向である。第2の方向に原稿を載置した場合は、例えばA3のように、当該原稿のサイズA3をそのまま用いて表される。第1、或いは第2の方向に原稿を載置するとは、当該方向に原稿の長辺を合わせて(縦長になるように)載置することを言う。
【0014】
図1(A)に示すように、センサは、反射型センサとして構成され、筐体の下部の内側表面に設けられる。複写機上面から見たセンサの配置図を図1(B)に示している。反射型センサのそれぞれの発光素子から実質的にその垂直方向に出力された各ビームが原稿等で反射されると、その反射光が受光素子に入射して、当該反射型センサはオンとされる(ビームが検出される)。これは、その位置に原稿等が存在することを示す。当該ビームに対応する位置に原稿等がないと、当該ビームが反射されないので、反射光が受光素子に入射せず、当該ビームセンサはオフとされる(ビームが検出されない)。
【0015】
また、図示の複写機は、プラテンガラス上に載置した原稿を押さえるための原稿押さえを備えている。原稿押さえの裏当ては、光を反射するような色、例えば白色、にされる。さらに、複写機上面の適宜の位置に遮へい検知センサが備えられ、この遮へい検知センサは、複写原稿をプラテンガラス上にセットし、原稿押さえを閉めるとき、原稿押さえが完全に遮へいする直前に反応するよう構成されている。この遮へい検知センサは、原稿押さえの開閉を機械的に検出するスイッチ、或いは光センサを用いることができる。
【0016】
本発明は、このように遮へい検知センサを備えたことにより、原稿押さえの遮へい直前を検出することができ、そして、そのときの反射型センサのそれぞれの状態(オン又はオフ)を検出することが可能となる。このとき、少なくとも原稿(原稿)の無いところからは、反射ビームを検出しない。言い換えると、遮へい直前とは、原稿押さえが完全に閉じる前の状態であって、かつ、反射型センサが、原稿押さえの裏当てからの反射を検出しないだけ十分に開いている状態である。本発明は、その後、原稿押さえが完全に遮へいされ、ユーザーが、複写機におけるコピーキーのような装置始動キーを押下したときに、再度原稿サイズ検出状態を取得する。このとき、原稿が存在する位置からは原稿からの反射を検出すると共に、原稿の無い位置からは、原稿押さえ裏当てよりの反射を検出する。このように、本発明は、原稿押さえの遮へい直前とコピーキー押下時の2回の原稿サイズ検出状態から、原稿サイズを決定する。その詳細は後述する。
【0017】
図2は、本発明の原稿サイズ検出装置のハードウエアブロック図である。反射型センサにより構成されているセンサS0〜S6のそれぞれが、原稿サイズ検出のために備えられている。遮へい検知センサは、原稿押さえの遮へい直前を検出する。これらのセンサS0〜S6及び遮へい検知センサからのそれぞれの検出データは、中央演算処理手段(CPU)に入力される。中央演算処理手段は、詳細は後述するように、検出データの組み合わせに基づいて、メモリ内の原稿サイズテーブルを参照して、原稿サイズの判定を行い、コピー制御のために結果を出力する。原稿サイズテーブルは、検出センサの各状態と原稿サイズを対応付けしたテーブルであり、例えば、図10を参照して説明したような通常のものを二値化して(例えば、丸印を”1”、丸印無しを”0”とする)使用することができる。
【0018】
図3は、原稿が正しく載置された通常の場合の原稿サイズ検出センサの動作説明図である。図示したように検出センサが配置されており、かつ図示したように、原稿が載置されたと仮定する。左側の図には、原稿押さえ遮へい直前のセンサ状態を示している。即ち、原稿押さえが遮へいされる際に、完全に遮へいされる直前を遮へい検知センサが検知した時の、各センサS0〜S6の検知状態を、黒丸と白丸で表示している。黒丸は、センサ反応(反射)がある場合を、また、白丸は、センサ反応が無い場合を表示している。
【0019】
例示の場合、原稿の存在する位置のセンサS0,S1,S4からは反応があり、原稿の無い位置のセンサS2,S3,S5,S6からは反応がない。センサ反応があった場合を1,無かった場合を0として、原稿押さえ遮へい直前の状態を、データAとして、図中下側に示している。
【0020】
次に、原稿押さえが完全に遮へいされた後のコピーキー押下時のセンサ状態が検出される。これを、図3の右側に示している。この場合、原稿の存在する位置のセンサは原稿からの反射を検出するが、原稿の存在しない位置のセンサもまた、原稿押さえの裏当てからの反射を検出する。すなわち、センサS0〜S6のすべてから反射を検出する。このコピーキー押下時の二値化データを、データBとする。
【0021】
データAと、データBを対比することにより、変化があったか否かが調べられる。例示の場合、図示より明らかなように、センサS0,S1,S4については、変化がないが、それ以外のS2,S3,S5,S6については変化している。要するに、原稿の存在する位置のセンサ状態は変化していない。逆に言えば、変化しなかったセンサ位置には原稿が存在していることを示している。例えば、データAとデータBの排他的論理和(EXOR)を反転させることにより、変化しなかったセンサ状態を”1”、変化したセンサ状態を”0”として得ることができる。これをデータCとする。このデータCは、通常は、データAに一致するが、後述するように、一致しない場合が生じる。
【0022】
このデータCに基づき、原稿サイズテーブルを参照すると、そのパターンより、原稿サイズを決定することができる。例示の場合は、S0,S1,S4が”1”であるので、図10に示すようなテーブルからA4の原稿であると決定することができる。
【0023】
図4は、図3と同様な図であるが、原稿が存在するにもかかわらず反応の無いセンサがある場合の動作説明図である。図の左側に示す原稿押さえ遮へい直前の状態において、センサS4の位置には例えば黒く塗りつぶされた領域を有する原稿が存在しており、センサが反応する程の反射がないと仮定する。この場合、データAは、センサS0とS1のみから反応がある。従来技術の説明で述べたように、このデータAに基づき、原稿サイズを決定すれば誤ったものとなることは明白である。
【0024】
本発明は、次に、前述したように、原稿押さえが完全に遮へいされた後のコピーキー押下時のセンサ状態を検出する。これを、図4の右側に示している。この場合もまた、原稿が存在して、本来反射を検出すべきセンサS4からの反応はない。これによって、センサS0〜S3,及びS5,S6から反射を検出するが、センサS4からは反応がない。これがデータBとなる。
【0025】
データAと、データBを対比することにより、変化があったか否かが調べられるが、例示の場合、センサS0,S1に加えて、S4についても変化がない。この変化の無かったセンサを”1”としたデータCは、原稿サイズに対応している。本発明は、このデータCに基づき、原稿サイズテーブルを参照して、原稿サイズを決定するものであるので、このように、本来反射を検出すべきセンサからの反応がない場合であっても、正しく、一致するパターンを見つけて、正しく原稿サイズを決定することができる。
【0026】
図5は、図3及び図4と同様な図であるが、原稿がずれてセットされた場合の動作説明図である。原稿が横にずれたために、図の左側に示す原稿押さえ遮へい直前の状態において、センサS0及びS1のみから反応があり、その他のセンサからは反応が無いと仮定する。それ故、データAは、図示したようになる。
【0027】
図の右側に示すコピーキー押下時のセンサ状態は、原稿のある位置と共に、原稿の無い位置からも原稿押さえの裏当てからの反射があり、すべてのセンサS0〜S6から反応があったと仮定する。これは、データBとして図示したようになる。
【0028】
前述したように、データAと、データBを対比することにより、変化があったか否かが調べられるが、例示の場合、センサS0,S1のみが変化しない。これによって、データCは、図示したようになるが、このデータCに基づき、原稿サイズテーブルを参照すると、一致するパターンは見つからない。本発明は、このようにデータCについて、一致するパターンが見つからない場合に、次に、データAについて、原稿サイズテーブルを参照して、原稿サイズを決定するよう構成することができる。
【0029】
ただ、例示の場合は、データAは、データCと同じであるので、データAについて、原稿サイズテーブルを参照しても、同様に一致するパターンが見つからない。この場合は、原稿サイズ検出不能と決定される。
【0030】
図6は、図5と同様に原稿がずれてセットされた場合であるが、原稿のずれ方が図5とは異なる場合の動作説明図である。図6の左側に示す原稿押さえ遮へい直前の状態においては、原稿は正常にセットされ、かつ正常にセンサ反応があったと仮定している。それ故、センサS0、S1、S4から反応があり、その他のセンサからは反応が無い。その後、原稿がずれる等してセンサS4の位置に例えば黒く塗りつぶされた領域が位置して、コピーキー押下時には、センサS4からの反応が無くなったと仮定する。データBは、S4を除いてすべて1になる。データAとデータBの変化しなかったものが1になるデータCは、センサS0とS1のみが1になる。
【0031】
このデータCに基づき、原稿サイズテーブルを参照すると、一致するパターンが見つからない。しかし、データAに基づき、原稿サイズテーブルを参照すると一致するパターンが見つかる。本発明は、原稿サイズを決定するに際して、まず、優先的にデータCを用いるが、このように、データCに一致するパターンが見つからない場合には、次に、データAを用いることができる。
【0032】
以下、本発明の原稿サイズ検出制御について、図7及び図8を参照してさらに説明する。図7は、本発明の原稿サイズ検出制御を説明するためのフロー図である。
【0033】
電源がオンされると、ステップST1及びST2から成るループを循環して、コピーキーの押下、或いは遮へい検知センサが反応するのを待つ。ステップST2において、遮へい検知センサの反応が検出されると、ステップST3に進み、原稿サイズ検出センサの状態を、データAとして保持し、その後、再度ステップST1及びST2から成るループ内を循環する。
【0034】
ステップST1において、コピーキーの押下が検出されると、ステップST4に進み、原稿サイズ検出センサ状態を、データBとして保持する。その後、ステップST5では、データAとデータBを対比して、変化しなかったところをデータCとして保持する。
【0035】
ステップST6に進んで、データCを、原稿サイズテーブルの原稿サイズパターンと比較して、一致するかどうかを判断する。一致するならば、ステップST7に進み、一致した結果を原稿サイズと決定した後、ステップST9に進む。データCが、原稿サイズパターンと一致しない場合、ステップST8で、原稿サイズ検出不能と決定した後、ステップST9に進む。ステップST9で、複写機コピー制御を行った後、最初のステップST1及びST2から成るループに戻り、コピーキー或いは遮へい検知センサ反応が検出するのを待つ。
【0036】
図8は、図7とは別の本発明の原稿サイズ検出制御を説明するためのフロー図である。ステップST11〜ST15は、図7を参照して説明したステップST1〜ST5と同じであるので、その説明は省略する。
【0037】
ステップST16において、データCを、原稿サイズパターンと比較して、一致するかどうかを判断する。一致した場合は、図7の検出制御の場合と同じく、ステップST17において、一致した結果を、原稿サイズと決定して、ステップST21に進む。もし一致しなかった場合は、ステップST18に進む。ここでは、データAを、原稿サイズパターンと比較して、一致するかどうかを判断する。
【0038】
もし一致した場合(例えば図6参照)、ステップST19において、一致した結果を原稿サイズと決定する。それでも一致しなかった場合(例えば図5参照)、ステップST20において、原稿サイズ検出不能と決定する。
【0039】
ステップST21においては、図7と同様に、複写機コピー制御を行った後、最初のステップST11及びST12から成るループに戻り、コピーキー或いは遮へい検知センサ反応が検出するのを待つ。
【0040】
以上、本発明をその実施態様により説明したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能である。例えば、本発明は複写機に限らず、原稿のサイズを自動的に検出する必要のある電子機器に適用することができる。即ち、本発明による装置は、原稿サイズ検出装置として構成して、これを例えばスキャナ、ファクシミリ等の種々の電子機器に搭載することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、遮へい検知センサが反応した時の、各原稿サイズ検出センサの状態を取得した第一のデータと、装置始動キー押下時の、各原稿サイズ検出センサの状態を取得した第二のデータとを対比して、変化があったか否かの第三のデータを取得し、この第三のデータに基づき、原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定するものであるから、反射型センサの検出位置にある原稿が、その原稿内容のために反射率が低いものであっても、原稿の存在を確実に検出し、それ故原稿のサイズを正確に判別することができるという効果がある。
【0042】
また、本発明は、原稿載置のズレ等によるコピー不能を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿サイズ検出装置を備える複写機の構成を例示する図である。
【図2】本発明の原稿サイズ検出装置のハードウエアブロック図である。
【図3】原稿が正しく載置された通常の場合の原稿サイズ検出センサの動作説明図である。
【図4】図3と同様な図であるが、原稿が存在するにもかかわらず反応の無いセンサがある場合の動作説明図である。
【図5】図3及び図4と同様な図であるが、原稿がずれてセットされた場合の動作説明図である。
【図6】図5と同様に原稿がずれてセットされた場合であるが、原稿のずれ方が図5とは異なる場合の動作説明図である。
【図7】本発明の原稿サイズ検出制御を説明するためのフロー図である。
【図8】本発明の原稿サイズ検出制御の図7とは別の例を説明するためのフロー図である。
【図9】複写機における7個の光センサの配置と、原稿サイズとの関係を示す図である。
【図10】原稿サイズテーブルを例示する図である。

Claims (4)

  1. 載置台に載置された原稿からの反射の有無をそれぞれが検出する複数の光反射型の原稿サイズ検出センサ、及び該検出センサの状態パターンと原稿サイズを対応付けした原稿サイズテーブルを備えて、該検出センサの各状態を検知することにより原稿サイズを決定する原稿サイズ検出方法において、
    光を反射する裏当てを有する原稿押さえと、該原稿押さえの遮へい直前を検出する遮へい検知センサとを備え、
    該遮へい検知センサが反応した時の、各原稿サイズ検出センサの状態を第一のデータとして取得し、
    装置始動キー押下時の、各原稿サイズ検出センサの状態を第二のデータとして取得し、
    前記第一及び第二のデータを対比して、変化があったか否かの第三のデータを各原稿サイズ検出センサ毎に取得し、
    該第三のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定する、
    ことから成る原稿サイズ検出方法。
  2. 前記第三のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照した際に、対応する状態パターンが見つからないときには、さらに、前記第一のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定する請求項1に記載の原稿サイズ検出方法。
  3. 載置台に載置された原稿からの反射の有無をそれぞれが検出する複数の光反射型の原稿サイズ検出センサ、及び該検出センサの状態パターンと原稿サイズを対応付けした原稿サイズテーブルを備えて、該検出センサの各状態を検知することにより原稿サイズを決定する原稿サイズ検出装置において、
    光を反射する裏当てを有する原稿押さえと、
    該原稿押さえの遮へい直前を検出する遮へい検知センサと、
    該遮へい検知センサが反応した時の、各原稿サイズ検出センサの状態を第一のデータとして取得する手段と、
    装置始動キー押下時の、各原稿サイズ検出センサの状態を第二のデータとして取得する手段と、
    前記第一及び第二のデータを対比して、変化があったか否かの第三のデータを各原稿サイズ検出センサ毎に取得する手段と、
    該第三のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定する手段と、
    から成る原稿サイズ検出装置。
  4. 前記第三のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照した際に、対応する状態パターンが見つからないときには、さらに、前記第一のデータに基づき、前記原稿サイズテーブルを参照することにより、原稿サイズを決定する手段を備える請求項3に記載の原稿サイズ検出装置。
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