JP3770455B2 - 室内装備取付ブラケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の室内装備品の車体パネルへの取り付けに用いられる室内装備取付用ブラケットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、車両の室内装備品である照明付サンバイザ1を車体パネルであるルーフパネル4bに取り付ける為の照明付サンバイザの取付構造を示したものである。
前記照明付サンバイザ1は、照明ランプを内蔵したバニティミラーMを備えたサンバイザ本体2と、該サンバイザ本体2に回転自在に取付けられ、車両のルーフトリム4a及びルーフパネル4bへの取付部となる室内装備取付用ブラケットとしての車体取付用ブラケット5を先端に備えたシャフト3とから構成されている。
【0003】
又、前記照明付サンバイザ1のシャフト3内を接続用ワイヤハーネス7が通り、一端が照明ランプに、他端がコネクタ7a,9aを介して車両側のワイヤハーネス9に接続されている。尚、これらワイヤハーネス7,9は、電源用電線及びアース用電線を備えている。
そして、この様な照明付サンバイザ1を車体側に取り付けるには、予めワイヤハーネス9のコネクタ9aを前記ルーフトリム4a及びルーフパネル4bのハーネス接続用の開口部12から引き出しておき、前記コネクタ9aに接続用ワイヤハーネス7のコネクタ7aを嵌合接続した後、コネクタ7a,9aを前記開口部12から車体天井部8内の空所に押し込む。次いで、シャフト3の先端に設けた車体取付用ブラケット5をルーフトリム4a及びルーフパネル4bに取り付けることで、前記照明付サンバイザ1の車体天井部8への取付けが完了となる。
【0004】
ところで、上述の如き照明付サンバイザの車体取付用ブラケット5をルーフトリム4a及びルーフパネル4bに取り付ける際、従来ではビスによるネジ止めが一般的であるが、組付け性を向上させる為に、図8に示したように、パネル掛止突起5aとグロメットスクリュー5bとから成るパネル係止手段が提案されている。
前記グロメットスクリュー5bは、図9に示したように、前記ルーフパネル4bに形成した係合孔4cに圧入される略筒状突起であり、略筒状の周壁を縦割りするスリットSにより分割された一対の分割壁6a,6bが、半径方向に弾性変位可能とされている。
【0005】
そして、図10に示したように、貫通孔下方から各分割壁6a,6bの内周面にねじ部材13が挿入されると、各分割壁6a,6bが拡径方向(図中、矢印方向)に弾性変位することにより、グロメットスクリュー5bは前記係合孔4cに緊締される。
そこで先ず、前記パネル掛止突起5aを前記開口部12の開口縁に掛けながら前記グロメットスクリュー5bを前記係合孔4cに圧入した後、ねじ部材13を締め込むだけで、各分割壁6a,6bが拡径方向に開いて前記係合孔4cに緊密嵌合し、車体取付用ブラケット5は上記パネル係止手段によりルーフトリム4a及びルーフパネル4bに強固に固定された状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した車体取付用ブラケット5のグロメットスクリュー5bは、略筒状の周壁を縦割りするスリットSにより分割された一対の分割壁6a,6bから成るので、ルーフ8に水等が侵入した場合には、その水が前記スリットSを介してグロメットスクリュー5b内に流れ込み、該グロメットスクリュー5bの内壁を伝わって車内に浸入する可能性があった。
【0007】
本発明の目的は上記課題を解消することにあり、パネル係止手段として装備される筒状突起のパネル挿通部における防水性を損なわずに車体パネルへの組付け性を向上させることができる良好な室内装備取付用ブラケットを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、車両の室内装備品を車体パネルに取付ける為の室内装備取付用ブラケットのパネル係止手段が、略筒状の周壁を縦割りするスリットにより分割された複数の分割壁を有し、前記車体パネルの係合孔に挿通させた状態で内周部にねじ部材が挿入されることによって拡径して前記係合孔に緊締される筒状突起から成り、
前記スリットに臨む分割壁の側縁には、分割壁の可撓方向に沿って延びることにより、前記筒状突起側面におけるスリット開口を覆う保護壁が延設されていることを特徴とする室内装備取付用ブラケットにより達成される。
【0009】
上記構成によれば、当該室内装備取付用ブラケットの車体パネルへの取付けは、車体パネルに形成されている係合孔に筒状突起を挿通させた後、内周部にねじ部材を挿入して分割壁を半径方向外方に弾性変形させて該筒状突起を拡径させればよい。
そして、前記筒状突起側面におけるスリット開口は、保護壁に覆われて沿面距離が増大しているので、車体パネル側に水の侵入が発生した場合にも、その水が前記スリットを介して筒状突起内に流れ込み、該筒状突起の内壁を伝わって車内に浸入することを防止できる。
【0010】
尚、好ましくは前記筒状突起を構成する複数の分割壁が、可撓性を有する可撓壁と、スリット開口を覆う保護壁により剛性を持たせた固定壁とから成ることにより、車体パネルの係合孔に挿通される筒状突起は自体の強度が向上し、室内装備取付用ブラケットの確実な取付けが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る室内装備取付用ブラケットを詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る照明付サンバイザの車体取付用ブラケットの分解斜視図、図2は図1に示したパネル係止手段を構成する筒状突起の拡大斜視図、図3は図2に示した筒状突起の上面図、図4は図1に示したブラケット本体の裏面斜視図、図5及び図6は図1に示したパネル係止手段を構成する筒状突起の動作を説明する要部拡大断面図、図7は図1に示した車体取付用ブラケットにおけるアース用電線の接続端子と車体パネルとの電気的接続状態を示す要部拡大断面図である。
【0012】
本実施形態に係る車体取付用ブラケット31は、車両の室内装備品である照明付サンバイザを車体パネルに取付ける為の室内装備取付用ブラケットであり、図1に示すように、車両の車体パネルであるルーフパネル33と該ルーフパネル33の表面を覆うべく室内側に組み付けられる内装用壁材であるルーフトリム35との間に介装されるベース部材37と、図示しないサンバイザ本体に取付けられたシャフト38の一端に取付けられたブラケット本体39と、これらベース部材37及びブラケット本体39を前記ルーフパネル33に固定する第1及び第2の導電性ねじ部材43,45と、前記ブラケット本体39の室内側表面を覆うカバー47とを備えた構成である。
【0013】
合成樹脂等の絶縁材料から成る前記ベース部材37は、前記ルーフパネル33の係合孔33aに係止可能とされるパネル係止手段としてのグロメットスクリュー51を有しており、このグロメットスクリュー51の前記ブラケット本体39側の面には、図4に示すように、車体側に敷設された電源用電線41の接続端子41aを一体成形されたカバー55で保持する第1の電気接続部53が設けられている。
【0014】
前記グロメットスクリュー51は、図2及び図3に示したように、前記ルーフパネル33に形成した係合孔33aに圧入される略筒状突起であり、略筒状の周壁を縦割りするスリットSにより分割された一対の分割壁51a,51bを有する
【0015】
又、前記スリットSに臨む分割壁51aの両側縁には、分割壁51bの可撓方向に沿って延びることにより、前記筒状突起側面におけるスリット開口を覆う保護壁51c,51cが延設されている。そして、各保護壁51cは、図3に示すように、第1のねじ部材43の螺合によって前記分割壁51bが半径方向外方(図中、上方)に開いた時にも、分割壁51aの弾性変位を抑制するとともに、スリットSを介して内周部が露出することのない程度に延出する長さ寸法Lが設定されている(図6、参照)。したがって、本実施形態において、前記分割壁51aは、剛性を有する固定壁とされ、前記分割壁51bは、可撓性を有して半径方向に弾性変位可能な可撓壁とされている。
【0016】
更に、前記グロメットスクリュー51は、貫通孔が前記第1の電気接続部53に連通しており、前記第1の導電性ねじ部材43の螺合部を兼ねている。そして、前記グロメットスクリュー51の内周部に第1の導電性ねじ部材43が挿入されると、前記分割壁51bが拡径方向に弾性変位することにより、グロメットスクリュー51は前記係合孔33aに緊締される。
尚、前記分割壁51bは縮径方向にも弾性変位可能であるので、グロメットスクリュー51を前記係合孔33a内に圧入することにより、ベース部材37をルーフパネル33に対して仮止めすることもできる。
【0017】
又、前記ベース部材37の中央には、ブラケット本体39の中央に突設された円筒部39bが挿通する開口37aが形成されると共に、該開口37aの周縁には、前記円筒部39bの外周に突設された係止突起39aに係合して前記ベース部材37との間に着脱可能な仮係止手段を構成する仮係止突起52が突設されている。
【0018】
更に、前記ベース部材37には、前記開口37aを挟んで前記グロメットスクリュー51と反対側に位置し、第2の導電性ねじ部材45を挿通させるねじ挿通穴54が貫通形成されている。このねじ挿通穴54は、穴径が前記導電性ねじ部材45のねじ山の径よりも大きく設定されている。
尚、本実施形態のベース部材37の外周縁には、前記ルーフトリム35の取付用開口35aに係合して、該ベース部材37をルーフトリム35に係止可能とするトリム係止手段61が設けられている。該トリム係止手段61は、一体成形された挟持片により取付用開口35aの開口縁を挟持する構造である。
【0019】
合成樹脂等の絶縁材料から成る前記ブラケット本体39は、図1に示したように、中央に突設された前記円筒部39bを挟んで、前記第1の電気接続部53に対応してサンバイザ側の接続用電線42aの接続端子56をインサート成形した第2の電気接続部34と、前記ねじ挿通穴54に対応してアース用電線42bの接続端子57をインサート成形した第3の電気接続部36とを備えている。
【0020】
本実施形態において、前記接続端子41a,56,57は、それぞれ矩形のねじ止め用板部にネジ挿入穴を貫通形成した平形端子であり、第1及び第2の導電性ねじ部材43,45のねじ込みによってこれら第1及び第2の導電性ねじ部材43,45と接続端子41a,56,57との間に確実な電気的接続が実現されるように、前記ネジ挿入穴の内径が前記導電性ねじ部材43,45のねじ部の外径よりも僅かに小さく設定されてる。又、前記第2の導電性ねじ部材45が挿入されるルーフパネル33の螺合孔33cの内径も、該第2の導電性ねじ部材45のねじ部の外径よりも僅かに小さく設定されてる。尚、第1及び第2の導電性ねじ部材43,45は、相手側嵌合部にねじ山を刻設可能なタッピングスクリューである。
【0021】
そこで、ルーフパネル33の表面をルーフトリム35が覆う車両のルーフ32に、本実施形態に係る照明付サンバイザを取り付ける際には、先ず、ルーフトリム35の外側面(ルーフパネル33側表面)に沿って敷設された電源用電線41の接続端子41aをベース部材37の第1の電気接続部53にセットし、カバー55で位置決め保持させた後、該ベース部材37を前記トリム係止手段61によりルーフトリム35の取付用開口35aに取り付ける。
【0022】
次いで、ベース部材37の開口37aにブラケット本体39の円筒部39bを挿通させ、該円筒部39bの外周に突設された係止突起39aをベース部材37の仮係止突起52に係合させることによって、ブラケット本体39はルーフトリム35に取り付けたベース部材37に着脱可能に仮係止される。
そこで、本実施形態のルーフトリム35は、車体取付用ブラケット31(ベース部材37及びブラケット本体39)を介して照明付サンバイザを予め一体化したルーフモジュール状態として取扱いすることができ、保管時や車両への組み付け作業時の手間を軽減することができる。
【0023】
次に、車体取付用ブラケット31を介して照明付サンバイザが仮係止された状態のルーフトリム35をルーフパネル33に取り付ける。この際、ベース部材37のグロメットスクリュー51が、図5に示したように、ルーフパネル33の係合孔33aに圧入嵌合されることによって係止される。
そこで、ルーフトリム35は、グロメットスクリュー51を介して車体取付用ブラケット31と共にルーフパネル33に仮係止された状態となり、第1及び第2の導電性ねじ部材43,45を締付けて本固定する際にこれらブラケット本体39及びルーフトリム35を手で支える必要がなくなり、取付作業性が向上する。
【0024】
そして、第1及び第2の導電性ねじ部材43,45によって、ブラケット本体39をルーフパネル33に本固定する。
この際、第1の導電性ねじ部材43の先端部が、図6に示したように、ブラケット本体39及びベース部材37の第1及び第2の電気接続部53,34を貫通してグロメットスクリュー51内に挿入されると、半径方向に弾性変位可能とされた分割壁51bが拡径するので、該グロメットスクリュー51はルーフパネル33の係合孔33aに緊締される。
又、第1及び第2の電気接続部53,34を貫通した第1の導電性ねじ部材43は、前記接続端子56,41aのネジ挿入穴にねじ山を刻設しながらねじ込まれるので、これら接続端子56,41aを電気的に導通させることができる。
【0025】
ここで、略筒状突起であるグロメットスクリュー51は、前記電源用電線41の接続端子41aと前記接続用電線42aの接続端子56とを螺着した際に、ルーフパネル33を貫通してしまう第1の導電性ねじ部材43の先端部を覆う螺合部を兼ねている。
そこで、前記第1の導電性ねじ部材43は、締付けた際に先端部が車体パネル33に接触して電気的に短絡することなく係合孔33aを貫通でき、前記接続端子56,41a同士を確実に螺着することができると共に、ブラケット本体39とベース部材37とを車体パネル33に強固に固定することができる。
【0026】
更に、グロメットスクリュー51を構成している前記分割壁51aは、固定壁とされているので、ルーフパネル33の係合孔33aに挿通される該グロメットスクリュー51自体は強度が向上し、車体取付用ブラケット31の確実な取付けが可能となる。勿論、本発明は、グロメットスクリューを構成する全ての分割壁を可撓壁とすることを妨げるものではない。
【0027】
一方、第2の導電性ねじ部材45の先端部が、図7に示したように、ブラケット本体39の第3の電気接続部36及びベース部材37のねじ挿通穴54を貫通してルーフパネル33の螺合孔33cに挿入され、接続端子57及び螺合孔33cにねじ山を刻設しながらねじ込まれると、第2の導電性ねじ部材45はアース用電線42bの接続端子57とルーフパネル33とを電気的に導通させることができる。
【0028】
即ち、本実施形態における車体取付用ブラケット31のルーフパネル33への取付けは、該ルーフパネル33に形成されている係合孔33aにグロメットスクリュー51を挿通させた後、内周部に第1の導電性ねじ部材43を挿入して分割壁51bを半径方向外方に弾性変形させて該グロメットスクリュー51を拡径させればよい。
【0029】
そして、上述した本実施形態の車体取付用ブラケット31によれば、第1の導電性ねじ部材43と第2の導電性ねじ部材45とにより前記ブラケット本体39を前記ベース部材37及び前記ルーフパネル33に固定するだけで、電源用電線41の接続端子41aと接続用電線42aの接続端子56とを電気的に導通させると共に、アース用電線42bの接続端子57とルーフパネル33とを電気的に導通させることができる。
即ち、電源用電線41と接続用電線42aや、アース用電線42bとルーフパネル33との端子接続の為のコネクタ嵌合作業が不要となり、前記ブラケット本体39と前記ベース部材37との間に構成される仮係止手段も高い嵌合精度を必要としない。
【0030】
更に、本実施形態のグロメットスクリュー51によれば、図5及び図6に示したように、筒状突起側面におけるスリット開口は、保護壁51cに覆われて沿面距離が増大しているので、ルーフパネル33側に水の侵入が発生した場合にも、その水が前記スリットSを介してグロメットスクリュー51内に流れ込み、該グロメットスクリュー51の内壁を伝わって車内に浸入することを防止できる。
【0031】
また、前記グロメットスクリュー51を挿通する第1の導電性ねじ部材43が、グロメットスクリュー51の中心軸線上でなく、斜めに傾いた状態でねじ込まれても、グロメットスクリュー51のスリットSは前記保護壁51c,51cによって覆われているため、第1の導電性ねじ部材43の先端部が前記スリットSから外方に突出してルーフパネル33に接触するような不都合を防止できる。
そこで、グロメットスクリュー51を挿通する第1の導電性ねじ部材43とルーフパネル33との間の絶縁性が損なわれる虞もない。
従って、パネル係止手段として装備されるグロメットスクリュー51のパネル挿通部における防水性や絶縁性を損なわずにルーフパネル33への車体取付用ブラケット31の組付け性を向上させることができる
【0032】
尚、本発明に係る室内装備取付用ブラケットは、上記実施形態における照明付サンバイザの車体取付用ブラケット31に限らず、例えば、ルームランプユニットやリヤコンビネーションランプユニット等の他の室内装備品を車体パネルに取り付ける室内装備取付用ブラケットにも利用することができる。又、給電が必要な補機類を内蔵しない室内装備品の取り付けにも利用可能である。
又、上記実施形態では、グロメットスクリュー51を一対の分割壁51a,51bで構成したが、例えば、3分割、あるいはそれ以上に分割した構造とすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明の室内装備取付用ブラケットによれば、当該室内装備取付用ブラケットの車体パネルへの取付けは、車体パネルに形成されている係合孔に筒状突起を挿通させた後、内周部にねじ部材を挿入して分割壁を半径方向外方に弾性変形させて該筒状突起を拡径させればよい。
そして、前記筒状突起側面におけるスリット開口は、保護壁に覆われて沿面距離が増大しているので、車体パネル側に水の侵入が発生した場合にも、その水が前記スリットを介して筒状突起内に流れ込み、該筒状突起の内壁を伝わって車内に浸入することを防止できる。
従って、パネル係止手段として装備される筒状突起のパネル挿通部における防水性を損なわずに車体パネルへの組付け性を向上させることができる良好な室内装備取付用ブラケットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る照明付サンバイザの車体取付用ブラケットの分解斜視図である。
【図2】図1に示したパネル係止手段を構成する筒状突起の拡大斜視図である。
【図3】図2に示した筒状突起の上面図である。
【図4】図1に示したブラケット本体の裏面斜視図である。
【図5】図1に示したパネル係止手段を構成する筒状突起の動作を説明する要部拡大断面図である。
【図6】図1に示したパネル係止手段を構成する筒状突起の動作を説明する要部拡大断面図である。
【図7】図1に示した車体取付用ブラケットにおけるアース用電線の接続端子と車体パネルとの電気的接続状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】従来の照明付サンバイザの車体取付用ブラケットを介したワイヤハーネス接続作業の説明図である。
【図9】図8に示したパネル係止手段を構成する筒状突起の拡大斜視図である。
【図10】ねじ部材の挿通状態を説明する為の図9のX−X断面矢視図である。
【符号の説明】
31 車体取付用ブラケット(室内装備取付用ブラケット)
33 ルーフパネル(車体パネル)
35 ルーフトリム
37 ベース部材
39 ブラケット本体
43 第1の導電性ねじ部材
45 第2の導電性ねじ部材
51 グロメットスクリュー(筒状突起)
51a 分割壁
51b 分割壁
51c 保護壁
S スリット

Claims (2)

  1. 車両の室内装備品を車体パネルに取付ける為の室内装備取付用ブラケットのパネル係止手段が、略筒状の周壁を縦割りするスリットにより分割された複数の分割壁を有し、前記車体パネルの係合孔に挿通させた状態で内周部にねじ部材が挿入されることによって拡径して前記係合孔に緊締される筒状突起から成り、
    前記スリットに臨む分割壁の側縁には、分割壁の可撓方向に沿って延びることにより、前記筒状突起側面におけるスリット開口を覆う保護壁が延設されていることを特徴とする室内装備取付用ブラケット。
  2. 前記筒状突起を構成する複数の分割壁が、可撓性を有する可撓壁と、前記スリット開口を覆う保護壁により剛性を持たせた固定壁とから成ることを特徴とする請求項1に記載の室内装備取付用ブラケット。
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