JPH08511843A - 無開き勝手隠しねじ取り付け機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 様々な厚さの扉に取付可能で内側及び外側ハンドル組立体の両方に隠しねじを有する開け勝手のない扉錠が扉の開け勝手に従って逆にできる内側及び外側シャーシを備えている。内側シャーシは外側ハンドル組立体を取付ける隠しねじを備えると共に内側ハンドル組立体を取付けるねじ付スタッドを備えている。ハンドル組立体は機能的に互換性があるが、シャーシの適当な取付けが扉の内側からだけアクセスできる隠された取付ねじと取付特徴をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】 無開き勝手隠しねじ取付け機構 発明の背景 本発明は、一般的にいえば扉金物に関し、さらに詳しくいえば両開き取付けが でき内側及び外側の錠部分に隠しねじがある扉錠に関する。 扉錠を選択するとき、扉の開き勝手は、取付けねじが露出していると保安が保 てなくなるドアノブの不適切な取付け又はレバーの逆さま又は後向き取付けを避 けるように考慮しなければならない。異なる設計の扉錠と建築上の要求又は使用 上の要求によって課せられる開き勝手の要求の間の可能な無数の組合せを考慮す ることが必要なことは、在庫の必要事項、建設の遅延及び取付けの間違いの修正 のためにかなりの費用の負担を生ずる。これらの障害は、建設中又は模様変え中 の、扉金物取付けに通じている人には周知である。 上述のことは、現在の装置と方法にあると知られている欠点を例示している。 従って、上述の欠点の一つ以上を解消することを目的とした代替品を提供するこ とが有益であることは明らかである。それ故に、後でさらに完全に開示する特徴 を備える適当な代替品を提供する。 発明の概要 本発明の一つの面において、これは内側と外側の部材の両方に隠しねじを有し 、外側ハンドル組立体とボルト引っ張り棒カムに係合する手段を有する外側シャ ーシと、内側ハンドル組立体とボルト引っ張り棒カムとに係合する手段と、内側 及び外側ハンドル組立体を隠しねじで取付ける手段とを有する内側シャーシと、 内側シャーシに取付ける二つの互換性あるハンドル組立体とを備える扉錠を提供 することによって達成される。 前述及びその他の面は添付図面と関連して考慮するとき本発明の以下の詳細な 説明から明らかになる。 図面の簡単な説明 図１は本発明による扉錠取付け機構の分解部分断面立面図である。 詳細な説明 本発明を説明するときに、用語「ハンドル組立体」、「ノブ組立体」、及び「 レバー組立体」は、互換性をもって用いられている。それらは掛金機構を操作す るために手で握られる扉錠の部分のことだけいうための包括的な形で用いられる 。 図１は、本発明による扉錠取付装置の分解部分断面立面図である。錠又はラッ チボルト組立体は、それが本発明の一部分を成していないので例示されていない が、それは、普通に入手できる多数のこの種のラッチボルト機構のどれであって もよい。ほかの点では、本発明の錠は、ブシュ２０の中に回転可能に捕えられる ノブ１５から成る二つの同一のハンドル組立体１０を備えている。捕える方法、 すなわちＥリング又はその他の普通に用いられる保持装置、は示されていない。 ブシュ２０は雌ねじを切られており、保持リング、成形フレア又はそのような回 転可能な保持の適用対象に用いられるその他の手段によってトリムリング１００ の中にそれ自体回転自在に捕えられる。トリムリング１００は、扉の空洞の中に 突き出ている二つ以上の雌ねじ付中空柱を備えている。ブシュ２０は、ブシュ２ ０を内側シャーシ１５０のスタッド１７０にねじ結合するためにトルクを加える 設備（図示なし）を適宜に備えている。両方のハンドル組立体１０は、機能的に 同一であり、ノブ１５が対称である限り完全に互換性があることは明らかである 。レバー又はその他の非対称なハンドルの場合には、機能的互換性はなお当ては まるが、実際の互換性は制限されることがある。ハンドル１５は、縦の歯、コー ナ、又はスピンドルの相手の縦の輪郭に係合する溝を有する穴１８又はスピンド ルソケットを備えていることに注意すべきである。 外側シャーシ５０と内側シャーシ１５０は、共通な若干の特徴と若干のわずか に異なる特徴を備えている。シャーシ５０の本体は、ハンドル組立体１０の雌ね じ付柱３０を収容する二つ以上の穴を持っている。スリーブ７０はシャーシ本体 から外向きに突き出て、ハンドル組立体１０の前述のスピンドルの穴１８と噛み 合うように設計された縦の輪郭を持っている外側スピンドル８５を支えている。 外側スピンドル８５は、内側スピンドル８０が従動配置状態で捕えられる穴８２ を有する外側が円筒形の部分を持っている。内側スピンドル８０と穴８２は、内 側スピンドル８０と外側スピンドル８５を一緒に回転するように拘束する縦に噛 み合う形を持っている。バイアス手段８３はまた、内側スピンドル８０を伸長位 置に押しやるように外側スピンドル８５の穴８２の中に入っている。内側スピン ドル８０は、図に示されていないかしめ又はその他の普通の手段によって穴８２ の中に捕えられている。 内側シャーシ１５０は二、三の重要な例外を除いて外側シャーシ５０と事実上 同一である。取付脚１３０は、ノブ組立体１０の雌ねじ付柱３０とはまるように 間隔をあけられている。扉空洞に挿入されて外側シャーシ５０と一線に並べられ るとき、取付脚１３０は柱３０が取付脚１３０の中の位置合わせ穴１６５の中に 滑かにはまるように雌ねじ付柱３０と重なる。取付ねじ１６０が内側シャーシ１ ５０の内側表面から取付脚１３０を通して雌ねじ付柱３０のねじと係合するよう に挿入される。しっかり締められると、内側シャーシ１５０、外側シャーシ５０ 及び握り組立体１０を互いにしっかり固定された関係に保持する。柱３０は外側 シャーシ５０にある穴を通して位置合わせ穴１６５の中に伸び入って種々の厚さ の扉のための調節を可能にする入れ子式配置になる。取付脚１３０はまた取付ね じ１６０の頭の後にくぼみ１６８を備えている。これらのくぼみは、ノブ組立体 が扉の内側に取付けられるとき、ノブ組立体１０の雌ねじ付柱３０を収容する。 スピンドル１８０と１８５は、外側シャーシ５０のスピンドルカップルについて 説明したと同様にスピンドル穴１８２とスピンドルバイアス８３によって同じ関 係を持っている。スタッド１７０は、その穴の中でスピンドル１８５を支持し、 一方、雄ねじはハンドル組立体１０のブシュ２０との接続能力を与える。この接 続能力は、機能的に同一なハンドル組立体１０のどちらをも内側シャーシ１５０ に取付けできるようにし、内側シャーシ１５０と外側シャーシ５０の位置を単に 逆にすることによって扉の開け勝手を変える、すなわち開け勝手に適応できる点 で本発明の重要な特徴である。外側シャーシ５０のスリーブ７０が雄ねじを持っ ていないので、ブシュ２０の雌ねじに噛み合わないことに注意されたい。従って 、 取付け後は、外側ハンドル組立体１０は、取付ねじ１６０にもまた取付スタッド １７０にもアクセスできないようにする。また内側ハンドル組立体１０の雌ねじ 付柱３０は、ハンドル組立体がスタッド１７０によって内側シャーシ１５０に最 終的に取付けられるとき、取付脚１３０のくぼみ１６８の中に滑かにはめ込まれ ることに注意されたい。 扉錠は２本の取付柱と２本の取付脚を持っているように書かれているが、いう までもなく３本以上の脚を備えていてもよい。寸法、重量及び取付けの強度要件 が最終的には必要な取付脚の数を決める。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．内側部材と外側部材の両方に隠しねじを有し、 外側ハンドル組立体とボルト引っ張り棒カムに係合する手段を有する外 側シャーシと、 内側ハンドル組立体とボルト引っ張り棒カムに係合しやはり内側及び外 側ハンドル組立体を隠しねじに取付ける手段を有する内側シャーシと、 前記内側シャーシに取付ける二つの互換性のあるハンドル組立体とを備 える扉錠。 ２．前記内側及び外側シャーシにあって、ボルト引っ張り棒カムに係合する 手段が軸方向に固定された外側スピンドルを備え、前記外側スピンドルはその内 向き端に非円筒形軸方向穴を有し、前記穴は取付けられた扉のラッチボルト組立 体のボルト引っ張り棒カムに係合するのに十分な距離穴から突き出ている軸方向 に合同に成形されて捕えられた内側スピンドルを含んでいる請求項１に記載の扉 錠。 ３．内側及び外側ハンドル組立体を前記内側シャーシに取付ける前記手段が 前記内側シャーシに付いており、扉の内側面に前記互換性のあるハンドル組立体 の内側ハンドル組立体の回転自在に取付けられたブシュの雌ねじとねじ係合する 雄ねじ付スタッドと、前記隠しねじを含み前記ハンドル組立体の外側の一つにあ る雌ねじ付柱に入れ子式に係合する２本以上の取付脚を備える請求項１に記載の 扉錠。 ４．異なる厚さの扉にしっかりはまるように前記錠を調節する手段をさらに 備える請求項３に記載の扉錠。 ５．前記内側及び外側シャーシに取付けられ、それぞれ前記内側ハンドル組 立体と前記外側ハンドル組立体に係合する前記手段が内側及び外側ハンドルにあ るスピンドル穴を備え、前記穴が前記内側及び外側シャーシにあるスピンドルの 合同な縦の輪郭と噛み合う縦の輪郭を持っている請求項１に記載の扉錠。