JP3989208B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷経路上に2枚以上の用紙が同時に存在可能な印刷装置、特に孔版印刷機などに用いられる印刷制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷装置、例えば孔版印刷機において印刷を行う際に、給紙台に積載された用紙を給紙し、その用紙に印刷用のドラム上の画像を転写して排紙台に排出するまでの印刷動作は、印刷装置に設けられた印刷制御装置によって制御される。この印刷制御装置は、主に給紙装置を起動する処理、給紙が正常に行われたかどうかをチェックする処理、プレスを掛ける処理、排紙が正常に行われたかどうかをチェックする処理、印刷枚数のトータルカウントを更新する処理などを制御し、各処理のために設けられたセンサーのステータスや、ドラムの回転角度などに応じて処理をシーケンシャルに制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、単ドラムの孔版印刷機で印刷を行う場合、通常、用紙はドラムが1回転する度に1枚ずつ給紙されるが、1枚の用紙が給紙台から給紙され、排紙台に排出されるまではドラムが2回転する。そのため、単ドラムの孔版印刷機でも、1枚目の用紙と最後の1枚の用紙の時以外は、つまり、印刷の定常状態では印刷経路上に常に2枚の用紙が存在する。
【0004】
2ドラムの印刷機などの場合、印刷経路が長いため、印刷中に印刷経路上に多数枚の用紙が同時に存在することとなる。
【0005】
一方、印刷機において、印刷制御を行う印刷制御装置は、同時に印刷経路上に存在する全ての用紙のジャム検知を行う必要がある。印刷処理の流れとしては、先の用紙が排紙される前にその後の用紙が既に給紙されるので、先の用紙が正常に排紙されたかどうかをチェックする処理の前に、後の用紙に対して、給紙装置を起動する処理および正常に給紙されたかどうかをチェックする処理が行われければならない。これだけでも、印刷制御装置の処理プロセスが複雑であるが、1枚目の用紙の給紙時と最後の用紙の排紙時には、1枚の用紙しか印刷経路上に存在しないので、定常状態と異なる制御処理を組み込む必要がある。さらに、空送や、長尺モード(通常の用紙より長い用紙を使用するモード)などの特殊状況にも対応する必要があるので、適切なジャム検知を実現するには、印刷制御装置による制御は極めて複雑なものであった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、多数枚の用紙が印刷経路に同時に存在する可能性のある印刷装置において、印刷制御処理を簡単かつ正確に行うことのできる印刷制御装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷制御装置は、印刷経路上に同時に存在可能な用紙の最大枚数分の数の1ページ制御手段と、用紙が給紙される度に1枚の用紙に対して待機中の1つの前記1ページ制御手段を起動する主制御手段とからなる印刷制御装置であって、前記1ページ制御手段が、1枚の用紙が給紙される直前から、排出されるまでの各々の印刷処理を制御し、前記各々の印刷処理が全て正常に行われた時またはいずれかの前記印刷処理の実行中にエラーを検出した時に制御動作を終了するものであることを特徴とするものである。
【0008】
ここで、「印刷経路」とは、用紙が給紙される時から排紙されるまで通過する経路を意味し、例えば単ドラム孔版印刷機の場合、給紙装置、プレス装置、ドラム、排紙装置からなる経路である。
【0009】
つまり、本発明の印刷制御装置は、ジャム検知を行う時、従来の印刷経路上の全ての用紙に関わる印刷処理をシーケンシャルに制御する印刷制御装置と異なり、1枚の用紙だけに着目し、該用紙が給紙される直前から、排紙台に排紙されるまでの印刷処理を制御する「1ページ制御手段」を用い、同時に前記印刷経路上に存在し得る用紙の最大枚数分の数の前記1ページ制御手段を、主制御手段により用紙が給紙される度に1つずつ起動することによって、印刷処理の制御の簡単化およびジャム検知の正確さを図るものである。
【0010】
前記印刷処理が孔版印刷処理である場合、前記1ページ制御手段は、給紙装置を起動する処理、給紙が正常に行われたかどうかをチェックする処理、ドラムに対してプレスを掛ける処理および排紙が正常に行われたかどうかをチェックする処理などとすることができる。
【0011】
前記1ページ制御手段は、前記印刷処理の実行中にエラーを検出した時に、警告を発生するものであることが好ましい。
【0012】
ここで、「警告を発生する」とは、直接印刷装置のパネルなどの表示画面に「ジャム検知」などのメッセージを出すようにしてもよいし、エラー検知信号を主制御手段に発信し、主制御手段によりメッセージを出したり、印刷処理を中止したりするなどのことも含む。
【0013】
【発明の効果】
本発明の印刷制御装置によれば、印刷処理に対する制御を制御部(主制御手段)と複数の1ページ制御手段によるものとに分け、主制御手段は、用紙が1枚給紙される度に1つの待機中の1ページ制御手段を起動し、1つの1ページ制御手段により1枚の用紙が給紙され、排紙されるまでの印刷処理を制御するようにしているので、主制御手段は給紙のタイミングチェックおよび各1ページ制御手段からの信号だけをチェックすればよく、各1ページ制御手段は、1枚の用紙だけに着目しているので、印刷制御装置全体としては簡単かつ正確に制御を行うことが可能となると共に、1枚目と最後の用紙および空送、長尺モードなどのための制御も簡単になる。
【0014】
また、1ページ制御手段は、エラーを検知した際に警告を発生するようにすれば、操作者がジャムなどのエラーに気づき、迅速にジャム解除などの処理に取り掛かることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態の印刷制御装置を適用した単ドラム孔版印刷機100の構成を示す概略ブロック図である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態の印刷制御装置を適用した単ドラム孔版印刷機100は、用紙をストックする給紙台10と、用紙を給紙する給紙ローラ20と、給紙される用紙をモニタリングする給紙ペーパーセンサ30と、給紙された用紙をドラムに導く用紙ガイド40と、用紙を後述するドラム60に密着するようにプレスするプレスローラ50と、内部にインク供給機構を有し、図示しないメインモータにより駆動され、図示しない製版手段によって製版済みの孔版原紙をその外周に巻装した状態で、プレスローラ50と共動して画像を用紙に印刷するための略円筒状のドラム60と、排紙される印刷済みの用紙をモニタリングする排紙ペーパーセンサ70と、排紙された印刷済みの用紙をストックする排紙台80と、用紙の給紙から排紙までの印刷処理を制御する印刷制御部90と、基準位置からのドラム60の回転角度を検出して、印刷制御部90に出力するドラム回転角度検出部65とからなり、給紙ローラ20は、前述のメインモータの駆動を図示しない給紙クラッチで繋がれることにより動作し、印刷制御部90には、主制御タスク92(主制御手段)と、2つの1ページタスク94a、94b(1ページ制御手段)とが実装されている。
【0018】
本実施形態の単ドラム孔版印刷機100の印刷制御部90において、主制御タスク92は、印刷動作の全体的な流れを制御するタスクであって、1ページタスクの起動、1ページタスクからの印刷終了信号のチェックおよびエラー信号の監視などを指定された印刷枚数分繰り返す。2つの1ページタスク94aと94bは、主制御タスク92により交互に起動され、夫々空送エラー、給紙エラー、長尺エラー、排紙エラーを順次チェックし、各々のチェック処理の結果に基づいて給紙処理、プレス処理の制御を行い、エラーがなければ、該当する用紙の印刷終了信号(以下「1ページ印刷終了信号」という)を主制御タスク92に送信し、印刷枚数のトータルカウントを更新すると共に自タスクを終了して待機状態に入るが、印刷途中でエラーを検出すると、エラー信号を主制御タスク92に送信すると共に、自タスクを終了する。なお、主制御タスク92は、動作中のいずれかの1ページタスク(94a、94b)からエラー信号を受信すれば、直ちに警告音を鳴らし、警告メッセージを孔版印刷機100の図示しない液晶パネルにエラーメッセージを表示させると共に印刷動作を中止する。
【0019】
次いで図2と図3に示すフローチャートを用いて、本実施形態の孔版印刷機100の印刷制御部90の動作を詳しく説明する。
【0020】
図2は孔版印刷機100において、印刷枚数、印刷モード(例えば通常モード、長尺モードなど)が設定され、印刷スタート指示が出されて(例えば孔版印刷機100のスタートボタンが押されて)から、印刷制御部90の全体の動作を示すフローチャートであり、図3は1ページタスク94aおよび94bの動作の詳細を示すフローチャートである。図2に示すように、主制御タスク92は、印刷スタート指示を受け取ると、まず前述したメインモータを起動する。(S10)。メインモータによって駆動されたドラム60の回転角度はドラム回転角度検出部65により常時主制御タスク92および1ページタスク94aと94bに出力されているので、主制御タスク92は、ドラム回転角度検出部65により出力されてきたドラム60の回転角度に基づいて、ドラム60が15度回転した時に1ページタスク94aを起動する(S12)。説明上の便宜のため、以下ではドラム60の回転角度に関わる説明において、ドラム60の回転角度はドラム回転角度検出部65により出力されたものであることの説明を省略する。主制御タスク92により起動された1ページタスク94aは、1ページタスクによる制御処理P(以下略して「1ページ制御処理」という)を始めるが、主制御タスク92は、同時に動作中の1ページタスクからエラー信号の有無、強制終了指示の有無(例えばストップキーが押されたかどうか)などの15度終了チェックを行い(S20)、エラー信号と強制終了指示の何れかがあった場合または印刷枚数カウントが設定された印刷枚数に達成した場合、印刷処理を終了するが(S22:No、S34)、エラー信号も強制終了指示もなく、印刷枚数カウントもまだ設定された印刷枚数より少ない場合(S22:Yes)、印刷制御処理を続行するに当って、まず長尺モードに設定されているかどうかをチェックする(S24)。本実施形態において、「長尺モード」とは、通常の用紙より長い用紙に対して印刷を行う時のモードであり、ドラム60の回転の隔周に給紙動作を行う。ステップS24において、長尺モードに設定されていない場合(S24:No)、主制御タスク92は直ちに待機中の1ページタスク(2枚目の用紙の印刷の場合は94b)を起動する(S26)。起動された1ページタスクは、1ページ制御処理Pを始めるが、主制御タスク92は、ドラム60がこの周の150度まで回転した時、150度終了チェック、すなわち動作中の1ページタスクからエラー信号の有無、強制終了指示の有無、印刷枚数カウントが設定された印刷枚数に達成したかどうかのチェックを行い(S30)、エラー信号と強制終了指示の何れかがあった場合または印刷枚数カウントが設定された印刷枚数に達成した場合、印刷処理を終了するが(S32:No、S34)、エラー信号も強制終了指示もなく、印刷枚数カウントもまだ設定された印刷枚数より少ない場合、印刷制御処理を続行し(S32:Yes)、ステップS20からの処理を繰り返す。
【0021】
一方、ステップS24の長尺モードチェックの結果として、長尺モードに設定されている場合(S24:Yes)、主制御タスク92は、直ちに待機中の1ページタスクを起動せず、ドラム60の回転の1周おきに待機中の1ページタスクを起動すると共に(S28)、1ページタスクが起動されたその周に、ドラム60が150度まで回転した時、150度終了チェック、すなわち動作中の1ページタスクからエラー信号の有無、強制終了指示の有無、印刷枚数カウントが設定された印刷枚数に達成したかどうかのチェックを行い(S30)、エラー信号と強制終了指示の何れかがあった場合または印刷枚数カウントが設定された印刷枚数に達成した場合、印刷処理を終了するが(S32:No、S34)、エラー信号も強制終了指示もなく、印刷枚数カウントもまだ設定された印刷枚数より少ない場合、印刷制御処理を続行し(S32:Yes)、ステップS20からの処理を繰り返す。
【0022】
このように、通常モードの印刷の場合、主制御タスク92は、ドラム60の回転する各周の15度の時に、15度終了チェックを行い、チェックの結果は続行であれば、待機中の1ページタスクを起動して1ページの用紙の印刷制御を行わせると共に、ドラム60の回転する各周の150度の時、150度終了チェックを行い、チェックの結果が続行であれば、印刷処理を続行させ、ドラム60の次の回転周の15度からの印刷制御処理を繰り返す。また、長尺モードの印刷の場合、主制御タスク92の基本動作が変わらないが、15度終了チェックから150度終了チェックまでの処理をドラム60の回転の隔周に行う。
【0023】
また、主制御タスク92は、制御動作中にいずれかの1ページタスク(94aまたは94b)からエラー信号を受信すれば、直ちに警告音を鳴らし、警告メッセージを孔版印刷機100の図示しない液晶パネルにエラーメッセージを表示させると共に印刷動作を中止する。
【0024】
図3は、本実施形態の孔版印刷機100の1つの1ページタスク(94aまたは94b)の動作の詳細を示すフローチャートである。前述のように、1ページタスクによる1ページ制御処理Pは、主制御タスク92から起動されることから始まる。1ページタスク94aまたは94b(1ページタスク94aと94bは交互に起動され、夫々の動作が同様であるため、以下番号を省略して1ページタスクという)は、主制御タスク92により起動されると、ドラム60が40度に回転した時に給紙クラッチを起動して、給紙を開始する(S100)。1ページタスクは、その後ドラム60が140度まで回転した時(すなわち用紙が給紙されていれば、該用紙が給紙ペーパーセンサ30により検出されるべき時)、給紙ペーパーセンサ30をチェックし(S110)、給紙ペーパーセンサ30がOFF(すなわち給紙ペーパーセンサ30の地点を通る用紙がない)であれば(S115:No)、用紙が給紙されていないと判断し、ステップS200からS240までの空送処理を行う(空送処理の詳細について後述する)。一方、ステップS115において、給紙ペーパーセンサ30がONになっている時(S115:Yes)、用紙が給紙されていると判断し、空送カウントをリセットする(S117)と共に、プレスローラ50を上昇させて(S120:YesまたはS120:No、S125)用紙に印刷を行わせ、後にドラム60が180度まで回転した時に給紙クラッチを停止する(S130)。印刷処理が進むに連れ、ドラム60が350度まで回転した時に、1ページタスクは排紙ペーパーセンサ70をチェックし(S135)、排紙ペーパーセンサ70がOFFであれば(S140:No)、給紙エラーまたは用紙の舞上がりエラーがあったと判断し、主制御タスク60に給紙エラー/舞上がりエラー信号を送信し、プレスローラ50を降下させると共に、自タスクを終了して待機状態に入るが(S145、S530)、ステップS140において、排紙ペーパーセンサ70がONであれば(S140:Yes)、用紙が正常に給紙され、舞上がりエラーもないと判断し、この1枚の用紙に対する印刷制御を続行する。1つの1ページタスクに対して、該1ページタスクが起動される時のドラム60の回転を1周目の回転とすれば、ドラム60の2周目の回転が98度になった時(すなわち該1ページタスクにより制御中の用紙が通常の長さで、正常に給紙されていれば、既に給紙ペーパーセンサ30を抜けているべき時)、該1ページタスクは再び給紙ペーパーセンサ30をチェックし(S150)、給紙ペーパーセンサ30がOFFであれば(S155)、印刷モードが長尺モードなのか通常モードなのかをチェックする(S300)。長尺モードに設定されている場合(S300:Yes)、すなわち、長尺モードに設定されているのにも拘わらず通常の長さの用紙が給紙されている場合、1ページタスクは主制御タスク60にモードエラー信号を送信し、プレスローラ50を降下させると共に、自タスクを終了して待機状態に入るが(S310、S530)、ステップS300において、通常モードに設定されてると判断された場合(S300:No)、1ページタスクは制御中の用紙に対する印刷制御処理を続行し、ドラム60の回転が2周目の290度になった時(すなわ排紙エラーがなければ印刷済みの用紙が既に排紙ペーパーセンサ70を抜けているべき時)に、排紙ペーパーセンサ70に対して2度目のチェックを行い(S320)、排紙ペーパーセンサ70がONである場合(S500:Yes)、排紙エラーがあったと判断し、主制御タスク92に排紙エラー信号を送信し、プレスローラ50を降下させると共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S510、S530)が、ステップS500において排紙ペーパーセンサ70がOFFであれば(S500:No)、1ページタスクは主制御タスク92に「1枚印刷終了」信号を送信し、印刷枚数のトータルカウントを1枚増やすように更新する(S520)と共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S530)。
【0025】
一方、ステップS155において、給紙ペーパーセンサ70がONであれば(S155:Yes)、1ページタスクは長尺モードが設定されているかどうかをチェックする(S400)。印刷モードが長尺モードに設定されていないと判断されれば(S400:No)、1ページタスクは長尺エラーがあったと判断し、主制御タスク60に長尺エラー信号を送信し、プレスローラ50を降下させると共に、自タスクを終了して待機状態に入るが(S410、S530)、ステップS400において、印刷モードが長尺モードに設定されていると判断されれば(S400:Yes)、正常だと判断し、該1枚の用紙に対する印刷制御処理を続行させ、ドラム60の回転が3周目の98度になった時に給紙ペーパーセンサ30に対して3回目のチェックを行う(S420)。ステップS420のチェック処理において、給紙ペーパーセンサ30がONである場合、すなわち本実施形態の孔版印刷機100の長尺モードが対応する長い用紙よりも長い用紙が用いられている場合(S430:Yes)、1ページタスクは長尺エラーがあったと判断し、主制御タスク60に長尺エラー信号を送信し、プレスローラ50を降下させると共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S410、S530)が、ステップS420のチェック処理において、給紙ペーパーセンサ30がOFFである場合(S430:No)、1ページタスクは、正常だと判断してこの1枚の用紙に対する印刷制御処理を続行し、ドラム60の3周目の回転が290度になった時(すなわち長尺モードにて印刷済みの用紙が正常に排紙されていれば、既に排紙ペーパーセンサ70を抜けているべき時)に、排紙ペーパーセンサ70に対して2回目のチェックを行い(S440)、排紙ペーパーセンサ70がONである場合(S500:Yes)、排紙エラーがあったと判断し、主制御タスク92に排紙エラー信号を送信し、プレスローラ50を降下させると共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S510、S530)が、ステップS500において排紙ペーパーセンサ70がOFFであれば(S500:No)、1ページタスクは主制御タスク92に「1枚印刷終了」信号を送信し、印刷枚数のトータルカウントを1枚増やすように更新する(S520)と共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S530)。
【0026】
上述にて通常印刷と長尺モード印刷に関する1ページ制御処理の詳細を説明したが、以下空送処理に関する1ページ制御処理の詳細を説明する。上述のように、ステップ200からステップS240までの処理は空送処理である。本実施形態の孔版印刷機100の仕様としては、空送(すなわちドラム60の回転が140度になった時に給紙ペーパーセンサーがOFFである)が一度だけ検出された時には空送エラーとせず、ドラム60の連続3周の回転において空送が検出された時に空送エラーとするので、1ページタスクはドラム60の回転が1周目の140度になった時点、給紙ペーパーセンサがOFFであることを検知したならば(S115:No)、直ちに給紙クラッチを停止させ、プレスローラ50を降下させると共に(S200)、空送カウントを参照する(S205)。空送カウントが2回(今回の空送が3回目)であれば、すなわちドラム60の連続3周の回転において空送が検出されていれば(S205:Yes)、主制御タスク92に空送エラー信号を送信し、空送カウントをリセットする(S230、S240)と共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S530)。空送カウントが0〜1であれば(今回の空送が1回目または2回目)、空送エラーとせず、空送カウントを更新する(S210)と共に、自タスクを終了して待機状態に入る(S530)。
【0027】
以上、孔版印刷機100の主制御タスク92および1ページタスク94a、94bの制御動作の詳細を説明したが、図4のタイミングチャートを利用して印刷制御部90の動作をより分かりやすく説明する。
【0028】
図4は、通常モード印刷中、エラー、強制終了指示などがない状態で、1ページタスク94aが起動される直前から1ページタスク94aによる印刷制御が終了するまでの期間中に印刷制御部90の各タスクの動作を示したタイミングチャートである。
【0029】
図示のように、ドラム60が15度回転した時、主制御タスク92は15度終了チェックを行う。その直後に待機中の1ページタスク94aを起動する。起動された1ページタスク94aは、ドラム60が40度まで回転した時点で、給紙クラッチを起動する。ドラム60が98度まで回転した時(1ページタスク94aにとって1周目であるが、1ページタスク94bにとっては2周目である)、1ページタスク94bが給紙ペーパーセンサをチェックする。ドラム60が140度まで回転した時、1ページタスク94aは給紙ペーパーセンサ30をチェックし、空送検出を行う。ドラム60が150度まで回転した時に、主制御タスク92は150度終了チェックを行う。ドラム60の回転が続き、180度まで回転した時に、1ページタスク94aは給紙クラッチを停止させる。ドラム60が続いて回転し、290度まで回転した時に、1ページタスク94bは排紙ペーパーセンサ70をチェックし、エラーがなければ、印刷枚数トータルカウントを更新して待機状態に入る。ドラム60が350度まで回転した時に、1ページタスク94aは給紙エラー検出のため、排紙ペーパーセンサ70をチェックする。この後、ドラム60は1ページタスク94aにとって2周目、1ページタスク94bにとって1周目の回転をする。1ページタスク94bにとってドラム60が1周目の15度まで回転した時、主制御タスク92は15度終了チェックを行い、待機中の1ページタスク94bを起動する。ドラム60のこの周の回転が40度になった時、1ページタスク94bは給紙クラッチを起動し、給紙を開始する。ドラム60の回転が続き、98度まで回転した時、1ページタスク94aは長尺検出のため、給紙ペーパーセンサ30をチェックする。ドラムが290度まで回転した時に、排紙エラー検出のため、1ページタスク94aは排紙センサ70に対して2回目のチェックを行う。エラーがなければ、印刷枚数のカウントを更新して待機状態に入る。また、この周において、ドラム60が140度まで回転した時に、1ページタスク94bによる給紙ペーパーセンサ30のチェック(空送チェック)、ドラム60が150度まで回転した時に、主制御タスク92による150度終了チェック、ドラム60が180度まで回転した時に、1ページタスク94bによる給紙クラッチの停止処理が行われる。
【0030】
1ページタスク94aの待機中に、ドラム60の回転が続き、350度まで回転した時に、1ページタスク94bによる排紙センサ70のチェック(給紙エラーチェック)が行われる。
【0031】
このように、本実施形態の孔版印刷機100の印刷制御部90によれば、印刷経路状に同時に2枚の用紙が存在する可能性のある印刷装置に対して、印刷処理の制御を主制御タスク92と2つの1ページタスク94a、94bに分け、主制御タスク92は、用紙が1枚給紙される度に1つの待機中の1ページタスクを起動し、1ページタスク94aまたは94bは1枚の用紙が給紙され、排紙されるまでの印刷処理を制御するようにしているので、主制御タスク92はドラム60給紙のタイミングチェックおよび各1ページ制御タスクからの信号だけをチェックすればよく、各1ページタスクは、1枚の用紙だけに着目しているので、用紙の挙動を把握しやすくすると共に、印刷制御は簡単かつ正確に制御を行うことが可能となる。また、ファーストプリントと最後の用紙および空送、長尺モードなどのための制御も簡単に行うことができる。
【0032】
以上、印刷経路上に同時に複数枚の用紙が存在し得る印刷装置における印刷制御装置の望ましい実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない限りにおいて、種々変更することが可能である。
【0033】
たとえば、上述の実施形態において印刷装置を孔版印刷機としたが、本発明の印刷制御装置はこれに限られるものではなく、印刷経路上に同時に複数枚の用紙が存在し得るいかなる印刷装置にも適用することができる。
【0034】
また、上述において、説明上の便宜のため、印刷経路上に同時に2枚の用紙存在可能な単ドラム孔版印刷機を例にしたが、本発明の印刷制御装置は、印刷経路上に同時に3枚以上の用紙が存在する可能性のある印刷装置、例えば2ドラム以上を同時に装着可能な多色孔版印刷機などに適用することができるとと共に、より制御の簡単化を図ることができる。
【0035】
また、上述の実施形態において、給紙処理に関する制御は、主制御タスクにより起動された1ページタスクによってドラムの回転角度が40度になった時に給紙クラッチを起動するように行われているが、主制御タスクによりドラムの回転角度が40度になった時点で給紙クラッチを起動し、ドラムの回転角度が40度になる直前に1ページタスクを起動するように行われてもよい。また、特殊な給紙ユニットが装着された場合、給紙の制御のみ別のタスクで行うようにしてもよい。このように制御を行えば、各々の1ページタスクは、給紙処理の制御を行わず、単純に1枚の用紙に対して空送、給紙、長尺、排紙の順番でエラーのチェックを行えばよいので、負担が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷制御装置の実施形態の孔版印刷機の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す孔版印刷機の主制御タスクの動作を示すフローチャート
【図3】図1に示す孔版印刷機の1ページタスクの動作を示すフローチャート
【図4】図1に示す孔版印刷機の主制御タスクおよび各々の1ページタスクの動作を説明するためのタイミングチャート
【符号の説明】
10 給紙台
20 給紙ローラ
30 給紙ペーパーセンサ
40 給紙ガイド
50 プレスローラ
60 ドラム
65 ドラム回転角度検出部
70 排紙ペーパーセンサ
80 排紙台
90 印刷制御部
92 主制御タスク
94a 1ページタスク
94b 1ページタスク
100 孔版印刷機

Claims (3)

  1. 印刷経路上に同時に存在可能な用紙の最大枚数分の数の1ページ制御手段と、用紙が給紙される度に1枚の用紙に対して待機中の1つの前記1ページ制御手段を起動する主制御手段とからなる印刷制御装置であって、
    前記1ページ制御手段が、1枚の用紙が給紙される直前から、排出されるまでの各々の印刷処理を制御し、前記各々の印刷処理が全て正常に行われた時またはいずれかの前記印刷処理の実行中にエラーを検出した時に制御動作を終了するものであることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷処理が、孔版印刷処理であって、前記1ページ制御手段が、1枚の用紙に対して、給紙装置を起動する処理、給紙が正常に行われたかどうかをチェックする処理、ドラムに対してプレスを掛ける処理および排紙が正常に行われたかどうかをチェックする処理を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 前記1ページ制御手段がいずれかの前記印刷処理の実行中にエラーを検出した時に、警告を発生するものであることを特徴とする請求項1または2記載の印刷制御装置。
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