JP2764026B2 - 引抜破壊防止錠 - Google Patents
引抜破壊防止錠Info
- Publication number
- JP2764026B2 JP2764026B2 JP125196A JP125196A JP2764026B2 JP 2764026 B2 JP2764026 B2 JP 2764026B2 JP 125196 A JP125196 A JP 125196A JP 125196 A JP125196 A JP 125196A JP 2764026 B2 JP2764026 B2 JP 2764026B2
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- retaining ring
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- cylinder
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、会社等の各
種施設のロッカー扉、自動販売機等に使用される錠前に
関するものである。
種施設のロッカー扉、自動販売機等に使用される錠前に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、シリンダー錠は、図６に示すよ
うに内筒５と外筒６から構成され、内筒５の抜け止めの
為に、内筒の後端で外筒６の後端近傍にリング溝７を形
成し、このリンク溝に抜け止リング８を嵌合していた。
また、内筒５の回転角を規制する為に回転規制板９が嵌
合されたものが存在した。
うに内筒５と外筒６から構成され、内筒５の抜け止めの
為に、内筒の後端で外筒６の後端近傍にリング溝７を形
成し、このリンク溝に抜け止リング８を嵌合していた。
また、内筒５の回転角を規制する為に回転規制板９が嵌
合されたものが存在した。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のシリンダー錠では、内筒５の軸線方向の剪断力に対
抗する部材は、一次的には抜け止リング８のみであっ
た。しかし、抜け止リング８は、上方の解放されたリン
グ溝７内に弾性材から成る環状体が自己の弾性力で嵌合
されているだけであった。したがって、内筒５に強力な
引き抜き力が働くと、抜け止リング８は、矢印Ａ方向に
変形して膨らみ、内筒が抜けてしまう事があり、錠前の
安全性に欠けると云う欠点が存在した。
来のシリンダー錠では、内筒５の軸線方向の剪断力に対
抗する部材は、一次的には抜け止リング８のみであっ
た。しかし、抜け止リング８は、上方の解放されたリン
グ溝７内に弾性材から成る環状体が自己の弾性力で嵌合
されているだけであった。したがって、内筒５に強力な
引き抜き力が働くと、抜け止リング８は、矢印Ａ方向に
変形して膨らみ、内筒が抜けてしまう事があり、錠前の
安全性に欠けると云う欠点が存在した。
【０００４】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので、内筒を容易に引き抜く事ができない
引抜破壊防止錠を提供することにある。
みなされたもので、内筒を容易に引き抜く事ができない
引抜破壊防止錠を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る引抜破壊防
止錠は、内筒と、外筒とから成るシリンダー錠におい
て、内筒の後端部に形成された抜け止リング用溝と、該
抜け止リング用溝に嵌合される抜け止リングと、該抜け
止リングの外周に装着されるスペーサと、前記外筒の後
端部に形成された前記スペーサを外周から押える凹部と
を備えた事を特徴とするものである。
止錠は、内筒と、外筒とから成るシリンダー錠におい
て、内筒の後端部に形成された抜け止リング用溝と、該
抜け止リング用溝に嵌合される抜け止リングと、該抜け
止リングの外周に装着されるスペーサと、前記外筒の後
端部に形成された前記スペーサを外周から押える凹部と
を備えた事を特徴とするものである。
【０００６】前記スペーサは、内筒の回転角度規制板で
後端が規制されることを特徴とするものである。前記ス
ペーサは、筒状体であることを特徴とするものである。
後端が規制されることを特徴とするものである。前記ス
ペーサは、筒状体であることを特徴とするものである。
【０００７】このように、本発明に係る引抜破壊防止錠
は、内筒に嵌合された抜け止リングとスペーサとが外筒
の後端凹部に装着されているので、抜け止リングが外側
に膨む事がない。
は、内筒に嵌合された抜け止リングとスペーサとが外筒
の後端凹部に装着されているので、抜け止リングが外側
に膨む事がない。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明の
一実施例を説明する。図１は本発明の一実施例である引
抜破壊防止錠の断面図、図２は同引抜破壊防止錠の外筒
を示す一部を切り欠いた側面図、図３は同引抜破壊防止
錠の内筒を示す側面図である。引抜破壊防止錠１０は、
キーの挿入されるキー溝１１ｂを有した内筒１１と、こ
の内筒１１を回転自在に支える外筒１２とから構成され
ている。
一実施例を説明する。図１は本発明の一実施例である引
抜破壊防止錠の断面図、図２は同引抜破壊防止錠の外筒
を示す一部を切り欠いた側面図、図３は同引抜破壊防止
錠の内筒を示す側面図である。引抜破壊防止錠１０は、
キーの挿入されるキー溝１１ｂを有した内筒１１と、こ
の内筒１１を回転自在に支える外筒１２とから構成され
ている。
【０００９】外筒１２は、図１，２に示すように内筒１
１を回動自在に保持する為の孔１２ａと、後端部にスペ
ーサ１３を外周から押える凹部１４が形成されている。
凹部１４は、孔１２ａと同軸状でこれより大径に形成さ
れている。また、外筒１２の後端には、突起１５が形成
されており、回転角度規制板１６の一部と係合して、内
筒１１の回転角を制限する。
１を回動自在に保持する為の孔１２ａと、後端部にスペ
ーサ１３を外周から押える凹部１４が形成されている。
凹部１４は、孔１２ａと同軸状でこれより大径に形成さ
れている。また、外筒１２の後端には、突起１５が形成
されており、回転角度規制板１６の一部と係合して、内
筒１１の回転角を制限する。
【００１０】内筒１１は、図１，３に示すように外観が
略円柱状をしており、正面に径の大きな頭部１１ａを有
するとともに後端部近傍（外筒１２の後端部に位置する
部位）に抜け止リング用溝１７が、形成されている。
略円柱状をしており、正面に径の大きな頭部１１ａを有
するとともに後端部近傍（外筒１２の後端部に位置する
部位）に抜け止リング用溝１７が、形成されている。
【００１１】スペーサ１３は、図４，５に示す如く、円
筒状をしており、外径は、前記外筒１２の凹部１４とほ
ぼ等しく形成されている。また、内径は、抜け止リング
用溝１７に嵌合された抜け止リング１８の外周と略等し
く構成されている。
筒状をしており、外径は、前記外筒１２の凹部１４とほ
ぼ等しく形成されている。また、内径は、抜け止リング
用溝１７に嵌合された抜け止リング１８の外周と略等し
く構成されている。
【００１２】次に、以上のように構成された引抜破壊防
止錠の組立手順について説明する。先ず、外筒１２に内
筒１１を挿入した後、内筒の後端から抜け止リング用溝
１７に抜け止リング１８を嵌合する。抜け止リング用溝
１７に抜け止リング１８を嵌合した後、その上からスペ
ーサ１３を装着する。スペーサ１３は、抜け止リング１
８の外周を押さえると共に、外筒１２に形成された凹部
１４に挿嵌される。したがって、この状態で、内筒１１
は、自由に回転する。
止錠の組立手順について説明する。先ず、外筒１２に内
筒１１を挿入した後、内筒の後端から抜け止リング用溝
１７に抜け止リング１８を嵌合する。抜け止リング用溝
１７に抜け止リング１８を嵌合した後、その上からスペ
ーサ１３を装着する。スペーサ１３は、抜け止リング１
８の外周を押さえると共に、外筒１２に形成された凹部
１４に挿嵌される。したがって、この状態で、内筒１１
は、自由に回転する。
【００１３】このように構成された、引抜破壊防止錠１
０は、内筒１１を強力な力で軸線方向に引き抜こうとし
ても、抜け止リング１８及びスペーサ１３により抜ける
事がない。つまり、内筒１１の引き抜き力に対して抜け
止リング１８が外側に膨らもうとしても、外周をスペー
サ１３によって押さえられているので、膨らむ事なく、
抜け止リング１８が抜け止リング用溝１７から抜ける事
がない。更に、スペーサ１３は、外筒１２に形成された
凹部１４に挿嵌されているので、スペーサ１３自体が膨
張する事がなく、抜け止リング１８を強固に保持でき
る。
０は、内筒１１を強力な力で軸線方向に引き抜こうとし
ても、抜け止リング１８及びスペーサ１３により抜ける
事がない。つまり、内筒１１の引き抜き力に対して抜け
止リング１８が外側に膨らもうとしても、外周をスペー
サ１３によって押さえられているので、膨らむ事なく、
抜け止リング１８が抜け止リング用溝１７から抜ける事
がない。更に、スペーサ１３は、外筒１２に形成された
凹部１４に挿嵌されているので、スペーサ１３自体が膨
張する事がなく、抜け止リング１８を強固に保持でき
る。
【００１４】スペーサ１３は、更に回転角度規制板１６
に依って押さえられているので、スペーサ１３の位置が
ずれる事もなく、外部から内筒１１を引き抜く事は困難
である。
に依って押さえられているので、スペーサ１３の位置が
ずれる事もなく、外部から内筒１１を引き抜く事は困難
である。
【００１５】尚、本発明は以上の実施例にのみ限ること
なく本発明の技術範囲内において種々の設計変更が可能
である。
なく本発明の技術範囲内において種々の設計変更が可能
である。
【００１６】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る内筒と、外筒とから成るシリンダー錠において、内筒
の後端部に形成された抜け止リング用溝と、該抜け止リ
ング用溝に嵌合される抜け止リングと、該抜け止リング
の外周に装着されるスペーサと、前記外筒の後端部に形
成された前記スペーサを外周から押える凹部とを備えた
ので、内筒を容易に引き抜く事ができない。
る内筒と、外筒とから成るシリンダー錠において、内筒
の後端部に形成された抜け止リング用溝と、該抜け止リ
ング用溝に嵌合される抜け止リングと、該抜け止リング
の外周に装着されるスペーサと、前記外筒の後端部に形
成された前記スペーサを外周から押える凹部とを備えた
ので、内筒を容易に引き抜く事ができない。
【００１７】また、前記スペーサは、内筒の回転角度規
制板で後端が規制されるので、内筒の引き抜き力によっ
て移動する事なく、強固に抜け止リング１８を保持し、
抜け止リング１８が抜け止リング用溝１７からずれる事
がない。
制板で後端が規制されるので、内筒の引き抜き力によっ
て移動する事なく、強固に抜け止リング１８を保持し、
抜け止リング１８が抜け止リング用溝１７からずれる事
がない。
【図１】本発明の一実施例である引抜破壊防止錠の断面
図である。
図である。
【図２】同引抜破壊防止錠の外筒を示す一部を切り欠い
た側面図である。
た側面図である。
【図３】同引抜破壊防止錠の内筒を示す側面図である。
【図４】本発明の引抜破壊防止錠に使用するスペーサを
示す側面図である。
示す側面図である。
【図５】本発明の引抜破壊防止錠に使用するスペーサを
示す正面図である。
示す正面図である。
【図６】従来のシリンダー錠の一例を示す一部を切欠い
た側面図である。
た側面図である。
【符号の説明】 ５ 内筒 ６ 外筒 ７ リング溝 ８ 抜け止リング ９ 回転規制板 １０ 引抜破壊防止錠 １１ 内筒 １１ａ 頭部 １１ｂ キー溝 １２ 外筒 １３ スペーサ １４ 凹部 １５ 突起 １６ 回転角度規制板 １７ 抜け止リング用溝 １８ 抜け止リング
Claims (3)
- 【請求項１】 内筒と、外筒とから成るシリンダー錠に
おいて、内筒の後端部に形成された抜け止リング用溝
と、該抜け止リング用溝に嵌合される抜け止リングと、
該抜け止リングの外周に装着されるスペーサと、前記外
筒の後端部に形成された前記スペーサを外周から押える
凹部とを備えた事を特徴とする引抜破壊防止錠。 - 【請求項２】 前記スペーサは、内筒の回転角度規制板
で後端が規制されることを特徴とする請求項１記載の引
抜破壊防止錠。 - 【請求項３】 前記スペーサは、筒状体であることを特
徴とする請求項１記載の引抜破壊防止錠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP125196A JP2764026B2 (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 引抜破壊防止錠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP125196A JP2764026B2 (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 引抜破壊防止錠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09189150A JPH09189150A (ja) | 1997-07-22 |
| JP2764026B2 true JP2764026B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=11496241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP125196A Expired - Fee Related JP2764026B2 (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 引抜破壊防止錠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2764026B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006022619A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Miwa Lock Co Ltd | 扉用錠前 |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP125196A patent/JP2764026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09189150A (ja) | 1997-07-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980224 |
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