JP2718656B2 - ハンドルロック - Google Patents

ハンドルロック

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JP2718656B2
JP2718656B2 JP30559795A JP30559795A JP2718656B2 JP 2718656 B2 JP2718656 B2 JP 2718656B2 JP 30559795 A JP30559795 A JP 30559795A JP 30559795 A JP30559795 A JP 30559795A JP 2718656 B2 JP2718656 B2 JP 2718656B2
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Inventor
崎 雅 之 小
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株式会社サンポウロック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機等に使用さ
れるハンドルロックの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のハンドルロックは、例え
ば図6に示す如くシリンダー錠1がハンドル2の筒体2
a内に装着され固定金具3で抜け止めされている。ま
た、シリンダー錠1の内筒後端4は、カム5に挿入され
ており、このカム5が閂部材6を進退させる事により、
バネ7で突出方向に付勢されたハンドル2をハンドルケ
ース8から突出させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成の従来のハンドルロックにおいて、これを破壊する為
に図6に示すようにシリンダー錠1の鍵穴に螺子9を強
引にねじ込み、ねじ込んだ螺子9をバールB等で引き抜
く事により、シリンダー錠内のドライバーピン等を剪断
破壊しつつ、内筒を引き抜いてしまう場合があった。特
に、従来の錠前では、内筒はタンブラーピン、ドライバ
ーピンによって主に保持されていた。したがって、これ
らの内筒の引き抜き破壊に対して無防備であった。一般
に、図6に示す状態で引き抜き破壊を受けた場合、これ
に対抗するのは、ドライバーピンやタンブラーピンの剪
断力のみであった。更に、錠前全体が引き抜かれてしま
う虞も存在した。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので錠前の鍵穴にタッピングネジ等を打ち
込み、内筒及び錠前全体を引き抜こうとしても引き抜く
事ができないハンドルロックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハンドルロ
ックは、扉側に固定されたハンドルケースと、該ハンド
ルケースに回動可能に内装された内ケースボルトと、該
内ケースボルト内に収納され、かつ外方向に突出するよ
うにバネ付勢されたハンドルと、該ハンドルの筒体部に
装着された錠前とからなるハンドルロックにおいて、内
筒とこの内筒を回動自在に保持する外筒とを備えた錠前
の外筒後端部に螺合されるシリンダリングと、該シリン
ダリングの後端部に回動可能に支承されたカム部材と、
該カム部材の軸芯部に形成された貫通孔から突出した内
筒延設部をナットで前記カム部材と一体的に固定したこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、前記ハンドルロックは、錠前の固定
されるべき部材の装着穴の両端に一部臨んで形成された
挿入孔に略隙間なく挿入される固定金具で固定された事
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように、本発明に係るハンドルロックによ
れば、内筒が筒後端部に螺合されたシリンダリングに回
動可能に支承されたカム部材と内筒延設部をナットで一
体的に固定したので、内筒及び錠前全体の引き抜き破壊
に対する強度を向上できる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図1は、本発明の一実施例であるハンドルロ
ックの使用状態を示す一部を切欠いた側面図、図2は本
発明の一実施例であるハンドルロックの固定金具部を示
す正面図、図3は本発明の一実施例であるハンドルロッ
クに使用されるのカム部材を示す背面図、図4は同ハン
ドルロックに使用されるカム部材とシリンダリングとの
遊嵌状態を示す一部を切欠いた側面図、図5は、ハンド
ルロックの組立図である。
【0009】本実施例では、ハンドルロックの筒体10
に取り付ける場合について説明する。ここで、ハンドル
ロックは、図5に示すように扉側に固定されたハンドル
ケース26と、該ハンドルケース26に回動可能に内装
された内ケースボルト27と、該内ケースボルト27内
に収納され、かつ外方向に突出するようにバネ付勢され
たハンドル28と、該ハンドル28の筒体10に装着さ
れたシリンダー錠等とから構成されている。
【0010】ハンドルロックの筒体10に形成された、
取り付け穴11内に固定金具12及びビス13で固定さ
れている。固定金具12は、図1,2に示すように全体
が略U字状をしており、錠の両側面を挟む平行部12
a,12aと、ビス穴を有した天井部12bとから構成
されている。また、筒体10に形成された取り付け穴1
1と、固定金具12の平行部12aが挿入される挿入穴
14とは一部連通しており、挿入された固定金具12
は、平行に切削されたハンドルロックの両端部を押さえ
る。
【0011】また、固定金具12は、挿入穴14に対し
て略隙間なく、形成されているので、錠を引き抜こうと
しても、平行部12aが外側に変形して抜ける虞もな
い。
【0012】シリンダリング15は円筒形をしており、
内周面に螺子15aが刻設されている。また、シリンダ
リング15の後端部には、溝16とリング溝17が形成
されている。また、リング溝17には、リング19が装
着され、このリング19は同時にカム部材20の接合溝
21とも遊嵌されて、カム部材20をシリンダリング1
5に対して回動可能に保持する。
【0013】また、溝16に、リングを装着して、螺合
される錠前の後端位置を規制してもよい。この様にリン
グで螺合する錠前の後端位置を規制する場合には、螺子
の端部を規制位置限度いっぱいに形成する場合に比べて
螺子の有効長を長くする事ができる。
【0014】カム部材20は、短筒部20aとカム部2
0bとを有しており、カム部20bの軸芯には、錠前の
内筒後端延設部が突出する貫通孔22が形成されてい
る。また、短筒部20aの外周には、接合溝21が形成
されている。
【0015】以上の様に構成された、ハンドルロックの
組立手順について説明する。先ず、図4に示すようにシ
リンダリング15のリング溝17に装着されたリング1
9によりカム部材20をシリンダリング15に対して回
動可能に遊嵌する。
【0016】次いで、錠前23の後端部をシリンダリン
グ15の螺子15aに螺合させる。シリンダリング15
は、錠前23の後端部が第1リング18に当接する迄ね
じ込んで行く。シリンダリング15を錠前23の後端部
が当接して、これ以上ねじ込めなくなる迄螺着した後、
カム部20bの貫通孔22から突出した内筒後端延設部
24にナット25を螺着し、錠前23の内筒とカム部材
20が一体的に回動するよう構成する。カム部材20に
対向して一対の閂部材18が配設されており、カム部材
20の回動に伴って、筒体10から突出、待避する。
【0017】次に、以上のように構成されたシリンダリ
ング15及びカム部材20を備えた錠前23をハンドル
ロックの筒体10の取り付け穴11内に装着する。装着
した後、筒体10の挿入穴14に固定金具12を上方か
ら差し込み、ビス13で固定する。
【0018】固定金具12は、錠前23に螺着されたシ
リンダリング15の先端面15bと当接すると共に、平
行に切削加工された錠前23の両側面を挟んで固定す
る。また、固定金具12の平行部12aは、挿入穴14
に対して略隙間なく形成されているので、錠前23を引
き抜く力に対して、平行部12aが外方向に膨らみ変形
する事がない。したがって、錠前23を強固に固定する
事ができる。
【0019】以上のように構成されたハンドルロック
は、カム部材20がシリンダリング15に対して回動可
能に支持されると共に、内筒後端延設部24が、カム部
材20に対してナットで固定されているので、鍵穴にネ
ジ等を打ち込んで、内筒を引き抜こうとしても、内筒が
タンブラーピン、ドライバーピンのみならず、外筒と螺
合したシリンダリング15及びカム部材20、固定金具
12によっても支持されているので、引き抜き破壊強度
を著しく向上する事ができる。
【0020】また、固定金具12も挿入穴14に対して
隙間なく挿入されているので、錠前23全体の引き抜き
破壊に対しても安全強度を増す事ができる。更に、シリ
ンダリング15及びナット25で固定されたカム部材2
0は、固定金具12がシリンダリング15に当接してい
るので、錠前全体の引き抜き強度を向上する事ができ
る。
【0021】尚、以上の実施例では、シリンダリング1
5とカム部材20との係合をリング溝17と接合溝21
との間にリング19を装着し、回動可能に保持する場合
について説明したが、これに限る事なく、カム部材20
がシリンダリング15に対して回動可能であればカシメ
等の他の方法であってもよい。本発明は以上の実施例に
限ることなく本発明の技術思想に基づいて種々の設計変
更が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、扉側に固定
されたハンドルケースと、該ハンドルケースに回動可能
に内装された内ケースボルトと、該内ケースボルト内に
収納され、かつ外方向に突出するようにバネ付勢された
ハンドルと、該ハンドルの筒体部に装着された錠前とか
らなるハンドルロックにおいて、内筒とこの内筒を回動
自在に保持する外筒とを備えた錠前の外筒後端部に螺合
されるシリンダリングと、該シリンダリングの後端部に
回動可能に支承されたカム部材と、該カム部材の軸芯部
に形成された貫通孔から突出した内筒延設部をナットで
前記カム部材と一体的に固定したので、内筒の引き抜き
破壊に対する強度を著しく向上する事ができる。また、
錠前全体の引き抜き強度を向上できる。
【0023】前記ハンドルロックは、錠前の固定される
べき部材の装着穴の両端に一部臨んで形成された挿入孔
に略隙間なく挿入される固定金具で固定されたので、錠
前全体の引き抜き破壊に対しての強度を増す事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるハンドルロックの使用
状態を示す一部を切欠いた側面図である。
【図2】本発明の一実施例であるハンドルロックの固定
金具部を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例であるハンドルロックに使用
されるのカム部材を示す背面図である。
【図4】同ハンドルロックに使用されるカム部材とシリ
ンダリングとの遊嵌状態を示す一部を切欠いた側面図で
ある。
【図5】本発明の一実施例であるハンドルロックの組立
図である。
【図6】従来のハンドルロックに対する内筒引き抜き破
壊の模式的説明図である。
【符号の説明】
B バール 1 シリンダー錠 2 ハンドル 3 固定金具 4 内筒後端 5 カム 6 閂部材 7 バネ 8 ハンドルケース 9 螺子 10 筒体 11 取り付け穴 12 固定金具 12a 平行部 13 ビス 14 挿入穴 15 シリンダリング 15a 螺子 15b 先端面 16 溝 17 リング溝 18 閂部材 19 リング 20 カム部材 20a 短筒部 20b カム部 21 接合溝 22 貫通孔 23 錠前 24 延設部 25 ナット 26 ハンドルケース 27 内ケースボルト 28 ハンドル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉側に固定されたハンドルケースと、該
    ハンドルケースに回動可能に内装された内ケースボルト
    と、該内ケースボルト内に収納され、かつ外方向に突出
    するようにバネ付勢されたハンドルと、該ハンドルの筒
    体部に装着された錠前とからなるハンドルロックにおい
    て、内筒とこの内筒を回動自在に保持する外筒とを備え
    た錠前の外筒後端部に螺合されるシリンダリングと、該
    シリンダリングの後端部に回動可能に支承されたカム部
    材と、該カム部材の軸芯部に形成された貫通孔から突出
    した内筒延設部をナットで前記カム部材と一体的に固定
    したことを特徴とするハンドルロック。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルロックは、錠前の固定され
    るべき部材の装着穴の両端に一部臨んで形成された挿入
    孔に略隙間なく挿入される固定金具で固定された事を特
    徴とする請求項1記載のハンドルロック。
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