JP2001309094A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001309094A
JP2001309094A JP2000119765A JP2000119765A JP2001309094A JP 2001309094 A JP2001309094 A JP 2001309094A JP 2000119765 A JP2000119765 A JP 2000119765A JP 2000119765 A JP2000119765 A JP 2000119765A JP 2001309094 A JP2001309094 A JP 2001309094A
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Satoru Sugishita
悟 杉下
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データの記憶中に画像形成装置を停止す
る場合、画像データの記憶を完了してから停止すること
ができる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 装置停止キー36が押された時に(S1
01)原稿の読み取りを実行中であり(S103;
Y)、全原稿の読み取りが完了していない場合(S10
5;N)、全原稿の読み取りが完了するまで(S10
5;Y)次原稿の読み取りを続ける(S107)。全て
の読み取り完了原稿が原稿排出口へ排出されると(S1
09;Y)、転写紙への画像出力が実行されていなけれ
ば(S111;N)、画像形成装置を停止する。全ての
読み取り完了原稿が原稿排出口へ排出され(S109;
Y)、転写紙への画像を出力中の場合(S111;
Y)、給紙を停止し、既に給紙された転写紙分だけ画像
形成動作を実行し(S113)、全転写紙を排出したら
(S115;Y)、画像形成装置を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、特に、画像形成動作を停止することができるプリン
タ、複写機、FAX等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ等の画像形成装
置が広く利用されている。一般的に、複写機等の画像形
成装置は、画像出力動作の途中でユーザがストップキー
を押すと、画像出力動作を一旦停止するようになってい
る。また、ユーザが割り込みキーを押すと、画像形成装
置は現在画像出力動作中のジョブを一時中断して、別の
ジョブを画像出力するようになっている。このような従
来の画像形成装置では、出力画像を中断する場合、ユー
ザによって中断が指示された後は新規に転写紙給紙を行
わず、既に給紙済みの転写紙に対して画像形成処理を施
してから画像出力動作の中断処理を行う。また、従来の
画像形成装置のなかには、原稿の画像データをハードデ
ィスク等の記憶装置に一旦記憶しておき、必要時にこの
記憶装置から画像データを取り出して転写紙への印刷を
実行するデジタル複写機がある。このデジタル複写機で
は、一度原稿の画像データを記憶しておくことにより、
データの再利用ができるため何度でも同じ画像を出力す
る事ができる。また、画像形成実行後に出力用紙にステ
ープルを施すことが可能な装置(フィニッシャ)を備え
た画像形成装置もある。このようなフィニッシャを備え
た画像形成装置では、一旦、フィニッシャ内に出力画像
をまとめておき、ステープル対象の一まとめ(部単位)
の画像出力が完了した時点で、ステープルを行い、排紙
トレイから排紙する仕組みとなっている。
【0003】また、近年の省資源化に伴い、画像形成装
置を長時間使用しない場合には定着温度を下げたり、画
像形成装置の一部分の電源を遮断したりして、省電力を
実現した画像形成装置もある。このような省電力化の装
置において、画像形成動作実行中(ジョブの出力中)に
あらかじめ電源遮断を指示しておき、画像出力完了(ジ
ョブ出力完了)と同時に電源を遮断する技術が特開平7
−129042号公報および特開平9−230754号
公報に記載されている。特開平7−129042号公報
には、複写機等の画像形成装置において、ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)に電源オフ予約プログラムを記憶
させ、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、CPU
(中央処理装置)を用いて予約を実行するように構成
し、電力計算、表示手段を設けたことにより、省エネの
ためコピー終了後に直ちに電源をオフすることができ、
またユーザが操作に手間取っている間に電源がオフして
しまうことがなく、さらにユーザが装置の消費電力量を
認知することができる画像形成装置が記載されている。
【0004】また、特開平9−230754号公報に
は、電源ユニットと商用電源とが装置本体のメインスイ
ッチにより接続/遮断が行われることにより、省エネと
使い勝手との両立をはかると共に、未使用時には主電源
が切れる電源遮断機能付画像形成装置が記載されてい
る。この電源遮断機能付画像形成装置のメインスイッチ
にはソレノイドが接続されており、メインスイッチが手
動により接続され、メイン制御部が稼動しているとき
に、制御部からソレノイドへ吸引出力をドライバを介し
て行う事により、メインスイッチがオフ側に動作し、遮
断するようになっている。また、メイン制御部は、操作
部からのデータ入力が行われない時間をタイマーにより
カウントし、あらかじめ不揮発RAMに格納されている
設定時間以上経過した場合に、メインスイッチをオフし
電源を遮断するようになっている。これら公報記載の技
術では、画像出力完了後にユーザが電源遮断を指示する
必要がないため、画像出力・電源遮断を指示した後は、
装置の側を離れることができ、電源を遮断するために出
力完了を待つ必要がない。
【0005】さらに、上記技術では、ジョブの完了後に
電源遮断をしている。これに対してジョブの途中で電源
遮断が指示された場合、ジョブの途中でも画像出力を停
止して電源を遮断する技術が特開平5−112060号
公報に記載されている。この公報には、電源遮断の指示
を受けたとき、印刷処理に係るデータを副記憶部に記憶
すると共に、ページメモリ及び副記憶部のメモリを不揮
発性モード状態にする。そして、電源投入時には、待避
する以前の状態にデータを復帰し、継続処理を行うこと
により、電源OFF時に未出力の画像があったときで
も、電源OFF時の状態から処理を継続させることを可
能にする画像記録装置が記載されている。また、特開平
8−254922号公報には、出力中のジョブを一時中
断して装置を停止させ、装置が動作を開始した時に中断
していたジョブを継続させる装置におけるジョブの存在
を表示する技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置では、例えばスキャナによる原稿読み取り
中に読み取った画像データの記憶処理を中断するような
指示がされた場合、画像データの記憶処理の再開時に原
稿を再セットする手間がかかる、どこまで記憶が完了し
たのかをユーザが覚えておく必要がある、再開動作なの
か新規の記憶動作なのかを画像形成装置が判別するのに
余計な手間が入る等の不具合があった。また、途中で中
断した場合には再開が不可能となり、改めて原稿をセッ
ト仕直す必要が生じ、中断前までの動作が無駄になって
しまうこともあった。また、フィニッシャを備えた画像
形成装置において、ステープルモードでない場合、ジョ
ブ中断処理が実行されてもフィニッシャ内に用紙が残る
ようなことはないが、ステープルモードの指定中にジョ
ブ中断処理が実行された場合には、一まとめ分(部単
位)の給紙が完了する前に新規の給紙をストップするた
め、画像形成された用紙がフィニッシャ内に格納された
まま中断してしまうことがあった。
【0007】また、ユーザが画像形成装置から離れる必
要があるのに画像出力がまだ完了しそうもない場合に、
ユーザは中断指示を利用して画像形成装置を停止して、
フィニッシャ内に用紙が残っている状態で画像出力を一
旦中断し、画像形成装置から離れることも可能である。
しかし、フィニッシャ内に残されている用紙が機密文書
を出力したものであった場合、画像形成装置の前から離
れることで情報漏れの危険性が生じる。中断の指示を実
行された場合にその指示されたジョブが完了しない間、
ユーザは割り込みキーを押下することによって別のジョ
ブを出力することができる。しかし、ステープルモード
の指定中にジョブ中断処理が実行された場合には別のジ
ョブを画像形成装置が出力する際、前述のようにフィニ
ッシャ内に用紙が残っている可能性もあるのでフィニッ
シャを使うこと(ステープルを行う出力)ができなかっ
た。画像形成装置のジョブ中断を実行した後に、ユーザ
によって残りのジョブが操作パネル上のクリアキー等に
よってクリア指示された場合もフィニッシャ内に用紙が
残ったままとなり、次のジョブの画像出力の妨げとなっ
てしまうこともあった。
【0008】また、画像形成装置の画像出力完了後、出
力した用紙を取りに行かねばならず、例えば、機密文書
の複写時に出力した文章・コピー元の原稿をファイリン
グしたい場合、出力した画像をそのまま放置することが
できない場合等には、ユーザは電源遮断実行まで画像形
成装置から離れることができなかった。従来の画像形成
装置においてあらかじめ電源遮断を指示しておき、画像
出力完了(ジョブ出力完了)と同時に電源を遮断するよ
うにしても、例えばコピーセンターで勤務しているユー
ザが、勤務終了時刻になったので画像形成装置を停止さ
せて、出力した文章はファイリングして帰る場合、出力
後に電源をユーザ自らが遮断する画像形成装置と何ら変
わることがなかった。しかし、このあらかじめ電源遮断
を指示することができる画像形成装置では、中断した動
作を再開することが難しく、また、フィニッシャ内に用
紙が残るようなステープルモードの実行中の場合、フィ
ニッシャ内に用紙が残った状態で画像形成装置の電源が
遮断されてしまう可能性もあり、出力画像の機密性、誤
操作防止の安全性の面で問題があった。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、画像デー
タの記憶中(原稿画像読み取り中)に画像形成装置を停
止する必要があった場合、画像データの記憶を完了して
から停止することで中断した動作を問題なく再開するこ
とができる画像形成装置を提供することである。本発明
の第2の目的は、ステープルモード実行中に中断が指示
された場合、部単位の切れ目、すなわちステープルが実
行が部単位で終了するまで用紙の給紙・画像形成処理を
実行してフィニッシャ内に用紙が残らないようにするこ
とができる画像形成装置を提供することである。本発明
の第3の目的は、短時間でフィニッシャ内に用紙が残ら
ない状態のジョブの中断をして電源を遮断し、また、電
源復帰後、中断した動作を速やかに再開することができ
る画像形成装置を提供することである。
【0010】本発明の第4の目的は、電源遮断指示の実
行中にユーザがジョブ中断を忘れてしまうことを防止す
ることができる画像形成装置を提供することである。本
発明の第5の目的は、電源遮断指示の実行中に別のユー
ザが画像形成装置を利用した場合に誤って記憶しておい
た画像データを操作してしまうことを防止する画像形成
装置を提供することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、原稿画像の画像データを読み取る読取手段と、前記
読取手段によって読み取られた画像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを画像
形成する出力手段とを有する画像形成装置において、前
記画像形成装置を停止するように指示する停止手段を備
え、前記停止手段によって画像形成停止の指示がされた
場合、前記記憶手段が前記読取手段によって読み取られ
た原稿画像の画像データを全て記憶してから画像形成装
置を停止することにより、前記第1の目的を達成する。
【0012】請求項2記載の発明では、原稿画像の画像
データを読み取る読取手段と、前記読取手段によって読
み取られた画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された画像データを画像形成する出力手段と
を有する画像形成装置において、前記画像形成装置を停
止するように指示する停止手段を備え、前記出力手段が
複数枚の原稿画像を複数組画像形成出力する場合、前記
停止手段によって画像形成停止の指示がされたとき、前
記出力手段が複数組の原稿画像の一組目を全部出力して
から画像形成装置を停止することにより、前記第2の目
的を達成する。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の発明において、画像形成装置の電源を省
電力モードにする省電力手段をさらに備え、前記省電力
手段によって電源を省電力にする際、前記記憶手段が前
記読取手段によって読み取られた原稿画像の画像データ
を全て前記記憶手段に記憶してから画像形成装置を省電
力モードにすることにより、前記第3の目的を達成す
る。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、前記読取手段によって読み取られた画像
データまたは前記記憶手段によって記憶されている画像
データの情報を表示する表示手段をさらに備え、前記省
電力手段による省電力モードが解除された場合、前記表
示手段によって前記読取手段に読み取られた画像データ
または前記記憶手段に記憶されている画像データの情報
が表示されることにより、前記第4および前記第5の目
的を達成する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図
1は、本実施の形態に係る画像形成装置の一例を示した
図である。ここでは、画像形成装置の一例としてデジタ
ル複写機を説明する。自動原稿送り装置(ADF)1の
原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、
操作部30上のプリントキー34が押下される(図2参
照)と、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4
によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送され
る。コンタクトガラス6上に給送された原稿は、読み取
りユニット28によって原稿の画像データが読み取られ
た後、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出さ
れる。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原
稿があることを検知した場合、前の原稿と同様にコンタ
クトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベル
ト4、排送ローラ5は、搬送モータによって駆動され
る。
【0016】第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ
10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第
2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、
縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置
まで搬送される。読み取りユニット28にて読み込まれ
た画像データは、書き込みユニット57からのレーザー
によって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を
通過することによってトナー像が形成される。そして、
転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によ
って搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写さ
れる。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、
排紙ユニット18に搬送される。排紙ユニット18に搬
送された転写紙は、ステープルモードを実行する場合、
フィニッシャ60内にあるステープル用のスタックトレ
イ22に搬送され、ステープル単位の転写紙がスタック
トレイに格納された時点で、ステープル装置23によっ
てステープル止めを行い、排紙トレイ21に排出され
る。ステープルモードを行わない場合、スタックトレイ
22を経由せず排紙トレイ19に排紙される。
【0017】図2は、画像形成装置の操作部30を示し
た図である。操作部30は、液晶タッチパネル31、テ
ンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー
34、モードクリアキー35および装置停止キーを備え
ている。液晶タッチパネル31は各種の機能キー37を
備えており、部数、画像形成装置の状態等を示すメッセ
ージなどが表示される。装置停止キー36は、画像形成
動作中(原稿画像読み取り中)に画像形成装置を停止命
令を出すキーである。この装置停止キー36が押される
と、画像形成装置が原稿を読み取り中の場合、原稿の読
み取りが完了した時点で画像形成や画像処理の動作を停
止する。本実施の形態におけるデジタル複写機では、原
稿に対して複数部のコピー出力を実行する場合、1部目
の画像生成時に読み込んだ原稿情報を記憶装置(ハード
ディスク)に記憶させ、2部目以降は原稿を読み取らず
に記憶装置に記憶した原稿の画像情報を利用することで
複写を行う。なお、ここでは原稿画像データをデジタル
データに変換して記憶装置に格納する技術は従来と同様
であるので説明は省略する。
【0018】図3は、画像形成動作中に装置停止キーが
押された場合の第1の処理手順を示したフローチャート
である。まず、ユーザによって装置停止キー36が押さ
れた場合(ステップ101)、原稿を読み取り中かどう
かを判断する(ステップ103)。原稿の読み取り動作
を実行中でなく(ステップ103;N)、転写紙への画
像出力中だった場合(ステップ111;Y)、給紙を停
止し、既に給紙された転写紙に関する画像形成動作を実
施し(ステップ113)、全転写紙を排出したら(ステ
ップ115;Y)、画像形成装置を停止する。原稿の読
み取り動作および転写紙への画像出力の両方が実行され
ていなければ(ステップ103;N、ステップ111;
N)、装置停止キー36を押したこと(ステップ10
1)による画像形成装置の動作変化は無く、そのまま停
止した状態を保ち続ける。
【0019】ユーザによって装置停止キー36が押され
た時に(ステップ101)原稿の読み取りを実行してい
る場合(ステップ103;Y)、現在読み取り中の全原
稿の読み取りが完了していないと(ステップ105;
N)、全原稿の読み取りが完了するまで(ステップ10
5;Y)次原稿の読み取りと続ける(ステップ10
7)。全原稿の読み取りが完了し(ステップ105;
Y)、全ての読み取り完了原稿が原稿排出口へ排出され
ると(ステップ109;Y)、転写紙への画像出力が実
行されていなければ(ステップ111;N)、画像形成
装置を停止する。全ての読み取り完了原稿が原稿排出口
へ排出され(ステップ109;Y)、転写紙への画像を
出力中の場合(ステップ111;Y)、給紙を停止し、
既に給紙された転写紙分だけ画像形成動作を実行し(ス
テップ113)、全転写紙を排出したら(ステップ11
5;Y)、画像形成装置を停止する。
【0020】装置停止キー36が押されて画像形成装置
が一旦停止された後、液晶タッチパネル31に中断した
画像データが残っている事が表示されるので、ユーザは
機能キー37によって中断した処理の継続を選択すれ
ば、記憶装置に記憶されている原稿の画像情報を利用す
ることができるので、原稿を再セットする必要なく、中
断した画像出力を再開することができる。また、読み込
んだ原稿画像を記憶装置に記憶してから画像形成装置を
停止するので、途中まで記憶した画像データを無駄にす
ることなく、動作再開時にも、画像データの再記憶動作
を行う必要がなくなる。
【0021】図4は、画像形成動作中に装置停止キーが
押された場合の第2の処理手順を示したフローチャート
である。図4は、一例として、ある原稿群に対して5部
のコピーが指示され、1部目の転写紙出力と原稿読み取
り動作を並行して実行している時に、装置停止キー36
によって画像形成装置停止が指示された場合、装置停止
キー36が押された後も全原稿を読み取り、1部目の出
力が完了するように給紙トレイからの給紙・画像出力を
実行し、2部目以降用の給紙は実行しないようにする処
理手順を示したものである。給紙した1部目用の画像形
成処理が実行完了し、1部目までの全用紙が排紙トレイ
から排紙完了した時点で画像形成装置を停止させる。以
下、図3の処理手順と異なる点について説明する。装置
停止キー36が押されると(ステップ201)、全原稿
の読み取りおよび読み取った全原稿の排出が完了し(ス
テップ205;Y、ステップ209;Y)、転写紙への
出力動作を実行中だった場合(ステップ211;Y)、
出力しているジョブの部の切れ目まで画像形成動作を実
行して(ステップ213)、全転写紙を排出したら(ス
テップ215;Y)、画像形成装置を停止する。上記の
ように、装置内(フィニッシャ内)に用紙が残る状態
で、画像出力を中断してしまうと様々な問題が生ずる原
因となるため、ステープル単位(部の切れ目)まで給紙
・画像形成処理を実行してから、装置を止める事は効果
がある。
【0022】図4のような処理手順にすると、ステープ
ルモードの場合だけでなく、部の切れ目まで出力を行わ
なくても画像形成装置内に用紙が残らないモードの時
(通常のコピーモード時)にも、部の切れ目まで出力し
てから停止することができる。また、読み取った原稿画
像を記憶装置に記憶しておくので、画像形成装置停止時
にジョブクリア等の誤操作が実行されてしまった場合の
影響が少なくなり、出力画像を全て部単位でまとめる事
ができるため、無駄のないファイリングをすることがで
きる。また、画像データの記憶動作(記憶装置へ記憶さ
せる動作)と転写紙への画像印刷動作とを並行して実行
するので、フィニッシャ内に用紙が残る可能性がある場
合、並行動作中の原稿の読み取りおよび部の切れ目まで
の出力完了後に画像形成装置の中断を実行することがで
きる。読み取った原稿の記憶動作のみを行っている時
は、記憶が完了した時点で画像形成装置の中断を実行す
ることができる。
【0023】図5は、画像形成装置の電源制御を示した
ブロック図である。以下、装置停止キー36によって画
像形成装置の停止が指示された場合、ジョブ中断後自動
的に省エネルギーモードに移行する電源遮断の制御を説
明する。本実施の形態の画像形成装置の制御系は、メイ
ン制御部40、サブ制御部50を備えている。メイン制
御部40では、操作部ユニット46、外部記憶装置47
等の制御を行う。サブ制御部50では、定着ユニット1
7、現像ユニット27等の制御を行う。各制御部40、
50は、CPU41、51、ROM42、52、RAM
43、53、不揮発RAM44、54を内蔵している。
【0024】制御系の電源は商用電源61であり、電源
ユニット(PSU)63によって商用電源61からCP
U等のロジック負荷用定電圧5V、ヒータ等の重負荷用
定電圧24Vの電源を生成し、各制御部40、50に供
給している。電源ユニット63と商用電源61とは、画
像形成装置本体のメインスイッチ62により接続/遮断
が行われる。この制御系において、装置停止キー36が
押された場合、画像形成装置停止状態となった後、メイ
ン制御部40の指示によってドライバ66を介してリレ
ー64、65が遮断される。リレー64、65は、サブ
制御部50に5V、24Vの電源を供給するもので、こ
れを遮断することでサブ制御部50の電源供給が遮断さ
れることになる。サブ制御部50には、定着ユニット1
7、現像ユニット27等の消費電力が大きいユニットが
接続されているので、これらにつながる電源を遮断する
ことで、省エネルギー化を実現することができる。
【0025】画像形成装置が省電力状態となった場合で
もメイン制御部40には電源が供給されているため、操
作部ユニット46は使用可能である。ユーザが操作部ユ
ニット46から省電力モード解除の指示を出すと、メイ
ン制御部40から省電力モード解除の指示が出される。
そして、ドライバ66を介してリレー64、65を接続
することで画像形成装置全体の電源が供給され、画像形
成装置を実行可能状態(画像が形成できる状態)にする
ことができる。本実施の形態では、省電力モード時にも
電源を遮断しないメイン制御部40に操作部ユニット4
6や外部記憶装置47が接続され、中断したコピーモー
ド(ジョブ)の情報を記録することができる。このよう
に中断したコピーモード(ジョブ)の情報を記憶してお
くので、省電力モードから復帰後、メイン制御部40が
記憶している情報を元にどんなモードが中断状態になっ
ているかを操作部30に表示することができる。
【0026】中断状態になっているモードが操作部30
に表示されることにより、ユーザはジョブが中断したま
ま省電力モードに入っていることを知ることができ、ま
た、ジョブの内容もわかることができる。中断状態にな
っているモードが操作部30に表示されることにより、
画像形成装置から長期間離れたユーザがジョブを中断し
ていた事を忘れてしまうことを防ぐことができる。ま
た、ユーザが画像形成装置から離れている間に、中断時
のユーザとは別のユーザが画像形成装置を利用する場合
に、中断状態になっているモードが操作部30に表示さ
れることにより、誤って記憶しておいた画像データを操
作してしまうようなことを防ぐことができる。また、メ
イン制御部40によって中断状態の情報を記憶しておく
ことができ、画像データも記憶装置に記憶しておくこと
により、画像形成装置の準備(ヒータによる暖気等)が
完了した時点で中断しておいたジョブを自動的に再開さ
せることも可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、画像形成装置
を停止するように指示する停止手段を備え、停止手段に
よって画像形成停止の指示がされた場合、記憶手段が読
取手段によって読み取られた原稿画像の画像データを全
て記憶してから画像形成装置を停止するので、画像出力
再開時に画像データを読み込む手間を省くことができ、
また、画像データの記憶を最初から実行するというよう
な無駄を防ぐこともできる。
【0028】請求項2記載の発明では、出力手段が複数
枚の原稿画像を複数組画像形成出力する場合、停止手段
によって画像形成停止の指示がされたとき、出力手段が
複数組の原稿画像の一組目を全部出力してから画像形成
装置を停止するので、原稿画像データの読み込み・記憶
動作だけではなく、出力した転写紙画像の無駄を防ぐこ
とができる。
【0029】請求項3記載の発明では、画像形成装置の
電源を省電力モードにする省電力手段をさらに備え、省
電力手段によって電源を省電力にする際、記憶手段が読
取手段によって読み取られた原稿画像の画像データを全
て記憶手段に記憶してから画像形成装置を省電力モード
にするので、ユーザが画像形成装置から手が離れる場
合、区切りの良いところで画像形成動作を終了すること
ができ、原稿ファイリング、再開時の操作性等を向上さ
せることができる。
【0030】請求項4記載の発明では、読取手段によっ
て読み取られた画像データまたは前記記憶手段によって
記憶されている画像データの情報を表示する表示手段を
さらに備え、省電力手段による省電力モードが解除され
た場合、表示手段によって読取手段に読み取られた画像
データまたは記憶手段に記憶されている画像データの情
報が表示されるので、画像形成装置の誤操作を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置の一例を示し
た図である。
【図2】画像形成装置の操作部を示した図である。
【図3】画像形成動作中に装置停止キーが押された場合
の第1の処理手順を示したフローチャートである。
【図4】画像形成動作中に装置停止キーが押された場合
の第2の処理手順を示したフローチャートである。
【図5】画像形成装置の電源制御を示したブロック図で
ある。
【符号の説明】
30 操作部 31 液晶タッチパネル 32 テンキー 33 クリア/ストップキー 34 プリントキー 35 モードクリアキー 36 装置停止キー 37 機能キー 40 メイン制御部 41、51 CPU 42、52 ROM 43、53 RAM 44、54 不揮発RAM 46 操作部ユニット 47 外部記憶装置 50 サブ制御部 61 商用電源 62 メインスイッチ 63 電源ユニット(PSU) 64、65 リレー 66 ドライバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像の画像データを読み取る読取手
    段と、 前記読取手段によって読み取られた画像データを記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを画像形成する出
    力手段とを有する画像形成装置において、 前記画像形成装置を停止するように指示する停止手段を
    備え、 前記停止手段によって画像形成停止の指示がされた場
    合、前記記憶手段が前記読取手段によって読み取られた
    原稿画像の画像データを全て記憶してから画像形成装置
    を停止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像の画像データを読み取る読取手
    段と、 前記読取手段によって読み取られた画像データを記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを画像形成する出
    力手段とを有する画像形成装置において、 前記画像形成装置を停止するように指示する停止手段を
    備え、 前記出力手段が複数枚の原稿画像を複数組画像形成出力
    する場合、前記停止手段によって画像形成停止の指示が
    されたとき、前記出力手段が複数組の原稿画像の一組目
    を全部出力してから画像形成装置を停止することを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置の電源を省電力モードにす
    る省電力手段をさらに備え、前記省電力手段によって電
    源を省電力にする際、前記記憶手段が前記読取手段によ
    って読み取られた原稿画像の画像データを全て前記記憶
    手段に記憶してから画像形成装置を省電力モードにする
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記読取手段によって読み取られた画像
    データまたは前記記憶手段によって記憶されている画像
    データの情報を表示する表示手段をさらに備え、前記省
    電力手段による省電力モードが解除された場合、前記表
    示手段によって前記読取手段に読み取られた画像データ
    または前記記憶手段に記憶されている画像データの情報
    が表示されることを特徴とする請求項3記載の画像形成
    装置。
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