JP4943760B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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本発明は、製版済孔版原紙が巻着された印刷ドラムを用いて印刷用紙に印刷を施す孔版印刷装置に関するものであり、特に、印刷用紙の所望の位置に印刷が施されるように印刷用紙を搬送する孔版印刷装置に関する。
従来、製版済孔版原紙が外周面に巻着されて回転する印刷ドラムと、この印刷ドラムに圧接されて回転するプレスローラとの間に印刷用紙を挿入し、印刷ドラム内のインクを製版済孔版原紙における孔から押し出し、インクを印刷用紙に転写させて印刷を行う孔版印刷装置が提案されている。
上記のような孔版印刷装置においては、給紙台から繰り出された印刷用紙が搬送ローラにより印刷ドラムに向かって搬送され、印刷ドラムとプレスローラとの接点まで到達したとき印刷が開姶される。したがって、印刷用紙の印刷範囲と製版済孔版原紙の印面範囲の位置を合わせるためには、印刷用紙の印刷開始位置が上記接点に到達したとき、印刷ドラムに巻着された製版済孔版原紙の印面開始位置も上記接点に到達するようにする必要がある。
そこで、たとえば、印刷用紙を搬送ローラ(所謂レジストローラ)に当接させた状態で待機させ、印刷ドラムが所定位置まで回転した時点で搬送ローラを予め設定された回転速度で回転開始させることにより、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とを一致させる方法が提案されている。しかし、この方法では、搬送ローラによる搬送途中でスリップが生じたり、印刷用紙が搬送ローラに当接した状態で発生する印刷用紙のたるみにばらつきがあるため、上記のように搬送ローラを予め設定された回転速度で回転するように制御したのでは、常に印面開始位置と印刷開始位置とを一致させることは困難である。
そこで、搬送ローラと上記接点との間に搬送途中の印刷用紙の先端を検出するレジストセンサを設け、このレジストセンサにより印刷用紙の先端が検出された時点における印刷ドラムのドラム回転角度情報を得、このドラム回転角度情報に基づいて、製版済孔版原紙の印面開始位置が上記接点に到達するまでの時間と印刷用紙の印刷開始位置がレジストセンサの位置から上記接点に到達するまでの時間とが合うように搬送ローラの回転速度を制御する方法が提案されている。
一方、上記のような孔版印刷装置においては、印刷開始時、つまり印刷用紙が印刷ドラムとプレスローラとの接点まで到達したときに印刷用紙の搬送速度と印刷ドラムの周速度とを一致させる必要がある。
そこで、理想的な状態で印刷用紙が搬送された際にレジストセンサにより印刷用紙の先端が検出されたタイミングを理想値として予め取得し、印刷ドラムが所定位置まで回転した時点から上記理想値まで搬送ローラを所定の加速度で回転させた後、一旦、一定の回転速度で搬送ローラを回転させ、その後再び印刷用紙の搬送速度と印刷ドラムの周速度とが同じになるまで所定の加速度で搬送ローラを回転させるとともに、上記一定の回転速度の回転により印刷用紙が搬送されている間に印刷用紙の先端をレジストセンサにより検出し、その検出タイミングの上記理想値からの遅れに応じて再び加速を開始するタイミングを早くするように補正し、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とを一致させる方法が提案されている。
一例として、一対の送りローラの下流側に用紙先端検出センサを設けて、前記一対のローラを通過してきた印刷用紙の先端を検出し、その時点での版胴の回転位置との関係から印刷用紙の送りの遅速を検出し、この検出結果に応じて印刷用紙の送りにかかるモータの回転を加速或いは減速して印刷部において印刷用紙の先端とマスタの先端部分とが一致するように制御する技術がある(例えば特許文献1参照)。
他の一例として、レジストモータを、レジストセンサによる印刷用紙先端検出時点N1までは一定の加速度で駆動制御し、N1から所定の期間FGxは一定の回転速度で駆動制御し、所定の期間FGx経過後は再び一定の加速度で駆動制御してレジストローラによる印刷用紙の搬送速度が印刷ドラムの周速度に一致するようにするとともに、印刷用紙先端検出時点における印刷ドラムのドラム回転角度情報に基づいて、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始とが印刷ドラムとプレスローラとの接点において一致するように前記所定の期間FCxを算出する技術がある(例えば特許文献2参照)。
さらに他の一例として、本体給紙制御装置は、バンク側給紙時において、用紙の先端が用紙クランパに当接するまでは第1の用紙搬送速度vp1で用紙の先端を送り出すようにレジストモータを制御し、用紙の先端が用紙クランパに当接・保持されてから印圧開始の前までは、第2の用紙搬送速度vp2で用紙を送り出すように該レジストモータを制御し、印圧開始の直前では、第3の用紙搬送速度vp3で用紙を送り出すように該レジストモータを制御し、印圧開始の後では、レジスローラが再び略第2の用紙搬送速度vp2で用紙を送り出すように該レジストモータを制御する技術がある(例えば特許文献3参照)。
上記の方法の一つを特許文献2の図14を転載した図5を用いてより具体的に説明する。なお、図5における縦軸は印刷用紙の搬送速度と印刷ドラムの周速度との比であり、横軸は印刷ドラム回転角度情報であり、具体的にはドラムエンコーダで検出されるパルス信号のカウント数である。また、印刷ドラム回転角度情報がP1のときにレジストローラの回転が開始され、Gの時点で製版済孔版原紙の印面開始位置がプレスローラまで到達するように印刷ドラムの回転が制御される。
上記の方法においては、まず、理想的に印刷用紙が搬送された場合において、レジストセンサにより印刷用紙の先端が検出される時点P2(理想値)と、再加速を開始する時点P3と、再加速を停止する時点P4が予め設定されている。そして、レジストセンサによる印刷用紙の先端の検出時点がP5まで遅れた場合には、その遅れ量に応じて再加速する時点がP3からP6に早められるとともに、その分再加速を停止する時点も早められる。上記のように補正することにより印刷用紙が遅れて搬送された場合においても印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とが一致するように制御することができる。
しかしながら、(1)特許文献1及び2の記載の方法は、搬送ローラの速度を上げてドラム周速に一致させる方法であり、印刷用紙の搬送速度を上げることにより搬送負荷が大きくなる。これに伴い、搬送ローラがスリップしやすくなる。また、画像位置が理想位置よりずれるおそれがある。
(2)特許文献2に関しては、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とが一致してからは、印刷ドラムとプレスローラの接点までは、印刷ドラムの回転速度を検出してその速度と同等の速度で動作させている。しかし印刷ドラムは一定速で回転していない。プレスローラが印刷ドラムに接触する場合とか、環境等によって印刷ドラムの周速度は速くなったり遅くなったりする。その印刷ドラムの速度を検出し、速度変化を測定し、搬送ローラヘの速度変更しても、100%追従は難しい。まして印刷ドラムの速度ムラ(ワウフラ)が大きくなればなるほどズレも大きくなる。
特許第3492832号公報(請求項1及び段落0063参照) 特開2006−103171号公報(要約及び請求項1参照) 特開2000−158780号公報(要約及び請求項1参照)
本発明は、上記事情に鑑み、上記のような孔版印刷装置において、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とを印刷ドラムとプレスローラとのニップ位置で高精度に一致するように制御することができる孔版印刷装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
請求項1記載の発明では、製版済孔版原紙が巻着され、所定の周速度で回転する印刷ドラムと、前記印刷ドラムの外表面に圧接されて回転可能に設置されたプレスローラと、前記印刷ドラムのドラム回転角度情報を検出するドラム回転角度情報検出手段と、前記印刷ドラムまで前記印刷用紙を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラによる前記印刷用紙の送り量や速度を制御駆動する搬送モータと、前記搬送ローラによる搬送途中の印刷用紙の先端を検出する用紙先端検出手段と、を備えた孔版印刷装置において、前記搬送ローラの搬送速度を、前記印刷ドラムの周速度より速い速度まで加速して前記印刷用紙を搬送し、この搬送途中で前記印刷用紙の先端を前記用紙先端センサ検出手段で検出した情報に基づき前記印刷用紙の送り量理論値と実際値とを比較し差がある場合にその送り量の差を補正し、前記用紙先端位置が前記ドラム回転角度情報に基づいて製版済み孔版原紙の印面開始位置と合ったとき(以下、両位置が合ったとき、という。)に、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御を行う制御手段を有し、
前記制御手段は、前記印刷ドラムおよび前記搬送モータの回転中に、前記印刷ドラムについては、前記印面開始位置を基準の位置から前記印刷ドラムと前記プレスローラとの接点部まで送るための送り量に相当する前記ドラム回転角度情報検出手段のステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出し、また、前記搬送モータについては、前記用紙先端位置を基準となる用紙送り出し開始位置から前記接点部まで送るための送り量に相当するステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出するとともに、
これら残りのステップ数が同じになったときを以って、前記両位置が合ったときと判定し、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御に進むこととした。
請求項2記載の発明では、製版済孔版原紙が巻着され、所定の周速度で回転する印刷ドラムと、前記印刷ドラムの外表面に圧接されて回転可能に設置されたプレスローラと、前記印刷ドラムのドラム回転角度情報を検出するドラム回転角度情報検出手段と、前記印刷ドラムまで前記印刷用紙を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラによる前記印刷用紙の送り量や速度を制御駆動する搬送モータと、前記搬送ローラによる搬送途中の印刷用紙の先端を検出する用紙先端検出手段と、を備えた孔版印刷装置において、前記搬送ローラの搬送速度は、前記印刷ドラムの周速度より速い速度まで加速して前記印刷用紙を搬送し、この搬送途中で前記印刷用紙の先端を前記用紙先端検出手段で検出した後、その検出時点から、前記用紙先端位置が前記ドラム回転角度情報に基づいて製版済み孔版原紙の印面開始位置と合ったとき(以下、両位置が合ったとき、という。)に、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御を行う制御手段を有し、
前記制御手段は、前記印刷ドラムおよび前記搬送モータの回転中に、前記印刷ドラムについては、前記印面開始位置を基準の位置から前記印刷ドラムと前記プレスローラとの接点部まで送るための送り量に相当する前記ドラム回転角度情報検出手段のステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出し、また、前記搬送モータについては、前記用紙先端位置を基準となる用紙送り出し開始位置から前記接点部まで送るための送り量に相当するステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出するとともに、
これら残りのステップ数が同じになったときを以って、前記両位置が合ったときと判定し、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御に進むこととした。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の孔版印刷装置において、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置を前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ直前にすることにした。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の孔版印刷装置において、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置が前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ以降になる場合は、前記搬送ローラの動作タイミングを早くし、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置を前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ直前にすることとした。
請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の孔版印刷装置において、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置が前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ以降になる場合は、前記搬送ローラを増速し、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置を前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ直前にすることとした。
請求項6に記載の発明では、請求項1乃至5の何れかに記載の孔版印刷装置において、前記印刷ドラムの周速度と前記搬送ローラの周速度とを同等にした後は、前記搬送モータは前記印刷ドラム回転角度情報検出手段の出カ信号に応じながら、送り量を変えることにより、前記搬送モータを制御することとした。
請求項7に記載の発明では、請求項1乃至6の何れかに記載の孔版印刷装置において、前記用紙先端位置及び前記製版済み孔版原紙の印面開始位置が前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップを通過後は、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速よりも速くすることとした。
請求項8に記載の発明では、請求項1乃至7の何れかに記載の孔版印刷装置において、ドラム回転角度情報検出手段の最小ステップ角における前記印刷ドラム外周の距離と搬送モータの最小送り量とを同等または倍数にすることとした。
請求項1に記載の発明では、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とのずれがない印刷を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明では、搬送パルスの設定変更に伴う複雑な制御を行うことなく印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とのずれがない印刷を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明では、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置との合う位置を印刷ドラムとプレスローラとのニップ位置直前にすることで確実に一致させることができる。
請求項4に記載の発明では、搬送ローラを増速することなく、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とが合うタイミングを印刷ドラムとプレスローラとのニップ位置直前に調整することができる。
請求項5に記載の発明では、搬送ローラの動作タイミングを変えることなく、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とが合うタイミングを印刷ドラムとプレスローラとのニップ位置直前に調整することができる。
請求項6に記載の発明では、印刷用紙の搬送を印刷ドラムの回転変動に追従させることができる。
請求項7に記載の発明では、印刷ドラムと搬送ローラに印刷用紙のたわみを作り搬送ローラの搬送負荷を低減することができる。
請求項8に記載の発明では、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とを合わせる制御が容易となる。
特許文献3では、レジストモータを圧胴クランパ角度位置まで、圧胴(ドラム)の周速より速く回し、圧胴クランパ位置で、圧胴と同じ周速にするのに対して、本発明は、ドラムニップ前までドラム周速より速く回転させ、その後ドラム周速と同等にする。
以下、図面を参照して本発明の孔版印刷装置の一実施形態について詳細に説明する。図1は本孔版印刷装置の概略構成を示す図、図2は本孔版印刷装置の駆動制御系を示すブロック図である。
本孔版印刷装置は、図1に示すように、円筒形状をした印刷ドラム10と、印刷ドラム10の外表面に圧接されこの印刷ドラム10の回転軸と平行な回転軸に回転可能に支持され、印刷ドラムに対して接離可能に構成されたプレスローラ11と、給紙台(図示省略)に載置された印刷用紙S1を印刷ドラム10が1回転する毎に1枚ずつ繰り出して送り出す呼出コロ21、分離コロ22、分離パット23を備えた1次給紙部20と、1次給紙部20から繰り出された印刷用紙S1を印刷ドラム10とプレスローラ11との間に挿入する搬送ローラ(以下、レジストローラという。)31、32およびガイド板33を備えた2次給紙部30と、印刷ドラム10とプレスローラ11との問に挟圧搬送され印刷が施された印刷用紙S1を排紙台(図示省略)に排紙する排紙搬送部40として排紙ローラ41、42および排紙ベルト43が備えられている。
印刷ドラム10はベルトなどの伝達手段を介してドラムモータ(図示省路)により所定の周速度で矢印A方向に回転するものであり、印刷ドラム10の回転軸上には、図2に示すように、印刷ドラム10のドラム回転角度情報を検出するドラムエンコーダ51および光センサ52を備えたドラム回転角度情報検出手段50が設けられている。
ドラム回転角度情報検出手段50は、ドラムエンコーダ51および光センサ52によりパルス信号を検出し、そのパルス信号を印刷ドラム10のドラム回転角度情報として後述する制御手段100に出力するものである。さらに、図2に示すように、印刷ドラム10の外周面の特定位置には突起(以下、フィラーという。)12が設けられており、装置本体側には突起12を検出することにより印刷ドラム10の回転基準位置を検出する光学センサ(以下、HPセンサという。)13が設けられている。
レジストローラ31、32はそれぞれの軸両端部にて歯車を介して噛合することにより、互いに逆向きに連動して回転するように構成されており、また、レジストローラ31、32の近傍には、これらを回転させるための搬送モータ(以下、レジストモータという。)35が設置されている(図2参照)。レジストモータ35はステッピングモータであり、速度や送り量を制御することができる。
また、図1および図2に示すように、レジストローラ31、32とプレスローラ11との間には、レジストローラ31、32により搬送された印刷用紙S1の先端を検出する用紙先端検出手段60(以下、レジストセンサという。)が設けられている。レジストセンサ60としては、透過型や反射型のフォトセンサを利用するようにすればよい。
また、本孔版印刷装置は、図2に示すように、レジストセンサ60により検出された用紙先端検出情報と、ドラム回転角度情報検出手段50により検出したドラム回転角度情報をもとに、レジストモータ35を駆動制御するモータ制御手段100を備えている。光学センサ13の検出情報は制御手段100に入力されるようになっている。
1次給紙部20により1枚分離して送り出された印刷用紙はレジストローラ31、32のニップ部に先端部を突き当てた状態で待機しているが、ドラム回転角度情報検出手段50の情報をもとに、上記のレジストモータ35が回転開始するとこの回転に応じてレジストローラ31、32も回転を開始し、待機状態にある印刷用紙S1を挟持して印刷ドラム10とプレスローラ11との接点P(ニップ。以下では、ドラム接点Pという。)に向けて、図1における矢印B方向に印刷用紙を搬送する。
ここで、レジストローラ31、32による搬送速度を、印刷ドラム10の周速度より速い速度まで加速して印刷用紙を搬送し、用紙先端位置が製版済み孔版原紙の印面開始位置と合ったときに、該レジストローラの周速度を該印刷ドラムの周速度と同等にして該印刷用紙を搬送する。
レジストローラ31、32からドラム接点Pまでの距離L1は、レイアウト上固定である。一例として、L1:125.66mmとする。
前に述べたが、レジストモータ35はステッピングモータであり、後で説明するが1ステツプ(パルス)は0.31415mmに設定している(0.314159mm/step)。
以上より、レシストローラ31、32からドラム接点Pまで送るためには、L1:125.66mm/0.314159(mm/step)≒400stepの送り量が必要となる。
印刷ドラム10の外周面の特定位置にはフィラー12が設けられているが、説明し易いようにフィラー12の端部位置は、搬送される用紙先端と合うべき位置、つまり、印刷ドラムに巻着された製版済孔版原紙の印面開始位置でもある。通常はフィラー12はドラム停止位置に設定してあり、用紙先端位置は停止からある角度ずれて設置されている。
印刷ドラム10の外周におけるHPセンサ13からドラム接点Pまでの距離は、印刷ドラム10の外径及びHPセンサ13の設置位置で決まる。本実施の形態では、印刷ドラム外径180mmでHPセンサ13の設置位置をドラム接点Pより反対側の180°に設置してあり、フィラー12がHPセンサ13を通過してからは、
外径180×円周率π×(180°/360°)=282.74mm進んだ位置でドラムの接点に達することになる。
ドラム回転角度情報検出手段50によるドラムエンコーダ51のドラム角度検出の単位、最小ステップ角0.2°となっている。印刷ドラム10が0.2°回転すると距離は0.314159mmである。このように、ドラム回転角度情報検出手段50の最小ステップ角における印刷ドラム外周の距離0.314159mmはレジストモータ35の1ステップの送り量0.31415mmと同等にしてある。或いはドラムエンコーダ51のドラム角度検出単位は0.2°の倍数(0.4°、0.8°)の設定でも特に問題はない。
このように、両者の送り量を同等或いは倍数の関係にすることで、印刷用紙の印刷開始位置と製版済孔版原紙の印面開始位置とを合わせる制御が容易となる。
HPセンサ13からドラム接点Pまでのドラム周面に沿う距離はドラムエンコーダ51のスリット(パルス)は、180°/0.2°=900パルスが相当する。
つまり、フィラー12の端部がHPセンサ13から900パルス送られると上記接点に達する。
レジストローラ31、32から送り出された用紙の先端とフィラー12の位置を合わせる制御を以下に示す。
制御手段100は、フィラー12がHPセンサ13を基点として移動開始してからのドラムエンコーダ51スリト数を測定し、ドラム接点Pまであと幾つのスリット数で0になるかを減算により算出していく。例えば、HPセンサ13がON時は接点まであと900パルスであり、HPセンサ13から1パルス進んだら接点まであと899パルス、同様に2パルス→898パルス、・・・・最後は900パルス→残りOパルスとなる。
一方、レジストモータ35においても、同様にレジストローラ31、32の接点を基点としてドラム接点Pまで400パルスであり、レジストモータ35のステップ数をカウントし、ドラム接点Pまであと幾つのスリット数で0になるかを減算により算出していく。
例えば、レジストローラ31、32の接点に印刷用紙先端が位置しているときはドラムの接点まであと400パルスであり、該レジストローラ31、32の接点から1パルス進んだらあと399パルス、同様に「2パルス→398」・・・最後は「400パルス→残り0」となる。
レジストセンサ60の機能は、搬送途中の印刷用紙S1の先端を検出する。この検出情報は制御手段100に入力される。制御手段はこの検出情報に基づき、印刷用紙S1のレジストローラ31、32の接点からレジストセンサ60までの送り量理論値と実際値とを比較し差を算出する。さらに差がある場合にこの差がなくなるように印刷用紙の送り量を制御する。
例えば、レジストローラ31、32の接点からレジストセンサ60まではL2:22mmに設置している。これに相当する送り量理論値はレジストローラ31、32の接点から22mm/0.314159(mm/step)≒70パルスになる。しかし搬送に際してのレジストローラと印刷用紙間のスベリ等(特にレジストローラ起動時におけるスベリ)により送り量実際値が減少し、印刷用紙S1をレジストローラ31、32の接点からレジストセンサ60まで送るのにレジストモータ35で80パルスの送り量が必要である場合、上記スベリによるロス分の10パルス遅れていることになる。
そこで、制御手段100における前記のレジストモータ減算中に、上記スベリによるロス分の10パルス加算し、合計送りパルスを410パルスにして送り量を補正する。しかし、10パルス加算したことにより、レジストセンサ60の位置での残パルスが所期の値(理論値である00−70=330)と比べ400−80=320と10パルス減少してしまうので、10パルス加算し、レジストセンサ60の時点で残パルスを330に設定変更する。そして再度330パルスから1パルス(送りパルス)減算していく。元来、レジストセンサ60の位置からドラム接点Pまでは330パルスなので、レジストセンサ60の位置から減算しても問題はない。
別例として、レジストローラ31、32による搬送速度を、印刷ドラム10の周速度より速い速度まで加速して印刷用紙を搬送し、該印刷用紙の搬送途中でレジストセンサ60が該印刷用紙の先端を検出したその検出時点から、該レジストセンサ60の位置からの所期の値(330パルス)より1パルスずつ減算していき残パルスが0となったとき、つまり、用紙先端位置が製版済み孔版原紙の印面開始位置と合ったときに、搬送ローラの周速度を印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送するようにすれば、前記例のような設定パルスの変更制御不要である。
印刷ドラム10の回転ムラによる影響を小さくするため、レジストモータ35による用紙搬送速度は、印刷ドラム10の周速より速くしている。ここでは印刷ドラム10の周速の1.2倍とする。ドラムエンコーダ51の1パルスとレジストモータ35の1パルスの送り量は同等であるから、レジストモータ35が1.2倍となると、単位時聞当たりの送り量の関係は「ドラムエンコーダ51の1パルス:レジストモータ35の1.2パルス」となる。
つまり、単位時間(1ms)でドラムのエンコーダで1パルスずつ減算する場合はレジストモータは1.2パルスずつ減算する。
ドラムエンコーダ51が減算開始時900パルスから1パルス/ms減算していくと900msかかって残パルス0となる。一方、レジストモータ35が400パルスから1.2パルス/msで減算を開始すると、333.3ms(400/1.2)で残パルス0になる。
例えば、ドラムエンコーダ51が567パルス減算時、つまり、残パルスが900−567=333の時にレジストモータ35の減算をスタートすれば、ドラム接点Pにてフィラー12と用紙先端位置が合うことになる(図3参照)。
図3において、ドラムエンコーダ51のパルス減算特性は右下がり実線で示す直線の勾配で示す線図で示され、レジストモータ35のパルス減算特性は破線で示すようにドラムエンコーダのパルス特性線図よりも急勾配な右下がり破線で示す直線で示される。
理論上は、上記のようにドラムエンコーダ51の残パルス567の時点でレジストモータの減算を開始することで、用紙先端をドラム接点Pで一致させることができるが、実際には、印刷ドラムの回転ムラなど不測の変動要素があるので理論と通りにはならない場合がある。
そこで、用紙先端がドラム接点Pに至る前に、用紙先端がフィラー12(印面開始位置)と合う時点で、レジストモータの速度を印刷ドラムと同速にする制御を行う。これにより、既に用紙先端と印面開始位置とが位置的に合っている状態で両者同速で送られるので印刷ドラム10とプレスローラ12との接点で確実に当接合致させることができる。印刷ドラムの速度ムラを考慮すると、上記同速制御の時点は用紙先端がドラム接点Pに至る直前位置(回転ムラの影響を排除できる限度でできるだけ接点に近いタイミング)がよい。
フィラー12と用紙先端がどのようになると合ったと判断するかを説明する。
前にも述べたが、ドラムエンコーダ51及びレジストローラ35はドラム接点Pまでの残りのパルス(距離)を計算している(減算している)。図4におけるドラムエンコーダ欄、レジストモータ欄のそれぞれに示す「接点までの残りのパルス」を比較したとき、ドラムエンコーダ残りパルスとレジストモータ残りパルスの関係が、「ドラムエンコーダ残りパルス数<レジストモータ残りパルス数」から「ドラムエンコーダ残りパルス数≧レジストモータ残りパルス数」に変化したとき(※1)、フィラー12(印面開始位置)と用紙先端が合ったと判断する。さらに※2でレジストローラ31、32の周速を印刷ドラム10の周速と同等にする。
フィラー12(印面開始位置)と用紙先端が合ったと判断した場合は、レジストモータ35の速度を印刷ドラム10の周速度と同等にする。すなわち、レジストモータ35の速度を印刷ドラムの1.2倍速→1.0倍速する。用紙搬送負荷は最高速から減速するので小さく、レジストローラのスリップも少ないので、フィラー12(印面開始位置)と用紙先端が合いやすくなる。
印刷ドラム10は、制御上は一定速度で回しているが、条件によって、例えば印刷ドラム10に対して接離可能なプレスローラ11が当接した時や、環境等で回転ムラが発生する。理論上は既に説明したが減算開始から567パルス後にレジストモータ35を回転すれば、接点で合うが、印刷ドラム10が回転ムラで1.1倍位で回っていると接点ではなくそれ以降で合う計算となる。しかし印刷ドラムとプレスローラとが圧接すると用紙の搬送速度は印刷ドラムの速度になってしまい、レジストモータを1.2倍速にしても追いつくことはできない。確実に用紙先端とフィラー12(印面開始位置)を一致させるには、接点の直前でこれらを合わせることが望ましい。つまり、ドラムエンコーダの減算式が0になる前にドラム接点Pまでのドラムエンコーダの残りパルスとレジストモータの残りパルス数を同等にしなければならない。
ドラムエンコーダ51及びレジストモータ35の減算式が0になってもドラム接点Pまでの残りのパルスが同等にならなかった場合、その原因はレジストモータ35の駆動開始時が遅いためである。そのときは自動的にレジストローラ31、32の動作タイミング(印刷用紙送り出し開始時)を早くする。常に減算式が0になる前にドラムエンコーダ51及びレジストモータの残りパルスが同等になるようにレジストモータの駆動開始時を変える。または、レジストモータの速度を1.2倍速ではなく1.3倍速にアップさせレジストローラ31、32を増速する。
また反対に減算式が例えば150パルス(47.12mm)時で、残パルス(残りの距離)が同等になった場合は、ドラム接点Pよりもかなり早めに用紙先端とフィラー12(印面開始位置)とが合っている。この場合はレジストモータ35の回転開始時を遅くする。またはレジストモータの速度を1.2倍速ではなく1.1倍速にダウンさせる。
フィラー12(印面開始位置)と用紙先端の合う位置は、ドラム接点Pの直前、つまり、3〜30mm(10〜100パルス)以内が望ましい。
用紙先端位置をフィラー12(印面開始位置)より3.14mm(10パルス)後にする場合も対応できる(画像位置調整)。その場合には、用紙先端位置は必ずHPセンサ13から900パルスであり、かつ、フィラー12より10パルス後ということは、フイラー12がHPセンサをONにしてから10パルスでその後900パルスとなるので、計910パルス。つまり、910パルス後がドラム接点Pである。910パルスが減算して0になる前にドラム接点Pの直前(10〜100パルス以内)にドラムエンコーダ残りパルスとレジストモータ残りパルスが同等になるように制御する。
ドラム接点Pまでのドラムエンコーダ残りのパルスとレジストモータ残りパルス数が同等となり、レジストモータ35の速度を印刷ドラム10の速度の1.2倍→1.0倍にした後は、印刷ドラム10についているドラム回転角度情報検出手段50で回転速度変動を算出して、レジストモータ35にその変動をフィードバックし、印刷用紙を搬送する。
レジストモータ35の速度を印刷ドラム10の1.2倍→1.0倍にした後、用紙先端と合致した印面開始位置がドラム接点Pを通過後は、レジストモータ35の周速を1.1倍に上げる。理由としては、前にも述べたが、印刷ドラム10とプレスローラ11が当接すると用紙搬送は、印刷ドラムの周速になる。印刷ドラムが負荷変動で回転が速くなった場合(例えば1.05倍)、用紙搬送速度も速くなる。その状態で前記の回転角度検出手段50で回転速度変動を算出してレジストモータ35にフィードバックしてもやはり若干の遅れが発生し1.0倍で回転している時がある。
その状態になると印刷ドラム10とプレスローラ11当接搬送部に負荷がかかり、理想とした搬送ができなくなる。そこで、画像位置ズレや、孔版原紙破れなどレジストローラ31、32の搬送負荷を低減するために、用紙先端と合致した印面開始位置がドラム接点Pを通過後(当接後)はレジストモータ35の速度を速め、レジストローラ31、32の周速を印刷ドラム10の周速より速くし、印刷ドラム10とレジストローラ31、32間に用紙たわみを作り、搬送ローラの搬送負荷を低減する。
本発明の孔版印刷装置の概賂構成図である。 図1に示した孔版印刷装置の駆動制御系を示すブロック図である。 図1に示した孔版印刷装置のドラムエンコーダパルスとレジストモータパルスとの関係を示した図である。 図1に示した孔版印刷装置のドラムエンコーダパルスとレジストモータパルスとの関係を示した表である。 従来技術を説明した図である。
符号の説明
10 印刷ドラム
11 プレスローラ
12 突起(フィラー)
13 光学センサ(HPセンサ)
31、32 搬送ローラ(レジストローラ)
35 レジストモータ
50 ドラム回転角度情報検出手段
51 ドラムエンコーダ
60 用紙先端検出手段(レジストセンサ)
100 制御手段
P 印刷ドラムとプレスローラとの接点(ドラム接点)
S1 印刷用紙

Claims (8)

  1. 製版済孔版原紙が巻着され、所定の周速度で回転する印刷ドラムと、前記印刷ドラムの外表面に圧接されて回転可能に設置されたプレスローラと、前記印刷ドラムのドラム回転角度情報を検出するドラム回転角度情報検出手段と、前記印刷ドラムまで前記印刷用紙を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラによる前記印刷用紙の送り量や速度を制御駆動する搬送モータと、前記搬送ローラによる搬送途中の印刷用紙の先端を検出する用紙先端検出手段と、を備えた孔版印刷装置において、
    前記搬送ローラの搬送速度を、前記印刷ドラムの周速度より速い速度まで加速して前記印刷用紙を搬送し、この搬送途中で前記印刷用紙の先端を前記用紙先端検出手段で検出した情報に基づき前記印刷用紙の送り量理論値と実際値とを比較し差がある場合にその送り量の差を補正し、前記用紙先端位置が前記ドラム回転角度情報に基づいて製版済み孔版原紙の印面開始位置と合ったとき(以下、両位置が合ったとき、という。)に、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御を行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記印刷ドラムおよび前記搬送モータの回転中に、前記印刷ドラムについては、前記印面開始位置を基準の位置から前記印刷ドラムと前記プレスローラとの接点部まで送るための送り量に相当する前記ドラム回転角度情報検出手段のステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出し続け、また、前記搬送モータについては、前記用紙先端位置を基準となる用紙送り出し開始位置から前記接点部まで送るための送り量に相当するステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出し続けるとともに、
    これら残りのステップ数が同じになったときを以って、前記両位置が合ったときと判定し、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御に進むことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 製版済孔版原紙が巻着され、所定の周速度で回転する印刷ドラムと、前記印刷ドラムの外表面に圧接されて回転可能に設置されたプレスローラと、前記印刷ドラムのドラム回転角度情報を検出するドラム回転角度情報検出手段と、前記印刷ドラムまで前記印刷用紙を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラによる前記印刷用紙の送り量や速度を制御駆動する搬送モータと、前記搬送ローラによる搬送途中の印刷用紙の先端を検出する用紙先端検出手段と、を備えた孔版印刷装置において、
    前記搬送ローラの搬送速度は、前記印刷ドラムの周速度より速い速度まで加速して前記印刷用紙を搬送し、この搬送途中で前記印刷用紙の先端を前記用紙先端検出手段で検出した後、その検出時点から、前記用紙先端位置が前記ドラム回転角度情報に基づいて製版済み孔版原紙の印面開始位置と合ったとき(以下、両位置が合ったとき、という。)に、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御を行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記印刷ドラムおよび前記搬送モータの回転中に、前記印刷ドラムについては、前記印面開始位置を基準の位置から前記印刷ドラムと前記プレスローラとの接点部まで送るための送り量に相当する前記ドラム回転角度情報検出手段のステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出し、また、前記搬送モータについては、前記用紙先端位置を基準となる用紙送り出し開始位置から前記接点部まで送るための送り量に相当するステップ数に対する残りのステップ数を減算して算出するとともに、
    これら残りのステップ数が同じになったときを以って、前記両位置が合ったときと判定し、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速度と同等にして前記印刷用紙を搬送する制御に進むことを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 請求項1又は2に記載の孔版印刷装置において、
    前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置を前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ直前にすることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項3に記載の孔版印刷装置において、
    前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置が前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ以降になる場合は、前記搬送ローラの動作タイミングを早くし、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置を前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ直前にすることを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項3に記載の孔版印刷装置において、
    前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置が前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ以降になる場合は、前記搬送ローラを増速し、前記用紙先端位置と製版済み孔版原紙の印面開始位置の合う位置を前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップ直前にすることを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記印刷ドラムの周速度と前記搬送ローラの周速度とを同等にした後は、前記搬送モータは前記印刷ドラム回転角度情報検出手段の出カ信号に応じながら、送り量を変えることにより、前記搬送モータを制御することを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    前記用紙先端位置及び前記製版済み孔版原紙の印面開始位置が前記印刷ドラムと前記プレスローラとのニップを通過後は、前記搬送ローラの周速度を前記印刷ドラムの周速よりも速くすることを特徴とする孔版印刷装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の孔版印刷装置において、
    ドラム回転角度情報検出手段の最小ステップ角における前記印刷ドラム外周の距離と搬送モータの最小送り量とを同等または倍数にすることを特徴とする孔版印刷装置。
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