JP2017208628A - 画像読取装置 - Google Patents

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美里 中山
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Abstract

【課題】
搬送途中でシ−トが傾いてしまった場合、排紙されたシ−トが揃わないで排紙されてしまうため、排紙されたシ−トを整列する手間がかかってしまった。
【解決手段】
シ−トを給送するためのシ−ト給送手段と、前記シ−ト給送手段によって給送されるシ−トの画像を読み取る画像読取手段と、シ−トを載置するための排紙載置手段と、前記排紙載置手段の上流に位置する個別に制御可能な複数の排紙ロ−ラと、シ−トの斜行量を検出し、検出した斜行量に基づいて、シ−トの斜行量を補正するように、前記複数の排紙ロ−ラを夫々異なる速度で回転させる調整機構を備え、前記複数の排紙ロ−ラの近傍にシ−トの斜行量を検知する斜行量検知手段を有している。

【選択図】 図1

Description

本発明は、シ−トを給送する画像読取装置に関し、例えば複写機、ファクシミリ装置、プリンタ−、スキャナ−等の画像形成装置に用いられる画像読取装置に関するものである。
画像読取装置や画像形成装置に使用されるシ−ト給送装置では、複数のシ−トを給送する時、排紙部に排紙されたシ−トを揃える手間が発生する。また、シ−トを給紙部に設置する時、シ−トが幅方向に整合していないと、排紙部に排紙されたシ−トを揃える手間が発生する。排紙されたシ−トを揃える手間を省くため、給送されたシ−トを整列して排紙することが必要になる。
排紙方向を制御する技術として、特許文献1が挙げられる。
特許文献1は、別個に制御可能な複数の排出ロ−ラを回転させて、印刷媒体を当該排出ロ−ラの回転接線方向に排出する制御機構と、前記制御機構により排出された前記印刷媒体を保持する排出トレイと、を備え、前記制御機構は、それぞれの排出ロ−ラを異なる速度で回転させて、前記印刷媒体の排出方向を設定することができる印刷装置である。
図14は、特許文献1に記載されている発明の一実施形態が適用された印刷システム10のハ−ドウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に、特許文献1に記載されている印刷装置のハ−ドウェア構成について説明する。
特許文献1にある印刷システム10は、プリンタ100と、情報処理装置200と、が相互に接続されている。情報処理装置200は、図1に示すように、プリンタ100を制御するプリンタドライバ210を有する。プリンタドライバ210は、プリンタ100で印刷可能な印刷デ−タを生成する。また、プリンタ100における印刷を制御するための印刷コマンドを生成する。そして、プリンタドライバ210は、生成した印刷デ−タを、印刷コマンドとともにプリンタ100に送信する。
次に、プリンタ100は、コントロ−ラ110と、印刷エンジン120と、を備えている。コントロ−ラ110は、プリンタ100全体を制御する。印刷エンジン120は、コントロ−ラ110からの指示(制御信号)に基づいて、印刷デ−タの印刷を行う。また、印刷エンジン120は、給紙機構130と、排紙機構140と、を備えている。
給紙機構130は、印刷媒体を、不図示の給紙トレイから印刷エンジン120の所定の印字位置に給紙する。排紙機構140は、印刷エンジン120によって印刷された印刷媒体を排紙する。
図15は、特許文献1に記載されているプリンタ100で行われる、排紙処理について説明するフロ−チャ−トである。
図16は、特許文献1に記載されている、排紙機構140をプリンタ100の上面からみた場合の断面図である。
以下に、特許文献1に記載されているプリンタ100で行われる排紙処理方法についてする。
図15に示すように、コントロ−ラ110は、印刷デ−タを受け取るステップS101での処理が終了してから、印刷媒体の先端が排紙ロ−ラに到達するまでの期間に、印刷媒体の排出方向を決定する(ステップS102)。コントロ−ラ110は、印刷エンジン120が印刷デ−タ毎に、排紙方向を決定する。排紙方向の切り替えは、ジョブ単位や印刷ジョブ単位、ペ−ジのカウント単位で行う。排紙方向決定後、印刷エンジン120は印刷媒体の後端が所定位置を通過する(ステップS103)と、処理をステップS104に移行する。ステップS104に移行すると、印刷エンジン120は排紙ロ−ラの回転制御を行う(ステップS104)。ステップS102で決定された排紙方向に応じて所定の回転速度で排紙ロ−ラを回転させる。
図16に示すように、例えば、ステップS102で決定された排紙方向がAである場合、印刷エンジン120は、右側排紙ロ−ラ141と左側排紙ロ−ラ142を同一速度で回転させる制御を行う。また、ステップS102で決定された排紙方向がBである場合、印刷エンジン120は、右側排紙ロ−ラ141の回転速度を、左側排紙ロ−ラ142の回転速度よりも高速になるように制御する。反対に、右側排紙ロ−ラ141が左側排紙ロ−ラ142よりも低速に回転している場合には、印刷媒体は、排紙方向Aを基準として右側排紙ロ−ラ141側(図示する排紙方向C)に、排紙される。
また、シ−トの斜行を補正する手段として特許文献2が挙げられる。
図17は、特許文献2に記載されている、画像補正部6Aを上面からみた場合の断面図である。
特許文献2は、シ−トの搬送方向右側に位置する斜行検知センサ5Rとシ−トの搬送方向左側に位置する斜行検知センサ5Lでシ−トの有無を検知し、検知情報をもとに斜行補正制御部はそれぞれ右側及び左側ロ−ラ1R及び1Lを駆動制御するシ−ト給送装置である。そのため、精度よく斜行の検出を行って、斜行補正を行うことができる。
特開平7−206202号広報 特開2012−25544号広報
上記特許文献1に記載されている印刷装置の場合、制御機構によって排出ロ−ラを異なる回転速度で回転することで排出方向を設定することができる。
また、上記特許文献2に記載されているシ−ト給送装置の場合、シ−トの斜行量に応じてロ−ラの回転量を調整するため、斜行が補正された状態でシ−トを排出することができる。
上述した課題を解決するために、本発明のシ−ト給送装置は、シ−トを給送するためのシ−ト給送手段と、前記シ−ト給送手段によって給送されるシ−トの画像を読み取る画像読取手段と、シ−トを載置するための排紙載置手段と、前記排紙載置手段の上流に位置する個別に制御可能な複数の排紙ロ−ラと、シ−トの斜行量を検出し、検出した斜行量に基づいて、シ−トの斜行量を補正するように、前記複数の排紙ロ−ラを夫々異なる速度で回転させる調整機構を具備する画像読取装置において前記複数の排紙ロ−ラの近傍にシ−トの斜行量を検知する斜行量検知手段を有していることを特徴とする。
本発明によれば、給送されたシ−ト一枚一枚の斜行量を算出し、斜行量を調整するようシ−トを排紙しているため、画像読取後に斜行しても整列して排紙することができる。そのため、排紙されたシ−トを整列させる手間を省くことが可能である。
本発明に係る画像読取装置の概略断面図 本発明に係る画像読取装置で行われる排紙処理について説明するフロ−チャ−ト 本発明に係る画像読取装置における排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図(S1−1がS1−2より先にシ−トを検知) 本発明に係る画像読取装置における排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図(S1−1、S1−2が同時にシ−トを検知) 本発明に係る画像読取装置における排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図(S1−1がS1−2より後にシ−トを検知) 本発明に係る画像読取装置で行われる、排紙方向を設定した場合の排紙処理について説明するフロ−チャ−ト 本発明に係る画像読取装置における、排紙方向を設定した場合の排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図 本発明に係る画像読取装置における、異なるシ−トサイズに対応するために、排紙センサが移動可能となる場合の排紙処理について説明するフロ−チャ−ト 本発明に係る画像読取装置における、異なるシ−トサイズに対応するために、排紙センサが移動可能となる場合の排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図 本発明に係る画像読取装置における、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えた画像読取装置の、大サイズ用排紙センサで検知した場合の排紙処理について説明するフロ−チャ−ト 本発明に係る画像読取装置における、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えた画像読取装置の、大サイズ用排紙センサで検知した場合の排紙処理について説明するフロ−チャ−ト 本発明に係る画像読取装置における、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えた画像読取装置の、大サイズ用排紙センサで検知した場合の排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図 本発明に係る画像読取装置における、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えた画像読取装置の、小サイズ用排紙センサで検知した場合の排紙機構Aを画像読取装置の上面からみた場合の断面図 特許文献1にある印刷システム10のハ−ドウェア構成の一例を示すブロック図 特許文献1にあるプリンタ100で行われる、排紙処理について説明するフロ−チャ−ト 特許文献1にある排紙機構140をプリンタ100の上面からみた場合の断面図 特許文献2ある画像補正部6Aを上面からみた場合の断面図
本発明にかかるシ−ト給送装置およびこれを備えた画像読取装置について、図を用いて説明する。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、プリンタ−等の他の画像形成装置、スキャナ−等の画像読み取り装置、或いはこれらの機能を適宜組み合わせて有する複合機タイプの画像形成装置であっても良く、該画像形成装置や画像読取装置におけるシ−ト給送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
<実施例1>
図1は本発明の第1の実施形態であるシ−ト給送装置およびこれを備えた画像読取装置を説明するための概略断面図である。
シ−ト積載手段としての給紙トレイ2にはシ−トDが複数積載されている。給紙ロ−ラ3は補助給送手段であり、給紙トレイ2に積載されたシ−トDを給紙トレイ2から送り出す。送りロ−ラ4は、不図示の給送モ−タによって、シ−トDを下流側に給送する方向に回転するよう駆動される。読取ユニット6、7は、シ−トDを読み取るシ−ト読取センサを備えており、シ−トDの読取速度と解像度の設定に基づきライン走査を行う間隔を変更するよう制御される。読取ユニット6、7でシ−トDの画像の読取完了後、シ−トDは画像読取後センサS4を通過する。レジスト前ロ−ラ対8、レジスト後ロ−ラ対9、搬送ロ−ラ対10等の下流側のロ−ラ対は、シ−トを下流に搬送する。排紙センサS1は排紙ロ−ラ下流近傍に、シ−トの給送方向に向いた中心線に関して線対称の位置に配置され(S1−1、S1−2)、シ−ト先端を検知する。排紙センサS1−1とS1−2との間隔は、給送や搬送が可能な最小シ−ト幅よりも狭くなるように配置する。これにより、シ−トが排紙センサS1−1,S1−2を通過した時間差と、シ−トの給送速度からシ−トの斜行角度を制御部5等の不図示のCPUが算出し、当該角度をシ−トDの搬送部における斜行量として認識することができる。不図示のCPUは斜行量算出手段の一例である。なお、斜行量算出手段はハ−ドウエアとソフトウエアのいずれでもよく、それらの組合せでもよい。排紙ロ−ラ対11は、2つ以上の回転部材からなり、左右独立して回転速度を制御することができ、シ−トDをシ−ト積載手段としての排紙トレイ12に搬送する。
図2は、シ−ト給送装置で行われる排紙処理について説明するフロ−チャ−トである。図3、図4、図5は、シ−ト給送装置における排紙機構Aをシ−ト給送装置の上面からみた場合の断面図である
まず、シ−トDの給紙動作を開始し、シ−トDの最も上にあるシ−トDが搬送路に搬送される(ステップS101)。不図示の読取ユニットでシ−トDの画像の読み取りを開始する(ステップ102)。シ−トDの画像の読取が完了し、画像読取後センサS4でシ−トの後端を検知後(ステップS102でYES)、排紙センサS1−1,S1−2のいずれかでシ−ト検知するのを待つ(ステップS103)。排紙センサS1−1,S1−2の両方がシ−ト検知状態となった場合(ステップS103でYES)、排紙センサS1−1,S1−2のシ−ト検知タイミングの時間差と搬送速度をもとに斜行角度を算出する(ステップS104)。排紙ロ−ラは、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111からなり、それぞれ独立して回転数を制御することができる。右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111は、それぞれ、複数の排紙ロ−ラから構成されてもよく、例えば、図示するように、右側排紙ロ−ラ112は、第1の右側排紙ロ−ラ112aと、第2の右側排紙ロ−ラ112bと、から構成され、左側排紙ロ−ラ111は、第1の左側排紙ロ−ラ111aと、第2の左側排紙ロ−ラ111bと、から構成される。また、右側排紙ロ−ラ112と左側排紙ロ−ラ111は、図示する中心線(破線)を対称に設けられている。
シ−トの斜行角度から右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度をそれぞれ決定する(ステップS105)。
図4に示すように、排紙センサS1−1,S1−2が同時にシ−トDを検知したとき角度Vは0であることから、右側排紙ロ−ラ112と左側排紙ロ−ラ111が、同速度で回転する。
一方、図3に示すように、排紙センサS1−1がS1−2より早く検知したとき、シ−トのS1−2側の先端が角度V分だけ多く搬送されるよう、右側排紙ロ−ラ112を速く回転させる。なお、ロ−ラの回転速度比が同じであればよく、右側排紙ロ−ラ112を遅く回転させる制御や、右側排紙ロ−ラ112の回転を止める制御を行ってもよい。
逆に、図5に示すように、排紙センサS1−1,S1−2より遅く検知したとき、シ−トのS1−1側の先端が角度V分だけ多く搬送されるよう、左側排紙ロ−ラ111を速く回転させる。なお、ロ−ラの回転速度比が同じであればよく、左側排紙ロ−ラ111を遅く回転させる制御や、左側排紙ロ−ラ111の回転を止める制御を行ってもよい。また、ロ−ラの回転速度は両方の排紙ロ−ラ(右側排紙ロ−ラ112及び左側排紙ロ−ラ111)の回転速度を変更してもよい。
このようにして、シ−トDの斜行角度を算出または決定する(ステップS105)。シ−トの後端が画像読取後センサを通過し、排紙センサでシ−トの先端を検知してから、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度をそれぞれ変更させる。(ステップS106)。
最後に、排紙ロ−ラ対11を通過したシ−トDを排紙トレイ12上に排出し(ステップS107)、シ−トDの給排紙に係る本処理を終了する。なお、本実施例ではロ−ラの回転速度を速くする制御を行っているが、二つのロ−ラの回転速度比を同じであればよく、回転速度を遅くする制御やロ−ラの回転を止める制御を行ってもよい。
<実施例2>
図6はシ−ト給送装置で行われる、排紙方向を設定した場合の排紙処理について説明するフロ−チャ−トである。
図7は、シ−ト給送装置における、排紙方向を設定した場合の排紙機構Aをシ−ト給送装置の上面からみた場合の断面図である。
まず、ユ−ザは、不図示の操作部を通して、排紙方向(X〜Z)を決定する(ステップS100)。排紙方向の切り替えは、ジョブ単位や印刷ジョブ単位、ペ−ジのカウント単位で行う。排紙方向決定後、不図示のCPUからシ−ト給紙開始の合図により、シ−トDの給紙動作を開始し、シ−トDの最も上にあるシ−トDが搬送路に搬送される(ステップS101)。不図示の読取ユニットでシ−トDの画像の読み取りを開始する(ステップ102)。シ−トDの画像の読取が完了し、画像読取後センサS4でシ−トの後端を検知後(ステップS102でYES)、排紙センサS1−1,S1−2のいずれかでシ−ト検知するのを待つ(ステップS103)。排紙センサS1−1,S1−2の両方がシ−ト検知状態となった場合(ステップS103でYES)、排紙センサS1−1,S1−2のシ−ト検知タイミングの時間差と搬送速度をもとに斜行角度を算出する(ステップS104)。設定された排紙方向と斜行角度から右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度を決定する(ステップS105)。このようにして、シ−トDの斜行角度を算出または決定する(ステップS105)。シ−トの後端が画像読取後センサを通過し、排紙センサでシ−トの先端を検知してから、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度を変更させる。(ステップS106)。
最後に、排紙ロ−ラ対11を通過したシ−トDを設定された排紙方向に排紙されるよう、排紙トレイ12上に排出し(ステップS107)、シ−トDの給排紙に係る本処理を終了する。
<実施例3>
図8は、異なるシ−トサイズに対応するために、排紙センサが移動可能となる場合のシ−ト給送装置で行われる排紙処理について説明するフロ−チャ−トである。図9は、異なるシ−トサイズに対応するために、排紙センサが移動可能となる場合のシ−ト給送装置における排紙機構Aをシ−ト給送装置の上面からみた場合の断面図である。
まず、ユ−ザは、不図示の操作部を通して、シ−トサイズを決定する(ステップS99)、シ−トサイズ決定後、不図示のCPUからシ−ト給紙開始の合図により、シ−トDの給紙動作を開始し、シ−トDの最も上にあるシ−トDが搬送路に搬送される(ステップS101)。不図示の読取ユニットでシ−トDの画像の読み取りを開始する(ステップ102)。シ−トDの画像の読取が完了し、画像読取後センサS4でシ−トの後端を検知後(ステップS102でYES)、排紙センサS1−1,S1−2のいずれかでシ−ト検知するのを待つ(ステップS103)。排紙センサS1−1,S1−2は、シ−トの大きさにより搬送方向垂直方向に、不図示の移動手段により移動可能となっており、シ−トの端部近傍を検知する位置に移動する。排紙センサS1−1,S1−2の両方がシ−ト検知状態となった場合(ステップS103でYES)、センサS1−1,S1−2のシ−ト検知タイミングの時間差と搬送速度をもとに斜行角度を算出する(ステップS104)。排紙ロ−ラは、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111からなり、それぞれ独立して回転数を制御することができる。右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111は、それぞれ、複数の排紙ロ−ラから構成されてもよく、例えば、図示するように、右側排紙ロ−ラ112は、第1の右側排紙ロ−ラ112aと、第2の右側排紙ロ−ラ112bと、から構成され、左側排紙ロ−ラ111は、第1の左側排紙ロ−ラ111aと、第2の左側排紙ロ−ラ111bと、から構成される。また、右側排紙ロ−ラ112と左側排紙ロ−ラ111は、図示する中心線(破線)を対称に設けられている。
シ−トの斜行角度から右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度をそれぞれ決定する(ステップS105)。
このようにして、シ−トDの斜行角度を算出または決定する(ステップS105)。シ−トの後端が画像読取後センサを通過し、排紙センサでシ−トの先端を検知してから、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度をそれぞれ変更させる。(ステップS106)。
最後に、排紙ロ−ラ対11を通過したシ−トDを排紙トレイ12上に排出し(ステップS107)、シ−トDの給排紙に係る本処理を終了する。
なお、本実施例ではロ−ラの回転速度を速くする制御を行っているが、二つのロ−ラの回転速度比を同じであればよく、回転速度を遅くする制御やロ−ラの回転を止める制御を行ってもよい。
<実施例4>
図10は、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えたシ−ト給送装置の、大サイズ用排紙センサで検知した場合のシ−ト給送装置で行われる排紙処理について説明するフロ−チャ−トである。
図11は、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えたシ−ト給送装置の、大サイズ用排紙センサで検知した場合のシ−ト給送装置で行われ排紙処理について説明するフロ−チャ−トである。
図12は、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えたシ−ト給送装置の、大サイズ用排紙センサで検知した場合のシ−ト給送装置における排紙機構Aをシ−ト給送装置の上面からみた場合の断面図である。
図13は、異なるシ−トサイズに対応するために、大サイズ用排紙センサと小サイズ用排紙センサを備えたシ−ト給送装置の、小サイズ用排紙センサで検知した場合のシ−ト給送装置における排紙機構Aをシ−ト給送装置の上面からみた場合の断面図である。
まず、シ−トDの給紙動作を開始し、シ−トDの最も上にあるシ−トDが搬送路に搬送される(ステップS101)。不図示の読取ユニットでシ−トDの画像の読み取りを開始する(ステップ102)。シ−トDの画像の読取が完了し、画像読取後センサS4でシ−トの後端を検知後(ステップS102でYES)、大サイズ用排紙センサS2−1,S2−2、及び、小サイズ用排紙センサS3−1,S3−2のいずれかでシ−ト検知するのを待つ(ステップS103)。
図10に示すように、シ−ト幅の大きいシ−トが搬送された場合、大サイズ用排紙センサS2−1,S2−2、及び小サイズ用排紙センサS3−1,S3−2でシ−トを検知する。大サイズ用排紙センサS2−1,S2−2の両方がシ−ト検知状態となった場合(ステップS103でYES)、大サイズ用排紙センサS2−1,S2−2のシ−ト検知タイミングの時間差と搬送速度をもとに斜行角度を算出する(ステップS104)。
図11に示すように、シ−ト幅の小さいシ−トが搬送された場合、小サイズ用排紙センサS3−1,S3−2でシ−トを検知する。小サイズ用排紙センサS3−1,S3−2の両方がシ−ト検知状態となった場合(ステップS103でYES)、小サイズ用排紙センサS3−1,S3−2のシ−ト検知タイミングの時間差と搬送速度をもとに斜行角度を算出する(ステップS104)。
排紙ロ−ラは、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111からなり、それぞれ独立して回転数を制御することができる。右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111は、それぞれ、複数の排紙ロ−ラから構成されてもよく、例えば、図示するように、右側排紙ロ−ラ112は、第1の右側排紙ロ−ラ112aと、第2の右側排紙ロ−ラ112bと、から構成され、左側排紙ロ−ラ111は、第1の左側排紙ロ−ラ111aと、第2の左側排紙ロ−ラ111bと、から構成される。また、右側排紙ロ−ラ112と左側排紙ロ−ラ111は、図示する中心線(破線)を対称に設けられている。
シ−トの斜行角度から右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度をそれぞれ決定する(ステップS105)。
このようにして、シ−トDの斜行角度を算出または決定する(ステップS105)。シ−トの後端が画像読取後センサを通過し、排紙センサでシ−トの先端を検知してから、右側排紙ロ−ラ112と、左側排紙ロ−ラ111の回転速度をそれぞれ変更させる。(ステップS106)。
最後に、排紙ロ−ラ対11を通過したシ−トDを排紙トレイ12上に排出し(ステップS107)、シ−トDの給排紙に係る本処理を終了する。
なお、本実施例ではロ−ラの回転速度を速くする制御を行っているが、二つのロ−ラの回転速度比を同じであればよく、回転速度を遅くする制御やロ−ラの回転を止める制御を行ってもよい。
上記1〜4の実施例において、排紙センサは排紙ロ−ラ下流に設けているが、排紙センサの位置はこれに限らず、排紙ロ−ラ上流近傍に設けてもよい。
また、上記1〜4の実施例において、排紙ロ−ラ回転速度の制御は、画像の読取が完了後に行われ、画像の読取が終わる前に先端が排紙ロ−ラに達する長尺原稿等では、排紙ロ−ラの回転速度制御は行わない。これによって、画像読取中に斜行補正が行われ、読取画像が歪んでしまうことがないよう制御する。
A・・・排紙機構
D・・・シ−ト、シ−ト束
V・・・斜行角度
1・・・シ−ト給送装置
2・・・給紙トレイ
3・・・給紙ロ−ラ
4・・・送りロ−ラ
5・・・制御部
6,7・・・読取ユニット
8・・・レジスト前ロ−ラ対
9・・・レジスト後ロ−ラ対
10・・・搬送ロ−ラ対
11・・・排紙ロ−ラ対
111・・・左側排紙ロ−ラ
112・・・右側排紙ロ−ラ
12・・・排紙トレイ
S1,S1−1,S1−2・・・排紙センサ
S2−1,S2−2・・・大サイズ用排紙センサ
S3−1,S3−2・・・小サイズ用排紙センサ
S4・・・画像読取後センサ

Claims (4)

  1. シ−トを給送するためのシ−ト給送手段と
    前記シ−ト給送手段によって給送されるシ−トの画像を読み取る画像読取手段と
    シ−トを載置するための排紙載置手段と
    前記排紙載置手段の上流に位置する個別に制御可能な複数の排紙ロ−ラと、
    シ−トの斜行量を検出し、検出した斜行量に基づいて、シ−トの斜行量を補正するように、前記複数の排紙ロ−ラを夫々異なる速度で回転させる調整機構を備え、
    前記複数の排紙ロ−ラの近傍にシ−トの斜行量を検知する斜行量検知手段を有していることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記斜行量検知手段は、前記複数の排紙ロ−ラ下流近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記斜行量検知手段は、シ−トのサイズに対応して斜行を検知できるようシ−トの給送方向垂直方向に移動可能に配置される、または、複数個配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記調整機構は、シ−トが前記画像読取手段を通過後、前記複数の排紙ロ−ラを夫々異なる速度で回転することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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