JP3761698B2 - 孔版印刷機 - Google Patents

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    • B41L13/16Driving gear; Control thereof

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版印刷機に関し、より詳細には、版胴に巻装された孔版原紙を介して印刷用紙に印刷を施す孔版印刷機における用紙の搬送制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製版された孔版原紙(以下「マスタ」ともいう)を外周面に巻装させて回転する版胴と、この版胴に圧接されて回転するプレスローラとの間に用紙搬送装置により印刷用紙を挿入して、版胴内のインクがマスタの孔部より印刷用紙に押し出されてインク転写が行えるようにした孔版印刷機が知られている。
【0003】
この孔版印刷機は回転する版胴に巻装されたマスタに対し、印刷用紙が版胴とプレスローラとの間で正確に重なるように給紙される必要があり、このため印刷時において用紙搬送装置は版胴の回転駆動に対し常に一定の位相差および速度比を有して駆動されるよう構成されるとともに、印刷の始動時においてはマスタと印刷用紙が前述の如く重なるように両者を一致させるための調整が行われる。
【0004】
また、従来の孔版印刷機における用紙搬送装置は、版胴の回転を利用した歯車等の機構を用いた1次給紙部と2次給紙部とから構成されている。
【0005】
(1)1次給紙部
1次給紙部では、メインモータより駆動供給される版胴回転周期と同期させた検出手段の情報により、給紙クラッチの作動および非作動のタイミングをとり、給紙クラッチにより間欠的に回転せしめる軸部中央部に設けられた摩擦部材よりなるピックアップローラおよびスクレーパにより、給紙台に載置された用紙積層体より版胴1回転につき用紙が1枚ずつ繰り出され、2次給紙部に搬送される。ピックアップローラおよびスクレーパにはワンウェイクラッチが入っており、2次給紙部以降に用紙を受け渡した後に給紙クラッチを非作動にさせると共に、連れ回りしてバックテンションを軽減させている。
【0006】
(2)2次給紙部
2次給紙部では、ピックアップローラおよびスクレーパにより搬送された用紙の先端が、停止しているガイドローラとタイミングローラ(合わせて「給送ローラ対」と称す)の接線近傍に突き当たり、弛みを形成した後、版胴回転周期における所定の回転位相時に給送ローラ対を始動させる。給送ローラ対は夫々の軸両端部にて互いに噛合しており、ガイドローラは、歯車、無端ベルト等の伝達手段を介してメインモータの駆動を伝達され、カム、扇形歯車、ワンウエイ部材等より成る機構部により、版胴1回転につき一方向数回転するように構成され、タイミングローラはガイドローラとは逆向きに従動するようになっている。このタイミングローラは、カム,カムフォロアー,リンク部材および弾性部材等より成る機構部により、ガイドローラの回転終了後に、ガイドローラより離間するようになっている。また、ガイドローラの駆動遮断時におけるイナーシャによる停止時間の遅れ解消のため、その軸端部一方にバネ、電磁ブレーキ等が設けられている。
【0007】
(3)プレスローラ到達まで
給送ローラ対により搬送された用紙は、版胴と版胴に所定の押圧力により押圧されたプレスローラとの間に挟圧搬送されることにより、版胴内部に設けられたインク供給部よりインクが供給され、画像情報に応じて感熱穿孔されたマスタを介して用紙に印刷が施される。
【0008】
版胴の外周面上には、マスタの一端を係止させ版胴の外周面上にマスタを巻装させるクランプ装置が設けられている。このクランプ装置は、版胴の外周面より突出しているため、版胴回転中クランプ装置とプレスローラとが干渉しないように、プレスローラ軸端部に版胴に対するプレスローラの接合位置と離間位置とを選択させる機構部が設けられている。
【0009】
(4)天地調整
版胴を回転させる歯車部と、給送ローラ対のガイドローラの回転時期を与えるカムが連結された歯車部とに懸架された無端ベルトとそれぞれの歯車部との噛合位置を変えることにより、すなわち、それぞれの歯車部の回転位相を変えることにより、版胴に対して、弛みの形成された用紙の給送ローラ対による搬送始期をずらし、用紙におけるマスタの画像領域を用紙搬送方向において相対的に調整することにより天地調整ができるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(a)回転ムラ
しかしながら、このような従来の用紙搬送装置にあっては、メインモータ自体の回転ムラや、プレスローラ当接時における衝撃による回転の乱れ等の外乱因子等により版胴に回転ムラが発生し、また、メインモータの駆動伝達手段である歯車部,メインベルト等のバックラッシュにより、版胴と給送ローラ対との位相ズレが発生するという問題がある。更に、版胴と給送ローラ対の駆動源が同一であるため、版胴の回転むらに同調させた給送ローラ対の回転制御が殆ど不可能であり、給送ローラ対の送りによる用紙の搬送方向先端と版胴に巻装されたマスタの所定位置との正確な整合(即ち、印刷位置合わせ)が困難であり、また、整合のための調整を行うことも困難であった。更に、この天地調整のための機構が、バックラッシュによる版胴と給送ローラ対との位相ズレを増幅するという危惧もあった。このため、用紙における印刷された画像領域の位置がずれてしまう問題(以下「位置ズレ」と称す)が生じていた。
【0011】
(b)搬送スリップ
また、給送ローラ対の外周面上に紙粉等が付着したり給送ローラの摩耗等によって、用紙がその外周面上でスリップすることがあるため、給送ローラ対による実際の用紙送り量が、給送ローラ対の想定上の用紙送り量より小さくなる傾向があり、一方その差分を補正する手段はなく、スリップした分だけ位置ズレを生じるという問題があった。
【0012】
(c)着版位置の静的位置精度
また、ステッピングモータのパルス制御によりマスタの搬送ローラの搬送駆動を行うことでマスタのクランプ装置に対する位置決めを施していたが、マスタの先端が湾曲したり,搬送ローラ上でマスタがスリップしたりすることで、クランプ装置の所望位置に正確にマスタを着版させることは困難であった。
【0013】
(d)原紙抜けによる着版位置のズレ
更に、クランプ装置の多くは、磁力によりマスタの先端を挟持しており、印刷動作中におけるプレスローラの接離動作の繰り返し、または、用紙の後端がピックアップローラと分離パッドとの間に残ることにより発生する瞬間的な引張り力などのため、原紙が版胴上で回転方向とは逆向きにずれて着版位置がシフトしてしまうことにより、仮に、前述の給送ローラ対による想定上の用紙送り量と実際の用紙送り量とが等しく制御されても、位置ズレを生じるという問題があった。
【0014】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、回転ムラ,搬送スリップおよび着版位置のズレに起因する印刷位置のズレが生じない孔版印刷機を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による孔版印刷機は、版胴と給送ローラの回転ムラに起因する位置ズレを防止するため、製版された孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有し、孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴と、
前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に配置されたプレスローラと、
版胴とプレスローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、
給送ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、
版胴の回転情報を検出する版胴回転情報検出手段と、
版胴の回転位置の基準となる基準位置を検出する基準位置検出手段と、
給送ローラ対の少なくとも一方の回転情報を検出する給送ローラ回転情報検出手段と、
版胴回転情報検出手段により検出した版胴回転情報と給送ローラ回転情報検出手段により検出した給送ローラ回転情報との差に基づいて給送ローラ駆動手段を制御して版胴の回転と給送ローラ対の回転の偏差をなくすように給送ローラ駆動手段を制御する給送ローラ制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0016】
この孔版印刷機の基準位置検出手段は、孔版原紙の所定位置(例えば、孔版原紙の先端、或いは予め穿孔させた目印等)を検出するものとするのが望ましい。
【0017】
また、この孔版印刷機の版胴回転情報が、版胴の回転速度を表す版胴速度情報および該版胴の回転位相位置を表す版胴位置情報から成り、
給送ローラ回転情報が、給送ローラ対の少なくとも一方の回転速度を表す給送ローラ速度情報およびこの一方の回転位相位置を表す給送ローラ位置情報から成るものとし、
給送ローラ制御手段が、版胴速度情報と給送ローラ速度情報との差である速度偏差情報と、版胴位置情報と給送ローラ位置情報との差である位置偏差情報とに基づいて給送ローラ駆動手段を制御するものとするのが望ましい。
【0018】
また、本発明による孔版印刷機は、給送ローラによる用紙給送時に生じるスリップに起因する位置ズレを防止するため、孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有し、孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴と、
前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に配置されたプレスローラと、
版胴と前記プレスローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、
給送ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、
版胴の回転速度を表す版胴速度情報およびこの版胴の回転位相位置を表す版胴位置情報を検出する版胴回転情報検出手段と、
給送ローラ対の少なくとも一方の回転速度を表す給送ローラ速度情報およびこの一方の回転位相位置を表す給送ローラ位置情報を検出する給送ローラ回転情報検出手段と、
プレスローラと給送ローラ対との間にあって、この給送ローラ対より用紙搬送方向下流側に所定の監視距離をもって配置され用紙の搬送方向の先端を検出する用紙先端検出手段と、
版胴速度情報および版胴位置情報を到達点として給送ローラ速度情報および給送ローラ位置情報を段階的に立ち上げ監視距離に相当する監視点まで立ち上げる第1立上段階と、監視点と到達点まで再び立ち上げる再立上点との間である監視段階と、再立上点より到達点まで立ち上げる第2立上段階とを有する段階立上処理であって、監視段階において監視点から実際に用紙先端検出手段により検出された検出点までの遅れ量を検出し、この遅れ量に対応する早め量分だけ再立上点を早めるように給送ローラ駆動手段を制御して遅れ量を相殺する用紙搬送補正処理手段とを有することを特徴とするものである。
【0019】
この孔版印刷機の用紙搬送補正処理手段は、用紙先端検出手段により用紙の先端の検出ができる限界である検出限界距離に相当する検出限界点を監視段階にて設け、この検出限界点に対応する再立上点を再立上限界点とし、式(1)に基づいて給送ローラ駆動手段を制御するものとするのが望ましい。
【0020】
X=(η−1)S ・・・・・(1)
ここで、
Sは遅れ量、
Xは早め量、
ηは監視点と検出限界点との間隙と、監視点と再立上限界点との間隙との比、である。
【0021】
更に、この孔版印刷機の用紙先端検出手段が、所定の監視距離を用紙の搬送方向に複数に区分けされた区分毎に検出するものであって、
用紙搬送方向補正手段が、複数の区分の夫々に対応する監視段階を有するものとすればより望ましい。
【0022】
更に、本発明による孔版印刷機は、孔版原紙の着版位置のズレに起因する位置ズレを防止するため、製版された孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有し、孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴と、
前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に配置されたプレスローラと、
版胴とプレスローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、
用紙搬送方向上流側に位置する用紙積層部より搬送された用紙を給送ローラ対により形成される導入口近傍に突き当てることにより弛ませ、給送始動指令により給送ローラ対を回転始動させる給送ローラ駆動手段と、
版胴の回転位相位置を検出する版胴回転情報検出手段と、
孔版原紙の所定の回転位相位置を検出する孔版原紙位置検出手段と、
孔版原紙位置検出手段により検出された位置を基準位置とし、この基準位置より版胴を所定量回転させた位置である給送始動位置が検出されたとき給送始動指令を発する給送ローラ制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0023】
この孔版印刷機の給送ローラ制御手段は、外部操作入力により給送始動位置を調整することが可能なものであることが望ましい。
【0024】
【発明の効果】
本発明による孔版印刷機は、版胴および給送ローラの回転情報(例えば、回転速度および回転位相位置)の差に基づいて給送ローラ駆動手段を制御して版胴の回転と給送ローラ対の回転の偏差をなくすように給送ローラ駆動手段を制御する給送ローラ制御手段を設けたので、版胴と給送ローラ対の回転偏差をなくすことができ、版胴および給送ローラの回転ムラに起因する印刷位置のズレをなくすことができる。
【0025】
また、孔版原紙(マスタ)の所定位置を検出して版胴の回転基準を定めるようにすれば、マスタの着版位置のズレに起因する印刷位置のズレをなくすことも可能となる。
【0026】
また、本発明による孔版印刷機は、プレスローラと給送ローラ対との間に配設された用紙の搬送方向の先端を検出する用紙先端検出手段と、給送ローラを段階的に立ち上げつつ用紙先端の給送遅れ量を検出して遅れ量を相殺するように給送ローラ駆動手段を制御する用紙搬送補正処理手段とを設けたので、スリップ量を相殺するように給送ローラの回転を制御することが可能となり、給送ローラによる用紙給送時に生じるスリップに起因する位置ズレを防止することが可能となる。
【0027】
また、本発明による孔版印刷機は、マスタの所定の回転位相位置を検出する孔版原紙位置検出手段と、検出された回転位相位置を基準位置として給送始動指令を発する給送ローラ制御手段とを設けたので、着版処理においてマスタの着版位置精度を問うことなく、また印刷途中の着版位置のズレにも影響されずに、印刷位置のズレを解消できるようになる。また、基準位置を相対的に所定量シフトすることで天地調整を行うこともできるから、天地調整機構部の削減にも繋がる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による孔版印刷機の実施の形態について詳細に説明する。
【0029】
(1)構成
図1は本発明による孔版印刷機を示す側面概略図である。この孔版印刷機は、円筒形状をした版胴(以下「ドラム」と称す)10と、ドラム10の外表面に圧接されこのドラム10と平行に回転可能に配置されたプレスローラ81と、ドラム10とプレスローラ81との間に給紙台44に載置された用紙積層体Sからドラム1回転毎に印刷用紙を1枚ずつ繰り出させるスクレーパローラ41,ピックアップローラ42および分離ローラ43から成る1次給紙部40と、1次給紙部40から繰り出された用紙をドラム10とプレスローラ81との間に挿入する給送ローラ対(以下「レジストローラ」と称す)51,52およびガイド板71,72等からなる2次給紙部50とを有している。
【0030】
ドラム10は、メインモータ25の回転軸上に設けられた駆動歯車26と、ドラム10の回転軸22上に設けられた不図示の歯車と、駆動歯車26と回転軸22に介在する無端ベルト27によりメインモータ25の回転がドラム10に伝達されるように構成されている。また、このドラム10の回転軸22の外周円上には、ドラム10の回転情報(ドラムパルス)を検出するドラムエンコーダ20および光センサ21から成る回転情報検出手段23が設けられている。更に、ドラム10の外周面の一母線上には、製版済のマスタMの一端を係止させる孔版原紙係止部の一態様であるクランプ装置16が備えられており、このクランプ装置16近傍にはドラム10の回転位置の基準となる基準位置(本例ではマスタの先端)を検出する基準位置検出手段(マスタセンサ)30がドラム10とは別体に備えられている。
【0031】
メインモータ25の駆動軸上に設けられた駆動歯車26とドラム10の回転軸22上に設けられた歯車とに介在する無端ベルト27、または歯車を介することによりドラム10を回転させ、この際回転軸22上に設けられたドラムエンコーダ20および光センサ21によりドラムパルスを検出してドラム10の回転を制御することにより、歯車等のバックラッシュの影響を受けること無くドラム10を回転させることができる。
【0032】
この孔版印刷機のドラム10の近傍(図1中右側)には、マスタロール1より引き出されたマスタMに画像情報に応じて感熱穿孔し1版分の製版を行う製版部7としてガイドロール2,サーマルヘッド3,プラテンローラ4および搬送ローラ5,6が備えられている。
【0033】
図2はクランプ装置16およびマスタセンサ30の近傍を拡大して示した図である。クランプ装置16は、ドラム10の一母線方向上の両端に回転可能に軸支された枢軸12に固定され着磁部からなるクランプ板11,クランプ板11を磁力により保持する台座13,14より構成される。クランプ板11の長手方向中央部には監視窓18が設けられており、この監視窓18の周囲には反射防止帯15が設けられている。マスタセンサ30は、発光LEDと光センサを有しており、発光LEDから発せられ反射した光を光センサが受光することによりマスタMの先端を検出する。なお、例えば反射フィルム19をドラム10の一側面側に監視窓18の延在する領域を含むように円弧状に設け、マスタセンサ30と同様のセンサによりこの反射フィルム19を該側面側より検出するようにすれば、ドラム10の回転中に監視窓18の近傍に位置したときだけマスタセンサ30が動作するよう構成することもでき、これによりドラム10の回転中に生じ得る先端検出の誤動作を防止することができるようになる。
【0034】
レジストローラ51,52は夫々の軸両端部にて歯車を介して噛合することにより、互いに逆向きに連動するように構成されており、また、レジストローラ51,52の近傍には無端ベルト54およびレジストモータ56等から成るレジストローラ駆動手段57が設置されている。レジストローラ52の回転軸上に設けられた歯車53と、レジストモータ56の駆動軸55上に設けられた不図示の歯車と、歯車53と駆動軸55に介在する無端ベルト54によりレジストモータ56の回転がレジストローラ51,52に伝達されるように構成されている。また、レジストモータ56の駆動軸55の外周円上には、レジストモータ56の回転情報(レジストローラ回転情報、或いはレジストパルス)を検出するレジストエンコーダ60および光センサ61から成る回転情報検出手段62( 請求項における給送ローラ回転情報検出手段 )が備えられ、レジストモータ56の回転情報を検出することにより等価的にレジストローラ52の回転情報を検出するようになっている。
【0035】
レジストローラ51,52とプレスローラ81との間には、レジストローラ51,52より用紙搬送方向下流側に所定の監視距離Lをもって配置され用紙の搬送方向の先端を検出する用紙先端検出手段(レジストセンサ)70が設けられている(図3参照)。なお、レジストモータ56としてはDCサーボモータを用いるのが好ましい。
【0036】
また、この孔版印刷機には、回転情報検出手段23により検出したドラム回転情報と回転情報検出手段62により等価的に検出したレジストローラ回転情報との差に基づいてレジストモータ56を駆動するモータドライブ回路160 (図示せず)を制御する制御手段170 (図示せず)が備えられている。
【0037】
更に、プレスローラ81の搬送方向下流側には、ドラム10とプレスローラ81との間に挟圧搬送され印刷が施された用紙を堆積させる排紙部90としてサクションローラ91,92およびサクションベルト93が備えられている。
【0038】
(2)ブロック図
図4は上記孔版印刷機の構成をブロック図により示したものであり、同図右側の点線で囲まれた部分は上記制御手段170 を示し、後述する各種処理を行う不図示のマイクロプロセッサ(CPU)が備えられている。ドラム10の回転に対するドラムエンコーダ20と光センサ21により検出されたドラムパルスX2およびマスタセンサ30の出力である基準パルスX1がモータ制御回路140 に入力される。これにより、基準パルスX1がドラム10の1回転毎に検出され、この基準パルスX1を基準にドラムパルスX2が計数され、この計数値がドラム10の回転位相位置を表すこととなる。また、レジストモータ56(即ち、レジストローラ51,52)の回転に対するレジストエンコーダ60と光センサ61により検出されたレジストパルスX5もモータ制御回路140 に入力される。
【0039】
モータ制御回路140 には、予め計数値(レジストモータ56の始動位置に相当する始動値NB)が設定されており、操作パネル100 より始動値NBを調整可能とし、この計数値を計数したところでモータ制御回路140 の次段に設けられたPWM信号発生器150 を作動させる。このPWM信号発生器150 は更にその次段に設けられたモータドライブ回路160 を介してレジストモータ56を作動させ、レジストローラ51,52を駆動して用紙の搬送を行う。したがって、回転するドラム10に対しレジストローラ51,52を回転させてドラム10とプレスローラ81との間に印刷用紙を挿入するタイミング(ドラム10の回転周期とレジストローラ51,52の回転周期との位相差に相当)を設定することができると共に、レジストパルスX5を監視することにより、レジストモータ56の回転速度がドラム10の回転速度と一定の関係(詳細は後述する)を有するように駆動される。これにより、天地調整が可能となると共に、回転中にマスタMの先端がクランプ板11より抜けドラム10の回転方向と逆向きにずれたとしても、画像の基準と回転基準とは変わることはないから、常に所定の位置に印刷されるようになる。
【0040】
また、制御手段170 は用紙搬送補正処理手段としても機能するものであり、レジストセンサ70により検出された搬送方向の用紙先端パルスX3がモータ制御回路140 に入力され、所定の時点に用紙先端パルスX3が検出されなければ給送時にスリップを生じたものとして、該スリップによる給送遅れ量を相殺するようにレジストモータ56を制御して用紙搬送タイミングを調整する。これにより、用紙給送時にスリップを生じ、レジストローラ51,52の回転制御によってだけでは対処し得ないような大幅なズレが生じる場合であっても、所定の位置に印刷することができるようになる。
【0041】
(3)作用
以下、上記構成の孔版印刷機の作用について図5に示す立上分周比線図および図6〜図 11 に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0042】
(3.1)製版から着版まで
最初に製版処理について説明する。製版部7のマスタロール体1よりマスタ原版が引き出され、ガイドロール2に案内されてサーマルヘッド3とプラテンローラ4の間にマスタ原版が挟圧搬送されつつ、不図示の画像読取部より抽出された画像情報に応じてサーマルヘッド3により選択的に感熱穿孔され、マスタ1版分の製版が行われる。このとき、プラテンローラ4の搬送方向後流側に配設された搬送ローラ5,6は停止しており、製版済みマスタMは搬送ローラ5,6とサーマルヘッド3,プラテンローラ4との間に介在する不図示の溜め箱に一時的に貯容される。
【0043】
製版済みマスタMをクランプ装置へ係止しドラム10に巻き付ける着版処理においては、ドラム10を図1に示す着版位置に回転させ、クランプ装置16のクランプ板11を台座13側の開位置に選択させた後、搬送ローラ5,6によりマスタMをクランプ装置16側に搬送させる。マスタMの先端が台座14の上面に沿って移動(搬送)されると、マスタMの先端が所定位置に停止するように不図示のステッピングモータを相当パルス数分のみ駆動させる。マスタMの先端が所定位置に設定されたらクランプ板11を台座14側の閉位置に選択し、メインモータ25の駆動によりドラム10を低速で図中矢印X方向に回転させ、ドラム10が所定回転位置に達したとき、不図示のマスタカッターによりマスタMの後端を切断することにより、マスタMがドラム10の外周面上に巻装される。クランプ装置16の上方に設けられた光反射型のマスタセンサ30は、クランプ板11の中央部に設けられた監視窓18を通してマスタMの先端である前縁を検出するようになっている。尚、本例ではマスタセンサ30によりマスタMの先端を検出することとしているが、必ずしもこれに限らず、例えば上記製版処理において画像書き込み開始時にサーマルヘッド3によりマスタMを穿孔させた目印をマスタセンサ30により検出するようにしてもよい。
【0044】
(3.2)印刷時
次に図6に示すフローチャートを参照して、印刷時の作用について概説する。なお図中ステップ番号をST印を付けて表す(図7〜11においても同様である。)。
【0045】
(3.2.1)レジストローラまで(ドラム回転位置A〜B)
メインモータ25の駆動開始により、ドラム10を回転させ、ドラムパルスの計数を開始し(ST10)、基準パルス数N1を始動値NBに設定し(ST11)、マスタセンサ30によりマスタMの前縁(或いは目印)を検出したときドラム計数値NXをクリア(NX=0)してドラム10の回転基準とする(ST20〜ST30)。このように、マスタMの先端或いは目印をマスタセンサ30により検出してドラム10の回転基準とすることにより、マスタMの先端がクランプ板11より抜けたとしても、画像の基準即ち用紙に印刷される画像位置と回転基準とは変わることはない。
【0046】
なお、回転基準は回転速度の基準と回転角度(即ち回転位相位置)の基準とからなり、ドラムエンコーダ20と光センサ21によりドラムパルスX2を検出し、ドラムパルス数を不図示のパルスカウンタにより計数することによりドラム10の回転位相位置を、1パルスの周期より回転速度を知ることができる。
【0047】
ドラム計数値NXをクリアしたら、更にドラム計数値NXがレジストローラ51,52を始動させるドラム10の回転位置B(図3参照)に相当する始動値(ドラムパルスの計数値)NBに等しくなるまでドラム10を回転させて(ST60)、用紙における画像領域の位置を整合する(ST40:図7に示す天地調整処理を行うサブルーチン。詳細は後述する。)。なお、この計数値NBは操作パネル100 から加減することができるようになっており、所謂天地調整がこの計数値NBを加減することにより行える。
【0048】
一方、メインモータ25の駆動開始(ST10)により、給紙台44に載置された用紙積層体Sの最上面から、ピックアップローラ42,スクレーパローラ41の搬送により印刷用紙が1枚ずつ繰り出される。具体的には、ドラム10を駆動させるメインモータ25の駆動供給よりピックアップローラ42に設けられている不図示の軸を回転させ、ドラム10の回転周期に合わせて不図示の給紙クラッチにより駆動伝達、および駆動遮断のタイミングをとり、ドラム1回転につき用紙1枚が繰り出される。スクレーパローラ41とピックアップローラ42とは、不図示の無端ベルトにより懸架連動するように構成されており、メインモータ25が駆動開始すると同時にドラム10が回転し、給紙クラッチにより駆動伝達され、スクレーパローラ41がピックアップローラ42と分離ローラ43との間まで用紙を搬送させる。その後、分離ローラ43の紙捌きにより、用紙1枚のみがピックアップローラ42により搬送され、ガイド板72に案内されつつ、停止状態にあるレジストローラ51,52との接線上に用紙先端が突き当てられ、ガイド板71に沿って弛みが形成される。その後、上記のようにドラム計数値NX=始動値NBになるまでドラム10を回転させる(ST60待ち状態)。
【0049】
(3.2.2)レジストローラおよびプレスローラまで(ドラム回転位置B〜S〜 F1
ドラム計数値NXがドラムパルスX2の計数値NBに等しくなったらレジストモータ56を始動させ、可変値である始動値NBに固定値であるB〜Gまでの動作値NBG を加えた値をGの終了値NGとし(ST70)、ドラム10の回転ムラにレジストローラ51,52を同調(回転速度および回転位相位置が所定の関係となるように)させる( ST100:図8および図9に示すレジストモータ制御処理を行うサブルーチン。詳細は後述する)。この処理は、ドラム計数値NXが用紙の先端がプレスローラ81とドラム10との接線に到達するドラムの回転位置F1(図3参照)に相当する計数値NFに等しくなるまで行われる。
【0050】
(3.2.3)プレスローラ到着後(ドラム回転位置 F1 〜G)
用紙の先端がプレスローラ81とドラム10との接線に到達したら、ドラム10と用紙をその外周面上に所定の押圧力で押圧させるプレスローラ81との間に用紙を挟圧搬送させつつ、ドラム10内部に設けられた不図示のインク供給部より供給されたインクを感熱穿孔されたマスタの孔を通過させてインク転写を行い用紙に印刷を施す。印刷が終了し、ドラム計数値NXがドラム10に巻装されたマスタの後端近傍であるドラムの回転位置G(図3参照)に相当する計数値NGに等しくなったとき、レジストモータ56を停止させる(図9に示す ST206)。
【0051】
なお、レジストモータ制御処理(図11参照)を行っている際にST157 により異常信号が発生した場合、プレスソレノイド90(図4参照)によりプレスローラ81をドラムに対して離間させると共に、そのままレジストローラ51,52を回転させて排紙し(ST300〜ST310)、ドラム10の回転を停止させる (ST330)。用紙がプレスローラ81に到達せずそのまま印刷処理を行わせるとプレスローラ81をインクで汚してしまうためである。なお、このとき操作パネル100 にエラー表示させたり、警告音を発するようにするとより好ましい。
【0052】
(3.2.4)排紙(ドラム回転位置G〜)
適切に印刷が施された用紙は、サクションローラ91とドラム10との間に存する不図示の分離爪によりドラム外周面上より剥がされつつ、サクションベルト93の下方に設けられた不図示の吸引ファンの吸引力を伴いサクションベルト93の搬送により排紙部へ堆積される。
【0053】
上記一連の処理が終了し、レジストモータ制御処理中に異常がなければ、操作パネルより入力された印刷枚数に達していない場合ステップ20に戻り、同様にして次の用紙の印刷を行い (ST320)、所定枚数の印刷が終了したらドラム10の回転を停止させる (ST330)。
【0054】
(4)天地調整処理サブルーチンの詳細
次に天地調整処理を行うサブルーチン(図7)について詳細に説明する。天方向を用紙の先端方向,地方向を用紙の後端方向とし、且つ、+を天方向,−を地方向として操作パネル100 から設定値を入力し(ST42)、設定値の入力があれば入力値をパルス数n1に変換し(ST43,44)、天方向のときはN1+n1を始動値NBとして設定し(ST45,46)、地方向のときはN1−n1を始動値NBとして設定しST42に戻る(ST45,47)。所定時間内に設定値の入力がないか、或いはリターンキーが入力されたときは天地調整処理を終了させステップ60に戻る。なお、画像が印刷用紙からはみ出して印刷してしまうことのないように、設定値として入力できる値には一定の幅が設けられている。
【0055】
このようにして、始動値NBを設定することにより、印刷用紙上の画像を所望の位置に調整すること、即ち天地調整を行うことが可能となる。
【0056】
(5)レジストモータ制御処理サブルーチンの詳細
次にレジストモータ制御処理を行うサブルーチン(図8〜図11)について詳細に説明する。最初に以下のような初期値設定を行う(ST101)。
【0057】
ドラムパルス数iは、ドラム回転位置Bからのパルスカウント数(1ずつインクリメントする)である。立上段階数nkは、レジストモータ56の加速を何段階でドラム回転数まで立ち上げて行くかという指標であり、立上分周比の分母の値に相当し、例えばnk=15(=n2)とする。立上数kは、分周比の分子の値に相当するものであり、1〜n2の範囲で1ずつインクリメントする加算カウンタの値である。
【0058】
計測位置数Crは、立上数一定(即ち、等速回転)のままレジスト位置補正処理を行うときの立上段階数であり、例えばCr=13(=r)とする。
【0059】
立上FLGは、立上数kを1ずつ繰り上げていくためのフラグであって、立上期間(図5のB〜C,およびE〜E2の期間)をこの立上期間の段階数で割った立上幅を表す立上幅数jwを変数とし、立上幅数jwを1ずつデクリメントする減算カウンタを制御するためものである。具体的には、jw=0になったら立上FLGに1を代入し、立上数kを1繰り上げる。
【0060】
また、レジストFLGは用紙先端がレジストセンサ70を通過したか否かを表すもので、最初にレジストFLGに0を代入しておき(ST101) 、上記のような立上処理(k=Cr)を行っている途中でレジストセンサ70が用紙先端を検出したときにレジストFLGに1を代入する。
【0061】
本例においては、レジストモータ56を停止状態から所定の回転速度になるまで、即ちドラム回転位置B〜C、U〜Q’S相当位置(図5参照)の範囲で段階的に立ち上げるので、立上数k単位の立上幅Wはその期間のレジストパルス数N4を立上段階数nk(=r)で割ったものとなる (ST103)。なお、N4はB〜C間のドラムパルス数である。
【0062】
ST104 において立上FLG=1のとき(ST116 ;立上幅数jw=0)、再度、立上幅数jwに立上幅Wのパルス数を代入し、立上FLGに0を代入し(ST104〜ST105)、図10に示す立上分周比処理(詳細は後述する)を行う (ST110)。一方、ST104 において立上FLG=1でなければ、立上幅数jwが0になるまで立上数kを一定にして立上分周比処理 (ST110)を行う。
【0063】
立上分周比処理が終了したら、ドラムエンコーダ20より抽出されたパルスX2(=Pd,i)の幅をレジストエンコーダ60より抽出されたレジストパルスX5(=Pm,i)の幅に合わせる(ST200〜201)。これはレジストモータ56を駆動する各駆動パルス当たりのレジストローラ51,52による用紙の移動量をドラム10の回転方向の移動量と同じくするための処理である。
【0064】
ここで、Rdをドラム半径、Rmをレジストローラ半径(エンコーダ検出側)、Ndをドラムエンコーダの解像度、Nmをレジストエンコーダの解像度、λ'を(Pm,i→Pd,i)変換係数、λ(=1/λ')を(Pd,i→Pm,i)変換係数とし、ドラム10を駆動する1パルスあたりの移動量とレジストモータ56を駆動する1パルスあたりの用紙移動量を等しくするためには、
2πRd/Nd=λ'(2πRm/Nm) → Pm,i=λPd,i
なる関係であることが必要となる。即ち、λはドラム10を駆動する1パルスあたりの移動量とレジストモータ56を駆動する1パルスあたりの用紙移動量を等しくするための係数である。
【0065】
このドラムパルスPd,iに立上分周比k/nk(=k/n2)を乗じ、この値を目標にレジストパルスPm,iを立上幅Wのパルス数回分で収束させる。この際、ドラムパルスλ(k/n2)Pd,iより、周波数を速度信号νd,i 、パルス数を回転位相位置θd,i とし(ST200)、 また、レジストパルスPm,iより、周波数を速度信号νm,i 、パルス数を回転位相位置θm,i とする(ST201)。
【0066】
ここで、レジストモータ56の発生させるトルクTi+1[N・m]は、レジストモータ56の回転角度をθm,i[pulse]、レジストモータの設定角度(ドラムの回転角度を換算)をθd,i[pulse]、1[pulse/s] あたりの発生トルク[N・m]を意味する速度制御ゲインをKn[N・m・s/pulse]、1[pulse] あたりの発生トルク[N・m]を意味する位置制御ゲインをKp[N・m・1/pulse] とすれば、
Ti+1=Kn・d(θd,i−θm,i)/dt+Kp・(θd,i−θm,i
として求めることができる。
【0067】
そこで、レジストモータの設定角度θd,iとレジストモータ56の回転角度θm,iとの位置偏差Δθi (=θd,i−θm,i)および速度偏差Δνi (=d(θd,i−θm,i)/dt=νd,i−νm,i)を求め(ST202) 、Kn・Δνi +Kp・Δθi を計算して出力トルク指令Ti+1とする(ST203) 。
【0068】
このようにして求められた出力トルク指令Ti+1に基づいて、モータ制御回路140 がPWM信号発生器150 ,モータドライブ回路160 を介して、ドラム10の回転とレジストモータ56の回転が所定の関係となるようにレジストモータ56を制御する。
【0069】
このようにして、ドラム回転位置Bでレジストローラ51,52による用紙の搬送を再開し、ドラムパルス数iを順次繰り上げて(ST204,ST205) レジストモータ56の回転速度を所定の回転速度まで上昇させ、ドラム回転位置がG(図3参照)に達したときレジストモータ56を停止させる(ST204,206)。 これにより、ドラム1回転ごとにレジストローラ51,52の始動と停止を繰り返しつつ、用紙を給紙台44から1枚ずつ繰り出して用紙に印刷を行う。
【0070】
なお、上記レジストモータ56の制御は、位置偏差Δθi および速度偏差Δνi が無くなるように制御されるので、ドラム10とレジストモータ56、即ちレジストローラ51,52の回転のムラが無くなるように制御され、この回転のムラに起因する印刷の位置ズレを防止することができるようになる。
【0071】
(6)立上分周処理サブルーチンの詳細
立上分周比処理は、図3に示すようにガイド板72上のレジストローラ51,52で形成される接線とレジストセンサ70の光軸との距離を監視距離Lとしてその位置にレジストセンサ70を設け、ドラム10の回転情報(具体的には、回転速度並びに回転位相位置)を目標にレジストローラ51,52を段階的に加速し、その途中速段階をレジストセンサ70による監視段階として (ST150)、レジストセンサ70により用紙の先端の搬送の遅れ量を検出し (ST154)、その遅れ量に相当する早め量分だけ早く加速(再立ち上げ)させるものである。
【0072】
具体的には、図5に示すように立上数kを繰り上げて立上分周比を上げていき、立上段階数nkを超えた場合は立上数kに立上段階数nkを代入して分周比が1を超えないようにする(図5のQ'以降)(ST111〜113)。一方、立上数kが計測位置数CRに等しくなった場合には、立上数kを一定(等速)にしたまま後述するレジスト位置補正処理 (ST150)を行う(PC〜QC間)(ST112〜150)。このとき、例えばk/nk=13/15というような値にすればよい。
【0073】
立上幅数jwが0になった場合、次の立上数kにするため立上FLGに1を代入する(ST114〜116)。ステップ114〜116の処理が終了したら、立上幅W(=立上幅数jw)のパルス分だけ、立上数kを一定にするための減算カウントを行い ST200に戻る(ST117)。
【0074】
このようにして、一旦定常回転より若干遅い回転速度でレジストモータ56を回転させる監視段階を設け、監視距離Lにて用紙先端が検出されたか否かにより用紙の搬送遅れ量を検出し、後述のレジスト位置補正処理を行うことにより用紙給送時のスリップによる印刷の位置ズレを防止することが可能となる。
【0075】
(7)レジスト位置補正処理サブルーチンの詳細
次にレジスト位置補正処理のサブルーチン(図11)について図5を参照して詳細に説明する。このレジスト位置補正処理は、レジストローラ51,52による用紙給送時のスリップによる印刷位置ズレを防止するための処理である。
【0076】
図5において、監視点PC、検出点PS、検出限界点PD、再立上点QS、再立上限界点QC、遅れ量S、早め量V(図5では、(ηN3−u)に相当)とする。ここで、ηは監視点PCと検出限界点PDとの間隙と、監視点PCと再立上限界点QCとの間隙との比である。
【0077】
レジストセンサ70が用紙先端を検知するまで(図5のPS以前)は何もしないで戻り、検知したとき(図5のPS)のみステップ153,154を1回だけ通り、検知後(図5のPS以後)は ステップ 156にスキップする(ST151〜153)。このとき、レジストFLGはその案内役となるものである。
【0078】
ステップ 154は用紙給送時のスリップによる印刷位置ズレを補正すべく再立上点QSを求めるための処理である。
【0079】
監視距離Lに相当するドラムパルス数はドラム回転位置でいえばB〜C間のパルス数であり、ドラム回転位置Cに対応する点をレジストセンサ70の監視点PCとする。この監視点PCでレジストセンサ70が用紙の先端を検出すれば用紙の遅れ量は無く、再立上限界点QCで再びレジストローラ51,52を立ち上げる。
【0080】
ここで、監視点PCから検出限界点PD(ドラム回転位置でいえばC〜D)間と、監視点PCから再立上限界点QC(ドラム回転位置でいえばC〜E)間との関係を述べると、C〜D間のドラムパルス数N3=ND−NC,C〜E間のドラムパルス数ηN3より、ドラム10の回転速度とレジストローラ56の回転速度との差によって生じる距離はドラムパルス1パルスあたり(1−(r/nK))パルスになり、ドラムパルス1パルスあたり必要なパルス数ηは1/(1−(r/nk))となる。これより、レジストセンサ70の検出による最大遅れ量(即ち、検出限界距離)に相当するドラムパルス数が換算されることでD点が決まり、D点とηよりE点が決まる(図5参照)。
【0081】
また、ドラム計数値NXを検知値NS,検知値NSと監視点PCのドラムパルス数NCとの差(NS−NC)を遅れパルス数S,ドラム回転位置U〜E間のパルス数(早め量に相当)をXとすると、以下の関係が得られる。
【0082】
(a)遅れ量無し(S=0)の場合 移動経路 PC→QC→Q'C
(b) 遅れ量(=S)の場合 移動経路 PS→QS→Q'S
(面積(C−S−PS−PC)はB〜C間のスリップ量に相当)
これより、面積(C−D−PD−PC)=α(s)+β(s)(=一定)
したがって、ドラム回転位置U〜E間のパルス数X=(η−1)sが求まり、再立上点QSのドラムパルス数NU(=u+NC)が求まる。ここで、u=ηN3−(η−1)sである。
【0083】
遅れパルス数Sが検出限界点PDを超えた場合、つまり、レジストセンサ70によりスリップ量を補正可能な限界を逸した場合、異常信号を発生させ、 ST310でエラー処理を行う(ST155〜157)。遅れパルス数Sが検出限界点PDを超えて無ければ、ドラム回転位置がUに達したとき、即ちドラム計数値NX=再立上値NUとなったとき、再び立上処理を行う(ST156)。
【0084】
このようにして、監視段階において検出された用紙の搬送遅れ量を相殺するように搬送遅れ量に応じて再立上げのタイミングを調整することによって、用紙の先端がドラム10とプレスローラ81との接線(ドラムの回転位置F1)に到達する時点を常に一定のものとすることが可能となり、レジストローラ51,52と用紙との間で生じるスリップに起因する印刷の位置ズレを防止することが可能となる。
【0085】
(8)他の実施の形態
上記例は、レジストローラ51,52の回転開始時に用紙のスリップが生じることが多いと考えられることから、レジストローラ51,52の接線とドラム10とプレスローラ81との接線との間にレジストセンサ70を1個設けたものについて説明したが、更に複数のセンサを異なる距離の所に設けることにより、多段階にスリップ量の補正をすることも可能となる。
【0086】
また、上記説明は、図6において、マスタMの先端を検出してドラム10の回転の基準を定める天地調整処理ST40を行ってドラム10へのマスタMの着版位置のズレに起因する印刷位置のズレを防止する方法,ドラム10とレジストローラ51,52の回転のタイミングが所定の関係となるようにするレジストモータ制御処理(ST100の特に、図8および図9の立上分周比処理ST110〜203)を行ってドラム10およびレジストローラ51,52の回転ムラに起因する印刷位置のズレを防止する方法およびレジストモータ制御処理( ST100)においてレジストローラ51,52の用紙搬送時の遅れ量を相殺するレジスト位置補正処理 ST150を行って給送ローラによる用紙搬送時のスリップに起因する印刷位置のズレを防止する方法を全て行うものについて説明したが、本発明は、天地調整処理,立上分周比処理およびレジスト位置補正処理の何れか1つの処理のみを行うようにしてもよく、また何れか2つの処理を任意に組み合わせてもよく、何れのものも本発明の目的を十分に達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷機を示す側面概略図
【図2】上記孔版印刷機のマスタセンサおよびクランプ装置を詳細に示した斜視図
【図3】上記孔版印刷機のドラム,プレスローラおよびレジストローラを示す平面図
【図4】上記孔版印刷機の主要制御部を示すブロック図
【図5】上記孔版印刷機の作用を説明する立上分周比線図
【図6】上記孔版印刷機のメイン処理を示すフローチャート
【図7】上記孔版印刷機の天地調整処理を示すフローチャート
【図8】上記孔版印刷機のレジストモータ制御処理を示すフローチャート(その1)
【図9】上記孔版印刷機のレジストモータ制御処理を示すフローチャート(続き)
【図10】上記孔版印刷機の立上分周比処理を示すフローチャート
【図11】上記孔版印刷機のレジスト位置補正処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 マスタロール体
7 製版部
10 ドラム(版胴)
16 クランプ装置(孔版原紙係止部)
23 回転情報検出手段
25 メインモータ
30 マスタセンサ(基準位置検出手段)
40 1次給紙部
41 スクレーパローラ
42 ピックアップローラ
43 分離ローラ
44 給紙台
50 2次給紙部
51 レジストローラ(給送ローラ対の一方)
52 レジストローラ(給送ローラ対の他方)
57 レジストローラ駆動手段(給送ローラ駆動手段)
62 回転情報検出手段
70 レジストセンサ(用紙先端検出手段)
81 プレスローラ
90 排紙部
100 操作パネル
140 モータ制御回路
150 PWM信号発信器
160 モータドライブ回路
170 制御手段

Claims (5)

  1. 製版された孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有し、該孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴と、
    前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に配置されたプレスローラと、
    前記版胴と前記プレスローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、
    前記給送ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、
    前記孔版原紙の所定位置を前記版胴の回転位置の基準となる基準位置として検出する基準位置検出手段と、
    該基準位置検出手段による基準位置の検出時点からの前記版胴の回転情報を検出する版胴回転情報検出手段と、
    前記給送ローラ対の少なくとも一方の回転情報を検出する給送ローラ回転情報検出手段と、
    前記版胴回転情報検出手段により検出した版胴回転情報と前記給送ローラ回転情報検出手段により検出した給送ローラ回転情報との差に基づいて前記給送ローラ駆動手段を制御して前記版胴の回転と前記給送ローラ対の回転の偏差をなくすように前記給送ローラ駆動手段を制御する給送ローラ制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷機。
  2. 前記版胴回転情報が、前記版胴の回転速度を表す版胴速度情報および該版胴の回転位相位置を表す版胴位置情報から成り、
    前記給送ローラ回転情報が、前記給送ローラ対の少なくとも一方の回転速度を表す給送ローラ速度情報および該一方の回転位相位置を表す給送ローラ位置情報から成り、
    前記給送ローラ制御手段が、前記版胴速度情報と前記給送ローラ速度情報との差である速度偏差情報と、前記版胴位置情報と前記給送ローラ位置情報との差である位置偏差情報とに基づいて前記給送ローラ駆動手段を制御するものであることを特徴とする請求項記載の孔版印刷機。
  3. 製版された孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有し、該孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴と、
    前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に配置されたプレスローラと、
    前記版胴と前記プレスローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、
    前記給送ローラ対を回転させる給送ローラ駆動手段と、
    前記版胴の回転速度を表す版胴速度情報および該版胴の回転位相位置を表す版胴位置情報を検出する版胴回転情報検出手段と、
    前記給送ローラ対の少なくとも一方の回転速度を表す給送ローラ速度情報および該一方の回転位相位置を表す給送ローラ位置情報を検出する給送ローラ回転情報検出手段と、
    前記プレスローラと前記給送ローラ対との問にあって該給送ローラ対より用紙搬送方向下流側に所定の監視距離をもって配置され用紙の搬送方向の先端を検出する用紙先端検出手段と、
    前記版胴回転情報検出手段により検出された版胴速度情報および版胴位置情報と前記給送ローラ回転情報検出手段により検出された給送ローラ速度情報および給送ローラ位置情報とに基づいて前記給送ローラ駆動手段を制御する給送ローラ制御手段とを備えた孔版印刷機において、
    前記給送ローラ制御手段が、前記版胴が予め設定された回転位置まで回転した第1の時点から前記監視距離に対応する回転角度分だけ前記回転位置から回転した第2の時点までは前記給送ローラ駆動手段を第1の加速度により回転させ、前記第2の時点から第3の時点までは前記第2の時点における回転速度で前記給送ローラ駆動手段を回転させ、前記第3の時点から前記給送ローラ対の周速度と前記版胴の周速度とが一致するまでは第2の加速度で前記給送ローラ駆動手段を回転させ、その後前記給送ローラ対の周速度と前記版胴の周速度とを一致させた状態のまま前記給送ローラ駆動手段を回転させるものであるとともに、
    前記第1の時点から前記用紙先端検出手段による前記用紙の先端の検出時点までに前記版胴が回転した回転角度と前記第1の時点から前記第2の時点までに前記版胴が回転した回転角度との差に対応した遅れ量に基づいて、前記孔版原紙に形成された画像位置と前記用紙における印刷位置とが一致するように前記第3の時点を決定するものであることを特徴とする孔版印刷機。
  4. 製版された孔版原紙の一端を係止させる孔版原紙係止部を有し、該孔版原紙を外周面に巻装させてなる回転可能な版胴と、
    前記版胴の外表面に圧接させ該版胴と平行に回転可能に配置されたプレスローラと、
    前記版胴と前記プレスローラとの間に用紙を搬送させる給送ローラ対と、
    用紙搬送方向上流側に位置する用紙積層部より搬送された用紙を前記給送ローラ対により形成される導入口近傍に突き当てることにより弛ませ、給送始動指令により前記給送ローラ対を回転始動させる給送ローラ駆動手段と、
    前記版胴の回転位相位置を検出する版胴回転情報検出手段と、
    前記孔版原紙の所定の回転位相位置を検出する孔版原紙位置検出手段と、
    前記孔版原紙位置検出手段により検出された位置を基準位置とし該基準位置より前記版胴を所定量回転させた位置である給送始動位置が検出されたとき前記給送始動指令を発する給送ローラ制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷機。
  5. 前記給送ローラ制御手段が、外部操作入力により前記給送始動位置を調整することが可能なものであることを特徴とする請求項記載の孔版印刷機。
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