JP2003341208A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2003341208A
JP2003341208A JP2002152615A JP2002152615A JP2003341208A JP 2003341208 A JP2003341208 A JP 2003341208A JP 2002152615 A JP2002152615 A JP 2002152615A JP 2002152615 A JP2002152615 A JP 2002152615A JP 2003341208 A JP2003341208 A JP 2003341208A
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Kumiko Abe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力モードからの復帰中に装置状態が変化
しても原稿と装置状態間の整合性を得ることができ、画
像位置のずれや製版の無駄を無くすことができるように
する。 【解決手段】 外部接続のPC等から印字データを受信
すると(S2)、コントローラは印刷装置本体が省電力
モード中かどうかをチェックする(S3)。印刷装置本
体は省電力モードに移行する場合はコントローラに通知
するようになっている。省電力モード中の場合には、コ
ントローラは省電力モード解除コマンドを印刷装置本体
に送信する(S4)。次に、コントローラは印刷装置本
体の省電力モードからの復帰処理が完了したかどうかを
チェックし(S5)、復帰処理が完了していたら製販処
理開始が可能かどうかをチェックする(S6)。製版処
理開始が可能な場合には製版処理プログラムを実行する
(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データに基づ
いて印刷用版を製版し、該製版された印刷用版により印
刷を行う孔版印刷装置等の印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置は消費電力を抑えるた
め、未使用時間が予め設定された一定時間経過後に、自
動的に省電力モード(以下、省エネモードともいう)へ
と移行する機能を有している。省電力モードでは、印刷
装置本体に設けられた多くのセンサ類やステッピングモ
ータ等の駆動源の電源が遮断される。省電力モードに移
行してもコントローラからの印刷ジョブをいつでも処理
可能とするために、印刷装置本体とコントローラ間は通
信可能な状態に保持されている。省電力モードにおける
コントローラからの装置状態確認要求に対し、印刷装置
本体側は「省電力モード中」ではなく、「正常待機中」であ
る旨を通知するようになっている。
【0003】このため、コントローラにとっては、印刷
装置は通常の待機状態であるのと何ら変わらない状態で
あり、コントローラがPC(パーソナルコンピュータ)
等の外部接続機器(ホスト機器)から印刷データを受信
した場合、印刷装置本体との通信可能な制御ラインを利
用し、通常の状態での製版プロセスを行うのと全く同様
の方法で製版・印刷を行う。省電力モード中に製版開始
命令を受信した印刷装置本体は、製版開始命令を受信
後、初めて省電力モードからの復帰処理を開始する。こ
の復帰処理の間は製版処理は行えないため、一度コント
ローラに「製版処理失敗」の旨をわざと通知し、復帰処理
完了後に正常待機状態である旨をコントローラに伝え、
再度コントローラに製版開始命令を出させるという処理
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、省電
力モードからの復帰が上述のように行われているので、
以下のような欠点があった。印刷装置本体(厳密には印
刷装置本体制御部)は、省電力モードの最中は消費電力
を抑えるため、多くのセンサ類やステッピングモータ等
の駆動源の電源を遮断する。これらの中には印刷装置本
体のカバーの開閉状態を検知するセンサや、給紙トレイ
の状態を検知するセンサ類等(用紙検知センサ、用紙サ
イズ検知センサ、トレイ未セット検知センサ等)、主だ
ったセンサ全てが含まれている。このため、省電力モー
ド中にカバーが開かれてしまっていた場合や、給紙トレ
イの用紙が異なるサイズの用紙に入れ替えられていた場
合、用紙のセット方向が変更されていた場合、もしくは
用紙が給紙トレイから抜き取られていた場合でも、それ
を検知することはできなかった。
【0005】結局、省電力モード中にコントローラから
トレイ情報や用紙サイズの問い合わせがあった場合、印
刷装置本体は省電力モードに入る前に検知したトレイ情
報等をレジスタ等の情報保持手段に保持しておき、それ
に基づいて応答するしかなかった。印刷装置本体は省電
力モードからの復帰時に、給紙トレイの状態を再確認す
るための給紙ユニットの初期化処理を行うが、給紙トレ
イが昇降するいわゆるバンクトレイタイプでは、この初
期化中(初期化が開始されてから正しい用紙サイズ等の
情報を取得するまでの期間中)、用紙無しと応答され
る。給紙台や給紙トレイでは未セットや用紙の有無を即
座に検知できるため、このようなことが起きないのに対
し、バンクトレイタイプでは、給紙トレイの下降後給紙
ポイントまでのトレイ上昇といった動作が必要であるた
め、初期化に時間がかかる。
【0006】コントローラが製版開始(印刷)命令を印
刷装置本体に送る場合、通常、その前に印刷装置本体の
状態(給紙トレイの状態等)を確認し、これから印刷を
行うにあたり最適な用紙サイズが入っているトレイを選
択し、その用紙がセットされている方向に合わせて画像
を展開する。全ての準備(トレイ選択や画像展開等)が
終わった後で、コントローラは印刷に関わる諸条件を設
定し、最後に印刷装置本体に対して製版開始命令を出
す。
【0007】しかしながら、コントローラにとっては、
製版開始命令送信後に製版失敗の通知を受けたとして
も、それが通常モードにおける製版失敗なのか、それと
も省電力モードからの復帰動作を完了するための擬似通
知なのかを判別できない。このため、コントローラは、
製版失敗の通知を受けたとしても、その通知後(省電力
モード中)にユーザーの行為によって印刷条件が異なっ
たものになる可能性があることを予測できない。結局、
製版開始命令発信前に決定した諸条件を用いて、印刷装
置本体が正常復帰したことを検知後、再度同条件で製版
をやり直すという、通常の製版ミスリカバリ制御を実行
することになる。
【0008】このように、従来の省電力モードからの復
帰では、見かけ上一度の製版しか実行されていないが、
実際にはコントローラは製版開始命令を2度出してい
る。しかも、その製版条件(印刷条件)は最初の製版開
始命令発信前に印刷装置本体から受け取った古い装置状
態情報に基づいて既に決定されてしまったものであり、
2度目の製版開始命令発信に際して印刷条件を再確認す
ることはしていなかった。このため、省電力モードから
の復帰中における一回目の製版開始命令発信において、
省電力モード中にトレイ内の用紙サイズが交換されてい
たり、セット方向が変えられたりしていた場合、不具合
を生じていた。すなわち、例えば給紙台タイプにおい
て、省電力モードからの復帰完了時の原稿がA4で、給
紙台上の用紙がA4だったが、省電力モード中に用紙の
セット方向を変更されてしまった場合(A4縦通紙から
A4横通紙)、実際の用紙はA4横通紙方向となるにも
拘わらず、画像展開はA4縦通紙に合わせて行われるた
め、不要な画像回転処理が施されてしまい、省電力モー
ドからの復帰後の製版時には画像が90度回転してしま
った画像となってしまうことがあった。
【0009】また、バンクトレイタイプにおいては、省
電力モード中にユーザーがトレイ内の用紙をA3からA
4と正しい用紙サイズに変えて印刷を開始したとして
も、印刷装置本体からは省電力モード移行前のA3サイ
ズの情報が応答されるため、原稿と用紙のサイズが一致
しないことによるサイズエラーによる強制製版(連続モ
ードをオフにし、置数を2として強制製版を実施するこ
と)を実行してしまい、結局その製版は無駄となり、ユ
ーザーは改めて製版を実行しなければならなかった。ま
た、印刷装置本体の省電力モードからの復帰中にコント
ローラがトレイ情報を取得してしまうと、バンクトレイ
には用紙無しと応答されてしまうため、コントローラが
誤判断して異なったトレイを選択してしまう。結果とし
てサイズエラーによる強制製版を行ってしまい、その版
(マスタ)を作り直さなければならなかった。
【0010】そこで、本発明は、省電力モードからの復
帰中に装置状態が変化しても原稿と装置状態間の整合性
を得ることができ、画像位置のずれや製版の無駄を無く
すことができる印刷装置の提供を、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、最後の操作が行われてか
ら所定時間経過後に自動的に消費電力を抑える省電力モ
ードに移行する機能を有する印刷装置本体と、外部接続
機器からの印刷データを受け取り上記印刷装置本体へ画
像データを送るコントローラを有し、省電力モード中に
おいても上記印刷装置本体と上記コントローラ間の通信
が可能であり、上記コントローラは上記印刷装置本体か
ら装置状態情報を定期的に又は随意的に受け取り、該装
置状態情報に基づいて印刷条件を設定し該印刷装置本体
へ製版開始命令を出す印刷装置において、上記印刷装置
本体が省電力モードに移行する場合その旨を上記コント
ローラに通知する機能を有し、上記コントローラは省電
力モードに移行する旨の通知を受けた場合、上記印刷装
置本体が省電力モードから復帰するのを待ち、復帰して
から最新の装置状態情報を入手し、該最新の装置状態情
報に基づいて印刷条件を設定してから製版開始命令を出
す、という構成を採っている。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置において、上記印刷装置本体の省電力モードか
らの復帰が、上記コントローラからの製版開始命令に基
づいて開始される、という構成を採っている。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置において、上記印刷装置本体の省電力モードか
らの復帰が、上記コントローラからの省電力モード解除
命令に基づいて開始される、という構成を採っている。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1乃至3
のうちのいずれか1つに記載の印刷装置において、上記
印刷装置本体が、省電力モードからの復帰が完了した旨
を上記コントローラに通知する機能を有し、上記コント
ローラは省電力モードからの復帰が完了した旨の通知を
受けてから最新の装置状態情報を入手する、という構成
を採っている。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
印刷装置において、上記コントローラは上記印刷装置本
体から省電力モードからの復帰が完了した旨の通知を受
けてから装置状態を暫く監視し、製版開始可能と判断し
てから最新の装置状態情報を入手する、という構成を採
っている。
【0016】請求項6記載の発明では、請求項1乃至5
の何れか1つに記載の印刷装置において、上記コントロ
ーラが、印刷データを受信中である旨及び受信が完了し
た旨を上記印刷装置本体の表示手段を介して表示する機
能を有している、という構成を採っている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図5に基づいて説明する。まず、図1に基づい
て印刷装置としての孔版印刷装置の構成及び動作の概要
を説明する。孔版印刷装置1は、装置本体中央上部に位
置する印刷ドラム2と、該印刷ドラム2に対向して配置
され、該印刷ドラム2に印刷用紙3を押圧する押圧手段
としてのプレスローラ4と、孔版原紙としてのマスタを
製版して印刷ドラム2に供給する製版装置5と、印刷用
紙3が積載される給紙トレイ6と、印刷済みの印刷用紙
3が排出される排紙トレイ(排紙台)8と、使用済みの
マスタを印刷ドラム2から剥ぎ取って収容する排版装置
9と、印刷すべき画像を読み取り、読み取った画像デー
タを製版装置5に送る画像読み取り部10等を有してい
る。印刷ドラム2に巻装されるマスタ14はロール状態
から繰り出され、画像情報に基づいて選択的に発熱する
サーマルヘッド17の発熱素子により溶融穿孔され、製
版される。印刷ドラム2の外周面には製版済みのマスタ
14の先端部を挟持するためのクランパ15が設けられ
ている。
【0018】給紙トレイ6に積載された印刷用紙3は、
給紙コロ11及び分離パッド12により最上のものから
順に1枚ずつ分離され、レジストローラ対13に向けて
搬送される。搬送された印刷用紙3はレジストローラ対
13で一旦停止されて斜めずれを修正され、印刷ドラム
2上の画像と所定位置とが一致するタイミングで該レジ
ストローラ対13により印刷ドラム2とプレスローラ4
間の印刷部(印圧部)へ向けて搬送される。印刷部を通
過することにより、印刷用紙3の表面に印刷がなされ
る。印刷がなされた印刷用紙3は、吸着搬送ユニット1
8により搬送された後排紙トレイ8に排出される。
【0019】図2は、孔版印刷装置1の制御ブロック図
である。印刷装置本体制御部(以下、単に印刷装置本体
という)20には、給紙トレイ6の状態(用紙の有無、
用紙サイズ、トレイ未セット等)を検知する検知センサ
類21から検知情報が入力され、印刷装置本体20はこ
れらの電源のオン・オフを制御する。また、印刷装置本
体20には種々の条件を入力するための操作パネル22
が設けられている。印刷装置本体20は、信号の授受を
可能にコントローラ23に接続され、コントローラ23
は信号の授受を可能に外部接続機器としてのPC24に
接続されている。孔版印刷装置1において、最後の操作
が行われてから所定時間が経過すると、印刷装置本体2
0は自動的に省電力モードに移行する。図3は、省電力
モード移行におけるコントローラ23と印刷装置本体2
0間の通信のやり取りを示すフローである。
【0020】省電力モード移行開始時において、印刷装
置本体20はコントローラ23へ状態変化(省電力モー
ド移行開始)を通知する。これに対しコントローラ23
は印刷装置本体20に状態確認を要求し、印刷装置本体
20は装置がビジー、すなわち省電力モード移行中であ
ることを応答する。省電力モードに移行した場合、印刷
装置本体20は検知センサ類21等の電源をオフにす
る。省電力モード移行完了時において、印刷装置本体2
0はコントローラ23へ状態変化(省電力モード移行完
了)を通知する。これに対しコントローラ23は印刷装
置本体20に状態確認を要求し、印刷装置本体20は装
置が省電力モード中であることを応答する。これにより
コントローラ23は印刷装置本体20が製版できない特
別な状態にあることを認識する。
【0021】コントローラ23はPC24より印刷デー
タを受信した場合、印刷装置本体20が省電力モードで
ある場合には、図4に示すように、印刷装置本体20に
省電力モード解除を要求し、印刷装置本体20は要求受
付を応答する。つまり、コントローラ23は、省電力モ
ードを通知されている場合であっても通常通りホスト
(PC24)からの印刷ジョブを待つ。次に印刷装置本
体20はコントローラ23へ状態変化(省電力モード復
帰処理開始)を通知する。これに対しコントローラ23
は印刷装置本体20に状態確認を要求し、印刷装置本体
20は装置がビジー、すなわち省電力モードからの復帰
処理中であることを応答する。ここで、省電力モード復
帰処理とは、省電力モードから通常モードへの復帰処理
を意味している。
【0022】省電力モード解除コマンドを受信した印刷
装置本体20は、省電力モード復帰処理に入り、遮断し
ていた検知センサ類21等の電源供給を再開し、必要に
応じて各ユニットの再初期化を実行する。これにより印
刷装置本体20はトレイ状態を正しく把握することが可
能となり、最新の正しいトレイ情報を取得して図示しな
い情報保持手段としてのレジスタに格納する。省電力モ
ード復帰処理完了時において、印刷装置本体20はコン
トローラ23へ状態変化(省電力モード復帰処理完了)
を通知する。これに対しコントローラ23は印刷装置本
体20に状態確認を要求し、印刷装置本体20は装置状
態(正常、エラー、ビジー等)を応答する。
【0023】コントローラ23が印刷データ(印刷ジョ
ブ)を受信した場合、受信中及び受信完了をユーザーに
知らせるために、省電力モード中であっても表示手段と
しての操作パネル22の図示しない液晶表示部に、例え
ば「データ受信中」又は「受信完了(印刷開始待機中)」を
表示する。この表示はコントローラ23からの制御に従
い印刷装置本体20によりなされる。コントローラ23
は、省電力モード解除コマンド送信後すぐに製版プロセ
スに移行することはしない。印刷装置本体20での省電
力モード復帰処理自体に時間がかかり、復帰処理中は、
トレイ内に用紙があっても用紙無しと印刷装置本体20
から応答されるなど、誤ったトレイ情報(装置状態情
報)を取得することになるからである。
【0024】このため、コントローラ23は、省電力モ
ード解除コマンド送信後、印刷データ受信処理を継続し
ながら印刷装置本体20の状態を監視し続ける。印刷装
置本体20から省電力モード復帰処理完了の通知を受け
る前に印刷データ受信が完了した場合には、上述のよう
に印刷データ受信完了を操作パネル22に表示する制御
を行い、さらに印刷装置本体20が省電力モードから復
帰し続けるのを待つ。省電力モード復帰処理の方が早か
った場合には、そのまま印刷データ受信を継続する。そ
して印刷データ受信完了後、コントローラ23は操作パ
ネル22を介して受信完了をユーザーに通知する。
【0025】印刷データ受信が完了し、印刷装置本体2
0が省電力モードから復帰したことを検知したコントロ
ーラ23は、改めて印刷装置本体20が製版可能かどう
かを状態確認する。これは、省電力モードから復帰した
ときに印刷装置本体20がエラーもしくはビジー状態で
ある場合があるからである。すなわち、復帰時の状態が
即製版開始可能な正常状態とは限らない。印刷装置本体
20がビジー状態(製版開始不可状態)であれば、コン
トローラ23は印字データを図示しないメモリに保持し
ながらそのエラーやビジー状態が解除されるまで待ち続
ける。コントローラ23は、印刷装置本体20から定期
的(一定時間毎)に又は随意的(必要時に要求)に装置
状態情報を受けながら印刷装置本体20の装置状態を確
認し続け、製版開始可能、すなわち、エラーが無く正し
いトレイ情報取得可能と判断したら、初めて通常の製版
プロセスに移行し、製版を開始する。すなわち、コント
ローラ23は、製版開始可能と判断したら最新の装置状
態情報を取得し、これらの情報に基づいて製版条件(印
刷条件)を設定して印刷装置本体20に製版命令を出
す。
【0026】以上述べた制御動作を、図5のフローチャ
ートに基づいて簡単に説明する。但し、印刷装置本体を
印刷機、省電力モードを省エネと表示している。印刷ジ
ョブ待ち状態(S1)から、コントローラ23が印字デ
ータ(印刷データ)を受信すると(S2)、コントロー
ラ23は印刷装置本体20が省電力モード中かどうかを
チェックする(S3)。省電力モード中の場合には、省
電力モード解除コマンドを印刷装置本体20に送信する
(S4)。次に、コントローラ23は印刷装置本体20
の省電力モードからの復帰処理が完了したかどうかをチ
ェックし(S5)、復帰処理が完了していたら製販処理
開始が可能かどうかをチェックする(S6)。製版処理
開始が可能な場合には製版処理プログラムを実行する
(S7)。S3において、印刷装置本体20が省電力モ
ードでない場合にはそのまま製版処理プログラムを実行
する。
【0027】上記実施形態では、印刷装置本体20の省
電力モードからの復帰が、コントローラ23からの省電
力モード解除命令に基づいて開始される例を説明した
が、コントローラ23からの製版開始命令に基づいて開
始されるようにしてもよい(第2の実施形態)。省電力
モードにある印刷装置本体20に、従来と同様に、製版
開始命令を出す。従来の場合には、既述のように、一度
コントローラに「製版処理失敗」の旨をわざと通知し、復
帰処理完了後に正常待機状態である旨をコントローラに
伝え、再度コントローラに製版開始命令を出させるとい
う処理を行っていた。そこで、復帰処理完了後に正常待
機状態の通知を受けた時点で最新の装置状態情報を入手
し、これに基づいて製版条件を設定するようにすれば、
上記実施形態と同様の機能を得ることができる。
【0028】コントローラ23が省電力モードを解除す
るために出した製版開始命令では実際に製版処理は行わ
れないので、これは仮の製版開始命令と位置付けること
ができ、通常モードにおける製版開始命令と区別しても
よい。本実施形態では、従来の制御構成を僅かに改変し
て画像位置のずれや製版の無駄を無くす機能を得ること
を目的としている。本実施形態における復帰処理完了後
の正常待機状態通知は、上記実施形態における印刷装置
本体20からの復帰処理完了通知に相当する。従って、
本実施形態ではコントローラ23への復帰処理完了通知
機能を設ける必要はない。本実施形態においても、上記
実施形態と同様に、復帰処理完了後装置状態を暫く監視
し、製版開始可能と判断してから最新の装置状態情報を
入手するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、最後の操
作が行われてから所定時間経過後に自動的に消費電力を
抑える省電力モードに移行する機能を有する印刷装置本
体と、外部接続機器からの印刷データを受け取り上記印
刷装置本体へ画像データを送るコントローラを有し、省
電力モード中においても上記印刷装置本体と上記コント
ローラ間の通信が可能であり、上記コントローラは上記
印刷装置本体から装置状態情報を定期的に又は随意的に
受け取り、該装置状態情報に基づいて印刷条件を設定し
該印刷装置本体へ製版開始命令を出す印刷装置におい
て、上記印刷装置本体が省電力モードに移行する場合そ
の旨を上記コントローラに通知する機能を有し、上記コ
ントローラは省電力モードに移行する旨の通知を受けた
場合、上記印刷装置本体が省電力モードから復帰するの
を待ち、復帰してから最新の装置状態情報を入手し、該
最新の装置状態情報に基づいて印刷条件を設定してから
製版開始命令を出すこととしたので、制御プログラムに
おける省電力モードからの復帰への対応方法を変更する
だけで、省電力モードからの復帰後の製版一回目からで
も正しく展開された印刷物を得ることができ、画像位置
のずれや製版の無駄を無くすことができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の印刷装置において、上記印刷装置本体の省電力モー
ドからの復帰が、上記コントローラからの製版開始命令
に基づいて開始されることとしたので、従来の制御プロ
グラムを僅かに改変するだけで画像位置のずれや製版の
無駄を無くすことができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の印刷装置において、上記印刷装置本体の省電力モー
ドからの復帰が、上記コントローラからの省電力モード
解除命令に基づいて開始されることとしたので、省電力
モードからの復帰後の製版一回目からでも正しく展開さ
れた印刷物を得ることができ、画像位置のずれや製版の
無駄を無くすことができる。
【0032】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3のうちのいずれか1つに記載の印刷装置において、
上記印刷装置本体が、省電力モードからの復帰が完了し
た旨を上記コントローラに通知する機能を有し、上記コ
ントローラは省電力モードからの復帰が完了した旨の通
知を受けてから最新の装置状態情報を入手することとし
たので、最新の装置状態情報を入手するための基準が明
確となり、コントローラの制御の精度を高めることがで
きる。
【0033】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の印刷装置において、上記コントローラは上記印刷装
置本体から省電力モードからの復帰が完了した旨の通知
を受けてから装置状態を暫く監視し、製版開始可能と判
断してから最新の装置状態情報を入手することとしたの
で、コントローラの制御の精度(製版処理の精度)を一
層高めることができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至5の何れか1つに記載の印刷装置において、上記コン
トローラが、印刷データを受信中である旨及び受信が完
了した旨を上記印刷装置本体の表示手段を介して表示す
る機能を有していることとしたので、印刷データの受信
状況と省電力モードからの復帰状況との関係をオペレー
タ(ユーザー)が容易に認識することができ、状況不明
によるオペレータの使用上の不安や不快を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における印刷装置とし
ての孔版印刷装置の概要正面図である。
【図2】制御ブロック図である。
【図3】省電力モード移行時の制御動作の簡易フロー図
である。
【図4】省電力モード解除時の制御動作の簡易フロー図
である。
【図5】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 印刷装置本体 23 コントローラ 24 外部接続機器としてのPC

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最後の操作が行われてから所定時間経過後
    に自動的に消費電力を抑える省電力モードに移行する機
    能を有する印刷装置本体と、外部接続機器からの印刷デ
    ータを受け取り上記印刷装置本体へ画像データを送るコ
    ントローラを有し、省電力モード中においても上記印刷
    装置本体と上記コントローラ間の通信が可能であり、上
    記コントローラは上記印刷装置本体から装置状態情報を
    定期的に又は随意的に受け取り、該装置状態情報に基づ
    いて印刷条件を設定し該印刷装置本体へ製版開始命令を
    出す印刷装置において、 上記印刷装置本体が省電力モードに移行する場合その旨
    を上記コントローラに通知する機能を有し、上記コント
    ローラは省電力モードに移行する旨の通知を受けた場
    合、上記印刷装置本体が省電力モードから復帰するのを
    待ち、復帰してから最新の装置状態情報を入手し、該最
    新の装置状態情報に基づいて印刷条件を設定してから製
    版開始命令を出すことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 上記印刷装置本体の省電力モードからの復帰が、上記コ
    ントローラからの製版開始命令に基づいて開始されるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の印刷装置において、 上記印刷装置本体の省電力モードからの復帰が、上記コ
    ントローラからの省電力モード解除命令に基づいて開始
    されることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記
    載の印刷装置において、 上記印刷装置本体が、省電力モードからの復帰が完了し
    た旨を上記コントローラに通知する機能を有し、上記コ
    ントローラは省電力モードからの復帰が完了した旨の通
    知を受けてから最新の装置状態情報を入手することを特
    徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の印刷装置において、 上記コントローラは上記印刷装置本体から省電力モード
    からの復帰が完了した旨の通知を受けてから装置状態を
    暫く監視し、製版開始可能と判断してから最新の装置状
    態情報を入手することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れか1つに記載の印刷
    装置において、 上記コントローラが、印刷データを受信中である旨及び
    受信が完了した旨を上記印刷装置本体の表示手段を介し
    て表示する機能を有していることを特徴とする印刷装
    置。
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JP2010152643A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Fujitsu Ltd データ転送装置、データ記憶装置及び方法

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