JP3765857B2 - 酸性毛髪用組成物 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪への塗布時には保形性を有し、施術中またはその後に揮発性溶剤が揮発することにより組成物の粘度が変化し、浸透性が向上して優れた染毛性を発揮する酸性毛髪用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、パラフェニレンジアミン等の酸化染料を用いた酸化染毛剤が主流であったが、これらは、強いアルカリ条件下で施術する必要があり、毛髪または皮膚に損傷を生じる等の安全性上の問題、臭気の問題、あるいは染毛後の毛髪の風合等の使用感上の問題があった。このために、これらの問題が少ない酸性染料を用いた染毛剤の開発がなされており、このような例としては、特開昭61−53211号、特開昭62−164612号、特開昭63−239209号、特開平5−221840号、特開平6−107529号等が挙げられる。
【0003】
しかし、これらの酸性染料を用いた染毛剤の染毛性は依然として極めて低く、その解決策として、組成物の粘度を低く調整し浸透性を向上させることにより染毛性を向上せしめる方法も考えられるが、その場合、毛髪への塗布時に垂れ落ちて地肌や衣服を汚すという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、毛髪への塗布時には保形性を有し、垂れ落ちて地肌や衣服を汚すことが防止でき、塗布中あるいは塗布後放置の際に粘度が低下し、組成物中の酸性染料が容易に毛髪内部へ浸透して、優れた染毛性を発揮する酸性毛髪用組成物を提供することにある。
【0005】
本発明者らは、かかる酸性毛髪用組成物を得るため、鋭意検討を重ねた結果、酸性染料、芳香族アルコール、揮発性溶剤、水溶性高分子および酸を特定の量にて配合することにより所望の性質を有する組成物が得られ、前記課題を解決できることを見い出し、さらに、水溶性高分子としてのキサンタンガムと特定の酸とを該組成物に配合することにより、染毛性および安定性がより向上することも見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、酸性染料、組成物中の不揮発性水性部に対して室温で過飽和となる量の芳香族アルコール、その過飽和部分の芳香族アルコールを溶解する量の揮発性溶剤、熱ゲル化性を有する水溶性高分子および酸を含有する酸性毛髪用組成物を提供するものある。本発明の酸性毛髪用組成物は、毛髪への塗布時には保形性を有するので、垂れ落ちて地肌や衣服を汚すことが防げ、また、施術中やその後に揮発性溶剤が揮発することにより組成物の粘度が低下して毛髪への浸透が促進され、優れた染毛性を発揮する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる酸性染料は特に限定されるものでなく、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤105号、赤色201号、赤色227号、赤色230号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色402号、黄色406号、青色1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色205号、橙色205号、橙色207号、橙色402号、緑色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、褐色201号、紫色401号、黒色401号等を挙げることができる。
【0008】
該酸性染料の配合量は、組成物全量に対して0.001〜5.0重量%の範囲が好ましく、0.1〜1.0重量%が特に好ましい。0.001重量%未満では染毛性が十分に発揮できず本発明の目的が達成できない。一方、5.0重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛性の向上が望めない。また、所望の色合を提供するために、これらの1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。
【0009】
本発明で用いる芳香族アルコールは、例えば、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、2−ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、2−ベンジルオキシアルコール等が挙げられ、これらの中でも、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、フェノキシエタノール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノールが好ましく、特にベンジルアルコールが好ましい。また、これらの芳香族アルコールは、1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。
【0010】
該芳香族アルコールの配合量は、組成物中の不揮発性水性部に対して室温で過飽和となる量、すなわち、室温、例えば、10℃〜30℃の温度範囲にて本発明の組成物中の該水性部に対する溶解度を超える量であればよく、配合量がそれ以下では組成物の粘度の変化が得られ難く、本発明の目的が達成できない。該水性部に含有される成分としては、水の他、特に限定されるものではないが、例えば、イソプロピルアルコール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ジグリセリン、マルチトール、ソルビトール、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、アルキルグルコシド等の保湿剤、湿潤剤、および親水性界面活性剤等の不揮発性水溶性成分が挙げられ、これらの2種類以上を混合したものでもよい。例えば、25℃における水に対する芳香族アルコール、例えば、ベンジルアルコールの溶解度は約4%であって、同温度のイソプロピルアルコールに対するベンジルアルコールの溶解度は無限である。通常、芳香族アルコールの配合量は、組成物全量に対して、2〜15重量%の範囲である。
【0011】
本発明で用いる揮発性溶剤は特に限定されるものでなく、例えば、メタノール、エタノール等の低級アルコール、アセトン等の低級ケトン、ジエチルエーテル等の低級エーテル等が挙げられ、特にエタノールが好ましい。また、これらの揮発性溶剤は、1種または2種以上を任意に組み合せて用いることができる。該揮発性溶剤の配合量は、過飽和部分の芳香族アルコールを溶解するのに必要な量を超える量であり、配合量がそれ以下では組成物の粘度の変化が得られ難く、本発明の目的が達成できないので好ましくない。通常、揮発性溶剤の量は、組成物全量に対して5〜40重量%である。
【0012】
本発明で用いる水溶性高分子は、ある温度でゲル特性が変化する熱ゲル化性を有するものであればよく、例えば、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、メチルエチルセルロース等が挙げられ、特にメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロースが好ましい。これら水溶性高分子は、1種または2種以上を任意に組合せて用いることができ、通常、その配合量は組成物全量に対して0.01〜10重量%であり、特に0.1〜5重量%が好ましく、配合量がそれ未満やそれを超える場合には、所望のゲル特性の変化が得ら難く、好ましくない。
【0013】
本発明で用いるキサンタンガムは、天然多糖類高分子であり、その配合比が、重量比において、キサンタンガム:水溶性高分子=4:1〜1:30の範囲で染毛性および安定性が相乗的に向上し、特に2:1〜1:10の配合比でその効果が高い。
【0014】
本発明の酸性毛髪用組成物のpHは、1.5〜5.0、好ましくは1.5〜4.0であり、該pHが1.5未満であると皮膚刺激などの安全性より、5.0を超えると染毛性が低下することより好ましくない。該組成物を好適なpHに調整するには酸を用いる。この酸としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等の無機酸、あるいは、酢酸、クエン酸、酒石酸、プロピオン酸、乳酸、サリチル酸、グリコール酸、コハク酸、リンゴ酸、酪酸等の有機酸等が挙げられ、このうちの1種または2種以上を任意に用いることができ、中でも塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、サリチル酸、グリコール酸、コハク酸が好ましく、特に、リン酸、酢酸、グリコール酸は染毛性を顕著に向上させるため好ましい。また、これらの酸のアルカリ金属塩等、例えばクエン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、水酸化カリウム等を組合せることにより、好適なpHの範囲内にpH緩衝能をもたせることもできる。
【0015】
本発明の組成物は、ジェル状、ペースト状、クリーム状など種々の形態にすることができ、それぞれの形態に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;高級アルコール、高級脂肪酸、パラフィンワックス、炭化水素油、エステル油、シリコーン油等の油剤;防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属キレート剤、および着香剤等の公知の化粧品成分を適宜配合することができる。
【0016】
本発明の酸性毛髪用組成物を製造するには、例えば、常温の適量の不揮発性水性部に水溶性高分子を均一に分散し、予め高温に加熱し酸性染料等を溶解した多量の精製水に迅速に添加して均一溶解する。均一溶解したのを確認してから、徐冷して40℃とし、予め芳香族アルコールを溶解した揮発性溶剤および酸等を適量添加して所望のpHに調整する。
【0017】
本発明の酸性毛髪用組成物を使用するには、通常、毛髪に適量を適用した後、シャンプー等で洗髪する。特に、本発明の組成物は、その適用前、適用時または適用後のいずれかで、毛髪に加温処理を施すと、その染毛性がより向上するので好ましい。この加温処理は、本発明の組成物を毛髪に塗布した後、例えば、スチーマー、蒸しタオルなどの蒸気、ドライヤーの温風、遠赤外線などの熱で塗布部を加温し、ついで、余分な組成物を洗い流すことにより行うことができる。加温処理は、通常、約50〜90℃、約30秒〜30分が適当である。また、加温した組成物を適用することによっても同様な効果が得られる。
【0018】
【実施例】
以下に実験例および実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、実施例中の「%」は特に断わらない限り重量%を意味する。
表1に示す実施例および比較例の成分から前記した方法に従ってジェル状の酸性毛髪用組成物を製造し、以下の方法で種々評価した。
【0019】
【表1】
Figure 0003765857
【0020】
実験例1
酸性毛髪用組成物の粘度変化の評価
表1中の実施例1および比較例1〜2の組成物各々30gを、恒温槽(30℃)中で0分、3分、7分、15分間撹拌した後、その粘度(cp)を粘度計(東機産業製 BL型回転式粘度計、ローターNo.4、60rpm)にて測定した。その結果を図1に示す。
【0021】
図1から明らかなごとく、本発明の実施例の組成物は、比較例に比して経時的に著しい粘度低下を起こし、粘度低下性があると認められた。
【0022】
実験例2
染毛性に及ぼす粘度の影響の評価
予め洗浄し風乾した白髪毛束約2gに、比較例2〜4の組成物1gを2分間適用し、その後、3分間放置して流水ですすぎ、ついで、10%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液で2回洗浄し、乾燥した。この一連の処理を3回繰り返した後、色差計(村上色彩研究所製 CMSー1200)を用いて、対照との色差(ΔE)を測定した。また、同時に、これらの組成物の粘度(cp)も、前記と同様に粘度計で測定した。対照には、実施例(比較例)の組成物を適用しない以外は前記と同様の処理をした白髪毛束を用いた。それらの結果を図2に示す。
【0023】
図2から明らかなごとく、組成物の粘度が高いほど染毛性が低下することが認められた。
【0024】
実験例3
染毛性に及ぼす粘度変化の影響の評価
(1)毛束試験
実施例1および比較例1の組成物を用いて、前記の染毛性評価と同様の処理を行い、色差計(村上色彩研究所製 CMS−1200)にて対照との色差(ΔE)を測定した。その結果を図3に示す。
(2)実使用試験
実施例1および比較例1の組成物を白髪まじりの専門パネラー10名に実際に使用してもらい、染毛性を評価した。その結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
Figure 0003765857
【0026】
図3および表2のごとく、実施例1は比較例1に比して明らかに優れた染毛性を発揮することが、物性値および官能評価にて認められた。
【0027】
実験例4
酸性毛髪用組成物の染毛性の評価
予め洗浄し風乾した白髪まじりの毛束(日本人)約2gに、実施例1〜8および比較例1〜7の組成物1gを2分間適用し、その後3分間室温下に放置して流水ですすぎ、ついで、10%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液で2回洗浄し乾燥した。この一連の処理を3回繰り返した後、専門パネラー10名により官能評価した。評価基準を以下に示す。
5:9名以上が染毛効果ありと認めた。
4:7〜8名が染毛効果ありと認めた。
3:5〜6名が染毛効果ありと認めた。
2:3〜4名が染毛効果ありと認めた。
1:2名以下が染毛効果ありと認めた。
【0028】
実験例5
酸性毛髪用組成物の安定性の評価
実施例1〜8および比較例1〜7の組成物を、50℃および40℃の恒温下に1ヶ月放置し、その後に取り出して目視にてその安定性を評価した。評価基準を以下に示す。
5:40℃、50℃共に全く分離しない。
4:40℃では分離しないが、50℃で僅かに分離する。
3:40℃では分離せず、50℃で分離する。
2:40℃で僅かに分離する、50℃で分離する。
1:40℃、50℃共に完全に分離する。
【0029】
実験例6
酸性毛髪用組成物の粘度低下率の評価
実施例1〜8および比較例1〜7の組成物30gの初期粘度を粘度計で(試験例1と同様に)測定し、ついで、撹拌しつつ恒温槽(30℃)中に10分間放置し、再度同様に粘度(cp)を測定して、粘度変化比率を評価した。評価基準を以下に示す。
5:初期粘度の10%以下まで低下し保形なし。
4:初期粘度の40%以下まで低下し保形なし。
3:初期粘度の70%以下まで低下し保形なし。
2:初期粘度の70%以下まで低下するが保形あり。
1:初期粘度と粘性がほとんど変わらない(70%を超える値)。
【0030】
実験例7
総合判定
以上の実験結果をまとめて評価した。評価基準を以下に示す。
◎:染毛性、安定性、粘度低下率の評価が全て5。
○:染毛性、安定性、粘度低下率の評価が全て3以上であって、その平均値が4以上。
△:染毛性、安定性、粘度低下率の評価が全て3以上であって、その平均値が4未満。
×:染毛性、安定性、粘度低下率のうち、少なくとも1項目が2以 下。
その結果を表1に示す。
表1に示すごとく、実施例は、比較例に比して染毛性、安定性および粘度低下率に優れていることが認められ、特に、水溶性高分子としてキサンタンガムを配合すると安定性が著しく向上することが認められた。
【0031】
実験例8
染毛性に及ぼす酸の効果
実施例1のリン酸を、グリコール酸、酢酸、クエン酸に代用し、各々、pH3、4および5に調整し、前記の染毛性の評価に基づいて評価した。その結果を図4に示す。
図4に示すごとく、リン酸、酢酸、グリコール酸に優れた染毛性の向上効果が認められた。
【0032】
実験例9
加温処理の効果
(1)毛髪染毛性向上度
予め洗浄し、風乾した白髪毛束約2gに、表3に示す本発明品または比較品1gを2分間で均一にのばした後、スチーマー(蒸気出口温度:60℃)を用いながら、約5分間ブラッシングした。その後、10%ラウリス硫酸ナトリウム水溶液で2度洗いし、流水ですすいで、乾燥した。対照として、スチーマーを用いずに染毛した毛束を用いた。評価は専門パネラー10名で、以下の基準により染毛性向上度を官能評価した。
◎:8名以上が加温処理での染毛性向上を認めた。
○:6〜7名が加温処理での染毛性向上を認めた。
△:4〜5名が加温処理での染毛性向上を認めた。
×:0〜3名が加温処理での染毛性向上を認めた。
(2)粘度低下性
実験例6と同様に評価した。
これらの結果を表3に示す。
【0033】
【表3】
Figure 0003765857
【0034】
表3に示すごとく、本発明品は、毛髪に適用した後に加温処理を施す染毛方法において、比較品に比べて、組成物の粘度低下性を損なうことなく、染毛性向上度に優れていると認められた。
【0035】
Figure 0003765857
この処方に従って前記の製法によりクリーム状酸性染毛料を調製し、アルミ内覆製チューブに充填した。これをパネラーに供したところ、塗布時には剤が垂れ落ちることなく、施術後には優れた染毛効果が得られた。
【0036】
Figure 0003765857
この処方に従って前記の製法によりジェル状酸性染毛料を調製し、アルミ内覆製チューブに充填した。これをパネラーに供したところ、塗布時には剤が垂れ落ちることなく、施術後には優れた染毛効果が得られた。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、毛髪へ塗布時には保形性を有し、垂れ落ちることなく毛髪に適用でき、施術中に粘度が低下して優れた染毛性を発揮する酸性毛髪用組成物が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 酸性毛髪用組成物の経時的な粘度変化を示すグラフである。
【図2】 酸性毛髪用組成物の粘度と染毛性との関係を示すグラフである。
【図3】 酸性毛髪用組成物と対照との染毛性を示すグラフである。
【図4】 各種の酸を用いた酸性毛髪用組成物のpHと染毛性との関係を示すグラフである。

Claims (4)

  1. 酸性染料、組成物中の不揮発性水性部に対して室温で過飽和となる量の芳香族アルコール、その過飽和部分の芳香族アルコールを溶解する量のエタノール、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびヒドロキシエチルメチルセルロースよりなる群から選ばれる1種または2種以上の熱ゲル化性を有する水溶性高分子および酸を含有することを特徴とするジェル状酸性毛髪用組成物。
  2. 該芳香族アルコールが、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、フェノキシエタノール、α−メチルベンジルアルコール、およびジメチルベンジルカルビノールよりなる群から選ばれる1種もしくは2種以上である請求項1に記載のジェル状酸性毛髪用組成物。
  3. キサンタンガム:水溶性高分子の配合比が、重量比にて、4:1〜1:30のキサンタンガムを配合することを特徴とする請求項1または2に記載のジェル状酸性毛髪用組成物。
  4. 組成物適用前、適用時または適用後に加温処理を施す染毛方法用である請求項1〜3のいずれか1項に記載のジェル状酸性毛髪用組成物。
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