JP3761103B2 - シリンダ錠における化粧リングの交換装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、シリンダ錠に関する化粧リングの交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダ錠の外筒又はサムターンの軸受筒が嵌め込まれて固定される取付け筒に対し、外観が円錐台状の化粧リングがねじ手段をもって嵌め合わせていることは公知である。このねじ合わせはドアの厚さの変化に対応させて化粧リングの後方端をドア表面に密接させるための一つの微調整手段である。
【0003】
しかしながら、従来のねじ合せ型の化粧リングと取り付け筒との組み付け構造は、現場(シリンダ錠等をドアに取り付ける作業現場)では簡単に脱着できるようなものではないので、ドア厚が大きく変わり、ねじ合わせの微調整では対応できなくなると、異なる高さの化粧リングを備えた別のシリンダ錠組立体と全体として代えなければならず不便であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、シリンダ錠におけるネジ合わせ形式の化粧リングを高さの異なる別の化粧リングと簡単に取り替えることができるようにした交換装置を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明のシリンダ錠における化粧リングの交換装置は、錠箱に固定される取付け筒にシリンダ錠の外筒又はサムターンの軸受筒を後方から差し込み止め板及びねじで抜き差し可能に装着できるようにしてあること;取付け筒の外周の前方に小径部を設けると共に、後方に雄ねじが切られた大径部を設けること;化粧リングの後方に取付け筒大径部の雄ねじに前方からねじ合わせることができる雌ねじ部を設けると共に、化粧リングの前方に取付け筒の小径部に可動に嵌め合わせることができる嵌挿部を設け、化粧リングの前方の嵌挿部と後方の雌ねじ部との間には内径が取付け筒の大径部より大径の空間部を備えること;取付け筒の大径部の半径方向に嵌め孔を穿設すること;及び、前記嵌め孔にその長さよりも長い止めピンを嵌挿し、組立時止めピンの内端をシリンダ錠の外筒又はサムターンの軸受け筒の周面で受けるようにし、止めピンの外端を化粧リングの中間の空間部内に突出させ、該止めピンを化粧リングの前方に向かうねじ戻しに対するストッパとしたことを構成条件とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明について説明する。
この発明は、ロータリーディスクシリンダ錠、ディスクシリンダ錠、ピンタンブラー錠その他任意のシリンダ錠に適用できる。図示例ではロータリーディスクシリンダ錠にこの発明を実施している。
【0007】
また、シリンダ錠に対向して設けられドアの室内側に設けられるサムターン装置に対しても化粧リングを用いるものであれば、この発明は実施され得る。
【0008】
図1〜図4において、錠箱10を介して取付けボルト30等で扉20に固定される取付け筒1には、シリンダ錠の外筒2又はサムターンの軸受筒(以下「外筒2」で代表させる)を後方から差し込み、スペーサ3を介して止め板4及びねじ5で外筒2の後端を押さえ付けてあり、従って、外筒2は取り付け筒1に対し抜き差し可能に装着されていることになる。
【0009】
なお、符号21は外筒2内に収められたシリンダ錠の内筒、22はテイルピース、23は外筒2におけるロッキングバーの突条をなす収容部である。
【0010】
前記の取付け筒1の外周における前方には小径部11が設けられており、また、後方には雄ネジが切られた大径部12が設けられている。符号13は小径部11と大径部12との間の段部、14は取付け筒1の先端部に固着した化粧板である。
【0011】
取付け筒1の外側にねじ合わされて被着される外観が円錐台状をなす中空の化粧リング6は、図示例では、材質や加工上の都合で3つの部材64、65、66をかしめ付け又は溶接等により一体的に組み付けた組立体として構成されているが、一つの部材で形成してもよい。また、取付け筒1の外観は円錐台状に限らず、例えば円筒状とすることもできる。
【0012】
化粧リング6の後方には取付け筒1の大径部12の雄ねじに前方からねじ合わせることができる雌ねじ部62を設けると共に、化粧リング6の前方には、取付け筒1の小径部11に回転方向及び直線方向で可動に嵌め合わせることができる、雌ねじ部62により小径の嵌挿部61を設け、また、化粧リング6の前方の嵌挿部61と後方の雌ねじ部62との間には、内径が取付け筒1の大径部12より大径の空間部63を備えるものとする。
【0013】
前記の嵌挿部61の内端は取付け筒1の段部13に当接することによって化粧リング6が後方に向け抜け出すのを阻止する。
【0014】
更に、上述の取付け筒1の大径部12における好ましくは前方側には、半径方向に向け、肉厚分を貫通する嵌め孔15を穿設する。
【0015】
そして、嵌め孔15には、その嵌め孔15の長さよりも長い止めピン7を嵌挿し、組立時止めピン7の内端をシリンダ錠の外筒2又はサムターンの軸受筒(図示しない)の周面で受けるようにし、止めピン7の外端を化粧リング6の中間の空間部63内に突出させる。
【0016】
従って、その止めピン7は、化粧リング6の前方に向かうねじ戻しに対するストッパの役割を果たし、化粧リング6の抜き取りが阻止される。
【0017】
次に、図1、図2、及び図4において、高さhの化粧リング6を高さの異なる化粧リング6a(高さh1)または6b(高さh2)に差し替える作業について説明する。
【0018】
図4に示すように、まず、ねじ5を外して、取付け筒1から止め板4、スペーサ3及び外筒2を矢印P方向(後方)に向け抜き取り、次いで、止めピン7を取付け筒1の矢印Q方向(内側)に向け抜き出す。
【0019】
ここに、ピン7に雌ネジ62の内縁部が当接することでねじ戻しが阻止されていた化粧リング6の拘束が解かれるので、同リング6は取付け筒1に対しねじ戻され、矢印R方向(前方)に向け抜き取ることができる。
【0020】
そこで、ドア厚に適合する別の化粧リング6a又は6bを、前記とは逆の手順で取付け筒1に対し付け替えればよい。
【0021】
なお、本発明をサムターン装置に対し実施する場合については、図示していないが、シリンダ錠の外筒2がサムターンの軸受け筒に、また、シリンダ錠の内筒21がサムターンの回動軸にそれぞれ相当する。
【0022】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明のシリンダ錠における化粧リングの交換装置によれば、取付け筒に対しねじ合わされている化粧リングを高さの異なる別の化粧リングと簡単に取り替えることができるので、作業者が数種の化粧リングを準備しておけば、持ち合わせのシリンダ錠組立体の化粧リングを差し替えることにより、厚さの異なるすべてのドアに対しそのシリンダ錠組立体を適応させることができるという効果を奏する。
【0023】
また、本発明を実施したシリンダ錠は、それをドアに装着した後は、止めピンが室外側に露出しないので、破錠される恐れもないなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る化粧リングの交換装置を実施したシリンダ錠の側面図。
【図2】その部分縦断側面図。
【図3】ドアとの取付け関係を示すその部分縦断側面図。
【図4】化粧リングの取り外し手段を示す部分縦断分解図。
【符号の説明】
1 取付け筒
2 外筒
4 止め板
5 ねじ
6 化粧リング
7 止めピン
15 嵌め孔
Claims (1)
- 錠箱に固定される取付け筒にシリンダ錠の外筒又はサムターンの軸受筒を後方から差し込み止め板及びねじで抜き差し可能に装着できるようにしてあること;取付け筒の外周の前方に小径部を設けると共に、後方に雄ねじが切られた大径部を設けること;化粧リングの後方に取付け筒大径部の雄ねじに前方からねじ合わせることができる雌ねじ部を設けると共に、化粧リングの前方に取付け筒の小径部に可動に嵌め合わせることができる嵌挿部を設け、化粧リングの前方の嵌挿部と後方の雌ねじ部との間には内径が取付け筒の大径部より大径の空間部を備えること;取付け筒の大径部の半径方向に嵌め孔を穿設すること;及び、前記嵌め孔にその長さよりも長い止めピンを嵌挿し、組立時止めピンの内端をシリンダ錠の外筒又はサムターンの軸受け筒の周面で受けるようにし、止めピンの外端を化粧リングの中間の空間部内に突出させ、該止めピンを化粧リングの前方に向かうねじ戻しに対するストッパとしたことを構成条件とするシリンダ錠における化粧リングの交換装置。
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JP30503395A JP3761103B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | シリンダ錠における化粧リングの交換装置 |
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JP30503395A JP3761103B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | シリンダ錠における化粧リングの交換装置 |
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JP30503395A Expired - Fee Related JP3761103B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | シリンダ錠における化粧リングの交換装置 |
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- 1995-10-30 JP JP30503395A patent/JP3761103B2/ja not_active Expired - Fee Related
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